JPH07248939A - プロセッサ及びプロセッサシステム - Google Patents

プロセッサ及びプロセッサシステム

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JPH07248939A
JPH07248939A JP6039883A JP3988394A JPH07248939A JP H07248939 A JPH07248939 A JP H07248939A JP 6039883 A JP6039883 A JP 6039883A JP 3988394 A JP3988394 A JP 3988394A JP H07248939 A JPH07248939 A JP H07248939A
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JP
Japan
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detection signal
trace
processor
condition detection
internal state
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JP6039883A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Segawa
浩 瀬川
Yoshinori Matsuura
慶典 松浦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デバッグが容易に行えるプロセッサ及びプロ
セッサシステムを得る。 【構成】 プロセッサ51のトレース条件検出信号出力
端子6から、トレース条件検出回路3のトレース条件検
出信号SDが外部に出力されており、このトレース条件
検出信号出力端子6に接続することにより、外部よりト
レース条件検出信号SDを取り込むことができる。 【効果】 周辺回路等の外部装置は、トレース条件検出
信号に基づきプロセッサにトレース動作に連動したトレ
ース動作を行うことにより、デバッグが容易に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プロセッサ並びに複
数のプロセッサあるいは少なくとも1つのプロセッサ及
びその周辺回路により構成されるプロセッサシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】プロセッサはその処理速度の高速化に伴
い、S/W(ソフトウェア)のデバッグを容易にするた
めにデバッグ機能を内蔵するものもがでてきた。図9は
従来のデバッグ機能内蔵のプロセッサのデバッグ機能回
路部分を示すブロック図である。なお、CPU、プログ
ラム格納用メモリ、内部バス、入力ポート及び出力ポー
ト等の主要部分はデバッグ機能回路とは直接関係ないた
め図示を省略しているが、通常、これらの主要部分及び
デバッグ機能回路部分は集積化される。
【0003】図9に示すように、プロセッサ5内のデバ
ッグ機能回路部分は、トレースメモリ1、プログラムカ
ウンタ2、トレース条件検出回路3及びアドレスカウン
タ4から構成される。
【0004】プログラムカウンタ2は、現在実行中のプ
ログラムアドレスを示すプログラムカウント値PCをト
レースメモリ1及びトレース条件検出回路3に出力す
る。一方、アドレスカウンタ4はトレース条件検出信号
SDを受け、トレース条件検出信号SDの“L”→
“H”変化により活性状態となり、プロセッササイクル
に同期してアドレスカウント値AC1を順次カウントア
ップする。
【0005】図10は、トレース条件検出回路3の内部
構成を示す説明図である。同図に示すように、トレース
条件検出回路3は条件レジスタ31、カウント数レジス
タ32、比較回路33、比較回路34及びRSフリップ
フロップ35から構成される。比較回路33は一方入力
としてプログラムカウント値PCを受け、他方入力とし
て条件レジスタ31に格納された設定プログラムカウン
ト値DPCを受ける。そして、プログラムカウント値P
Cと設定プログラムカウント値DPCとを比較して、一
致した時に“H”、不一致の時に“L”の比較結果信号
S33をRSフリップフロップ35のセット入力Sに出
力する。
【0006】一方、比較回路34は、一方入力としてカ
ウント数レジスタ32に格納された設定カウント値DC
を受け、他方入力としてアドレスカウント値AC1を受
ける。そして、設定カウント数DCとアドレスカウント
値AC1とを比較して、一致した時に“H”、不一致の
時に“L”の比較結果信号S33をRSフリップフロッ
プ35のリセット入力Rに出力する。なお、条件レジス
タ31及び32への設定プログラムカウント値DPC及
び設定カウント数DCそれぞれの格納は例えば以下に方
法により予め行われる。 ・内部のCPUの制御下で内部バスを介して内部データ
を入力する。 ・外部信号入力用のデータ入力ピンを介して外部から直
接入力する。 ・他のプロセッサ内のCPUの制御下で外部バス及び外
部信号入力用のデータ入力ピンを介して入力する。
【0007】RSフリップフロップ35はセット入力S
に入力される比較結果信号S33が“H”のときトレー
ス条件検出信号SDを“H”にし、リセット入力Rに入
力されるセット入力S34が“H”のときトレース条件
検出信号SDを“L”にし、それ以外のときはトレース
条件検出信号SDを以前の状態を保持する。このトレー
ス条件検出信号SDがトレースメモリ1の書き込みイネ
ーブル入力WEに出力される。
【0008】図9に戻って、トレースメモリ1はトレー
ス条件検出回路3よりトレース条件検出信号SDを受
け、トレース条件検出信号SDがトレース実行を指示す
る“H”のとき活性状態となり、活性状態時にアドレス
入力Aより得るアドレスカウント値AC1で指示するア
ドレスにデータ入力Dより得るプログラムカウント値P
Cを格納する。
【0009】このような構成において、予め条件レジス
タ31にトレースを開始するプログラムカウント値であ
る設定プログラムカウント値DPCを格納し、カウント
数レジスタ32にトレースするプログラムカウント数で
ある設定カウント数DCを格納する。
【0010】そして、プログラムカウンタ2、アドレス
カウンタ4及びトレース条件検出回路3のRSフリップ
フロップ35をリセットする。リセットは例えば以下に
方法により行われる。 ・リセット信号入力用の外部リセットピンを介して外部
から直接入力する。 ・内部のCPUの制御下で内部バスを介してリセットを
指示する内部データ“0”を入力する。 ・他のプロセッサ内のCPUの制御下で外部バス及びリ
セット信号入力用の外部リセットピンを介して“0”を
入力する。
【0011】その後、プロセッサ5の動作をスタートさ
せる。スタート方法としては例えば以下の方法がある。
【0012】CPUは通常、外部よりリセット信号を受
けるとプラグラム格納メモリの0番地(プログラム開始
番地)から動作開始するような構成となっており、周辺
回路も同様に外部よりリセット信号を受けると内部状態
が所定の初期状態に設定された後、動作を開始する構成
であることから、CPU及び周辺回路にリセット信号が
付与されるようなリセットスイッチを装備し、外部より
リセットスイッチを起動するとシステムが起動するよう
にしてもよい。この際、プログラムカウンタ2及びトレ
ース条件検出回路3のリセットも同時に行えるようにし
てもよい。
【0013】このように、プロセッサ5が動作開始する
と、開始直後のプログラムカウンタ2の内容は0番地、
アドレスカウンタ4の内容は0番地、RSフリップフロ
ップ35のトレース条件検出信号SDは“L”となる。
【0014】プロセッサ5が動作開始するとプログラム
用メモリに書き込まれたプログラムを実行するに従い、
プログラムカウンタ2のプログラムカウント値PCが変
化する(通常は1ずつインクリメントする)。
【0015】そして、プログラムカウント値PCと設定
プログラムカウント値DPCとが一致すると、比較回路
33は“H”の比較結果信号S33をRSフリップフロ
ップ35のセット入力Sに出力することにより、トレー
ス条件検出信号SDが“L”→“H”に変化する。
【0016】すると、アドレスカウンタ4が活性状態と
なり、プロセッササイクルに同期してアドレスカウント
値AC1を0番地からカウントアップする。そして、ト
レースメモリ1も活性状態となり、アドレスカウント値
AC1の指示するアドレスにプログラムカウント値PC
を格納する。
【0017】以降、トレースメモリ1は、プロセッササ
イクルに同期して順次カウントアップするアドレスカウ
ント値AC1の指示するアドレスにプログラムカウント
値PCを格納することにより、プログラムカウント値ト
レース処理を行う。
【0018】そして、アドレスカウント値AC1と設定
カウント数DCとが一致すると、比較回路34は“H”
の比較結果信号S34をRSフリップフロップ35のリ
セット入力Rに出力することにより、トレース条件検出
信号SDが“H”→“L”に変化する。
【0019】すると、アドレスカウンタ4が非活性状態
となり、アドレスカウント値AC1のカウントアップ動
作を停止するとともに、トレースメモリ1がプログラム
カウント値トレース処理を終了する。
【0020】上記動作により、トレース開始条件成立
(プログラムカウント値PC=設定プログラムカウント
値DPC)以降〜トレース終了条件成立(アドレスカウ
ント値AC1=設定カウント数DC)までの期間におい
て、プログラムカウント値PCがトレースメモリ1に順
次格納されることにより、プロセッサ5内のCPUのプ
ログラム動作履歴を検査することができ、プロセッサ5
のS/Wデバッグが行える。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】図11は画像処理シス
テムの構成を示す説明図である。
【0022】同図に示すように、画像処理システムは周
辺回路37, プロセッサ41、プロセッサ42、カメラ
61及びCRT62から構成され、周辺回路37内に画
像入出力装置38、画像メモリ39、画像バス53を有
している。
【0023】周辺回路37内の画像入出力装置38はカ
メラ61より画像データを取り込んで画像メモリ39に
書き込む。画像メモリ39に格納されたデータは画像バ
ス53を介して外部のプロセッサ41及びプロセッサ4
2によりアクセス可能である。
【0024】プロセッサ41及び42は、画像メモリ3
9に格納されたデータに基づき、各々が輪郭を抽出する
等の画像処理を行う。このとき、例えば、プロセッサ4
1は画面の上半分を処理し、プロセッサ42は画面の下
半分を処理する。そして、プロセッサ41及び42で処
理された画像処理データは、画像バス53を介して再び
画像メモリ39に取り込まれた後、画像入出力装置38
によりCRT62に表示される。
【0025】上記構成のような画像処理システムにおい
て、プロセッサ41及びプロセッサ42がマイクロプロ
セッサ、マイクロコンピュータ、DSP等として集積化
される。なお、周辺回路37はプロセッサ41、プロセ
ッサ42とともに集積化されてもよく、デスクリートで
構成されてもよい。
【0026】上記構成の画像処理システムのようあプロ
セッサシステムは、複数のプロセッサからなり、周辺回
路の構成も複雑である。
【0027】このように、プロセッサ及び周辺回路それ
ぞれの構成が複雑になり、これに伴いプロセッサ及びそ
の周辺回路の関連動作はさらに複雑化する。また、1つ
のプロセッサシステム中に複数のプロセッサが含まれる
場合も多くなり,複数のプロセッサ間の関連動作も複雑
になる。
【0028】したがって、図9に示すように、デバック
機能回路を単純に内蔵しただけの従来のプロセッサで
は、内部のデバッグのみ可能であった、周辺回路を含ん
だプロセッサシステムのデバッグあるいは複数のプロセ
ッサからなるプロセッサシステムのデバッグを行うこと
が困難であるという問題点があった。
【0029】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、複雑な構成のプロセッサシステムに用い
てもシステムとしてのデバッグが可能なプロセッサを得
るこ、あるいはシステムとしてのデバッグが容易に行え
