JP5165805B1 - ハンドブレーカーにおける手指の保護構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
はつり作業中にはつり対象物が予測以上の壊れ方をして、作業員がハンドブレーカーの重量を支えきれず、ハンドルの握り部を握持した手指がハンドブレーカーごとにはつり対象物の方向に突き進んでしまっても、ハンドルとはつり対象物との間に手指を挟み込んで大けがをしてしまうのを防止したハンドブレーカーにおける手指の保護構造を提供しようとするものである。
【解決手段】
建造物の破壊に使用されるハンドブレーカーにおいて、該ハンドブレーカーはハンドブレーカー本体の先端にモイルポイントを、また前記ハンドブレーカー本体の末端にハンドルを備えるとともに、該ハンドルと所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体に着脱可能に取り付けられる手指の保護カバーと、該保護カバーの前記ハンドブレーカー本体への着脱手段とを備えるようにしたことを特徴とするハンドブレーカーにおける手指の保護構造。
【選択図】図1

Description

この発明は、振動付与機構が内蔵されたハンドブレーカー本体に、握り部が形成されたハンドルを設け、前記本体の下端部には前記振動付与機構により駆動されるタガネを装着したハンドブレーカーにおいて、作業中にハンドルとはつり対象物との間に手指を挟んで負傷するのを確実に防止するようにしたハンドブレーカーにおける手指の保護構造に関するものである。
建物の解体工事におけるコンクリートのはつり作業には、振動付与機構が内蔵されたハンドブレーカー本体に、握り部が形成されたハンドルを設け、前記本体の下端部には前記振動付与機構により駆動されるタガネを装着したハンドブレーカーが使用されることが多い。
この種のハンドブレーカーは、約10〜50kg程度の重量があり、自重を利用してはつり作業を行うように、つまりハンドブレーカーの重量をはつり対象物に預けた状態で、タガネを振動させるように構成されているものである。
特にありません。
上述の通り、この種のハンドブレーカーは、その重量をはつり対象物に預けた状態で使用されるものであり、はつり作業中、作業員はハンドブレーカーが倒れないようにハンドルの握り部を軽く握っているだけである。
しかしながら、はつり作業中にはつり対象物が予測以上の壊れ方をしたとき、作業員がハンドブレーカーの重量を支えきれず、ハンドルの握り部を握持した手がハンドブレーカーごとにはつり対象物の方向に突き進んでしまい、ハンドルとはつり対象物との間に手指を挟み込んで大けがをしてしまうことがあった。
上記の従来欠点に鑑みこの発明は、はつり作業中にはつり対象物が予測以上の壊れ方をして、作業員がハンドブレーカーの重量を支えきれず、ハンドルの握り部を握持した手指がハンドブレーカーごとにはつり対象物の方向に突き進んでしまっても、ハンドルとはつり対象物との間に手指を挟み込んで大けがをしてしまうのを防止したハンドブレーカーにおける手指の保護構造を提供しようとするものである。
上記の目的を達成するために、この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造は、建造物の破壊に使用されるハンドブレーカーにおいて、該ハンドブレーカーはハンドブレーカー本体の先端にモイルポイントを、また前記ハンドブレーカー本体の末端にハンドルを備えるとともに、該ハンドルと所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体に着脱可能に取り付けられる手指の保護カバーを有し、この手指の保護カバーは、前記ハンドブレーカー本体に沿って取り付けられる保持部と、該保持部から前記ハンドルとほぼ平行に形成された手指の保護部とでL字状をなしていることを特徴とするものである。
この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造において、前記保持部は、前記ハンドル側の端部において、前記ハンドルに係合するフック部もしくは貫通孔が設けられており、該フック部もしくは貫通孔を前記ハンドルに係合して前記保護カバーの位置ずれを防止するようにしたことをも特徴とするものである。
この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造において、前記保持部は、前記ハンドブレーカー本体外周に沿って配設された、平板ないし円弧状断面の板状体であることをも特徴とするものである。
この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造において、前記ハンドブレーカー本体への着脱手段は、前記保持部の一方の側に取り付けた蝶番および前記保持部の他方の側に取り付けたキャッチクリップ、もしくは前記ハンドブレーカー本体へ巻き付けるバンドからなることをも特徴とするものである。
