JPH0725567B2 - 亜鉛含有リン酸塩ガラス - Google Patents
亜鉛含有リン酸塩ガラスInfo
- Publication number
- JPH0725567B2 JPH0725567B2 JP1238356A JP23835689A JPH0725567B2 JP H0725567 B2 JPH0725567 B2 JP H0725567B2 JP 1238356 A JP1238356 A JP 1238356A JP 23835689 A JP23835689 A JP 23835689A JP H0725567 B2 JPH0725567 B2 JP H0725567B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mol
- glass
- zno
- pbo
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/12—Silica-free oxide glass compositions
- C03C3/16—Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
- C03C3/19—Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus containing boron
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/12—Silica-free oxide glass compositions
- C03C3/16—Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/12—Silica-free oxide glass compositions
- C03C3/16—Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus
- C03C3/17—Silica-free oxide glass compositions containing phosphorus containing aluminium or beryllium
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
度、および水や温和アルカリ水溶液による作用に対して
優れた耐性を有するガラスに関する。
溶融や成形作業が可能となる無機ガラスを開発する研究
が続けられてきた。シリカが主な網状構造成分またはガ
ラス形成成分を構成するガラス組成は、通常、800℃を
越える成形温度と共に450℃をゆうに越える転移温度を
示すため、低い転移温度を示すガラス組成の追求は、主
な網状構造形成成分としてB2O3および/またはP2O5の使
用へと向った。米国特許第3,732,181号は、P2O5が主な
ガラス形成体であり、100℃−400℃の範囲の転移温度を
示すガラス組成の3つの一般的領域を開示している。
を構成。
%,ここでPbOは5−60モル%を構成、R2Oは5−35モル
%を構成、そしてP2O5は85モル%までの量で存在する。
−30モル%を構成、R2Oは5−30モル%を構成、B2O3は
5−20モル%を構成、そしてP2O5は15−85モル%を構
成。上記組成範囲はPbOの要求される存在量を示してい
るが、前記特許は、PbOの一部または全部をZnOで代替し
ても良いことを開示している。
耐薬品性が劣り、この欠点は、通常、ガラスの転移温度
が下がるとより顕著となる。例えば、既知の低い転移温
度を示すリン酸塩ベースのガラスは、しばしば熱湯によ
って容易に作用を受け、吸湿性を示すこともまれではな
い。ガラスの転移温度は、急激な粘度低下と共に比熱お
よび熱膨張率の増加が起る温度であると習慣的に定義さ
れている。
なる名称の米国出願は、モル%表示で、0−7%のAl2O
3と0−10%のB2O3から成る4−10%のAl2O3とB2O3,10
−30%のNa2Oと0−30%のLi2Oから成る10−45%のNa2O
+Li2O,0−20%のCu2Oと0−30%のLi2Oから成る10−30
%のLi2O+Cu2O,および44−58%のP2O5から実質的に成
るガラスの処方を開示している。
トガラスセラミック”なる名称の米国出願は、5−25モ
ル%のR2O(ここでR2Oは5−25%のLi2O,0−15%のNa2O
および0−15%のK2Oから成る),35−50モル%のZnO,0.
75−6モル%のAl2O3,および29−37モル%のP2O5から
実質的に成るガラスセラミックを開示している。
Oは、CaO,MgOおよび/またはZnOから成る),22−42.5モ
ル%のR2O(ここでR2Oはアルカリ金属酸化物から成
る),6−(16+d/6)モル%のAl2O3および(36−d/3)
−(56−d)モル%のP2O5(ここでdはROの百分率を表
わす)から本質的に成るガラスマトリックス中に分散さ
れたマイカ粒子を含む製品の製造を開示している。この
特許では、Al2O3の量が本発明の組成範囲を越えてい
る。
またはK2O,4−30wt.%のZnO,2−10wt.%のAl2O3,およ
び60−67wt.%のP2O5から成るシーリングガラスの製造
に関する。この特許において、P2O5の量が本発明の組成
範囲を越えている。
の押出の際の滑剤として使用するためのガラスを開示し
ている。このガラスは、使用後の洗浄によって金属体か
ら迅速に除去できるよう、水による作用を容易に受ける
ことを要求されている。このガラスは、9−33モル%の
アルカリ金属酸化物,16−20モル%のBaO,CaO,MgO,PbO,
および/またはZnO,10−20モル%のAl2O3,および29−6
1モル%P2O5から実質的に成る。Al2O3の量は、本発明の
ガラス組成範囲外にある。さらに、このガラスの小さい
耐薬品性のために、本発明のガラスが用いられる用途に
は使用できない。
特許では、Al2O3がガラス成分をなすことについて全く
開示がなく、記載されている実施例の組成のどれもが本
発明の組成範囲から遠くかけ離れている。
モル%のZnO,58−76モル%のP2O5,および0−10モル%
のアルカリ土類金属酸化物から実質的に成り、5重量%
までの水を含んでもよいガラスを開示している。この特
許では、少くとも2つのアルカリ金属酸化物を存在させ
る必要がなく、どの実施例もその2つのアルカリ金属酸
化物を含んでおらず、P2O5の量は本発明の組成範囲をは
るかに越えている。
および25±モル%のアルカリ金属酸化物+アルカリ土類
金属酸化物+ZnOから実質的に成り、5wt.%までの水を
含んでもよいガラスを開示している。この特許において
は、少くとも2つのアルカリ金属酸化物を含む必要がな
く、実施例の組成はどれもP2O5の量が本発明の組成範囲
をはるかに越えている。
5モル%のB2O3,50−72モル%のP2O5,0−5モル%の遷移
金属酸化物,そしてアルカリ金属酸化物,アルカリ土類
金属酸化物および/またはZnOから成る残りの部分より
実質的に構成され、5wt.%までの水を含んでもよいガラ
スの製造を開示している。この特許において、実施例は
どれもZnOを含んでおらず、P2O5の量は本発明の組成範
囲を越えている。
属酸化物,20−45モル%のII族金属酸化物,0−27モル%
のPbO,B2O3,Al2O3および/またはNb2O5,0.1−25モル%
のNd2O3,および35−49モル%のP2O5から実質的に成
る、レーザー用途に使用するのに適したガラスに関す
る。この特許においては、少くとも2つのアルカリ金属
酸化物を存在させる必要はなく、実施例でもそれらの酸
化物を含んでいない。さらに、実施例におけるP2O5の
量、および存在する場合のアルカリ土類金属酸化物の量
は本発明の組成範囲を越えている。
する結果としての曇り防止特性を示すガラスの製造を開
示している。このようなガラスは本発明の目的を達成す
るのに適していない。このガラスは、4−30モル%のア
ルカリ金属酸化物,アルカリ土類金属酸化物またはZnO,
1−12モル%のPbO,3.5−12モル%のAl2O3,B2O3および
/またSiO2,および52−72モル%のP2O5から実質的に成
る。ここで、P2O5の量は本発明の組成範囲をはるかに越
えている。
モル%のPbO,15−35モル%のZnO,1−4モル%のAl2O3,2
−10モル%のV2O5,および45−65モル%のP2O5から実質
的に成る、レーザー用途に用いるシーリングガラスを開
示している。この特許において、P2O5の量は本発明の組
成範囲を越えている。
モル%のNa2O,8−20モル%のLi2O+Na2O,7−28モル%の
CuO,4−10モル%のAl2O3,51−59モル%のP2O5,0−8モ
ル%のB2O3,0〜23モル%のZnO,0−15モル%のBaO,およ
び0−13モル%のV2O5から実質的に成る、ガラスレーザ
