JPH07260850A - サーボアナライザ - Google Patents

サーボアナライザ

Info

Publication number
JPH07260850A
JPH07260850A JP4693194A JP4693194A JPH07260850A JP H07260850 A JPH07260850 A JP H07260850A JP 4693194 A JP4693194 A JP 4693194A JP 4693194 A JP4693194 A JP 4693194A JP H07260850 A JPH07260850 A JP H07260850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
circuit
output
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4693194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Imamoto
雅巳 今元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP4693194A priority Critical patent/JPH07260850A/ja
Publication of JPH07260850A publication Critical patent/JPH07260850A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】測定回路の応答時間による遅れを考慮しつつも
高速な測定を行うことが可能なサーボアナライザを実現
すること。 【構成】本発明は、被測定システムに正弦波信号を出力
する信号源と、被測定システムより信号を入力しデジタ
ル変換するA/D変換器と、このA/D変換器の出力を
入力し、上記被測定システムにおける伝達関数を求める
ためのフーリエ積分回路と、このフーリエ積分回路から
出力信号を入力し、この出力信号における時間の微分変
化を検出する遅れ検出回路と、この遅れ検出回路から得
られる出力を入力し、入力された情報に基づいて、前記
信号源、A/D変換器、フーリエ積分回路、遅れ検出回
路および表示回路の動作を制御するための信号を出力す
る制御回路と、を設けたことを特徴とするサーボアナラ
イザである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正弦波信号を被測定シ
ステムに供給し、その応答の測定を行うサーボアナライ
ザに関し、詳しくは、その被測定システムの応答遅れに
よる測定誤差を改善しつつ、測定時間を短縮したサーボ
アナライザに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からのサーボアナライザの構成図を
図3に示し、このサーボアナライザを用いて測定をする
際における被測定システムと本体サーボアナライザとの
接続関係を図4に示す。図3において、1Aおよび1B
はA/D変換器で各々チャネル1および2から入力した
信号をデジタル変換する。2は、AD変換器1A,1B
から入力したデジタルデータの情報に基づいて測定周波
数の信号成分のみを求め、さらに被測定システムにおけ
る伝達関数を算出するためのフーリエ積分回路である。
【0003】3はフーリエ積分回路からの情報に基づい
て、測定結果を表示するためのスケーリング演算、表示
メモリへの描画、および表示器に出力できる信号への変
換を行う表示回路である。
【0004】4は外部の被測定システムに任意の周波数
の正弦波信号を掃引して出力する信号源である。また、
サーボアナライザを使用する者が指定した測定したい周
波数範囲、周波数分解能(あるいは測定ポイント数)等
によって、出力する信号の周波数は決まる。
【0005】信号源4ではある周波数fi の信号を一定
期間出力し、その周波数fi に対する被測定システムで
の応答の測定をサーボアナライザで行い、次にfi より
やや高い周波数の正弦波信号を出力し、被測定システム
での応答の測定を行う。
【0006】このように信号源4で制限波信号の周波数
を掃引して出力し、その周波数毎に測定を繰り返して被
測定システムの周波数特性を得る。5はAD変換器1
A,1B、フーリエ積分回路2、表示回路3、信号源4
での動作を制御するための信号を出力する制御回路であ
る。
【0007】図4において、10は図3の構成を有する
サーボアナライザで、20はサーボアナライザ10によ
って測定される被測定システムであるサーボ回路であ
る。21は制御回路、22は駆動回路、23はアクチュ
エータ、24は帰還回路で25,26は信号加算手段で
ありサーボ回路20を構成するものである。
【0008】このような構成における動作を説明する。
