JPH07256654A - ヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置 - Google Patents
ヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置Info
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- JPH07256654A JPH07256654A JP7414294A JP7414294A JPH07256654A JP H07256654 A JPH07256654 A JP H07256654A JP 7414294 A JP7414294 A JP 7414294A JP 7414294 A JP7414294 A JP 7414294A JP H07256654 A JPH07256654 A JP H07256654A
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- vacuum
- head
- mold
- head block
- vacuum forming
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空内での加硫に際して気密性を維持し、金
型自体の取扱いと製品取出しとに対しての作業能率を向
上させ、成形作業時間の短縮、及び作動速度をアップ
し、更には機械設置スペースを小さくするる。 【構成】 押引機構１３により傾倒し横方向での移動を
可能にした開閉式のヘッドブロック体２を設け、下面に
加熱盤を介して上金型を昇降自在に形成し、外側面には
複数のロック用係合リブ１６を突設し、真空成型ブロッ
ク１上段内側面に設けたロック用被係合リブ１２に係脱
自在となるように構成する。真空成型ブロック１の中段
には中型取付板６又は加熱盤７を支持固定した支持枠体
８を配し、下段には加熱盤１７を介在した下金型４を昇
降自在に設ける。
型自体の取扱いと製品取出しとに対しての作業能率を向
上させ、成形作業時間の短縮、及び作動速度をアップ
し、更には機械設置スペースを小さくするる。 【構成】 押引機構１３により傾倒し横方向での移動を
可能にした開閉式のヘッドブロック体２を設け、下面に
加熱盤を介して上金型を昇降自在に形成し、外側面には
複数のロック用係合リブ１６を突設し、真空成型ブロッ
ク１上段内側面に設けたロック用被係合リブ１２に係脱
自在となるように構成する。真空成型ブロック１の中段
には中型取付板６又は加熱盤７を支持固定した支持枠体
８を配し、下段には加熱盤１７を介在した下金型４を昇
降自在に設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、上下方向に積層組合わ
される多段の金型を収容し、真空雰囲気内でこれらの金
型を順次積層してゆき、加熱しながら加圧部によって加
圧してゴムを成型できるようにしたヘッド開閉式ゴム加
硫真空成型装置に関するものである。
される多段の金型を収容し、真空雰囲気内でこれらの金
型を順次積層してゆき、加熱しながら加圧部によって加
圧してゴムを成型できるようにしたヘッド開閉式ゴム加
硫真空成型装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の多段金型を収容してゴムを真空
加熱して成型するゴム加硫真空成型装置は各種市場に提
供されている。これらのゴム加硫真空成型装置にあって
は、多段金型を単に収容している構造のものがほとんど
であるので、その作業にあっては、作業者がリフト装置
等を利用してそれぞれ積層組合わされる金型の上型と、
下型とその下の上型とが一体となっている中間型とを順
次取り外したり、或はその逆に順次積層させて行くよう
にして、ゴムの成型を行っている。そこで、加硫に際し
て加熱する関係と、金型自体の取扱性の点からみて、作
業の熟練度の必要性や製品取出等の作業能率の低下に伴
う諸問題を解決するために、成型完了時に加圧を解除す
べく加圧部を上昇させる作動に伴って、積層されている
多段の金型をそれぞれ上の金型から、上型、下型とその
下の上型とが一体になっている中間型の順に、自動的に
順次拡開分解されるようにし、成型を行なう時には、そ
の逆に順次積層させて行くようにして作業を行なわしめ
るようにしていた。
加熱して成型するゴム加硫真空成型装置は各種市場に提
供されている。これらのゴム加硫真空成型装置にあって
は、多段金型を単に収容している構造のものがほとんど
