JP3430631B2 - 自動ワインダー - Google Patents

自動ワインダー

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JP3430631B2
JP3430631B2 JP11682594A JP11682594A JP3430631B2 JP 3430631 B2 JP3430631 B2 JP 3430631B2 JP 11682594 A JP11682594 A JP 11682594A JP 11682594 A JP11682594 A JP 11682594A JP 3430631 B2 JP3430631 B2 JP 3430631B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動ワインダーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、自動ワインダーのワ
インディングユニット1は、下部に精紡管糸のボビン2
を、上部に巻取装置たる綾振りドラム3及びクレードル
アーム4を備え、ボビン2の直上に設けたバルーンコン
トローラ5によりバルーンを制御しつつ管糸Yを解舒
し、テンサー6及びスラブキャッチャー7などを経由し
て巻き上げ、パッケージ8として巻き取るようになって
いる。自然の糸切れ或いは糸欠点を除去するために糸Y
が切断されたときは、ヤーントラップ9で捕捉されてい
る下糸を中継パイプ10により、パッケージ8側の上糸
をサクションマウス11によりそれぞれ糸継装置(スプ
ライサー)12に渡し、その動作により糸継ぎがなされ
て巻き返しが再開継続される。またボビン2の管糸Yが
無くなったときは、糸道に設けられた光電フィーラー
(又はゲートフィーラー)13が糸無しを感知すること
で、ボビン交換を行うようになっている。その下方に
は、ボビン2に比較的近い位置で糸Yをスリットに通し
てから巻き上げさせるプレクリアラー14が設けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで近来にあって
は巻き取り速度の高速化により、管糸Yがボビン2から
安定して解舒されずに輪抜けして、幾重かのコイルが互
いに絡み合って一気に解舒される現象(スラッフィン
グ)が生じることがある。このようなスラッフィングの
発生はバルーンコントローラ5により抑えられているも
のも、完全に防止されるわけではなく、管糸Yの硬度が
低いといった条件によっては絡み合ったまま巻き上げら
れるために、上方のプレクリアラー14により阻まれ、
結果として糸切れとなる。このような時は、糸Yが光電
フィラー13によっては感知されないために管糸無しと
判断されて、ボビン交換がなされる。しかしながら糸Y
の端はプレクリアラー14に引っ掛かった状態であるの
で、そのボビンを払い出す際に糸引きを起こしてしま
い、ボビン交換或いは排出不能のトラブルにつながると
いう問題があった。
【0004】そこで本発明は、スラッフィング等に起因
する糸引きのトラブルを防止できる自動ワインダーを提
供すべく創案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボビンから巻
取装置間に、自然糸切れ或いは糸欠点を除去するために
糸が切断されたときに糸継ぎを行う糸継装置を有し、糸
無しのときにボビン交換を行うようにした自動ワインダ
ーにおいて、ボビンの上方に、スラッフィング等で不良
糸が巻取装置側に巻き上げられるのを阻むと共に糸切れ
を生じさせて糸走行を中断させる不良糸巻上げ防止部材
を設け、該不良糸巻上げ防止部材と上記ボビンとの間
に、不良糸巻上げ防止部材で糸走行が中断されたボビン
側の糸の有無を検出するための糸検出手段を設けたもの
である。上記糸検出手段は、ボビンの解舒バルーンを制
御するバルーンコントローラに設けられたものであって
もよい。また糸検出手段は、糸走行の中断時にボビン側
糸有りを検出した場合は糸継装置に糸継ぎ動作させ、
糸無しの場合はボビン交換させるように制御部に連結さ
れたものであってもよい。
【0006】
【作用】上記構成により、スラッフィング等が生じボビ
ンから不良糸が巻き上げられたとき、不良糸巻上げ防止
部材は、その不良糸が巻取装置に至るのを阻む、この結
果糸切れが発生し走行が中断されるため、通常ワインダ
ーは糸無しとしてボビン交換を行おうとするが、不良糸
巻上げ防止部材と上記ボビンとの間に設けた糸検出手段
が、不良糸巻上げ防止部材で糸走行が中断されたボビン
側の糸を検出するため、ボビン交換を行うことなく糸継
ぎを行うことができる。糸検出手段がバルーンコントロ
ーラに設けられた構成では、その軸部を糸が通るため糸
の検出が確実にできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0008】図1は、本発明に係わる自動ワインダーの
一実施例を示したものである。この自動ワインダーのワ
インディングユニット21には、ボビン2からスラッフ
ィング等の不良糸が巻き上げられるのを阻む不良糸巻上
げ防止部材たるプレクリアラー22が設けられていると
共に、プレクリアラー22とボビン2との間に、糸Yの
有無を検出するための糸検出手段たる糸センサー23が
設けられている。本実施例にあっては、糸センサー23
はボビン2の解舒バルーンを制御するバルーンコントロ
ーラ24に設けられている。
【0009】プレクリアラー22は適宜なスリット26
を有し、このスリット26にボビン2から解舒された糸
Yをまず通してから巻き上げさせるようになっている。
またプレクリアラー22の位置は、糸継装置12及びス
ラブキャッチャー7、ヤーントラップ、テンサー(図2
参照)よりも下方であって、糸継ぎの際に下降旋回して
くる中継パイプの吸引口の下端位置(図中破線aにて示
す)及びバルーンコントローラ24よりも上方である。
バルーンコントローラ24は、ボビン2の頭部27の上
方近傍にこれと同軸上に設けられ、上窄まりの円錐形状
の傘部28と、傘部28の上端に嵌合した軸部25とで
成り、軸部25は支持板29によってワインディングユ
