JP3111800U - 脈動防止用注出口 - Google Patents

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政司 三本
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Abstract

【課題】注出詮のスコアを破断して形成する注出口において、液体注出時の脈動や跳ねを防止し、多量の液体を注出する際でも安定した注出が可能になり、予め注出口10が形成された詮体1としても使用可能な脈動防止用注出口を提供する。
【解決手段】注出口の形に添って形成されるスコアを詮体1の天板2に設ける。該スコアを破断することで開口される注出口10を形成する。詮体1の天板2に、蓋体Q方向に突出する突出部4を設ける。該突出部4に、縦長状の注出口10を形成するスコアを設ける。突出部4は、前記天板2の周囲縁近傍2Aを残した略中央部位2Bを蓋体Q方向に突出せしめて設ける。注出口10の長手両端部が該天板2の周囲縁近傍2Aに至るように形成する。
【選択図】図3

Description

本考案は、ペットボトルや瓶等の容器口部に装着する注出口において、容器から液体を注ぐ際に発生する液体の脈動や跳ねを防止することができる脈動防止用注出口に関する。
ペットボトルから液体を注出する際に発生する注出液体の脈動を防止する脈動防止具が特許文献1に記載されている。この脈動防止具は、ペットボトルの注ぎ口の内側と、ペットボトルの内壁に沿って屈曲管状空気路を配し、液体注出時に、この屈曲管状空気路からペットボトルの内部に空気を通すことにより、脈動の発生するボトルネック部分での液体と空気との入れ替えを制御することで、注出液体の脈動を防止できるようにしたものである。
一方、瓶から注ぎ出される飲料を滑らかに注ぎ出す注ぎ口が特許文献2に記載されている。この注ぎ口は、瓶に直接口を付けて飲料物を飲む際に、液体の脈動を防止してのみ易くする構造である。この注ぎ口の構造によると、注ぎ口の内側に、瓶中からの液体流出部と瓶中への空気流入部を分離させる空気穴の開いた仕切りを設けることで脈動を防止する構造である。
更に、特許文献3には、比較的粘度の低い液体でも注ぎ口から適切な流量で注出可能になり、注ぎ口からの液切れが良くなる注出キャップが記載されている。この注出キャップの構成は、注ぎ口から円すい状に旋回させたノズルエレメントを延長し、このノズルエレメントの先端周りにクリアランスを形成したノズルを設けたものである。
特開2002−302122号公報 特許第3520448号公報 特開2004−1836号公報
これらの注出口の構造は、いずれも、注出口の内部や先端に他の部材を設けることで、液体の脈動を防止するものである。そのため、注出詮に設けたスコアを破断して注出口を形成し使用する詮構造には、これら従来の注出構造を採用することは困難であった。
しかしながら、注出詮のスコアを破断して注出口を形成する構造は、現在、ペットボトルや瓶などの注出詮として極めて多く使用されているタイプの一つであることから、このタイプの注出口において、液体の脈動や跳ねを防止できる構造が望まれていた。
そこで当考案者は、スコアを破断する注出口を研究した結果、スコア部を設ける天板が、容器方向に凹んだ谷タイプと、天板が平板状の平タイプとが極めて多く採用されていることが判明した。更に、谷タイプの天板にスコアを設け、該スコアを破断して形成した注出口から、液体の注出状態を検証した結果、息継ぎをする際に、注出口の開口縁から周囲に液体が伝わることで二つの流れが生じ、この液体の流れが脈動や跳ねを発生させる原因の一つになっていることを突き止めた(図6(イ)参照)。
本考案は、係る研究結果に基づき前述の課題を解消すべく創出されたもので、特に、注出詮のスコアを破断して形成する注出口において、液体注出時の脈動や跳ねを防止し、多量の液体を注出する際でも安定した注出が可能になり、しかも、詮体1に予め注出口10を形成したものとしても使用することができる脈動防止用注出口の提供を目的とするものである。
本考案の第1の手段は、容器口部Pに装着する詮体1の天板2に、注出口10の形に添って形成されるスコア3を設け、該スコア3を破断することで開口される注出口10において、詮体1の天板2に、液体注出方向に突出する突出部4を設け、該突出部4に、縦長状の注出口10を形成するスコア3を設け、注出口10使用時の長手下端部を注ぎ孔11とし、注出口10使用時の長手上端部を息継ぎ部12とすることにある。
