JP5507271B2 - モールド樹脂封止装置及びモールド方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウエハをモールド樹脂によって封止するモールド樹脂封止装置及びモールド方法に関するものである。
半導体ウエハをモールド樹脂によって封止するモールド方法について種々の提案がある(例えば、特許文献1及び2参照)。
第1の方法は、図1に示されるように、上型101に半導体ウエハ102をセットし、下型111にモールド樹脂112をセットし、図2に示されるように、上型101と下型111とを型締めすることにより、モールド樹脂112を潰し広げて、半導体ウエハ102上に、これを覆うようにモールド樹脂の成形体を形成する方法である。
第2の方法は、図3に示されるように、下型111上に中央部が階段状に高くなる段差部113を設け、段差部113上にモールド樹脂112をセットし、型締めしたときの上型101と下型111又は段差部113との間隔を、半導体ウエハ102の外周部において、大きくする方法である。この方法によれば、図4に示されるように、半導体ウエハ102は、外周部が高い段差を持つモールド樹脂の成形体112aによって封止される。
特開2001−44222号公報 特開2005−64456号公報
しかしながら、上記第1の方法では、型締めしたときの上型と下型の隙間が狭くなり、半導体ウエハの外周部におけるモールド樹脂の流動速度が速くなりすぎて、半導体ウエハ上のポストにおけるエアーの巻き込みなど(例えば、ジェッティング)によって、モールド樹脂内にボイドが発生するという問題がある。
また、上記第2の方法では、段差部を設けることによって半導体ウエハの外周部におけるモールド樹脂の流動速度が速くなりすぎないようにしているので、モールド樹脂内のボイドの発生を低減できるものの、成形後のモールド樹脂の表面に段差が形成され、モールド樹脂の表面上に次工程を導入がすることが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モールド樹脂内のボイドの発生及び成形後のモールド樹脂の表面の段差の形成を回避できるモールド樹脂封止装置及びモールド方法を提供することにある。
本発明に係るモールド樹脂封止装置は、半導体ウエハの表面をモールド樹脂で封止するモールド樹脂封止装置であって、第1の成形型と、前記第1の成形型上に前記第1の成形型と対向して配置された第2の成形型とを備え、前記第1の成形型は、前記第2の成形型と対向する第1の面を有し、前記第1の面の中央部に孔が形成された第1の部分と、前記第2の成形型との間隔を狭める方向及び広げる方向に前記孔内で移動可能に備えられた第1の段差部分と、前記第1の段差部分に固定された第1のブロックとを含み、前記第2の成形型は、前記第1の面に対向する第2の面を有する第2の部分と、前記第1の成形型と前記第2の成形型の間隔を狭めたときに、前記第1のブロックに当接して、前記第1のブロックと共に前記第1の段差部分を押し下げる第1の当接部材とを含むことを特徴としている。
また、本発明に係るモールド方法は、第1の成形型と第2の成形型とを備え、前記第1の成形型は、前記第2の成形型と対向する第1の面を有し、前記第1の面の中央部に孔が形成された第1の部分と、前記第2の成形型との間隔を狭める方向及び広げる方向に前記孔内で移動可能に備えられた第1の段差部分と、前記第1の段差部分に固定された第1のブロックとを含み、前記第2の成形型は、前記第1の面に対向する第2の面を有する第2の部分と、前記第1の成形型と前記第2の成形型の間隔を狭めたときに、前記第1のブロックに当接して、前記第1のブロックと共に前記第1の段差部分を押し下げる第1の当接部材とを含む、モールド樹脂封止装置において実施されるモールド方法であって、前記第2の成形型に半導体ウエハをセットし、前記第1の成形型の前記第1の段差部分上にモールド樹脂をセットする工程と、前記第2の成形型を下降させ前記モールド樹脂を潰し広げる工程と、前記第2の成形型によって前記モールド樹脂が潰し広げられる動作と並行して、前記第1の段差部分が下降する工程と、を有し、前記第1の段差部分が下降する工程は、前記第1の当接部材が前記第1のブロックを押し下げることによって、実行されることを特徴としている。
