JPH0725083U - 和風大便器設置用のドレンパン - Google Patents

和風大便器設置用のドレンパン

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JPH0725083U
JPH0725083U JP6841993U JP6841993U JPH0725083U JP H0725083 U JPH0725083 U JP H0725083U JP 6841993 U JP6841993 U JP 6841993U JP 6841993 U JP6841993 U JP 6841993U JP H0725083 U JPH0725083 U JP H0725083U
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drain pan
toilet bowl
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pipe
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JP6841993U
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Inventor
宏 猪本
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株式会社あのびる
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐火、漏水防止機能を有する施工性のよい和
風大便器設置用のドレンパンを提供する。 【構成】 鉄板製の皿状の本体1の上端に鍔縁2と隆起
条3を形成し、鍔縁2の四隅部に、据付高さを調節する
調整ボルト5,5を設ける。また、本体1の底部には、
漏水の排出管18と、便器Bの排便管31を挿入する管状パ
ッキン24を備えた接続管20を、着脱自在に結合する。便
器Bは、ドレンパンAの隆起条3に載せた支持金具10,
10上に載置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、和風大便器の設置にあたって使用される、漏水防止兼防火用のドレ ンパンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大便器は一般に陶器製となっているが、和風大便器は洋風大便器と違って、コ ンクリートスラブに設けた設置孔に設置されるが、火災時に陶器製の和風大便器 が破損して落下した場合、コンクリートスラブに大きな孔ができ、そこから火焔 や熱が上階に吹き上げて類焼を及ぼすということになる。
【0003】 そこで、この問題を解決するため、実開平1-65381号公報や実開平4−2177号 公報等に記載されているような、耐火製の取付枠であるドレンパンが用いられる ようになってきた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のドレンパンは、スラブコンクリートの下側に取付ける式かスラブコ ンクリートに埋込む式のものであるが、どちらにしても施工性が悪いという欠点 がある。すなわち、従来のドレンパンは、鋳鉄製であるため重量が大で取扱いに くいとともに、設置時における位置合せや便器の取付け、取替え作業が面倒であ る。
【0005】 本考案は、上記従来の欠点を解決するためになされたもので、主体を鉄板製と して軽量化するとともに、スラブコンクリートへの設置や、便器の取付け、取替 え作業が簡単にできる、和風大便器設置用の耐火ドレンパンを提供しようとする ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するための本考案の構成について、実施例に対応する図面を 参照して説明すると、請求項1の和風大便器設置用のドレンパンは、鉄板のプレ ス加工により、深い皿状の本体1とその上端に周回して鍔縁2及び隆起条3を形 成し、鍔縁2の四隅部には、ドレンパンAの上下方向の据付位置を調節する調整 ボルト5,5を設け、本体1の底部には、漏水の排出管18と、便器Bの排便管31 を挿入する管状パッキン24を装着した接続管20を着脱自在に結合するとともに、 上記隆起条3に、便器Bを支持する支持金具10, 10を係合、載置したことを特徴 とするものである。
【0007】 また、請求項2の和風大便器設置用のドレンパンは、鉄板のプレス加工により 、深い皿状の本体1とその上端に周回して鍔縁2及び隆起条3を形成し、鍔縁2 の四隅部には、ドレンパンAの上下方向の据付位置を調節する調整ボルト5,5 を設け、本体1の底部には、漏水の排出管18と、先端部にパッキン管を外装した 便器Bの排便管31を密に挿入する接続管20を着脱自在に結合するとともに、上記 隆起条3に、便器Bを支持する支持金具10,10 を係合、載置したことを特徴とす るものである。
【0008】 また、請求項3の和風大便器設置用のドレンパンは、上記支持金具10の上端部 に、便器Bの受座44を有する高さ調節ボルト43を螺着したことを特徴とするもの である。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図1〜図6を参照して説明する。図において、 1は建物のコンクリートスラブ35に設けられた設置孔36に嵌込んで設置されるド レンパンAの本体で、鉄板例えば亜鉛鍍金鋼板やステンレス鋼板等のプレス加工 により上方が開放された平面長方形の深い皿状に形成されており、その開放され た上端には、コンクリートスラブ35の上面に位置させる取付け用鍔縁2が全周に わたり突設されている。
【0010】 そして、鍔縁2の基部には、上方に半円状に膨出された隆起条3が複数の水抜 き凹部4,4を存して周設されているとともに、鍔縁2の四隅部の下面には、ナ ット6aが設けられ、このナット6aに、固定用ナット6bを螺合した調整ボル ト5が、螺着され、鍔縁2より下方に突出する長さを調節できるようになってい る。
【0011】 また、鍔縁2の短片部の一方には、調整ボルト5,5に近い内方位置に、円弧 状の切込孔7,7が小さな接続部8,8を残して形成され、その接続部8,8よ り折取り自在とした半円状の抜孔板9,9が設けられている。
【0012】 上記の隆起条3には、和風大便器(以下便器という)Bを支持する支持金具10 ,10が載置される。支持金具10は、所要高さの柱片11の上端に、便器Bの段部30 aを載せる水平状の台片12が設けられているとともに、柱片11の下端には、隆起 条3を跨いで係合する脚片13,13,14が突設されている。そして、支持金具10は 、本体1の長辺方向に沿って形成された隆起条3,3に複数個づつ係合、載置さ れる。
【0013】 本体1の底部の後部側(抜孔板9を設けた側を前部とする)には、排水系統へ の接続管20を装着するための挿入孔15が設けられているとともに、取付ボルト16 ,16が、頭部をかしめて下方に突出して設けられている。また、本体1底部の前 部側には、漏水の排出口17が設けられ、これに排出管18を接続する取付管19がか しめ付けにより設けられている。