第2の手段において、前記突出部4は、前記天板2の周囲縁近傍2Aを残した略中央部位2Bを液体注出方向に突出せしめることで設けられ、前記注ぎ孔11と息継ぎ部12とが該天板2の周囲縁近傍2Aに至るように前記スコア3を設けている。
第3の手段は、前記注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成し、且つ、前記息継ぎ部12の幅を直線部分の幅よりも僅かに拡開するように形成している。
第4の手段は、前記注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成し、且つ、前記息継ぎ部12の幅を直線部分の幅よりも僅かに拡開するように形成し、注出口10の長手中央に略円形の成形孔を設けている。
第5の手段は、前記注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成する。
第6の手段は、前記注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11と息継ぎ部12とを直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成する。
第7の手段は、前記注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11と前記息継ぎ部12とを直線部分の幅と同じ直径の略半円状に形成する。
第8の手段は、容器口部Pに装着する詮体1を設け、該詮体1の天板2に形成する注出口10において、該詮体1の天板2に、液体注出方向に突出する突出部4を設け、該突出部4に縦長状の注出口10を形成し、注出口10使用時の長手下端部を注ぎ孔11とし、注出口10使用時の長手上端部を息継ぎ部12とすることを課題解決の手段とする。
本考案の請求項1により、特に、注出詮のスコアを破断して形成する注出口に使用することができる。この結果、例えばヒンジ付きキャップのように、醤油、めんつゆなどの粘度の低い液体から、焼肉のたれ、食用油のような粘度の高い液体まで抽出するような極めて多く使用されているタイプの注出詮において、液体注出時の脈動を防止することが可能になった。
請求項2によると、突出部4に設ける注ぎ孔11と息継ぎ部12とを、該天板2の周囲縁近傍2Aに至るように設けたことで、注出口10の突出した部分が液体のガイドの役目を果たす。この結果、脈動を防止して液体注出時の状態が安定した状態になる。
請求項3、4によると、脈動を防止し、液体の跳ねも少なく、液体注出時の状態が最も安定した状態になる。
請求項5、6、7によると、脈動の幅はやや増えるものの、液体の跳ねが少なく、液体注出時のまとまりが良い状態になる。
請求項8により、予め注出口10が形成された詮体1をペットボトルや瓶等の容器口部に装着して液体注出時の脈動を防止することができる。
このように本考案によると、特に、注出詮のスコアを破断して形成する注出口において、液体注出時の脈動や跳ねを防止し、多量の液体を注出する際でも安定した注出が可能になり、予め注出口10が形成された詮体1として使用することもできるなどといった優れた効果を奏するものである。
本考案の最良の形態は、注出口10の形に添って形成されるスコア3を詮体1の天板2に設け、該スコア3を破断することで開口される注出口10において、詮体1の天板2に、前記天板2の周囲縁近傍2Aを残した略中央部位2Bを蓋体Q方向に突出せしめた突出部4を設ける。該突出部4に、前記注出口10の長手両端部が該天板2の周囲縁近傍2Aに至るように前記スコア3を設ける。該スコア3により形成される注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成する。更に、注出口10使用時の下端部を注ぎ孔11とし、該注ぎ孔11を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成し、且つ、注出口10使用時の上端部を息継ぎ部12とし、該息継ぎ部12の幅を直線部分の幅よりも僅かに拡開するように形成することで、当初の目的を達成するものである。