本発明によれば、第1の成形型の中央部に段差を形成する移動可能な第1の段差部分を備えて、型締め時に、半導体ウエハの外周部におけるモールド樹脂の流動速度が速くなりすぎないようにしているので、半導体ウエハ上のポストにおけるエアーの巻き込みなどによって生じるモールド樹脂内のボイドの発生を低減できるという効果がある。
また、本発明によれば、モールド成形の進行と並行して第1の段差部分の段差が小さくなるので、成形後のモールド樹脂の表面に段差を生じさせない又は段差を非常に小さくすることができるという効果がある。
従来のモールド樹脂封止装置の型締め前の状態を示す説明図である。 図1のモールド樹脂封止装置の型締め時の状態を示す説明図である。 従来の他のモールド樹脂封止装置の型締め前の状態を示す説明図である。 図3のモールド樹脂封止装置による成形品の概略的な側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るモールド樹脂封止装置の構造を概略的に示す断面図である。 (a)及び(b)は、図5のモールド樹脂封止装置の第1の成形型の構造を概略的に示す上面図及び断面図である。 (a)及び(b)は、図5のモールド樹脂封止装置の第2の成形型の構造を概略的に示す断面図及び下面図である。 図5のモールド樹脂封止装置の第1の成形型の第1の段差部分及び第1のリターンブロックの動作を示す説明図(その1)である。 図5のモールド樹脂封止装置の第1の成形型の第1の段差部分及び第1のリターンブロックの動作を示す説明図(その2)である。 第図5のモールド樹脂封止装置の1の成形型の外周押さえブロックの動作を示す説明図である。 第1の実施形態に係るモールド方法の工程を示す概略的な断面図(その1)である。 第1の実施形態に係るモールド方法の工程を示す概略的な断面図(その2)である。 第1の実施形態に係るモールド方法の工程を示す概略的な断面図(その3)である。 第1の実施形態に係るモールド方法の工程を示す概略的な断面図(その4)である。 第1の実施形態に係るモールド方法の工程を示す概略的な断面図(その5)である。 本発明の第2の実施形態に係るモールド樹脂封止装置の構造を概略的に示す断面図である。
第1の実施形態.
図5は、本発明の第1の実施形態に係るモールド樹脂封止装置1の構造を概略的に示す断面図である。また、図6(a)及び(b)は、モールド樹脂封止装置1の第1の成形型10の構造を概略的に示す上面図及び断面図である。また、図7(a)及び(b)は、モールド樹脂封止装置1の第2の成形型20の構造を概略的に示す断面図及び下面図である。第1の実施形態に係るモールド樹脂封止装置1は、W−CSP(ウエハレベル・チップサイズパッケージ)のようなモールド樹脂で封止された半導体装置を製造するための装置である。また、第1の実施形態に係るモールド方法は、モールド樹脂で封止された半導体装置を製造するための方法であり、モールド樹脂封止装置1を用いて実施することができる。
図5、図6(a)及び(b)、図7(a)及び(b)に示されるように、モールド樹脂封止装置1は、第1の成形型10と、第1の成形型10に対向配置された第2の成形型20と、第2の成形型20を、第1の成形型10と第2の成形型20の間隔を狭める方向及び広げる方向に移動させる駆動機構30とを備えている。なお、駆動機構30は、例えば、図示しないモータ及びギヤなどからなる機構であるが、第1の成形型10及び第2の成形型20の少なくとも一方を移動させることによって、第1の成形型10と第2の成形型20の間隔を狭める方向及び広げる方向に移動させる機構であれば、他の形態の機構であってもよい。
第1の成形型10は、支持部11と、この支持部11上に備えられた金型である第1の部分12とを有している。第1の部分12は、第2の成形型20に対向する第1の面12aと、第1の面12aの中央部に形成された孔12bとを有している。また、第1の成形型10は、第2の成形型20との間隔を狭める方向及び広げる方向に孔12bに沿って移動可能に備えられた金型である第1の段差部分13と、この第1の段差部分13を第1の面12aより第2の成形型20側に突出させる力を、第1の段差部分13に付与する第1の押圧部材14と、第1の段差部分13に固定された第1のリターンブロック15とを有している。第1の押圧部材14は、例えば、スプリングであるが、ダンパー、エアー駆動式シリンダ、モータ及びギヤからなる機構、又は、ゴムなどの弾性体などのように、第1の段差部分13を第2の成形型20側に押す力を第1の段差部分13に付与できる部材又は機構であれば、スプリング以外の部材又は機構であってもよい。