であるので、その作業にあっては、作業者がリフト装置
等を利用してそれぞれ積層組合わされる金型の上型と、
下型とその下の上型とが一体となっている中間型とを順
次取り外したり、或はその逆に順次積層させて行くよう
にして、ゴムの成型を行っている。そこで、加硫に際し
て加熱する関係と、金型自体の取扱性の点からみて、作
業の熟練度の必要性や製品取出等の作業能率の低下に伴
う諸問題を解決するために、成型完了時に加圧を解除す
べく加圧部を上昇させる作動に伴って、積層されている
多段の金型をそれぞれ上の金型から、上型、下型とその
下の上型とが一体になっている中間型の順に、自動的に
順次拡開分解されるようにし、成型を行なう時には、そ
の逆に順次積層させて行くようにして作業を行なわしめ
るようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
作業は、真空内での加硫に際して加熱する関係で、気密
性の保持、成形作業時間の面、成形装置のコスト及び作
動速度、機械設置スペース等の問題があり、コスト面等
で大きな問題となっていた。
作業は、真空内での加硫に際して加熱する関係で、気密
性の保持、成形作業時間の面、成形装置のコスト及び作
動速度、機械設置スペース等の問題があり、コスト面等
で大きな問題となっていた。
【０００４】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、真空内での加硫に際
して常に真空度が一定になるように気密性を保持させる
と共に、成形作業時間の短縮、及び作動速度をアップす
ることで金型自体の取扱いと製品取出しとに対し作業能
率を向上させ、更には機械設置スペースを小さくすると
共に、成形装置自体を安価にして、全体的にコストダウ
ンを図るヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置を提供する
ことを目的とする。
た諸事情に鑑み創出されたもので、真空内での加硫に際
して常に真空度が一定になるように気密性を保持させる
と共に、成形作業時間の短縮、及び作動速度をアップす
ることで金型自体の取扱いと製品取出しとに対し作業能
率を向上させ、更には機械設置スペースを小さくすると
共に、成形装置自体を安価にして、全体的にコストダウ
ンを図るヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置を提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、ヘッドブロック体と、このヘ
ッドブロック体の下に配してこれとにより真空雰囲気に
ゴムを加硫する真空成型ブロックとから成り、ヘッドブ
ロック体は、外側面に複数のロック用係合リブを突設し
て、押引機構により傾倒可能に枠体の一端が軸支保持さ
れると共に、金型の加圧方向に対して略直交する方向に
移動可能に枠体に架装され、真空成型ブロックは、前記
ロック用係合リブに対向してこれと係脱自在となるよう
に上段内側面にロック用被係合リブを突設し、中段に中
型取付板又は加熱盤を支持固定した支持枠体を配し、下
段に加熱盤を介在した下金型を昇降自在に設け、前記ロ
ック用係合リブとロック用被係合リブとは、ヘッドブロ
ック体が金型の加圧方向で上方へ移動不能に係合すべく
形成したことを特徴とする。
ため、本発明にあっては、ヘッドブロック体と、このヘ
ッドブロック体の下に配してこれとにより真空雰囲気に
ゴムを加硫する真空成型ブロックとから成り、ヘッドブ
ロック体は、外側面に複数のロック用係合リブを突設し
て、押引機構により傾倒可能に枠体の一端が軸支保持さ
れると共に、金型の加圧方向に対して略直交する方向に
移動可能に枠体に架装され、真空成型ブロックは、前記
ロック用係合リブに対向してこれと係脱自在となるよう
に上段内側面にロック用被係合リブを突設し、中段に中
型取付板又は加熱盤を支持固定した支持枠体を配し、下
段に加熱盤を介在した下金型を昇降自在に設け、前記ロ
ック用係合リブとロック用被係合リブとは、ヘッドブロ
ック体が金型の加圧方向で上方へ移動不能に係合すべく
形成したことを特徴とする。
【０００６】また、前記ヘッドブロック体のロック用係
合リブと前記真空成型ブロックのロック用被係合リブと
の噛合部分をアリ溝状案内面に構成することができる。
合リブと前記真空成型ブロックのロック用被係合リブと
の噛合部分をアリ溝状案内面に構成することができる。
【０００７】さらに、前記真空成型ブロック中段の支持
枠体の一端を真空成型ブロック内に軸支保持させ、支持