請求項1のハンドブレーカーにおける手指の保護構造によれば、ハンドルと所定の間隔をおいてハンドブレーカー本体に着脱可能に取り付けられる手指の保護カバーと、該保護カバーの前記ハンドブレーカー本体への着脱手段とを備えている。したがって、例えばハンドブレーカーの重量をはつり対象物に預けた状態ではつり作業を行っている際、はつり対象物が予測しない壊れ方をし、ハンドルを握った手指がハンドブレーカーごとはつり対象物の方向に突き進んでしまっても、手指は保護カバーによってハンドルとはつり対象物との間で挟まれるのを防止することができ、手指が大けがをすることが確実に防止できる。
また請求項1のハンドブレーカーにおける手指の保護構造によれば、前記ハンドルと所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体に取り付けられた手指の保護カバーは、前記ハンドブレーカー本体に沿って取り付けられる保持部と、該保持部から前記ハンドルとほぼ平行に形成された手指の保護部とでL字状をなしており、非常に単純な構造であって着脱操作や強度の面のみならず、コスト面でも非常に大きなメリットを有するものである。
前記ハンドブレーカーにおける手指の保護構造によれば、前記ハンドルと所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体に取り付けられた手指の保護カバーは、前記ハンドブレーカー本体に沿って取り付けられる保持部と、該保持部から前記ハンドルとほぼ平行に形成された手指の保護部と、該保護部の端部から前記ハンドルに連結されるよう形成された保持部とでU字状をなすものとすることができ、非常に単純な構造であって着脱操作や強度の面のみならず、コスト面でも非常に大きなメリットを有するものである。
請求項2のハンドブレーカーにおける手指の保護構造によれば、前記保護カバーの保持部には前記ハンドル側の端部において、前記ハンドルに係合するフック部もしくは貫通孔が設けられており、該フック部もしくは貫通孔を前記ハンドルに係合して前記保護カバーの位置ずれを確実に防止でき、より安全な手指の保護構造とすることができる。
請求項3のハンドブレーカーにおける手指の保護構造によれば、前記保護カバーの保持部は前記ハンドブレーカー本体外周に沿って配設された円弧状断面の板状体であるため、保護カバーの強度や位置ずれ防止の面でより大きなメリットを有するものである。
請求項4のハンドブレーカーにおける手指の保護構造によれば、前記ハンドブレーカー本体への着脱手段は、前記保持部の一方の側に取り付けた蝶番および前記保持部の他方の側に取り付けたキャッチクリップ、もしくは前記ハンドブレーカー本体へ巻き付けるバンドからなるものであり、蝶番およびキャッチクリップもしくはバンドに取り付けたバックル等の連結手段により簡単に前記ハンドブレーカー本体へ取付けあるいは取外すことができ、保護カバーの装着の手間を軽減してより安全面に配慮した手指の保護構造を提供することができる。
この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造の第1実施例を示す概略正面図である。 その概略背面図である。 その要部拡大側面図である。 図1の拡大平面図である。 その要部拡大斜視図である。 内側の弾性材層を外した状態の分解斜視図である。 左右のL字部材を結合した状態の概略斜視図である。 その内部構造を示す切断斜視図である。 内側に弾性材層を取り付けた状態の分解斜視図である。 左右のL字部材を結合した状態の概略斜視図である。 最終的に連結した状態の概略斜視図である。 その内部構造を示す切断斜視図である。 この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造の第2実施例を示す概略正面図である。 その概略側面図である。 その概略平面図である。 この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造の第3実施例を示す概略正面図である。 その概略側面図である。 その概略平面図である。 この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造の第4実施例を示す概略側面図である。 その概略側面図である。 その概略平面図である。 この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造の第5実施例を示す概略側面図である。 その概略側面図である。 その概略平面図である。 その要部拡大斜視図である。
以下、この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