第2の成形型20は、第1の成形型10の第1の部分12の第1の面12aに対向する第2の面21aを有する金型である第2の部分21と、第1の成形型10と第2の成形型20の間隔を狭めたときに、第1のリターンブロック15に当接して、第1のリターンブロック15と共に第1の段差部分13を押し下げる第1の当接部材としての第1のリターンピン22とを有している。
また、第1の成形型10は、第1の面12aと第2の面21aの間に形成されるキャビティの側壁を構成する、平面形状が環状の外周押さえブロック16と、外周押さえブロック16を第1の面12aより第2の成形型20側に突出させる力を、外周押さえブロック16に付与する第2の押圧部材17とを有している。第2の押圧部材17は、例えば、スプリングであるが、ダンパー、エアー駆動式シリンダ、モータ及びギヤからなる機構、又は、ゴムなどの弾性体などのように、外周押さえブロック16を第2の成形型20側に押す力を外周押さえブロック16に付与できる部材又は機構であれば、スプリング以外の部材又は機構であってもよい。さらに、第2の成形型20は、第1の成形型10と第2の成形型20の間隔を狭めたときに、外周押さえブロック16を押し下げる第2の当接部材であるピン部材23を有している。また、第2の成形型20の第2の面21aの中央部は、半導体ウエハ40を吸着するウエハ吸着ステー24である。
図8及び図9は、第1の成形型10の第1の段差部分13及び第1のリターンブロック15の動作を示す説明図である。図8に示されるように、第1のリターンブロック15は第1の段差部分13に固定されており、図9に示されるように、第1の段差部分13又は第1のリターンブロック15に下向きの力が付与されると、第1の段差部分13は、第1のリターンブロック15とともに、第1の押圧部材14を圧縮しながらの下側に移動し、第1の段差部分13の段差(図8の13a)は徐々に低くなって、最終的に段差はなくなる。図9の状態から、第1の段差部分13又は第1のリターンブロック15に対する下向きの力を弱める又は無くすると、第1の段差部分13は、第1のリターンブロック15とともに、第1の押圧部材14による上向きの力により、上側(第2の成形型20側)に徐々に移動し、第1の段差部分13の段差13aが形成される。
図10は、第1の成形型10の外周押さえブロック16の動作を示す説明図である。図10に示されるように、外周押さえブロック16に下向きの力が付与されると、外周押さえブロック16は、第2の押圧部材17を圧縮しながらの下側に移動して、図8の状態より下がる。図10の状態から、外周押さえブロック16に対する下向きの力を弱める又は無くすると、外周押さえブロック16は、第2の押圧部材17による上向きの力により、上側(第2の成形型20側)に徐々に移動して図8の状態に戻る。
次に、第1の実施形態に係るモールド方法(第1の実施形態に係るモールド樹脂封止装置の動作)を説明する。第1の実施形態に係るモールド方法は、半導体ウエハ上をモールド樹脂で封止する工程を含む半導体装置の製造方法の一部である。図11〜図15は、第1の実施形態に係るモールド方法の工程を示す概略的な断面図(その1〜5)である。
先ず、図11に示されるように、第2の成形型20の第2の部分21のウエハ吸着ステー24に半導体ウエハ40をセットし、第1の成形型10の第1の段差部分13上に封止材料としてのモールド樹脂50をセットする。
次に、図12に示されるように、第2の成形型20の下降を開始し、さらに、図13に示されるように、第2の成形型20を下降させ、モールド樹脂50を潰し広げる。
さらに、図14に示されるように、第2の成形型20を下降させると、モールド樹脂50はさらに潰し広げられるが、モールド樹脂50が半導体ウエハ40上で潰し広げられる動作と並行して、第1のリターンピン22が第1のリターンブロック15を押し下げ、第1のリターンブロック15の移動に伴って第1の段差部分13も下降して、段差が小さくなる。その後、ピン部材23が外周押さえブロック16に当接し、外周押さえブロック16を下降させる。
第2の成形型20の所定位置まで下降(例えば、図示しない検出器などが検出)し、第1の段差部分13の段差が無くなったならば、図15に示されるように、第2の成形型20を押し上げる。このとき、成形後のモールド樹脂50aを備えた半導体ウエハ40は、第2の成形型20に吸着される。
