JP2001061892A - 気室を備えたバックシートを用いた吸収性製品 - Google Patents

気室を備えたバックシートを用いた吸収性製品

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JP2001061892A
JP2001061892A JP24258799A JP24258799A JP2001061892A JP 2001061892 A JP2001061892 A JP 2001061892A JP 24258799 A JP24258799 A JP 24258799A JP 24258799 A JP24258799 A JP 24258799A JP 2001061892 A JP2001061892 A JP 2001061892A
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air chamber
sheet
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leak
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JP24258799A
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Mamoru Takahashi
守 高橋
Shinichi Suzuki
新一 鈴木
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Cresia KK
Original Assignee
Cresia KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本発明は吸収性製品のバックシートにクッショ
ン性気室を形成配置して着用感、吸収性およびクッショ
ン性の改善並びに血行の促進、マッサージ効果、ひいて
は褥そうの予防の効果を意図したものである。 【解決手段】1部または全部の面にクッション性気室を
配置した防漏シートをバックシートに用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1部または全部の面
にクッション性の気室を形成配置したバックシートを用
い、着用感の改善、吸収性の改善、クッション性の改
善、褥そうの予防効果を図った使い捨ての紙おむつ等の
吸収性製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紙おむつの外層には主にポリエチ
レンフィルムからなる防漏シートが用いられ、排泄物の
漏出を防いでいるが、フィルム特有の触感およびガサガ
サ音がする等、着用感に改善の余地があった。また、紙
おむつのフィット性の改善や製造コスト等の削減を目的
として紙おむつの薄型化が進んでいるが、これに伴い着
用時のクッション性が損なわれる傾向にあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの従来の紙
おむつにおける着用感並びにクッション性における不具
合を解消し、着用者にとって着用感並びにクッション性
において快適な紙おむつ等の吸収性製品を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の吸収性製品の構
成は1部または全部の面にクッション性の気室を形成配
置した防漏シートをバックシートに用いたことにある。
上記の構成において気室の突出方向(凸部の向き)は内
方(吸収性製品の吸収体に向う方向)でも外方でもよ
く、或いは内外両方向のものであってもよい。
【0005】また上記の気室は両面が平坦な2枚のシー
ト(防漏シートと防漏シート或いは防漏シートと通液シ
ートの組合せ)の間に形成したサンドウィッチ構造のも
のでもよい。
【0006】上記の気室の形状は円筒形、半球状、蒲鉾
型、角柱型等、任意の形状を採ることができ、その大き
さ(防漏シートに平行な断面積)、高さなども気室の配
置密度、配置部位等を考慮して適宜に決めることができ
る。
【0007】上記気室の形成配置は防漏シートの全面に
施される他、着用者の腰部に当る部位、腰横の腸骨に当
る部位、臀部に当る部位等に集中的に設けるようにして
もよい。
【0008】本発明は狭義の紙おむつのみならず広義の
紙おむつ、テープ止めタイプ、完全パンツ、パッドタイ
プ、その他シーツにも有効に適用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を表面不織布(通液シ
ート)、吸収体および防漏シートからなる使い捨て紙お
むつに適用した場合について説明するが、本発明はこれ
のみに限定されるものではない。
【0010】
【実施例1】図1(A)はテープ止めタイプの紙おむつの
内面をみた斜視図で、その背側両側には腹側にテープ止
めするためのテープ(1)が取付けられている。図1(B)は
図1(A)のX−X断面図で内層の表面不織布(2)、中間の
吸収体(3)および外側の防漏シート(4)とからなっている
紙おむつの基本構成を示している。この防漏シート(4)
の内面には多数の独立した突出気室の配列からなるクッ
ション性気室(5)が形成されている。このクッション性
気室(5)を備えた防漏シート(4)を内面から斜視図に示し
たのが図2であって、気室(5)は円筒形をなし円形頂面
を持っている。
【0011】この図示の場合に図3に示すように紙おむ
つの着用時に吸収体(3)の気室(5)の頂面に衝合する個所
は高圧縮部(6)となるので、該部に排泄吸収されていた
尿は一旦防漏シート(4)上に絞り出されるが、防漏シー
