JP2620520B2 - 自動車用窓ガラス割り具 - Google Patents

自動車用窓ガラス割り具

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JP2620520B2
JP2620520B2 JP14653794A JP14653794A JP2620520B2 JP 2620520 B2 JP2620520 B2 JP 2620520B2 JP 14653794 A JP14653794 A JP 14653794A JP 14653794 A JP14653794 A JP 14653794A JP 2620520 B2 JP2620520 B2 JP 2620520B2
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Inventor
充 芋谷
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株式会社イモタニ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、緊急時に自動車の窓
ガラスを割って脱出するための自動車用窓ガラス割り具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車では、窓ガラスの開閉装置
やドアロック装置は電気により作動するようになってい
る。そのため、事故が発生して電気が通じなくなったと
きには、窓ガラスやドアが開かなくなり、自動車からの
脱出が困難になるという問題点があった。そこで、緊急
時に窓ガラスを割って自動車から脱出するための自動車
用窓ガラス割り具が開発された。
【0003】この開発された従来の自動車用窓ガラス割
り具は、図6に示すような、金槌形をしたものであり、
把持部aのところを持ち、尖頭状に突出したハンマー部
bを自動車の窓ガラス面に打ちつけ、窓ガラスを割るよ
うにしたものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の自
動車用窓ガラス割り具では、例えば車が転倒して横倒し
になったり仰向けになったときなど不自由な姿勢である
場合には、把持部aのところを持って振りにくいので、
うまく窓ガラスを割ることができないという問題点があ
った。また、窓ガラスを割ったときに、破片が飛び散っ
て、破片で怪我をするという問題点もあった。
【0005】この発明は上記従来の問題点を解決するた
めになされたもので、使用者がどのような体勢であって
も、確実にしかも安全に窓ガラスを割ることができる自
動車用窓ガラス割り具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の自
動車用窓ガラス割り具では、長手方向の一端に先端を尖
頭状に形成したハンマー部3を設けた棒状の割り部材1
と、割り部材1に回動自在に取り付けられた保護部材6
を組み合わせ、且つ保護部材6に貫通窓6aを形成し、割
り部材1を回動させてハンマー部3の先端を前記貫通窓
6aから突出可能にすると共に、保護部材6の内側で前記
割り部材1を握持できるようにしたものとした。
【0007】そして保護部材6の内側は、使用者の腕の
一部を接合可能なように窪んでいるようにすることが好
ましい。
【0008】また、保護部材6の貫通窓6aには、カバー
12を取り付けることが好ましい。
【0009】
【作用】この発明の自動車用窓ガラス割り具では、アイ
スピックのように割り部材1を持ち、ハンマー部3を窓
ガラス面に打ちつけて窓ガラスを割るので不自由な体勢
であっても簡単に窓ガラスを割ることができる。このと
き、保護部材6は、使用者の腕の一部を覆い、窓ガラス
を割ったときにガラスの破片で怪我をしないように保護
する。
【0010】また、窓の縁に残った窓ガラスの破片は、
保護部材6で払い落とすことができる。
【0011】保護部材6の内側を使用者の腕の一部が接
合可能なように窪んでいるようにすれば、腕に添いやす
くなり、より使用者が怪我をしにくくなる。
【0012】保護部材6の貫通窓6aにカバー12を取り付
ければ、不使用時にハンマー部3が露出しなくなるの
で、ハンマー部3の先端に当たって怪我することがな
い。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に従って説明
する。
【0014】図1は、この発明の自動車用窓ガラス割り
具の分解斜視図である。1は、割り部材であり、片手で
握持可能な棒状の握持部2の長手方向の先端に、尖頭状
に突出したハンマー部3を設けたものである。
【0015】握持部2は、合成樹脂で形成されており、
中央から先端寄りの位置には穴2aが穿設されており、ピ
ン4を挿通できるようになっている。
【0016】握持部2の基端には、シートベルト切断用
のカッター5を設けている。このカッター5は、握持部
2の基端に形成した溝5aの中に切り刃5bを固定したもの
である。
【0017】ハンマー部3は、尖頭状に形成された鋼鉄
製のものであり、握持部2の長手方向の先端から突出し
ている。
【0018】6は、合成樹脂からなる保護部材であり、
内側が使用者の腕の一部が接合可能なように窪んでい
る。さらに、保護部材6の中央には割り部材1が嵌入す
る窪み7を形成している。さらに、保護部材6には、ピ
ン4を挿通する穴8,9が形成されており、ピン4によ
り窓ガラス割り具本体1を回動自在に軸支するようにな
っている。
【0019】保護部材6のハンマー部3と対応する位置
