JP3007411U - シートベルト切断具 - Google Patents

シートベルト切断具

Info

Publication number
JP3007411U
JP3007411U JP1994010464U JP1046494U JP3007411U JP 3007411 U JP3007411 U JP 3007411U JP 1994010464 U JP1994010464 U JP 1994010464U JP 1046494 U JP1046494 U JP 1046494U JP 3007411 U JP3007411 U JP 3007411U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
surface member
tip
opening
cutting tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994010464U
Other languages
English (en)
Inventor
隆雄 荻根沢
Original Assignee
有限会社ミッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社ミッド filed Critical 有限会社ミッド
Priority to JP1994010464U priority Critical patent/JP3007411U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3007411U publication Critical patent/JP3007411U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Knives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、自動車の衝突事故時の衝撃によっ
てロックされるシートベルトを人が座席に座ったまま一
回の操作で容易かつ迅速に切り取る切断具を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本考案は、上面部材とこれより開口先端部が
やや長く成る下面部材とから成る枠体の基端部に一端上
部が尖鋭状に成る槌部材を固着し、前記両面部材の側面
中央部から開口先端部にかけて間隙部を形成し、下面部
材の長手方向の中央部に開口先端部の内側から奥部にか
けて波形状の刃先部から成る刀身を設置し、この刀身に
相対する上面部材の長手方向の中央部に前記刀身の刃先
部が嵌挿する深さの凹溝部を形成して成るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シートベルト切断具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の衝突事故時には衝撃によってシートベルトが緊急にロックされてしま うことから、運転手や助手席に座ってシートベルトをかけている者は、身動きが できず、脱出できない状態にあった。
【0003】 このよう場合に対処するために、最近、シートベルト切断用のカッターや鋏が 運転席に用意されている場合もあるが、そのカッターは刃部分がその枠体部から 露出しているため、取扱中に使用者が誤って指先を切る危険性があったし、専用 の鋏はなかったため、一回の操作で迅速かつ完全に切り取ることができず、きわ めて実用性に欠くものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案はこのような欠点を一掃した危険性がなくかつ迅速な切り取り ができる緊急脱出用の器具を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上面部材とこれより開口先端部がやや長く成る下面部材とから成る 枠体の基端部に一端上部が尖鋭状に成る槌部材を固着し、前記両面部材の側面中 央部から開口先端部にかけて間隙部を形成し、下面部材の長手方向の中央部に開 口先端部の内側から奥部にかけて波形状の刃先部から成る刀身を設置し、この刀 身に相対する上面部材の長手方向の中央部に前記刀身の刃先部が嵌挿する深さの 凹溝部を形成して成るものである。
【0006】
【作用】 いまシートベルトをかけたまま衝突事故に会いベルトがロックされてしまうと 、人は座席から脱出できなくなるから、まず本器具の枠体の上下両面部材の開口 先端部をベルトの任意個所に向って挿入し、その開口先端部において刀身の刃先 部に接したとき、ベルトを枠体内部にはさんで力を込めて押し込む。すると、波 状の刃先部によってベルトはきれいに切断されるようになる。
【0007】 また、ドアが開かないときは、枠体部を把持してその槌部材の尖鋭上部をドア ガラスやフロントガラスに向って殴打する。すると、当該ガラスは直ちに割れて 破壊するから、そこから脱出することができる。尖鋭上部に蓋体が被嵌している ときは、蓋体を付けたままで殴打してもよい。
【0008】
【実施例】
1は全体が後記刀身8の鞘部と柄部とを兼用する枠体で、この枠体は上面部材 2とこの上面部材よりその開口先端部がやや長く成る下面部材3とから成る。
【0009】 4は前記上面部材2と下面部材3の両基端部間を連結して固着した槌部材で、 この槌部材の一端上部5は尖鋭状に成る。
【0010】 前記枠体1の上面部材2と下面部材3は、その側面中央部から基端部にかけて 接合部6を形成するが、側面中央部から開口先端部にかけては間隙部7を形成し ている。これによって上面部材2は、接合部6と間隙部7の接点付近から弾性付 勢される。
【0011】 8は前記下面部材3の長手方向の中央部に開口先端部9の内側から奥部にかけ て設置した先端部が傾斜状に成る刀身で、この刀身の上面部には波形状の刃先部 8' を構成する。
【0012】 10は前記上面部材2の長手方向の中央部に開口先端部9から奥部にかけて形 成した凹溝部で、この凹溝部には前記下面部材3の刀身8の刃先部8' が嵌挿す るように成る。したがって、刀身の刃先部8' の先端部は、完全に上面部材2と 下面部材3の開口先端部9の内側方に位置するようになる。
【0013】 11は前記尖鋭上部5を有する槌部材4の突出部にカバーした透明性の蓋体で 、この蓋体は危険防止用のカバーであるから材厚は薄い。したがって、前記槌部 材4の殴打時にはカバーしたままでもガラスの破壌に支障はない。
【0014】 12は前記下面部材3の裏面部に設置したマグネットであり、運転席周囲の適 所に吸着して置くが、このマグネットの設置は任意である。
【0015】
【考案の効果】
本考案は、以上のような構成から成るものであるため、本器具を運転席の周辺 適所に置き緊急脱出時にこれを使うときに、刃体の一部が誤って指先に触れて切 傷するようなことは起らなくなり、常に安全かつ安心して使用することができる 。
【0016】 また、ベルトの切断は常に迅速かつ確実に行うことができるとともに、ドアガ ラスの破壊も確実に行うことができ、実用性が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図
【図2】全体の平面図
【図3】全体の底面図
【図4】図2A−A線の断面図
【図5】使用時の拡大正面図
【符号の説明】
1 枠体 2 上面部材 3 下面部材 4 槌部材 5 尖鋭上部 7 間隙部 8 刀身 8' 波状刃先部 9 開口先端部 10 凹溝部 11 蓋体 12 マグネット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面部材とこれより開口先端部がやや長
    く成る下面部材とから成る枠体の基端部に一端上部が尖
    鋭状に成る槌部材を固着し、前記両面部材の側面中央部
    から開口先端部にかけて間隙部を形成し、下面部材の長
    手方向の中央部に開口先端部の内側から奥部にかけて波
    形状の刃先部から成る刀身を設置し、この刀身に相対す
    る上面部材の長手方向の中央部に前記刀身の刃先部が嵌
    挿する深さの凹溝部を形成して成るシートベルト切断
    具。
  2. 【請求項2】 槌部材の尖鋭上部に透明性蓋体を嵌合し
    て成る請求項1に記載したシートベルト切断具。
  3. 【請求項3】 枠体の下面部材の裏面部にマグネット材
    を設けて成る請求項1に記載したシートベルト切断具。
JP1994010464U 1994-08-02 1994-08-02 シートベルト切断具 Expired - Lifetime JP3007411U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994010464U JP3007411U (ja) 1994-08-02 1994-08-02 シートベルト切断具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994010464U JP3007411U (ja) 1994-08-02 1994-08-02 シートベルト切断具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3007411U true JP3007411U (ja) 1995-02-14

