JPH07259433A - パワーウインドウ装置 - Google Patents

パワーウインドウ装置

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JPH07259433A
JPH07259433A JP6052152A JP5215294A JPH07259433A JP H07259433 A JPH07259433 A JP H07259433A JP 6052152 A JP6052152 A JP 6052152A JP 5215294 A JP5215294 A JP 5215294A JP H07259433 A JPH07259433 A JP H07259433A
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window glass
closing
dog
detection switch
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Yukio Iwasaki
幸雄 岩崎
Katsuhide Kumagai
勝秀 熊谷
Hiromitsu Mizuno
水野  博光
Fumio Umeda
文雄 梅田
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】極めて簡単な作業で閉鎖検出スイッチの作動時
期を確実に窓枠の閉鎖位置とすることが可能となって、
精度の高い閉鎖位置検出を行なうことができるパワーウ
インドウ装置を提供することを目的とする。 【構成】モータの回転に基づいてウインドウガラスを昇
降させるレギュレータをドア内に設ける。レギュレータ
とともに上昇するキャリアプレート7にはドグ14を設け
る。サイドドアの固定部には閉鎖検出スイッチ35を上下
方向に移動調節可能に設けるとともに、任意の移動調節
位置においてリベット37,長孔34によって位置決め可能
とする。この構成により、ウインドウガラスが閉鎖位置
に達したとき、ドグ14により閉鎖検出スイッチ35がスラ
イド調節されるとともに、その調節後の位置に位置決め
されるので、以降の昇降操作において確実に閉鎖検出ス
イッチ35により閉鎖位置を正確に検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウインドウガラスをモ
ータによって開閉動作させるパワーウインドウ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のサイドドア等のウインド
ウガラスをモータにより自動的に開閉させるパワーウイ
ンドウ装置としては、ワイヤ式レギュレータとアーム式
レギュレータの2種類が知られている。
【0003】ワイヤ式レギュレータについて説明する
と、ウインドウガラスの下端に固定されたキャリアプレ
ートは上下方向に延びるガイドレールに沿って移動可能
に支持されている。そのキャリアプレートの上下からは
それぞれワイヤが繰り出され、ガイドレールの上下両端
に設けられたガイドローラを経由して単一の巻取ドラム
に互いに反対方向となるように巻付けられている。そし
て、この巻取ドラムをモータにより正逆回転駆動するこ
とにより、一方のワイヤが巻取ドラムから繰り出される
とともに、他方のワイヤが前記一方のワイヤの繰出し量
と同じ量だけ巻取ドラムに巻き取られてウインドウガラ
スが昇降するようになっている。
【0004】次に、アーム式レギュレータについて説明
すると、リフトアームが当該アームの下端付近に設けら
れた軸を中心に回動可能に設けられ、そのリフトアーム
の長手方向の中心付近にはイコライザアームが回動可能
に軸止されている。リフトアーム及びイコライザアーム
の先端にはそれぞれローラが設けられている。これら両
ローラが水平方向に延びるリフトアームブラケットに嵌
め込まれ、両ローラはリフトアームブラケットに沿って
転動可能に支持されている。そのリフトアームブラケッ
トにはウインドウガラスの下端が固定されており、モー
タの正逆回転によりリフトアームを駆動させてリフトア
ームとイコライザアームのなすX型の角度を変えること
により、ウインドウガラスが昇降するようになってい
る。
【0005】従来、この種のパワーウインドウ装置にお
いて、ドアの窓枠とウインドウガラスとの間に異物が挟
まれた場合に、ウインドウガラスを停止又は降下させる
ことにより異物の挟まれを回避する挟まれ防止機構が提
案されている。
【0006】この挟まれ防止機構としては、ウインドウ
ガラスの昇降のための駆動源としてDCモータを用い、
このDCモータのトルクと電流値とが比例する特性を利
用して、ウインドウガラスの閉鎖方向への移動時に急激
に電流値が上がった時に異物を挟んでいると検知するタ
イプのものがある。その他のタイプとしては、モータの
回転数を検出し、その回転数が急激に低下したときに異
物を挟んでいると検知するものがある。
【0007】このような挟まれ防止機構では、ウインド
ウガラスが完全に閉鎖する時、すなわちウインドウガラ
スが窓枠に当接する時、異物を挟んだときと同じように
電流値が急激に上がったり、回転数が急激に低下すると
いう現象が起きる。
【0008】従って、ウインドウガラスが完全に閉鎖し
たことを検出するための閉鎖検出スイッチと、このスイ
ッチを作動させる作動部材とをそれぞれ設け、閉鎖検出
スイッチが作動した時は、異物を挟んだ状態とは区別し
て制御している。すなわち、ウインドウガラスが窓枠に
当接した閉鎖位置では、モータを逆転させることなくモ
ータを停止させてその閉鎖位置を保持するようにモータ
を駆動制御するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ウインドウ
ガラスの閉鎖位置にて閉鎖検出スイッチが正確にオンさ
れるようになっていないと、ウインドウガラスの閉鎖方
向への移動途中で閉鎖検出スイッチが作動部材によりオ
ンされて、異物が挟まった状態でもウインドウガラスが
降下しない虞れがある。
【0010】そこで、ウインドウガラスの閉鎖位置にて
閉鎖検出スイッチが正確にオンされるように閉鎖検出ス
イッチ及び作動部材をドア,ガラス,レギュレータの寸
法公差を計算して取付けなければならない。そのため、
従来では閉鎖検出スイッチ及び作動部材の取付け作業が
煩雑となって組立効率の低下の要因となっていた。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、極めて簡単な作業で閉
鎖検出部材の作動時期を確実に閉鎖位置とすることが可
能となって、精度の高い組付作業を効率良く行なうこと
ができるパワーウインドウ装置を提供することにある。
【0012】又、本発明のその他の目的は、上記目的に
加え、精度をより一層向上し、かつコスト低減を図るこ
とができるパワーウインドウ装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の第1の発明においては、モータの
正方向への回転に基づいてウインドウガラスを閉鎖方向
へ移動させ、モータの逆方向への回転に基づいてウイン
ドウガラスを開放方向へ移動させるレギュレータを備
え、ウインドウガラスが閉鎖位置に達したとき閉鎖検出
部材を作動させる作動部材を設け、その閉鎖検出部材の
作動に基づいてウインドウガラスが閉鎖位置に達したこ
とを検出するパワーウインドウ装置において、閉鎖検出
部材又は作動部材のうち、いずれか一方をモータの回転
に連動して動作する可動部に設けるとともに、他方を固
定部に設け、閉鎖検出部材を前記一方の部材の移動方向
に沿って移動調節可能に設け、閉鎖検出部材をレギュレ
ータの動作に関連してウインドウガラスが閉鎖位置へ移
動するにつれ移動させる移動部材を設け、かつ前記閉鎖
