JPH072569B2 - 巻取機 - Google Patents
巻取機Info
- Publication number
- JPH072569B2 JPH072569B2 JP63171189A JP17118988A JPH072569B2 JP H072569 B2 JPH072569 B2 JP H072569B2 JP 63171189 A JP63171189 A JP 63171189A JP 17118988 A JP17118988 A JP 17118988A JP H072569 B2 JPH072569 B2 JP H072569B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- initial speed
- set value
- input
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスピンドル駆動型の巻取機における制御装置の
改良に関するものである。
改良に関するものである。
(従来技術とその問題点) 一般に、スピンドル駆動型の巻取機の巻取速度制御は、
巻取径に対応させてスピンドルの回転数を初速度設定値
から漸減させることが基本になっており、その制御系は
第3図に示すようになっている。
巻取径に対応させてスピンドルの回転数を初速度設定値
から漸減させることが基本になっており、その制御系は
第3図に示すようになっている。
すなわち、糸巻取用のボビンを装着するスピンドル1が
連結された電動機2と、巻取張力を検出する張力検知器
3と、巻取張力、初速度等を入力する設定器4と、コン
トロール部5と、コントロール部5からの信号に基づい
て電動機2の回転制御を行なうインバータ6と、動作制
御信号を出力するシーケンサー7とによって構成されて
いると共に、コントロール部5は、初速度設定部8と、
張力制御部9と、初速度設定部8からの信号に張力制御
部9からの信号を加減算する加算器10と、張力制御部9
からの信号を加算器10に入力するため、シーケンサー7
からの動作信号に基づいて動作するリレー部11とにより
構成されており、巻取張力を検出してコントローラ部5
に入力されると、設定値と検出値が比較されて巻太りに
よって検出値が設定値より大きくなると、シーケンサー
7からの動作信号に基づいてリレー11aが動作してイン
バータ6から電動機2に出力する周波数を低下せしめ、
電動機2の回転速度を減速させて張力が設定値と一致す
るように巻取制御されている。そして、巻取開始時から
巻取完了時までの各信号の関係は第4図に示す通りであ
る。
連結された電動機2と、巻取張力を検出する張力検知器
3と、巻取張力、初速度等を入力する設定器4と、コン
トロール部5と、コントロール部5からの信号に基づい
て電動機2の回転制御を行なうインバータ6と、動作制
御信号を出力するシーケンサー7とによって構成されて
いると共に、コントロール部5は、初速度設定部8と、
張力制御部9と、初速度設定部8からの信号に張力制御
部9からの信号を加減算する加算器10と、張力制御部9
からの信号を加算器10に入力するため、シーケンサー7
からの動作信号に基づいて動作するリレー部11とにより
構成されており、巻取張力を検出してコントローラ部5
に入力されると、設定値と検出値が比較されて巻太りに
よって検出値が設定値より大きくなると、シーケンサー
7からの動作信号に基づいてリレー11aが動作してイン
バータ6から電動機2に出力する周波数を低下せしめ、
電動機2の回転速度を減速させて張力が設定値と一致す
るように巻取制御されている。そして、巻取開始時から
巻取完了時までの各信号の関係は第4図に示す通りであ
る。
又、糸の生産工場においては、1台の引取設備に設置さ
れている複数台の巻取機に対して、1台の設定器を設置
して各巻取機の巻取制御が行なわれている。そのため、
パッケージ最内層部の糸質の関係で、初速度設定値を例
えば1%以下というほんの僅か変更する場合でも、その
都度複数台の巻取機を停止しなければならず、巻取機の
停止、立上がり操作のための時間ロスを生じると共に、
糸掛け操作のための作業負荷の増加、屑糸発生量の増加
等の問題がある。そこで、巻取機を停止せずに、糸巻取
操作中に設定器4に初速度設定値を入力すると、該設定
値が初速度設定部8から直ちに加算器10に入力されて、
その影響がスピンドル1の回転数に現れ、変更量が−0.
5%の場合でも満巻パッケージ近くになると−2%程度
の影響を受けることになり、張力低下による糸切れや、
急減速によるバックパワーによってインバータ6が制御
しなくなるというトラブルを生じるという問題があっ
た。
れている複数台の巻取機に対して、1台の設定器を設置
して各巻取機の巻取制御が行なわれている。そのため、
パッケージ最内層部の糸質の関係で、初速度設定値を例
えば1%以下というほんの僅か変更する場合でも、その
都度複数台の巻取機を停止しなければならず、巻取機の
停止、立上がり操作のための時間ロスを生じると共に、
糸掛け操作のための作業負荷の増加、屑糸発生量の増加
等の問題がある。そこで、巻取機を停止せずに、糸巻取
操作中に設定器4に初速度設定値を入力すると、該設定
値が初速度設定部8から直ちに加算器10に入力されて、
その影響がスピンドル1の回転数に現れ、変更量が−0.