るプロセッサシステムを得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載のプロセッサは、所定のプログラムを実行し、該
所定のプログラム実行中における内部状態変化をトレー
スするデバッグ機能回路を有し、前記デバッグ機能回路
は、前記プロセッサの第1の内部状態を示す内部状態検
出信号を付与する第1の内部状態検出信号付与手段と、
前記プロセッサの第2の内部状態を示す内部状態検出信
号を付与する第2の内部状態検出信号付与手段と、前記
第1の内部状態検出信号を受け、前記第1の内部状態検
出信号が示す前記第1の内部状態がトレースを必要とす
る状態を呈している期間中に、トレースの実行要求を指
示するプロセッサ用トレース条件検出信号を出力するト
レース条件検出手段と、前記プロセッサ用トレース条件
検出信号を受け、前記プロセッサ用トレース条件検出信
号がトレースの実行要求を指示する期間、前記第2の内
部状態検出信号を記憶することによりトレース動作を実
行する内部状態記憶手段と、前記プロセッサ用トレース
条件検出信号を受け、前記プロセッサ用トレース条件検
出信号に対する外部からのアクセスが可能なトレース条
件検出信号出力端子とを備えて構成される。
【0031】この発明にかかる請求項2記載のプロセッ
サは、所定のプログラムを実行し、該所定のプログラム
実行中における内部状態変化をトレースするデバッグ機
能回路を有し、前記デバッグ機能回路は、外部からトレ
ースの実行要求の有無を指示する外部トレース条件検出
信号を受けるトレース条件検出信号入力端子と、前記プ
ロセッサの第1の内部状態を示す内部状態検出信号を付
与する第1の内部状態検出信号付与手段と、前記プロセ
ッサの第2の内部状態を示す内部状態検出信号を付与す
る第2の内部状態検出信号付与手段と、前記第1の内部
状態検出信号及び前記外部トレース条件検出信号を受
け、前記第1の内部状態検出信号が示す前記第1の内部
状態がトレースを必要とする状態を呈している期間中あ
るいは前記外部トレース条件検出信号がトレース実行要
求を指示している期間中に、トレースの実行の有無を指
示するプロセッサ用トレース条件検出信号を出力するト
レース条件検出手段と、前記プロセッサ用トレース条件
検出信号を受け、前記プロセッサ用トレース条件検出信
号がトレースの実行要求を指示する期間、前記第2の内
部状態検出信号を記憶することによりトレース動作を実
行する内部状態記憶手段とを備えている。
【0032】この発明にかかる請求項3記載のプロセッ
サは、所定のプログラムを実行し、該所定のプログラム
実行中における内部状態変化をトレースするデバッグ機
能回路を有し、前記デバッグ機能回路は、外部からトレ
ースの実行要求の有無を指示する外部トレース条件検出
信号を受けるトレース条件検出信号入力端子と、前記プ
ロセッサの第1の内部状態を示す内部状態検出信号を付
与する第1の内部状態検出信号付与手段と、前記プロセ
ッサの第2の内部状態を示す内部状態検出信号を付与す
る第2の内部状態検出信号付与手段と、前記第1の内部
状態検出信号及び前記外部トレース条件検出信号を受
け、前記第1の内部状態検出信号が示す前記第1の内部
状態がトレースを必要とする状態を呈している期間中あ
るいは前記外部トレース条件検出信号がトレース実行要
求を指示している期間中に、トレースの実行の有無を指
示するプロセッサ用トレース条件検出信号を出力するト
レース条件検出手段と、前記プロセッサ用トレース条件
検出信号を受け、前記プロセッサ用トレース条件検出信
号がトレースの実行要求を指示する期間、前記第2の内
部状態検出信号を記憶することによりトレース動作を実
行する内部状態記憶手段と、前記プロセッサ用トレース
条件検出信号を受け、前記プロセッサ用トレース条件検
出信号に対する外部からのアクセスが可能なトレース条
件検出信号出力端子とを備えて構成される。
【0033】また、請求項4記載のプロセッサによう
に、前記第1及び第2の内部状態検出手段は同一手段で
あり、前記第1及び第2の内部状態検出信号は同一信号
である構成にしてもよい。
【0034】この発明にかかる請求項5記載のプロセッ
サシステムは、請求項1記載のプロセッサと前記プロセ
ッサに同期して動作し、内部状態変化をトレースするデ
バッグ機能回路を有する周辺回路とからなり、前記周辺
回路のデバッグ機能回路は、前記プロセッサの前記トレ
ース条件検出信号出力端子に接続され、前記プロセッサ
用トレース条件検出信号を受けるトレース条件検出信号
入力部と、前記周辺回路の第1の内部状態を示す第1の
周辺回路用内部状態検出信号を付与する周辺回路用内部
状態検出信号付与手段と、前記プロセッサ用トレース条
件検出信号を受け、前記プロセッサ用トレース条件検出
信号がトレースの実行要求を指示する期間、前記第1の
周辺回路用内部状態検出信号を記憶することにより周辺
回路用トレース動作を実行する周辺回路用内部状態記憶
手段とを備える。
【0035】この発明にかかる請求項6記載のプロセッ
サシステムは、請求項2記載のプロセッサと前記プロセ
ッサに同期して動作し、内部状態変化を検出するデバッ
グ機能回路を有する周辺回路とからなり、前記周辺回路
のデバッグ機能回路は、前記周辺回路の第2の内部状態
を示す第2の周辺回路用内部状態検出信号を付与する周
辺回路用内部状態検出信号付与手段と、前記第2の周辺
回路用内部状態検出信号を受け、前記第2の周辺回路用
内部状態検出信号で示される前記第2の周辺回路用内部
状態がトレースを必要とする状態を呈している期間中
に、トレースの実行要求を指示する周辺回路用トレース
条件検出信号を出力する周辺回路用トレース条件検出手
段と、前記周辺回路用トレース条件検出信号を受け、前
記周辺回路用トレース条件検出信号に対する外部からの
アクセスが可能なトレース条件検出信号出力部とを備
え、前記プロセッサの前記トレース条件検出信号入力端
子と前記周辺回路のトレース条件検出信号出力部とを接
続することにより、前記周辺回路用トレース条件検出信
号を前記外部トレース条件検出信号としている。
【0036】この発明にかかる請求項7記載のプロセッ
サシステムは、請求項3記載のプロセッサと前記プロセ
ッサに同期して動作し、内部状態変化をトレースするデ
バッグ機能回路を有する周辺回路とからなり、前記周辺
回路のデバッグ機能回路は、前記プロセッサの前記トレ
ース条件検出信号出力端子に接続され、前記プロセッサ
用トレース条件検出信号を受けるトレース条件検出信号
入力部と、前記周辺回路の第1の内部状態を示す第1の
周辺回路用内部状態検出信号を付与する周辺回路用内部
状態検出信号付与手段と、前記周辺回路の第2の内部状
態を示す第2の周辺回路用内部状態検出信号を付与する
周辺回路用内部状態検出信号付与手段と、前記第2の周
辺回路用内部状態検出信号を受け、前記第2の周辺回路
用内部状態検出信号で示される前記第2の周辺回路用内
部状態がトレースを必要とする状態を呈している期間中
に、トレースの実行要求を指示する周辺回路用トレース
条件検出信号を出力する周辺回路用トレース条件検出手
段と、前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、
前記プロセッサ用トレース条件検出信号がトレースの実
行要求を指示する期間、前記第1の周辺回路用内部状態
検出信号を記憶することにより周辺回路用トレース動作
を実行する周辺回路用内部状態記憶手段と、前記周辺回
路用トレース条件検出信号を受け、前記周辺回路用トレ
ース条件検出信号に対する外部からのアクセスが可能な
トレース条件検出信号出力部とを備え、前記プロセッサ
の前記トレース条件検出信号入力端子と前記周辺回路の
トレース条件検出信号出力部とを接続することにより、
前記周辺回路用トレース条件検出信号を前記外部トレー
ス条件検出信号としている。
【0037】この発明にかかる請求項8記載のプロセッ
サシステムは、各々が請求項3記載の構成の第1及び第
2のプロセッサからなり、前記第1のプロセッサの前記
トレース条件検出信号入力端子と前記第2のプロセッサ
システムの前記トレース条件検出信号出力端子とを接続
し、前記第2のプロセッサの前記トレース条件検出信号
入力端子と前記第1のプロセッサシステムの前記トレー
ス条件検出信号出力端子とを接続している。
【0038】この発明にかかる請求項9記載のプロセッ
サシステムは、各々が請求項3記載の構成の第1〜第n
(n≧3)のプロセッサからなり、前記第1〜第nのプ
ロセッサそれぞれの前記トレース条件検出信号出力端子
に入力部が接続され、その出力部が前記第1〜第nのプ
ロセッサそれぞれの前記トレース条件検出信号入力端子
に接続されるトレース条件検出信号制御手段をさらに備
え、前記トレース条件検出信号制御手段は、前記第1〜
第nのプロセッサそれぞれの前記プロセッサ用トレース
条件検出信号のうち、少なくとも1つの信号がトレース
の実行要求を指示する期間中に、前記第1〜第nのプロ
セッサそれぞれの前記トレース条件検出信号入力端子に
トレース実行要求を指示する前記外部トレース条件検出
信号を出力する。
【0039】この発明にかかる請求項10記載のプロセ
ッサシステムは、各々が請求項3記載の構成の第1〜第
k(k≧2)のプロセッサと、各々が前記第1〜第kの
プロセッサに同期して動作し内部状態変化をトレースす
るデバッグ機能回路を有する第1〜第m(m≧1)の周
辺回路とからなり、前記第1〜第mの周辺回路のデバッ
グ機能回路はそれぞれ、外部トレース条件検出信号を受
けるトレース条件検出信号入力部と、前記周辺回路の第
1の内部状態を示す第1の周辺回路用内部状態検出信号
を付与する周辺回路用内部状態検出信号付与手段と、前
記周辺回路の第2の内部状態を示す第2の周辺回路用内
部状態検出信号を付与する周辺回路用内部状態検出信号
付与手段と、前記第2の周辺回路用内部状態検出信号を
受け、前記第2の周辺回路用内部状態検出信号で示され
る前記第2の周辺回路用内部状態がトレースを必要とす
る状態を呈している期間中に、トレースの実行要求を指
示する周辺回路用トレース条件検出信号を出力する周辺
回路用トレース条件検出手段と、前記プロセッサ用トレ
ース条件検出信号を受け、前記プロセッサ用トレース条
件検出信号がトレースの実行要求を指示する期間、前記
第1の周辺回路用内部状態検出信号を記憶することによ
り周辺回路用トレース動作を実行する周辺回路用内部状
態記憶手段と、前記周辺回路用トレース条件検出信号を
受け、前記周辺回路用トレース条件検出信号に対する外
部からのアクセスが可能なトレース条件検出信号出力部
とを備え、前記第1〜第kのプロセッサそれぞれの前記
トレース条件検出信号出力端子及び前記第1〜第mの周
辺回路の前記トレース条件検出信号出力部に入力部が接
続され、その出力部が前記第1〜第kのプロセッサそれ
ぞれの前記トレース条件検出信号入力端子及び前記第1
〜第mの周辺回路の前記トレース条件検出信号入力部に
接続されるトレース条件検出信号制御手段をさらに備
え、前記トレース条件検出信号制御手段は、前記第1〜
第kのプロセッサそれぞれの前記プロセッサ用トレース
条件検出信号及び第1〜第mの周辺回路の前記周辺回路
用トレース条件検出信号のうち、少なくとも1つの信号
がトレースの実行要求を指示する期間中に、前記第1〜
第kのプロセッサそれぞれの前記トレース条件検出信号
入力端子及び第1〜第mの周辺回路の前記周辺回路用ト
レース条件検出信号入力部にトレース実行要求を指示す
る前記外部トレース条件検出信号を出力する。
【0040】また、請求項11記載のプロセッサシステ
ムのように、前記プロセッサにおいて、前記第1及び第
2の内部状態検出手段は同一手段であり、前記第1及び
第2の内部状態検出信号は同一信号であるように構成し
てもよい。
【0041】また、請求項12記載のプロセッサシステ
ムのように、前記周辺回路において、前記第1及び第2
の周辺回路用内部状態検出手段は同一手段であり、前記
第1及び第2の周辺回路用内部状態検出信号は同一信号
であるように構成してもよい。
【0042】
【作用】この発明における請求項1記載のプロセッサ
は、プロセッサ用トレース条件検出信号に対する外部か
らのアクセスが可能なトレース条件検出信号出力端子を
備えたため、周辺回路等の上記プロセッサと共に動作す
る外部回路はトレース条件検出信号出力端子を介してプ
ロセッサ用トレース条件検出信号を取り込むことができ
る。
【0043】この発明における請求項2記載のプロセッ
