JPH07255789A - 床擦れ防止用マット - Google Patents

床擦れ防止用マット

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JPH07255789A
JPH07255789A JP6050726A JP5072694A JPH07255789A JP H07255789 A JPH07255789 A JP H07255789A JP 6050726 A JP6050726 A JP 6050726A JP 5072694 A JP5072694 A JP 5072694A JP H07255789 A JPH07255789 A JP H07255789A
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Tatsuaki Yamamoto
達明 山本
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Abstract

(57)【要約】 【構成】床擦れ防止用マットを複数に分割し、分割マッ
ト1の一端部の上面には、3個の凹面ファスナー19を設
け、この一端部の下面の前記凹面ファスナ−の裏側にく
る位置に、凸面ファスナー20を設け、また分割マットの
他端部の上下面に、一端部と凹凸関係が反対になるよう
に凹面、凸面ファスナー19、20を設け、隣接する分割マ
ットの一端部と他端部を下方へ曲げて対面する両ファス
ナー19、20を連結し、床擦れ防止用マットを完成させ
る。分割マット1は、その並設方向と直行する方向を軸
として上下反転しても、同様にして連結できる。 【効果】汚れたり傷んだりした分割マットを、応急措置
的にその汚れたりした部分が下になるよう上下反転させ
て使用できる。また分割マットの片面に空気の噴出孔11
を設ければ、噴出空気を当てるか否かを自由に選択でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寝たきり病人や老人の
身体に生ずる蓐瘡いわゆる床擦れを防止するためのマッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の床擦れ防止用マットは、例えば実
開平4−114323号公報(A61G7/05)の図5に見られる
ように、内部に空気室を有する複数の分割マットを並設
して連結することにより、一つの完成された床擦れ防止
用マットを構成したものが知られている。
【0003】かかるものは、患者の失禁等によってマッ
トの一部が汚れたり、あるいはマットの一部が破れたり
した場合、マット全体を交換しなくとも汚れたり破れた
りした分割マットのみを修理、交換すればよく好都合で
ある。しかし、修理、交換する際、代替えの分割マット
がない場合、交換するべき分割マットを除いた不完全な
状態の床擦れ防止用マットで使用しなければならず、常
に予備の分割マットを用意しておかなければならなかっ
た。
【0004】また床擦れしそうな部分や、床擦れした部
分に対しては、微量の空気を当てる方がその発生を防止
したり進行を遅らせたりする点で望ましいが、かかるも
のはそのような配慮がなされていなかった。
【0005】そこで例えば実公昭52−43195号公報(94
A741)に見られるように、内部に空気室を有するマッ
トの上面に空気室から微量の空気が噴出する複数の微細
孔を設け、ポンプ手段により空気室へ送られた空気が、
この微細孔から連続して噴出されるようにしたものが知
られている。
【0006】しかしかかるものは、身体全体に噴出空気
を受けているので、冬場は肌寒く感じて良い寝心地が得
られない場合があったり、また例えば、患者に熱があっ
て肩を冷やさない方が良い場合や、発汗を促す必要があ
る場合などは、床擦れしている部分以外は空気を当てな
いほうが望ましいが、この従来例ではかかる場合の対応
が不可能であるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数の分割
マットを並設して一つの完成した床擦れ防止用マットを
構成するもので、患者の失禁等によってマットの一部が
汚れたり、あるいはマットの一部が破れたりした場合、
代替えの分割マットがなくとも、代替えの分割マットが
用意される迄の応急措置が可能な床擦れ防止用マットを
提供することを課題とする。
【0008】さらに本発明は、患者等の使用者の要望に
応じ、微量の空気を当てる必要のある個所のみ空気を当
て、空気を当てる必要のない個所へは空気が当らないよ
うにできる床擦れ防止用マットを提供することを課題と
する。
【0009】また本発明は、上記応急措置中も含めてど
のような使用状態においても、良い寝心地が得られる床
擦れ防止用マットを提供することを課題とする。また本