枠体の略中間両側を上方に付当てる付当転動体を介して
昇降機構により支持枠体を傾倒可能に構成することがで
きる。
枠体の一端を真空成型ブロック内に軸支保持させ、支持
枠体の略中間両側を上方に付当てる付当転動体を介して
昇降機構により支持枠体を傾倒可能に構成することがで
きる。
【０００８】
【作用】本発明に係るヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装
置は、開閉式のヘッドブロック体にあっては、開蓋時に
おいて、押引機構により枠体よりヘッドブロック体を金
型の加圧方向に対して略直交する方向で後方へ移動させ
ながら、複数のロック用係合リブと真空成型ブロックの
ロック用被係合リブとの間の噛合を解除させ、それと共
に、一端が軸支保持された枠体を介してヘッドブロック
体を上方へ傾倒し開蓋させる。閉蓋時には、押引機構に
より一端が軸支保持された枠体を介してヘッドブロック
体を下方へ傾倒し、それと共に枠体よりヘッドブロック
体を前進スライドさせ、複数のロック用係合リブと真空
成型ブロックのロック用被係合リブとの間をアリ溝状案
内面に沿って噛合し金型の加圧方向で上方へ移動不能に
ロックさせる。
置は、開閉式のヘッドブロック体にあっては、開蓋時に
おいて、押引機構により枠体よりヘッドブロック体を金
型の加圧方向に対して略直交する方向で後方へ移動させ
ながら、複数のロック用係合リブと真空成型ブロックの
ロック用被係合リブとの間の噛合を解除させ、それと共
に、一端が軸支保持された枠体を介してヘッドブロック
体を上方へ傾倒し開蓋させる。閉蓋時には、押引機構に
より一端が軸支保持された枠体を介してヘッドブロック
体を下方へ傾倒し、それと共に枠体よりヘッドブロック
体を前進スライドさせ、複数のロック用係合リブと真空
成型ブロックのロック用被係合リブとの間をアリ溝状案
内面に沿って噛合し金型の加圧方向で上方へ移動不能に
ロックさせる。
【０００９】ヘッドブロック体下面に加熱盤を介して形
成した上金型と、真空成型ブロック下段に加熱盤を介し
て形成した下金型とにより、真空成型ブロック中段に支
持枠体を介して配置させた中型取付板又は加熱盤を挟持
させ、真空雰囲気内でゴムを加硫し、加熱しながら加圧
成型させる。前記真空成型ブロック中段の支持枠体の略
中間両側を上方に付当てる付当転動体は、昇降機構によ
り真空成型ブロック内に軸支保持する一端を支軸にして
上方乃至下方へ傾倒させる。
成した上金型と、真空成型ブロック下段に加熱盤を介し
て形成した下金型とにより、真空成型ブロック中段に支
持枠体を介して配置させた中型取付板又は加熱盤を挟持
させ、真空雰囲気内でゴムを加硫し、加熱しながら加圧
成型させる。前記真空成型ブロック中段の支持枠体の略
中間両側を上方に付当てる付当転動体は、昇降機構によ
り真空成型ブロック内に軸支保持する一端を支軸にして
上方乃至下方へ傾倒させる。
【００１０】
【実施例】以下、図１乃至図４を参照して本発明の第１
実施例を説明するに、図において示される符号１は、ゴ
ムを真空雰囲気にして加硫し加熱加圧して成型する真空
成型ブロックであり、真空成型ブロック１内部は外部の
真空ポンプ（図示せず）に連通せしめてある。そして、
真空成型ブロック１の下段には昇降機構３により昇降自
在と成したゴム加圧用の下金型４を加熱盤５を介して設
置してある。真空成型ブロック１の中段には中型取付板
６又は加熱盤７を支持固定した支持枠体８を偏角回動自
在に枢支９し、昇降機構１０に連繋した付当転動体１１
により支持枠体８の略中間両側を転動自在に当接し、こ
の上方に付当てる付当転動体１１を介して昇降機構１０
により支持枠体８を中型取付板６又は加熱盤７と一体に
傾倒すべく成してある。また、真空成型ブロック１の上
段外側面には後述するロック用係合リブとアリ溝状案内
面Ｐにより対峙噛合すべく複数のロック用被係合リブ１
２を突設してある。
実施例を説明するに、図において示される符号１は、ゴ
ムを真空雰囲気にして加硫し加熱加圧して成型する真空
成型ブロックであり、真空成型ブロック１内部は外部の
真空ポンプ（図示せず）に連通せしめてある。そして、
真空成型ブロック１の下段には昇降機構３により昇降自
在と成したゴム加圧用の下金型４を加熱盤５を介して設
置してある。真空成型ブロック１の中段には中型取付板
６又は加熱盤７を支持固定した支持枠体８を偏角回動自
在に枢支９し、昇降機構１０に連繋した付当転動体１１
により支持枠体８の略中間両側を転動自在に当接し、こ
の上方に付当てる付当転動体１１を介して昇降機構１０
により支持枠体８を中型取付板６又は加熱盤７と一体に
