JPH07251383A - 緊急脱出用ハンマー - Google Patents

緊急脱出用ハンマー

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JPH07251383A
JPH07251383A JP5264924A JP26492493A JPH07251383A JP H07251383 A JPH07251383 A JP H07251383A JP 5264924 A JP5264924 A JP 5264924A JP 26492493 A JP26492493 A JP 26492493A JP H07251383 A JPH07251383 A JP H07251383A
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/32Devices for releasing in an emergency, e.g. after an accident ; Remote or automatic unbuckling devices
    • B60R2022/328Devices for releasing in an emergency, e.g. after an accident ; Remote or automatic unbuckling devices comprising means for cutting the belt

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  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊急時において車両の窓ガラスを簡単かつ確
実に破壊することができて、乗員が車両から確実に脱出
できる緊急脱出用ハンマーをコンパクトな構造によって
提供すること。 【構成】 本体10の一端にハンマー部20を有する緊
急脱出用ハンマー100であって、本体10の他端外周
面に形成した握り部11と、本体10内に形成されてハ
ンマー部20との反対側で開口する中空部と、この中空
部内に収納されてその握手34の一部が中空部の開口か
ら僅かに突出するハサミ30とを備えるとともに、ハン
マー部20が、その少なくとも一端の周囲に形成されて
ガラスの破壊された端部に係合し得る引掻溝22を有し
たものであること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車やトラック等の
車両に搭載されて、当該車両に緊急事態等が発生したと
きに、乗員が車両のガラスを割って脱出する際に使用さ
れる緊急脱出用ハンマーに関し、特に身体を拘束してい
るシートベルトをハサミによって切断して脱出するため
に使用される緊急脱出用ハンマーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の道路事情は非常に良くなり、人里
離れた山岳地や海岸付近を車両によって通行できるよう
になってきている。また、そのためにトンネル内を走る
道路も増加してきている。従って、このような人里離れ
た道路を走行していた車両がもし事故にあった場合、乗
員は自らの力で当該車両を脱出しなければならない。特
に、人里離れたトンネル内で車両事故が発生した場合、
あるいは高速道路での追突事故が発生した場合等におい
て生ずる車両火災から逃れたり、その事故発生を後続の
車両等に緊急に知らせたりしなければならないものであ
り、このような際には事故車両から緊急に脱出しなけれ
ばならない。
【0003】一方、車両が事故にあった場合、その事故
状況によってはドアが開かなくなることがあり、乗員は
ドアから出られないことも有り得る。また、車両の乗員
に対してはシートベルト着用が義務付られているが、車
両事故の状況によってはこのシートベルトが簡単には外
れないことも有り得る。このような場合に緊急脱出する
ためには、まずシートベルトを切断して身体を自由に
し、車両の窓ガラスを割らなければならない。
【0004】また、車両の窓ガラスを割るのは、自分あ
るいは同乗者が車両から脱出するのに十分な開口を形成
しなければならないからであるが、近辺においた道具に
よって、人が出入りできる十分な大きさの開口を一度の
操作により形成することは、近年の車両の窓ガラスは非
常に強靱に形成されている等の理由によって殆ど不可能
であることが多い。勿論、道具によって車両の窓ガラス
に明けた小さな穴に手を入れてこれを割ることもできる
