JPH0725099Y2 - 卓上用液体調味料容器 - Google Patents

卓上用液体調味料容器

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JPH0725099Y2
JPH0725099Y2 JP1991024709U JP2470991U JPH0725099Y2 JP H0725099 Y2 JPH0725099 Y2 JP H0725099Y2 JP 1991024709 U JP1991024709 U JP 1991024709U JP 2470991 U JP2470991 U JP 2470991U JP H0725099 Y2 JPH0725099 Y2 JP H0725099Y2
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JP
Japan
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spout
container
liquid
gap
horizontal rod
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JP1991024709U
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JPH04112669U (ja
Inventor
俊幸 吉田
Original Assignee
下村工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は主として醤油差しとして使
用される卓上用液体調味料容器に於ける注ぎ口からの液
垂れ防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】醤油差しとして使用されている卓上用液
体調味料容器は種々の形態のものが知られているが基本
的には容器体とキャップ体とで構成され、容器体又はキ
ャップ体の何れかに注ぎ口を設けてなる。この注ぎ口か
らの液垂れ防止手段としては、注ぎ口を曲管状にして、
サイフォン作用を利用したものや、注ぎ口が二重筒状と
なっており内方が主たる注ぎ口となり、この注ぎ口の液
垂れが外側筒内に滴下し容器本体内に戻るようにしてな
るものが知られている。然し前者にあっては注ぎ口形状
の制限を受け、注ぎ口形状を任意のデザインのものにす
ることもできない。また後者のものは、キャップを外し
て注ぎ口を露出させる必要があるため、調味油や液体洗
剤のようなものに適するが、卓上の醤油差しのようなも
のには適しない。そこで簡便な手段として注ぎ口内に液
体の表面張力を利用し液体通路を形成することが提案さ
れている。例えば実開昭58−134974号公報に
は、注ぎ口内に金属線材を内置することで液体通路を形
成する手段が開示されており、実開昭49−10994
6号公報並びに同59−191973号公報には、注ぎ
口内部に液体通路となる細溝を形成する手段が開示され
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記の液体の表面張力
を利用した液垂れ防止手段のうち、注ぎ口内面に細溝を
形成する手段は、溝が小さすぎると、直ぐに液体が溢れ
出て、また溝が大きいと溝の役を果たさないし、皿には
その形成自体が繁雑である。これに対して金属線材を注
ぎ口に設ける構造は、卓上容器の液垂れ防止として最適
であるが、前記の従来例では、金属線材を直接注ぎ口に
隣接する内壁面に固着したり、2本の線材を折り曲げで
平行な線材間で液体通路を形成するようにして、この2
本の線材をキャップ内に装着しており、必ずしもその製
造が大量生産に対応する簡便構成であるとは言えない
し、金属の腐食も考慮しなければならない。また液体通
路が一定幅であり、その液垂れ防止としての注ぎ口内に
存在する液体の戻り作用が、単なる液体の重量のみに依
存しており、効率的な液垂れ防止であるとも言えない。
そこで本考案は、製造が容易で且つ効果的な液垂れ防止
機能を具備した卓上用液体調味料容器を提案したもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本案に係る卓上用液体調
味料容器は、上部開口の容器部と、容器部内の液体の放
出口となる注ぎ口を有して容器部の上部開口部内に嵌合
して装着するキャップ部から構成される容器において、
キャップ部の注ぎ口位置の内壁面に縦溝を設け、別に形
成したガイド部材を前記縦溝に固着して形成したもので
あり、特にガイド部材は、注ぎ口の通路長と対応した長
さの横杆部と、この横杆部の下方へ連設する縦杆部とを
備えると共に、両者の結合部分である横杆部基端をコ状
に折り返し、縦杆部の下方部分を横杆部先端方向側の固
定部に連結して形成してなり、ガイド部材の横杆部が注
ぎ口内に位置せしめて、注ぎ口の内底面との間に醤油の
毛細管現象が生ずる程度の間隙を保たせると共に、コ状
折り返し部とキャップ部内壁面との間隔を前記注ぎ口内
間隔より広くしてガイド部材の固定部を、縦溝に固着し
たものである。
【0005】
【作用】注ぎ口内にはガイド部材の横杆部と注ぎ口内底
面との間に表面張力での液体通路となる間隙(注ぎ口内
間隙)が形成され、注ぎ口基端側に前記注ぎ口内間隙よ
り広い間隙(基端部間隙)が形成される。このため容器
部内の調味料を容器外に注ぎ出した後の注ぎ口内の調味
料液は、その表面張力によって注ぎ口内間隙に付着状態
となると共に、基端部間隙に溜っている調味料液が容器
部内に滴下すると、注ぎ口内間隙の液体は基端部間隙に
吸引されるように移行する。注ぎ口に溜った調味料の液
垂れは生じない。
【0006】
【実施例】次に本考案の実施例について説明する。実施
例に示した調味料容器は、容器部1とキャップ部2から
構成され、容器部1は下部を大きく上部を小さくし、全
体を低重心に形成し、底面を湾曲膨出面としたものであ
る。キャップ部2は容器部1の上部開口部に被冠するも