ーディスクをコーティングするのに適したガラスに関す
る。この特許において、P2O5の量は本発明の組成範囲を
越えている。
R2Oは0−25%のLi2O,0−25%のNa2Oおよび0−8%のK
2Oから成る),5−15モル%のRO(ここでROは0−15%の
MgO,0−15%のCaO,0−15%のSrO,0−15%のBaOおよび0
−15%のZnOから成る),1−15モル%のAl2O3,55−70モ
ル%のP2O5,0.01−5モル%のNd2O3,0−5モル%のY
2O3,0−5モル%のLa2O3,0−5モル%のGeO2,0−5モル
%のCeO2,0−3モル%のNb2O5,0−3モル%のMnO2,0−
2モル%のTa2O5および0−1モル%のSb2O3から実質的
に成る、レーザー用途に用いるのに適したガラスを開示
している。ここでもP2O5の量が本発明の組成範囲を越え
ている。
属酸化物,5−30モル%のRO(ここでROは、BaO,BeO,CaO,
MgO,SrOおよびZnOより成る群からの少くとも1つの酸化
物),0.01−15モル%のR2O3(ここでR2O3は、Al2O3,B2
O3,Er2O3,La2O3,Tm2O5およびY2O3より成る群からの
少くとも1つの酸化物),0.01−7モル%のNd2O3,35−6
5モル%のP2O5,そしてCeO2,Nb2O5,Sb2O3,SiO2およ
びTiO2より成る群からのソラリゼーション防止酸化物の
0.1−10重量%から実質的に構成される、レーザー用途
に使用するガラスに関する。これらの組成範囲は本発明
の規定する組成範囲外のものである。たとえNd2O3やソ
ラリゼーション防止剤を除いて比較しても、この特許の
実施例は全て本発明とは異なった組成を有している。
%のK2O,8−15wt.%のBaO,4.5−9wt.%のZnO,0−6wt.%
のMgO,0−18wt.%のPbO,3.5−9wt.%のAl2O3,0−3wt.%
のB2O3,0−1wt.%のSiO2,0−2wt.%のTiO2,および45−
55wt.%のP2O5から実質的に成る、光学部品をプレスす
る際に用いるのに適したガラスを開示している。この特
許において、BaOの量は本発明のガラスより多く、全て
の実施例において、P2O5の量は本発明の組成範囲を越え
ている。
2Oは0−30%のNa2Oおよび/またはK2Oから成る),8−6
5wt.%のPbO,18−38wt.%のP2O5,および1−45wt.%の
Ta2O5から基本的に成る光学ガラスに関する。この特許
では、多くの随意成分が種々の量で存在し、0−3%の
Al2O3および0−25%のZnOが含まれている。Ta2O5は本
発明の組成には含まれず、さらにTa2O5を除いて比較し
ても、この特許の実施例はどれも本発明の組成範囲外の
組成を有している。
合構造へと結合するのに適したガラス組成に関する。こ
のガラスは、10−40モル%のアルカリ金属酸化物または
アルカリ土類金属酸化物,0−25モル%のCuOまたはZnO,5
−15モル%のAl2O3,0−25モル%のB2O3,0−30モル%のS
iO2,および10−35モル%のP2O5から実質的に成り、B2O
3;CuO;SiO2およびZnOの少くとも1つが存在する。B2O3
とSiO2は本発明のガラスには含まれておらず、Al2O3の
量は本発明のガラスより多い。Al2O3を除外して比較し
ても、この特許の実施例の組成は本発明の組成範囲にあ
る。
および第2部。Preparation and Properties of Some L
ead Phosphate Glasses",N.H.Ray等、Glass Technology
14,No.2,50−59ページ(1973年4月)はR2O−ZnO−P2O
5ガラスを含むリン酸塩ベースガラスについて広範囲の
論評を行っているが、そこに記載された組成はいずれも
本発明の組成範囲に入らない。
温度を示し、500℃未満、好ましくは約350℃−450℃の
作業温度(すなわちガラスが約104−107ポアズの粘度を
示す温度)を有し、熱湯および温和アルカリ水溶液と接
触した際に優れた耐薬品性を示すガラスを提供すること
である。
成り、PbOおよび/またはSnOがZnOの一部を代替できるR
2O−ZnO−P2O5系の特定な範囲内の組成を有するガラス
によって達成できる。PbOおよび/またはSnOが35モル%
の量までZnOを代替できるので、本発明による広い組成
は、酸化物基準のモル%で表わして、10−35%のR2O