Family

ID=43143257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994010464U Expired - Lifetime JP3007411U (ja) 1994-08-02 1994-08-02 シートベルト切断具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3007411U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2613182B2 (ja) シートベルト切断具
US4680861A (en) Seatbelt cutter
US20020083600A1 (en) Safety razor
US20140157525A1 (en) System for an Escaping Device
JP2011235432A (ja) 強化ガラスの破砕具
JP2719666B2 (ja) 緊急脱出用刃付ハンマ
JP3007411U (ja) シートベルト切断具
US6079071A (en) Emergency glass removal tool
JP2585184B2 (ja) 緊急脱出用ハンマー
US20200001122A1 (en) Safety Device
JP3007514U (ja) シートベルト切断具
KR100200268B1 (ko) 긴급 탈출용 햄머
EP0768963B1 (en) Rescue knife, especially for seat belts
KR102028537B1 (ko) 지렛대 원리를 이용한 비상용 해머
JP2620520B2 (ja) 自動車用窓ガラス割り具
JPH0838754A (ja) シートベルト切断具
JPH11188660A (ja) 窓ガラス破壊装置
JP3005743U (ja) 自動車用窓ガラス割り具
JP3045419U (ja) 緊急脱出用ガラス割り具
JPH0632054Y2 (ja) 緊急脱出用はさみ
JPH0135710Y2 (ja)
JP3044461U (ja) 緊急脱出用ハンマー
JP2534757Y2 (ja) 緊急脱出用ハンマー
JP3021689U (ja) 自動車用窓ガラス割り具
KR20140049112A (ko) 차량 사고시 비상 탈출용 도구