【0014】 接続管20は、その頭部が便器Bの排便管31を受入れる拡径の嵌合部21に形成さ れており、嵌合部21の上下中間部には、取付ボルト16,16の通孔22,22を有する フランジ23がスポット溶接等により突設されている。また、嵌合部21には、排便 管31の外周に密接させる管状パッキン24が装着されている。接続管20を本体1に 結合するには、嵌合部21を挿入孔15に挿入し、フランジ23と本体1との間にリン グパッキン25を挟ませ、通孔22,22に取付ボルト16,16を通してナット26,26に より締付けられる。
【0015】 上記構成のドレンパンAは、コンクリートスラブ35に形成された設置孔36に挿 入し、鍔縁2に取付けられた調整ボルト5,5をコンクリートスラブ35の上面に 当てて支持する。その際、調整ボルト5,5の下方への突出長さを調節すること により、ドレンパンAの据付高さの微調整ができる。ドレンパンAの据付後は、 コンクリートスラブ35上に鍔縁2の高さまで調整モルタル37を打設し、その上に 防水層38を鍔縁2の上まで被せて敷設する。
【0016】 そして、ドレンパンAの上に便器Bを位置させ、その排便管31の下端部を接続 管20の管状パッキン24中に挿入し、便器Bの段部30aを隆起条3に立設した支持 金具10,10の台片12,12上に載せて据付ける。その後は、防水層38上に仕上モル タル39を打設し、便器Bを固定する。
【0017】 ところで、便器Bへの給水方式として、図6に示すように、便器Bの給水部32 に上方から給水管33aを接続するものと下方から給水管33bを接続するものとが ある。後者の方式による場合は、ドレンパンAの鍔縁2に設けられている抜孔板 9,9のうちの一方を接続部8,8より折り取って給水管33bを通すに必要な孔 部を形成することになる。
【0018】 便器が破損等して汚水がドレンパンAに流入した場合は、その汚水は取付管19 に接続した排出管18に流入して外部に排出される。また、便器Bを取替えるとき は、便器B周囲の仕上モルタル39を崩し取除いて便器Bを取上げ、新たな便器を 上記したように据付け、仕上モルタル39を埋戻して固定する。
【0019】 この種和風便器の据付けにおいては、使用する便器Bの段部30の上下位置や傾 斜状態、或は仕上げモルタル39の厚さ等の違いに合せた現場施工が要求されるこ とがある。このような場合、ドレンパンAに対する便器Bの上下位置を現場合せ により調整することになる。その際、必然的に便器Bの排便管31と接続管20の嵌 合部21との挿入深さも変わることになる。
【0020】 図7は、上記のような排便管31の挿入深さが変化する場合でも、嵌合部21と排 便管31とが水密を保って嵌合できるようにした実施例を示したものである。すな わち、この実施例では、嵌合部21に設けられていた管状パッキン24を除き、それ に代って、排便管31の先端部に、多数の周条体41,41 を突設したパッキン管40を 外装した構造としている。これにより、排便管31の挿入深さが相当の範囲で変化 しても水密を損うことなく接続されることになる。
【0021】 また、図8は、ドレンパンAに対する便器Bの上下位置の現場調節作業が簡便 に行えるようにした支持金具10の他の実施例を示したものである。すなわち、こ の場合、支持金具10の上端にある台片12は、使用する便器Bの傾斜した段部30b とほぼ平行となるように傾斜されており、この台片12に形成したネジ孔42に高さ 調節ボルト43を進退自在に螺着し、調節ボルト43の先端に、傾斜段部30bに接合 させる便器Bの受座44を回転自在に設けた構造となっている。なお、この場合、 支持金具10の隆起条3を跨ぐ脚片13,13,14は、さきの実施例におけるとは逆に、 鍔縁2側に跨ぐものを2枚の脚片13,13 とし、反対側に跨ぐものを1枚の脚片14 とすれば、便器Bの支持がより安定化される。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成されているので、次のように多くの優れた効果を 奏するものである。
【0023】 (1)鉄板製であるから、軽量で取扱いに便利であるとともに、火災が発生した 場合でも防火性がよく、便器が熱によって破壊されることが少なく、また、破壊 されたとしてもドレンパンによって受止められ、熱や火焔が上階に伝わるのを防 止できる。
【0024】 (2)ドレンパンの底部は排出管に連通されているので、便器の破損等によって 汚水等が漏出したとしても、自動的に排出され、下階への漏水を防止することが できる。
【0025】 (3)ドレンパンには鍔縁と調整ボルトが設けられているので、ドレンパンの据 付けにあたって、コンクリートスラブ上の各種の高さ位置に対応できるとともに 、防水層の端部を従来のように上方に巻き込むことなく、鍔縁上に重合させるだ けですむので、据付け作業が精度よく簡便にできるとともに取替え作業も簡単に できる。
【0026】 (4)便器は、その排便管を接続管の管状パッキンに挿入して、隆起条に載せた 支持金具上に支持させるだけで据付けができるので、その施工が容易であるとと もに、排便管の突出位置や寸法に多少の違いがあっても排便管と接続管との嵌め 合いが良好に行われる。
【0027】 (5)便器への給水が下側から行われるような場合でも、鍔縁の抜孔板を折り取 れば給水管との取り合せが支障なくできる。
【0028】 (6)請求項2のドレンパンでは、先端部にパッキン管を設けた排便管を接続管 の嵌合部に挿入するようにしたので、ドレンパンに対する便器の上下の設置位置 を変化させても、水密性に支障のない接続とすることができる。
【0029】 (7)請求項3の支持金具によれば、ドレンパンに対する便器の上下位置の調節 が高さ調節ボルトを回動させるだけで簡単にでき、現場合せによる作業が容易に 行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部縦断側面図であ
る。
【図2】同平面図である。
【図3】支持金具の載置状態を示す拡大斜視図である。
【図4】図2のイ−イ断面拡大図である。
【図5】図2のロ−ロ断面拡大図である。
【図6】ドレンパンに便器を設置した状態を示す一部縦
断側面図である。
【図7】支持金具の他の実施例を示す拡大側断面図であ
る。
【図8】接続管の嵌合部と便器の排便管との関係の他の
実施例を分離して示す拡大側断面図である。
【図9】図7、図8の実施例を採用したドレンパンと便
器との設置状態を示す一部縦断側面図である。
【符号の説明】
A ドレンパン B 便器 1 本体 2 鍔縁 3 隆起条 5 調整ボルト 7 切込孔 9 抜孔板 10 支持金具 15 挿入孔 16 取付ボルト 17 排出口 18 排出管 19 取付管 20 接続管 23 フランジ 24 管状パッキン 30a,30b 段部 31 排便管 32 給水部 33a,33b 給水管 35 コンクリートスラブ 36 設置孔 38 防水層 39 仕上モルタル 40 パッキン管 41 周条体 42 ネジ孔 43 高さ調節ボルト 44 受座