傾倒すべく成してある。また、真空成型ブロック１の上
段外側面には後述するロック用係合リブとアリ溝状案内
面Ｐにより対峙噛合すべく複数のロック用被係合リブ１
２を突設してある。
【００１１】真空成型ブロック１の上部開口には、押引
機構として、リフト機構１３とスライド機構１５とを配
し、リフト機構１３により傾倒可能に枠体１４の一端を
軸支保持し、スライド機構１５により横方向に移動可能
に枠体１４に滑合架装して成る開閉式のヘッドブロック
体２を設けてあり、ヘッドブロック体２の外側面には前
記真空成型ブロック１のロック用被係合リブ１２とアリ
溝状案内面Ｐにより対峙噛合すべく複数のロック用係合
リブ１６を突設してある。そして、ヘッドブロック体２
の下面には加熱盤１７を介してゴム加圧用の上金型１８
を昇降自在に形成してあり、前記昇降自在に形成した下
金型４とでもって中型取付板６又は加熱盤７を支持固定
した支持枠体８を挟持すべく成してある。
機構として、リフト機構１３とスライド機構１５とを配
し、リフト機構１３により傾倒可能に枠体１４の一端を
軸支保持し、スライド機構１５により横方向に移動可能
に枠体１４に滑合架装して成る開閉式のヘッドブロック
体２を設けてあり、ヘッドブロック体２の外側面には前
記真空成型ブロック１のロック用被係合リブ１２とアリ
溝状案内面Ｐにより対峙噛合すべく複数のロック用係合
リブ１６を突設してある。そして、ヘッドブロック体２
の下面には加熱盤１７を介してゴム加圧用の上金型１８
を昇降自在に形成してあり、前記昇降自在に形成した下
金型４とでもって中型取付板６又は加熱盤７を支持固定
した支持枠体８を挟持すべく成してある。
【００１２】一方、このように形成されている下金型
４、加熱盤５、中型取付板６、加熱盤７、支持枠体８、
加熱盤１７、上金型１８の外側は、それぞれ分割された
密閉枠２１，２２，２３によって覆われ、真空成型でき
るように形成されている。そして、これらの密閉枠２
１，２２，２３は下金型４及び加熱盤５と共に上昇する
下部密閉枠２１と、中型取付板６及び加熱盤７及び支持
枠体８の外側に配されている中間密閉枠２２と、加熱盤
１７及び上金型１８の外側に配された上部密閉枠２３と
から構成され、下金型４及び加熱盤５と共に上昇した下
部密閉枠２１が順次中間密閉枠２２、上部密閉枠２３と
当接して全体で密閉枠を構成するようになっている。
４、加熱盤５、中型取付板６、加熱盤７、支持枠体８、
加熱盤１７、上金型１８の外側は、それぞれ分割された
密閉枠２１，２２，２３によって覆われ、真空成型でき
るように形成されている。そして、これらの密閉枠２
１，２２，２３は下金型４及び加熱盤５と共に上昇する
下部密閉枠２１と、中型取付板６及び加熱盤７及び支持
枠体８の外側に配されている中間密閉枠２２と、加熱盤
１７及び上金型１８の外側に配された上部密閉枠２３と
から構成され、下金型４及び加熱盤５と共に上昇した下
部密閉枠２１が順次中間密閉枠２２、上部密閉枠２３と
当接して全体で密閉枠を構成するようになっている。
【００１３】そのため、従来のゴム加硫真空成型装置の
場合、ゴム材料を金型にセットしてその金型が積層され
た状態において真空にする構造であったが、このような
構成にすることで、下部密閉枠２１が順次中間密閉枠２
２、上部密閉枠２３と当接して全体で密閉枠を構成した
状態でその密閉枠内を真空にし、その後、下金型５を適
宜上昇させて金型全体を加圧するように作動させること
ができるから、下金型５を上昇させる前は、真空状態で
下金型４と上金型１８との間に配されているゴム材料に
は何等加圧力が加わっておらず空間が存在することにな
るので、ゴム材料からの脱気を従来よりもより確実に行
うことができ、その結果、非常に良好な製品を得ること
ができる。
場合、ゴム材料を金型にセットしてその金型が積層され
た状態において真空にする構造であったが、このような
構成にすることで、下部密閉枠２１が順次中間密閉枠２
２、上部密閉枠２３と当接して全体で密閉枠を構成した
状態でその密閉枠内を真空にし、その後、下金型５を適
宜上昇させて金型全体を加圧するように作動させること
ができるから、下金型５を上昇させる前は、真空状態で
下金型４と上金型１８との間に配されているゴム材料に
は何等加圧力が加わっておらず空間が存在することにな
るので、ゴム材料からの脱気を従来よりもより確実に行
うことができ、その結果、非常に良好な製品を得ること
ができる。
【００１４】次に、本発明装置の第１実施例の使用の例
を説明するに、例えば開蓋時において、スライド機構１