が、このようにすると手に怪我をして、脱出を不可能に
してしまうこともあり得る。
【0005】以上の場合に備えたものとして、出願人
は、例えば実開平−149773号公報において、緊急
脱出用鋏を既に提案してきている。この既に提案した緊
急脱出用鋏は、これはこれで十分な機能を発揮し得るも
のであるが、もう少し軽量かつ小型化等の改良をする必
要が生じてきた。このような道具は、緊急時にはぜひ必
要なものであっても、緊急時以外は邪魔物でしかなく、
平常時の車両内での保管を他の邪魔にならないようにす
る必要があるからである。
【0006】そこで、本発明者等は、通常は車両内に置
いておいても邪魔になることはなく、しかも車両の緊急
時には十分な機能を発揮し得る道具を開発すべく鋭意検
討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、不使用時には邪魔物でしかない緊急用道具のコンパ
クト化、及びその機能の改良である。そして、本発明の
目的とするところは、緊急時において車両の窓ガラスを
簡単かつ確実に破壊することができて、乗員が車両から
確実に脱出できる緊急脱出用ハンマーをコンパクトな構
造によって提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明の取った手段は、実施例にお
いて使用する符号を付して説明すると、「本体10の一
端にハンマー部20を有する緊急脱出用ハンマー100
であって、本体10の他端外周面に形成した握り部11
と、本体10内に形成されてハンマー部20との反対側
で開口する中空部12と、この中空部12内に収納され
てその握手34の一部が中空部12の開口13から僅か
に突出するハサミ30とを備えるとともに、ハンマー部
20が、その少なくとも一端の周囲に形成されてガラス
60の破壊された端部に係合し得る引掻溝22を有した
ものであることを特徴とする緊急脱出用ハンマー10
0」である。
【0009】
【発明の作用及び使用の態様】次に、以上のように構成
した本発明に係る緊急脱出用ハンマー100の作用を、
その使用の態様とともに説明する。この緊急脱出用ハン
マー100は、平常時には、図7〜図9に示すように、
中空部12内にハサミ30を収納した状態のものとされ
るものであり、以下に示す実施例においては、このよう
にした緊急脱出用ハンマー100を、図6に示すよう
に、保持ケース40に組み付けて、この保持ケース40
を利用して車両のシートベルト50の一部に支持してお
くものである。すなわち、この緊急脱出用ハンマー10
0はその保持ケース40によって、シートベルト50の
使用に邪魔にならない部分(一般的にはシートベルト5
0のバックルとは反対側の固定部側が有利である)に取
付けられているものであり、この緊急脱出用ハンマー1
00が周囲の物の邪魔になることはないものである。
【0010】すなわち、この緊急脱出用ハンマー100
は、後述するシートベルト50等の切断及びガラス60
の破壊という機能を有していなければならないものであ
るが、シートベルト50等を切断するためのハサミ30
が、ガラス60を破壊し得るハンマー部20を支持して
いる本体10の中空部12内にその略全体が収納されて
いるため、全体としてみれば非常にコンパクト化されて
いるのである。しかも、この緊急脱出用ハンマー100
が保持ケース40によって保持された場合には、この保
持ケース40によってシートベルト50の邪魔にならな
い部分であって、必要時に取り出し易い場所に保管し得
るものとなるのである。勿論、この緊急脱出用ハンマー
100は、これを保持ケース40に必ずしも支持させて
おく必要はなく、例えばグローブボックス内に入れてお
くとか、他の支持ケースによってインストルメントパネ
ルの下側や車室の足元等に発煙筒とともに設置しておい
てもよいものである。
【0011】ここで、当該車両が事故に遭遇して、ドア
が開かず、そのままでは脱出が困難となった場合には、
乗員すなわち使用者は、この緊急脱出用ハンマー100
をその保管箇所から取り出すのである。この場合、緊急
脱出用ハンマー100が、以下の実施例において示す保
持ケース40によって保持されたものである場合には、
保持ケース40はその挟持部41によって単に挟持して
いるのみであるから、使用者はその本体10を持ってこ
の緊急脱出用ハンマー100を強制的に引くことによ
り、この緊急脱出用ハンマー100は保持ケース40か
ら容易に外されるのである。そして、図10及び図11
に示すように、この緊急脱出用ハンマー100を使用し