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄板のプレス加工により、深い皿状の本体
    とその上端に周回して鍔縁及び隆起条を形成し、鍔縁の
    四隅部には、ドレンパンの上下方向の据付位置を調節す
    る調整ボルトを設け、本体の底部には、漏水の排出管
    と、便器の排便管を挿入する管状パッキンを装着した接
    続管を着脱自在に結合するとともに、上記隆起条に、便
    器を支持する支持金具を係合、載置したことを特徴とす
    る、和風大便器設置用のドレンパン。
  2. 【請求項2】鉄板のプレス加工により、深い皿状の本体
    とその上端に周回して鍔縁及び隆起条を形成し、鍔縁の
    四隅部には、ドレンパンの上下方向の据付位置を調節す
    る調整ボルトを設け、本体の底部には、漏水の排出管
    と、先端部にパッキン管を外装した便器の排便管を密に
    挿入する接続管を着脱自在に結合するとともに、上記隆
    起条に、便器を支持する支持金具を係合、載置したこと
    を特徴とする、和風大便器設置用のドレンパン。
  3. 【請求項3】上記支持金具の上端部に、便器の受座を有
    する高さ調節ボルトを螺着したことを特徴とする、請求
    項1または2記載の和風大便器設置用のドレンパン。
JP6841993U 1993-09-03 1993-11-29 和風大便器設置用のドレンパン Pending JPH0725083U (ja)

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JP5-52922 1993-09-03
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002227280A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Kimura Giken:Kk トイレ及びトイレの施工方法

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JP2002227280A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Kimura Giken:Kk トイレ及びトイレの施工方法
JP4537590B2 (ja) * 2001-02-01 2010-09-01 株式会社木村技研 トイレ及びトイレの施工方法

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