JPH07253549A - 光学機器 - Google Patents

光学機器

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JPH07253549A
JPH07253549A JP4598994A JP4598994A JPH07253549A JP H07253549 A JPH07253549 A JP H07253549A JP 4598994 A JP4598994 A JP 4598994A JP 4598994 A JP4598994 A JP 4598994A JP H07253549 A JPH07253549 A JP H07253549A
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JP
Japan
Prior art keywords
lens
optical axis
objective lens
eyepiece
optical
Prior art date
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Pending
Application number
JP4598994A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Shintani
紀夫 新谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Pioneer Precision Machinery Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Pioneer Precision Machinery Corp
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Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp, Pioneer Precision Machinery Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP4598994A priority Critical patent/JPH07253549A/ja
Publication of JPH07253549A publication Critical patent/JPH07253549A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 双眼鏡を覗いた状態で目標とする被写体を容
易に捕らえること。 【構成】 鏡体10内部に配設した対物レンズ20及び
接眼レンズ21を、切換機構30によって回動自在に支
持し、双眼鏡を覗いたままの状態で、被写体を捕らえる
場合には、切換機構30の切換摘み35を摘んで切換操
作レバー33を矢印a側に引き起こすことにより、接眼
レンズ21をレンズの光軸Oから外すと、これに連動
し、連結レバー36によって連結されている対物レンズ
20もレンズの光軸Oから外される。 【効果】 双眼鏡を覗いたままの状態であっても、視野
が対物レンズ20及び接眼レンズ21によって拡大され
たときのように狭くならないので、被写体を容易に捕ら
えることができ、被写体を捕らえた後は、切換操作レバ
ー33を矢印b側に押し倒すことによって対物レンズ2
0及び接眼レンズ21をレンズの光軸O上に押し戻すこ
とができるので、目標とする被写体を拡大した状態で見
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファインダー切換機能
を有したことにより、覗いた状態であっても目標物を捕
らえ易くした光学式望遠鏡及び双眼鏡等の光学機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遠景を拡大して見る機器とし
て、円筒の一端に凸レンズ(対物レンズ)又は反射鏡を
嵌め、これによって生じた遠隔の物体の像を接眼鏡によ
り拡大して見ることができる光学式望遠鏡や2個の望遠
鏡の光軸を平行に並べ、両眼で同時に遠景を拡大して見
ることができる双眼鏡がある。
【0003】ところで、スポーツ観戦等においては、携
帯性を加味したコンパクトな折り畳み式の双眼鏡を用い
ることが多く、その一例として、たとえば実公平1−3
2015号公報には、図1に示すような折り畳み式双眼
鏡が開示されている。
【0004】すなわち、蓋部1と底部2とからなるケー
ス体Aが接眼基部3に開閉自在に取付けられているとと
もに、対物レンズ6を支持する支持片Bがケース体A内
部に図示省略のバネによって起伏自在とされており、更
に接眼基部3側に取付けられている図示省略の接眼レン
ズの位置が位置調整機構Cの調整つまみ7によって前後
に調節可能とされ、必要に応じてケース体Aの蓋部1と
底部2を開ければ双眼鏡として機能し、また蓋部1と底
部2とを閉じればコンパクトになり携帯しやすいものと
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の双眼鏡では、調整つまみ7の調整によって接眼レン
ズの位置を調整することにより、ピントを合せることが
できるものの、双眼鏡を覗いた状態では、視野が狭くな
ってしまうため、たとえば動く被写体等を捕らえようと
した場合、一旦、双眼鏡から目を離した状態で動く被写
体を捕らえた後、再度双眼鏡を覗き込む必要があり、双
眼鏡を覗いた状態で目標物である被写体を捕らえること
が困難となっている。
【0006】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、光学式望遠鏡や双眼鏡を覗いた状態であっ
ても目標とする被写体を容易に捕らえることができる光