て車両のガラス60を破壊するのである。
【0012】この緊急脱出用ハンマー100によるガラ
ス60の破壊においては、当然そのハンマー部20を使
用するのである。このハンマー部20は一般的な形状の
ものであってもよいが、以下に示す実施例にあっては、
このハンマー部20の破壊部21は、図1〜図4におい
て示すように、鋭角的に尖ったものとしてある。このよ
うに、実施例のハンマー部20の破壊部21は鋭角的に
尖ったものであるから、例えば力の弱い女性が使用した
としても、この破壊部21の先端に力が集中することに
なり、車両のガラス60は容易に、つまり一撃で、例え
ば図10に示すような状態に破壊されるのである。
【0013】このガラス60が車両のフロントガラスで
ある場合には、このガラス60の破壊は全面に白くヒビ
が入ることになって、ガラス60が窓枠から外れてしま
うことにはならないことがある。車両のフロントガラス
は、通常は所謂合わせガラスによって構成されていて、
衝撃によって容易にはガラス片が飛び散らないようにし
てあるからである。そこで、ハンマー部20に設けてあ
る引掻溝22を使用するのである。つまり、ハンマー部
20の破壊部21によってこれが入る程度の穴をガラス
60の所定部に形成し(これは前述したように容易に行
える)、図11に示すように、この穴内に破壊部21を
挿入するとともにその引掻溝22によってヒビの入った
ガラス60を引っ掻いて取り除くのである。そのため
に、各引掻溝22は、図1〜図4において示したよう
に、ガラス60の破壊された端部に係合し得るものとし
てあるのである。
【0014】一方、このガラス60が車両の窓ガラスで
ある場合には、破壊されたガラス60の一部が窓枠に残
って、窓枠を十分に開放されたものとすることができな
い場合があるが、そのようなときにも、図11に示した
ようにして、このハンマー部20の引掻溝22によって
残留しているガラス60を引っ掻いて窓枠から取り除く
のである。勿論、残留しているガラス60を、ハンマー
部20の破壊部21によって叩きながら取除くこともで
きるが、緊急時において手元が狂い易い心理状態にある
ことから、ハンマー部20の破壊部21によってガラス
60を叩くことは効率的ではない。その点、引掻溝22
によって残留しているガラス60を引っ掻いて窓枠から
取り除くことは、この引掻溝22のガラス60の開口に
対する係合を確実に行えるために、緊急時の不安定な心
理状態であっても、手元が狂わず容易かつ確実なのであ
る。
【0015】以上のようにガラス60を破壊して、使用
者が窓から出られるようにするのであるが、このとき、
シートベルト50自体が外れなくなっていることもあり
得る。そのような場合には、緊急脱出用ハンマー100
を構成している本体10の中空部12内に収納してあっ
たハサミ30を取り出すのである。このハサミ30は、
その握手34の端部が、図7〜図9に示したように、中
空部12の開口13から僅かに突出した状態にしてあっ
たから、この握手34の端部を使用者が手でつかんでハ
サミ30を取り出すのである。なお、本実施例において
は、スプリング31の作用によって両握手34が開放す
るように付勢してあって、両握手34の外面が本体10
の中空部12内面に当接することにより、ハサミ30の
本体10に対する保持を行うようにしてあるので、使用
者が両握手34の先端部を指等でしめつけるようにすれ
ば、本体10からのハサミ30の取り外しは容易に行え
るものである。
【0016】こうして取り出したハサミ30を使用し
て、使用者は、図13あるいは図14に示すように、シ
ートベルト50を切断してその自由を確保するのであ
る。なお、場合によっては衣服の一部をも切断しなけれ
ばならないことがあるが、そのような場合には、例えば
図12に示すように、当該ハサミ30を使用して切断す
ればよいのである。
【0017】こうして、シートベルト50や衣服等から
自由になった使用者は、先に破壊しておいたガラス60
から車外へ脱出すればよいのである。勿論、シートベル
ト50を切断しておいてからガラス60を破壊してもよ
く、また単にハンマー部20のみあるいはハサミ30の
みを使用する場合であっても、本発明の緊急脱出用ハン
マー100はその機能を十分発揮し得るものであること
は言うまでもない。
【実施例】次に、本発明に係る緊急脱出用ハンマー10
0を、図面に示した実施例に従って詳細に説明すると、
この緊急脱出用ハンマー100は、図1〜図4に示した
ように、一端にハンマー部20を有する本体10と、こ
