JPS62285875A

JPS62285875A - 自動ワインダ−

Info

Publication number: JPS62285875A
Application number: JP13101786A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Ueda; 豊上田; Shuzo Kawamura; 川村　周三; Toshio Yamauchi; 山内　利男; Yoshiyuki Ichiba; 市場　良行
Original assignee: Murata Machinery Ltd
Current assignee: Murata Machinery Ltd
Priority date: 1986-06-05
Filing date: 1986-06-05
Publication date: 1987-12-11
Also published as: JPH0241500B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明〔産業上の利用分野〕本発明は自動ワインダーに関し、特に精紡ボビンから引
出される糸の高テンシコンによる糸切れを防止し得る装
置に関する。

〔従来の技術〕

精紡機、特にリング精紡機で生産された精紡ボビンは次
工程の自動ワインダーへ供給されて、巻返され、系中に
含まれる糸欠陥部を詮キ六ねつつ一所宝の糸量、形状の
パッケージｊと巻返される。

即ち、１台または複数のワインディングユニットを並設
しｔ：自動ワインダーにおいて、各ワインディングユニ
ットの所定位置へ種々の供給手段で供給された精紡ボビ
ンから糸が引出され、該糸はテンション装置、スラブキ
ャッチャ、等を経て綾振ドラムにより回転するパッケー
ジに巻取られ、１個のパッケージを得るのに通常数本〜
数十本の精紡ボビンが供給されて巻取りが行われている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このようなワインダーにおいて、給糸側の精紡ボビンか
ら引出される糸は、ボビンの軸心方向に上方へ引出され
るため、糸層から離反した糸はバルーニングしつつ走行
する。

上記精紡ボビンの糸層が十分にある場合は問題はないが
、巻取りが進み、糸層が減少すると、精紡機での巻取工
程の関係から、少な（なった糸層（Ｙｌ）は第７図示の
如く巻取管（Ｂ）の下端部に位置しており、このような
状態で解じょされる糸（Ｙ）は巻取管（Ｂ）の表面に巻
付きつつ上方へ走行し、糸層からの離反角度が減少し、
糸と糸との摩擦、巻取管との接触等により走行糸に過大
な抵抗による張力が生じ、この結果系切断が生じること
がある。上記のような糸切断は走行糸の速度が高速にな
ればさらに発生し易（なる。

あるいは、糸層の減少によって、解じょされる糸が下層
の糸に接触しつつ走行することにより、ボビン１周分の
糸が一挙に上方へ引出されるいわゆるスラッフィングが
生じることによって糸切断が発生することがある。

従って、糸切断の毎に糸継動作のために巻取りが停止し
、特に精紡ボビン１本当りの糸量は高々百数十グラムで
あって１個の満巻パッケージを生産するのに多数の精紡
ホビンが供給され、このようなボビン１本毎に前記のよ
うな糸切断が生じることはワインダーの稼動効率を低下
させる原因となる。

本発明は上記問題を解決することを目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

本発明は各ワインディングユニット毎に、走行糸のテン
ションを検出するテンションセンサーと、該テンション
センサーの信号に基いて、糸の巻取速度を制御する巻取
制御手段を設けたものである。

〔作用〕

精紡ボビンの巻終わり付近における解じょテンション増
大をテンションセンサーにより検出し、テンションが設
定レベルを越えた時には、巻取制御手段を作用させて巻
取速度を減少させ、急激なテンション増大による糸切れ
が防止される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。

第１図は自動ワインダーを構成するワインディングユニ
ット（Ｕ）の−例を示す。精紡ホビン（１）から解じょ
引出された糸（Ｙ）はバルーンブレーカ（２）、テンシ
ョン装置（３）を通り、スラブキャッチャの如き糸欠点
検出ヘッド（４）により糸欠点をチェックされっつ綾振
ドラム（５）により回転するパッケージ（６）に巻取ら
れる。