検出部材を任意の移動調節位置にて位置決め可能な位置
決め手段を設けたものである。
【0014】請求項2記載の発明においては、モータの
正方向への回転に基づいてウインドウガラスを閉鎖方向
へ移動させ、モータの逆方向への回転に基づいてウイン
ドウガラスを開放方向へ移動させるレギュレータを備
え、ウインドウガラスが閉鎖位置に達したとき閉鎖検出
部材を作動させる作動部材を設け、その閉鎖検出部材の
作動に基づいてウインドウガラスが閉鎖位置に達したこ
とを検出するパワーウインドウ装置において、閉鎖検出
部材又は作動部材のうち、いずれか一方をモータの回転
に連動して動作する可動部に設けるとともに、他方を固
定部に設け、作動部材を前記一方の部材の移動方向に沿
って移動調節可能に設け、作動部材をレギュレータの動
作に関連してウインドウガラスが閉鎖位置へ移動するに
つれ移動させる移動部材を設け、かつ前記作動部材を任
意の移動調節位置にて位置決め可能な位置決め手段を設
けたものである。
【0015】請求項3記載の発明においては、請求項1
記載のパワーウインドウ装置において、作動部材及び移
動部材を一体形成したものである。請求項4記載の発明
においては、請求項1又は請求項2記載のパワーウイン
ドウ装置において、固定部に設けられた閉鎖検出部材又
は作動部材を移動調節可能としたものである。
【0016】
【作用】請求項1記載の発明によれば、モータが回転し
てウインドウガラスが閉鎖方向へ移動すると、閉鎖検出
部材が移動部材により可動部に設けられた閉鎖検出部材
又は作動部材の移動方向に沿って移動調節される。従っ
て、ウインドウガラスが閉鎖位置に達したとき、作動部
材により閉鎖検出部材が作動するように設定される。そ
して、この設定位置に移動調節された閉鎖検出部材は位
置決め手段により確実に位置決めされるため、以降は正
確な閉鎖位置の検出を行なうことが可能となる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、モータが回
転してウインドウガラスが閉鎖方向へ移動すると、作動
部材が移動部材により可動部に設けられた閉鎖検出部材
又は作動部材の移動方向に沿って移動調節される。従っ
て、ウインドウガラスが閉鎖位置に達したとき、作動部
材により閉鎖検出部材が作動するように設定される。そ
して、この設定位置に移動調節された作動部材は位置決
め手段により確実に位置決めされるため、以降は正確な
閉鎖位置の検出を行なうことが可能となる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加え、作動部材及び移動部材を一体形
成したため、一層のコスト低減を図ることができると共
に、組付作業も容易となる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、固定部に設
けられた閉鎖検出部材又は作動部材が移動調節されるた
め、ウインドウガラスの昇降によって移動調節された閉
鎖検出部材又は作動部材が動くことがない。従って、可
動部に設けられた閉鎖検出部材又は作動部材を移動調節
する場合に比べ、調節後の位置がずれることがなくな
り、信頼性が向上する。
【0020】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明を車両のサイドドアに設け
られたワイヤ式レギュレータに具体化した第1実施例を
図1〜図4に従って説明する。
【0021】図2に示すように、サイドドア1のアウト
サイドフレーム2には上下方向に沿う前後一対のロワフ
レーム3が設けられている。ウインドウガラス4の前後
両辺は両ロワフレーム3によって上下方向へスライド可
能に支持されている。そして、ウインドウガラス4はサ
イドドア1に設けられた窓枠1aの上端に当接した閉鎖
位置と窓枠1aにより形成された空間を開放する開放位
置との間をスライド移動する。
【0022】両ロワフレーム3間にはワイヤ式レギュレ
ータ5が設けられている。このワイヤ式レギュレータ5
について以下に説明する。アウトサイドフレーム2に
は、両ロワフレーム3間のほぼ中間に位置し、かつ上下
方向に延びるガイドレール6が固定されている。ガイド
レール6にはキャリアプレート7が昇降可能に支持さ
れ、このキャリアプレート7にウインドウガラス4の下
辺がボルト止めされている。
【0023】キャリアプレート7には、該キャリアプレ
ート7から上方へ延びるワイヤ8と下方へ延びるワイヤ
9とがそれぞれ固着されている。これら両ワイヤ8,9
はガイドレール6の上下両端にそれぞれ取付けられたガ
イドローラ10,11を経由して単一の巻取ドラム12
にその巻回方向が互いに逆になるように巻回されてい
る。巻取ドラム12はモータ13と連結され、モータ1
3の回転に基づいて巻取ドラム12が回転するようにな
っている。
【0024】従って、モータ13の正方向回転により上
方のワイヤ8が巻取ドラム12に巻取られるとともに、
下方のワイヤ9が上方のワイヤ8の巻取量と同じ量だけ
巻取ドラム12から繰り出され、ウインドウガラス4が
キャリアプレート7と共に上昇する。又、モータ13の
逆方向回転により上方のワイヤ8が巻取ドラム12から
繰り出されるとともに、下方のワイヤ9が上方のワイヤ
8の繰出量と同じ量だけ巻取ドラム12から巻取られ、
ウインドウガラス4がキャリアプレート7と共に降下す
る。
【0025】次に、ウインドウガラス4が窓枠1aに当
接した閉鎖位置にあることを検出する閉鎖検出機構につ
いて説明する。図1及び図4に示すように、キャリアプ
レート7には、作動部材及び移動部材を構成するドグ1
4を下方から支持する下部支持片7aと左右両側方から
支持する一対の側部支持片7bが形成されている。これ
ら下部支持片7a及び側部支持片7bにより樹脂製のド
グ14が所定位置に位置決め保持されている。
【0026】ドグ14の上端には斜状の案内部14aが
形成され、下端にはインサイドフレーム15へ向け突出
する押圧部14bが形成されている。サイドドア1のイ
ンサイドフレーム15上部にはスイッチステム16が設
けられている。すなわち、スイッチステム16はその上
下両端がインサイドフレーム15に向かって延びた後イ
ンサイドフレーム15に沿って延びるように折曲形成さ
れ、上下両端部がインサイドフレーム15に溶接されて
いる。そして、インサイドフレーム15とスイッチステ
ム16との間には空間部Eが形成され、この空間部Eに
閉鎖検出部材としての閉鎖検出スイッチ17のリーフレ
バー18がドグ側へ向くように閉鎖検出スイッチ17が
取付けられている。
【0027】スイッチステム16には上下方向に延びか
つ前記空間部Eへ突出する突条19が形成され、この突
条19に閉鎖検出スイッチ17に形成された溝20が案
内されている。又、スイッチステム16の中央には閉鎖
検出スイッチ17の図1における左方への移動を規制す
る規制片16aが形成されている。従って、閉鎖検出ス
イッチ17は上下方向へのみ移動可能となっている。
【0028】閉鎖検出スイッチ17には溝20と平行に
延びるように多数の歯が連続して設けられた連続歯21
が形成されている。一方、スイッチステム16には突条
19と平行に延びる長孔22が形成され、この長孔22
により弾性を有するストッパ片23が形成されている。
このストッパ片23には、断面く字状をなし閉鎖検出ス
イッチ17へ向けて突出する突起23aが形成され、連
続歯21に係合するようになっている。この係合状態は
ストッパ片23の弾性力により保持されるようになって
いる。前記連続歯21及びストッパ片23により本発明
の位置決め手段が構成されている。
【0029】そして、ドグ14の上昇に伴い、案内部1
4aに沿ってリーフレバー18が閉鎖検出スイッチ17
側へおされて閉鎖検出スイッチ17が作動するようにな