(ここでR2Oは0−25%のLi2O,0−25%のNa2Oおよび0
−25%のK2Oから成る群より表示された割合で選択され
る少くとも2つのアルカリ金属酸化物から構成され
る),12−55%のZnO,28−40%のP2O5,そして随意に35
%までのRO(ここでROは0−35%のPbOおよび0−35%
のSnOから成る)から本質的に構成される。少くとも2
つのアルカリ金属酸化物の添加が必要であることがわか
った。と言うのは、Li2O単独ではガラスの失透に悪影響
を与え、Na2O単独では耐久性が不十分になるかまたは溶
融が非常に困難であるガラスになってしまい、そしてK2
O単独ではガラスのTgを上昇させ過ぎてしまうためであ
る。
させる際に、約0.75−6%の量のAl2O3および/または
約1−8%の量のB2O3の添加(これらの添加量の合計は
8%を越えない)は特に有用である。従って、本発明の
好ましいガラスはこれら成分の1つまたは両方を含む。
合計が10%を越えない量で加えてもよい。Cu2Oは15%ま
での量で存在しても良い。MnOおよびCu2Oは、良好な耐
薬品を維持しながらガラスのTgを下げる力がある。他の
相容性酸化物およびフッ化物(F2)は約5%を越えない
量で加えることができる。均一な乳白色(white opal c
oloration)をガラスに付与する際に約1−5%の量のZ
rO2添加は特に有用である。
+ZnO+P2O5,それに随意にPbOおよび/またはSnOを加
えた合計は少くとも85%である。最も好ましいガラス
は、12−25%のR2O(ここでR2Oは3−12%のLi2O,4−13
%のNa2Oおよび0−12%のK2Oから成る群より表示され
た割合で選択される少くとも2つのアルカリ金属酸化物
から成る),30−49%のZnO,0−10%のSnO,1−3.5%のAl
2O3および30−36%のP2O5から実質的に構成され、もし
存在するならば、CaO+MgO+Fの合計は5%を越えな
い。
ことは事実上不可能であるが、下記の値は上記範囲を重
量%で示した概略値を示している。
0−10%のLi2O,0−15%のNa2Oおよび0−20%のK2Oか
ら成る群より表示された割合で選択される少くとも2つ
のアルカリ金属酸化物から成る),6−45%のZnO,30−57
%のP2O5,そして随意に55%までのRO(ここでROは0−
50%のPbOおよび0−40%のSnOから成る)から実質的に
構成される。好ましい組成において、0.75−6%のAl2O
3および/または1−6%のB2O3が含まれ、これらの成
分の合計は約6%を越えない。
る。
準のモル%で表わしたものである。表1Aは、表1と同じ
組成を重量%に変換して表わしたものである。フッ化物
の量は、ベースガラスに加えて単に百分率で記載した。
と言うのは、それがどのカチオンと組み合わされるのか
不明であり、またその添加量が比較的少いためである。
ガラスを作るための実際のバッチ成分は、酸化物または
他の化合物など、互いに溶融した際に適切な割合の所望
する酸化物に変換するどのような材料から構成されても
よい。例えば、Li2CO3はLi2Oの供給源として利用でき
る。
めに、互いにボールミル粉砕し、その後シリカるつぼに
充填した。ふたをした後、るつぼを約1,000℃で作動す
る炉に入れ、その温度で約3時間保持した。各溶融物を
スチールモールドに注ぎ込み、約8″×4″×0.5″
(約20cm×10cm×1.3cm)の寸法を有する長方形のガラ
ススラブとし、そのスラブを300℃で一晩アニールし
た。
ミニウム箔のカップ中で350℃−425℃の範囲の温度まで
加熱し、各カップからガラストウ(glass cane)をハン
ドドロー(handdraw)し、ガラスの作業温度に近似させ
た。
であるが、表に示された組成は大規模溶融装置で溶融
し、ガラス製造業界において従来から商業的に利用され
ている技法を用いて所望の形状を有するボディに成形で
きることに留意されたい。
ブから切り取り、それを磨砕し、みがいて耐薬品性試験
にそなえた。第1の試験において、各試料を正確に計量
し、その後熱湯浴に浸漬した。6時間の滞留時間の後、
試料を浴から取り出し、周囲環境中で乾燥し、計量して
試料の重量損失を測定した。第2の試験において、各試
料を正確に計量し、Economics Laboratoriesから販売さ
れているSUPER SOILAX洗浄剤の水溶液(約pH10)0.3wt.