巻取中において、上記スラブキャッチャ（４）を通過す
る糸の太さ変動が、電気信号（７）としてクリアラーコ
ントローラ（８）へ入力され、基準値との比較演算によ
り、許容範囲を越える場合に糸欠陥部が通過したものと
判断し、直ちにコントローラ（８）からカッター駆動製
糸切断に伴い上記スラブキャッチャ（４）からの糸走行
信号（１１）がオフとなり糸切れが感知され、コントロ
ーラ（８）から綾振ドラム駆動モータ（１２）の停止指
令が出され、ドラム（５）の回転が停止する。続いて糸
継装置（１３）にょる糸継動作が開始されるへく指令信
号がコントローラ（８）から出力され、公知の糸継手段
によって糸継ぎが行われる。

なお、第１図の（１４）は綾振ドラム（５）の回転を検
出するパルス発生装置で、例えはドラム端面の一部に固
着したマグネットを近接センサーからなり、ドラムの回
転数から巻取られた糸長を計算する定長機構に適用され
る。

さらに、第１図において、各ワインディングユニットに
設けられるドラム駆動モータ（１２）は、各ワインディ
ングユニットに設けられるインバータ（１５）により回
転速度が制御される。即ち、各ワインディングユニット
（Ｕ）には各ユニットの巻取状況から最も適した回転速
度にモータを制御するための制御装置（１６）が設置さ
れ、該制御装置（１６）から出力される制御信号（１７
）によって、インバータ（１５）を介して、ドラムモー
タ（１２）の回転速度が設定されるのである。

なお、ワインダーの全ワインディングユニットの制御は
中央制御装置（１８）から、信号線（１９）　（２０）
を介してインバータ（１５）に指令される。即ち、全ユ
ニット共通の制御としては、例えば、巻返される糸種に
応じた基本糸速の設定、あるいはリボンブレーカ用のモ
ータのオン・オフ信号等がある。

さらに、本発明では糸走行路の一部に糸のテンションを
検出するテンションセンサー（２１）が設置される。該
センサーとしては例えば、第２・３図に示す圧電素子を
適用したセンサーが適用可能である。即ち、該素子は外
部から加えられる圧力により機械的歪が生じ、この歪（
こよって、電圧に変化が生じるように形成された素子で
ある。

上記圧電素子（２２）には走行糸（Ｙ）が接触するため
のガイド（２３）が固着され、スラブキャッチャ（４）
の枠体（４ａ）上に固定したベース（２４）に、上記圧
電素子（２２）が固定位置決めされている。また、上記
ガイド（２３）の糸接触部がスラブキャッチャ（４）の
糸走行スリット（２５）の最奥部より開口部側に位置す
るように設けられている。

さらに、上記センサー（２１）は糸走行路の屈曲点に設
けることが、常にテンションを検出できる上で好ましい
。第２図では糸の走行方向が角度（θ）屈曲する位置に
設けられている。

従って糸走行によって生じるテンション（Ｆｌ）は力（
Ｆ２）で圧電素子（２２）を押圧することになる。即ち
、Ｆ２＝Ｆｌｓｉｎｅによる圧力が電圧に変換されてテ
ンション変動を検出することができろ。

次に、上記各装置を有するワインディングユニットにお
ける糸速制御について説明する。

第４図において、巻取中においては糸のテンションはほ
ぼ一定（Ｔｏ）であり、１本のボビンの糸層が減少して
いき、第７図のように斜線で示したような糸量（Ｙｌ）
になると、テンションカ急上昇しくＡ）　、つい＼はテ
ンション切れを生じることがある。