発明は、複数の分割マットを簡単に連結できる床擦れ防
止用マットを提供することを課題とする。
【0010】また本発明は、床擦れしている患部以外
は、暖かくして寝ることのできる床擦れ防止用マットを
提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
内部に空気室を形成した複数個の分割マットと、この各
分割マットの空気室に空気を送るポンプ手段とを有する
もので、前記分割マットを上下反転させても各分割マッ
トを並設して連結できる連結手段を備えたものである。
【0012】本発明の第2の手段は、前記分割マットの
外表面の片面に前記空気室内の空気の噴出孔を設けたも
のである。
【0013】また本発明の第3の手段は、前記連結手段
として、分割マットの一端部上面に設けられた凹状結合
部と、一端部下面の前記凹状結合部と対向する位置に設
けられた凸状結合部と、分割マットの他端部の上下面に
夫々前記一端部と凹凸関係が反対になるよう設けられた
凸状結合部と凹状結合部とからなり、隣接する分割マッ
トの凹状結合部と凸状結合部を結合するようにしたもの
である。
【0014】また本発明の第4の手段は、前記連結手段
として、分割マットの一端部上面に設けられた凹状結合
部と凸状結合部と、一端部下面の前記凹状結合部及び凸
状結合部と対向する位置に夫々凹凸関係が反対になるよ
うに設けられた凸状結合部及び凹状結合部と、分割マッ
トの他端部の上下面に夫々前記一端部と凹凸関係が反対
になるよう設けられた凸状結合部と凹状結合部とからな
り、隣接する分割マットの凹状結合部と凸状結合部を結
合するようにしたものである。
【0015】また本発明の第5の手段は、前記凹状結合
部と凸状結合部を、夫々凹面ファスナ−と凸面ファスナ
ーから構成したものである。
【0016】また本発明の第6の手段は、各分割マット
の噴出孔のない側の面に、保温性のある布地を着脱自在
に装着したものである。
【0017】
【作用】本発明の第1の手段(請求項1の発明)によれ
ば、各分割マットはその向きを上下反転させても連結手
段により互いに連結して使用することができる。
【0018】本発明の第2の手段(請求項2の発明)に
よれば、各分割マットはその空気の噴出孔が上側(患者
と接する側)でも下側でもどちらでも互いに連結して使
用することができる。
【0019】本発明の第3の手段(請求項3の発明)に
よれば、連結部分を下方(裏側)にして分割マットを連
結できる。さらに分割マット上下反転する場合、各分割
マットを並べる方向と直行する方向を軸として反転すれ
ば、反転前と同じ状態で分割マットを連結することがで
きる。
【0020】本発明の第4の手段(請求項4の発明)に
よれば、連結部分を下方(裏側)にして分割マットを連
結できる。さらに分割マット上下反転する場合、各分割
マットを並べる方向と直行する方向を軸として反転して
も、各分割マットを並べる方向を軸として反転しても、
どちらでも反転前と同じ状態で分割マットを連結するこ
とができる。
【0021】本発明の第5の手段(請求項5の発明)に
よれば、簡単で安価な連結手段でもって確実に分割マッ
トを連結することができる。
【0022】本発明の第6の手段(請求項6の発明)に
よれば、噴出空気を当てる必要のない場合、保温性のあ
る布地を上側にして使用すれば、暖かくして寝ることが
できる。
【0023】
【実施例】本発明を図に基づき説明する。図1及び図2
は、床擦れ防止用マットの構成要素である分割マット1
を示し、分割マット1は、上下二枚の方形状軟質シート
2、2例えば表面を布地張りした塩化ビニ−ルシートや
ウレタン系ゴムシ−ト等で構成され、その周縁(ある一
辺側の両端近くにある2ケ所3、3を除く)が溶着され
てフランジ4が形成され、このフランジ4で囲まれる部
分を、両端が夫々前記2ケ所3、3の中央に位置した蛇
行した屈曲線5にて二つに仕切るようこの屈曲線に沿っ
て溶着せしめ、その結果、互いに向き合った二つの櫛歯
が交互に入り組んだようなA、B2系統の空気室6、7
が構成されている。そして前記フランジ4が形成されて
いない2ケ所3、3には、夫々前記A、B2系統の空気
室6、7と外部とを連通する接続パイプ8、9が設けら
れている。図で10は溶着部を示す。
【0024】また分割マット1の片方の面(図2では上
側の面)には、各空気室6、7内の空気を微量噴出する
微細な噴出孔11が複数設けられている。この片方の面と
は反対側の面には、噴出孔は設けられていない。図では
噴出孔11は、分かり易いように大きく表している。
【0025】かかる分割マット1は、図3の如く並設さ
れた上で後述する連結手段により連結される。図では3
個の分割マット1が連結されて完成された一つの床擦れ
防止用マットを形成している。
【0026】3個の分割マット1の内、図3で最も左側
にある分割マット1の左寄りにある前記接続パイプ8、