の本体10に設けた中空部12内に収納したハサミ30
とからなるものである。なお、本実施例における緊急脱
出用ハンマー100は、シートベルト50に各挿通部4
2によって保持される保持ケース40に支持するように
したものである。
【0018】本体10は、合成樹脂あるいは合成ゴム
(ポリプロピレンあるいはABS樹脂等)により一体成
形したものであり、その成形時に、図5に示すように、
ハンマー部20を一体化するようにしている。そして、
この本体10の成形時において、その他端外周に、使用
者の手が滑らないようにするための握り部11と、この
本体10内であってハンマー部20とは反対側が開口1
3となる中空部12も同時成形されるものである。
【0019】なお、本実施例に係る緊急脱出用ハンマー
100においては、図7及び図8に示したように、その
本体10の外周面にこの本体10の剛性を確保するため
の補強用リブ14も一体成形してある。また、本実施例
における中空部12は、図5に示したように、先端が細
くなったハサミ30を無駄なく収納し得るように、先端
が細くなったものとしてある。勿論、開口13の外周は
肉厚なものとすることにより、この開口13において使
用時に握り部11が容易に変形しないようにしてある。
【0020】そして、この緊急脱出用ハンマー100に
おいては、そのハンマー部20が、その少なくとも一端
の周囲に形成されてガラス60の破壊された端部に係合
し得る引掻溝22を有したものである。つまり、本体1
0の一端に一体成形したハンマー部20は、その破壊の
ための強度の確保及び所定の慣性を確保するために金属
によって形成してあるが、このハンマー部20の一端の
周囲には、図1〜図4に示したように、ガラス60の厚
さ程度の溝を複数(本実施例においては3条)形成した
引掻溝22が形成してあるのである。これら各引掻溝2
2は、車両のフロントガラス60の厚さより少し大きい
幅を有しているものであり、引掻溝22がこのようにし
てあるのは、この引掻溝22によって穴を明けたガラス
60の端部を引っ掻いて除去できるようにするためであ
る。勿論、この引掻溝22は、ハンマー部20の両端の
各周囲にそれぞれ形成して実施してもよいものである。
【0021】なお、本実施例におけるハンマー部20の
一端は鋭角的に尖った破壊部21としてあり、他端は例
えば釘を打つ作業もできるように平坦面を有したものと
してある。勿論、この尖った破壊部21は、ハンマー部
20の両方に設けて実施してもよいものである。
【0022】一方、本体10の中空部12内に収納され
るハサミ30は、図5あるいは図6に示したようなもの
であり、本実施例においては両握手34間にスプリング
31を介装したものである。このスプリング31は、両
握手34の内面同一位置に形成した係止突起32にその
両端を係止させたものである。本実施例においては、閉
じた両握手34間の短い距離を有効にしてこのスプリン
グ31の作用を十分発揮させるために、各係止突起32
は、その握手34側の基端部をスプリング31の係止を
行えるように小径のものとするとともに、両握手34を
閉じてもスプリング31が十分機能し得るように、当該
係止突起32の先端部をスプリング31の内径より小さ
くしてある。
【0023】以上のように、このハサミ30を構成する
ことにより、両握手34を閉じればその略全体が本体1
0の中空部12内に収納できるとともに、スプリング3
1の両握手34を開こうとする作用によって、中空部1
2内に収納したハサミ30の両握手34が中空部12の
内面に当接することになり、当該ハサミ30の中空部1
2に対する収納保持を確実にするようにしてある。ま
た、このハサミ30を中空部12内に収納したとき、図
7及び図8等において示したように、その両握手34の
端部が本体10の開口13から僅かに突出するように、
このハサミ30の本体10に対する大きさが決定してあ
る。このようにしたのは、ハサミ30を本体10の中空
部12内になるべく多く収納するようにしなければなら
ず、同時に必要に応じてこのハサミ30を中空部12か
ら取り出す場合に、その取り出し操作をし易くするため
である。
【0024】本実施例においては、以上のように構成し
た緊急脱出用ハンマー100を保持ケース40によって
保持するようにしており、この保持ケース40は図7〜
図9に示すようなものである。すなわち、保持ケース4
0は、その平板状の基部の上面に、緊急脱出用ハンマー
100のハンマー部20及び開口13に近い握り部11
の一部を挟持するための一対の挟持部41を有している
