JP2005144968A - 金型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金型クランプ状態のシール性を向上させてキャビティに所望の減圧空間を形成可能な金型装置を提供する。
【解決手段】上型ベース21と下型ベース1との間でシール材S5、S6を介してクランプされてクランプ面に連通する隙間を遮断する外気遮断部材29が、上型チェイス18及び下型チェイス4の外側を囲んで着脱可能に設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワークをクランプしてキャビティ内を減圧して成形可能な金型装置に関する。
近年、パッケージ部(樹脂封止部)が小型化・薄型化しており、基板と樹脂との密着性を高めるためには、ワークをクランプしたモールド金型に形成されるキャビティ内よりエアー吸引を行って減圧空間を形成しながら、トランスファー成形により溶融樹脂を圧送りして充填したり、ワークに直接樹脂を供給して圧縮成形する減圧成形対応の金型装置が用いられている。
例えば、トランスファー成形用の金型装置においては、上型インサート又は下型インサートが組み込まれるチェイスブロック(金型ブロック)がベースに取り付けられている(特許文献1参照)。そのチェイスブロック(金型ブロック)面に凹設されたキャビティに連通するエアーベントの外側位置に、シール部材を取り付けてクランプすることによりシール性を保持するようになっている。
また、真空ポンプによりキャビティ若しくはポット内の空気を排気して真空を形成するため、型パッキンがキャビティを形成する金型のクランプ面、ピストンの摺動面(外周面)、ピストン軸などに嵌め込まれている(特許文献2参照)。
特開平4−37507号 特開昭63−7638号
しかしながら、金型装置は、金型ブロックどうしの組み付けにより構成されているため、クランプ面に形成される隙間よりエアーが漏れ易く、キャビティに所望の減圧空間を形成することが困難であった。特に、トランスファー成形による減圧成形を行う場合には、ポットとベース間の隙間、エジェクタピンプレートを突き上げる突き上げロッドの周囲の隙間などからエアーの漏れが生じてキャビティ内に所望の減圧空間が形成できないという課題があった。
また、成形品の品種が変わった場合に金型交換を行う必要があり、また例えばトランスファー成形と圧縮成形とで成形方法が変った場合には異なる金型装置を用いる必要がある。何れの場合にもパッケージ部が小型化・薄型化しているため、成形品質を向上するため減圧(或いは真空)成形を行うニーズは高い。このため、成形品種毎に専用の金型装置が必要になり、製造コストが増大する。
更にはトランスファー成形の場合、金型チェイスを品種交換により交換する場合、金型ベースより金型チェイスを引きに抜いたり、ポットインサートなどのインサートブロックを引き抜く際に、シール材が損傷するおそれがあり、金型交換作業を考慮するとシール材を設け難い。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、金型クランプ状態のシール性を向上させてキャビティに所望の減圧空間を形成可能な金型装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
半導体チップが基板上に搭載されたワークがモールド金型にクランプされてキャビティ内の空気を金型外へ排気しつつ減圧成形が行える金型装置において、モールド金型には、上型ベースと下型ベースとの間でシール材を介してクランプされてクランプ面に連通する隙間を遮断する外気遮断部材が、上型チェイス及び下型チェイスの外側を囲んで着脱可能に設けられることを特徴とする。
また、下型ベースに組み付け可能なプランジャが上下動するプランジャ逃げ孔に連通する隙間をシールするシール材及びエジェクタピンプレートを押動する突き上げロッドのロッド孔に連通する隙間をシールするシール材が各々設けられていることを特徴とする。上記突き上げロッドは、型開き状態でエジェクタピンプレートを更に押動して下型チェイスを下型ベースより押し上げて支持可能に設けられていることを特徴とする。
また、外気遮断部材は、金型クランプ状態で上型ベースとの間でリンク材を介して連繋するように取り付けられることを特徴とする。