学機器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光学機器は、上
記目的を達成するために、鏡胴内に設けた対物レンズや
接眼レンズの光学系を、切換機構によって前記鏡胴内の
光軸から外したり、前記光軸内に戻したりするようにし
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の光学機器では、鏡胴内に設けた対物レ
ンズや接眼レンズの光学系を、切換機構によって鏡胴内
の光軸から外したり、光軸内に戻したりするようにした
ものであり、光学系を鏡胴内の光軸から外した場合に
は、光学系が光軸内に位置した際の高倍率時の視野に比
べて遥かに広い視野が得られるので、目標物を容易に捕
らえることができ、目標物が定まった場合、光学系を切
換機構によって鏡胴内の光軸内に戻すことにより目標物
を拡大して捕らえることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図2は、本発明の光学機器を、双眼鏡に適
用した場合の一実施例を示すものである。なお、同図
は、説明の便宜上、双眼鏡の左右の鏡胴のうちの一方の
みを図示している。
【0010】同図に示すように、鏡胴10内部には、対
物レンズ20及び接眼レンズ21の光学系が光軸O上に
配設されている。これら対物レンズ20及び接眼レンズ
21は、切換機構30によってレンズの光軸Oを外れる
位置に切換え可能とされている。
【0011】すなわち、切換機構30には、切換摘み3
5を有した切換操作レバー33が軸34を介して回動自
在に配設されている。切換操作レバー33の端部には、
接眼レンズ21が取付けられている。
【0012】対物レンズ20は、軸32を介して回動自
在に配設されている支持部材31の端部に取付けられて
いる。切換操作レバー33と支持部材31とは、軸36
a,36bによって回動自在とされたリンクレバー36
によって連結されている。
【0013】続いて、このような構成の双眼鏡における
ファインダーの切換え操作について説明する。まず、図
2に示したように、対物レンズ20及び接眼レンズ21
が光軸O上にある場合には、被写体が拡大して捕らえら
れる。
【0014】一方、たとえば現在拡大して捕らえている
被写体が視野領域から外れてしまった場合には、双眼鏡
を覗いたままの状態で、図3に示すように、切換摘み3
5を摘んで矢印a側に引き起こすと、切換操作レバー3
3が軸34を介して時計方向に回動し、切換操作レバー
33の端部に支持されている接眼レンズ21が鏡胴10
内部の上壁側に押上げられることにより光軸Oから外さ
れる。
【0015】これに連動し、リンクレバー36によって
連結されている支持部材31が軸32を介して時計方向
に回動することにより、支持部材31の端部に支持され
ている対物レンズ20が、接眼レンズ21と同様に、鏡
胴10内部の上壁側に押上げられて光軸Oから外され
る。
【0016】このように、光学系が光軸Oから外された
状態では、視野が対物レンズ20及び接眼レンズ21に
よって拡大されたときのように狭くならないので、被写
体を容易に捕らえることができる。
【0017】被写体を捕らえた後は、切換摘み35を摘
んで矢印b側に押し倒すと、切換操作レバー33が軸3
4を介して反時計方向に回動し、切換操作レバー33の
端部に支持されている接眼レンズ21が鏡胴10内部の
上壁側から光軸O上に押し戻される。これに連動し、リ
ンクレバー36によって連結されている支持部材31が
軸32を介して反時計方向に回動するため、支持部材3
1の端部に支持されている対物レンズ20が、接眼レン
ズ21と同様に、鏡胴10内部の上壁側から光軸O上に
押し戻される。
【0018】このように、この実施例では、鏡体10内
部に配設した対物レンズ20及び接眼レンズ21を、切
換機構30によって回動自在に支持し、双眼鏡を覗いた
ままの状態で、被写体を捕らえる場合には、切換機構3
0の切換摘み35を摘んで切換操作レバー33を矢印a
側に引き起こすことにより、接眼レンズ21をレンズの
光軸Oから外すと、これに連動し、連結レバー36によ
って連結されている対物レンズ20もレンズの光軸Oか
ら外される。
【0019】したがって、この状態では、双眼鏡を覗い
たままの状態であっても、視野が対物レンズ20及び接
眼レンズ21によって拡大されたときのように狭くなら
ないので、被写体を容易に捕らえることができ、被写体
を捕らえた後は、切換操作レバー33を矢印b側に押し
倒すことによって対物レンズ20及び接眼レンズ21を
レンズの光軸O上に押し戻すことができるので、目標と
する被写体を拡大した状態で見ることができる。
【0020】図4及び図5は、切換機構30における切
換えをモータの駆動力によって得るようにした場合の他
の実施例を示すものである。なお、以下の説明におい
て、図2及び図3と共通する部分には、同一符号を付す
ものとする。
【0021】これらの図に示すように、対物レンズ20
を支持している切換機構30の平歯車37は、軸32を
支点として回動自在に配設されている。平歯車37に
は、モータ38の駆動軸に取付けられているウォーム歯
車39が噛み合っている。ちなみに、モータ38は、鏡
胴10の表面側の所定位置に設けられた図示省略の押し
ボタンの操作によって駆動されるようになっている。
【0022】リンクレバー36の一端部は、軸36aを
介して平歯車37に回動自在に取付けられている。リン
クレバー36の他端部は、軸36bを介して接眼レンズ
21を支持している支持部材33aの端部に回動自在に
取付けられている。支持部材33aは、軸34を介して
回動自在に配設されている。
【0023】このような構成では、光学系が図4に示し
た状態のとき、対物レンズ20及び接眼レンズ21が光
軸O上にあるので、上記同様に、被写体が拡大して捕ら
えられる。
【0024】一方、ファインダーを切換える場合、図示