っている。又、ドグ14の上昇に伴い、押圧部14bに
より閉鎖検出スイッチ17の下端が押し上げられて閉鎖
検出スイッチ17が上昇するようになっている。又、閉
鎖検出スイッチ17は連続歯21の隣接する歯同士の間
隔により決定される任意の位置にて位置決めされるよう
になっている。
【0030】更に、閉鎖検出スイッチ17が図1の実線
で示すように下方に配置された状態ではウインドウガラ
ス4が閉鎖位置に達しないように、又閉鎖検出スイッチ
17の上昇途中においてウインドウガラス4が閉鎖位置
に達するように、スイッチステム16の取付け位置が設
定されている。
【0031】次に、上記のように構成された第1実施例
のパワーウインドウ装置の作用及び効果について説明す
る。まず、作業者は閉鎖検出スイッチ17を取付けるに
あたり、当該閉鎖検出スイッチ17をスイッチステム1
6の空間部Eのうち下方に配置しておく(図1の実線位
置)。この状態で、パワーウインドウの図示しない上昇
スイッチを操作すると、モータ13が作動してキャリア
プレート7と共にドグ14及びウインドウガラス4が上
昇する。
【0032】すると、ウインドウガラス4の上昇途中に
おいて、ドグ14の案内部14aにリーフレバー18が
案内され、閉鎖検出スイッチ17が作動するとともに、
ドグ14の押圧部14bが閉鎖検出スイッチ17の下端
に当接し、押圧部14bにより閉鎖検出スイッチ17を
押圧する。この時、ドグ14の押し上げ力により、スト
ッパ片23の連続歯21との係合状態を保つ弾性力に抗
してドグ14と共に閉鎖検出スイッチ17が上昇する。
【0033】やがて、ウインドウガラス4が窓枠1aに
当接する閉鎖位置に達すると、モータ13が自動的に停
止する。この閉鎖位置において、閉鎖検出スイッチ17
は図1の2点鎖線に示すように上方へ移動調節される。
【0034】その後、再びウインドウガラス4を昇降さ
せても、閉鎖検出スイッチ17は連続歯21にストッパ
片23の突起23aが噛み合うことにより前記調節後の
位置に保持されているため、確実に閉鎖位置を検出する
ことができる。
【0035】従って、この第1実施例によれば、閉鎖検
出スイッチ17の組付時には当該スイッチ17を大まか
に組付けておけば、ウインドウガラス4の一回の上昇操
作によって確実に閉鎖位置を検出できる位置に閉鎖検出
スイッチ17を移動調節することができる。しかも、こ
の移動調節された閉鎖検出スイッチ17はその調節後の
位置に確実に位置決めされる。
【0036】よって、サイドドア1,ウインドウガラス
4,ワイヤ式レギュレータ5の寸法公差を計算して取付
ける必要がなくなり、閉鎖検出スイッチ17の組付作業
を極めて容易に行なうことができるとともに、閉鎖検出
スイッチ17により正確にウインドウガラス4の閉鎖位
置を検出することができる。
【0037】又、この第1実施例では、固定部であるイ
ンサイドフレーム15に設けた閉鎖検出スイッチ17を
移動調節可能とした。その結果、2回目以降のウインド
ウガラス4の昇降によって移動調節された閉鎖検出スイ
ッチ17が動くことがないため、キャリアプレート7等
の可動部に設けたドグ14を移動調節可能とする場合に
比べ、調節後の位置がずれることがなくなり、信頼性が
向上する。
【0038】(第2実施例)次に、本発明を具体化した
第2実施例を図5及び図6に従って説明する。尚、この
第2実施例において、前記第1実施例と同様の部材につ
いては同一の符号を付して説明を省略する。従って、以
下には第1実施例と異なった点を中心に説明する。
【0039】この第2実施例は、閉鎖検出スイッチ及び
その取付け構造のみが第1実施例と異なっている。サイ
ドドア1のインサイドフレーム15には、ボディ取付ス
テム31がその取付片32に形成された上下一対のボル
ト孔32aを介してボルト止めされている。ボディ取付
ステム31の上下両端には折返片31aが形成され、こ
の折返片31aにより樹脂製のスイッチステム33の上
下両辺が取付け固定されている。そして、ボディ取付ス
テム31とスイッチステム33との間に空間部Eが形成
されている。
【0040】スイッチステム33には上下方向に延びる
長孔34が形成されている。又、閉鎖検出部材としての
閉鎖検出スイッチ35の上下2ヵ所にリベット孔36が
形成されている。そして、ボディ取付ステム31とスイ
ッチステム33との間の空間部Eには閉鎖検出スイッチ
35が収容され、図6(a)に示すように、閉鎖検出ス
イッチ35が一対の金属製リベット37及びリベット止
め38により取付けられている。図6(b)に示すよう
に、このリベット37の頭部37a下面には軸部37b
を周回するように多数の突起37cが一体形成されてい
る。
【0041】そして、閉鎖検出スイッチ35はスイッチ
ステム33の長孔34に沿ってスライド可能となってい
る。又、任意のスライド位置でリベット37の突起37
aが樹脂製のスイッチステム33に噛み込むことにより
位置決めされるようになっている。前記スイッチステム
33及びリベット37により本発明の位置決め手段が構
成されている。
【0042】又、閉鎖検出スイッチ35が図5の実線で
示すように下方に配置された状態ではウインドウガラス
4が閉鎖位置に達しないように、又閉鎖検出スイッチ3
5が長孔34に沿って上昇する途中においてウインドウ
ガラス4が閉鎖位置に達するように、スイッチステム3
3及びボディ取付ステム31の取付け位置が設定されて
いる。
【0043】このように構成された第2実施例において
も、上記第1実施例と同様の作用効果を奏する。又、金
属製リベット37の突起37cと樹脂製スイッチステム
33との噛み合いによって所定位置に閉鎖検出スイッチ
35を位置決めするとともに、閉鎖検出スイッチ35に
はリベット孔36を形成するのみであるため、構成が簡
単となって製造コストの低減を図ることができる。
【0044】更に、上記第1実施例では連続歯21の隣
接する歯同士の間隔を最小単位として調整可能であった
が、この第2実施例では無段階に調節可能であるため、
閉鎖検出スイッチ35の位置設定を極めて正確に行なう
ことができ、精度の高い閉鎖位置検出が可能となる。
【0045】(第3実施例)次に、本発明を具体化した
第3実施例を図7〜図9に従って説明する。尚、この第
3実施例において、前記第1実施例と同様の部材につい
ては同一の符号を付して説明を省略する。従って、以下
には第1実施例と異なった点を中心に説明する。
【0046】この第3実施例は、閉鎖検出スイッチ及び
その取付け構造のみが第1実施例と異なっている。サイ
ドドア1のインサイドフレーム15には、ボディ取付ス
テム41がその取付片42に形成された上下一対のボル
ト孔42aを介してボルト止めされている。図9に示す
ように、ボディ取付ステム41には上下方向に延びる取
付孔41aが形成され、この取付孔41aにスイッチス
テム43が挿入された状態で溶接されている。そして、
ボディ取付ステム41とスイッチステム43との間に空
間部Eが形成されている。
【0047】ボディ取付ステム41には前記取付孔41
aと平行に延びる長孔41bが形成されている。スイッ
チステム43にはボディ取付ステム41の長孔41bと
対応するように上下方向に延びる長孔43aが形成さ
れ、この長孔43aのドグ側には連続した凹凸部43b
が形成されている。前記空間部E内においてスイッチス
テム43のインサイドフレーム15側には波状に形成さ
れた板バネ44が溶接固定されている。
【0048】閉鎖検出部材としての閉鎖検出スイッチ4
5の上下2ヵ所にはリベット孔46が形成され、ボディ
取付ステム41とスイッチステム43との間に形成され
た空間部Eには閉鎖検出スイッチ45が収容されてい
る。そして、一対の金属製リベット47がスイッチステ
ム43の長孔43a,閉鎖検出スイッチ45のリベット