５により枠体１４よりヘッドブロック体２を後方へ退避
させて、複数のロック用係合リブ１６と真空成型ブロッ
ク１のロック用被係合リブ１２との間の噛合を解除さ
せ、リフト機構１３により枠体１４を介してヘッドブロ
ック体２を上方へ傾倒し開蓋させる。そして、真空成型
ブロック１中段の付当転動体１１は、昇降機構１０によ
り上方に移動し真空成型ブロック１内にて支持枠体８を
上方へ傾倒させ、ゴム試料をセットする。また、閉蓋時
には、リフト機構１３により枠体１４を介してヘッドブ
ロック体２を下方へ傾倒し、スライド機構１５により枠
体１４よりヘッドブロック体２を前進スライドさせ、ロ
ック用係合リブ１６とロック用被係合リブ１２とをアリ
溝状案内面Ｐに沿って噛合しロックさせる。このとき、
真空成型ブロック１中段の支持枠体８の略中間両側を上
方に付当てる付当転動体１１は、昇降機構１０により下
方に移動し真空成型ブロック１内にて支持枠体８を下方
へ傾倒させる。
を説明するに、例えば開蓋時において、スライド機構１
５により枠体１４よりヘッドブロック体２を後方へ退避
させて、複数のロック用係合リブ１６と真空成型ブロッ
ク１のロック用被係合リブ１２との間の噛合を解除さ
せ、リフト機構１３により枠体１４を介してヘッドブロ
ック体２を上方へ傾倒し開蓋させる。そして、真空成型
ブロック１中段の付当転動体１１は、昇降機構１０によ
り上方に移動し真空成型ブロック１内にて支持枠体８を
上方へ傾倒させ、ゴム試料をセットする。また、閉蓋時
には、リフト機構１３により枠体１４を介してヘッドブ
ロック体２を下方へ傾倒し、スライド機構１５により枠
体１４よりヘッドブロック体２を前進スライドさせ、ロ
ック用係合リブ１６とロック用被係合リブ１２とをアリ
溝状案内面Ｐに沿って噛合しロックさせる。このとき、
真空成型ブロック１中段の支持枠体８の略中間両側を上
方に付当てる付当転動体１１は、昇降機構１０により下
方に移動し真空成型ブロック１内にて支持枠体８を下方
へ傾倒させる。
【００１５】次いで成型時には、真空雰囲気内でゴムを
加硫し、ヘッドブロック体２下面に加熱盤１７を介して
形成した上金型１８と、真空成型ブロック１下段に加熱
盤４を介して形成した下金型５とを適宜昇降させて、真
空成型ブロック１中段に支持枠体８を介して配置させた
中型取付板６又は加熱盤７を挟持させゴムを加圧し加熱
成型する。また、作業完了後、スライド機構１５により
枠体１４よりヘッドブロック体２を後方へ退避させて、
複数のロック用係合リブ１６と真空成型ブロック１のロ
ック用被係合リブ１２との間の噛合を解除させ、リフト
機構１３により枠体１４を介してヘッドブロック体２を
上方へ傾倒し開蓋させる。そして、真空成型ブロック１
中段の付当転動体１１は、昇降機構１０により上方に移
動し真空成型ブロック１内にて支持枠体８を上方へ傾倒
させ、成型されたゴムを取出せばよい。
加硫し、ヘッドブロック体２下面に加熱盤１７を介して
形成した上金型１８と、真空成型ブロック１下段に加熱
盤４を介して形成した下金型５とを適宜昇降させて、真
空成型ブロック１中段に支持枠体８を介して配置させた
中型取付板６又は加熱盤７を挟持させゴムを加圧し加熱
成型する。また、作業完了後、スライド機構１５により
枠体１４よりヘッドブロック体２を後方へ退避させて、
複数のロック用係合リブ１６と真空成型ブロック１のロ
ック用被係合リブ１２との間の噛合を解除させ、リフト
機構１３により枠体１４を介してヘッドブロック体２を
上方へ傾倒し開蓋させる。そして、真空成型ブロック１
中段の付当転動体１１は、昇降機構１０により上方に移
動し真空成型ブロック１内にて支持枠体８を上方へ傾倒
させ、成型されたゴムを取出せばよい。
【００１６】一方、図５乃至図８にを参照して本発明の
第２実施例を説明するに、この第２実施例は、前述した
第１実施例における押引機構としてのリフト機構１３と
スライド機構１５との代りに、斜めに配した斜押引機構
２４を配し、この斜押引機構２４によってヘッドブロッ
ク体２の横方向移動側の一端上部を押引するように取付
けてあり、それによって、又、開蓋時において、最初に
斜押引機構２４の押動によって枠体１４よりヘッドブロ
ック体２を後方へ移動させて、複数のロック用係合リブ
１６と真空成型ブロック１のロック用被係合リブ１２と
の間の噛合を解除させ、それと共に、ヘッドブロック体
２の横方向移動側の一端の略中間部分に横Ｕ字状に開口
した軸支部２５を形成しおいて、枠体１４に設けた軸支
軸２６にこの軸支部２５を係合させるようにする。
第２実施例を説明するに、この第２実施例は、前述した