サは、外部からトレースの実行要求の有無を指示する外
部トレース条件検出信号を受けるトレース条件検出信号
入力端子と、第1の内部状態検出信号及び外部トレース
条件検出信号を受け、第1の内部状態検出信号が示す第
1の内部状態がトレースを必要とする状態を呈している
期間中あるいは外部トレース条件検出信号がトレース実
行要求を指示している期間中に、トレースの実行の有無
を指示するプロセッサ用トレース条件検出信号を出力す
るトレース条件検出手段とを備えたため、周辺回路等の
上記プロセッサと共に動作する外部回路がトレースを必
要とする状態を呈した場合、トレースの実行要求を指示
する上記外部トレース条件検出信号を上記トレース条件
検出信号入力端子に付与することにより、上記プロセッ
サにトレース実行を促すことができる。
【0044】この発明における請求項3記載のプロセッ
サは、プロセッサ用トレース条件検出信号に対する外部
からのアクセスが可能なトレース条件検出信号出力端子
を備えたため、周辺回路等の上記プロセッサと共に動作
する外部回路がトレース条件検出信号出力端子を介して
プロセッサ用トレース条件検出信号を取り込むことがで
きる。
【0045】さらに、外部からトレースの実行要求の有
無を指示する外部トレース条件検出信号を受けるトレー
ス条件検出信号入力端子と、第1の内部状態検出信号及
び外部トレース条件検出信号を受け、第1の内部状態検
出信号が示す第1の内部状態がトレースを必要とする状
態を呈している期間中あるいは外部トレース条件検出信
号がトレース実行要求を指示している期間中に、トレー
スの実行の有無を指示するプロセッサ用トレース条件検
出信号を出力するトレース条件検出手段とを備えたた
め、周辺回路等の上記プロセッサと共に動作する外部回
路がトレースを必要とする状態を呈した場合、トレース
の実行要求を指示する上記外部トレース条件検出信号を
上記トレース条件検出信号入力端子に付与することによ
り、上記プロセッサにトレース実行を促すことができ
る。
【0046】この発明にかかる請求項4記載のプロセッ
サにおける第1及び第2の内部状態検出手段は同一手段
であり、第1及び第2の内部状態検出信号は同一信号で
あるため、1つの手段及び信号を省略できる分、デバッ
グ機能回路の回路構成を簡略化できる。
【0047】この発明にかかる請求項5記載のプロセッ
サシステムの周辺回路のデバッグ機能回路は、請求項1
記載のプロセッサのトレース条件検出信号出力端子に接
続され、トレース条件検出信号を受けるトレース条件検
出信号入力部を備えたため、周辺回路がトレース条件検
出信号入力部を介してトレース条件検出信号を取り込む
ことができる。
【0048】この発明かかる請求項6記載のプロセッサ
システムは、請求項2記載のプロセッサのトレース条件
検出信号入力端子と周辺回路のトレース条件検出信号出
力部とを接続することにより、周辺回路用トレース条件
検出信号を外部トレース条件検出信号としているため、
周辺回路の第2の内部状態がトレースを必要とする状態
を呈した場合、トレースの実行要求を指示する周辺回路
用トレース条件検出信号を外部トレース条件検出信号と
して上記トレース条件検出信号出力部に出力することに
より、上記プロセッサにトレース実行を促すことができ
る。
【0049】この発明にかかる請求項7記載のプロセッ
サシステムの周辺回路のデバッグ機能回路は、請求項3
記載のプロセッサのトレース条件検出信号出力端子に接
続され、トレース条件検出信号を受けるトレース条件検
出信号入力部を備えたため、周辺回路がトレース条件検
出信号入力部を介してトレース条件検出信号を取り込む
ことができる。
【0050】さらに、上記プロセッサのトレース条件検
出信号入力端子と上記周辺回路のトレース条件検出信号
出力部とを接続することにより、周辺回路用トレース条
件検出信号を外部トレース条件検出信号としているた
め、周辺回路の第2の内部状態がトレースを必要とする
状態を呈した場合、トレースの実行要求を指示する周辺
回路用トレース条件検出信号を外部トレース条件検出信
号として上記トレース条件検出信号出力部に出力するこ
とにより、上記プロセッサにトレース実行を促すことが
できる。
【0051】この発明にかかる請求項8記載のプロセッ
サシステムは、第1のプロセッサのトレース条件検出信
号入力端子と第2のプロセッサシステムのトレース条件
検出信号出力端子とを接続し、第2のプロセッサのトレ
ース条件検出信号入力端子と第1のプロセッサシステム
のトレース条件検出信号出力端子とを接続しているた
め、第1及び第2のプロセッサシステムのいずれか一方
にトレース動作の必要が生じると他方のプロセッサも連
動してトレース動作を行うことができる。
【0052】この発明にかかる請求項9記載のプロセッ
サシステムのトレース条件検出信号制御手段は、第1〜
第nのプロセッサそれぞれのプロセッサ用トレース条件
検出信号のうち、少なくとも1つの信号がトレースの実
行要求を指示する期間中に、第1〜第nのプロセッサそ
れぞれのトレース条件検出信号入力端子にトレース実行
要求を指示する外部トレース条件検出信号を出力するた
め、第1〜第nのプロセッサシステムのいずれか一にト
レース動作の必要が生じると他のすべてのプロセッサも
連動してトレース動作を行うことができる。
【0053】この発明にかかる請求項10記載のプロセ
ッサシステムのトレース条件検出信号制御手段は、第1
〜第kのプロセッサそれぞれのプロセッサ用トレース条
件検出信号及び第1〜第mの周辺回路の周辺回路用トレ
ース条件検出信号のうち、少なくとも1つの信号がトレ
ースの実行要求を指示する期間中に、第1〜第kのプロ
セッサそれぞれのトレース条件検出信号入力端子及び第
1〜第mの周辺回路の周辺回路用トレース条件検出信号
入力部にトレース実行要求を指示する外部トレース条件
検出信号を出力するため、第1〜第kのプロセッサシス
テムのいずれか一あるいは第1〜第mの周辺回路のいず
れか一にトレース動作の必要が生じると他のすべてのプ
ロセッサ及び周辺回路お連動してトレース動作を行うこ
とができる。
【0054】この発明にかかる請求項11記載のプロセ
ッサシステムのプロセッサにおける第1及び第2の内部
状態検出手段は同一手段であり、第1及び第2の内部状
態検出信号は同一信号であるため、1つの手段及び信号
を省略できる分、プロセッサのデバッグ機能回路の回路
構成を簡略化できる。
【0055】この発明にかかる請求項12記載のプロセ
ッサシステムの周辺回路における第1及び第2の周辺回
路用内部状態検出手段は同一手段であり、第1及び第2
の周辺回路用内部状態検出信号は同一信号であるため、
1つの手段及び信号を省略できる分、周辺回路のデバッ
グ機能回路の回路構成を簡略化できる。
【0056】
【実施例】
<<第1の実施例>>図1はこの発明の第1の実施例で
あるプロセッサシステムにおけるデバッグ機能回路構成
を示すブロック図である。同図に示すように、このプロ
セッサシステムはプロセッサ51及び周辺回路7から構
成される。
【0057】<プロセッサ>図1に示すように、プロセ
ッサ51のデバッグ機能回路部分は、図9で示した従来
構成のプロセッサ51の構成に加え、新たにトレース条
件検出信号出力端子6が設けられる。
【0058】このトレース条件検出信号出力端子6か
ら、トレース条件検出回路3のトレース条件検出信号S
Dが外部に出力されており、このトレース条件検出信号
出力端子6に接続することにより、外部よりトレース条
件検出信号SDを取り込むことができる。
【0059】また、プロセッサ51及び周辺回路71
は、共に外部より共通のクロック信号CKを受け、クロ
ック信号CKで決定されるプロセッササイクルに同期し
てそれぞれ動作する。
【0060】なお、他の構成は図9及び図10で示した
従来構成と同様であるため、説明は省略する。
【0061】<周辺回路>図1に示すように、周辺回路
71のトレース条件検出信号入力部PIをプロセッサ5
1のトレース条件検出信号出力端子6に接続することに
より、トレース条件検出信号SDを周辺回路71内部に
取り込んでいる。
【0062】そして、周辺回路71のデバッグ機能回路
部分は状態レジスタ8、周辺回路用メモリ9及びアドレ
スカウンタ10から構成される。なお、周辺回路71の
主要部分はデバッグ機能回路部分とは直接関係ないため
図示を省略している。
【0063】状態レジスタ8は周辺回路71の現在の状
態を示す状態情報SIを格納するとともに周辺回路用ト
レースメモリ9のデータ入力Dに出力する。状態情報S
Iは、例えば、停止状態、リセット状態、実行状態等を
指示する。
【0064】一方、アドレスカウンタ10はトレース条
件検出信号入力部PIを介してトレース条件検出信号S
Dを受け、トレース条件検出信号SDの“L”→“H”
変化により活性状態となり、プロセッササイクルに同期
してアドレスカウント値ACを順次カウントアップす
る。
【0065】周辺回路用トレースメモリ9は、トレース
条件検出信号入力部PIを介してトレース条件検出信号
SDを受け、トレース条件検出信号SDがトレース実行
を指示する“H”のとき活性状態となり、活性状態時に
アドレス入力Aより得るアドレスカウント値AC2で指
示するアドレスにデータ入力Dより得る状態情報SIを
格納する。
【0066】<動作>このような構成において、従来同
様、予め、トレース条件検出回路3内(図10参照)の
条件レジスタ31にトレースを開始するプログラムカウ
ント値である設定プログラムカウント値DPCを格納
し、カウント数レジスタ32にトレースするプログラム
カウント数である設定カウント数DCを格納する。
【0067】そして、プロセッサ51におけるプログラ
ムカウンタ2、アドレスカウンタ4及びトレース条件検
出回路3のRSフリップフロップ35並びに周辺回路7
1のアドレスカウンタ10を従来同様の方法でリセット
する。
【0068】その後、プロセッサ51の動作をスタート
させる。このとき、開始直後のプログラムカウンタ2の
内容は0番地、アドレスカウンタ4の内容は0番地、R
Sフリップフロップ35のトレース条件検出信号SDは
“L”、アドレスカウンタ10の内容は0番地となる。
【0069】プロセッサ51が動作開始するとプログラ
ム用メモリに書き込まれたプログラムを実行するに従
い、プログラムカウンタ2のプログラムカウント値PC
が変化する(通常は1ずつインクリメントする)。
【0070】そして、プログラムカウント値PCと設定
プログラムカウント値DPCとが一致すると、比較回路
33は“H”の比較結果信号S33をRSフリップフロ
ップ35のセット入力Sに出力することにより、トレー
ス条件検出信号SDが“L”→“H”に変化する(図1
0参照)。
【0071】すると、プロセッサ51のアドレスカウン
タ4が活性状態となり、プロセッササイクルに同期して
アドレスカウント値AC1を0番地からカウントアップ
する。そして、トレースメモリ1も活性状態となり、ア
ドレスカウント値AC1の指示するアドレスにプログラ
ムカウント値PCを格納する。
【0072】同時に、周辺回路71のアドレスカウンタ
10が活性状態となり、プロセッササイクルに同期して
アドレスカウント値AC2を0番地からカウントアップ
する。そして、周辺回路用トレースメモリ9も活性状態
となり、アドレスカウント値AC2の指示するアドレス
に状態情報SIを格納する。
【0073】以降、トレースメモリ1は、プロセッササ
イクルに同期して順次カウントアップするアドレスカウ
ント値AC1の指示するアドレスにプログラムカウント
値PCを格納することにより、プログラムカウント値ト
レース処理を行う。
【0074】同様に、周辺回路用トレースメモリ9は、
プロセッササイクルに同期して順次カウントアップする
アドレスカウント値AC2の指示するアドレスに状態情
報SIを格納することにより、状態情報トレース処理を
行う。
【0075】そして、アドレスカウント値AC1と設定
カウント数DCとが一致すると、比較回路34は“H”
の比較結果信号S34をRSフリップフロップ35のリ
セット入力Rに出力することにより、トレース条件検出
信号SDが“H”→“L”に変化する(図10参照)。
【0076】すると、アドレスカウンタ4が非活性状態
となり、アドレスカウント値AC1のカウントアップ動
作を停止するとともに、トレースメモリ1がプログラム
カウント値トレース処理を終了する。同時に、アドレス
