JPH0725167U - プラスチックフェンスの目地構造 - Google Patents
プラスチックフェンスの目地構造Info
- Publication number
- JPH0725167U JPH0725167U JP5587193U JP5587193U JPH0725167U JP H0725167 U JPH0725167 U JP H0725167U JP 5587193 U JP5587193 U JP 5587193U JP 5587193 U JP5587193 U JP 5587193U JP H0725167 U JPH0725167 U JP H0725167U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチック製フェンスブロックを使用した
プラスチックフェンスにおいて、ブロック間の隙間を確
実に塞ぐことができ、しかも、簡単な工事で、かつ、プ
ラスチックの大きな熱膨張率にも対応することができる
目地構造を提供する。 【構成】 フェンスブロック3の外周枠8の外面に目地
材挿入用凹溝部12を設け、隣接するフェンスブロック
同士を所定の間隔で配設するとともに、対向する前記目
地材挿入用凹溝部12に亙って可撓性を有する目地材1
1を挿入する。
プラスチックフェンスにおいて、ブロック間の隙間を確
実に塞ぐことができ、しかも、簡単な工事で、かつ、プ
ラスチックの大きな熱膨張率にも対応することができる
目地構造を提供する。 【構成】 フェンスブロック3の外周枠8の外面に目地
材挿入用凹溝部12を設け、隣接するフェンスブロック
同士を所定の間隔で配設するとともに、対向する前記目
地材挿入用凹溝部12に亙って可撓性を有する目地材1
1を挿入する。
Description
【0001】
本考案は、プラスチックフェンスの目地に関し、詳しくは、塀等の構成材料と してプラスチック製フェンスブロックを使用したプラスチックフェンスにおける 目地部分の構造に関する。
【0002】
従来から、塀の構成材料として、コンクリートブロックが多く用いられてきて いる。このコンクリートブロックを用いた場合、防水性や美観の向上を図るため 、コンクリートブロック間の目地部分には、モルタル等が塗り込まれていた。
【0003】
一方、近年、フェンスの構成材料として、プラスチック製ベースフレームの両 側に化粧板を貼付けたプラスチック製フェンスブロックが用いられるようになっ てきているが、このようなプラスチック製フェンスブロックの場合でも、各ブロ ック間の隙間を塞いで、防水性や美観を確保する必要がある。しかしながら、プ ラスチックは、コンクリートブロックや金属に比べて熱膨張率が大きいため、従 来の目地構造をそのまま適用することができなかった。
【0004】 そこで本考案は、プラスチック製フェンスブロックを使用したプラスチックフ ェンスにおいて、該ブロック間の隙間を確実に塞ぐことができ、しかも、簡単な 工事で、かつ、プラスチックの大きな熱膨張率にも対応することができる目地構 造を提供することを目的としている。
【0005】
上記した目的を達成するため、本考案のプラスチックフェンスの目地構造は、 基礎上に立設した柱間にプラスチック製フェンスブロックを嵌装したプラスチッ クフェンスの目地構造において、前記フェンスブロックの外周枠外面に、柱に対 応する凹溝部と、該凹溝部の内外部に、それぞれ目地材挿入用凹溝部とを設け、 隣接するフェンスブロック同士を所定の間隔で配設するとともに、対向する前記 目地材挿入用凹溝部に亙って可撓性を有する目地材を挿入したことを特徴として いる。
【0006】
上記構成の目地構造によれば、フェンスブロックを所定位置に設置するととも に、隣接するフェンスブロック間の目地材挿入用凹溝部に目地材を挿入するだけ で施工することができる。また、フェンスブロック同士を所定の間隔で配設し、 可撓性を有する目地材を用いることにより、フェンスブロックの大きな熱膨張に も対応することができる。
【0007】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいてさらに詳細に説明する。 図1はプラスチック製フェンスブロックを用いたプラスチックフェンスの目地 部分の横断面図、図2はプラスチックフェンスの斜視図、図3は目地材の他の形 状例を示す要部の横断面図、図4はさらに他の形状例を示す要部の横断面図であ る。
【0008】 まず、図1及び図2において、プラスチックフェンスは、基礎1内に基部を埋 め込まれて立設した柱2,2間に図示しない下レールと上レールとを設け、該柱 2,2間及び上下レールにより形成される空間部にプラスチック製のフェンスブ ロック3,3を嵌装したものであって、その両端部にはそれぞれエンドフィニッ シュ4,4が取付けられるとともに、フェンス上部にはトップカバー5が設けら れ、下部にはフェンスブロック3と基礎1との間の隙間を塞ぐアンダーカバー6 が設けられている。
【0009】 上記フェンスブロック3は、プラスチック製のベースフレーム7の外周に外周 枠8を設けるとともに、その内外両面に化粧板等の表面材9を装着したものであ って、該外周枠8の外面には、前記柱2に嵌合する凹溝部10と、目地材11を 挿入するための目地材挿入用凹溝部12とが設けられている。
【0010】 すなわち、外周枠8は、ベースフレーム7の外周部に位置する基板部8aの外 面に凹溝部10を構成する一対の凸条8bを柱2の見込寸法に対応させて設ける とともに、該凸状8bの内外にそれぞれ凸条8bと平行に凸条8cを設け、両凸 条8b,8c間を目地材挿入用凹溝部12としたものである。
【0011】 フェンスブロック3を柱2,2間に嵌装してフェンスを構築する際に、前記フ ェンスブロック3は、隣接するフェンスブロック3,3同士の間に、熱膨張を考 慮した間隔を設けて設置され、対向する外周枠8の目地材挿入用凹溝部12,1 2間には、両凹溝部12,12に亙って目地材11が挿入される。
