JPH0534657Y2 - - Google Patents

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JPH0534657Y2
JPH0534657Y2 JP16352488U JP16352488U JPH0534657Y2 JP H0534657 Y2 JPH0534657 Y2 JP H0534657Y2 JP 16352488 U JP16352488 U JP 16352488U JP 16352488 U JP16352488 U JP 16352488U JP H0534657 Y2 JPH0534657 Y2 JP H0534657Y2
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cells
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、安眠用、床ずれ防止用等の寝具とし
ての、流体の圧力を利用したマツトレスに関す
る。
〔従来の技術〕
床ずれ防止用、安眠用等の寝具として、袋状の
セルに流体を封じ込め、該流体の圧力によつてセ
ル上にかかる横臥者の荷重を支える方式の寝具が
種々考案されている。その中の1つとして、横臥
者に適度な運動とやすらぎ感を与えることによつ
て“積極的に安眠を創造する”ことを目指したも
のを本考案者等は先に提案した(実願昭63−
108252号参照)。その概要を第8図及び第9図に
もとずいて説明する。第8図はその構成作用を示
す側面図、第9図はその構成作用を示す正面図で
ある。長方形のシート7の上に、流体で加圧され
たとき、ほぼ円錐台形となる複数の第1の袋状セ
ルC1がシート7に沿つて頂上を左方に向けて配
置され、同様に袋状セルC2がその頂上を右方に
向けてC1と交互に配置される。袋状セルC1,C2
への流体の供給と排出を「1/ゆらぎ」特性を
付加した所定の周期で行なわせることにより、マ
ツトには第9図に示すような傾斜が「1/ゆら
ぎ」特性を有する所定の周期で発生し、横臥者に
寝がえりに似たローリング運動が「1/ゆら
ぎ」特性を有する周期で与えられる。このように
して、横臥者への圧迫部位の変化、抹消血行の促
進、やすらぎ感の創造が行なわれ、床ずれの予防
及び安眠の促進が図られる。
なお、1/ゆらぎとは、ある時系列信号に於
て、その信号を構成する周波数とそれに属する
エネルギーEの関係がE∝1/となつている状
態である。我々の体内にある種々のくりかえし信
号、信号伝達特性中に1/ゆらぎ特性があるた
め、人間は外部から与える1/ゆらぎをする刺
激を「快感」として感じる傾向があるとされてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上説明したように、従来のマツトには横臥者
に適度な運動とやすらぎ感を与えることによつて
安眠を創造するという効果があるが、長時間使用
時の横臥者の発汗、温度上昇等による“むれ”の
防止という観点からは未だ十分とは言い難い。
本考案はこれらの点に鑑みてなされたものであ
り、マツトを形成する袋状セルの形状変化による
適度な運動とやすらぎ感の創造だけでなく、長時
間使用時の“むれ”防止機能をも付加して、さら
に快適な睡眠を創造するマツトレスを提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決するため次の手段を講
ずる。
すなわち、マツトレスとして、流体で加圧され
たとき、ほぼ円錐台形を形成し、頂上が左方に向
いた複数の第1の袋状セルと、同じくほぼ円錐台
形を形成し、頂上が右方に向くとともに上記第1
の袋状セルと交互にかつ側面が互いに接するよう
に配列された第2の袋状セルと、前記第1及び第
2の袋状セルの間に配列され流体の噴出口を有す
る第3の袋状セルと、上記第1の袋状セルに流体
の供給及び排出を行う第1供給手段と、同じく第
2の袋状セルに流体の供給及び排出を行う第2供
給手段と、同じく第3の袋状セルに流体の供給を
行う第3供給手段と、上記第1供給手段、第2供
給手段及び第3供給手段に信号を送る演算制御装
置とを備え、上記演算制御装置は上記第1供給手
段及び第2供給手段に交互に所定の周期で流体の
供給と排出を行わせるとともに、第3供給手段に
も供給を行なわせるようにした。
〔作用〕
上記手段により、交互に隣接して配列された2
系統の袋状セルに第1供給手段と第2供給手段と