カウンタ10が非活性状態となり、アドレスカウント値
AC2のカウントアップ動作を停止するとともに、周辺
回路用トレースメモリ9が状態情報トレース処理を終了
する。
【0077】上記動作により、トレース開始条件成立
(プログラムカウント値PC=設定プログラムカウント
値DPC)以降〜トレース終了条件成立(アドレスカウ
ント値AC1=設定カウント数DC)までの期間におい
て、プログラムカウント値PCがトレースメモリ1に順
次格納されるとともに状態情報SIが周辺回路用トレー
スメモリ9に順次格納されることにより、プロセッサ5
1内のCPUのプログラム動作履歴に併せて周辺回路7
1内の状態履歴を検査することができ、プロセッサ51
及び周辺回路71の相互関連でプロセッサシステムのS
/Wデバッグが行える。
【0078】以上のように、第1の実施例のプロセッサ
システムにおけるプロセッサ51は、トレース条件検出
信号SDを外部から検知可能なトレース条件検出信号出
力端子6を設けることにより、周辺回路71がトレース
条件検出信号出力端子6を介してトレース条件検出信号
SDを取り込むことができる。
【0079】その結果、周辺回路71がプロセッサ51
のプログラムトレース処理に連動して状態情報トレース
処理を行うことを可能にしたため、プロセッサと周辺回
路からなるプロセッサシステムに対し詳細なS/Wデバ
ッグを容易に行うことができる。
【0080】なお、第1の実施例では、プロセッサ51
と周辺回路71とがディスクリートの場合を示したが、
プロセッサ51及び周辺回路71を集積化して1チップ
化する構成も考えられる。この場合、内部でプロセッサ
51のトレース条件検出回路3のトレース条件検出信号
SDを、周辺回路71の周辺回路用トレースメモリ9及
びアドレスカウンタ10が受けるように接続すればよ
い。
【0081】<<第2の実施例>>図2はこの発明の第
2の実施例であるプロセッサシステムにおけるデバッグ
機能回路構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、このプロセッサシステムはプロセッサ52及び周辺
回路72から構成される。
【0082】<プロセッサ>図2に示すように、プロセ
ッサ52のデバッグ機能回路部分は、図9で示した従来
構成のプロセッサ52の構成に加え、新たにトレース条
件検出信号入力端子11が設けられる。
【0083】このトレース条件検出信号入力端子11を
周辺回路72のトレース条件検出信号出力部POに接続
することにより、周辺回路72の状態検出回路12から
出力される状態検出信号S12をプロセッサ52内部の
トレース条件検出回路3′に取り込むことができる。
【0084】図3はトレース条件検出回路3′の内部構
成を示す回路図である。同図に示すように、トレース条
件検出回路3′は条件レジスタ31、カウント数レジス
タ32、比較回路33、比較回路34、RSフリップフ
ロップ35及びORゲート36から構成される。比較回
路33は一方入力としてプログラムカウント値PCを受
け、他方入力として条件レジスタ31に格納された設定
プログラムカウント値DPCを受ける。そして、プログ
ラムカウント値PCと設定プログラムカウント値DPC
とを比較して、一致した時に“H”、不一致の時に
“L”の比較結果信号S33をORゲート36の一方入
力に出力する。
【0085】ORゲート36は他方入力として状態検出
信号S12を受け、そのOR出力信号S36をRSフリ
ップフロップ35のセット入力Sに出力する。
【0086】比較回路34は、一方入力としてカウント
数レジスタ32に格納された設定カウント値DCを受
け、他方入力としてアドレスカウント値AC1を受け
る。そして、設定カウント数DCとアドレスカウント値
AC1とを比較して、一致した時に“H”、不一致の時
に“L”の比較結果信号S33をRSフリップフロップ
35のリセット入力Rに出力する。なお、条件レジスタ
31及び32への設定プログラムカウント値DPC及び
設定カウント数DCそれぞれの格納は従来同様予め行わ
れる。
【0087】RSフリップフロップ35はセット入力S
に入力されるOR出力信号S36が“H”のときトレー
ス条件検出信号SDを“H”にし、リセット入力Rに入
力されるセット入力S34が“H”のときトレース条件
検出信号SDを“L”にし、それ以外のときはトレース
条件検出信号SDを以前の状態を保持する。このトレー
ス条件検出信号SDがトレースメモリ1の書き込みイネ
ーブル入力WEに出力される。
【0088】また、プロセッサ52及び周辺回路72
は、共に外部より共通のクロック信号CKを受け、クロ
ック信号CKで決定されるプロセッササイクルに同期し
てそれぞれ動作する。なお、他の構成は図9で示した従
来構成と同様であるため、説明は省略する。
【0089】<周辺回路>図2に示すように、周辺回路
72のトレース条件検出信号出力部POをプロセッサ5
2のトレース条件検出信号入力端子11に接続すること
により、状態検出信号S12をプロセッサ52内のトレ
ース条件検出回路3′に伝達することができる。
【0090】そして、周辺回路72のデバッグ機能回路
部分は状態レジスタ8及び状態検出回路12から構成さ
れる。なお、周辺回路72の主要部分はデバッグ機能回
路部分とは直接関係ないため図示を省略している。
【0091】状態レジスタ8は周辺回路72の現在の状
態を示す状態情報SIを格納するとともに状態検出回路
12に出力する。状態情報SIは、例えば、停止状態、
リセット状態、実行状態等を指示する。
【0092】図4は状態検出回路12の内部構成を示す
説明図である。同図に示すように、状態検出回路12は
条件レジスタ121及び比較回路122から構成され
る。条件レジスタ121はトレース開始条件となる状態
を指示するトレース開始状態情報TSが格納しており、
このトレース開始状態情報TSを比較回路122に出力
する。
【0093】比較回路122は、状態情報SIとトレー
ス開始状態情報TSとを比較して、一致した時に
“H”、不一致の時に“L”の状態検出信号S12を出
力する。
【0094】<動作>このような構成において、従来同
様、予め、トレース条件検出回路3′内(図3参照)の
条件レジスタ31にトレースを開始するプログラムカウ
ント値である設定プログラムカウント値DPCを格納
し、カウント数レジスタ32にトレースするプログラム
カウント数である設定カウント数DCを格納する。
【0095】そして、プロセッサ52におけるプログラ
ムカウンタ2、アドレスカウンタ4及びトレース条件検
出回路3′のRSフリップフロップ35並びに周辺回路
72の状態検出回路12を従来同様の方法でリセットす
る。
【0096】その後、プロセッサ52の動作をスタート
させる。このとき、開始直後のプログラムカウンタ2の
内容は0番地、アドレスカウンタ4の内容は0番地、R
Sフリップフロップ35のトレース条件検出信号SDは
“L”、状態検出信号S12は“L”となる。
【0097】プロセッサ52が動作開始するとプログラ
ム用メモリに書き込まれたプログラムを実行するに従
い、プログラムカウンタ2のプログラムカウント値PC
が変化する(通常は1ずつインクリメントする)。
【0098】そして、プログラムカウント値PCと設定
プログラムカウント値DPCとが一致する(第1のトレ
ース開始条件)と、比較回路33の比較結果信号S33
が“H”となり、その結果、“H”のOR出力信号S3
6がRSフリップフロップ35のセット入力Sに出力す
ることにより、トレース条件検出信号SDが“L”→
“H”に変化する。(図3参照)。
【0099】また、周辺回路72が状態情報SI=トレ
ース開始状態情報TSとなる状態(第2のトレース開始
条件)に変化したとき、状態検出回路12の状態検出信
号S12が“H”となり、その結果、“H”のOR出力
信号S36がRSフリップフロップ35のセット入力S
に出力することにより、トレース条件検出信号SDが
“L”→“H”に変化する。(図3参照)。
【0100】第1あるいは第2のトレース開始条件が成
立すると、プロセッサ52のアドレスカウンタ4が活性
状態となり、プロセッササイクルに同期してアドレスカ
ウント値AC1を0番地からカウントアップする。そし
て、トレースメモリ1も活性状態となり、アドレスカウ
ント値AC1の指示するアドレスにプログラムカウント
値PCを格納する。
【0101】以降、トレースメモリ1は、プロセッササ
イクルに同期して順次カウントアップするアドレスカウ
ント値AC1の指示するアドレスにプログラムカウント
値PCを格納することにより、プログラムカウント値ト
レース処理を行う。
【0102】そして、アドレスカウント値AC1と設定
カウント数DCとが一致すると、比較回路34は“H”
の比較結果信号S34をRSフリップフロップ35のリ
セット入力Rに出力することにより、トレース条件検出
信号SDが“H”→“L”に変化する(図3参照)。
【0103】すると、アドレスカウンタ4が非活性状態
となり、アドレスカウント値AC1のカウントアップ動
作を停止するとともに、トレースメモリ1がプログラム
カウント値トレース処理を終了する。
【0104】上記動作により、トレース開始条件成立
(PC=DPCあるいはSI=TS)以降〜トレース終
了条件成立(AC1=DC)までの期間において、プロ
グラムカウント値PCがトレースメモリ1に順次格納さ
れることにより、プロセッサ52内のCPUのプログラ
ム動作履歴を検査することができ、プロセッサ52及び
周辺回路72からなるプロセッサシステムのS/Wデバ
ッグが容易に行える。
【0105】以上のように、第2の実施例のプロセッサ
システムにおけるプロセッサ52は、周辺回路72から
発生する状態検出信号S12を入力可能なトレース条件
検出信号入力端子11を設けることにより、周辺回路7
2上でトレース開始条件が成立した場合にも、プロセッ
サ52のプログラムトレース動作を実行することができ
る。
【0106】その結果、周辺回路72の内部の状態変化
をトリガとして、プロセッサ52のプログラムトレース
処理を行うことを可能にしたため、プロセッサと周辺回
路からなるプロセッサシステムに対し周辺回路側からの
トレース要望に応答してS/Wデバッグを容易に行うこ
とができる。
【0107】なお、第2の実施例では、プロセッサ52
と周辺回路72とがディスクリートの場合を示したが、
プロセッサ52及び周辺回路72を集積化して1チップ
化する構成も考えられる。この場合、内部でプロセッサ
52のトレース条件検出回路3′が周辺回路72の状態
検出回路12の状態検出信号S12を受けるように接続
すればよい。
【0108】<<第3の実施例>>図5はこの発明の第
3の実施例であるプロセッサシステムにおけるデバッグ
機能回路構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、このプロセッサシステムはプロセッサ53及び周辺
回路73から構成される。
【0109】<プロセッサ>図5に示すように、プロセ
ッサ53のデバッグ機能回路部分は、図9で示した従来
構成のプロセッサ53の構成に加え、新たにトレース条
件検出信号出力端子6及びトレース条件検出信号入力端
子11が設けられる。
【0110】トレース条件検出信号出力端子6から、ト
レース条件検出回路3のトレース条件検出信号SDが外
部に出力されており、このトレース条件検出信号出力端
子6に接続することにより、外部よりトレース条件検出
信号SDを取り込むことができる。
【0111】また、トレース条件検出信号入力端子11
を周辺回路73のトレース条件検出信号出力部POに接
続することにより、周辺回路73の状態検出回路12か
ら出力される状態検出信号S12をプロセッサ53内部
のトレース条件検出回路3′に取り込むことができる。
なお、トレース条件検出回路3′の図3で示した第2の
実施例の構成であり、プログラムカウント値PCがトレ
ース開始条件に該当する場合、あるいは状態検出信号S
12が“H”の場合に、“H”のトレース条件検出信号
SDを出力する。
【0112】また、プロセッサ53及び周辺回路73
は、共に外部より共通のクロック信号CKを受け、クロ
ック信号CKで決定されるプロセッササイクルに同期し
てそれぞれ動作する。なお、他の構成は図9で示した従
来構成と同様であるため、説明は省略する。
【0113】<周辺回路>図5に示すように、周辺回路