以上に説明したように、第1の実施形態に係るモールド樹脂封止装置1又はモールド方法によれば、第1の成形型10の中央部に段差を形成する移動可能な第1の段差部分13を備えて、半導体ウエハ40の外周部におけるモールド樹脂の流動速度が速くなりすぎないようにしているので、半導体ウエハ40上のポスト41におけるエアーの巻き込みなど(例えば、ジェッティング)によって生じることがある、モールド樹脂内のボイドの発生を低減することができる。
また、第1の実施形態に係るモールド樹脂封止装置1又はモールド方法によれば、半導体ウエハ40の外周部におけるモールド樹脂の流動速度が速くなりすぎないようにしているので、モールド樹脂の流動性を高めるためにモールド樹脂の充填剤に含まれるフィラーのサイズを小さくする必要がない。このように、値段の高いサイズの小さいフィラーを用いる必要がないので、モールド樹脂による封止のコストを低減できる。
さらに、第1の実施形態に係るモールド樹脂封止装置1又はモールド方法によれば、図13及び図14から理解できるように、モールド成形の進行と並行して第1の段差部分13の段差が小さくなるので、成形後のモールド樹脂の表面に段差を生じさせない、又は、段差を小さくすることができる。
第2の実施形態.
図16は、本発明の第2の実施形態に係るモールド樹脂封止装置2の構造を概略的に示す断面図である。図16において、図5(第1の実施形態)に示される構成と同一又は対応する構成には、同じ符号を付す。
第2の実施形態に係るモールド樹脂封止装置2の第1の成形型60は、孔12b内において第1の段差部分13を囲うように配置され、第1の段差部分13よりも低く、第1の面12aよりも高い第2の段差部分61と、この第2の段差部分61を第1の面12aより第2の成形型70側に突出させる力を、第2の段差部分61に付与する第3の押圧部材62と、第2の段差部分61に固定された第2のリターンブロック63とを有している。第3の押圧部材62は、例えば、スプリングであるが、ダンパー、エアー駆動式シリンダ、モータ及びギヤからなる機構、又は、ゴムなどの弾性体などのように、第2の段差部分61を第2の成形型70側に押す力を第2の段差部分61に付与できる部材又は機構であれば、スプリング以外の部材又は機構であってもよい。
また、第2の実施形態に係るモールド樹脂封止装置2の第2の成形型70は、金型である第2の部分21と、第1の成形型60と第2の成形型70の間隔を狭めたときに、第2のリターンブロック63に当接して、第2のリターンブロック63と共に第2の段差部分61を押し下げる第3の当接部材としての第2のリターンピン71を有している。
第2の実施形態に係るモールド樹脂封止装置2によるモールド方法においては、先ず、第2の成形型70の第2の部分21のウエハ吸着ステー24に半導体ウエハをセットし、第1の成形型60の第1の段差部分13上にモールド樹脂をセットする。
次に、第2の成形型70を下降させ、モールド樹脂を潰し広げる。第2の成形型20を下降させると、モールド樹脂は潰し広げられるが、モールド樹脂が半導体ウエハ上で潰し広げられる動作と並行して、第1のリターンピン22が第1のリターンブロック15を押し下げ、第1のリターンブロック15の移動に伴って第1の段差部分13も下降し、かつ、第2のリターンピン71が第2のリターンブロック63を押し下げ、第2のリターンブロック63の移動に伴って第2の段差部分61も下降する。
第2の成形型70が所定位置まで下降したならば、第2の成形型70を押し上げる。このとき、成形後のモールド樹脂を備えた半導体ウエハは、第2の成形型70に吸着される。
以上に説明したように、第2の実施形態に係るモールド樹脂封止装置2又はモールド方法によれば、第1の成形型60の中央部に段差を形成する移動可能な第1の段差部分13と第2の段差部分61を備えて、半導体ウエハの外周部におけるモールド樹脂の流動速度が速くなりすぎないようにしているので、半導体ウエハ上のポストにおけるエアーの巻き込みなど(例えば、ジェッティング)によって生じることがある、モールド樹脂内のボイドの発生を低減することができる。
また、第2の実施形態に係るモールド樹脂封止装置2又はモールド方法によれば、半導体ウエハの外周部におけるモールド樹脂の流動速度が速くなりすぎないようにしているので、モールド樹脂の流動性を高めるためにモールド樹脂の充填剤に含まれるフィラーのサイズを小さくする必要がない。したがって、値段の高いサイズの小さいフィラーを用いる必要がないので、モールド樹脂による封止のコストを低減できる。