この発明の第1実施例を示す図1ないし図5において、Xはハンドブレーカー、1はハンドブレーカー本体で、振動付与機構(図示せず)が内蔵されている。
前記ハンドブレーカー本体1の上端部には左右両端側に握り部2,2を有するハンドル3が設けられており、下端部には前記振動付与機構により駆動されるタガネ(モイルポイントチゼル)4が着脱交換自在に装着されている。
そして、ハンドブレーカーXの重量をはつり対象物に預けた状態で、両手で握り部2,2を握り、かつ、片側の握り部2にある操作レバー5を操作することにより、コンプレッサー(図示せず)より送られる圧搾空気が前記振動付与機構に供給され、前記タガネ4がその軸芯方向に振動して、はつり対象物をはつるように構成されている。
本実施例のハンドブレーカーXにおける手指の保護構造においては、前記ハンドブレーカー本体1の末端に設けたハンドル3は、所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体1に着脱可能に取り付けられる手指の保護カバー6をそれぞれ備え、また該保護カバー6は前記ハンドブレーカー本体1への着脱手段を備えている。
したがって、例えばハンドブレーカーXの重量をはつり対象物に預けた状態ではつり作業を行っている際、はつり対象物が予測しない壊れ方をし、ハンドル3を握った手指がハンドブレーカーXごとはつり対象物の方向に突き進んでしまっても、手指は前記保護カバー6によってハンドル3とはつり対象物との間で挟まれるのを防止することができ、手指が大けがをすることが確実に防止できる。
より具体的には、前記ハンドル3と所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体1に取り付けられた手指の保護カバー6は、前記ハンドブレーカー本体1に沿って取り付けられる保持部6−1と、該保持部6−1から前記ハンドル3とほぼ平行に折り曲げて形成された手指の保護部6−2とでL字状をなしている。このようにL字状という非常に単純な構造としたことにより、前記ハンドブレーカー本体1に対する着脱操作や、保護カバー6の強度の面のみならず、コスト面でも非常に大きなメリットを発揮することができるのである。もちろん、前記保護部6−2も手指を包むように円弧状断面に形成されていることが望ましい。
前記保護カバー6を構成する保持部6−1および手指の保護部6−2の各パーツは、前記ハンドブレーカー本体1が非常に重いものであるため、アルミ等の軽量素材で作製しておくことが望ましい。
また、前記保護カバー6の保持部6−1には前記ハンドル3側の端部において前記ハンドル3を差し込む挿通孔6−3が設けられており、該挿通孔6−3を前記ハンドル13に差し込むだけで前記保護カバー6の位置ずれが確実に防止でき、より安全な手指の保護構造とすることができる。
さらに、前記保護カバー6の保持部6−1は前記ハンドブレーカー本体1の外周に沿って配設された円弧状断面の板状体に形成されているため、保護カバー6の強度や位置ずれ防止の面でも、より大きなメリットを有するものである。
前記ハンドル3に係合する一方の保護カバー6の挿通孔6−3の上部には、片側の握り部2にある操作レバー5をはめ込むための切り込み6−4が形成されている。
前記ハンドブレーカー本体1への着脱手段は、前記保護カバー6の保持部6−1の一方の側に取り付けた蝶番7およびこの蝶番7に挿通される軸ピン7−1、該軸ピン7−1の先端に取り付けた止ピン7−2を備えている。
また前記着脱手段は、前記保護カバー6の保持部6−1の他方の側に取り付けたキャッチクリップ8を備えている。このキャッチクリップ8は、保護カバー6の保持部6−1の一方に本体8−1を、他方に受座8−2を取り付け、その間にアーム8−3を差し渡してその弾性を利用することによりワンタッチで連結することができるようにしたものである。もちろん、前記アーム8−3はコイルスプリング(図示せず)を介して弾性力を高めたものであってもよい。
前記ハンドブレーカー本体1への着脱手段により、保護カバー6を簡単に前記ハンドブレーカー本体1へ取付けあるいは取外すことができ、したがって保護カバー6の装着の手間を軽減して、より安全面に配慮した手指の保護構造を提供することができる。
図において9は保護カバー6の保持部6−1に取り付けた、プラスチック発泡体やゴム等の素材からなる弾性材層であり、ハンドブレーカー本体1と保護カバー6との密着力を高め、ハンドブレーカー本体1の振動が保護カバー6へ伝わるのを減衰させる効果がある。
次に、この実施例の保護カバー6の組付け手順について図6ないし図8(弾性材層なし)および図9ないし図12(弾性材層あり)に基いて説明する。
図6は、保護カバー6の保持部6−1の内側から弾性材層を取り外した状態の分解斜視図である。この段階では前記蝶番7やキャッチクリップ8は組み付けられていない。そして図7のように両側の前記蝶番7を結合するとともに、キャッチクリップ8のアーム8−3を受座8−2に係合させて本体8−1のレバーを倒す。その際の内部の状態を、図8に示す。