73ののトレース条件検出信号入力部PIをプロセッサ
51のトレース条件検出信号出力端子6に接続すること
により、トレース条件検出信号SDを周辺回路73内部
に取り込んでいる。
【0114】周辺回路73のトレース条件検出信号出力
部POをプロセッサ53のトレース条件検出信号入力端
子11に接続することにより、状態検出信号S12をプ
ロセッサ53内のトレース条件検出回路3′に伝達可能
にしている。
【0115】そして、周辺回路73のデバッグ機能回路
部分は状態レジスタ8、周辺回路用メモリ9、アドレス
カウンタ10及び状態検出回路12から構成される。な
お、周辺回路73の主要部分はデバッグ機能回路部分と
は直接関係ないため図示を省略している。
【0116】状態レジスタ8は周辺回路73の現在の状
態を示す状態情報SIを格納するとともに周辺回路用ト
レースメモリ9のデータ入力D及び状態検出回路12に
出力する。なお、状態検出回路12の内部構成は図4で
示した第2の実施例の状態検出回路12と同一であり、
状態情報SIに基づき、状態情報SIがテレース開始条
件に該当する場合に状態検出信号S12を出力する。
【0117】一方、アドレスカウンタ10はトレース条
件検出信号入力部PIを介してトレース条件検出信号S
Dを受け、トレース条件検出信号SDの“L”→“H”
変化により活性状態となり、プロセッササイクルに同期
してアドレスカウント値ACを順次カウントアップす
る。
【0118】周辺回路用トレースメモリ9は、トレース
条件検出信号入力部PIを介してトレース条件検出信号
SDを受け、トレース条件検出信号SDがトレース実行
を指示する“H”のとき活性状態となり、活性状態時に
アドレス入力Aより得るアドレスカウント値AC2で指
示するアドレスにデータ入力Dより得る状態情報SIを
格納する。
【0119】<動作>このような構成において、第1及
び第2の実施例同様の前処理を行った後、プロセッサ5
3の動作をスタートさせる。このとき、開始直後のプロ
グラムカウンタ2の内容は0番地、アドレスカウンタ4
の内容は0番地、RSフリップフロップ35のトレース
条件検出信号SDは“L”、アドレスカウンタ10の内
容は0番地、状態検出信号S12は“L”となる。
【0120】プロセッサ53が動作開始するとプログラ
ム用メモリに書き込まれたプログラムを実行するに従
い、プログラムカウンタ2のプログラムカウント値PC
が変化する。
【0121】そして、プログラムカウント値PCと設定
プログラムカウント値DPCとが一致する(第1のトレ
ース開始条件)と、トレース条件検出信号SDが“L”
→“H”に変化する。あるいは、周辺回路73が状態情
報SI=トレース開始状態情報TSとなる状態(第2の
トレース開始条件)に変化したとき、トレース条件検出
信号SDが“L”→“H”に変化する。
【0122】第1あるいは第2のトレース開始条件が成
立すると、プロセッサ53のアドレスカウンタ4が活性
状態となり、プロセッササイクルに同期してアドレスカ
ウント値AC1を0番地からカウントアップする。そし
て、トレースメモリ1も活性状態となり、アドレスカウ
ント値AC1の指示するアドレスにプログラムカウント
値PCを格納する。
【0123】同時に、周辺回路73のアドレスカウンタ
10が活性状態となり、プロセッササイクルに同期して
アドレスカウント値AC2を0番地からカウントアップ
する。そして、周辺回路用トレースメモリ9も活性状態
となり、アドレスカウント値AC2の指示するアドレス
に状態情報SIを格納する。
【0124】以降、トレースメモリ1は、プロセッササ
イクルに同期して順次カウントアップするアドレスカウ
ント値AC1の指示するアドレスにプログラムカウント
値PCを格納することにより、プログラムカウント値ト
レース処理を行う。
【0125】同様に、周辺回路用トレースメモリ9は、
プロセッササイクルに同期して順次カウントアップする
アドレスカウント値AC2の指示するアドレスに状態情
報SIを格納することにより、状態情報トレース処理を
行う。
【0126】そして、アドレスカウント値AC1と設定
カウント数DCとが一致すると、比較回路34は“H”
の比較結果信号S34をRSフリップフロップ35のリ
セット入力Rに出力することにより、トレース条件検出
信号SDが“H”→“L”に変化する。
【0127】すると、アドレスカウンタ4が非活性状態
となり、アドレスカウント値AC1のカウントアップ動
作を停止するとともに、トレースメモリ1がプログラム
カウント値トレース処理を終了する。
【0128】上記動作により、トレース開始条件成立
(PC=DPCあるいはSI=TS)以降〜トレース終
了条件成立(AC1=DC)までの期間において、プロ
グラムカウント値PCがトレースメモリ1に順次格納さ
れるとともに状態情報SIが周辺回路用トレースメモリ
9に順次格納されることにより、プロセッサ51内のC
PUのプログラム動作履歴に併せて周辺回路71内の状
態履歴を検査することができ、プロセッサ51及び周辺
回路71の相互関連でプロセッサシステムのS/Wデバ
ッグが容易に行える。
【0129】以上のように、第3の実施例のプロセッサ
システムにおけるプロセッサ53は、トレース条件検出
信号SDを外部から検知可能なトレース条件検出信号出
力端子6を設けることにより、周辺回路73がトレース
条件検出信号出力端子6を介してトレース条件検出信号
SDを取り込むことができる。
【0130】その結果、周辺回路73がプロセッサ53
のプログラムトレース処理に連動して状態情報トレース
処理を行うことを可能にしたため、プロセッサと周辺回
路からなるプロセッサシステムに対し詳細なS/Wデバ
ッグを容易に行うことができる。
【0131】さらに、第3の実施例のプロセッサシステ
ムにおけるプロセッサ53は、周辺回路73から発生す
る状態検出信号S12を入力可能なトレース条件検出信
号入力端子11を設けることにより、周辺回路73上で
トレース開始条件が成立した場合にも、プロセッサ53
のプログラムトレース動作を実行することができる。
【0132】その結果、周辺回路73の内部の状態変化
をトリガとして、プロセッサ53のプログラムトレース
処理を行うことを可能にしたため、プロセッサと周辺回
路からなるプロセッサシステムに対し周辺回路側からの
トレース要望に応答してS/Wデバッグを容易に行うこ
ともできる。
【0133】なお、第3の実施例では、プロセッサ53
と周辺回路73とがディスクリートの場合を示したが、
プロセッサ53及び周辺回路73を集積化して1チップ
化する構成も考えられる。この場合、内部でプロセッサ
53のトレース条件検出回路3′のトレース条件検出信
号SDを、周辺回路73の周辺回路用トレースメモリ9
及びアドレスカウンタ10が受けるように接続するとと
もに、プロセッサ53のトレース条件検出回路3′が周
辺回路73の状態検出回路12の状態検出信号S12を
受けるように接続すればよい。
【0134】<<第4の実施例>>図6はこの発明の第
4の実施例であるプロセッサシステムにおけるデバッグ
機能回路構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、このプロセッサシステムは2つのプロセッサ53A
及びプロセッサ53Bから構成される。
【0135】<プロセッサ>図6に示すように、プロセ
ッサ53A及びプロセッサ53Bそれぞれのデバッグ機
能回路部分は、図5で示した第3の実施例のプロセッサ
53と同一の構成となっっている。
【0136】そして、プロセッサ53Aのトレース条件
検出信号出力端子6をプロセッサ53Bのトレース条件
検出信号入力端子11に接続し、プロセッサ53Aのト
レース条件検出信号入力端子11をプロセッサ53Bの
トレース条件検出信号出力端子6に接続している。
【0137】その結果、プロセッサ53Aは、トレース
条件検出信号出力端子6から、トレース条件検出回路3
のトレース条件検出信号SDをプロセッサ53Bに出力
するとともに、トレース条件検出信号入力端子11を介
してプロセッサ53Bのトレース条件検出信号SDを取
り込むことができる。
【0138】また、プロセッサ53A及びプロセッサ5
3Bは、共に外部より共通のクロック信号CKを受け、
クロック信号CKで決定されるプロセッササイクルに同
期してそれぞれ動作する。
【0139】<動作>このように接続することにより、
プロセッサ53A及びプロセッサ53Bのうち、一方で
トレース開始条件が成立すると、プロセッサ53A及び
プロセッサ53Bが互いに連動してプログラムトレース
動作を実行する。
【0140】なお、プロセッサ53A及びプロセッサ5
3Bそれぞれのプログラムトレース動作は第3の実施例
のプロセッサ53の動作と同様であるため、説明は省略
する。
【0141】以上のように、第4の実施例のプロセッサ
システムにおけるプロセッサ53A及び53Bは、それ
ぞれ内部のトレース条件検出信号SDを外部に出力する
トレース条件検出信号出力端子6及び外部からのトレー
ス条件検出信号SDを取り込むトレース条件検出信号入
力端子11を設けている。
【0142】したがって、プロセッサ53A及びプロセ
ッサ53Bは、一方のプロセッサにプログラムトレース
の必要性が生じると、互いに連動してプロセッサのプロ
グラムトレース処理を行うため、2つのプロセッサから
なるプロセッサシステムに対し、一方のプロセッサから
のトレース要望に応答して詳細なS/Wデバッグを容易
に行うことができる。
【0143】なお、第4の実施例では、プロセッサ53
Aとプロセッサ53Bとがディスクリートの場合を示し
たが、プロセッサ53A及び53Bを集積化して1チッ
プ化する構成も考えられる。この場合、内部でプロセッ
サ53Aのトレース条件検出回路3′のトレース条件検
出信号SDを、プロセッサ53Bのトレース条件検出回
路3′が受けるように接続するとともに、プロセッサ5
3Bのトレース条件検出回路3′のトレース条件検出信
号SDを、プロセッサ53Aのトレース条件検出回路
3′が受けるように接続すればよい。
【0144】<<第5の実施例>>図7はこの発明の第
5の実施例であるプロセッサシステムの構成を示す説明
図である。同図に示すように、このプロセッサシステム
は3つのプロセッサ53A〜53Cから構成される。
【0145】図7に示すように、プロセッサ53A〜5
3Cそれぞれのトレース条件検出信号出力端子6は、O
Rゲート13の第1〜第3入力に接続される。そして、
ORゲート13のOR出力信号S13がプロセッサ53
A〜53Cそれぞれのトレース条件検出信号入力端子1
1に接続される。
【0146】ORゲート13は、プロセッサ53A〜5
3Cからそれぞれ出力されるトレース条件検出信号SD
のうち、一のトレース条件検出信号SDが“H”(トレ
ース開始条件成立)となると、トレースを開始を指示す
る“H”のOR出力信号S13を出力する。
【0147】また、プロセッサ53A〜53Cは、共に
外部より共通のクロック信号CKを受け、クロック信号
CKで決定されるプロセッササイクルに同期してそれぞ
れ動作する。
【0148】<動作>このように接続することにより、
プロセッサ53A〜53Cのうち、一のプロセッサでト
レース開始条件が成立すると、プロセッサ53A〜53
Cが互いに連動してプログラムトレース動作を実行す
る。
【0149】なお、プロセッサ53A〜53Cそれぞれ
のプログラムトレース動作は第3の実施例のプロセッサ
53の動作と同様であるため、説明は省略する。
【0150】以上のように、第5の実施例のプロセッサ
システムにおけるプロセッサ53A〜53Cは、それぞ
れ内部のトレース条件検出信号SDを出力するトレース
条件検出信号出力端子6と、外部からのOR出力信号S
13を受けるトレース条件検出信号入力端子11を設け
ている。
【0151】したがって、プロセッサ53A〜53C
は、プロセッサ53A〜53Cのうち一のプロセッサに
プログラムトレースの必要性が生じると、プロセッサ5
3A〜53Cがそれぞれ連動してプロセッサのプログラ
ムトレース処理を行うため、3つのプロセッサからなる
プロセッサシステムに対し、一のプロセッサからのトレ
ース要望に応答して詳細なS/Wデバッグを容易に行う
ことができる。
【0152】なお、第5の実施例では、プロセッサ53
A〜53Cがそれぞれディスクリートの場合を示した
が、第4の実施例同様、プロセッサ53A〜53Cを集