本考案注出口は、例えば図1に示す如く、容器口部Pに装着する詮体1の天板2に、注出口10の形に添ったスコア3を設け、該スコア3を破断することで開口される注出口10から注出する際の液体の脈動を防止する構造として研究されたものである。また、本考案の脈動防止効果は、図10に示す如く、予め注出口10を形成した詮体1として、ペットボトルや瓶の口部に装着して使用することも可能である。以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。
図1は、所謂ヒンジ付きキャップとして使用されるキャップの詮体1に形成した注出口10を示す実施例であり、容器口部Pに装着する合成樹脂製の詮体1と、ヒンジ7を介して詮体1を施蓋する蓋体Qとからなる。この詮体1は、天板2周囲に注出筒体5を有し、注出口10の形に添って形成されるスコア3を詮体1の天板2に設け、プルリング6を持ってスコア3を破断することで開口されるものである。この詮体1の天板2に、蓋体Q方向に突出する突出部4を設け(図2参照)、該突出部4に設けたスコア3を破断して、縦長状の注出口10を形成する(図1参照)。
この突出部4は、前記天板2の周囲縁近傍2Aを残した略中央部位2Bを液体の注出方向に突出せしめることで設けている(図3参照)。更に、この突出部4にスコア3を設ける際に、注出口10の長手両端部が天板2の周囲縁近傍2Aに至るように設けている。このとき、注出口10使用時の長手下端部を注ぎ孔11とし、注出口10使用時の長手上端部を息継ぎ部12とする。
詮体1の天板2に、液体の注出方向に突出する突出部4を設けたのは、試験1の結果に基づくものである(図4参照)。この試験1は、詮体1に形成した天板2を、従来形状の谷タイプと平タイプ、更に本考案突出部4の山タイプとで形成し、ペットボトルに装着して液体(醤油)を注出し、脈動幅と液体の跳ねを比較した試験である。この試験では、注出口10の形状を図3に示す形状に統一し、1リットルのペットボトルを傾けて息継ぎが生じる流速で液体を注ぎ出し、図4に示す脈動幅(縦幅a)と、図5に示す流出幅(横幅b)を測定した。いずれの幅も、流出した液体の3cm下方の幅を測定している。
この結果を表1、表2に示す。試験の評価は、液体の脈動幅、液体の跳ね、息の継ぎ方、まとまり具合を総合的に判断し、◎は非常に良い、○は良い、△はふつう、×は悪い、で評価した。
Figure 0003111800
表1は、従来形状の谷タイプと平タイプ(180゜)の結果を示している。この結果、従来の谷タイプでは、脈動幅(縦幅a)が28mmで、表2に示す山タイプの脈動幅(縦幅a)10〜14 mmの2倍以上にもなり、流出時の液体の跳ねも多かった。一方、従来の平タイプは、谷タイプよりもまとまって流出するようになったが、脈動幅(縦幅a)は大きく、液体の跳ねも多くなるといった結果になっている。
Figure 0003111800
表2は、本考案突出部4の山タイプの結果を示している。この山タイプは更に、突出部4の角度や形状を変えた(90゜)タイプ、(150゜)タイプ、半球タイプ、円錐タイプを設け、各山タイプの試験を行った。この結果、本考案の山タイプでは、突出部4の角度や形状にかかわらず、脈動幅(縦幅a)が谷タイプや平タイプよりも小さくなっていることがわかる。また、液体がまとまって流出し、跳ねも少なかった。
試験1において、注出口10の使用時における上下端部の状況を更に観察してみると、従来の谷タイプでは、息継ぎのたびに、注出口10の上端部から更に上方の天板2に液体が伝わっていることが分かった(図6(イ)参照)。この結果、液体の流れが注出口10の下端部で二つに分かれるので、同図(ロ)に示す山タイプよりも振幅が2倍以上に広くなっていた。一方、同図(ロ)の山タイプでは、息継ぎをしても注出口10の上端部から上方の天板2に液体が伝わることがなく、常に全体が一つにまとまった流れになっている。この結果を示す連続写真を図7に示す。同図中(イ)は従来の谷タイプ、(ロ)は本考案の山タイプを示しており、注出した液体は醤油である。
次に、突出部4と注出筒体5との関係について試験2を行った(図8、図9参照)。この試験2は、注出筒体5の上端から突出部4の上面までの長さ(h)を変えて液体を注出し、図4に示す脈動幅(縦幅a)と、図5に示す(横幅b)とを測定したものである。その結果を表3と表4に示す。尚、この試験における測定条件は、前記試験1と同様である。
Figure 0003111800