ので、適宜な注ぎ口21を設けると共に、頂部に空気孔
22を設けてなる。また空気孔22には空気孔22を閉
塞する押しボタン23を嵌合したもので、押しボタン2
3は空気孔の下方位置に設けた支持板24との間に介在
せしめた発条25で常時空気孔22を閉塞するようにし
てなり、押しボタン23の下降で前記空気孔22の閉塞
が解除されるよう設けている。尚支持板24には通気部
26を設けておく。注ぎ口21の液垂れ防止機構は、注
ぎ口21の容器部1側(基端部側)に縦溝27を形成
し、ガイド部材28を前記縦溝27内に固着するもの
で、ガイド部材28は、頂部にガイド部材28を縦溝2
7に固着した際に注ぎ口21の先端近傍まで進出するよ
うに、注ぎ口21の通路長と対応した長さの横杆部28
1を横設し、横杆部基端をコ状に折曲して縦杆部282
を下方へ連設し、更に縦杆部282の下方部分を横杆部
先端方向側の固定部283に連結して、固定部283と
縦杆部282とを並設したものである。このガイド部材
28は、その固定部283を縦溝27に嵌合固着するも
ので、この固着に際して、横杆部281と注ぎ口内底面
との間に液体表面張力による液体通路となる間隙(注ぎ
口内間隙)aを形成すると共に、注ぎ口基端側では前記
の折り返し部分によって構成される間隙(基端部間隙)
bを形成し、特に基端部間隙bは、前記注ぎ口内間隙a
より広い間隙としたものである。
【0007】而して前記の卓上用液体調味料容器は、容
器体21内に液体調味料Aを収納し、卓上に載置して使
用するもので、倒伏状態での内部調味料Aの流出を防止
し、使用時には押しボタン23の下圧で注ぎ口21から
の内部調味料Aの流出を可能としたものである。更に使
用後に調味料Aが注ぎ口21に滞留していても、注ぎ口
21の内面と横杆部281との間隙(注ぎ口内間隙)a
に、毛細管現象で吸収され、更にコ状に折曲した内方部
分(基端部間隙)bに溜り、更に縦溝27と固定部28
3との縦間隙c及び、固定部283と縦杆部282との
縦間隙dを通って容器部1内に滴下(流下)するもので
ある。即ち注ぎ口21に滞留する調味料Aは注ぎ口21
より外へ垂れ落ちることなく、その表面張力によって注
ぎ口内間隙a部分に存在する調味料と一体化し、縦間隙
c,dに滞留する調味料と伴に基端部間隙bに滞留する
調味料が容器部1内に流下すると、注ぎ口内間隙aに滞
留した調味料が、基端部間隙bに吸引され、同時に注ぎ
口21内に滞留する調味料液も誘引されて容器部1内へ
流下するものである。
【0008】従ってキャップ部の製出に際して注ぎ口が
形成されている内壁面に縦溝27を形成し、別にガイド
部材28を形成し、ガイド部材28の固定部283を縦
溝27に嵌合固着することで、効果的な液垂れ防止機構
を設けることができるものである。
【0009】
【考案の効果】本考案は以上のように卓上用液体調味料
容器の注ぎ口内に、液体の表面張力を利用できる流路を
構成する間隙を設けて注ぎ口からの液垂れを防止する機
能を付与した構造に於いて、特に間隙形成を別製ガイド
部材キャップ部の内壁面に形成した縦溝に嵌合固着して
形成するようにしたもので、調味料容器製造時の液垂れ
防止機構の付設が容易であり、而も注ぎ口内の液体の容
器部への戻りを効果的に行う基端部間隙も容易に形成で
きたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体の断面図である。
【図2】同キャップ部の拡大断面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同ガイド部材の斜視図である。
【図5】液垂れ防止構造の断面図である。
【符号の説明】
1 容器部 2 キャップ部 21 注ぎ口 22 空気孔 23 押しボタン 24 支持板 25 発条 26 通気部 27 縦溝 28 ガイド部材 281 横杆部 282 縦杆部 283 固定部 a 注ぎ口内間隙 b 基端部間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部開口の容器部と、容器部内の液体の
    放出口となる注ぎ口を有して容器部の上部開口部内に嵌
    合して装着するキャップ部から構成される容器におい
    て、注ぎ口の通路長と対応した長さの横杆部と、横杆部
    の下方へ連設する縦杆部とを備えると共に、両者の結合
    部分である横杆部基端をコ状に折り返し、縦杆部の下方
    部分を横杆部先端方向側の固定部に連結してなるガイド
    部材を形成し、キャップ部の注ぎ口位置の内壁面に前記
    固定部が装着される縦溝を設け、前記ガイド部材の横杆
    部が注ぎ口内に位置せしめて、注ぎ口の内底面との間に
    醤油の毛細管現象が生ずる程度の間隙を保たせると共
    に、コ状折り返し部とキャップ部内壁面との間隔を前記
    注ぎ口内間隔より広くしてガイド部材の固定部を、縦溝
    に固着してなることを特徴とする卓上用液体調味料容
    器。
JP1991024709U 1991-03-19 1991-03-19 卓上用液体調味料容器 Expired - Lifetime JPH0725099Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04112669U JPH04112669U (ja) 1992-09-30
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JPS5636762Y2 (ja) * 1977-11-18 1981-08-29
JPS58134974U (ja) * 1982-03-08 1983-09-10 松本 節子 線状を利用した液だまりの無いしようゆ差し
JPS59191973U (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 反町 靖弘 急須等の注ぎ口

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