積化して1チップ化する構成も考えられる。
【0153】また、第5の実施例では、3個のプロセッ
サからなるプロセッサシステムを示したが、第5の実施
例の構成を拡張し、すべてのプロセッサのトレース条件
検出信号出力端子6のがORゲート13の入力となり、
ORゲート13の出力がすべてのプロセッサのトレース
条件検出信号入力端子11に付与されるように構成する
ことにより、4個以上のプロセッサからなるプロセッサ
システムを実現できることは勿論である。
【0154】<<第6の実施例>>図8はこの発明の第
6の実施例であるプロセッサシステムの構成を示す説明
図である。同図に示すように、このプロセッサシステム
は2つのプロセッサ53A及び53B並びに周辺回路7
3A及び73Bから構成される。
【0155】図8に示すように、プロセッサ53A及び
53Bそれぞれのトレース条件検出信号出力端子6は、
ORゲート14の第1及び第2入力に接続され、周辺回
路73A及び73Bのトレース条件検出信号出力部PO
がORゲート14の第3及び第4入力に接続される。そ
して、ORゲート14の出力がプロセッサ53A及び5
3Bそれぞれのトレース条件検出信号入力端子11並び
に周辺回路73A及び73Bそれぞれのトレース条件検
出信号入力部PIに接続される。
【0156】ORゲート14は、プロセッサ53A及び
53からそれぞれ出力されるトレース条件検出信号SD
並びに周辺回路73A及び73Bの状態検出信号S12
のうち、一のトレース条件検出信号SDあるいは一の状
態検出信号S12が“H”(トレース開始条件成立)と
なると、トレースを開始を指示する“H”のOR出力信
号S14を出力する。
【0157】また、プロセッサ53A及び53B並びに
周辺回路73A及び73Bは、共に外部より共通のクロ
ック信号CKを受け、クロック信号CKで決定されるプ
ロセッササイクルに同期してそれぞれ動作する。
【0158】<動作>このように接続することにより、
プロセッサ53A及び53B並びに周辺回路73A及び
73Bのうち、一のプロセッサあるいは一の周辺回路で
トレース開始条件が成立すると、プロセッサ53A及び
53B並びに周辺回路73A及び73Bが互いに連動し
てプログラムトレース動作あるいは状態情報トレース動
作を実行する。
【0159】なお、プロセッサ53A及び53Bそれぞ
れのプログラムトレース動作並びに周辺回路73A及び
73Bそれぞれの状態情報トレース動作は第3の実施例
のプロセッサ53の動作と同様であるため説明は省略す
る。
【0160】以上のように、第6の実施例のプロセッサ
システムにおけるプロセッサ53A及び53Bは、それ
ぞれ内部のトレース条件検出信号SDを出力するトレー
ス条件検出信号出力端子6と、外部からOR出力信号S
14を受けるトレース条件検出信号入力端子11を設け
ている。
【0161】一方、周辺回路73A及び73Bは、それ
ぞれ内部の状態検出信号S12を出力するトレース条件
検出信号出力部POと、外部からOR出力信号S14を
受けるトレース条件検出信号入力部PIとを設けてい
る。
【0162】したがって、プロセッサ53A及び53B
並びに周辺回路73A及び73Bのうち一のプロセッサ
あるいは一の周辺回路にプログラムトレースあるいは状
態情報トレースの必要性が生じると、プロセッサ53A
及び53B並びに周辺回路73A及び73Bがそれぞれ
連動してプロセッサのプログラムトレース処理あるいあ
周辺回路の状態情報トレースを行うため、2つのプロセ
ッサ及び2つの周辺回路からなるプロセッサシステムに
対し、一のプロセッサあるいは一の周辺回路からのトレ
ース要望に応答して詳細なS/Wデバッグを容易に行う
ことができる。
【0163】なお、第6の実施例では、プロセッサ53
A及び53B並びに周辺回路73A及び73Bがそれぞ
れディスクリートの場合を示したが、プロセッサ53A
及び53B並びに周辺回路73A及び73Bを集積化し
て1チップ化する構成も考えられる。
【0164】また、第6の実施例では、2個のプロセッ
サ及び2個の周辺回路からなるプロセッサシステムを示
したが、第6の実施例の構成を拡張し、すべてのプロセ
ッサのトレース条件検出信号出力端子6のがORゲート
14の入力となり、ORゲート14の出力がすべてのプ
ロセッサのトレース条件検出信号入力端子11に付与さ
れるように構成するとともに、すべての周辺回路のトレ
ース条件検出信号出力部POがORゲート14の入力と
なり、ORゲート14の出力がすべての周辺回路のトレ
ース条件検出信号入力部PIに付与されるように構成す
ることにより、3個以上のプロセッサ及び3個以上の周
辺回路からなるプロセッサシステムを実現できることは
勿論である。
【0165】<<その他>>なお、第1〜第6の実施例
では、プロセッサあるいは周辺回路に共通のクロック信
号CKを与えることにより、複数のプロセッサ間あるい
はプロセッサ,周辺回路間のトレース処理動作の同期を
とったが、他の同期のとり方も考える。
【0166】例えば、一のプロセッサの内部で発生する
内部クロック信号を他のプロセッサ及び周辺回路の同期
信号として供給する構成がある。
【0167】また、各プロセッサ及び各周辺回路それぞ
れの内部クロック信号を同期可能な周波数に設定してお
き、リセット動作等で同時にクロック発生を行われるよ
うに構成することにより、常に各プロセッサ及び各周辺
回路それぞれの内部クロック信号の位相を常時一致させ
てもよい。この場合、各プロセッサ及び各周辺回路それ
ぞれの内部クロック信号の周波数は、同一または整数倍
に設定する。
【0168】また、第1〜第6の実施例では、プロセッ
サ内のトレース開始条件として、プログラムカウント値
PCを用いたが、他に実行中のプログラムの内容、CP
Uがアクセスする内部データメモリのアドレス値、レジ
スタドレスの種別、特定のレジスタの格納内容、I/O
ポートアドレスの値、外部データメモリのアドレス値、
外部データメモリの内容、DMAによるアドレス値及び
データバス上の値等のいずれか一及びその組合せのいず
れかに基づき、プログラムトレースを開始するようにし
てもよい。すなわち、プロセッサの内部状態を示すもの
であればすべてプログラムトレース開始条件に設定する
ことができる。
【0169】また、第2、第3及び第6の実施例では、
周辺回路の状態情報トレース開始条件として、状態レジ
スタに格納される状態情報SIを用いたが、これに限ら
ず周辺回路の内部状態を示す情報であればどのような情
報でもよい。
【0170】また、第1〜第6の実施例では、プロセッ
サ内のトレース対象データとして、プログラムカウント
値PCをトレースメモリ1に格納したが、他に実行中の
プログラムの内容、CPUがアクセスする内部データメ
モリのアドレス値、内部データメモリの格納値、レジス
タドレスの種別、特定のレジスタの格納内容、I/Oポ
ートアドレスの値、外部データメモリのアドレス値、外
部データメモリの内容、DMAによるアドレス値及びデ
ータバス上の値等のいずれか一及びその組合せのいずれ
かをトレースメモリ1に格納してもよい。すなわち、プ
ロセッサの内部状態を示すものであればすべてトレース
対象データに設定することができる。また、第1〜第6
の実施例では、プログラムトレース開始条件である内部
状態検出信号としてプログラムカウント値PCを用い、
トレース対象データである内部状態検出信号としてもプ
ログラムカウント値PCを用いたが、プログラムトレー
ス開始条件及びトレース対象データとなる内部状態検出
信号を同一にする必要はもなく、異なるものにしてもよ
い。
【0171】ただし、プログラムトレース開始条件及び
トレース対象データとなる内部状態検出信号を同一にす
ることにより、内部状態検出信号付与手段(プログラム
カウンタ2)及び内部状態検出信号(プログラムカウン
ト値PC)を一に集約できる分、プロセッサのデバッグ
機能回路の回路構成を簡略化が図れる。
【0172】同様にして、第1〜第6の実施例では、状
態情報トレース開始条件である周辺回路用内部状態検出
信号として状態情報SIを用い、トレース対象データで
ある周辺回路用内部状態検出信号としても状態情報SI
を用いたが、状態情報トレース開始条件及びトレース対
象データとなる周辺回路用内部状態検出信号を同一にす
る必要はもなく、異なるものにしてもよい。
【0173】ただし、状態情報トレース開始条件及びト
レース対象データとなる周辺回路用内部状態検出信号を
同一にすることにより、周辺回路用内部状態検出信号付
与手段(状態レジスタ8)及び内部状態検出信号(状態
情報SI)を一に集約できる分、周辺回路のデバッグ機
能回路の回路構成を簡略化が図れる。
【0174】また、第2、第3及び第6の実施例では、
周辺回路のトレース対象データとして、状態レジスタに
格納される状態情報SIを用いたが、これに限らず周辺
回路の内部状態を示す情報であればどのような情報でも
よい。さらにはプロセッサの状態を示すものもよい。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載のプロセッサは、プロセッサ用トレース条
件検出信号に対する外部からのアクセスが可能なトレー
ス条件検出信号出力端子を備えたため、周辺回路等の上
記プロセッサと共に動作する外部回路はトレース条件検
出信号出力端子を介してプロセッサ用トレース条件検出
信号を取り込むことができる。
【0176】その結果、プロセッサ用トレース条件検出
信号に基づき、上記外部回路はプロセッサのトレース実
行時に連動してトレース動作を行うことができるため、
このプロセッサを含むプロセッサシステムはより詳細な
情報が得られるトレース動作の実行を可能にしデバッグ
を容易にする効果を奏する。
【0177】この発明における請求項2記載のプロセッ
サは、外部からトレースの実行要求の有無を指示する外
部トレース条件検出信号を受けるトレース条件検出信号
入力端子と、第1の内部状態検出信号及び外部トレース
条件検出信号を受け、第1の内部状態検出信号が示す第
1の内部状態がトレースを必要とする状態を呈している
期間中あるいは外部トレース条件検出信号がトレース実
行要求を指示している期間中に、トレースの実行の有無
を指示するプロセッサ用トレース条件検出信号を出力す
るトレース条件検出手段とを備えたため、周辺回路等の
上記プロセッサと共に動作する外部回路がトレースを必
要とする状態を呈した場合、トレースの実行要求を指示
する上記外部トレース条件検出信号を上記トレース条件
検出信号入力端子に付与することにより、上記プロセッ
サにトレース実行を促すことができる。
【0178】その結果、このプロセッサを含むプロセッ
サシステムは、外部の要求に応じてプロセッサのトレー
ス動作を行うことにより、容易にデバッグを行うことが
できる効果を奏する。
【0179】この発明における請求項3記載のプロセッ
サは、プロセッサ用トレース条件検出信号に対する外部
からのアクセスが可能なトレース条件検出信号出力端子
を備えたため、周辺回路等の上記プロセッサと共に動作
する外部回路がトレース条件検出信号出力端子を介して
プロセッサ用トレース条件検出信号を取り込むことがで
きる。
【0180】その結果、プロセッサ用トレース条件検出
信号に基づき、上記外部回路がプロセッサのトレース実
行時に連動してトレース動作を行うことができるため、
このプロセッサを含むプロセッサシステムは、より詳細
な情報が得られるトレース動作の実行することによりデ
バッグを容易に行うことができる。
【0181】さらに、外部からトレースの実行要求の有
無を指示する外部トレース条件検出信号を受けるトレー
ス条件検出信号入力端子と、第1の内部状態検出信号及
び外部トレース条件検出信号を受け、第1の内部状態検
出信号が示す第1の内部状態がトレースを必要とする状
態を呈している期間中あるいは外部トレース条件検出信
号がトレース実行要求を指示している期間中に、トレー
スの実行の有無を指示するプロセッサ用トレース条件検
出信号を出力するトレース条件検出手段とを備えたた
め、周辺回路等の上記プロセッサと共に動作する外部回
路がトレースを必要とする状態を呈した場合、トレース
の実行要求を指示する上記外部トレース条件検出信号を
上記トレース条件検出信号入力端子に付与することによ
り、上記プロセッサにトレース実行を促すことができ
る。
【0182】その結果、このプロセッサを含むプロセッ
サシステムは、外部の要求に応じてプロセッサのトレー