ものであり、またその基部の下面に、シートベルト50
を挿通するための一対の挿通部42を有しているもので
ある。従って、この保持ケース40は、各挿通部42に
設けた切り欠きからシートベルト50を挿入してこれを
挿通部42内にて広げることにより、シートベルト50
(その幅は5cmとなるように決められている)に取付
支持されるものである。このようにシートベルト50に
取付支持された保持ケース40に対しては、図7等にお
いて示したように、各挿通部42を利用して当該緊急脱
出用ハンマー100が挟持されるのである。
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る緊急脱
出用ハンマー100は、上記実施例にて例示した通り、
「本体10の一端にハンマー部20を有する緊急脱出用
ハンマー100であって、本体10の他端外周面に形成
した握り部11と、本体10内に形成されてハンマー部
20との反対側で開口する中空部12と、この中空部1
2内に収納されてその握手34の一部が中空部12の開
口13から僅かに突出するハサミ30とを備えるととも
に、ハンマー部20が、その少なくとも一端の周囲に形
成されてガラス60の破壊された端部に係合し得る引掻
溝22を有したものであること」にその構成上の特徴を
有するものであり、これにより、緊急時において車両の
窓ガラス60を簡単かつ確実に、つまり女性や老人のよ
うに力の弱い人あるいは気の転倒している人が使用して
も、破壊することができて、乗員を車両から確実に脱出
できるものとすることができるのである。
【0025】また、この緊急脱出用ハンマー100にお
いては、車両から緊急に脱出しなければならない使用者
が、ハサミ30によって確実にシートベルト50を切断
することができ、かつガラス60の破壊をも行うことが
できることは当然として、全体をコンパクトにすること
ができて狭い車室内に収納しておいても邪魔にならない
ことはないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハンマー部に引掻溝を有した本発明に係る緊
急脱出用ハンマーの平面図である。
【図2】 図1に示した緊急脱出用ハンマーの正面図で
ある。
【図3】 図1に示した緊急脱出用ハンマーの左側面図
である。
【図4】 図1に示した緊急脱出用ハンマーの右側面図
である。
【図5】 本体の中空部内にハサミを収納する状態を示
した緊急脱出用ハンマーの部分断面図である。
【図6】 緊急脱出用ハンマーを組み付ける状態を示し
た分解斜視図である。
【図7】 本発明に係る緊急脱出用ハンマーを保持ケー
スによって支持した状態の平面図である。
【図8】 図7に示した緊急脱出用ハンマーの正面図で
ある。
【図9】 図7に示した緊急脱出用ハンマーの右側面図
である。
【図10】 本発明に係る緊急脱出用ハンマーを使用し
て車両のフロントガラスを破壊している状態の部分正面
図である。
【図11】 本発明に係る緊急脱出用ハンマーの引掻溝
を使用して車両のフロントガラスに脱出開口を形成して
いる状態の部分断面図である。
【図12】 緊急脱出用ハンマーが有しているハサミを
使用して衣服を切断している状態を示す部分正面図であ
る。
【図13】 ハサミを使用してシートベルトの一部を切
断している状態を示す部分正面図である。
【図14】 ハサミを使用してシートベルトの一部を切
断している状態を示す部分正面図である。
【符号の説明】
100 緊急脱出用ハンマー 10 本体 11 握り部 12 中空部 13 開口 20 ハンマー部 21 破壊部 22 引掻溝 30 ハサミ 31 スプリング 34 握手 40 保持ケース 50 シートベルト 60 ガラス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の一端にハンマー部を有する緊急脱
    出用ハンマーであって、 前記本体の他端外周面に形成した握り部と、前記本体内
    に形成されて前記ハンマー部との反対側で開口する中空
    部と、この中空部内に収納されてその握手の一部が前記
    中空部の開口から僅かに突出するハサミとを備えるとと
    もに、 前記ハンマー部が、その少なくとも一端の周囲に形成さ
    れてガラスの破壊された端部に係合し得る引掻溝を有し
    たものであることを特徴とする緊急脱出用ハンマー。
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