5%の場合でも満巻パッケージ近くになると−2%程度
の影響を受けることになり、張力低下による糸切れや、
急減速によるバックパワーによってインバータ6が制御
しなくなるというトラブルを生じるという問題があっ
た。
(目的) 本発明は上述のような問題点を解決し、初速度設定値の
変更操作を巻取機を停止させることなく運転中に行なう
ことができるようにするものである。
変更操作を巻取機を停止させることなく運転中に行なう
ことができるようにするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の課題を解決するために本発明の巻取機は、スピン
ドル駆動型の巻取機の速度制御装置における初速度設定
部に記憶回路を設け、巻取操作停止中に設定器に入力さ
れた初速度設定値が前記記憶回路に記憶され、巻取操作
中に新に初速度設定値を入力しても該巻取操作中は既に
記憶されている初速度設定値に基づいて速度制御が行な
われるようにしてある。
ドル駆動型の巻取機の速度制御装置における初速度設定
部に記憶回路を設け、巻取操作停止中に設定器に入力さ
れた初速度設定値が前記記憶回路に記憶され、巻取操作
中に新に初速度設定値を入力しても該巻取操作中は既に
記憶されている初速度設定値に基づいて速度制御が行な
われるようにしてある。
(実施例) 本発明の巻取機の1実施例の構成を図面に基づいて説明
する。
する。
本発明の巻取機は第3図に示す従来の巻取機と同一であ
り、糸巻取用のボビンを装着するスピンドル1が連結さ
れた電動機2と、張力を検出する張力検知器3と、巻取
張力、初速度等を入力する設定器4と、コントロール部
5と、コントロール部5からの信号に基づいて電動機2
の回転制御を行なうインバータ6と、動作制御信号を出
力するシーケンサー7とによって構成されている。そし
て、該コントロール部5の詳細は第1図に示す通りであ
り、初速度設定部15は、設定部4に入力された設定値を
常時受入れておく前置増幅器16と、シーケンサー7から
の動作信号によって動作するリレー11bを介して前置増
幅器16の設定値を記憶する記憶回路17と、該設定値を増
幅して加算器10に出力する増幅器18とにより構成されて
いる。
り、糸巻取用のボビンを装着するスピンドル1が連結さ
れた電動機2と、張力を検出する張力検知器3と、巻取
張力、初速度等を入力する設定器4と、コントロール部
5と、コントロール部5からの信号に基づいて電動機2
の回転制御を行なうインバータ6と、動作制御信号を出
力するシーケンサー7とによって構成されている。そし
て、該コントロール部5の詳細は第1図に示す通りであ
り、初速度設定部15は、設定部4に入力された設定値を
常時受入れておく前置増幅器16と、シーケンサー7から
の動作信号によって動作するリレー11bを介して前置増
幅器16の設定値を記憶する記憶回路17と、該設定値を増
幅して加算器10に出力する増幅器18とにより構成されて
いる。
上述のコントロール部5における設定部4からの設定値
はリレー11bが巻取機の運転信号と同じタイミングで動
作するようになっており、巻取機が停止している場合に
は、該リレー11bが閉回路を形成して設定値が記憶回路
に入力されるが、巻取機が運転中の場合には、リレー11
bが開回路を形成して設定値は入力されない。
はリレー11bが巻取機の運転信号と同じタイミングで動
作するようになっており、巻取機が停止している場合に
は、該リレー11bが閉回路を形成して設定値が記憶回路
に入力されるが、巻取機が運転中の場合には、リレー11
bが開回路を形成して設定値は入力されない。
そのため、第2図に示すように巻取機の運転中は、記憶
回路17に記憶されている設定値が増幅器18を経て加算器
10に入力されて巻取中に初速度設定値を変更してもイン
バータ6への指令信号には影響を与えないようになって
いる。
回路17に記憶されている設定値が増幅器18を経て加算器
10に入力されて巻取中に初速度設定値を変更してもイン
バータ6への指令信号には影響を与えないようになって
いる。
(発明の効果) 本発明の巻取機は、スピンドル駆動型の巻取機の速度制
御装置における初速度設定部に記憶回路を設け、巻取操
作停止中に設定器に入力された初速度設定値が前記記憶
回路に記憶され、巻取操作中に新に初速度設定値を入力
しても該巻取操作中は既に記憶されている初速度設定値
に基づいて速度制御が行なわれるようにしているため、
初速度設定値の変更操作を巻取機を停止させることなく
運転中に行なうことができ、巻取機を停止させることに
基づく巻取機の停止、立上げ操作のための時間ロス、糸
掛操作のための作業負荷の増加、屑糸発生量の増加等の
問題を解決することができる。
御装置における初速度設定部に記憶回路を設け、巻取操
作停止中に設定器に入力された初速度設定値が前記記憶
回路に記憶され、巻取操作中に新に初速度設定値を入力
しても該巻取操作中は既に記憶されている初速度設定値
に基づいて速度制御が行なわれるようにしているため、
初速度設定値の変更操作を巻取機を停止させることなく
運転中に行なうことができ、巻取機を停止させることに
基づく巻取機の停止、立上げ操作のための時間ロス、糸
掛操作のための作業負荷の増加、屑糸発生量の増加等の
問題を解決することができる。
第1図は本発明の巻取機の制御装置におけるコントロー
ル部の詳細を示す概略ブロック図である。 第2図は第1図のコントロール部の初速度設定部おける
設定値の入出力状態を示す概略図である。 第3図は従来の巻取機の速度制御系の詳細を示す概略図
である。 第4図は制御信号の関係を示す概略図である。 1:スピンドル、2:電動機、 3:張力検知器、4:設定部、 5:コントロール部、6:インバータ、 7:シーケンサー、 8,15:初速度設定部、9:張力制御部 10:加算器、11:リレー部、 16:前置増幅器、17:記憶回路、 18:増幅器、