第１実施例における押引機構としてのリフト機構１３と
スライド機構１５との代りに、斜めに配した斜押引機構
２４を配し、この斜押引機構２４によってヘッドブロッ
ク体２の横方向移動側の一端上部を押引するように取付
けてあり、それによって、又、開蓋時において、最初に
斜押引機構２４の押動によって枠体１４よりヘッドブロ
ック体２を後方へ移動させて、複数のロック用係合リブ
１６と真空成型ブロック１のロック用被係合リブ１２と
の間の噛合を解除させ、それと共に、ヘッドブロック体
２の横方向移動側の一端の略中間部分に横Ｕ字状に開口
した軸支部２５を形成しおいて、枠体１４に設けた軸支
軸２６にこの軸支部２５を係合させるようにする。
【００１７】次に、そのまま斜押引機構２４により押引
することでヘッドブロック体２を上方へ傾倒し開蓋させ
てゆくようにする。
することでヘッドブロック体２を上方へ傾倒し開蓋させ
てゆくようにする。
【００１８】そして、真空成型ブロック１中段の付当転
動体１１は、昇降機構１０により上方に移動し真空成型
ブロック１内にて支持枠体８を上方へ傾倒させ、ゴム試
料をセットする。その時に、この第２実施例の場合は、
昇降機構１０を昇降機構３と共に下方に配してその押引
軸２７を上方に向って延ばすように位置させ、その押引
軸１７の先端を、一端が前記枠体１４に揺動自在に軸支
され且つ他端に付当転動体１１が配されている押上腕２
８の略中間部分に軸支し、その押引軸２７の押動により
付当転動体１１を上方に移動させ真空成型ブロック１内
にて支持枠体８を上方へ傾倒させる。
動体１１は、昇降機構１０により上方に移動し真空成型
ブロック１内にて支持枠体８を上方へ傾倒させ、ゴム試
料をセットする。その時に、この第２実施例の場合は、
昇降機構１０を昇降機構３と共に下方に配してその押引
軸２７を上方に向って延ばすように位置させ、その押引
軸１７の先端を、一端が前記枠体１４に揺動自在に軸支
され且つ他端に付当転動体１１が配されている押上腕２
８の略中間部分に軸支し、その押引軸２７の押動により
付当転動体１１を上方に移動させ真空成型ブロック１内
にて支持枠体８を上方へ傾倒させる。
【００１９】また、閉蓋時には、斜押引機構２４による
引動により、枠体１４を介してヘッドブロック体２を下
方へ傾倒させ、ロック用係合リブ１６をロック用被係合
リブ１２の間に挿入されるようにし、その後更に斜押引
機構２４による引動でヘッドブロック体２を前進移動さ
せ、ロック用係合リブ１６とロック用被係合リブ１２と
をアリ溝状案内面Ｐに沿って噛合しロックさせる。この
とき、真空成型ブロック１中段の支持枠体８の略中間両
側を上方に付当てる付当転動体１１は、昇降機構１０の
前記押引軸２７の引動により押上腕２８を下方に揺動さ
せそれにより下方へ移動し真空成型ブロック１内にて支
持枠体８を下方へ傾倒させるようにするものである。
引動により、枠体１４を介してヘッドブロック体２を下
方へ傾倒させ、ロック用係合リブ１６をロック用被係合
リブ１２の間に挿入されるようにし、その後更に斜押引
機構２４による引動でヘッドブロック体２を前進移動さ
せ、ロック用係合リブ１６とロック用被係合リブ１２と
をアリ溝状案内面Ｐに沿って噛合しロックさせる。この
とき、真空成型ブロック１中段の支持枠体８の略中間両
側を上方に付当てる付当転動体１１は、昇降機構１０の
前記押引軸２７の引動により押上腕２８を下方に揺動さ
せそれにより下方へ移動し真空成型ブロック１内にて支
持枠体８を下方へ傾倒させるようにするものである。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヘ
ッドブロック体と、このヘッドブロック体の下に配して
これとにより真空雰囲気にゴムを加硫する真空成型ブロ
ックとから成り、ヘッドブロック体は、外側面に複数の
ロック用係合リブを突設して、押引機構により傾倒可能
に枠体の一端が軸支保持されると共に、金型の加圧方向
に対して略直交する方向に移動可能に枠体に架装され、
真空成型ブロックは、前記ロック用係合リブに対向して
これと係脱自在となるように上段内側面にロック用被係
合リブを突設し、中段に中型取付板又は加熱盤を支持固
定した支持枠体を配し、下段に加熱盤を介在した下金型
を昇降自在に設け、前記ロック用係合リブとロック用被
係合リブとは、ヘッドブロック体の、金型の加圧方向に
対して略直交する方向での移動により金型の加圧方向で
上方へ移動不能に噛合すべく形成したので、前述した実
施例によって説明したように、真空内での加硫に際して
常に真空度が一定になるように気密性を維持しながら金