%からなる75℃の浴に浸漬した。24時間の滞留時間後、
試料を浴から取り出し、周囲環境中で乾燥し、再計量し
て重量損失を測定した。第3の試験において、各試料を
注意深く計量し、次にオートクレーブに入れた。オート
クレーブ内の温度を125℃に上げ、33psi(2.3Kg/cm2)
のスチーム雰囲気を発生させた。4時間の暴露後、試料
をオートクレーブから取り出し、周囲環境中で乾燥し、
そして再び計量して重量損失を測定した。標準的示差走
査熱量法を用いて各ガラスのTgを測定した。
ILAX試験における重量損失%(SUPER),スチーム試験
における重量損失%(steam),ガラスのTg(℃)(T
g),およびトウ(cane)を引く(pulling)ことによっ
て測定したガラスの作業温度(℃)(PULL)を示してい
る。ある例において、試料はスチーム試験後につや消し
したような外観(frosted appearance)を示した。その
ような現象はFrの記号で表示した。1つの例では、プル
(Pull)試験中に結晶化した。
ベースの組成としては異例な程優れたものであり、さら
にこれらのガラスは前述したように低い転移温度と作業
温度を有するので、極めて特筆すべきものである。本発
明の限定された組成範囲をわずかにはずれただけのガラ
ス組成でおこる上記耐薬品性の激的な減少が、例30−32
において容易に見られる。例30において、P2O5の量が少
くそして最も好ましい組成範囲に入っている例3の示す
レベルまで耐久性を向上させるために、Al2O3の添加、
および/またはCu2OのR2Oおよび/またはZnOに対する代
替が必要である。例31は、ガラス中に少くとも2つのア
ルカリ金属酸化物が必要であることを明示している。例
32において、P2O5の量が多過ぎる。湿気による作用に対
するこの大きい耐性は、本発明のガラスを例えば食品の
もりつけ,電子装置,光学および眼鏡用レンズ,そして
光学導波管のコーティングなどの広範囲な用途に使用す
ることを可能にする。さらに、比較的低い作業温度を有
する本発明のガラスが示す粘度特性は、押出,射出成
形,およびプラスチック成形業界で従来から用いられて
いる他の技法などによって本発明のガラスを複雑な形状
の製品に成形することを可能にする。そのため、本発明
のガラスが有用である製品の範囲は極めて広いものとな
る。
Claims (5)
- 【請求項1】酸化物規準のモル%で表わして、下記の
(A)(B)および(C)から実質的に構成され、450
℃未満の転移温度と500℃未満の作業温度を有し、水お
よび温和アルカリ水溶液による作用に対して優れた耐性
を示すガラス。 (A)12−55%のZnO (B)28−40%のP2O5 (C)10−35%のR2O,ここでR2Oは、0−25%のLi2O,0
−25%のNa2Oおよび0−25%のK2Oから成る群より表示
された割合で選択される少くとも2つのアルカリ金属酸
化物から構成される。 - 【請求項2】0−6%のAl2O3,0−15%のCu2O,0−5%
のF,0−8%のB2O3,0−35%のPbO,0−35%のSnO,0−35
%のPbO+SnO,および0−10%のCaOと0−10%のMgOと
0−10%のMnOから成る0−10%のCaO+MgO+MnOから成
る群より表示された割合で選択される随意成分を合計40
%まで含むことを特徴とする請求項1記載のガラス。 - 【請求項3】0.75−6%のAl2O3および/または1−8
%のB2O3を含み、ここでAl2O3+B2O3の合計が8%を越
えないことを特徴とする請求項2記載のガラス。 - 【請求項4】随意にPbOおよび/またはSnOを伴うR2O+A
l2O3および/またはB2O3+ZnO+P2O5の合計が85%以上
であることを特徴とする請求項2記載のガラス。 - 【請求項5】3−12%のLi2O,4−13%のNa2Oおよび0−
12%のK2Oから成る群より表示された割合で選択される
少くとも2つのアルカリ金属酸化物から成るR2Oを12−2
5%と、30−49%のZnOと、0−10%のSnOと、1−3.5%
のAl2O3と、30−36%のP2O5と、0−5%のCaO+MgO+
Fから実質的に構成される請求項4記載のガラス。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US25867588A | 1988-10-17 | 1988-10-17 | |
US258675 | 1988-10-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02116642A JPH02116642A (ja) | 1990-05-01 |
JPH0725567B2 true JPH0725567B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=22981639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1238356A Expired - Lifetime JPH0725567B2 (ja) | 1988-10-17 | 1989-09-13 | 亜鉛含有リン酸塩ガラス |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0365235B1 (ja) |
JP (1) | JPH0725567B2 (ja) |
KR (1) | KR970000897B1 (ja) |
AT (1) | ATE117278T1 (ja) |
AU (1) | AU620919B2 (ja) |
BR (1) | BR8905092A (ja) |
CA (1) | CA1333073C (ja) |
DE (1) | DE68920691T2 (ja) |
HK (1) | HK90995A (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4920081A (en) * | 1988-10-17 | 1990-04-24 | Corning Incorporated | R2 O-Al2 O3 /B2 O3 -P2 O5 glasses |