さらに、第2の実施形態に係るモールド樹脂封止装置2又はモールド方法によれば、モールド成形の進行と並行して第1の段差部分13及び第2の段差部分61の段差が小さくなるので、成形後のモールド樹脂の表面に段差を生じさせない、又は、段差を小さくすることができる。
なお、上記説明においては、第1及び第2のリターンブロック15,63並びに第1及び第2のリターンピン22,71を備えた場合を説明したが、これらを備えない場合においても、型締め時にモールド樹脂を介して第1及び第2の段差部分13,61を下向きに押す力が作用して段差を小さくするので、半導体ウエハの外周部におけるモールド樹脂の流動速度が速くなりすぎないようにできる。したがって、第1及び第2のリターンブロック15,63並びに第1及び第2のリターンピン22,71を備えない場合においても、ある程度のボイドの低減効果を得ることはできる。
また、上記説明においては、段差部分(第1の段差部分、又は、第1及び第2の段差部分)を径方向に1段又は2段備えた場合を説明したが、3段以上の段差部分を備えてもよい。このように、段差部分を増やすことによって、大型のサイズの半導体ウエハに対するモールド方法にも適用可能なモールド樹脂封止装置とすることができる。
1,2 モールド樹脂封止装置、 10,60 第1の成形型、 11 支持部、 12 第1の部分、 12a 第1の面、 12b 孔、 13 第1の段差部分、 14 第1の押圧部材、 15 第1のリターンブロック、 16 外周押さえブロック、 17 第2の押圧部材、 20,70 第2の成形型、 21 第2の部分、 21a 第2の面、 22 第1のリターンピン、 23 ピン部材、 24 ウエハ吸着ステー、 30 駆動機構、 61 第2の段差部分、 62 第3の押圧部材、 63 第2のリターンブロック、 71 第2のリターンピン。

Claims (10)

  1. 半導体ウエハの表面をモールド樹脂で封止するモールド樹脂封止装置であって、
    第1の成形型と、
    前記第1の成形型上に前記第1の成形型と対向して配置された第2の成形型と、
    を備え、
    前記第1の成形型は、
    前記第2の成形型と対向する第1の面を有し、前記第1の面の中央部に孔が形成された第1の部分と、
    前記第2の成形型との間隔を狭める方向及び広げる方向に前記孔内で移動可能に備えられた第1の段差部分と
    前記第1の段差部分に固定された第1のブロックと
    を含み、
    前記第2の成形型は、
    前記第1の面に対向する第2の面を有する第2の部分と、
    前記第1の成形型と前記第2の成形型の間隔を狭めたときに、前記第1のブロックに当接して、前記第1のブロックと共に前記第1の段差部分を押し下げる第1の当接部材と
    を含む
    ことを特徴とするモールド樹脂封止装置。
  2. 前記第1の成形型は、前記第1の段差部分を前記第1の面より前記第2の成形型側に突出させる力を、前記第1の段差部分に付与する第1の押圧部材を有することを特徴とする請求項1に記載のモールド樹脂封止装置。
  3. 前記第1の押圧部材は、スプリング、ダンパー、エアー駆動式シリンダ、モータ及びギヤからなる機構、及び、ゴムなどの弾性体のうちのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載のモールド樹脂封止装置。
  4. 前記第1の成形型と前記第2の成形型の間隔を狭めたときに、前記第1の部分上の前記モールド樹脂が前記第2の部分上の前記半導体ウエハ上で潰し広げられる動作と並行して、前記第1の当接部材が前記第1のブロックを押し下げることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモールド樹脂封止装置。
  5. 前記第1の成形型の外周に、前記第1の面と前記第2の面の間に形成されるキャビティの側壁を構成する外周押さえブロックと、
    前記外周押さえブロックを前記第1の面より前記第2の成形型側に突出させる力を、前記外周押さえブロックに付与する第2の押圧部材と
    を備え、
    前記第2の成形型は、
    前記第1の成形型と前記第2の成形型の間隔を狭めたときに、前記外周押さえブロックを押し下げる第2の当接部材を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のモールド樹脂封止装置。