表3は、突出部4の上面が注出筒体5の上端よりも上方へ2.5mm突出した状態を計測した結果を示している(図8参照)。この結果、注出筒体5がなくても液体のまとまりが良く、脈動幅(縦幅a)が小さいことが分かった。
Figure 0003111800
表4は、注出筒体5の上端よりも突出部4の表面が下方に位置する状態で計測した結果を示している(図9参照)。この結果、突出部4の高さと注出筒体5の上端とが一致する(0)の状態から、突出部4が注出筒体5の上端より3mm低くなった状態(-3.0)の状態までについては脈動幅(縦幅a)が15mmと小さく、(横幅b)も6 mm〜7 mmと非常に良い評価になっている。
突出部4と注出筒体5との関係についての試験2の結果、本考案の脈動防止効果や跳ね防止効果は、天板2に設けた突出部4と縦長の注出口10の形状とが必要であり、注出筒体5の一般的な使用は妨げにならないものの、キャップの寸法規格上、あまり長い注出筒体5は、脈動防止に適していないことが分かった。
次に、注出口10の形状について試験3を行った(表5、表6参照)。この試験は、縦長状の注出口10において最も有効な形状を求めて行った試験である。尚、この試験における測定条件は、前記試験1、2と同様である。
Figure 0003111800
表5は、本考案の山タイプに各形状の注出口10を形成し、液体注出時の脈動幅や跳ね等を計測したものである。この結果、注出口10の最適形状は、表5に示すNo.9の形状であることが分かった。すなわち、注出口10の注ぎ孔11を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成し、且つ、注出口10使用時の上端部を息継ぎ部12とし、該息継ぎ部12の幅を直線部分の幅よりも僅かに拡開するように形成した形状である(図3参照)。また、No.9の効果は、詮体1成形時に形成される成形孔を注出口10の長手中央に設けたNo.8の場合でも劣化しないことが確認できた(表5参照)。更に、注出口10の注ぎ孔11を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成したNo.7の場合でも、流出量が若干、劣るだけで、液体注出時の脈動や跳ねを防止している。したがって、表5におけるNo.7〜No.9に示す形状にすることで、脈動を防止し、液体の跳ねも少なく、液体注出時の状態が最も安定した状態になることがわかった。
また、突出部4に形成されている注出口10が基本的に縦長状である場合、どのような形状でも液体の跳ねを防止できることが分かった(表5参照)。その中でも、注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11と前記息継ぎ部12とを直線部分の幅と同じ直径の略半円状に形成したNo.5の形状、注ぎ孔11と息継ぎ部12とを直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成したNo.6の形状などは、脈動幅(縦幅a)が小さく、液体の跳ねも少なくなっており、前記No.7〜No.9に示す形状に準じる良い評価が得られている。このように、No.5及びNo.6の形状によると、脈動の幅はやや増えるものの、液体の跳ねが少なく、液体注出時のまとまりが良い状態になることがわかった。
Figure 0003111800
表6は、従来の谷タイプに各形状の注出口10を形成し、液体注出時の脈動幅や跳ね等を計測したものである。この結果、注出口10の形状が同一でも、本考案の山タイプと同じ効果は得られないことが証明された。
このように、前記試験1乃至3の結果によると、本考案注出口は、注出詮のスコアを破断して形成する注出口において、液体注出時の脈動や跳ねを防止できることが証明されている。
また、本考案注出口は、予め注出口10を形成した詮体1として、ペットボトルや瓶の口部に装着しても使用可能である。すなわち、容器口部Pに装着する詮体1に形成する注出口10としても使用できる(図10参照)。図示例では、容器口部Pに外嵌する詮体1を設け、天板2の周囲に注出筒体5を設けた実施例を示しているが、容器口部Pの内部に挿入するタイプ、あるいは、天板2の周囲に注出筒体5を設けていないタイプの詮体1でも良く、詮体1の形状や材質は任意に変更することができる。この実施例においても、詮体1の天板2に、キャップ方向に突出する突出部4を設け、該突出部4に縦長状の注出口10を形成するものである。