ト(4)の内面には気室(5)の相互間に尿の流路が形成され
ているので、図示のように尿の流れ(7)が生じ、吸収体
(3)の中心部に吸収されていた尿が吸収体(3)の周辺部に
拡散し、尿の吸収体(3)への吸収を全面に拡散均一化す
る効果が得られる。
【0012】尚、上記のクッション性気室の配置は着用
時の荷重分布に応じた密度分布にすることでより効果的
となるが、気室(5)の水平断面性の総計は防漏シート(4)
の全面(気室配置面)の3〜80%が好ましい。
【0013】
【実施例2】図4(A)および図4(B)に示すように、実施
例1の場合とは逆に防漏シート(4)に設けるクッション
性気室(5)は吸収体(3)とは反対に向って外方に突出して
いる例である。図4(A)のように吸収体製品がフリーの
状態の場合には気室(5)が外方へ自由膨出しているが、
図4(B)のように吸収体製品の着用時には体圧によって
床面との間で気室(5)が圧縮偏平化されるとこの気室(5)
の個所が高圧縮部(6)を形成し、気室(5)間の空間部が低
圧縮部(7)を形成する。そこで吸収性製品の着用時には
体重の荷重により気室(5)の上部を押し上げる力が働
き、吸収体(3)が気室(5)の配置部で強く圧縮されて高圧
縮部(6)を形成することにより、連結した低圧縮部(7)
は、より通液がし易くなり、濡れ戻り等の吸収性が改善
される。
【0014】
【実施例3】図5に示すように吸収性製品の臀部(8)に
対応する個所において防漏シート(4)に1つないし複数
個(横長の複数列の気室)の比較的大きなクッション性
気室(5)を設けた例で、吸収性製品の着用時において臀
部(8)をこの大きなクッション性気室(5)で床面上に臀部
を支持する構成である。この場合には(A)(B)(C)に示す
ように臀部(8)の姿勢の変化に対応して気室(5)もこれに
対応して追従変化する。
【0015】
【発明の効果】本発明の吸収性製品によれば次のような
効果が得られる。 (1)着用感の改善 防漏フィルムに気室を形成配置したことによりフィルム
特有のカサカサ感が解消される。 (2)クッション性の改善 吸収性製品の着用者の体と床面との間に防漏フィルムに
気室を形成配置した吸収性製品が介在することになるの
で、クッション性が大幅に改善される。 (3)褥そうの予防効果 吸収性製品の着用時には体重を気室部で主に保持し、肌
の全面を床面に圧着することがなく、また気室を基点と
して着用者の身体を前後左右へ微少移動させることがで
きるための血行の促進、マッサージ効果を生じさせ、結
果的に褥そうの予防にも効果がある。 (4)吸収性の改善 吸収性製品の着用時に吸収体の気室及びその周辺の箇所
で高圧縮部と低圧縮部が形成され、これにより通液性が
良くなり液体の拡散が進み、濡れ戻り等の吸収性が改善
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はテープ止めタイプの紙おむつの内面斜視
図、 (B)は実施例1を示したもので(A)のX−X断面図
【図2】図1(B)の気室を備えた防漏シートの斜視図
【図3】図1(B)の吸収体平面における尿の拡散状態を
示した説明図
【図4】実施例2を示したもので、(A)はフリーな状態
の断面図、(B)は着用時の断面図
【図5】実施例3を示したもので、(A)(B)(C)は着用時
の気室の変形の模式図
【符号の説明】
1:テープ 2:表面不織布(通液シート) 3:吸収体 4:防漏シート(バックシート) 5:クッション性気室 6:高圧縮部 7:低圧縮部 8:臀部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1部または全部の面にクッション性気室を
    形成配置した防漏シートをバックシートに用いたことを
    特徴とする吸収性製品。
  2. 【請求項2】気室が吸収体側に向けて内方突出している
    請求項1記載の吸収性製品。
  3. 【請求項3】独立気室が多数形成配列され、各気室間に
    吸収体より漏出してくる排尿の流路を形成する請求項2
    記載の吸収性製品。
  4. 【請求項4】気室が吸収体側とは反対に向けて外方突出
    している請求項1記載の吸収性製品。
  5. 【請求項5】吸収体側に向けて内方突出している気室
    と、吸収体側とは反対に向けて外方突出している気室と
    を備えている防漏シートをバックシートに用いた請求項
    1記載の吸収性製品。
  6. 【請求項6】2枚の防漏シート間に多数の気室を構成し
    た請求項1記載の吸収性製品。
  7. 【請求項7】防漏シートの気室の内方突出頂面および/
    または外方突出頂面に防漏シートまたは通液シートを適
    用し、気室を防漏シートと防漏シートまたは通液シート
    間でサンドウィッチ構造とした請求項1記載の吸収性製
    品。
  8. 【請求項8】気室の突出形状が円筒形、半球形、蒲鉾
    型、角柱型、その他或いは不定形である請求項1〜7ま
    でのいずれか1項記載の吸収性製品。
  9. 【請求項9】片面当りの気室の水平断面積の総和が防漏
    シートの気室配置面の面積の3〜80%である請求項1
    〜8までのいずれか1項記載の吸収性製品。
  10. 【請求項10】吸収性製品がテープ止めタイプ、完全パ
    ンツ、パッドタイプまたはシーツである請求項1〜9ま
    でのいずれか1項記載の吸収性製品。
  11. 【請求項11】吸収性製品が通液性シート、吸収体およ
    び防漏シートの3層構造を基本構成としている請求項1
    〜10までのいずれか1項記載の吸収性製品。
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