孔46及びボディ取付ステム41の長孔41bを介して
リベット止め48により取付けられている。
【0049】そして、閉鎖検出スイッチ45は両ステム
41,43の長孔41b,43aに沿ってスライド可能
となっている。又、任意のスライド位置で板バネ44の
付勢力によりリベット47の軸部47aが適宜箇所の凹
凸部43bに入り込むことにより位置決めされるように
なっている。前記凹凸部43b,板バネ44,リベット
47により本発明の位置決め手段が構成されている。
【0050】又、閉鎖検出スイッチ45が図7の実線で
示すように下方に配置された状態ではウインドウガラス
4が閉鎖位置に達しないように、又閉鎖検出スイッチ4
が長孔41b,43aに沿って上昇する途中においてウ
インドウガラス4が閉鎖位置に達するように、スイッチ
ステム43及びボディ取付ステム41の取付け位置が設
定されている。
【0051】このように構成された第3実施例において
も、上記第1実施例と同様の作用効果を奏する。更に、
板バネ44を積極的に設けてリベット47を凹凸部43
b側へ押圧しているので、所定位置に確実に位置決めす
ることができ、車両の振動等によって閉鎖検出スイッチ
45が不用意に移動することがなくなる。
【0052】(第4実施例)次に、本発明を具体化した
第4実施例を図10〜図14に従って説明する。尚、こ
の第4実施例において、前記第1実施例と同様の部材に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。従って、
以下には第1実施例と異なった点を中心に説明する。
【0053】この第4実施例は、閉鎖検出スイッチ及び
その取付け構造のみが第1実施例と異なっている。サイ
ドドア1のインサイドフレーム15には、ボディ取付ス
テム51がその取付片52に形成された上下一対のボル
ト孔52aを介してボルト止めされている。ボディ取付
ステム51には平板状の第1固定プレート53の上下両
端が溶接されている。第2固定プレート54はその上下
両端が折曲げられ、上下両端が第1固定プレート53に
溶接固定されている。そして、第1固定プレート53と
第2固定プレート54との間には空間部Eが形成されて
いる。又、第1及び第2の両固定プレート53,54の
互いに対向する面には、それぞれ多数の小孔53a,5
4aが形成されている。
【0054】閉鎖検出部材としての閉鎖検出スイッチ5
5は箱状のスイッチステム56に収容され、閉鎖検出ス
イッチ55は2ヵ所にリベット孔57が形成されてい
る。そして、一対のリベット58によりスイッチステム
56内に閉鎖検出スイッチ55が固定されている。この
収容位置では、閉鎖検出スイッチ55のリーフレバー5
9の先端側のみがスイッチステム56の開口部56aか
ら露出されている。そして、このスイッチステム56の
開口部56aにドグ14が当接するようになっている。
スイッチステム56の側板にはそれぞれ3ヵ所ずつ突部
56bが形成され、これら突部56bの中央には小突起
56cがそれぞれ形成されている。
【0055】そして、スイッチステム56は第1及び第
2の両固定プレート53,54間に形成された空間部E
に収容され、この収容空間内を任意の方向に移動可能と
なっている。又、両固定プレート53,54の小孔53
a,54aにスイッチステム56の小突起56cが嵌入
することにより、両固定プレート53,54間において
スイッチステム56が位置決めされるようになってい
る。前記第1及び第2の両固定プレート53,54及び
スイッチステム56により本発明の位置決め手段が構成
されている。
【0056】又、閉鎖検出スイッチ55が図14の実線
で示すように下方に配置された状態ではウインドウガラ
ス4が閉鎖位置に達しないように、又閉鎖検出スイッチ
55が上昇する途中においてウインドウガラス4が閉鎖
位置に達するように、ボディ取付ステム51及び第1,
第2の両固定プレート53,54の取付け位置が設定さ
れている。
【0057】このように構成された第4実施例において
も、上記第1実施例と同様の作用効果を奏する。更に、
この第4実施例では、閉鎖検出スイッチ55を上下方向
のみならず、サイドドア1の厚み方向への移動をも許容
している。従って、図14の実線で示すように、作業者
は閉鎖検出スイッチ55を予め両固定プレート53,5
4間の下方で且つドグ14側へ突出するように組付けて
おけば、厚み方向の寸法公差をも自動的に調整すること
ができる。その結果、より精度の高い閉鎖位置検出を行
なうことができる。
【0058】(第5実施例)以下、本発明をアーム式レ
ギュレータに具体化した第5実施例を図15〜図20に
従って説明する。
【0059】まず、図16に基づいてアーム式レギュレ
ータ61について説明すると、サイドドア62のアウト
サイドフレーム63には、リフトアーム64がその下部
に設けられたアーム回転軸65(図15参照)を中心に
回動可能に支持されている。リフトアーム64の長手方
向中心付近にはイコライザアーム66が回動可能に軸止
され、両アーム64,66の上端にはそれぞれローラ6
7,68が取付けられている。両ローラ67,68は水
平方向に延びるリフトアームブラケット69に対し当該
リフトアームブラケット69に沿った水平方向へ移動可
能に支持されている。リフトアームブラケット69には
ウインドウガラス70の下辺がボルト止めされている。
イコライザアーム66の下端はアウトサイドフレーム6
3に固定された補助レール71に対し当該補助レール7
1に沿った水平方向へ移動可能に支持されている。
【0060】そして、リフトアーム64とイコライザア
ーム66のなすX型の角度を変えることにより、リフト
アームブラケット69と共にウインドウガラス70が昇
降する。すなわち、ウインドウガラス70はサイドドア
62に設けられた窓枠62aの上端に当接した閉鎖位置
と窓枠62aにより形成された空間を開放する開放位置
との間を昇降する。
【0061】アウトサイドフレーム63にはモータ固定
ステム72が取付けられており、このモータ固定ステム
72にモータ73が固定されている。モータ73の出力
軸(図示略)は減速機構74をリフトアーム64に連結
されている。そして、モータ73の正方向回転によりリ
フトアーム64とイコライザアーム66のなすX型の上
方への高さが伸びてウインドウガラス70が上昇し、モ
ータ73の逆方向回転によりX型の上方への高さが縮ん
でウインドウガラス70が降下するようになっている。
【0062】次に、ウインドウガラス70が窓枠62a
に当接した閉鎖位置にあることを検出する閉鎖検出機構
について説明する。図15に示すように、リフトアーム
の下端には作動部材及び移動部材を構成する樹脂製のド
グ75の本体部75aがリベット76により取付け固定
されている。本体部75aの下端にはリベット76の軸
を中心とした円弧状の案内部75bが形成されるととも
に、本体部75aの左端には下方へ突出する押圧部75
cが一体形成されている。
【0063】モータ固定ステム72の下端にはスイッチ
ステム77が溶接され、モータ固定ステム72とスイッ
チステム77との間には空間部Eが形成されている。図
18に示すように、箱状に形成されたスイッチ固定体7
8はその側面のそれぞれ3カ所に間隔保持用突起78a
が形成されており、この突起78aがスイッチステム7
7及びモータ固定ステム72の対向面に当接するように
スイッチ固定体78がスイッチステム77内に収容され
ている。スイッチ固定体78の下辺には板バネ79が一
体的に設けられている。モータ固定ステム72とスイッ
チステム77とには互いに対応する位置において、アー
ム回転軸65を中心とした円弧状の長孔80,81がそ
れぞれ形成されている。
【0064】閉鎖検出部材としての閉鎖検出スイッチ8