従って、本発明では、上記テンションの急上昇した時、
テンションセンサー（２１）からの信号が第１図の制御
装置（１６）へ入力されると、設定レベル（Ｔ１）を越
えていると判断した場合には、直ちに、制御装置（１６
）からインバータ（１５）へ減速指令（１７）を出力し
、ドラムモー人（１２）の回転速度を低下させるのであ
る。このようにすることにより、第４図の如く、いりた
ん上昇を始めｔ：テンションは線（Ｃ）のように下降し
、通常の巻取状態のテンション（ＴＯ）近傍に戻るので
ある。第５図は糸速線図を示し、通常は糸（Ｙ）は設定
速度（Ｖ）で走行し、テンションセンサー（２１）の異
常信号が発せられる時間（Ｓｌ）から徐々に減速（Ｄ）
させ、一定のテンション（Ｔｏ）　ｉこなるように制御
される。

この場合、テンションセンサー（２１）の検出信号を制
御装置へフィードバックさせ、テンションの検出レベル
によってドラムモータの回転速度を任意に調整すること
も可能である。

なお、制御装置（１６）としては例えば、第６図示の回
路が適用可能である。即ち、圧電素子（２２）から得ら
れるレベル信号（Ｌｌ）は増巾回路（２６）ｆｐ錦ｆＨ
−１１力寸スのｔ乙；窯１．？−すｈ六の！片方（Ｌ２
）に変換され、場合によっては雑音除去回路を介在させ
ることも可能であるが、レベル信号（Ｌ２）は比較回路
（２７）に入力され予め入力されるテンション（Ｔ１）
に対応する電圧レベル（Ｅ）と比較され、設定レベルを
越えている場合には、異常信号（Ｌ３）が出力され、イ
ンバータ（１５）への減速指令信号（Ｌ４）が出力回路
（２８）から出力される。

なお、上記テンションの急上昇（Ａ）が、ボビンの最終
近傍の糸層の解じょによって生じていることを確認する
ためには第１図の如く、光電センサ（２９）を定位置に
設けておき、該センサ（２９）がボビン（１）の糸層（
Ｙｌ）と巻取管（Ｂ）の境界を検出することにより、糸
層が残り少□ないことを感知し、この時の検出信号（３
０）と前記制御回路（１６）の異常信号（Ｌ３）とをア
ンド回路に入力することにより、いづれの信号も存在す
る時にのみドラムモータの速度を減少させるようにする
ことも可能である。即ち、テンションが第４図の設定レ
ベル（Ｔｌ）を何らかの原因でオーバーすることがあっ
たとしても、光電センサ（２９）がオン信号を出さない
限りはドラムモータは減速されない。即ち、通常の巻取
中におけるテンションがレベル（Ｔ１）を瞬間的に越え
る場合にも、ドラムモータ（１２）を減速させたのでは
、巻取効率が低下する＼メ秀ア＼。例えば、リボン巻防
止のために、モータをオン・オフさせるような場合、モ
ータがオフからオンになった時、瞬間的に高テンション
となることがある。

〔発明の効果〕

以上のように本発明では、１本のボビンの巻終わり付近
で生じる糸のテンション急上昇域ではドラムモータの回
転速度を低下させるようにテンションセンサーと、該セ
ンサの信号（こ基いてドラムの駆動制御を行う、制御装
置を設けたので、巻終わり時のテンション切れを防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の実ｊ徂例を示すワインディングユ
ニットの概略構成図、第２図はテンションセンサーの取
付状態の一例を示す側餌図、第３図は同平面図、第４図
は１本のボビンから引出される糸のテンション変動を示
す線図、第５図は本発明によって得られるドラムの速度
線図、第６図は制御回路の一例を示すブＯ−７り図、第
７図はボビンの糸屑じょ状態を示す説明図である。（５）・・・綾振ドラム（１５）・・・インバータ（１６）・・・制御装置（２１）・・・テンションセンサー（Ｕ）・・・ワインディングユニット（Ｙ）・・・糸第３図トき、′″、ｍ、’）　　　−０＋Ｈ來型　〉

Claims

【特許請求の範囲】

各ワインディングユニット毎に、走行糸のテンションを
検出するテンションセンサーと、該テンションセンサー
の信号に基いて糸の巻取速度を制御する巻取制御手段を
設けたことを特徴とする自動ワインダー。