また、キャビティの周縁部に設けられたエアーベントから金型ブロック間の隙間を通じて吸引手段によりエアー吸引することで減圧されて樹脂封止されることを特徴とする。
上述した減圧成形対応金型装置を用いれば、上型ベースと下型ベースとの間でシール材を介してクランプされてクランプ面に連通する隙間を遮断する外気遮断部材が、上型チェイス及び下型チェイスの外側を囲んで着脱可能に設けられるので、金型クランプ状態において、クランプ面に連通する隙間を遮断して所望の減圧成形が行える。これにより、樹脂の流れ性が良く脱気も効果的に行えるので、小型化・薄型化したパッケージの成形品質を向上させることができる。
また、下型チェイスに組み付けられるプランジャが上下動するプランジャ逃げ孔、及びエジェクタピンプレートを押動する突き上げロッドのロッド孔に連通する隙間をシールするシール部材が各々設けられているので、トランスファー成形や圧縮成形に応じて上型チェイス及び下型チェイスを交換しても、上型ベース及び下型ベースを共用化することができ、金型の汎用性を向上させ、製造コストを削減できる。
更には、突き上げロッドは、型開き状態でエジェクタピンプレートを更に押動して下型チェイスを下型ベースより押し上げて支持可能に設けられているので、下型チェイスと下型ベースの支持面との間に支持部材を介在させてシール材と干渉せずに引き出して交換することができる。
以下、本発明に係る減圧成形対応金型装置の最良の実施形態について添付図面とともに詳細に説明する。減圧成形対応金型装置は、半導体チップが基板上に搭載されたワークがプレス部に搬入されモールド金型にクランプされてキャビティ内の空気を金型外へ排気して減圧成形が行えるトランスファ成形や圧縮成形などの樹脂封止装置に広く適用できる。
本実施例では、トランスファー成形に用いられる減圧成形対応金型装置について説明する。
図1(a)(b)を参照して下型の構成について説明する。図示しない下型プラテンには、下型ベース1が支持されている。下型ベース1には、チェイスサポートプレート2を介して下型エジェクタピンプレート3及び下型チェイス4が組み付けられる。チェイスサポートプレート2と下型チェイス4との間には図示しないサポートブロックがあり、下型チェイス4はチェイスサポートプレート2を介して下型ベース1に支持されている。チェイスサポートプレート2は、下型チェイス4を交換したときポット位置やポット数が変わるときには交換される。下型エジェクタピンプレート3は、図示しない下型エジェクタピンが立設されており、下型チェイス4を挿通してキャビティインサート5に突き出し可能に嵌め込まれている。下型エジェクタピンプレート3は、下型チェイス4に対して若干スペースを設けて吊下げ支持されており、型開きにより図示しない下型プラテンが下動すると相対的に上動する突き上げロッド12により突き上げられて下型チェイス4の下面に密着してエジェクタピンをキャビティインサート5より突き出すようになっている。下型チェイス4には、ポット6が複数設けられたポットインサート7、キャビティ凹部8が凹設されたキャビティインサート5、エンドブロック9、下型チェイス4の長手方向のセット位置を調整する下型チェイスセットブロック10などが組み付けられる(図1(a)参照)。また、手前側の下型チェイスセットブロック10の外方には下型チェイスガイドブロック44が組み付けられている。下型チェイスガイドブロック44は手前側の下型チェイスセットブロック10と一体でも良く、この場合には下型チェイス4を引き出すときに共に取り外される。下型チェイスガイドブロック44はチェイス固定部材14の下に密着して密閉空間を形成している。下型チェイスセットブロック10の高さをパーティング面近くまで高くしておくと吸引体積を少なくできる。
また、下型ベース1には、チェイスサポートプレート2を挿通してポット6内を上動可能なプランジャ11が組み付けられている。また、下型ベース1にはチェイスサポートプレート2を挿通して下型エジェクタピンプレート3に突き当て可能な突き上げロッド12が組み付けられている。更に、下型ベース1には、下型チェイス4及びインサートを加熱するヒータ13が設けられている(図1(b)参照)。