2及びスイッチ固定体78にはそれぞれ対応する位置に
一対のリベット孔82a,78bが形成されている。そ
して、閉鎖検出スイッチ82はスイッチ固定体78に収
容され且つスイッチ固定体78がスイッチステム77と
モータ固定ステム72との間の空間部Eに収容された状
態で前記両長孔80,81及びリベット孔78b,82
aを介してリベット83止めされている。従って、閉鎖
検出スイッチ82はスイッチ固定体78と共に、長孔8
0,81に沿ってスライド可能となっている。
【0065】そして、リフトアーム64の反時計方向へ
の回転に伴うドグ75の追従回転に従い、案内部75b
によってリーフレバー84が閉鎖検出スイッチ82側へ
おされて閉鎖検出スイッチ82が作動するようになって
いる。又、ドグ75の反時計方向への回転に従い、押圧
部75cにより閉鎖検出スイッチ82の時計方向端部が
おされて閉鎖検出スイッチ82が長孔80,81に沿っ
て移動するようになっている。又、モータ固定ステム7
2とスイッチステム77とに形成された長孔80,81
の上側には連続する凹凸部80a,81aが形成されて
おり、スイッチ固定体78の板バネ79による上方への
付勢力により、常にはリベット83の軸部83aが凹凸
部80a,81aに入り込んで位置決めされるようにな
っている。前記凹凸部80a,81a及びリベット83
により本発明の位置決め手段が構成されている。
【0066】更に、閉鎖検出スイッチ82が図17の実
線で示すように時計方向側端部に配置された状態ではウ
インドウガラス70が閉鎖位置に達しないように、又閉
鎖検出スイッチ82が長孔80,81に沿って移動する
途中においてウインドウガラス70が閉鎖位置に達する
ように、スイッチステム77の取付け位置が設定されて
いる。
【0067】次に、上記のように構成された第5実施例
のパワーウインドウ装置の作用及び効果について説明す
る。まず、作業者は閉鎖検出スイッチ82を取付けるに
あたり、当該閉鎖検出スイッチ82を長孔80,81の
時計方向側端部に配置しておく(図17の実線位置)。
この状態で、パワーウインドウの図示しない上昇スイッ
チを操作すると、モータ73が作動してリフトアーム6
4及びイコライザアーム66のX型が上方に延びてウイ
ンドウガラス70が上昇する。この時、アーム回転軸6
5を中心としてドグ75が反時計方向へ回転する。
【0068】すると、ウインドウガラス70の上昇途中
において、ドグ75の案内部75bにリーフレバー84
が案内され、閉鎖検出スイッチ82が作動するととも
に、ドグ75の押圧部75cが閉鎖検出スイッチ82の
時計方向側端部に当接し、押圧部75cにより閉鎖検出
スイッチ82を押圧する。この時、ドグ75の押圧力に
より、リベット83の軸部83aと長孔80,81の凹
凸部80a,81aとの係合を保持しようとする板バネ
79の付勢力に抗してドグ75と共に閉鎖検出スイッチ
82が長孔80,81に沿って、すなわちアーム回転軸
65を中心として反時計方向へ回動する。
【0069】やがて、ウインドウガラス70が窓枠62
aに当接する閉鎖位置に達すると、モータ73が自動的
に停止する。この閉鎖位置おいて、閉鎖検出スイッチ8
2は図17の2点鎖線に示すように反時計方向へ移動調
節される。
【0070】その後、再びウインドウガラス70を昇降
させても、凹凸部80a,81aにリベット83の軸部
83aが入り込んで板バネ79の付勢力によりその係合
状態が保持されるため、確実に閉鎖位置を検出すること
ができる。
【0071】従って、この第5実施例によれば、閉鎖検
出スイッチ82の組付時には当該閉鎖検出スイッチ82
を大まかに組付けておけば、ウインドウガラス70の一
回の上昇操作によって確実に閉鎖位置を検出できる位置
に閉鎖検出スイッチ82を移動調節することができる。
しかも、この移動調節された閉鎖検出スイッチ82はそ
の調節後の位置に確実に位置決めされる。
【0072】よって、サイドドア62,ウインドウガラ
ス70,アーム式レギュレータ61の寸法公差を計算し
て取付ける必要がなくなり、閉鎖検出スイッチ82の組
付作業を極めて容易に行なうことができるとともに、閉
鎖検出スイッチ82により正確にウインドウガラス70
の閉鎖位置を検出することができる。
【0073】又、スイッチ固定体78の側面には複数の
間隔保持用突起78aが形成されており、この突起78
aがスイッチステム77及びモータ固定ステム72の対
向面に当接するようにスイッチ固定体78が空間部E内
に収容されている。その結果、スイッチ固定体78によ
るスイッチステム77及びモータ固定ステム72の間の
空間部E内での移動にあたり、スイッチステム77やモ
ータ固定ステム72のバリ等により移動が阻止されるこ
とがなくなる。又、スイッチ固定体78とスイッチステ
ム77及びモータ固定ステム72との間の摩擦抵抗も小
さくなる。従って、スイッチ固定体78、ひいては閉鎖
検出スイッチ82の移動調節をスムースに行なうことが
できる。
【0074】又、この第5実施例では、固定部であるモ
ータ固定ステム72に設けた閉鎖検出スイッチ82を移
動調節可能とした。その結果、2回目以降のウインドウ
ガラス70の昇降によって移動調節された閉鎖検出スイ
ッチ82が動くことがないため、リフトアーム64等の
可動部に設けたドグを移動調節可能とする場合に比べ、
調節後の位置がずれることがなくなり、信頼性が向上す
る。
【0075】(第6実施例)次に、本発明を具体化した
第6実施例を図22〜図25に従って説明する。尚、こ
の第6実施例において、前記第5実施例と同様の部材に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。従って、
以下には第5実施例と異なった点を中心に説明する。
【0076】この第6実施例は、ドグの構成並びにドグ
及び閉鎖検出スイッチの取付け構造のみが第5実施例と
異なっている。モータ固定ステム72にはスイッチステ
ム91が溶接されている。モータ固定ステム72とスイ
ッチステム91との間には空間部Eが形成され、この空
間部Eに閉鎖検出部材としての閉鎖検出スイッチ92が
リベット93により固定されている。
【0077】リフトアーム64下端の突片94にはリベ
ット95により作動部材としてのドグ96が回動可能に
軸止されている。突片94の下端にはリベット95の軸
を中心として円弧状の案内溝94aが形成され、ドグ9
6の下面に突出形成された回転誘導用のピン97が挿入
されている。従って、ドグ96はリベット95の軸を中
心としてピン97が案内溝94aに案内されながら回動
するようになっている。又、ドグ96の下面にはリベッ
ト95の軸を中心として円弧状の突条98が形成される
とともに、リベット95を周回するように筒状突起99
が形成され、ドグ96とリフトアーム64の突片94と
の間に隙間が形成されるようになっている。
【0078】ドグ96の上面には、リベット95の軸を
中心として多数の歯が連続して円弧を形成する連続歯1
00が形成されている。バネステム101はその基端に
おいてリフトアーム64の突片94に固定され、ドグ9
6に重なり合うように且つバネステム101に一体形成
された間隔保持用突起101aにより所定間隔をおいた
状態で前記リベット95に軸着されている。バネステム
101の先端部101bは細長く形成され、ドグ96の
連続歯100へ向かう方向への弾性を有している。バネ
ステム101の先端にはドグ96の連続歯100へ向け
て突出する凸部101cが形成され、この凸部101c
が連続歯100に係止されるようになっている。この係
合状態はバネステム先端部101b自身の弾性力により
保持される。前記連続歯100及びバネステム101に
より本発明の位置決め手段が構成されている。
【0079】又、モータ固定ステム72にはドグ96の