  6. 前記第1の成形型は、
    前記孔内において前記第1の段差部分を囲うように、前記第1の段差部分よりも低く、前記第1の面よりも高い第2の段差部分と、
    前記第2の段差部分を前記第1の面より前記第2の成形型側に突出させる力を、前記第2の段差部分に付与する第3の押圧部材と、
    前記第2の段差部分に固定された第2のロックと、
    含み、
    前記第2の成形型は、前記第1の成形型と前記第2の成形型の間隔を狭めたときに、前記第2のロックに当接して、前記第2のロックと共に前記第2の段差部分を押し下げる第3の当接部材を含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載のモールド樹脂封止装置。
  7. 第1の成形型と第2の成形型とを備え、前記第1の成形型は、前記第2の成形型と対向する第1の面を有し、前記第1の面の中央部に孔が形成された第1の部分と、前記第2の成形型との間隔を狭める方向及び広げる方向に前記孔内で移動可能に備えられた第1の段差部分と、前記第1の段差部分に固定された第1のブロックとを含み、前記第2の成形型は、前記第1の面に対向する第2の面を有する第2の部分と、前記第1の成形型と前記第2の成形型の間隔を狭めたときに、前記第1のブロックに当接して、前記第1のブロックと共に前記第1の段差部分を押し下げる第1の当接部材とを含む、モールド樹脂封止装置において実施されるモールド方法であって、
    前記第2の成形型に半導体ウエハをセットし、前記第1の成形型の前記第1の段差部分上にモールド樹脂をセットする工程と、
    前記第2の成形型を下降させ前記モールド樹脂を潰し広げる工程と、
    前記第2の成形型によって前記モールド樹脂が潰し広げられる動作と並行して、前記第1の段差部分が下降する工程と、
    を有し、
    前記第1の段差部分が下降する工程は、前記第1の当接部材が前記第1のブロックを押し下げることによって、実行される
    ことを特徴とするモールド方法。
  8. 前記第1の成形型は、前記孔内において前記第1の段差部分を囲うように、前記第1の段差部分よりも低く、前記第1の面よりも高い第2の段差部分と、前記第2の段差部分を前記第1の面より前記第2の成形型側に突出させる力を、前記第2の段差部分に付与する第3の押圧部材と、前記第2の段差部分に固定された第2のロックと含み、前記第2の成形型は、前記第1の成形型と前記第2の成形型の間隔を狭めたときに、前記第2のロックに当接して、前記第2のロックと共に前記第2の段差部分を押し下げる第3の当接部材を含む、前記モールド樹脂封止装置において実施される前記モールド方法であって、
    前記第2の段差部分が下降する工程は、前記第3の当接部材前記第2のロックを押し下げることによって、実行される
    とを特徴とする請求項に記載のモールド方法。
  9. 1の面を備えた第1の成形型と、前記第1の成形型上に前記第1の面と対向して配置され、前記第1の面と垂直方向に稼働する第2の成形型と、を有して前記第2の成形型にセットされたウエハの表面をモールド樹脂封止するモールド樹脂封止装置であって、
    前記第1の成形型は、
    前記第1の面の少なくとも中心を含む位置に形成された開口部と、
    前記第2の成形型と対向する第2の面を備えて前記開口部内に形成され、前記第2の面と垂直方向に稼働する第1の稼働部と、
    を有し、
    前記第2の成形型には、前記第1の面及び前記第2の面と対向する領域の外周に突出部が形成され、
    前記第1の成形型には、前記第1の稼働部に固定され、かつ前記突出部が当接可能な位置に第1のブロックが形成され、
    前記第1の稼働部は、前記突出部の前記第1のブロックに対する当接の力の度合いに応じて稼働する構成を備えている
    とを特徴とするモールド樹脂封止装置。
  10. 前記第1の稼働部は前記第1の稼働部下に第1の機構を備え、
    前記第1の機構は、前記第1の稼働部に対して前記第2の面を前記第1の面より前記第2の成形型側に突出させる力を付与する
    ことを特徴とする請求項に記載のモールド樹脂封止装置。
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