図1(b)において、下型チェイス4はチェイス固定部材14により下型ベース1に固定されている。チェイス固定部材14と下型ベース1との突き当て面にはシール材S1が設けられている。また、プランジャ11が上下動するプランジャ逃げ孔15に連通する下型ベース1とチェイスサポートプレート2との隙間にはシール材S2が設けられている。また、ポット5の下端部とチェイスサポートプレート2との隙間にはポット孔に連通する隙間をシールするシール材S3が設けられている。更に、突き上げロッド12が嵌め込まれた下型ベース1のロッド孔16の周囲にはロッド係止部17との間で隙間をシール可能なシール材S4が設けられている。尚、突き上げロッド12は、下型プラテンの下動により下型ベース1に対して相対的に上方に突き出るが、シリンダ駆動、モータ駆動などの駆動機構により更に上下動させることができるように設けられている。
次に、上型の構成について図2(a)(b)を参照して説明する。
図2(b)において、図示しない上型プラテンには、上型ベース18が支持されている。上型ベース18には、チェイスサポートプレート19を介して上型エジェクタピンプレート20及び上型チェイス21が組み付けられる。チェイスサポートプレート19と上型チェイス21との間には図示しないサポートブロックがあり、上型チェイス21はチェイスサポートプレート19を介して上型ベース19に支持されている。
上型エジェクタピンプレート20は、図示しない上型エジェクタピンが立設されており、上型チェイス21を挿通してキャビティインサート22に突き出し可能に嵌め込まれている。上型エジェクタピンプレート20は、型開きするとエジェクタピンをキャビティインサート22より突き出すように上型チェイス21より若干スペースを設けて吊下げ支持されている。型開きすると上型エジェクタピンプレート20が上型チェイス21に密着するように動作したエジェクタピンを突き出す。上型エジェクタピンプレート20は上型チェイス21に密着するように付勢され、下型エジェクタピンプレート3は下型チェイス4から離間するよう付勢されている。
上型チェイス21には、キャビティ凹部23、金型カル33、金型ランナゲート34が凹設されたキャビティインサート22、エンドブロック24、上型チェイス21の長手方向のセット位置を調整する上型チェイスセットブロック25などが組み付けられる(図2(a)参照)。また、手前側の上型チェイスセットブロック25の外方には上型チェイスガイドブロック45が組み付けられている。手前側の上型チェイスガイドブロック45は上型チェイスセットブロック25と一体でも良く、この場合上型チェイス21を引き出すときに共に取り外される。
更に、手前側の上型チェイスガイドブロック45には、外気遮断部材29の側面に形成された吸引手段32に連通する吸引孔32aに対応する位置に吸引溝32bが設けられている。上型チェイスセットブロック25、上型チェイスガイドブロック45の高さをパーティング面近くまで高くしておくと吸引体積を少なくできる。
図2(b)において、上型チェイス21はチェイス支持ブロック26及びチェイス固定部材27により上型ベース18に支持されている。上型ベース18には、上型チェイス21及びインサートを加熱するヒータ28が設けられている。上型ベース18には、下型ベース1のチェイス固定部材14との間でクランプ可能な外気遮断部材29が、上型チェイス21及び下型チェイス1の外側を囲んで着脱可能に設けられる。外気遮断部材29は、型閉じ状態で断面コ字状のリンク材(取付レール)30により上型ベース21と一体に連繋するように組み付けられる。これにより、上型チェイス21を引き出す場合の外気遮断部材29の据え付け除去作業を簡略化することができる。
図2(b)において、外気遮断部材29のクランプ面にはシール材S5及びシール材S6が嵌め込まれる。具体的には、外気遮断部材29の上面にはシール材S5が嵌め込まれており、外気遮断部材29の下面にはシール材S6が嵌め込まれている。これらのシール材S5、S6により金型内部と連通する隙間を遮断するようになっている。上記シール材S5、S6は外気遮断部材29に予め嵌め込まれているが、外気遮断部材29より上下に突出する向きに付勢された可動ブロックに嵌め込まれていても良い。図2(a)において、キャビティインサート22のキャビティ凹部23内のエアーは、エアーベント31を通じて金型ブロック間の隙間を通じて真空ポンプなどの吸引手段32によりエアー吸引されてキャビティ内が減圧される。これにより、エアー吸引する金型空間の体積を可及的に減らして(好ましくは1リットル以下)効率的に減圧が行える。