ニット21の本体ハウジング(図示せず)に支持されて
いる。また、傘部28は、図示省略したシリンダ等の駆
動手段によって上下動されるようになっていて、ボビン
の糸解舒に伴って下降するように構成されている。軸部
25には上下方向の糸通路30とこの糸通路30に上向
きのエア流を供給するためのエア導入路31及びエアノ
ズル32が設けられ、ボビン2を挿立させているトレイ
33の下方に設けられるエアパイプ34によって糸端が
吹上げられるときに、その補助を行うエアサッカーとし
て形成されている。
【0010】そして糸センサー23は、軸部25の上端
近傍で半径方向内方に取り付けられ、その先端の感知部
が糸通路30に臨まされている。糸センサー23のコー
ド35はワインディングユニット21に設けられた制御
部たる制御盤36に結線され、糸有りを感知したときに
検出信号が送られるようになっている。制御盤36は糸
継装置12に対して動作指令を行うものであり、糸継装
置12の下部に設けられたスラブキャッチャー7が糸欠
点を検知し糸を切断した時、及びスラブキャッチャー7
が糸走行無しを検出し糸走行無しで且つ糸センサー23
が糸有りを感知した時に、糸継ぎを行わせるようになっ
ている。また糸走行無し及び糸検出無しのときは糸継ぎ
を行わず、そのボビン2を排出して、待機している次の
ボビン(満管ボビン)を取り入れるようになっている。
【0011】次に本実施例の作用を説明する。
【0012】糸切れ及び糸欠点の除去のための糸切断に
より糸走行が中断すると、糸継装置12が糸継ぎを行
い、巻き取りが継続される。高速巻き取りなどによりス
ラッフィングが発生すると、プレクリアラー22はその
糸が巻き上げられるのを阻み、糸切れとなる場合があ
る。このときヤーントラップには糸端が保持されておら
ず、図1に示したようにプレクリアラー22に引っ掛け
られた状態となるが、糸センサー23がこの糸をバルー
ンコントローラ24の軸部25の位置において検出し、
制御盤36に糸有りの信号を送る。制御盤36はこの糸
検出及びスラブキャッチャー7による糸走行無しの条件
で、糸継装置12に糸継ぎ動作を指令する。糸継装置1
2は、プレクリアラー22に引っ掛かって中継パイプに
より捕捉された下糸(Y)と、サクションマウスにより
捕捉されたパッケージ側の上糸(図示せず)とを、不良
な部分を適宜除去してから糸継ぎを行い、巻き返しを再
開継続させる。またボビン2が空になって糸走行が中断
したときは、糸センサー23が糸Yを検出しないので、
糸継ぎは行われずにコンベヤ(図示せず)によりそのボ
ビンが払い出されて、新しいボビンと交換される。
【0013】このように、プレクリアラー22の下方に
糸センサー23を設けて制御盤36にその検出信号を送
るようにしたので、スラッフィングでの糸切れをボビン
2が空であると誤認することがなく、直ちに糸継ぎを施
して巻き返しを継続することができる。すなわち、プレ
クリアラー22に糸Yが引っ掛かっているボビン2を排
出してしまうことによる糸引きのトラブルを防止するこ
とができ、また稼動率の向上に寄与できる。そして糸セ
ンサー23をバルーンコントローラ24の軸部25に取
り付けたので、糸Yはプレクリアラー22に引っ掛かっ
た状態でも必ず軸部25の糸通路30にあることによ
り、その糸Yを確実に検出できる。
【0014】なお糸センサー23の設置箇所としてはバ
ルーンコントローラ24に限るものではなく、プレクリ
アラー22とボビン2との間の糸道の位置であればどこ
でも構わない。また糸検出手段としては糸を挟んで検出
する機械式の構成としてもよい。さらに従来の糸検出の
ための光電フィーラー或いはゲートフィーラーは不要と
なるので、設置を省略できる。
【0015】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0016】(1) 請求項1の構成によれば、不良糸巻き
上げ防止部材で不良糸が巻取装置側に巻き取られること
を阻むと共にその阻まれた糸を検出できるので、ボビン
糸引きによるトラブルを防止できる。
【0017】(2) 請求項2記載の構成によれば、不良糸
巻き上げ防止部材とボビンとの間の糸の有無を確実に検
出できる。
【0018】(3) 請求項3記載の構成によれば、糸継ぎ
及びボビン交換を適切に行うことができ、稼動率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動ワインダーの一実施例を示
した側面図である。
【図2】従来の自動ワインダーを示した側面図である。
【符号の説明】
2 ボビン 12 糸継装置 22 プレクリアラー(不良糸巻上げ防止部材) 23 糸センサー(糸検出手段) 24 バルーンコントローラ 25 軸部 36 制御盤(制御部) Y 糸(管糸)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンから巻取装置間に、自然糸切れ或
    いは糸欠点を除去するために糸が切断されたときに糸継
    ぎを行う糸継装置を有し、糸無しのときにボビン交換を
    行うようにした自動ワインダーにおいて、ボビンの上方
    に、スラッフィング等で不良糸が巻取装置側に巻き上げ
    られるのを阻むと共に糸切れを生じさせて糸走行を中断
    させる不良糸巻上げ防止部材を設け、該不良糸巻上げ防
    止部材と上記ボビンとの間に、不良糸巻上げ防止部材で
    糸走行が中断されたボビン側の糸の有無を検出するため
    の糸検出手段を設けたことを特徴とする自動ワインダ
    ー。
  2. 【請求項2】 上記糸検出手段が、上記ボビンの解舒バ
    ルーンを制御するバルーンコントローラに設けられた請
    求項1記載の自動ワインダー。
  3. 【請求項3】 上記糸検出手段が、糸走行の中断時に
    ビン側の糸有りを検出した場合は糸継装置に糸継ぎ動作
    させ、糸無しの場合はボビン交換させるように制御部に
    連結された請求項1又は2記載の自動ワインダー。
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