図9は、保護カバー6の保持部6−1の内側に弾性材層9を取り付けた状態の分解斜視図である。この段階では前記蝶番7やキャッチクリップ8は組み付けられていない。そして図10のように両側の前記蝶番7を結合するとともに、キャッチクリップ8のアーム8−3を受座8−2に係合させて本体8−1のレバーを倒す。次いで、図11のように前記蝶番7の筒状部分に軸ピン7−1を挿通し、該軸ピン7−1の先端に止ピン7−2を取り付けて抜け止めする。その際の内部の状態を、図12に示す。
この発明の第2実施例を示す図13ないし図15において、Aはハンドブレーカー、11はハンドブレーカー本体で、振動付与機構(図示せず)が内蔵されている。
前記ハンドブレーカー本体11の上端部には左右両端側に握り部12,12を有するハンドル13が設けられており、下端部には前記振動付与機構により駆動されるタガネ(モイルポイントチゼル)14が着脱交換自在に装着されている。
そして、ハンドブレーカーAの重量をはつり対象物に預けた状態で、両手で握り部12,12を握り、かつ、片側の握り部12にある操作レバー15を操作することにより、コンプレッサー(図示せず)より送られる圧搾空気が前記振動付与機構に供給され、前記タガネ14がその軸芯方向に振動して、はつり対象物をはつるように構成されている。
本実施例のハンドブレーカーAにおける手指の保護構造においては、前記ハンドブレーカー本体11の末端に設けたハンドル13は、所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体11に着脱可能に取り付けられる手指の保護カバー21を備え、また該保護カバー21は前記ハンドブレーカー本体11への着脱手段を備えている。
したがって、例えばハンドブレーカーAの重量をはつり対象物に預けた状態ではつり作業を行っている際、はつり対象物が予測しない壊れ方をし、ハンドル13を握った手指がハンドブレーカーAごとはつり対象物の方向に突き進んでしまっても、手指は前記保護カバー21によってハンドル13とはつり対象物との間で挟まれるのを防止することができ、手指が大けがをすることが確実に防止できる。
より具体的には、前記ハンドル13と所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体11に取り付けられた手指の保護カバー21は、前記ハンドブレーカー本体11に沿って取り付けられる保持部22と、該保持部22から前記ハンドル13とほぼ平行に折り曲げて形成された手指の保護部23とでL字状をなしている。このようにL字状という非常に単純な構造としたことにより、前記ハンドブレーカー本体11に対する着脱操作や、保護カバー21の強度の面のみならず、コスト面でも非常に大きなメリットを発揮することができるのである。もちろん、前記保護部23も手指を包むように円弧状断面に形成されていることが望ましい。
また、前記保護カバー21の保持部22には前記ハンドル13側の端部において前記ハンドル13に係合するフック部24が設けられており、該フック部24の凹所25を前記ハンドル13に係合するだけで前記保護カバー21の位置ずれが確実に防止でき、より安全な手指の保護構造とすることができる。
さらに、前記保護カバー21の保持部22は前記ハンドブレーカー本体11の外周に沿って配設された円弧状断面の板状体に形成されているため、保護カバー21の強度や位置ずれ防止の面でも、より大きなメリットを有するものである。
もちろん、前記ハンドル13に係合するフック部24も幅方向に切り込むだけで簡単に設けることができる。
前記ハンドブレーカー本体11への着脱手段は、前記保護カバー21の保持部22に取り付けた前記ハンドブレーカー本体11へ巻付けるバンド31からなるものである。このバンド31に取り付けたバックル32等の連結手段により、簡単に前記ハンドブレーカー本体11へ取付けあるいは取外すことができ、したがって保護カバー21の装着の手間を軽減して、より安全面に配慮した手指の保護構造を提供することができる。
この発明の第3実施例を示す図16ないし図18において、Bはハンドブレーカー、41はハンドブレーカー本体で、振動付与機構(図示せず)が内蔵されている。
前記ハンドブレーカー本体41の上端部には左右両端側に握り部42,42を有するハンドル43が設けられており、下端部には前記振動付与機構により駆動されるタガネ(モイルポイントチゼル)44が着脱交換自在に装着されている。
そして、ハンドブレーカーBの重量をはつり対象物に預けた状態で、両手で握り部42,42を握り、かつ、片側の握り部42にある操作レバー45を操作することにより、コンプレッサー(図示せず)より送られる圧搾空気が前記振動付与機構に供給され、前記タガネ44がその軸芯方向に振動して、はつり対象物をはつるように構成されている。