型自体の取扱いと製品取出しとに対し作業能率を向上さ
せることができる。
ッドブロック体と、このヘッドブロック体の下に配して
これとにより真空雰囲気にゴムを加硫する真空成型ブロ
ックとから成り、ヘッドブロック体は、外側面に複数の
ロック用係合リブを突設して、押引機構により傾倒可能
に枠体の一端が軸支保持されると共に、金型の加圧方向
に対して略直交する方向に移動可能に枠体に架装され、
真空成型ブロックは、前記ロック用係合リブに対向して
これと係脱自在となるように上段内側面にロック用被係
合リブを突設し、中段に中型取付板又は加熱盤を支持固
定した支持枠体を配し、下段に加熱盤を介在した下金型
を昇降自在に設け、前記ロック用係合リブとロック用被
係合リブとは、ヘッドブロック体の、金型の加圧方向に
対して略直交する方向での移動により金型の加圧方向で
上方へ移動不能に噛合すべく形成したので、前述した実
施例によって説明したように、真空内での加硫に際して
常に真空度が一定になるように気密性を維持しながら金
型自体の取扱いと製品取出しとに対し作業能率を向上さ
せることができる。
【００２１】また、前記ヘッドブロック体のロック用係
合リブと前記真空成型ブロックのロック用被係合リブと
の噛合部分をアリ溝状案内面に構成してあるので、ロッ
ク状態の食込み安定性および気密性を確保できる。
合リブと前記真空成型ブロックのロック用被係合リブと
の噛合部分をアリ溝状案内面に構成してあるので、ロッ
ク状態の食込み安定性および気密性を確保できる。
【００２２】さらに、前記真空成型ブロック中段の支持
枠体の一端を真空成型ブロック内に軸支保持させ、支持
枠体の略中間両側を上方に付当てる付当転動体を介して
昇降機構により支持枠体を傾倒可能に構成したので、全
く作業者の手を煩わせることなく金型自体の取扱いと製
品取出しとが極めて容易に行ない得る。
枠体の一端を真空成型ブロック内に軸支保持させ、支持
枠体の略中間両側を上方に付当てる付当転動体を介して
昇降機構により支持枠体を傾倒可能に構成したので、全
く作業者の手を煩わせることなく金型自体の取扱いと製
品取出しとが極めて容易に行ない得る。
【００２３】このように、この発明は、真空内での加硫
に際して常に真空度が一定になるように気密性を保持さ
せることができると共に、成形作業時間の短縮、及び作
動速度をアップが図られ、それにより金型自体の取扱い
と製品取出しとに対し作業能率を向上させることがで
き、更には機械設置スペースを小さくすると共に、成形
装置自体を安価にして、全体的にコストダウンを図るこ
とができる等の種々の優れた効果を奏するものである。
に際して常に真空度が一定になるように気密性を保持さ
せることができると共に、成形作業時間の短縮、及び作
動速度をアップが図られ、それにより金型自体の取扱い
と製品取出しとに対し作業能率を向上させることがで
き、更には機械設置スペースを小さくすると共に、成形
装置自体を安価にして、全体的にコストダウンを図るこ
とができる等の種々の優れた効果を奏するものである。
【図１】本発明の第１実施例を示した側面図である。
【図２】同じく正面図である。
【図３】同じく上金型傾倒時の側面図である。
【図４】同じく上金型と支持枠体傾倒時の側面図であ
る。
る。
【図５】本発明の第２実施例を示した側面図である。
【図６】同じく正面図である。
【図７】同じく上金型傾倒時の側面図である。
【図８】同じく上金型と支持枠体傾倒時の側面図であ
る。
る。
１ 真空成型ブロック ２ ヘッドブロ
ック体 ３，１０ 昇降機構 ４ 下金型 ５，７，１７ 加熱盤 ６ 中型取付板 ８ 支持枠体 ９ 枢支 １１ 付当転動体 １２ ロック用
被係合リブ １３ リフト機構 １４ 枠体 １５ スライド機構 １６ ロック用
係合リブ １８ 上金型 ２１，２２，２
３ 密閉枠 ２４ 斜押引機構 ２５ 軸支部 ２６ 軸支軸 ２７ 押引軸 ２８ 押上腕 Ｐ アリ溝状案内面
ック体 ３，１０ 昇降機構 ４ 下金型 ５，７，１７ 加熱盤 ６ 中型取付板 ８ 支持枠体 ９ 枢支 １１ 付当転動体 １２ ロック用
被係合リブ １３ リフト機構 １４ 枠体 １５ スライド機構 １６ ロック用
係合リブ １８ 上金型 ２１，２２，２
３ 密閉枠 ２４ 斜押引機構 ２５ 軸支部 ２６ 軸支軸 ２７ 押引軸 ２８ 押上腕 Ｐ アリ溝状案内面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｋ 105:24 Ｂ２９Ｌ 9:00
Claims (3)
- 【請求項１】 ヘッドブロック体と、このヘッドブロッ