により交互に所定の周期例えばTで流体が供給、
排出されると、横臥者の圧迫部位は袋状セルの円
錐台形形状によつて例えば左側か右側へと変化し
さらに右側から左側へと周期的に変化する。
また、第3の供給手段によつて複数個の第3の
袋状セルに流体を供給することによつて、第3の
袋状セルに設けられた流体の噴出口から当該流体
が周期的に噴出する。従つて横臥者には寝がえり
に似たローリング運動が与えられるとともに長時
間使用の“むれ”が防止できる。このようにし
て、末梢血行の促進による床ずれ予防と同時に
“むれ”の防止による安眠の促進がはかられる。
また第1及び第2の袋状セルへの流体の供給・
排出の周期に、例えば「1/ゆらぎ」特性を付
加すると、横臥者には「1/ゆらぎ」特性をも
つた、寝がえりに似たローリング運動が与えられ
る。このようにして、生体のリズムと同じように
ローリング運動が発生するとともに、長時間使用
時の“むれ”が防止できる。したがつて末梢血行
の促進による床ずれの予防と同時に、“むれ”の
防止、「やすらぎ感」の創造による睡眠の促進が
はかられる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第6図により
説明する。
第1図は同実施例のマツトレス部の平面図、第
2図は第1図の−断面図、第3図は第1図の
正面図、第4図は同実施例の全体構成ブロツク
図、第5図a,b及び第6図は同マツトレス部の
作用説明図を示す。
第1図にて長方形のシート7の上に流体で加圧
されたとき、ほぼ円錐台形となる複数の第1の袋
状セル1がシート7の長辺に沿つて頂上を左方に
向けて配列される。さらに、各袋状セル1は端部
の口3を介して第1供給排出管5につながれる。
同様に第2の袋状セル2が頂上を右方に向けかつ
第1の袋状セル1に交互に側面を接して配列さ
れ、口4を介して第2の供給排出管6につながれ
る。同様にその本体に複数個の流体噴出用の微小
孔hを有する第3の袋状セル14が、前記第1及
び第2の袋状セルの間部に所定の間隔をもつて配
列され(第1図では第1及び第2の袋状セルの間
にすき間なく配列されている)。口15を介して
第3供給管16につながれる。第1供給手段、第
2供給手段、第3供給手段及び演算処理装置は第
4図に示すように構成される。第1供給手段、す
なわち第1ポンプ11は第1開閉弁10を経て第
1の供給排出管5により右の各袋状セル1につな
がれる。さらに、第1ポンプ11と第1開閉弁1
0は演算制御装置8から信号を受ける。また第2
供給手段、すなわち第2ポンプ13は第2開閉弁
12を経て第2の供給排出管6により左の各袋状
セル2につながれる。さらに第2ポンプ13と第
2開閉弁12は演算制御装置8から信号を受け
る。また第3供給手段、すなわち第3ポンプ17
は第3の供給管16により各袋状セル14につな
がれる。さらに、第3ポンプ17は演算制御装置
からの信号を受ける。
また第10図は、第1袋状セル、第2袋状セル
及び第3の袋状セルの配列状態を示す他の実施例
である。第1袋状セルと第2袋状セルは互いにそ
の側面において接することなく、その間に第3の
袋状セルが配列された例である。
以上の構成において、演算制御装置8から信号
が送られ、所定の周期、例えばTで第1ポンプ1
1と第1開閉弁10を供給作動状態にし第2ポン
プ13と第2開閉弁12を排出作動状態にする。
第5図a,bはそれぞれ第2図、第3図を時系列
的に示したものであり、説明の簡単のため第3の
袋状セル14を省略してある。すなわち袋状セル
1の内圧は図中,,,,に応じて大、
中、小、中、大と順次変化し、袋状セル2の内圧
は同様に小、中、大、中、小と変化する。従つ
て、横臥者の圧迫部位は同図のように袋状セルの
円錐台形々状によつて右側から左側へと変化し、
さらに左側から右側へと周期Tで変化する。この
ようにして横臥者には寝がえりににたローリング
運動が与えられ、床ずれの予防および安眠の促進
が図られる。また第6図は第3の袋状セル14の
作用を示すものである。演算制御装置8から信号
を受け、第3ポンプ17から流体が供給される
と、袋状セルに設けられた複数個の微小孔hから
第6図に示すように流体が噴出し、横臥者の汗、
体温等による“むれ”の防止に効果を発揮する。
なお、第1図における実施例には示されなかつ
たが、各袋状セル1,2の流体供給排出用の口
3,4の接続部にそれぞれ流体の開閉弁を設け、
この開閉を後方から順次所定のパターンで行うこ