US5256604A (en) * | 1992-04-24 | 1993-10-26 | Corning Incorporated | Low melting, durable phosphate glasses |
US5330940A (en) * | 1992-07-06 | 1994-07-19 | Corning Incorporated | Fiberizable zinc-phosphate glass compositions |
US5246890A (en) * | 1992-08-03 | 1993-09-21 | Corning Incorporated | Non-lead sealing glasses |
US5281560A (en) * | 1993-06-21 | 1994-01-25 | Corning Incorporated | Non-lead sealing glasses |
FR2718129B1 (fr) * | 1994-04-05 | 1996-06-21 | Europ Propulsion | Procédé pour la protection contre l'oxydation d'un matériau poreux contenant du carbone, et matériau obtenu. |
FR2718130B1 (fr) * | 1994-04-05 | 1996-06-21 | Europ Propulsion | Procédé pour l'application d'une protection anti-oxydation sur des disques de frein en matériau composite contenant du carbone. |
JP3130245B2 (ja) * | 1996-05-13 | 2001-01-31 | ホーヤ株式会社 | 光学ガラス |
US6355586B1 (en) | 1999-02-25 | 2002-03-12 | Asahi Glass Company, Limited | Low melting point glass and glass ceramic composition |
JP4818538B2 (ja) | 2001-07-13 | 2011-11-16 | 株式会社住田光学ガラス | モールド成形用光学ガラス |
US7151064B2 (en) | 2001-10-30 | 2006-12-19 | Sumita Optical Glass, Inc. | Optical glass suitable for mold forming |
JP2008300536A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Asahi Glass Co Ltd | ガラス被覆発光素子及びガラス被覆発光装置 |
JP2008308393A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Noritake Co Ltd | 無鉛低軟化点ガラス、無鉛低軟化点ガラス組成物、無鉛低軟化点ガラスペースト、および蛍光表示管 |
JP2011093757A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Hoya Corp | フツリン酸ガラス、近赤外線吸収フィルター、光学素子および半導体イメージセンサー用ガラス窓 |
DE112011103756T5 (de) * | 2010-11-12 | 2013-09-19 | Asahi Glass Company, Limited | Glas, das weißes Licht emittiert, mit Glas abgedecktes lichtemittierendes Element und lichtemittierende Vorrichtung |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52133312A (en) * | 1976-04-30 | 1977-11-08 | Matsushita Electric Works Ltd | Composite of glass having low melting point |
US4248732A (en) * | 1978-02-14 | 1981-02-03 | Kigre, Inc. | Laser phosphate glass compositions |
JPS5614449A (en) * | 1979-07-13 | 1981-02-12 | Hoya Corp | Binder glass composition for coating phosphor |
NL8104778A (nl) * | 1981-10-22 | 1983-05-16 | Philips Nv | Met precisie geperste optische onderdelen uit glas en daarvoor geschikt glas. |
JPS58130136A (ja) * | 1982-01-25 | 1983-08-03 | Hoya Corp | 光学ガラス |
US4544974A (en) * | 1983-10-20 | 1985-10-01 | Eastman Kodak Company | Alumina glass composition and magnetic head incorporating same |
JPS6136137A (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 低融点ガラス組成物 |
JPS6136138A (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 低融点ガラス組成物 |