ク体の下に配してこれとにより真空雰囲気にゴムを加硫
する真空成型ブロックとから成り、ヘッドブロック体
は、外側面に複数のロック用係合リブを突設して、押引
機構により傾倒可能に枠体の一端が軸支保持されると共
に、金型の加圧方向に対して略直交する方向に移動可能
に枠体に架装され、真空成型ブロックは、前記ロック用
係合リブに対向してこれと係脱自在となるように上段内
側面にロック用被係合リブを突設し、中段に中型取付板
又は加熱盤を支持固定した支持枠体を配し、下段に加熱
盤を介在した下金型を昇降自在に設け、前記ロック用係
合リブとロック用被係合リブとは、ヘッドブロック体
の、金型の加圧方向に対して略直交する方向での移動に
より金型の加圧方向で上方へ移動不能に噛合すべく形成
したことを特徴とするヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装
置。 - 【請求項２】 前記ヘッドブロック体のロック用係合リ
ブと前記真空成型ブロックのロック用被係合リブとの噛
合部分をアリ溝状案内面に構成してある請求項１記載の
ヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置。 - 【請求項３】 前記真空成型ブロック中段の支持枠体の
一端を真空成型ブロック内に軸支保持させ、支持枠体の
略中間両側を上方に付当てる付当転動体を介して昇降機
構により支持枠体を傾倒可能に構成した請求項１又は２
記載のヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7414294A JP2711512B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7414294A JP2711512B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07256654A true JPH07256654A (ja) | 1995-10-09 |
| JP2711512B2 JP2711512B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=13538636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7414294A Expired - Lifetime JP2711512B2 (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | ヘッド開閉式ゴム加硫真空成型装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2711512B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013220655A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Bridgestone Corp | 防振装置の製造方法 |
| CN108327152A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-07-27 | 台州奋发密封科技有限公司 | 一种橡胶密封圈用硫化机 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP7414294A patent/JP2711512B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013220655A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-28 | Bridgestone Corp | 防振装置の製造方法 |
| CN108327152A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-07-27 | 台州奋发密封科技有限公司 | 一种橡胶密封圈用硫化机 |
| CN108327152B (zh) * | 2018-04-17 | 2023-06-27 | 浙江奋发密封科技股份有限公司 | 一种橡胶密封圈用硫化机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2711512B2 (ja) | 1998-02-10 |
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