まず、サーボアナライザ10を構成する信号源4から出
力された正弦波信号はサーボ回路20内の加算手段26
に入力されると同時に、サーボアナライザ10内のチャ
ネル1(CH1)にも入力される。またサーボ回路20
内の (a)点における信号をサーボアナライザ10のチャ
ネル2(CH2)に入力する。
【0009】このようにサーボアナライザ10では、信
号源4から出力した信号をチャネル1から入力し、サー
ボ回路20の (a)点における信号をチャネル2から入力
し、これらの信号をA/D変換器1A,1Bでデジタル
変換する。
【0010】フーリエ積分回路2では、AD変換器1A
から入力したデジタルデータに、応答を求めたい周波数
i の制限波信号の正弦波と余弦波をそれぞれ乗算す
る。これらの乗算結果を一定数加算すると周波数fi
外の周波数成分はほとんど0となる。このようにして、
AD変換器1Aを介して入力した信号の周波数fiの成
分の値が得られ、またAD変換器1Bを介して入力した
信号の周波数fi の成分の値も同様の方法で得られる。
このAD変換器1Bを介した信号の周波数fi の成分の
値をAD変換器1Aから入力した信号の周波数fi の成
分の値で割ることで伝達関数を算出する。
【0011】このような測定を行うと、サーボ回路20
での応答が極めて遅い場合には、信号源4から出力し加
算手段26で加えた信号によりサーボ回路20が応答し
た結果に基づく信号が、サーボアナライザ10のチャネ
ル2より入力される前にサーボアナライザ10での測定
が終了してしまうという問題がある。
【0012】このような問題を解消すべく、掃引する各
々の信号毎に(例えば仮にその周波数の内のひとつを周
波数fi とするならば)信号源4から一定期間に渡り、
周波数fi の信号を出力し、多数のサーボ回路20の
(a)点における信号をサンプリングしたものから周波数
i の成分の信号レベルを求め、平均化するなどして、
この応答時間に対する影響を軽減する必要があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、応答遅れ
による誤差を防ぐため1つの周波数成分に対する応答を
求めるにも平均化処理を行わなくてはならず、測定に長
時間を要し、さらに、ある測定に必要な周波数帯に渡っ
て各々の周波数の信号の伝達関数を求め全体の周波数特
性の測定を行うには、測定時間は極めて長くなるという
問題が発生する。本発明は、このような問題を解決し、
サーボ回路の応答時間を考慮しつつも短時間で測定を行
うことが可能なサーボアナライザを提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、被測定システ
ムに正弦波信号を出力する信号源と、被測定システムよ
り信号を入力しデジタル変換するA/D変換器と、この
A/D変換器の出力を入力し、上記被測定システムにお
ける伝達関数を求めるためのフーリエ積分回路と、この
フーリエ積分回路から出力信号を入力し、この出力信号
における時間の微分変化を検出する遅れ検出回路と、前
記遅れ検出回路から得られる出力を入力し、入力された
情報に基づいて前記信号源、A/D変換器、フーリエ積
分回路および遅れ検出回路の動作を制御するための信号
を出力する制御回路と、を設けたことを特徴とするサー
ボアナライザである。
【0015】
【作用】サーボ回路の応答遅れ時間を自動的に検出し、
この検出結果により測定のタイミングの制御を行うた
め、サーボ回路の応答時間を考慮しつつも短時間で測定
を行うことが可能なサーボアナライザを提供することが
可能となる。
【0016】
【実施例】図1に、本発明によるサーボアナライザの一
実施例の構成図を示す。図において図2と同様のもの
は、同一の符号を付す。また被測定対象のサーボ回路2
0は従来例と同様に図4に示すように接続する。6はフ
ーリエ積分回路2から得られる出力を入力し、入力値の
微分変化を求めることによって、サーボ回路20におけ
る応答による遅れ時間[Δt]を求めるための遅れ検出
回路である。制御回路5では、この遅れ検出回路6から
得られる出力に基づいてフーリエ積分回路2で演算する
動作等の制御を行う。
【0017】このような構成における動作を説明する。
従来例と同様にチャネル1には信号源4からの出力信号
が入力され、チャネル2にはサーボ回路20の (a)点の
信号が入力される。この入力された信号はA/D変換器
1A,1Bでデジタル変換され、フーリエ積分回路2に
入力される。
【0018】図4に示すサーボ回路20における周波数
0 〜fk の周波数特性の測定を行う場合について説明
する。このとき信号源4では、周波数f0 の正弦波信号
を一定時間出力し、その後徐々に高い周波数に切り換え
て正弦波信号を出力することで周波数の掃引をしつつ最
後には周波数fk の正弦波信号を出力し、各々の周波数