金型装置がワークをクランプした状態で、吸引手段32を作動させてキャビティ内を減圧した状態で、ポット6より金型カル33、金型ランナゲート34を通じてキャビティ内へ溶融した樹脂が圧送りされる。このとき、キャビティ空間を含む外気遮断部材29により囲まれた閉空間は、ポット6の周囲や突き上げロッド12の周囲などのエアーが漏れ易い箇所がシールされており減圧状態が良好に維持される。これにより、樹脂の流れ性が良く脱気も効果的に行えるので、小型化・薄型化したパッケージの成形品質を向上させることができる。
次に、上述した減圧成形対応金型装置の金型チェイス交換方法について図3(a)(b)を参照して説明する。
図3(a)において、金型装置をクランプ状態にしたまま、取付レール30を取り外して上型ベース18と外気遮断部材29との連繋を解除する。次に、可動型である下型を移動させて、下型のチェイス固定部材14に外気遮断部材29を載せたまま型開きを行う。型開きした状態で上型チェイス21は、チェイスセットブロック25及び上型チェイスガイドブロック45を取り外すことで手前側に引き出すことができる。
図3(b)において、チェイス固定部材14より外気遮断部材29を取り外し、下型ベース1よりチェイス固定部材14を取り外す。この型開き状態で、図示しない駆動機構により突き上げロッド12を突き上げると、下型チェイス4が下型ベース1の支持面35より若干押し上げられて突き上げロッド12に一旦支持される。このとき下型チェイス4と下型ベース1との間に両側で形成された隙間に支えロッド36を挿入する。ロッド挿入後、突き上げロッド12を下動させて下型チェイス4を下型エジェクタピンプレート3と共に支えロッド36に支持するまで退避させる。この状態で、下型チェイス4はチェイスセットブロック10及び下型チェイスガイドブロック44を取り外すことで手前側に引き出すことができる。下型チェイス4を引き出す際に、ポット6の下端とチェイスサポートプレート2との間に十分な間隔が確保できるので、シール材S3を破損するおそれはない。
次に減圧成形対応金型装置の他例について説明する。前記実施例はトランスファー成形用の金型装置について説明したが、これに限定されるものではなく、圧縮成形用の金型装置であっても良い。以下、トランスファー成形用の金型装置と異なる構成を中心に説明する。
図4において、下型の構成について説明すると、図1と同様の下型ベース1、チェイスサポートプレート2を用いているところは同じであるが、ポット6やプランジャ11は圧縮成形用では装備されない点が異なる。下型ベース1には突き上げロッド12及びプランジャ逃げ孔15が設けられているので下型ベース1はトランスファー成形用と共用できる。下型ベース1には突き上げロッド12及び下型エジェクタピンプレート3が同様に設けられている。尚、下型チェイス40は、チェイス上面がワーク搭載面となるためインサートは設けられておらず、下型エジェクタピンプレート3には成形後ワークを取り出すとき突き上げるためのワークエジェクタピンが設けられている。下型チェイス40は、下型ベース1にチェイス固定部材14により固定されているのは同様である。プランジャ逃げ孔15に連通する下型ベース1とチェイスサポートプレート2との隙間にはシール材S2が設けられており、突き上げロッド12が嵌め込まれたロッド孔16の周囲にはロッド係止部17との間で隙間をシール可能なシール材S4が設けられている。
次に上型の構成について説明すると、図2と同様の上型ベース18、チェイスサポートプレート19を用いており、上型エジェクタピンプレート20が同様に設けられている。上型
チェイス41はチェイス下面がキャビティ凹部を形成するためインサートは設けられていない。また上型チェイス41の外周側にはキャビティ凹部を形成する可動ブロック42が吊下げ支持されている。上型チェイス41と可動ブロック42の間にはスプリング43が弾装されており、可動ブロック42は下方へ付勢されている。上型チェイス41は、チェイス支持ブロック26及びチェイス固定部材27により上型ベース18に支持されている。尚、外気遮断部材29は上型ベース18と下型ベース1のチェイス固定部材14との間でクランプされるのは同様であり、シール材の配置構成も同様である。外気遮断部材29は上型ベース18に取付レール30により連繋する構成や外気遮断部材29のクランプ面にはシール材S5及びシール材S6が嵌め込まれる構成も同様である。