9には、各空気室6、7へ夫々空気を送るポンプ手段12
の出力チューブ13、14が夫々接続され、同図で最も右側
にある分割マット1の右寄りにある接続パイプ8、9は
夫々栓体15、16で塞がれており、その他の接続パイプ
8、9は、隣接する分割マットのA系統の空気室6とB
系統の空気室7が、またB系統の空気室7とA系統の空
気室6が連通するように、接続チューブ17、18で接続さ
れている。この結果、図の如くA系統空気室6とB系統
空気室7が、分割マット1を並べる方向に、交互に並ん
だ状態になる。なお図3では、中央の分割マットの空気
室6、7は、両隣の分割マットと接続チュ−ブ17、18で
接続した関係上、分割マット単体を示した図1とは逆に
表示してある。
【0027】前記ポンプ手段12は、図示しない切替弁に
よってA系統空気室6とB系統空気室7に交互に空気を
送ることができるようになっており、その結果、A系統
空気室6とB系統空気室7は交互に膨張と収縮を繰り返
す。この間に噴出孔11より微量の空気が噴出される。
【0028】次に各分割マット1を連結する連結手段に
ついて説明する。図1や図2に示すように、分割マット
1の上面(仮に噴出孔11のある側を上面とする)の一端
部即ちフランジ4には、凹状結合部となる凹面ファスナ
ー19が3個設けられ、このフランジ4下面の前記凹面フ
ァスナー19と対向する位置(凹面ファスナー19の裏側)
には凸状結合部となる凸面ファスナー20が3個設けられ
ている。
【0029】また分割マット1の他端部フランジ4の上
下両面の前記一端部フランジの凹面、凸面両ファスナー
19、20と対向する位置に、一端部フランジと凹凸関係が
反対になるように夫々3個の凸面ファスナー20と凹面フ
ァスナー19が設けられている。ここで各図においては、
両ファスナー19、20の区別がつき易いように、凸面ファ
スナー20には斜線を入れてある。
【0030】このような各分割マット1の連結は、図4
に示すように行なう。即ち隣接する分割マット1のフラ
ンジ4を図4の如く下方へ曲げ、対面する凹面ファスナ
−19と凸面ファスナー20とを結合させる。このようにす
れば、結合部分即ち分割マットの連結部分が下方に隠れ
るので、マット上に寝ている患者に連結部分が当らず、
違和感を与えることがなく、良い寝心地が得られる。
【0031】次に分割マット1の上下を反転させる場合
を説明する。この場合、反転しようとする分割マットの
接続チューブ17、18を接続パイプ8、9から外し(両端
の分割マットを反転させる場合は、さらに出力チューブ
13、14や栓体15、16も外す)、分割マットを並設する方
向と直行する方向を軸として、この分割マットを反転さ
せる。そうすれば凹面、凸面両ファスナー19、20の状態
が反転前と同じになり、やはり図4のように結合部分を
下方にして連結することができる。その後接続チューブ
17、18や出力チューブ13、14や栓体15、16を再び接続パ
イプ8、9に接続する。
【0032】このことから、床擦れ防止用マットの一部
が汚れたり傷んだりした場合、この部分の分割マットを
交換しなければならないが、代替えの分割マットが準備
されていない場合、代替えマットが準備される迄の間、
応急措置として汚れたり傷んだりした分割マットを上下
反転して(汚れたり傷んだりしていない面を上に向け
る)使用することができる。そして上下反転しても連結
部分を裏側にして連結できるので、寝心地が悪くなるよ
うなことはない。
【0033】また分割マットの片面にのみ噴出孔11が設
けられているので、上記した連結手段によれば、噴出孔
11が上下どちらの方向になろうとも、同様に連結部分を
裏側に隠して連結することができ、従って床擦れが生じ
て噴出空気を当てる必要のある部分に相当する分割マッ
トは、噴出孔11を上に向け、そうでない部分に相当する
分割マットは噴出孔11を下に向ける等、要望に応じて自
由に使い分けることができる。
【0034】図6は、一つの使用例を模型的に示したも
ので、肩の位置に相当する分割マット1(図で最も右側
のマット)は噴出孔11を下に向け、他のマット1、1は
噴出孔11を上に向けた例で、患者Kに熱があり肩を冷や
さないほうがよい場合に適した使用例である。同図で矢
印は噴出空気の方向を示す。
【0035】ところで図1や図2に示す連結手段では、
反転する必要のある分割マットを、分割マット1の並設
する方向を軸として反転すれば、結合部分は反転前と同
じにはならず、図4のような結合の仕方はできない。
【0036】この場合、隣接する分割マットのフランジ
4、4を図5のように上下に重ね合わせるようすれば、
結合することができるが、結合部分(特に凹面、凸面の
いずれかのファスナ−19、20)が患者に当って違和感を
与えることになる。またこの場合、反転したマットの接