において求めた伝達関数からサーボ回路20の周波数応
答特性を測定する。
【0019】図2を用いて、信号源4からこの最初の周
波数f0 が出力された状態の動作を説明する。このとき
図2 (A)はチャネル1に入力される信号(出力信号)の
周波数f0 のフーリエ積分の時間変化でサーボ回路20
の入力振幅を表し、 (B)はチャネル2に入力される信号
の周波数f0 のフーリエ成分の時間変化である出力振幅
を表す。また、出力振幅(B) を2階微分すると[0]に
なる時点(以下「遅れ時間」をΔtとする。
【0020】このとき、信号源4から周波数f0 の正弦
波信号が出力され、この周波数f0の制限波信号は、サ
ーボ回路20の加算手段26およびチャネル1に入力さ
れる。このチャネル1に入力された信号をフーリエ積分
すると 入力振幅(A) に示すように、出力が開始すると
ほぼ同時に安定状態となる。一方、この期間にチャネル
2より入力された応答信号は、図2 (B)出力振幅に示す
ように、周波数f0 の正弦波信号の出力が開始された
後、遅れ時間[Δt]だけ遅れて定常状態となる。
【0021】フーリエ積分回路2では、この図2の出力
振幅(B)に該当するデータを遅れ検出回路6に出力す
る。遅れ検出回路6では、これらのデータをもとに2階
微分演算を行い、遅れ時間[Δt]を算出し、制御回路
5に出力する。このように制御回路5では、遅れ検出回
路6から遅れ時間[Δt]の情報を入力する。この遅れ
時間[Δt]はサーボ回路20における応答遅れ時間に
該当する。
【0022】この遅れ時間[Δt]経過の後、フーリエ
積分回路2では再び、チャネル1,2より入力され、デ
ジタル変換された信号に対し、正弦波と余弦波をそれぞ
れ乗算し、この乗算結果のデータを一定数加算すること
で、周波数f0の信号成分の値を求め、さらに伝達関数
を測定する。このときは、周波数f0 の応答がまだ表れ
ない遅れ時間[Δt]経過の以前の影響がないので、こ
の演算に必要なデータを取り込むための期間を充分長く
する必要がない。
【0023】この後、信号源4からは周波数f1 ,2
…と周波数を掃引して正弦波信号が出力される。これら
周波数f1以上の伝達関数を求めるには、信号源4から
出力される正弦波信号の周波数が切換わった後、遅れ時
間[Δt]以上経過した後にA/D変換器1A,1Bか
ら得られるデジタルデータを用いて、フーリエ積分回路
2で正弦波と余弦波をそれぞれ乗算する等して演算処理
を行うことになる。
【0024】このような構成を用いたことで、測定対象
のサーボ回路20の応答時間に大きな遅れ時間があって
も、充分長い期間データを取り込んで平均化演算する必
要のないサーボアナライザを提供する事が可能となる。
【0025】なお、以上の説明では、周波数特性を求め
る際に最初に出力された周波数f0を用いて、遅れ時間
[Δt]を検出するという構成としたが、遅れ時間検出
モードを設け、遅れ時間[Δt]を検出してもよい。
【0026】この場合、使用者等の選択により遅れ時間
検出モードになると、信号源4から予め定められた周波
数fr の正弦波信号が出力される。フーリエ積分回路2
では、チャネル1より入力した周波数fr の正弦波信号
およびチャネル2より入力したこの応答による信号の各
々をフーリエ積分した図2に該当する値を求める。遅れ
検出回路6では、この図2の出力振幅(B) を2階微分し
てサーボ回路20での応答の遅れ時間[Δt]を検出す
る。
【0027】この、遅れ時間[Δt]は制御回路5に出
力され、第1の実施例と同様に信号源4から出力される
正弦波信号の周波数が切り換わり遅れ時間[Δt]経過
後に、フーリエ積分回路2で演算を行い伝達関数を求め
る動作が行われる。
【0028】
【発明の効果】本発明により、応答による遅れ時間[Δ
t]を自動的に検出し、この遅れ時間[Δt]後のデー
タのみを用いて測定を行うため、従来例で行っていた平
均化処理を行う必要がないので、被測定システムの応答
遅れを考慮しつつも測定時間を短縮することが可能とな
った。
【0029】具体的に説明すると、従来例のままでは、
図4の遅れ時間[Δt]中の信号が無い状態でのデータ
の影響を軽減するため(遅れ時間)の数十倍の期間のデ
ータを平均化処理する必要があったが、本発明によれ
ば、遅れ時間[Δt]がサーボアナライザ10に認識さ
れているため、遅れ時間[Δt]経過後にサンプリング
したデータを用いて測定できるので、 (遅れ時間+必要最小の測定時間) で測定が終了することから測定時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の一実施例の動作の説明図である。
【図3】従来例の構成図である。
【図4】従来例および本発明に外部の測定対象を接続し
た場合の接続図である。
【符号の説明】