ス動作を行うことにより、デバッグを容易に行うことが
できる。
【0183】この発明にかかる請求項4記載のプロセッ
サにおける第1及び第2の内部状態検出手段は同一手段
であり、第1及び第2の内部状態検出信号は同一信号で
あるため、1つの手段及び信号を省略できる分、デバッ
グ機能回路の回路構成を簡略化でき、プロセッサの集積
化を促進する効果を奏する。
【0184】この発明にかかる請求項5記載のプロセッ
サシステムの周辺回路のデバッグ機能回路は、請求項1
記載のプロセッサのトレース条件検出信号出力端子に接
続され、トレース条件検出信号を受けるトレース条件検
出信号入力部を備えたため、周辺回路がトレース条件検
出信号入力部を介してトレース条件検出信号を取り込む
ことができる。
【0185】その結果、トレース条件検出信号に基づ
き、周辺回路がプロセッサのトレース実行時に連動して
周辺回路用トレース動作を行うことができるため、より
詳細な情報が得られるトレース動作を実行することによ
りデバッグを容易に行えるプロセッサシステムを得るこ
とができる。
【0186】この発明かかる請求項6記載のプロセッサ
システムは、請求項2記載のプロセッサのトレース条件
検出信号入力端子と周辺回路のトレース条件検出信号出
力部とを接続することにより、周辺回路用トレース条件
検出信号を外部トレース条件検出信号としているため、
周辺回路の第2の内部状態がトレースを必要とする状態
を呈した場合、トレースの実行要求を指示する周辺回路
用トレース条件検出信号を外部トレース条件検出信号と
して上記トレース条件検出信号出力部に出力することに
より、上記プロセッサにトレース実行を促すことができ
る。
【0187】その結果、周辺回路の要求に応じてプロセ
ッサのトレース動作を行うことにより容易にデバッグが
行えるプロセッサシステムを得ることができる。
【0188】この発明にかかる請求項7記載のプロセッ
サシステムの周辺回路のデバッグ機能回路は、請求項3
記載のプロセッサのトレース条件検出信号出力端子に接
続され、トレース条件検出信号を受けるトレース条件検
出信号入力部を備えたため、周辺回路がトレース条件検
出信号入力部を介してトレース条件検出信号を取り込む
ことができる。
【0189】その結果、トレース条件検出信号に基づ
き、周辺回路がプロセッサのトレース実行時に連動して
周辺回路用トレース動作を行うことができるため、より
詳細な情報が得られるトレース動作を実行することによ
り、デバッグを容易に行うことができる。
【0190】さらに、上記プロセッサのトレース条件検
出信号入力端子と上記周辺回路のトレース条件検出信号
出力部とを接続することにより、周辺回路用トレース条
件検出信号を外部トレース条件検出信号としているた
め、周辺回路の第2の内部状態がトレースを必要とする
状態を呈した場合、トレースの実行要求を指示する周辺
回路用トレース条件検出信号を外部トレース条件検出信
号として上記トレース条件検出信号出力部に出力するこ
とにより、上記プロセッサにトレース実行を促すことが
できる。
【0191】その結果、周辺回路の要求に応じてプロセ
ッサのトレース動作を行うことにより、さらに容易にデ
バッグを行うプロセッサシステムを得ることができる。
【0192】この発明にかかる請求項8記載のプロセッ
サシステムは、第1のプロセッサのトレース条件検出信
号入力端子と第2のプロセッサシステムのトレース条件
検出信号出力端子とを接続し、第2のプロセッサのトレ
ース条件検出信号入力端子と第1のプロセッサシステム
のトレース条件検出信号出力端子とを接続しているた
め、第1及び第2のプロセッサシステムのいずれか一方
にトレース動作の必要が生じると他方のプロセッサも連
動してトレース動作を行うことができる。
【0193】その結果、第1及び第2のプロセッサが、
互いのトレース実行要求に応じて互いに連動してトレー
ス動作を行い、互いの要求に応じたより詳細な情報が得
られるトレース動作を実行することにより、デバッグが
容易に行えるプロセッサシステムを得ることができる。
【0194】この発明にかかる請求項9記載のプロセッ
サシステムのトレース条件検出信号制御手段は、第1〜
第nのプロセッサそれぞれのプロセッサ用トレース条件
検出信号のうち、少なくとも1つの信号がトレースの実
行要求を指示する期間中に、第1〜第nのプロセッサそ
れぞれのトレース条件検出信号入力端子にトレース実行
要求を指示する外部トレース条件検出信号を出力するた
め、第1〜第nのプロセッサシステムのいずれか一にト
レース動作の必要が生じると他のすべてのプロセッサも
連動してトレース動作を行うことができる。
【0195】その結果、第1〜第nのプロセッサが、い
ずれか一のトレース実行要求に応じて互いに連動してト
レース動作を行い、互いの要求に応じたより詳細な情報
が得られるトレース動作を実行することにより、容易に
デバッグを行えるプロセッサシステムを得ることができ
る。
【0196】この発明にかかる請求項10記載のプロセ
ッサシステムのトレース条件検出信号制御手段は、第1
〜第kのプロセッサそれぞれのプロセッサ用トレース条
件検出信号及び第1〜第mの周辺回路の周辺回路用トレ
ース条件検出信号のうち、少なくとも1つの信号がトレ
ースの実行要求を指示する期間中に、第1〜第kのプロ
セッサそれぞれのトレース条件検出信号入力端子及び第
1〜第mの周辺回路の周辺回路用トレース条件検出信号
入力部にトレース実行要求を指示する外部トレース条件
検出信号を出力するため、第1〜第kのプロセッサシス
テムのいずれか一あるいは第1〜第mの周辺回路のいず
れか一にトレース動作の必要が生じると他のすべてのプ
ロセッサ及び周辺回路お連動してトレース動作を行うこ
とができる。
【0197】その結果、第1〜第kのプロセッサ及び第
1〜第mの周辺回路のうち、いずれか一のトレース実行
要求に応じて互いに連動してトレース動作を行い、互い
の要求に応じたより詳細な情報が得られるトレース動作
を実行することにより、デバッグが容易に行えるプロセ
ッサシステムを得ることができる。
【0198】この発明にかかる請求項11記載のプロセ
ッサシステムのプロセッサにおける第1及び第2の内部
状態検出手段は同一手段であり、第1及び第2の内部状
態検出信号は同一信号であるため、1つの手段及び信号
を省略できる分、プロセッサのデバッグ機能回路の回路
構成を簡略化でき、プロセッサを含んだプロセッサシス
テム全体の集積化を促進する効果を奏する。
【0199】この発明にかかる請求項12記載のプロセ
ッサシステムの周辺回路における第1及び第2の周辺回
路用内部状態検出手段は同一手段であり、第1及び第2
の周辺回路用内部状態検出信号は同一信号であるため、
1つの手段及び信号を省略できる分、周辺回路のデバッ
グ機能回路の回路構成を簡略化でき、周辺回路を含んだ
プロセッサシステム全体の集積化を促進する効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるプロセッサシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2の実施例であるプロセッサシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図3】図2のトレース条件検出回路の内部構成を示す
説明図である。
【図4】図2の状態検出回路の内部構成を示す説明図で
ある。
【図5】この発明の第3の実施例であるプロセッサシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の第4の実施例であるプロセッサシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の第5の実施例であるプロセッサシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の第6の実施例であるプロセッサシス
テムの構成を示すブロック図である。
【図9】従来のデバック機能内蔵のプロセッサの構成を
示すブロック図である。
【図10】図9のトレース条件検出回路の内部構成を示
す説明図である。
【図11】プロセッサシステムの一例である画像処理シ
ステムを示す説明図である。
【符号の説明】
1 トレースメモリ 2 プログラムカウンタ 3 トレース条件検出回路 3′ トレース条件検出回路 4 アドレスカウンタ 6 トレース条件検出信号出力端子 8 状態レジスタ 9 周辺回路用トレースメモリ 10 アドレスカウンタ 11 トレース条件検出信号入力端子 12 状態検出回路 13 ORゲート 14 ORゲート 51 プロセッサ 52 プロセッサ 53 プロセッサ 53A〜53C プロセッサ 71 周辺回路 72 周辺回路 73 周辺回路 73A,73B 周辺回路 PI トレース条件検出信号入力部 PO トレース条件検出信号出力部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のプログラムを実行し、該所定のプ
    ログラム実行中における内部状態変化をトレースするデ
    バッグ機能回路を有するプロセッサにおいて、 前記デバッグ機能回路は、 前記プロセッサの第1の内部状態を示す内部状態検出信
    号を付与する第1の内部状態検出信号付与手段と、 前記プロセッサの第2の内部状態を示す内部状態検出信
    号を付与する第2の内部状態検出信号付与手段と、 前記第1の内部状態検出信号を受け、前記第1の内部状
    態検出信号が示す前記第1の内部状態がトレースを必要
    とする状態を呈している期間中に、トレースの実行要求
    を指示するプロセッサ用トレース条件検出信号を出力す
    るトレース条件検出手段と、 前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、前記プ
    ロセッサ用トレース条件検出信号がトレースの実行要求
    を指示する期間、前記第2の内部状態検出信号を記憶す
    ることによりトレース動作を実行する内部状態記憶手段
    と、 前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、前記プ
    ロセッサ用トレース条件検出信号に対する外部からのア
    クセスが可能なトレース条件検出信号出力端子とを備え
    たことを特徴とする、プロセッサ。
  2. 【請求項2】 所定のプログラムを実行し、該所定のプ
    ログラム実行中における内部状態変化をトレースするデ
    バッグ機能回路を有するプロセッサにおいて、 前記デバッグ機能回路は、 外部からトレースの実行要求の有無を指示する外部トレ
    ース条件検出信号を受けるトレース条件検出信号入力端
    子と、 前記プロセッサの第1の内部状態を示す内部状態検出信
    号を付与する第1の内部状態検出信号付与手段と、 前記プロセッサの第2の内部状態を示す内部状態検出信
    号を付与する第2の内部状態検出信号付与手段と、 前記第1の内部状態検出信号及び前記外部トレース条件
    検出信号を受け、前記第1の内部状態検出信号が示す前
    記第1の内部状態がトレースを必要とする状態を呈して
    いる期間中あるいは前記外部トレース条件検出信号がト
    レース実行要求を指示している期間中に、トレースの実
    行の有無を指示するプロセッサ用トレース条件検出信号
    を出力するトレース条件検出手段と、 前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、前記プ
    ロセッサ用トレース条件検出信号がトレースの実行要求
    を指示する期間、前記第2の内部状態検出信号を記憶す
    ることによりトレース動作を実行する内部状態記憶手段
    とを備えたことを特徴とする、プロセッサ。
  3. 【請求項3】 所定のプログラムを実行し、該所定のプ
    ログラム実行中における内部状態変化をトレースするデ
    バッグ機能回路を有するプロセッサにおいて、 前記デバッグ機能回路は、 外部からトレースの実行要求の有無を指示する外部トレ
    ース条件検出信号を受けるトレース条件検出信号入力端
    子と、 前記プロセッサの第1の内部状態を示す内部状態検出信
    号を付与する第1の内部状態検出信号付与手段と、 前記プロセッサの第2の内部状態を示す内部状態検出信