より具体的には、前記ハンドル43と所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体41に取り付けられた手指の保護カバー51は、前記ハンドブレーカー本体41に沿って取り付けられる棒状の保持部52と、該保持部52から前記ハンドル43とほぼ平行に形成された手指の保護部53とでL字状をなしている。このように、L字状という非常に単純な構造としたことにより、前記ハンドブレーカー本体41に対する着脱操作や、保護カバー51の強度の面のみならず、コスト面でも非常に大きなメリットを発揮することができるのである。もちろん、前記保護部53は手指を包むように円弧状断面に形成されていることが望ましい。
また、前記保護カバー51の保持部52の前記ハンドル43側の端部には、前記ハンドル43に係合するU字状のフック部54が設けられており、該フック部54の凹所55を前記ハンドル43に係合するだけで前記保護カバー51の位置ずれが確実に防止でき、より安全な手指の保護構造とすることができる。
前記ハンドブレーカー本体41への着脱手段は、前記保護カバー51の保持部52に取り付けた前記ハンドブレーカー本体41へ巻付けるバンド61からなるものである。このバンド61に取り付けたバックル62等の連結手段により、簡単に前記ハンドブレーカー本体41へ取付けあるいは取外すことができ、したがって保護カバー51の装着の手間を軽減して、より安全面に配慮した手指の保護構造を提供することができる。
この発明の第4実施例を示す図19ないし図21において、Cはハンドブレーカー、71はハンドブレーカー本体で、振動付与機構(図示せず)が内蔵されている。
前記ハンドブレーカー本体71の上端部には左右両端側に握り部72,72を有するハンドル73が設けられており、下端部には前記振動付与機構により駆動されるタガネ(モイルポイントチゼル)74が着脱交換自在に装着されている。
そして、ハンドブレーカーCの重量をはつり対象物に預けた状態で、両手で握り部72,72を握り、かつ、片側の握り部72にある操作レバー75を操作することにより、コンプレッサー(図示せず)より送られる圧搾空気が前記振動付与機構に供給され、前記タガネ74がその軸芯方向に振動して、はつり対象物をはつるように構成されている。
より具体的には、前記ハンドル73と所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体71に取り付けられた手指の保護カバー81は、前記ハンドブレーカー本体71に沿って取り付けられる棒状の保持部82と、該保持部82から前記ハンドル73とほぼ平行に形成された手指の保護部83とでL字状をなしている。このように、L字状という非常に単純な構造としたことにより、前記ハンドブレーカー本体71に対する着脱操作や、保護カバー81の強度の面のみならず、コスト面でも非常に大きなメリットを発揮することができるのである。もちろん、前記保護部83は手指を包むように円弧状断面に形成されていることが望ましい。
また、前記保護カバー81の保持部82の前記ハンドル73側の端部には、前記ハンドル73に係合するかぎ状のフック部84が設けられており、該フック部84の凹所85を前記ハンドル73に係合するだけで前記保護カバー81の位置ずれが確実に防止でき、より安全な手指の保護構造とすることができる。
前記ハンドブレーカー本体71への着脱手段は、前記保護カバー81の保持部82に取り付けた前記ハンドブレーカー本体71へ巻付けるバンド91からなるものである。このバンド91に取り付けたバックル92等の連結手段により、簡単に前記ハンドブレーカー本体71へ取付けあるいは取外すことができ、したがって保護カバー81の装着の手間を軽減して、より安全面に配慮した手指の保護構造を提供することができる。
この発明の第5実施例を示す図22ないし図25において、Dはハンドブレーカー、101はハンドブレーカー本体で、振動付与機構(図示せず)が内蔵されている。
前記ハンドブレーカー本体101の上端部には左右両端側に握り部102,102を有するハンドル103が設けられており、下端部には前記振動付与機構により駆動されるタガネ(モイルポイントチゼル)104が着脱交換自在に装着されている。
そして、ハンドブレーカーDの重量をはつり対象物に預けた状態で、両手で握り部102,102を握り、かつ、片側の握り部102にある操作レバー105を操作することにより、コンプレッサー(図示せず)より送られる圧搾空気が前記振動付与機構に供給され、前記タガネ104がその軸芯方向に振動して、はつり対象物をはつるように構成されている。