続パイプ8、9が反転しないマットの接続パイプの位置
とは反対側になるので、図3で示す接続チューブ17、18
は短くて使用できず、はるかに長い接続チューブを必要
とする。勿論この場合、接続パイプ8、9を分割マット
1の一辺側だけでなく図7の如く反対側にも同様に設け
れば同じ接続チューブを使用することも可能であるが、
使用しない側の接続パイプを塞ぐ栓体を、図3で示す2
個以外にも各分割マット1に更に4個づつ必要となる。
【0037】図8は異なる連結手段を有する分割マット
の他の実施例を示し、各分割マット1の一端部フランジ
4の上面には、凹面ファスナー19と凸面ファスナー20が
設けられ、このフランジ下面の前記凹面、凸面両ファス
ナー19、20と対向する位置(両ファスナ−19、20の裏側
に相当)に、夫々凹凸関係が反対になるように凸面ファ
スナ−20と凹面ファスナー19が設けられ、分割マット1
の他端部フランジ4の上下面の前記一端部フランジと同
様の位置に、夫々前記一端部と凹凸関係が反対になるよ
うに凸面ファスナー20と凹面ファスナー19が設けられて
いる。
【0038】かかる連結手段を有する分割マット1は、
図4と同じく結合部分を下方にして連結することができ
るが、分割マット1を上下反転させる場合、上記した図
1の分割マットと同様に分割マットの並設方向に対して
直行する方向を軸として反転させても、並設方向を軸と
して反転させてもいずれにおいても、結合部分は反転前
と同じになり、従って、図4のように結合部分を下方に
して結合することができる。この場合接続パイプ8、9
は、図8の如く一辺側のみならず反対側にも設けられて
いて、いずれの方向を軸として反転させても、共通の接
続チューブ17、18が使えるようになっている。
【0039】以上の実施例では、連結手段としての凹
状、凸状結合部に、凹面ファスナー19と凸面ファスナー
20を用いたが、図9のように凹型ホック21と凸型ホック
22を用いてもよい。両者を比較した場合、凹面ファスナ
ー19と凸面ファスナー20を用いた方が、分割マット1の
位置が多少ずれていても結合することができ、好都合で
ある。
【0040】図10は、分割マット1の他の実施例で、噴
出孔11のない側の面に、例えばパイル地からなる保温性
のある布地23が、図示しないが凹面、凸面ファスナーや
凹型、凸型ホックにより着脱自在に装着されている。
【0041】このようなものでは、床擦れのあるところ
に相当する分割マットは噴出孔11を上にして、それ以外
のところはこの布地23を上にして使えば、特に冬場に暖
かくして寝ることができる。
【0042】また以上の実施例の分割マットには、A、
B2系統の空気室を形成しているが、これに限定される
ものでなく、最も単純な1系統の空気室だけのものでも
よい。
【0043】また空気室の形状も例えば、図11のような
ものでもよい。同図は交互に膨張収縮を繰り返す2系統
の空気室6、7で、各空気室6、7には、丸く膨れた球
状部分24が多数連なっており、マット全体が凸凹状にな
っている。このようなマットは、身体全体を多数の球状
部分で支えることになり、マットと身体の間に空気が通
りやすく、また図1のように棒状の空気室で支えるもの
に比べ体重が分散されて支えられるので、欝血しにくく
床擦れが生じにくい。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、患者の失禁等
によってマットの一部が汚れたり、あるいはマットの一
部が破れたりした場合、この部分の分割マットを交換し
なければならないが、代替えの分割マットが準備されて
いなくとも、準備される迄の間、応急措置として汚れた
り傷んだりした分割マットを上下反転して、即ち汚れた
り傷んだりしていない面を上側(患者と接する側)にし
て使用することができ、使い勝手の優れたものとなる。
【0045】その上請求項2の発明によれば、分割マッ
トは、その空気の噴出孔を上側(患者と接する側)にし
ても下側にしてもどちらでも互いに連結して使用するこ
とができるので、患者の要望に応じ、微量の空気を当て
る必要のあるところのみ空気を当て、空気を当てる必要
のないところは空気が当らないようにでき、病状に応じ
た噴気の選択ができ、商品価値の高いものとなる。
【0046】また請求項3の発明によれば、連結部分を
下方(裏側)に隠して分割マットを連結できるので、マ
ット上に寝ている患者に連結部分が当らず、違和感を与
えることがなく、良い寝心地が得られる。さらに分割マ
ットを上下反転する場合、各分割マットを並べる方向と
直行する方向を軸として反転すれば、反転前と同じ状
態、即ち患者に連結部分が当らないよう連結部分を下方
(裏側)に隠して分割マットを連結することができる。
【0047】また請求項4の発明においても、連結部分
を下方(裏側)に隠して分割マットを連結できるので、