とにより、横臥者の体長方向、例えば足元から頭
へと圧迫部の移動のパターンを制御することがで
きる。
また、流体の中に粒状物を混入し、横臥者への
刺激を加えることも可能である。
また、第3供給手段11による第3の袋状セル
14への流体の供給経路に当該流体の温度調整機
能、湿度調整機能、芳香添加機能等を有する手段
を追加することにより、横臥者の環境条件の向上
をはかることも可能である。
また、例えば演算制御装置8に第1の袋状セル
1と第2の袋状セル2に所定の周期Tで交互に流
体を供給排出する機能とともに、周期Tに「1/
ゆらぎ」特性を持たせると、横臥者には「1/
ゆらぎ」をもつたローリング運動が与えられ
る。従つて横臥者に「やすらぎ感」が与えられ、
快適な睡眠が得られる。
なお、袋状セル1,2と袋状セル14に供給さ
れる流体が同一種類のものであるときには例えば
第7図に示すように第4の供給手段、即ち袋状セ
ル1,2から排出される流体を袋状セル14への
供給流体として利用するように第3の供給手段1
7の代りに第3の開閉弁18を設け演算制御装置
8の信号で制御することもできる。このとき、第
3の開閉弁18が閉のときは第1あるいは第2の
供給排出手段からの排気は配管19、袋状セル1
4への流体供給管を通じて第3の袋状セル14を
介して行なわれ、前記と同様に“むれ”防止効果
が達成される。
なお、第3の袋状セルに設けられた流体噴出口
は前述した複数個の微小孔に限らず、適度な流体
の噴出しをするものであれば、細長いスリツト状
の孔でも良い。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案は次の効果を奏
する。
(イ) 横臥者に、寝がえりに似た適度なローリング
運動が与えられ、床ずれ発生が防止できる。
(ロ) また、ローリング運動により睡眠中の圧迫感
が低減でき、睡眠の促進が図られる。
(ハ) 横臥者の汗、体温等による「むれ」が解消で
き、睡眠の促進が図られる。
(ニ) 上記(イ),(ロ),(ハ)とともに、横臥者に「やす

ぎ感」とともに安眠の創造が与えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は
同実施例の第1図の−断面図、第3図は同実
施例の第1図の正面図、第4図は同実施例の全体
構成ブロツク図、第5図a,bと第6図は同実施
例の作用説明図、第7図は他の実施例の全体構成
ブロツク図、第8図及び第9図は従来例の構成及
び作用説明図、第10図は第2図に相当する他の
実施例である。 1,2……円錐台形の袋状セル、3,4……流
体供給・排出用の口、5,6……流体の供給排出
管、7……袋状セル取付用のシート、8……流体
供給・排出のための演算制御装置、10……第1
開閉弁、12……第2開閉弁、11……第1ポン
プ、13……第2ポンプ、14……第3の袋状セ
ル、15……流体供給用の口、16……流体の供
給管、17……第3のポンプ、18……第3開閉
弁、19……袋状セル1及び/又は2から排出さ
れる流体を第3の袋状セルに送る配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体で加圧されたとき、ほぼ円錐台形を形成
    し、頂上が左方に向いた複数の第1の袋状セル
    と、同じくほぼ円錐台形を形成し、頂上が右方に
    向くとともに上記第1の袋状セルと交互に配列さ
    れた第2の袋状セルと、前記第1及び第2の袋状
    セルの間に所定の間隔をもつて配列され流体の噴
    出口を有する第3の袋状セルと、上記第1の袋状
    セルに流体の供給及び排出を行う第1供給手段
    と、同じく第2の袋状セルに流体の供給及び排出
    を行う第2供給手段と、同じく第3の袋状セルに
    流体の供給を行う第3供給手段と、上記第1供給
    手段、第2供給手段及び第3供給手段に信号を送
    る演算制御装置とを備え、上記演算制御装置は上
    記第1供給手段及び第2供給手段に交互に所定の
    周期で流体の供給と排出を行わせるとともに、第
    3供給手段にも流体の供給を行なわせることを特
    徴とするマツトレス。
JP16352488U 1988-12-19 1988-12-19 Expired - Lifetime JPH0534657Y2 (ja)

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