より具体的には、前記ハンドル103と所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体101に取り付けられた手指の保護カバー111は、前記ハンドブレーカー本体101に沿って取り付けられる左右一対の板状の保持部112,114と、該保持部112,114間に差し渡され、前記ハンドル103とほぼ平行に形成された手指の保護部113とでU字状をなしている。このように、U字状という非常に単純な構造としたことにより、前記ハンドブレーカー本体101に対する着脱操作や、保護カバー111の強度の面のみならず、コスト面でも非常に大きなメリットを発揮することができるのである。もちろん、前記保護部113は手指を包むように円弧状断面に形成されていることが望ましい。
また、図10に示すように、前記保護カバー111の保持部112,114にはそれぞれ前記ハンドル103側の端部に、前記ハンドル103を挿通する貫通孔115が設けられており、該前記ハンドル103の貫通孔115を前記ハンドル103に係合するだけで前記保護カバー111の位置ずれが確実に防止でき、より安全な手指の保護構造とすることができる。
なお、片側の握り部102に設けた操作レバー105の側における、前記ハンドブレーカー本体101に沿って取り付けられる板状の保持部112の貫通孔115には、操作レバー105の挿通を許容する溝116が設けられている。
前記ハンドブレーカー本体101への着脱手段は、前記保護カバー111の保持部112に取り付けた前記ハンドブレーカー本体101へ巻付けるバンド121からなるものである。このバンド121に取り付けたバックル122等の連結手段により、簡単に前記ハンドブレーカー本体101へ取付けあるいは取外すことができ、したがって保護カバー111の装着の手間を軽減して、より安全面に配慮した手指の保護構造を提供することができる。
この発明のハンドブレーカーにおける手指の保護構造は、建物の解体工事における壁面あるいは床面のコンクリートのはつり作業のみならず、この種のハンドブレーカーの使用に適した種々の現場、あるいは各種の破壊作業等にも好適に適用できることはもちろんである。
X ハンドブレーカー
1 ハンドブレーカー本体
2,2 握り部
3 ハンドル
4 タガネ
5 操作レバー
6 保護カバー
6−1 保持部
6−2 保護部
6−3 挿通孔
6−4 切り込み
7 蝶番
7−1 軸ピン
7−2 止ピン
8 キャッチクリップ
8−1 本体
8−2 受座
8−3 アーム
9 弾性材層
A ハンドブレーカー
11 ハンドブレーカー本体
12 握り部
13 ハンドル
14 タガネ
15 操作レバー
21 保護カバー
22 保持部
23 保護部
24 フック部
25 凹所
31 バンド
32 バックル
B ハンドブレーカー
41 ハンドブレーカー本体
42 握り部
43 ハンドル
44 タガネ
45 操作レバー
51 保護カバー
52 保持部
53 保護部
54 フック部
55 凹所
61 バンド
62 バックル
C ハンドブレーカー
71 ハンドブレーカー本体
72 握り部
73 ハンドル
74 タガネ
75 操作レバー
81 保護カバー
82 保持部
83 保護部
84 フック部
85 凹所
91 バンド
92 バックル
D ハンドブレーカー
101 ハンドブレーカー本体
102 握り部
103 ハンドル
104 タガネ
105 操作レバー
111 保護カバー
112 保持部
113 保護部
114 保持部
115 貫通孔
116 溝
121 バンド
122 バックル

Claims (3)

  1. 建造物の破壊に使用されるハンドブレーカーにおいて、該ハンドブレーカーはハンドブレーカー本体の先端にモイルポイントを、また前記ハンドブレーカー本体の末端にハンドルを備えるとともに、該ハンドルと所定の間隔をおいて前記ハンドブレーカー本体に着脱可能に取り付けられる手指の保護カバーを有し、この手指の保護カバーは、前記ハンドブレーカー本体に沿って取り付けられる保持部と、該保持部から前記ハンドルとほぼ平行に形成された手指の保護部とでL字状をなしており、かつ前記保持部は、前記ハンドル側の端部において、前記ハンドルに係合するフック部もしくは貫通孔が設けられており、該フック部もしくは貫通孔を前記ハンドルに係合して前記保護カバーの位置ずれを防止するようにしたことを特徴とするハンドブレーカーにおける手指の保護構造。
  2. 前記保持部は、前記ハンドブレーカー本体外周に沿って配設された、平板ないし円弧状断面の板状体であることを特徴とする請求項1に記載のハンドブレーカーにおける手指の保護構造。
  3. 前記ハンドブレーカー本体への着脱手段は、前記保持部の一方の側に取り付けた蝶番および前記保持部の他方の側に取り付けたキャッチクリップ、もしくは前記ハンドブレーカー本体へ巻き付けるバンドからなることを特徴とする請求項1または2に記載のハンドブレーカーにおける手指の保護構造。
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