側部が係止される移動部材としてのストッパ片102が
形成されている。そして、リフトアーム64の反時計方
向の回転に伴い、ドグ96がストッパ片102に係止さ
れると、リフトアーム64が反時計方向へ回転してもド
グ96はストッパ片102に係止されてそれ以上の反時
計方向への回動を阻止するようになっている。
【0080】従って、ドグ96がストッパ片102に係
止された状態で更にリフトアーム64が反時計方向へ回
転すると、ドグ96がリフトアーム64に対してリベッ
ト95の軸を中心として時計方向へ回転する。又、ドグ
96は連続歯100の隣接する歯同士の間隔により決定
される任意の位置にて位置決めされるようになってい
る。
【0081】更に、ドグ96が図21の2点鎖線で示す
ようにリフトアーム64に対し相対的に右方に配置され
た状態ではウインドウガラス70が閉鎖位置に達しない
ように、又ドグ96がストッパ片102に当接した状態
で時計方向へ回動する途中においてウインドウガラス7
0が閉鎖位置に達するようにスイッチステム91,閉鎖
検出スイッチ92及びドグ96の取付け位置が設定され
ている。次に、上記のように構成された第6実施例のパ
ワーウインドウ装置の作用及び効果について説明する。
【0082】まず、作業者はドグ96を取付けるにあた
り、当該ドグ96を図21の実線で示すようにリフトア
ーム64の突片94に対し反時計方向へ傾斜させて取付
ける。この状態で、パワーウインドウの図示しない上昇
スイッチを操作すると、モータ73が作動してリフトア
ーム64及びイコライザアーム66のX型が上方に延び
てウインドウガラス70が上昇する。
【0083】すると、ウインドウガラス70の上昇途中
において、ドグ96の案内部96aにリーフレバー10
3が案内され、閉鎖検出スイッチ92が作動するととも
に、ドグ96がストッパ片102に係止される(図21
の2点鎖線)。そして、更にリフトアーム64が反時計
方向へ移動すると、ストッパ片102によりドグ96の
反時計方向へのそれ以上の回転が阻止されるため、リフ
トアーム64の回転に伴い、バネステム先端部101b
の付勢力に抗してバネステム101の凸部101cとド
グ96の連続歯100との係合が解除され、ドグ96が
リベット95の軸を中心としてリフトアーム64に対し
相対的に時計方向へ回転する。
【0084】やがて、ウインドウガラス70が窓枠62
aに当接する閉鎖位置に達すると、モータ73が自動的
に停止する。この閉鎖位置では、ドグ96は図22に示
すように時計方向へ移動調節される。
【0085】その後、再びウインドウガラス70を昇降
させても、ドグ96は連続歯100にバネステム101
の凸部101cが入り込んでバネステム先端部101b
の付勢力によりその係合状態が保持されるため、確実に
閉鎖位置を検出することができる。
【0086】従って、この第6実施例によれば、ドグ9
6の組付時には当該ドグ96を大まかに組付けておけ
ば、ウインドウガラス70の一回の上昇操作によって、
確実に閉鎖位置にて閉鎖検出スイッチ92が作動する位
置にドグ96を移動させることができる。しかも、この
移動調節されたドグ96はその調節後の位置に確実に位
置決めされる。
【0087】よって、サイドドア62,ウインドウガラ
ス70,アーム式レギュレータ61の寸法公差を計算し
て取付ける必要がなくなり、閉鎖検出スイッチ92及び
ドグ96の組付作業を極めて容易に行なうことができる
とともに、閉鎖検出スイッチ96により正確にウインド
ウガラス70の閉鎖位置を検出することができる。
【0088】又、ドグ96の下面には突条98及び筒状
突起99が形成されているとともに、バネステム101
には複数の間隔保持用突起101aが形成されている。
その結果、ドグ96がリフトアーム64とバネステム1
01との間の空間を移動するにあたり、リフトアーム6
4やバネステム91のバリ等により移動が阻止されるこ
とがなくなる。又、ドグ96とリフトアーム64及びバ
ネステム101との間の摩擦抵抗も小さくなる。従っ
て、ドグ96の回転移動調節をスムースに行なうことが
できる。
【0089】(第7実施例)次に、本発明を具体化した
第7実施例を図25〜図28に従って説明する。尚、こ
の第7実施例において、前記第6実施例と同様の部材に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。従って、
以下には第6実施例と異なった点を中心に説明する。
【0090】この第7実施例は、ドグの構成及びその取
付け構造のみが第6実施例と異なっている。リフトアー
ム64下端の突片94には透孔111が形成され、この
透孔111に作動部材としてのドグ112の基端から突
出する軸112aが挿通されている。ドグ112はこの
軸112aを中心に回動可能に支持されている。リフト
アーム64の下端には前記軸112aを中心として円弧
状の案内孔113が形成され、ドグ112の中心付近に
形成された透孔112bとともにリベット114がスプ
リング115を介して取付けられている。
【0091】ドグ112上面には、その下端側に前記軸
112aを中心として多数の歯が連続して円弧を形成す
る連続歯116が形成されている。この連続歯116と
対応するリフトアーム64の突片94には連続歯116
に係止される凸部117(図27参照)が一体形成され
ている。前記スプリング115,連続歯116及び凸部
117により本発明の位置決め手段が構成されている。
【0092】そして、連続歯116と凸部117との係
合状態をスプリング115の付勢力により保持するよう
になっている。又、軸112aを中心としてドグ112
が回転する力がスプリング115の付勢力による連続歯
116とリフトアーム64の凸部117との係合状態を
保持する力を越えたとき、その係合状態が解除されてド
グ112がリフトアーム64に対し回転するようになっ
ている。
【0093】又、ドグ112が図25の2点鎖線で示す
ようにリフトアーム64に対し相対的に右方に配置され
た状態ではウインドウガラス70が閉鎖位置に達しない
ように、又ドグ112がストッパ片102に当接した状
態で時計方向へ回動する途中においてウインドウガラス
70が閉鎖位置に達するようにスイッチステム91,閉
鎖検出スイッチ92及びドグ112の取付け位置が設定
されている。
【0094】このように構成された第7実施例において
も、上記第6実施例と同様の作用効果を奏する。又、こ
の第7実施例においては、第6実施例のバネステム10
1に代え、リフトアームに一体形成した凸部117とス
プリング115を用いているため、製造コストを低減さ
せることができるとともに、その組付作業も容易とな
る。
【0095】(第8実施例)次に、本発明を具体化した
第8実施例を図29〜図32に従って説明する。尚、こ
の第8実施例において、前記第6実施例と同様の部材に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。従って、
以下には第6実施例と異なった点を中心に説明する。
【0096】この第8実施例は、ドグの構成及びその取
付け構造のみが第6実施例と異なっている。リフトアー
ム64下端の突片94には透孔121が形成され、この
透孔121に作動部材としてのドグ122の基端から突
出する軸122aが挿通されている。ドグ122はこの
軸122aを中心に回動可能に支持されている。リフト
アーム64の下端には前記軸122aを中心として円弧
状の案内孔123が形成され、ドグ122の中心付近に
形成された透孔122bとともにリベット124がスプ
リング125を介して挿入取付けられている。このスプ
リング125は前記第7実施例とは異なりリフトアーム
64の突片94側に設けられているが、前記第7実施例
のようにドグ122側に設けてもよい。前記リベット1