    号を付与する第2の内部状態検出信号付与手段と、 前記第1の内部状態検出信号及び前記外部トレース条件
    検出信号を受け、前記第1の内部状態検出信号が示す前
    記第1の内部状態がトレースを必要とする状態を呈して
    いる期間中あるいは前記外部トレース条件検出信号がト
    レース実行要求を指示している期間中に、トレースの実
    行の有無を指示するプロセッサ用トレース条件検出信号
    を出力するトレース条件検出手段と、 前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、前記プ
    ロセッサ用トレース条件検出信号がトレースの実行要求
    を指示する期間、前記第2の内部状態検出信号を記憶す
    ることによりトレース動作を実行する内部状態記憶手段
    と、 前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、前記プ
    ロセッサ用トレース条件検出信号に対する外部からのア
    クセスが可能なトレース条件検出信号出力端子とを備え
    たことを特徴とする、プロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の内部状態検出手段は
    同一手段であり、前記第1及び第2の内部状態検出信号
    は同一信号である請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項に記載のプロセッサ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のプロセッサと前記プロセ
    ッサに同期して動作し、内部状態変化をトレースするデ
    バッグ機能回路を有する周辺回路とからなるプロセッサ
    システムであって、 前記周辺回路のデバッグ機能回路は、 前記プロセッサの前記トレース条件検出信号出力端子に
    接続され、前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受
    けるトレース条件検出信号入力部と、 前記周辺回路の第1の内部状態を示す第1の周辺回路用
    内部状態検出信号を付与する周辺回路用内部状態検出信
    号付与手段と、 前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、前記プ
    ロセッサ用トレース条件検出信号がトレースの実行要求
    を指示する期間、前記第1の周辺回路用内部状態検出信
    号を記憶することにより周辺回路用トレース動作を実行
    する周辺回路用内部状態記憶手段とを備える、プロセッ
    サシステム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のプロセッサと前記プロセ
    ッサに同期して動作し、内部状態変化を検出するデバッ
    グ機能回路を有する周辺回路とからなるプロセッサシス
    テムであって、 前記周辺回路のデバッグ機能回路は、 前記周辺回路の第2の内部状態を示す第2の周辺回路用
    内部状態検出信号を付与する周辺回路用内部状態検出信
    号付与手段と、 前記第2の周辺回路用内部状態検出信号を受け、前記第
    2の周辺回路用内部状態検出信号で示される前記第2の
    周辺回路用内部状態がトレースを必要とする状態を呈し
    ている期間中に、トレースの実行要求を指示する周辺回
    路用トレース条件検出信号を出力する周辺回路用トレー
    ス条件検出手段と、 前記周辺回路用トレース条件検出信号を受け、前記周辺
    回路用トレース条件検出信号に対する外部からのアクセ
    スが可能なトレース条件検出信号出力部とを備え、 前記プロセッサの前記トレース条件検出信号入力端子と
    前記周辺回路のトレース条件検出信号出力部とを接続す
    ることにより、前記周辺回路用トレース条件検出信号を
    前記外部トレース条件検出信号とする、プロセッサシス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のプロセッサと前記プロセ
    ッサに同期して動作し、内部状態変化をトレースするデ
    バッグ機能回路を有する周辺回路とからなるプロセッサ
    システムであって、 前記周辺回路のデバッグ機能回路は、 前記プロセッサの前記トレース条件検出信号出力端子に
    接続され、前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受
    けるトレース条件検出信号入力部と、 前記周辺回路の第1の内部状態を示す第1の周辺回路用
    内部状態検出信号を付与する周辺回路用内部状態検出信
    号付与手段と、 前記周辺回路の第2の内部状態を示す第2の周辺回路用
    内部状態検出信号を付与する周辺回路用内部状態検出信
    号付与手段と、 前記第2の周辺回路用内部状態検出信号を受け、前記第
    2の周辺回路用内部状態検出信号で示される前記第2の
    周辺回路用内部状態がトレースを必要とする状態を呈し
    ている期間中に、トレースの実行要求を指示する周辺回
    路用トレース条件検出信号を出力する周辺回路用トレー
    ス条件検出手段と、 前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、前記プ
    ロセッサ用トレース条件検出信号がトレースの実行要求
    を指示する期間、前記第1の周辺回路用内部状態検出信
    号を記憶することにより周辺回路用トレース動作を実行
    する周辺回路用内部状態記憶手段と、 前記周辺回路用トレース条件検出信号を受け、前記周辺
    回路用トレース条件検出信号に対する外部からのアクセ
    スが可能なトレース条件検出信号出力部とを備え、 前記プロセッサの前記トレース条件検出信号入力端子と
    前記周辺回路のトレース条件検出信号出力部とを接続す
    ることにより、前記周辺回路用トレース条件検出信号を
    前記外部トレース条件検出信号とする、プロセッサシス
    テム。
  8. 【請求項8】 各々が請求項3記載の構成の第1及び第
    2のプロセッサからなるプロセッサシステムであって、 前記第1のプロセッサの前記トレース条件検出信号入力
    端子と前記第2のプロセッサシステムの前記トレース条
    件検出信号出力端子とを接続し、 前記第2のプロセッサの前記トレース条件検出信号入力
    端子と前記第1のプロセッサシステムの前記トレース条
    件検出信号出力端子とを接続したことを特徴とするプロ
    セッサシステム。
  9. 【請求項9】 各々が請求項3記載の構成の第1〜第n
    (n≧3)のプロセッサからなるプロセッサシステムで
    あって、 前記第1〜第nのプロセッサそれぞれの前記トレース条
    件検出信号出力端子に入力部が接続され、その出力部が
    前記第1〜第nのプロセッサそれぞれの前記トレース条
    件検出信号入力端子に接続されるトレース条件検出信号
    制御手段をさらに備え、 前記トレース条件検出信号制御手段は、前記第1〜第n
    のプロセッサそれぞれの前記プロセッサ用トレース条件
    検出信号のうち、少なくとも1つの信号がトレースの実
    行要求を指示する期間中に、前記第1〜第nのプロセッ
    サそれぞれの前記トレース条件検出信号入力端子にトレ
    ース実行要求を指示する前記外部トレース条件検出信号
    を出力するプロセッサシステム。
  10. 【請求項10】 各々が請求項3記載の構成の第1〜第
    k(k≧2)のプロセッサと、各々が前記第1〜第kの
    プロセッサに同期して動作し内部状態変化をトレースす
    るデバッグ機能回路を有する第1〜第m(m≧1)の周
    辺回路とからなるプロセッサシステムであって、 前記第1〜第mの周辺回路のデバッグ機能回路はそれぞ
    れ、 外部トレース条件検出信号を受けるトレース条件検出信
    号入力部と、 前記周辺回路の第1の内部状態を示す第1の周辺回路用
    内部状態検出信号を付与する周辺回路用内部状態検出信
    号付与手段と、 前記周辺回路の第2の内部状態を示す第2の周辺回路用
    内部状態検出信号を付与する周辺回路用内部状態検出信
    号付与手段と、 前記第2の周辺回路用内部状態検出信号を受け、前記第
    2の周辺回路用内部状態検出信号で示される前記第2の
    周辺回路用内部状態がトレースを必要とする状態を呈し
    ている期間中に、トレースの実行要求を指示する周辺回
    路用トレース条件検出信号を出力する周辺回路用トレー
    ス条件検出手段と、 前記プロセッサ用トレース条件検出信号を受け、前記プ
    ロセッサ用トレース条件検出信号がトレースの実行要求
    を指示する期間、前記第1の周辺回路用内部状態検出信
    号を記憶することにより周辺回路用トレース動作を実行
    する周辺回路用内部状態記憶手段と、 前記周辺回路用トレース条件検出信号を受け、前記周辺
    回路用トレース条件検出信号に対する外部からのアクセ
    スが可能なトレース条件検出信号出力部とを備え、 前記第1〜第kのプロセッサそれぞれの前記トレース条
    件検出信号出力端子及び前記第1〜第mの周辺回路の前
    記トレース条件検出信号出力部に入力部が接続され、そ
    の出力部が前記第1〜第kのプロセッサそれぞれの前記
    トレース条件検出信号入力端子及び前記第1〜第mの周
    辺回路の前記トレース条件検出信号入力部に接続される
    トレース条件検出信号制御手段をさらに備え、 前記トレース条件検出信号制御手段は、前記第1〜第k
    のプロセッサそれぞれの前記プロセッサ用トレース条件
    検出信号及び第1〜第mの周辺回路の前記周辺回路用ト
    レース条件検出信号のうち、少なくとも1つの信号がト
    レースの実行要求を指示する期間中に、前記第1〜第k
    のプロセッサそれぞれの前記トレース条件検出信号入力
    端子及び第1〜第mの周辺回路の前記周辺回路用トレー
    ス条件検出信号入力部にトレース実行要求を指示する前
    記外部トレース条件検出信号を出力するプロセッサシス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記プロセッサにおいて、 前記第1及び第2の内部状態検出手段は同一手段であ
    り、前記第1及び第2の内部状態検出信号は同一信号で
    ある請求項5ないし請求項10のいずれか1項に記載の
    プロセッサシステム。
  12. 【請求項12】 前記周辺回路において、 前記第1及び第2の周辺回路用内部状態検出手段は同一
    手段であり、前記第1及び第2の周辺回路用内部状態検
    出信号は同一信号である請求項7あるいは請求項10の
    いずれか1項に記載のプロセッサシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148565A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Toshiba Corp マイクロプロセッサ
JP2011258124A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Fujitsu Ltd デバッグ回路及びデバッグシステム
WO2012070137A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 トヨタ自動車株式会社 プロセッサ、電子制御装置、作成プログラム
US8539127B2 (en) 2009-03-03 2013-09-17 Fujitsu Limited Linkup state generating method, information processing apparatus, and linkup state generating program

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