【0012】 図1に示す目地材11は、プラスチック積層鋼板等のような弾性体からなる薄 板を断面円弧状に形成したものであって、幅寸法は、対向する目地材挿入用凹溝 部12,12の底面間隔よりも狭く設定されている。この目地材11は、自身の 弾性により隣接する目地材挿入用凹溝部12,12の隙間に中央部が当接して目 地部分を塞ぐ。
【0013】 このように、目地材11をフェンスブロック3,3間に設けることにより、目 地部分を塞いで防水性や美観の向上が図れ、また、フェンスブロック3の熱膨張 ,熱収縮に対しても十分に対応することができる。
【0014】 また、図3に示す目地材21は、対向する目地材挿入用凹溝部12,12内に 挿入される挿入部21aと、表面材9,9間に嵌着される外面部21bとを接続 辺21cで接続した形状を有するもので、例えば、ゴム系の弾発性を有する材料 により形成されている。挿入部21aは、その両側部が目地材挿入用凹溝部12 の外壁内面に当接して外面部21bを接続辺21cを介してフェンス内方に引付 けるような形状に形成されており、これにより外面部21bが浮き上がることを 防止して美観を保持することができる。さらに、外面部21bを軟質のゴム等で 形成することにより、該外面部21bを確実に表面材9,9に圧接させることが でき、防水性を確保できるとともに、その弾性によりフェンスブロック3の熱膨 張,熱収縮に対しても十分に対応することができる。
【0015】 図4に示す目地材31は、対向する目地材挿入用凹溝部12,12内に挿入さ れる上記同様の挿入部31aと、表面材9,9の表面両端部を覆う外面部31b とを接続辺31cで接続した形状を有するもので、上記同様に、ゴム等の弾発性 を有する材料により形成されている。この目地材31においても、外面部31b が挿入部31a及び接続辺31cの弾性により表面材9側に引付けられ、外面部 31bと表面材9との密着性が確保される。これにより、目地材外面部31bの 波打ち等が防止でき、防水性や美観の向上が図れる。また、前記同様に、目地材 31をゴム系の材料で形成することにより、フェンスブロック3の熱膨張,熱収 縮に対しても十分に対応することができる。
【0016】 なお、細部の形状等は上記実施例に限定されるものではなく、フェンスの大き さなどに応じて、適宜な構成・形状を選定することが可能である。
【0017】
以上説明したように、本考案のプラスチックフェンスの目地構造によれば、プ ラスチック製フェンスブロック間の隙間を確実に塞ぐことができ、防水性を確保 できるとともに美観の向上も図れる。また、隣接するフェンスブロック間の目地 材挿入用凹溝部に目地材を挿入するだけで施工することができるので、施工時間 の短縮や施工の乾式化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すプラスチックフェン
スの目地部分の横断面図である。
スの目地部分の横断面図である。
【図2】 プラスチックフェンスの斜視図である。
【図3】 目地材の他の形状例を示す要部の横断面図で
ある。
ある。
【図4】 目地材のさらに他の形状例を示す要部の横断
面図である。
面図である。
1…基礎、2…柱、3…フェンスブロック、8…外周
枠、9…表面材、10…凹溝部、11,21,31…目
地材、12…目地材挿入用凹溝部
枠、9…表面材、10…凹溝部、11,21,31…目
地材、12…目地材挿入用凹溝部
Claims (1)
- 【請求項1】 基礎上に立設した柱間にプラスチック製
フェンスブロックを嵌装したプラスチックフェンスの目
地構造において、前記フェンスブロックの外周枠外面
に、柱に対応する凹溝部と、該凹溝部の内外部に、それ
ぞれ目地材挿入用凹溝部とを設け、隣接するフェンスブ
ロック同士を所定の間隔で配設するとともに、対向する
前記目地材挿入用凹溝部に亙って可撓性を有する目地材
を挿入したことを特徴とするプラスチックフェンスの目
地構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993055871U JP2593600Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | プラスチックフェンスの目地構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993055871U JP2593600Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | プラスチックフェンスの目地構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725167U true JPH0725167U (ja) | 1995-05-12 |
JP2593600Y2 JP2593600Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=13011159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993055871U Expired - Fee Related JP2593600Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | プラスチックフェンスの目地構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593600Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP1993055871U patent/JP2593600Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2593600Y2 (ja) | 1999-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |