JPH07256372A - 軽量ハニカムの製造法 - Google Patents

軽量ハニカムの製造法

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JPH07256372A
JPH07256372A JP5617794A JP5617794A JPH07256372A JP H07256372 A JPH07256372 A JP H07256372A JP 5617794 A JP5617794 A JP 5617794A JP 5617794 A JP5617794 A JP 5617794A JP H07256372 A JPH07256372 A JP H07256372A
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Japan
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core
face plate
lightweight honeycomb
cores
brazing
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JP5617794A
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JP2587784B2 (ja
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Akihiko Kobayashi
明彦 小林
Teruyoshi Okamoto
照喜 岡本
Hiroyuki Itami
博幸 伊丹
Yukihiko Wada
靱彦 和田
Yoshihide Imamura
芳秀 今村
Hiroshi Takemura
啓 竹村
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UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Hitachi Ltd
MA Aluminum Corp
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UCHU TSUSHIN KISO GIJUTSU KENKYUSHO KK
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアと面板が整然と結合できる軽量ハニカム
の製造法を提供することを目的としている。 【構成】 薄板材製コア材でセルを粗に構成したコアと
面板とでなる軽量ハニカムの製造法であって、コア材1
を組立てて、コア材1相互の当接部のうち数個所をスポ
ット溶接3してコア2を構成し、次いで、コア2の上下
に面板5を配し、上側面板5をステンレスプレート8で
吊下保持しつつ、コア2および面板5の当接部をろう付
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウムなどの
薄板材製コア材でセルを粗に構成したコアと、アルミニ
ウムなどの面板とでなる軽量ハニカムの製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属製ハニカムの製造はコア材を
組立ててろう付した後、このコアの両側に面板を配して
コアと面板を更にろう付して行なっていた。コア材のろ
う付を省き、組立てられたコア材の両側に面板を配して
コア材相互のろう付とコアと面板のろう付を同時に行う
方法もあった。
【0003】
【発明により解決すべき課題】軽量ハニカム(一例とし
てコア材の厚さ0.2mm以下、高さ30mm以上でセルの
大きさ(実施例参照)を25mm以上としたもの)を製造
する場合、前記の従来法では、所望のハニカムが製造で
きない問題点があった。
【0004】即ち、コア材のろう付後、コアと面板をろ
う付する製造法の場合、薄いコア材が2度に亘るろう付
の際に、ろう材で侵食され、コアとしての形状が損なわ
れる問題点があった。
【0005】また、組立てたコア材の両側に面板を配し
てろう付をする後者の場合は、組立からろう付の間にコ
ア材相互が離れたり、倒れるなど、コアがその形状を維
持することが難しい問題点があった。
【0006】このように何れの方法の場合も、製造途中
でコアが不整なコアとなり、コアと面板が整然と結合さ
れたハニカムが得られなかった。
【0007】更に軽量ハニカムではコアを構成するコア
材が薄く、面板間における密度も小さいので、ろう付時
にコア材および面板が軟化温度まで加熱された時に面板
がその重量によって撓む問題点もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な問題点に鑑みてなされたもので、コアと面板が整然と
結合できる軽量ハニカムの製造法を提供することを目的
としている。
【0009】斯る目的を達成するこの発明は、薄板材製
コア材でセルを粗に構成したコアと、面板とでなる軽量
ハニカムの製造法であって、コア材を組立てて、コア材
相互の当接部のうち数個所を機械的に固定してコアを構
成し、次いで前記コアの上下に面板を配し、上側面板を
吊下治具で吊下保持しつつ、コアおよび面板の当接部を
ろう付することを特徴とする軽量ハニカムの製造法であ
る。
【0010】前記コア材相互の固定は、スポット溶接
や、リベット又はステープラーによる機械的な固定手段
で行うことができる。また、面板の吊下保持は、ろう付
時に軟化しない部材と面板を連結して保持するようにで
きる。
【0011】前記軽量ハニカムは主としてアルミニウム
又はアルミニウム合金製のハニカムを対象としている。
この場合、コア材および/または面板には、夫々、芯材
の片面又は両面にろう材を層着した、いわゆるブレージ
ングシートを用いることができる。
【0012】
【作用】この発明の軽量ハニカムの製造法においては、
コア材相互の当接部のうち数個所を機械的に固定した
後、ろう付を行うので、組立られたコアの状態をろう付
時まで、維持することができる。
【0013】又、ろう付時にはコアの上側に配した面板
を吊下保持するので、コア材および面板が軟化温度まで
加熱した時も、面板の撓みを防止し、平坦な状態を維持
することができる。
【0014】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
【0015】はじめに、厚さ0.1mmのアルミニウム合
金(JIS A 3003 P)板を芯材とし、その両
面にろう材(JIS BA 4004)を層着したブレ
ージングシート(厚さ0.13mm)から図1のように波
状に成形したコア材1を製造し、該コア材1、1を多
数、並列して、図1(b)に示したようなコア2を組立
てた。コア材1相互の当接部のうち数個所はスポット溶
接3し、コア材1が分離しない状態とした。コア2の高
さは40mm、セル2aの大きさLは30mmとした。
【0016】次いで前記コア2を図1(c)に示したよ
うに、台盤4上に敷設した、一方の面板5の上に載置
し、載置したコア2の上に、他方の面板5を重ねた状態
で590℃で1分間加熱し、ろう付した。面板5は、厚
さ0.9mmのアルミニウム合金(JIS A 6951
P)板を芯材とし、その片面にろう材(JIS BA
4004)を層着した厚さ1mmのブレージングシートを
用いた。
【0017】前記面板5、5間の縁部には、数個所、ア
ルミニウムブロックでなるスペーサ6を介設して、面板
5、5間の間隔をコア2の高さと同一寸法で保持できる
ようにすると共に、上部の面板5の上側縁部には、更
に、アルミニウムブロックでなる別のスペーサ7を載置
し、該スペーサ7を介して面板5の上側に設置したステ
ンレスプレート8を通して、ビス9を上側の面板5に螺
着して、上側の面板5をステンレスプレート8を介して
吊下支持した。前記ビス9は面板5の厚さを考慮して、
設置するピッチを決めるもので、面板5の厚さを1mmと
した実施例では100mm間隔とした。厚さが2mmの面板
の場合は150mm間隔程度とすることができる。
【0018】上記の実施例によって、コア2の組立状態
を崩すことなく、かつ面板5に撓みの無い軽量ハニカム
を製造することができた。
【0019】実施例においては、コア2の組立状態を維
持するために、コア材1、1相互をスポット溶接により
固着したが、リベットやステープラーなどの固着部材を
用いて機械的に固定することもできる。
【0020】また、ろう付の際使用するスペーサ6、7
はコア2と同じ材質のアルミニウムブロックとしたが、
熱膨脹率が同等で、かつろう付温度で強度を維持できる
ものであれば、他の材質とすることもできる。
【0021】ろう付の際に、コア2のセル2a内にとじ
込められた空気が膨脹するので、面板5又はコア材1に
透孔(図示していない)を形成して、膨脹空気を排出で
きるようにするのは、従来法と同様に行われる。
【0022】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、コアと面板が整然と結合された軽量ハニカムを製造
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の図で、(a)はコア材の一
部斜視図、(b)はコアを組立てた状態の一部斜視図、
(c)はろう付時の正面図である。
【符号の説明】
1 コア材 2 コア 2a セル 3 スポット溶接 4 台盤 5 面板 6、7 スペーサ 8 ステンレスプレート 9 ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 照喜 神奈川県横浜市金沢区並木2−6−1− 303 (72)発明者 伊丹 博幸 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 和田 靱彦 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 今村 芳秀 静岡県沼津市豊町13−19 (72)発明者 竹村 啓 東京都世田谷区松原5−47−4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板材製コア材でセルを粗に構成したコ
    アと、面板とでなる軽量ハニカムの製造法であって、コ
    ア材を組立てて、コア材相互の当接部のうち数個所を機
    械的に固定してコアを構成し、次いで前記コアの上下に
    面板を配し、上側面板を吊下治具で吊下保持しつつ、コ
    アおよび面板の当接部をろう付することを特徴とする軽
    量ハニカムの製造法。
  2. 【請求項2】 コア材相互の固定は、スポット溶接又は
    リベット又はステープラーによって固定する請求項1記
    載の軽量ハニカムの製造法。
  3. 【請求項3】 面板の吊下保持は、ろう付時に軟化しな
    い部材と面板を連結して保持する請求項1記載の軽量ハ
    ニカムの製造法。
JP5617794A 1994-03-25 1994-03-25 軽量ハニカムの製造法 Expired - Lifetime JP2587784B2 (ja)

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JPH07256372A true JPH07256372A (ja) 1995-10-09
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105562862A (zh) * 2015-12-21 2016-05-11 天津大学 铝蜂窝板中温自反应钎焊方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105562862A (zh) * 2015-12-21 2016-05-11 天津大学 铝蜂窝板中温自反应钎焊方法

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JP2587784B2 (ja) 1997-03-05

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