JP3005743U - 自動車用窓ガラス割り具 - Google Patents

自動車用窓ガラス割り具

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JP3005743U
JP3005743U JP1994007658U JP765894U JP3005743U JP 3005743 U JP3005743 U JP 3005743U JP 1994007658 U JP1994007658 U JP 1994007658U JP 765894 U JP765894 U JP 765894U JP 3005743 U JP3005743 U JP 3005743U
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grip portion
window glass
cutter
base end
seat belt
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JP1994007658U
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English (en)
Inventor
充 芋谷
Original Assignee
株式会社芋谷工業
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 片手で握持可能な棒状の握持部2の長手方向
の先端に、尖頭状に突出したハンマー部3を設けた。 【効果】 アイスピックのように握持部2を持って操作
するので不自由な体勢であっても確実に窓ガラスを割る
ことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、緊急時に自動車の窓ガラスを割って脱出するための自動車用窓ガ ラス割り具の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の自動車では、窓ガラスの開閉装置やドアロック装置は電気により作動す るようになっている。そのため、事故が発生して電気が通じなくなったときには 、窓ガラスやドアが開かなくなり、自動車からの脱出が困難になるという問題点 があった。そこで、緊急時に窓ガラスを割って自動車から脱出するための自動車 用窓ガラス割り具が開発された。
【0003】 この開発された従来の自動車用窓ガラス割り具は、図6に示すような、金槌形 をしたものであり、把持部aを持ち、尖頭状に突出したハンマー部bを自動車の 窓ガラス面に打ちつけ、窓ガラスを割るようにしたものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の自動車用窓ガラス割り具では、例えば車が転倒して横倒し になったり仰向けになったときなど不自由な体勢である場合には、把持部aのと ころを持って振りにくいので、うまく窓ガラスを割ることができないという問題 点があった。
【0005】 この考案は上記従来の問題点を解決するためになされたもので、使用者がどの ような体勢であっても、うまく窓ガラスを割ることができる自動車用窓ガラス割 り具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、この考案では、片手で握持可能な棒状の握持部2の長手方向の先端 に、尖頭状に突出したハンマー部3を設けた自動車用窓ガラス割り具とした。
【0007】 握持部2の基端には、シートベルト切断用のカッター5を設けることが好まし い。前記カッター5は、握持部2の基端に形成した溝5aの中に切り刃5bを固定し たものとすることができる。
【0008】 また、前記カッター5の代わりに、握持部2の基端に穴2bを形成し、シートベ ルト切断用の和鋏み16を嵌入して取り付けたものとすることもできる。
【0009】
【作用】
この考案の自動車用窓ガラス割り具では、アイスピックのように握持部2を持 ち、ハンマー部3を窓ガラス面に打ちつけて窓ガラスを割る。この考案では、上 述のように操作するので不自由な体勢であっても簡単に操作できる。
【0010】 握持部2の基端にシートベルト切断用のカッター5を設ければ、脱出時にシー トベルトが外れないようなときには、シートベルトを切断することができる。前 記カッター5は、握持部2の基端に形成した溝5aの中に切り刃5bを固定したもの とすれば、切り刃5bが外部に露出しないので、切断時に誤って怪我することがな い。
【0011】 また、前記カッター5の代わりに、握持部2の基端に穴2bを形成し、和鋏み16 を嵌入して取り付けたものとすれば、前記カッター5より容易にシートベルトを 切断することができるようになる。また、和鋏み16は、洋ばさみのように刃と刃 の間隔を開ける必要がないので使いやすく、使用者が不自由な体勢であっても簡 単にシートベルトを切断することができる。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に従って説明する。
【0013】 図1は、この考案の自動車用窓ガラス割り具の分解斜視図である。 1は、窓ガラス割り具本体であり、片手で握持可能な棒状の握持部2の長手方 向の先端に、尖頭状に突出したハンマー部3を設けたものである。
【0014】 握持部2は、合成樹脂で形成されており、中央から先端寄りの位置には穴2aが 穿設されており、ピン4を挿通できるようになっている。
【0015】 握持部2の基端には、シートベルト切断用のカッター5を設けている。 このカッター5は、握持部2の基端に形成した溝5aの中に切り刃5bを固定した ものである。
【0016】 ハンマー部3は、尖頭状に形成された鋼鉄製のものであり、握持部2の長手方 向の先端から突出している。