JPS6136136A (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-20 | Matsushita Electric Works Ltd | 低融点ガラス組成物 |
JPS61295257A (ja) * | 1985-06-25 | 1986-12-26 | Matsushita Electric Works Ltd | フオトクロミツクコ−テイングガラス組成物 |
-
1989
- 1989-07-20 CA CA000606240A patent/CA1333073C/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-09-13 JP JP1238356A patent/JPH0725567B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1989-10-06 KR KR1019890014418A patent/KR970000897B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1989-10-06 BR BR898905092A patent/BR8905092A/pt not_active Application Discontinuation
- 1989-10-10 AU AU42731/89A patent/AU620919B2/en not_active Ceased
- 1989-10-13 AT AT89310555T patent/ATE117278T1/de active
- 1989-10-13 EP EP89310555A patent/EP0365235B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-10-13 DE DE68920691T patent/DE68920691T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-06-08 HK HK90995A patent/HK90995A/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE68920691D1 (de) | 1995-03-02 |
ATE117278T1 (de) | 1995-02-15 |
KR970000897B1 (ko) | 1997-01-21 |
AU4273189A (en) | 1990-04-26 |
AU620919B2 (en) | 1992-02-27 |
DE68920691T2 (de) | 1995-08-17 |
EP0365235A3 (en) | 1990-12-27 |
JPH02116642A (ja) | 1990-05-01 |
EP0365235B1 (en) | 1995-01-18 |
BR8905092A (pt) | 1990-05-15 |
HK90995A (en) | 1995-06-16 |
CA1333073C (en) | 1994-11-15 |
KR900006244A (ko) | 1990-05-07 |
EP0365235A2 (en) | 1990-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4940677A (en) | Zinc-containing phosphate glasses | |
JPH06345481A (ja) | 光学ガラスの製造方法 | |
JPH0725567B2 (ja) | 亜鉛含有リン酸塩ガラス | |
CA2017521C (en) | Rare earth-containing zinc phosphate glasses | |
US5328874A (en) | Zinc sulfophosphate glasses | |
JPS61232243A (ja) | 眼鏡用および光学用ガラス | |
JPS60221338A (ja) | 光学ガラス | |
JPH04231345A (ja) | フッ素不含有リン酸ガラス | |
JPS62187140A (ja) | 強化ガラスの製造法 | |
AU616312B2 (en) | R2o-a12o3/b2o3-p2o5 glasses | |
JPH0517176A (ja) | 光学ガラス | |
JPH01219036A (ja) | 光学ガラス | |
JPS60171244A (ja) | 光学ガラス | |
JPH04270137A (ja) | ガラスモールド用リン酸ガラス | |
JPS63265840A (ja) | 光学ガラス | |
JPH01138150A (ja) | 低融性ガラス | |
EP0078082A1 (en) | Precision pressed optical components made of glass and glass suitable therefor | |
JPH0427180B2 (ja) | ||
JPH07149536A (ja) | 光学ガラス | |
EP0116433A1 (en) | Moldable fluoroborate optical glasses | |
US5529961A (en) | Cuprous pyrophosphate glasses | |
JPH08175841A (ja) | 光学ガラス | |
US5529960A (en) | Cuprous metaphosphate glasses | |
JPH0558669A (ja) | 光学ガラス | |
JP3034427B2 (ja) | モールドプレス用低温軟化性光学ガラス |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090322 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100322 Year of fee payment: 15 |