には、貫通窓6aが形成されており、割り部材1を回動さ
せたとき、ハンマー部3の先端が前記貫通窓6aから突出
可能になっている。
【0020】貫通窓6aには透明なカバー12が取り付けら
れており、使用時には取り外しできるように着脱自在と
なっている。
【0021】13は、この発明の窓ガラス割り具を自動車
の車体へ取り付けるためのブラケットであり、2本の脚
14,15 を突設している。さらに、脚14,15 は互いに向か
い合った鉤形に形成されており、握持部2を挟持するよ
うになっている。ブラケット13はビスで車体に取り付け
られるようになっている。
【0022】図2及び図3は、この発明の自動車用窓ガ
ラス割り具をブラケット13を使用して車体に取り付けた
状態であり、図2は斜視図、図3は断面図である。自動
車用窓ガラス割り具をブラケット13に取り付けたとき、
ブラケット13の脚14,15 の先端が窪み7の中に入らない
ので、図示の通り、保護部材6の下部が少し浮きあがる
ようになっている。
【0023】使用時は、図4に示すように、握持部2を
保護部材6の内側でアイスピックのように握持し、窓ガ
ラスに打ちつける。このとき、保護部材6は窓ガラスの
破片で使用者が怪我しないように保護する役割をしてい
る。また、窓の縁に残ったガラスの破片を払うときに怪
我をしないように保護する役割もしている。
【0024】以上が実施例であり、カッター5を、握持
部2の基端に設けた例を示したが、カッター5を設ける
代わりに、図5に示すように、握持部2の基端に穴2bを
形成し、シートベルト切断用の和鋏み16を嵌入して取り
付けたものとすることもできる。和鋏み16を嵌入して取
り付けたものすれば、前記実施例の切り刃5bよりもベル
トを切りやすく、しかも洋ばさみのように刃と刃の間隔
が大きく開くことがないので、不自由な姿勢の状態であ
っても安全に素早くベルトを切ることができるようにな
る。
【0025】
【発明の効果】この発明の自動車用窓ガラス割り具は、
上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を
奏する。
【0026】この発明の自動車用窓ガラス割り具では、
アイスピックのように割り部材1を持ち、ハンマー部3
を窓ガラス面に打ちつけて窓ガラスを割るので、不自由
な体勢であっても簡単に窓ガラスを割ることができるだ
けでなく、保護部材6が使用者の腕の一部を覆って保護
するので使用者が窓ガラスを割ったときに怪我をするこ
とがなく安全に使用できる。
【0027】また、保護部材6で、窓の縁に残った窓ガ
ラスの破片を払い落とすことができるので、使用者が窓
ガラスの破片で怪我をすることがない。
【0028】保護部材6の内側を使用者の腕の一部が接
合可能なように窪んでいるようにすれば、腕に添いやす
くなるので、より使用者が怪我しにくくなり、安全に使
用できるようになる。
【0029】保護部材6の貫通窓6aに、カバー12を取り
付ければ、不使用時にハンマー部3が露出しないので、
ハンマー部3の先端に当たって怪我することがなく、安
全なものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動車用窓ガラス割り具の分解斜視
図。
【図2】この発明の自動車用窓ガラス割り具を車体に取
り付けた状態を示す斜視図。
【図3】この発明の自動車用窓ガラス割り具を車体に取
り付けた状態を示す縦断面。
【図4】この発明の自動車用窓ガラス割り具の使用時の
状態を示す斜視図。
【図5】割り部材の他の実施例を示す斜視図。
【図6】従来の自動車用窓ガラス割り具を示す斜視図。
【符号の説明】
1 割り部材 3 ハンマー部 6 保護部材 6a 貫通窓 12 カバー 13 取り付け部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向の一端に先端を尖頭状に形成し
    たハンマー部(3)を設けた棒状の割り部材(1)と、
    割り部材(1)に回動自在に取り付けられた保護部材
    (6)を組み合わせ、且つ保護部材(6)に貫通窓(6
    a)を形成し、割り部材(1)を回動させてハンマー部
    (3)の先端を前記貫通窓(6a)から突出可能にすると
    共に、保護部材(6)の内側で前記割り部材(1)を握
    持できるようにしたことを特徴とする自動車用窓ガラス
    割り具。
  2. 【請求項2】 保護部材(6)の内側が使用者の腕の一
    部を接合可能なように窪んでいることを特徴とする請求
    項1記載の自動車用窓ガラス割り具。
  3. 【請求項3】 保護部材(6)の貫通窓(6a)にカバー
    (12)を取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の自動車用窓ガラス割り具。
JP14653794A 1994-06-28 1994-06-28 自動車用窓ガラス割り具 Expired - Fee Related JP2620520B2 (ja)

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WO2017035774A1 (zh) * 2015-09-01 2017-03-09 曲红军 车用逃生锤
KR102113841B1 (ko) * 2018-11-26 2020-05-21 조경민 자동차 비상 탈출용 유리 파괴장치

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