24及びスプリング125により本発明の位置決め手段
が構成されている。
【0097】ドグ122とリフトアーム64の突片94
とは面接触となっている。そして、前記スプリング12
5の付勢力によってドグ122と突片94との間の摩擦
力を大きくし、リフトアーム64に対してドグ122を
位置決めするようになっている。
【0098】ドグ122の上面の時計方向側端部には初
期位置用凹部122cが形成され、この初期位置用凹部
122cに前記リフトアーム64最下端からドグ122
へ向けて指向された折曲部126が係合されている。初
期位置用凹部122cは、当該凹部122cに折曲部1
26が係合された状態において閉鎖検出スイッチ92を
作動させた場合にはウインドウガラス70が閉鎖位置に
達していないように予め設定されている。
【0099】そして、初期位置用凹部122cと折曲部
126との係合状態をスプリング125の付勢力により
保持するようになっている。又、軸122aを中心とし
てドグ122が回転する力がスプリング125の付勢力
による初期位置用凹部122cと折曲部126との係合
状態を保持する力を越えたとき、その係合状態が解除さ
れてドグ122がリフトアーム64に対し回転するよう
になっている。
【0100】又、ドグ122がスイッチステム91に一
体形成された移動部材としてのストッパ片127に当接
した状態で時計方向へ回動する途中においてウインドウ
ガラス70が閉鎖位置に達するようにスイッチステム9
1,閉鎖検出スイッチ92及びドグ122の取付け位置
が設定されている。
【0101】このように構成された第8実施例において
も、上記第6実施例と同様の作用効果を奏する。又、ド
グ122には初期位置用凹部122cが形成されている
ため、作業者は予めこの凹部122cに折曲部126を
係合させておけば、ウインドウガラス70の一回の上昇
操作を行なうだけでよい。従って、ドグ122の組付け
が極めて容易である。
【0102】更に、この第8実施例においては、第6実
施例のバネステム101に代え、スプリング125を用
いているため、製造コストを低減させることができると
ともに、その組付作業も容易となる。
【0103】尚、この発明は上記各実施例に限らず次の
ような別の態様にて具体化することも可能である。 (1)上記各実施例においては車両のサイドドア1,6
2のウインドウ用について具体化したが、テールゲート
ウインドウ用等の他のウインドウガラスのために用いる
ことも可能である。
【0104】(2)上記第1乃至第4の各実施例におい
て、ウインドウガラス4の支持剛性をさほど要しない場
合にはロワフレーム3を省略して実施してもよい。 (3)上記第5乃至第8の各実施例において、ウインド
ウガラス70の支持剛性を要しない場合にはイコライザ
アーム66及び補助レール71を省略した所謂Iアーム
式レギュレータとして実施してもよい。逆に、ウインド
ウガラス70の支持剛性を更に要する場合にはウインド
ウガラス70を案内支持するロワフレームを追加して実
施してもよい。
【0105】(4)上記第1乃至第5の各実施例におい
て、ドグ14,75を、閉鎖検出スイッチ17,35,
45,55,82のリーフレバー18,84を作動させ
る案内部14a,75bと、閉鎖検出スイッチ17,3
5,45,55,82を移動させる押圧部14b,75
cとを一体に形成したが、それぞれ別体としてもよい。
【0106】(5)第1乃至第4の各実施例において、
閉鎖検出スイッチ17,35,45,55を移動調節不
能とし、ドグ14を移動調節可能としてもよい。この構
成においても、第1乃至第4の各実施例と同様の効果を
得ることができる。
【0107】(6)第2実施例において、リベット止め
38と閉鎖検出スイッチ35との間にスプリングを介在
させ、リベット37の突起37cを樹脂製のスイッチス
テム33へ付勢するように構成してもよい。この構成に
よれば、リベット37及びリベット止め38によるスイ
ッチステム33への閉鎖検出スイッチ35の組付け精度
が低くても確実に閉鎖検出スイッチ35を所定位置に位
置決めすることができる。
【0108】(7)第1乃至第4の各実施例において、
ドグ14をキャリアプレート7以外の可動部に設けても
よい。又、閉鎖検出スイッチ17,35,45,55を
インサイドフレーム15以外の固定部に設けてもよい。
【0109】(8)第1乃至第4の各実施例において、
キャリアプレート7等の可動部に閉鎖検出スイッチ1
7,35,45,55を設けるとともに、インサイドフ
レーム15等の固定部にドグ14を設けてもよい。
【0110】(9)第5乃至第8の各実施例において、
ドグをリフトアーム以外の可動部に設けてもよい。又、
閉鎖検出スイッチをモータ固定ステム以外の固定部に設
けてもよい。
【0111】(10)第5乃至第8の各実施例におい
て、リフトアーム64等の可動部に閉鎖検出スイッチ8
2,92を設けるとともに、モータ固定ステム72等の
固定部にドグ75,96,112,122を設けてもよ
い。
【0112】(11)第5乃至第8の各実施例におい
て、リフトアーム64の先端側、すなわちアーム回転軸
65から離れた位置にドグ75,96,112,122
を設けてもよい。この場合、リフトアーム64の回動に
伴うドグ75,96,112,122の回動距離が長く
なるため、閉鎖位置の検出精度を一層向上させることが
できる。
【0113】(12)第5乃至第8の各実施例におい
て、リフトアームブラケット69にドグ75,96,1
12,122又は閉鎖検出スイッチ82,92のうち一
方を設け、他方をサイドドア62の固定部に設けてもよ
い。この場合、リフトアームブラケット69は上下方向
へのみ往復動するため、第1乃至第4の各実施例の閉鎖
位置検出機構を採用することができる。
【0114】以上、この発明の各実施例について説明し
たが、各実施例から把握できる請求項以外の技術的思想
について、以下にそれらの効果と共に記載する。 (イ)請求項1記載のパワーウインドウ装置において、
移動調節される閉鎖検出部材に対し固定部及び可動部と
の間隔を保持する間隔保持手段を設けてなるパワーウイ
ンドウ装置。
【0115】この間隔保持手段は上記各実施例では突部
56bや突起78aである。従って、固定部や可動部に
おいて製作時に発生するバリ等に起因して移動調節が不
能となることが防止できる。又、摩擦抵抗を低減して位
置調節を一層スムースに行なうことができる。
【0116】(ロ)請求項2記載のパワーウインドウ装
置において、移動調節される作動部材に対し固定部及び
可動部との間隔を保持する間隔保持手段を設けてなるパ
ワーウインドウ装置。
【0117】この間隔保持手段は上記各実施例では突条
98,筒状突起99,間隔保持用突起101aである。
この場合も、上記と同様にバリ等に起因して移動調節が
不能となることが防止できるとともに摩擦抵抗を低減し
て位置調節を一層スムースに行なうことができる。
【0118】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び請求
項2記載の発明によれば、極めて簡単な作業で閉鎖検出
部材の作動時期を確実に閉鎖位置とすることが可能とな
って、精度の高い組付作業を効率良く行なうことができ
る。
【0119】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、作動部材及び移動部材を一体的
に形成したため、一層のコスト低減を図ることができる
と共に、組付作業も容易となる。
【0120】請求項4記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2に記載の効果に加え、ウインドウガラスの昇
降によって調節された閉鎖検出部材又は作動部材の位置