マット上に寝ている患者に連結部分が当らず、違和感を
与えることがなく、良い寝心地が得られる。さらに分割
マットを上下反転する場合、各分割マットを並べた方向
と直行する方向を軸として反転しても、各分割マットを
並べた方向を軸として反転しても、いずれの方向で反転
しても反転前と同じ状態、即ち連結部分を下方(裏側)
に隠して分割マットを連結することができる。
【0048】さらに請求項5の発明によれば、簡単で安
価な連結手段でもって、多少の分割マットの位置ずれが
あっても確実に分割マットを連結することができる。
【0049】さらに請求項6の発明によれば、噴出空気
を当てる必要のない場合は、保温性のある布地を上側に
して使用すれば、暖かくして寝ることができ、冬場など
に好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床擦れ防止用マットを構成する分割マ
ットの第1の実施例を示す平面図である。
【図2】同分割マットの図1のA−A線に基づく断面図
である。
【図3】同分割マットを連結して床擦れ防止用マットを
完成させた状態の平面図である。
【図4】同分割マットの連結状態を示し、図3のB−B
線に基づく断面図である。
【図5】同分割マットを他の方法で連結した状態を示す
縦断面図である。
【図6】本発明の床擦れ防止用マットの一つの使用状態
を模型的に示す図である。
【図7】本発明の構成要素である分割マットの第2の実
施例を示す平面図である。
【図8】本発明の構成要素である分割マットの第3の実
施例を示す平面図である。
【図9】本発明の他の連結手段を示す図4に相当する縦
断面図である。
【図10】本発明の構成要素である分割マットの第4の
実施例を示す図2に相当する縦断面図である。
【図11】本発明の構成要素である分割マットの第5の
実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
6 空気室 7 空気室 1 分割マット 12 ポンプ手段 4 フランジ 11 噴出孔 19 凹面ファスナー(連結手段(凹状結合部)) 20 凸面ファスナー(連結手段(凸状結合部)) 21 凹型ホック(連結手段(凹状結合部)) 22 凸型ホック(連結手段(凸状結合部)) 23 保温性の布地

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空気室を形成した複数個の分割マ
    ットと、この各分割マットの空気室に空気を送るポンプ
    手段と、前記分割マットを上下反転させても各分割マッ
    トを並設して連結できる連結手段とを備えた床擦れ防止
    用マット。
  2. 【請求項2】 前記分割マットの外表面の片面に前記空
    気室内の空気の噴出孔を設けた請求項1記載の床擦れ防
    止用マット。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、前記分割マットの一端
    部上面に設けられた凹状結合部と、一端部下面の前記凹
    状結合部と対向する位置に設けられた凸状結合部と、前
    記分割マットの他端部の上下面に夫々前記一端部と凹凸
    関係が反対になるよう設けられた凸状結合部と凹状結合
    部とからなり、隣接する凹状結合部と凸状結合部を結合
    するようにした請求項1記載の床擦れ防止用マット。
  4. 【請求項4】 前記連結手段は、前記分割マットの一端
    部上面に設けられた凹状結合部と凸状結合部と、一端部
    下面の前記凹状結合部及び凸状結合部と対向する位置に
    夫々凹凸関係が反対になるように設けられた凸状結合部
    及び凹状結合部と、前記分割マットの他端部の上下面に
    夫々前記一端部と凹凸関係が反対になるよう設けられた
    凸状結合部と凹状結合部とからなり、隣接する凹状結合
    部と凸状結合部を結合するようにした請求項1記載の床
    擦れ防止用マット。
  5. 【請求項5】 前記凹状結合部と凸状結合部は、夫々凹
    面ファスナ−と凸面ファスナーから構成した請求項3又
    は請求項4記載の床擦れ防止用マット。
  6. 【請求項6】 前記分割マットの噴出孔のない側の面
    に、保温性のある布地を着脱自在に装着した請求項2記
    載の床擦れ防止用マット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000175976A (ja) * 1998-12-17 2000-06-27 Koshin Rubber Kk 体位変換用空気袋体
WO2017073103A1 (ja) * 2015-10-30 2017-05-04 住友理工株式会社 マットレス

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