ワークは下型チェイス40に載置されて、ワーク上に樹脂(固形、粒状、液状樹脂等)が供給されて上型チェイス41の可動ブロック42との間でクランプされる。この状態で、図示しない吸引手段を作動させてキャビティを含むキャビティ内を減圧した状態で、溶融した樹脂を圧縮成形する。このとき、キャビティ空間を含む外気遮断部材29により囲まれた閉空間は、プランジャ逃げ孔15の周囲や突き上げロッド12の周囲などのエアーが漏れ易い箇所がシールされており減圧状態が良好に維持される。
上型チェイス41の交換は、金型を型開きした状態で同様に行うことができ、下型チェイス40の交換は、突き上げロッド12により下型チェイス40を下型ベース1より浮かせた状態で支持面35に支えロッド36を挿入して行う点も同様である。
このように、外気遮断部材30及びシール材を用いてシール性さえ維持できれば、減圧成形を行う場合トランスファー成形と圧縮成形とで下型ベース1及び上型ベース18とを共用することができるので、金型の汎用性を向上させて製造コストを削減できる。
尚、上述した実施例では、トランスファー成形において両面パッケージ用の金型を例示したが片面パッケージ用の金型でも良く、ワークはリードフレーム、樹脂基板、テープ、フィルム等の何れであっても良い。また、圧縮成形用のワークは、ウエハや樹脂基板の何れでも良い等発明の本旨を逸脱しない範囲で様々な改変が可能である。
トランスファー成形用の下型の平面図及び断面図である。 トランスファー成形用の上型の平面図及び断面図である。 金型チェイスの交換手順を示す動作説明図である。 圧縮成形用の金型装置の断面図である。
符号の説明
1 下型ベース
2、19 チェイスサポートプレート
3 下型エジェクタピンプレート
4、40 下型チェイス
5、22 キャビティインサート
6 ポット
7 ポットインサート
8、23 キャビティ凹部
9、24 エンドブロック
10、25 チェイスセットブロック
11 プランジャ
12 突き上げロッド
13、28 ヒータ
14、27 チェイス固定部材
15 プランジャ逃げ孔
16 ロッド孔
17 ロッド係止部
18 上型ベース
20 上型エジェクタピンプレート
21、41 上型チェイス
26 チェイス支持ブロック
29 外気遮断部材
30 取付レール
31 エアーベント
32 吸引手段
32a 吸引孔
32b 吸引溝
33 金型カル
34 金型ランナゲート
35 支持面
36 支えロッド
42 可動ブロック
43 スプリング
44、45 チェイスガイドブロック

Claims (5)

  1. 半導体チップが基板上に搭載されたワークがモールド金型にクランプされてキャビティ内の空気を金型外へ排気しつつ減圧成形が行える金型装置において、
    モールド金型には、上型ベースと下型ベースとの間でシール材を介してクランプされてクランプ面に連通する隙間を遮断する外気遮断部材が、上型チェイス及び下型チェイスの外側を囲んで着脱可能に設けられることを特徴とする金型装置。
  2. 下型ベースに組み付け可能なプランジャが上下動するプランジャ孔に連通する隙間をシールするシール材及びエジェクタピンプレートを押動する突き上げロッドのロッド孔に連通する隙間をシールするシール材が各々設けられていることを特徴とする請求項1記載の金型装置。
  3. 突き上げロッドは、型開き状態でエジェクタピンプレートを更に押動して下型チェイスを下型ベースより押し上げて支持可能に設けられていることを特徴とする請求項2記載の金型装置。
  4. 外気遮断部材は、金型クランプ状態で上型ベースとの間でリンク材を介して連繋するように取り付けられることを特徴とする請求項1記載の金型装置。
  5. キャビティの周縁部に設けられたエアーベントから金型ブロック間の隙間を通じて吸引手段によりエアー吸引することで減圧されて樹脂封止されることを特徴とする請求項1記載の金型装置。
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