がずれることがなくなり、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係り、閉鎖検出機構を示
す側面図である。
【図2】第1実施例に係り、サイドドア及びワイヤ式レ
ギュレータを示す正面図である。
【図3】第1実施例に係り、閉鎖検出スイッチ及びスイ
ッチ固定ステムを示す分解斜視図である。
【図4】第1実施例に係り、閉鎖検出機構を示す背面図
である。
【図5】本発明の第2実施例に係り、閉鎖検出機構を示
す斜視図である。
【図6】第2実施例に係り、(a)は図5のA−A断面
図、(b)はリベットの斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例に係り、閉鎖検出機構を示
す斜視図である。
【図8】第3実施例に係り、図7のB−B断面図であ
る。
【図9】第3実施例に係り、ボディ取付ステム,スイッ
チステム及び板バネの分解斜視図である。
【図10】本発明の第4実施例に係り、閉鎖検出機構を
示す斜視図である。
【図11】第4実施例に係り、ボディ取付ステム及び第
1,第2の両固定プレートの分解斜視図である。
【図12】第4実施例に係り、閉鎖検出スイッチをスイ
ッチステムに収容した状態を示す断面図である。
【図13】第4実施例に係り、閉鎖検出スイッチをスイ
ッチステムに収容した状態を示す断面図である。
【図14】第4実施例に係り、閉鎖検出機構を示す側面
図である。
【図15】本発明の第5実施例に係り、アーム式レギュ
レータの一部及び閉鎖検出機構を示す正面図である。
【図16】第5実施例に係り、サイドドア及びアーム式
レギュレータを示す正面図である。
【図17】第5実施例に係り、閉鎖検出機構を示す一部
切欠き正面図である。
【図18】第5実施例に係り、スイッチ固定体を示す斜
視図である。
【図19】第5実施例に係り、図15のC−C断面図で
ある。
【図20】第5実施例に係り、図15のD−D断面図で
ある。
【図21】本発明の第6実施例に係り、アーム式レギュ
レータの一部及び閉鎖検出機構を示す正面図である。
【図22】第6実施例に係り、アーム式レギュレータの
一部及び閉鎖検出機構を示す正面図である。
【図23】第6実施例に係り、リベット,ドグ及びバネ
ステムを分解した状態を示す斜視図である。
【図24】第6実施例に係り、ドグの裏面を示す斜視図
である。
【図25】本発明の第7実施例に係り、アーム式レギュ
レータの一部及び閉鎖検出機構を示す正面図である。
【図26】第7実施例に係り、アーム式レギュレータの
一部及び閉鎖検出機構を示す正面図である。
【図27】第7実施例に係り、アーム式レギュレータの
一部及び閉鎖検出機構を示す側面図である。
【図28】第7実施例に係り、ドグを示す斜視図であ
る。
【図29】本発明の第8実施例に係り、アーム式レギュ
レータの一部及び閉鎖検出機構を示す正面図である。
【図30】第8実施例に係り、アーム式レギュレータの
一部及び閉鎖検出機構を示す正面図である。
【図31】第8実施例に係り、アーム式レギュレータの
一部及び閉鎖検出機構を示す側面図である。
【図32】第8実施例に係り、ドグ及びリフトアームの
突片の一部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
4…ウインドウガラス、5…ワイヤ式レギュレータ、1
3…モータ、14…作動部材及び移動部材を構成するド
グ、17…閉鎖検出部材としての閉鎖検出スイッチ、2
1,23…位置決め手段を構成する連続歯及びストッパ
片、33,37…位置決め手段を構成するスイッチステ
ム及びリベット、35…閉鎖検出部材としての閉鎖検出
スイッチ、43b,44,47…位置決め手段を構成す
る凹凸部,板バネ及びリベット、45…閉鎖検出部材と
しての閉鎖検出スイッチ、53,54,56…位置決め
手段を構成する第1固定プレート,第2固定プレート及
びスイッチステム、55…閉鎖検出部材としての閉鎖検
出スイッチ、61…アーム式レギュレータ、70…ウイ
ンドウガラス、73…モータ、75…作動部材及び移動
部材を構成するドグ、80a,81a,83…位置決め
手段を構成する凹凸部及びリベット、82…閉鎖検出部
材としての閉鎖検出スイッチ、92…閉鎖検出部材とし
ての閉鎖検出スイッチ、96…作動部材としてのドグ、
100,101…位置決め手段を構成する連続歯及びバ
ネステム、102…移動部材としてのストッパ片、11
2…作動部材としてのドグ、115,116,117…
位置決め手段を構成するスプリング,連続歯及び凸部、
122…作動部材としてのドグ、124,125…位置
決め手段を構成するリベット及びスプリング、127…
移動部材としてのストッパ片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅田 文雄 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番地 株式会社東海理化電機製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの正方向への回転に基づいてウイ
    ンドウガラスを閉鎖方向へ移動させ、モータの逆方向へ
    の回転に基づいてウインドウガラスを開放方向へ移動さ
    せるレギュレータを備え、ウインドウガラスが閉鎖位置
    に達したとき閉鎖検出部材を作動させる作動部材を設
    け、その閉鎖検出部材の作動に基づいてウインドウガラ
    スが閉鎖位置に達したことを検出するパワーウインドウ
    装置において、 閉鎖検出部材又は作動部材のうち、いずれか一方をモー
    タの回転に連動して動作する可動部に設けるとともに、
    他方を固定部に設け、閉鎖検出部材を前記一方の部材の
    移動方向に沿って移動調節可能に設け、閉鎖検出部材を
    レギュレータの動作に関連してウインドウガラスが閉鎖
    位置へ移動するにつれ移動させる移動部材を設け、かつ
    前記閉鎖検出部材を任意の移動調節位置にて位置決め可
    能な位置決め手段を設けたことを特徴とするパワーウイ
    ンドウ装置。
  2. 【請求項2】 モータの正方向への回転に基づいてウイ
    ンドウガラスを閉鎖方向へ移動させ、モータの逆方向へ
    の回転に基づいてウインドウガラスを開放方向へ移動さ
    せるレギュレータを備え、ウインドウガラスが閉鎖位置
    に達したとき閉鎖検出部材を作動させる作動部材を設
    け、その閉鎖検出部材の作動に基づいてウインドウガラ
    スが閉鎖位置に達したことを検出するパワーウインドウ
    装置において、 閉鎖検出部材又は作動部材のうち、いずれか一方をモー
    タの回転に連動して動作する可動部に設けるとともに、
    他方を固定部に設け、作動部材を前記一方の部材の移動
    方向に沿って移動調節可能に設け、作動部材をレギュレ
    ータの動作に関連してウインドウガラスが閉鎖位置へ移
    動するにつれ移動させる移動部材を設け、かつ前記作動
    部材を任意の移動調節位置にて位置決め可能な位置決め
    手段を設けたことを特徴とするパワーウインドウ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のパワーウインドウ装置に
    おいて、作動部材及び移動部材を一体形成したパワーウ
    インドウ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載のパワーウイ
    ンドウ装置において、固定部に設けられた閉鎖検出部材
    又は作動部材を移動調節可能としたパワーウインドウ装
    置。
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