1A,1B A/D変換器 2 フーリエ積分回路 3 表示回路 4 信号源 5 制御回路 6 遅れ検出回路 10 サーボアナライザ 20 サーボ回路 21 制御回路 22 駆動回路 23 アクチュエータ 24 帰還回路 25,26 加算手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定システムに正弦波信号を出力する信
    号源と、 被測定システムより信号を入力しデジタル変換するA/
    D変換器と、 このA/D変換器の出力を入力し、上記被測定システム
    における伝達関数を求めるためのフーリエ積分回路と、 このフーリエ積分回路から出力信号を入力し、この出力
    信号における時間の微分変化を検出する遅れ検出回路
    と、 前記遅れ検出回路から得られる出力を入力し、入力され
    た情報に基づいて前記信号源、A/D変換器、フーリエ
    積分回路および遅れ検出回路の動作を制御するための信
    号を出力する制御回路と、 を設けたことを特徴とするサーボアナライザ。
JP4693194A 1994-03-17 1994-03-17 サーボアナライザ Pending JPH07260850A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4693194A JPH07260850A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 サーボアナライザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4693194A JPH07260850A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 サーボアナライザ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07260850A true JPH07260850A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12761077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4693194A Pending JPH07260850A (ja) 1994-03-17 1994-03-17 サーボアナライザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07260850A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100542681B1 (ko) * 1998-12-10 2006-04-12 삼성전자주식회사 서보성능 분석을 위한 보드 플롯 획득방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100542681B1 (ko) * 1998-12-10 2006-04-12 삼성전자주식회사 서보성능 분석을 위한 보드 플롯 획득방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6071966A (ja) デジタルスペクトルアナライザ
JPH07260850A (ja) サーボアナライザ
JP2002055128A (ja) 交流信号測定器
JP2736810B2 (ja) 平均値測定装置
JPH0894690A (ja) サーボアナライザ
JP4996992B2 (ja) インピーダンス測定装置
JPH05188105A (ja) インパルス応答測定装置
JP2600820B2 (ja) 標本化周波数変換装置
JPS6321511A (ja) 試験用パルス発振装置
JP3284146B2 (ja) 波形データ演算装置
JP3171466B2 (ja) ベクトル電圧比測定方法およびベクトル電圧比測定装置
JP2896401B2 (ja) 広帯域電力計
JPH03269372A (ja) 周波数特性測定装置
JPS62198741A (ja) 核磁気共鳴装置における自動位相補正方式
JPS59195166A (ja) 周波数粗測定方式
JPH0413979A (ja) 抵抗値測定装置
JPH0798336A (ja) サンプリング式測定装置
JPS6071967A (ja) デジタルスペクトルアナライザ
JP2002090393A (ja) 測定器の入力回路
JPH0392770A (ja) 広帯域電力計
JPH06137916A (ja) 電磁流量計
JPS5837526A (ja) 周波数特性測定方法
WO2006054391A1 (ja) チューナの特性を測定する装置
JPH07260851A (ja) サーボアナライザ
JPH06222107A (ja) ヒステリシス幅の測定方法