この突出部4も、また、前述したスコア3を除去して形成する注出口10と同様に、天板2の周囲縁近傍2Aを残した略中央部位2Bを前記キャップ方向に突出せしめることで設けられ、注出口10の注ぎ孔11と息継ぎ部12とが該天板2の周囲縁近傍2Aに至るように形成する。
更に、注出口10の形状も、縦長の略直線形状に形成すると共に、注出口10使用時の下端部を注ぎ孔11とし、該注ぎ孔11を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成した形状が最適である。
尚、本考案における図示例の各構成は、本考案の一実施例に過ぎず、詮体1のスコア3を破断して形成する注出口10や、予め形成しておく注出口10などに適応することは勿論、詮体1の各形状や寸法等の設計変更、材質の転換及び使用態様の変更など、本考案の要旨を変更しない範囲において自由に変更することができるものである。
本考案の一実施例を示す分解斜視図である。 本考案の一実施例を示す側断面図である。 本考案の一実施例を示す平面図である。 本考案の(縦幅a)を測定する位置を示す図である。 本考案の(横幅b)を測定する位置を示す図である。 注出口の使用時における上下端部の状況を示す図であり、(イ)は従来の谷タイプ、(ロ)は本考案の山タイプを示す。 本考案と従来品の注出状況を示す連続写真で、(イ)は従来の谷タイプ、(ロ)は本考案の山タイプを示す。 表3に示すデータを測定した突出部の側断面図である。 表4に示すデータを測定した突出部の側断面図である。 本考案の他の実施例を示す斜視図である。
符号の説明
P 容器口部
Q 蓋体
1 詮体
2 天板
3 スコア
4 突出部
5 注出筒体
6 プルリング
7 ヒンジ
10 注出口
11 注ぎ孔
12 息継ぎ部

Claims (8)

  1. 容器口部に装着する詮体の天板に、注出口の形に添って形成されるスコアを設け、該スコアを破断することで開口される注出口において、詮体の天板に、液体注出方向に突出する突出部を設け、該突出部に、縦長状の注出口を形成するスコアを設け、注出口使用時の長手下端部を注ぎ孔とし、注出口使用時の長手上端部を息継ぎ部とすることを特徴とする脈動防止用注出口。
  2. 前記突出部は、前記天板の周囲縁近傍を残した略中央部位を液体注出方向に突出せしめることで設けられ、前記注ぎ孔と息継ぎ部とが該天板の周囲縁近傍に至るように前記注出口を設けた請求項1記載の脈動防止用注出口。
  3. 前記注出口の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成し、且つ、前記息継ぎ部の幅を直線部分の幅よりも僅かに拡開するように形成した請求項1又は2記載の脈動防止用注出口。
  4. 前記注出口の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成し、且つ、前記息継ぎ部の幅を直線部分の幅よりも僅かに拡開するように形成し、注出口の長手中央に略円形の成形孔を設けた請求項1又は2記載の脈動防止用注出口。
  5. 前記注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11を直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成した請求項1又は2記載の脈動防止用注出口。
  6. 前記注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11と息継ぎ部12とを直線部分の幅よりも拡開した略円形状に形成した請求項1又は2記載の脈動防止用注出口。
  7. 前記注出口10の形状を縦長の略直線形状に形成すると共に、前記注ぎ孔11と前記息継ぎ部12とを直線部分の幅と同じ直径の略半円状に形成した請求項1又は2記載の脈動防止用注出口。
  8. 容器口部に装着する詮体を設け、該詮体の天板に形成する注出口において、該詮体の天板に、液体注出方向に突出する突出部を設け、該突出部に縦長状の注出口を形成し、注出口使用時の長手下端部を注ぎ孔とし、注出口使用時の長手上端部を息継ぎ部とすることを特徴とする脈動防止用注出口。
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