【0017】 6は、合成樹脂からなるカバーであり、中央に窓ガラス割り具本体1が出入り 自在になった窪み7を形成している。さらに、カバー6には、ピン4を挿通する 穴8,9が形成されており、ピン4により窓ガラス割り具本体1を回動自在に軸 支するようになっている。
【0018】 カバー6のハンマー部3と対応する部分には、使用時には取り外しできるよう になった透明カバー12が取り付けられている。
【0019】 13は、この考案の窓ガラス割り具を自動車の車体へ取り付けるためのブラケッ トであり、2本の脚14,15 を突設している。さらに、脚14,15 は互いに向かい合 った鉤形に形成されており、握持部2を挟持するようになっている。ブラケット 13はビスで車体に取り付けられる。
【0020】 図2及び図3は、この考案の自動車用窓ガラス割り具をブラケット13を使用し て車体に取り付けた状態であり、図2は斜視図、図3は断面図である。自動車用 窓ガラス割り具をブラケット13に取り付けたとき、ブラケット13の脚14,15 の先 端が窪み7の中に入らないので、図示の通り、カバー6の下部が少し浮きあがる ようになっている。
【0021】 使用時は、図4に示すように、握持部2をアイスピックのように握り、ハンマ ー部3を窓ガラスに打ちつける。このとき、カバー6は窓ガラスの破片で使用者 が怪我しないようにする楯の役割をしている。また、カバー6は窓の縁に残った ガラスの破片を払う役割もしている。
【0022】 以上が実施例であり、カッター5を、握持部2の基端に設けた例を示したが、 カッター5を設ける代わりに、図5に示すように、握持部2の基端に穴2bを形成 し、和鋏み16を嵌入して取り付けることもできる。和鋏み16を嵌入して取り付け たものとすれば、前記実施例のカッター5よりもベルトを切りやすく、しかも洋 ばさみのように刃と刃の間隔を開ける必要がないので、使用者が不自由な体勢で あっても簡単にシートベルトを切ることができるようになる。
【0023】
【考案の効果】
この考案の自動車用窓ガラス割り具は、上述のとおり構成されているので、次 に記載する効果を奏する。
【0024】 この考案の自動車用窓ガラス割り具では、アイスピックのように握持部2を持 って操作するので不自由な体勢であっても簡単に操作でき、確実に窓ガラスを割 って脱出することができる。
【0025】 握持部2の基端にシートベルト切断用のカッター5を設ければ、脱出時にシー トベルトが外れないようなときには、シートベルトを切断することができるので 、自動車からの脱出がより容易になる。
【0026】 前記カッター5を握持部2の基端に形成した溝5aの中に切り刃5bを固定したも のとすれば、切り刃5bが外部に露出しないので、切断時に誤って怪我することが なく、安全になる。
【0027】 握持部2の基端に穴2bを形成し、和鋏み16を嵌入して取り付けたものとすれば 、洋ばさみのように刃と刃の間隔を開ける必要がないので、使用者が不自由な体 勢であっても簡単にシートベルトを切断できるので、自動車からの脱出がより容 易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の自動車用窓ガラス割り具の分解斜視
図。
【図2】この考案の自動車用窓ガラス割り具を車体に取
り付けた状態を示す斜視図。
【図3】この考案の自動車用窓ガラス割り具を車体に取
り付けた状態を示す縦断面。
【図4】この考案の自動車用窓ガラス割り具の使用時の
状態を示す斜視図。
【図5】窓ガラス割り具本体の他の実施例を示す斜視
図。
【図6】従来の自動車用窓ガラス割り具を示す斜視図。
【符号の説明】
1 窓ガラス割り具本体 2 握持部 2b 穴 3 ハンマー部 5 カッター 5a 溝 5b 切り刃 16 和鋏み

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片手で握持可能な棒状の握持部(2)の
    長手方向の先端に、尖頭状に突出したハンマー部(3)
    を設けたことを特徴とする自動車用窓ガラス割り具。
  2. 【請求項2】 握持部(2)の基端にシートベルト切断
    用のカッター(5)を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の自動車用窓ガラス割り具。
  3. 【請求項3】 カッター(5)が、握持部(2)の基端
    に形成した溝(5a)の中に切り刃(5b)を固定したもの
    であることを特徴とする請求項2記載の自動車用窓ガラ
    ス割り具。
  4. 【請求項4】 握持部(2)の基端に穴(2b)を形成
    し、シートベルト切断用の和鋏み(16)を嵌入して取り
    付けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用窓ガラ
    ス割り具。
JP1994007658U 1994-06-28 1994-06-28 自動車用窓ガラス割り具 Expired - Lifetime JP3005743U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073490A1 (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Tokyu Car Corporation 非常用具収容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04250987A (ja) * 1991-09-26 1992-09-07 Hokusei:Kk 車両のための緊急脱出用道具の保持ケース

Patent Citations (1)

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