省略の押しボタンを操作すると、モータ38が駆動さ
れ、ウォーム歯車39に噛み合っている平歯車37が軸
32を介して時計方向に回動し、対物レンズ20を上記
同様に、光軸Oから外す。
【0025】このとき、平歯車37の回動力がリンクレ
バー36に伝えられ、支持部材33aを軸34を介して
時計方向に回動させることにより、接眼レンズ21を上
記同様に、光軸Oから外す。
【0026】また、光学系を光軸O上に戻す場合には、
図示省略の押しボタンを操作し、モータ38を逆転させ
ることによって平歯車37が反時計方向に回動し、接眼
レンズ21を反時計方向に回動させるとともに、リンク
レバー36を介して伝えられる平歯車37の回動力によ
って接眼レンズ21も反時計方向に回動することによ
り、光学系が光軸O上に戻される。
【0027】このように、この実施例では、鏡体10内
部に配設した対物レンズ20及び接眼レンズ21を、切
換機構30のモータ38の駆動力によって切り換えるよ
うにしたので、ファインダーを切換える場合、押しボタ
ンの操作によって行えるので、上記実施例における手動
操作に比べてファインダーを切換え操作が楽なものとな
る。
【0028】なお、この実施例では、モータ38及びウ
ォーム歯車39に噛合う平歯車37を対物レンズ20側
に配設した場合について説明したが、この例に限らずこ
れらを接眼レンズ21側に配設するようにしてもよい。
また、以上の各実施例では、本発明の光学機器を双眼鏡
に適用した場合について説明したが、この例に限らず、
本発明の光学機器を光学式望遠鏡に適用してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学機器
によれば、鏡胴内に設けた対物レンズや接眼レンズの光
学系を、切換機構によって鏡胴内の光軸から外したり、
光軸内に戻したりするようにしたものであり、光学系を
鏡胴内の光軸から外した場合には、光学系が光軸内に位
置した際の高倍率時の視野に比べて遥かに広い視野が得
られるので、目標物を容易に捕らえることができ、目標
物が定まった場合、光学系を切換機構によって鏡胴内の
光軸内に戻すことにより目標物を拡大して捕らえること
ができる。したがって、光学式望遠鏡や双眼鏡を覗いた
状態であっても目標とする被写体を容易に捕らえること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の折り畳み式双眼鏡を示す斜視図である。
【図2】本発明の光学機器の一実施例を示す図である。
【図3】図2の光学機器のファインダー切換動作を説明
するための図である。
【図4】図2の切換機構における切換えをモータの駆動
力によって行うようにした場合の他の実施例を示す図で
ある。
【図5】図4の光学機器のファインダー切換動作を説明
するための図である。
【符号の説明】
10 鏡体 20 対物レンズ 21 接眼レンズ 30 切換機構 31 支持部材 33 切換操作レバー 36 連結レバー 37 平歯車 38 モータ 39 ウォーム歯車 O 光軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡胴内に設けた対物レンズや接眼レンズ
    の光学系を、切換機構によって前記鏡胴内の光軸から外
    したり、前記光軸内に戻したりするようにしたことを特
    徴とする光学機器。
JP4598994A 1994-03-16 1994-03-16 光学機器 Pending JPH07253549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4598994A JPH07253549A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4598994A JPH07253549A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 光学機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07253549A true JPH07253549A (ja) 1995-10-03

Family

ID=12734560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4598994A Pending JPH07253549A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07253549A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011524998A (ja) * 2008-06-18 2011-09-08 ジュン,イン ドットサイトモード及びスコープモード兼用光学式照準鏡
JP2021060465A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 嘉顯 金坂 折畳式望遠鏡

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011524998A (ja) * 2008-06-18 2011-09-08 ジュン,イン ドットサイトモード及びスコープモード兼用光学式照準鏡
US8407926B2 (en) 2008-06-18 2013-04-02 In Jung Optical telescope sight combining dot sight mode and scope mode
JP2021060465A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 嘉顯 金坂 折畳式望遠鏡

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