ル部の詳細を示す概略ブロック図である。 第2図は第1図のコントロール部の初速度設定部おける
設定値の入出力状態を示す概略図である。 第3図は従来の巻取機の速度制御系の詳細を示す概略図
である。 第4図は制御信号の関係を示す概略図である。 1:スピンドル、2:電動機、 3:張力検知器、4:設定部、 5:コントロール部、6:インバータ、 7:シーケンサー、 8,15:初速度設定部、9:張力制御部 10:加算器、11:リレー部、 16:前置増幅器、17:記憶回路、 18:増幅器、
Claims (1)
- 【請求項1】スピンドル駆動型の巻取機の速度制御装置
における初速度設定部に記憶回路を設け、巻取操作停止
中に設定器に入力された初速度設定値が前記記憶回路に
記憶され、巻取操作中に新に初速度設定値を入力しても
該巻取操作中は既に記憶されている初速度設定値に基づ
いて速度制御が行なわれるようにしたことを特徴とする
巻取機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63171189A JPH072569B2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 巻取機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63171189A JPH072569B2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 巻取機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223165A JPH0223165A (ja) | 1990-01-25 |
JPH072569B2 true JPH072569B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=15918656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63171189A Expired - Lifetime JPH072569B2 (ja) | 1988-07-08 | 1988-07-08 | 巻取機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072569B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2501978B2 (ja) * | 1991-09-17 | 1996-05-29 | 村田機械株式会社 | 自動ワインダの巻取速度制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2139182A (en) * | 1983-05-05 | 1984-11-07 | Amf Inc | Synchronized motor control particularly adapted for use with apparatus for making tubular articles |
-
1988
- 1988-07-08 JP JP63171189A patent/JPH072569B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223165A (ja) | 1990-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0202624B1 (en) | Spindle drive type yarn winding apparatus | |
JPH072569B2 (ja) | 巻取機 | |
JPH10317244A (ja) | ヤーン製織物の自動張力制御を行う張力ユニット | |
JPH0680289A (ja) | ワインダーの振動制御方法 | |
JP2684337B2 (ja) | スピンドル駆動型巻取機の駆動制御方法 | |
JP3006562B2 (ja) | 糸巻取機の停電処理システム | |
US6895168B2 (en) | Tape transport apparatus | |
JPH0218263A (ja) | インバータ | |
JP3384351B2 (ja) | 単錘駆動型撚糸加工機 | |
JP2004244773A (ja) | 撚糸機の制御装置 | |
JPS6337081A (ja) | 張力制御装置 | |
JP3279106B2 (ja) | トラバース群制御方式糸条巻取法における糸切替方法 | |
JP2541519B2 (ja) | 製糸装置 | |
JPH05246619A (ja) | 自動ワインダの巻取ユニット | |
JP2002012368A (ja) | 巻取機の速度制御装置 | |
JPS62199821A (ja) | 特殊糸の製造装置 | |
JPH04341463A (ja) | パーンワインダーの駆動方法 | |
JPH08311731A (ja) | スピンドルの回転を阻止するための装置を備えたリング精紡機 | |
JPH083424Y2 (ja) | 糸欠点検出装置 | |
JPH0232778A (ja) | 複数電動機の制動方法 | |
JPH05286646A (ja) | 自動ワインダの巻取停止装置 | |
JPS62285875A (ja) | 自動ワインダ− | |
JPH10174489A (ja) | 巻取機制御装置 | |
JPH0874133A (ja) | 紡機の運転制御装置 | |
JPH02118134A (ja) | 延伸機の制御装置 |