JPH07248771A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH07248771A
JPH07248771A JP6334272A JP33427294A JPH07248771A JP H07248771 A JPH07248771 A JP H07248771A JP 6334272 A JP6334272 A JP 6334272A JP 33427294 A JP33427294 A JP 33427294A JP H07248771 A JPH07248771 A JP H07248771A
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JP
Japan
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loop
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loop end
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JP6334272A
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Hitoshi Ando
仁 安藤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ループスタートアドレス及びループエンドアド
レスの変更指定する際の操作を容易化する。 【構成】ループアドレス指定手段により、予め指定され
た前記ループスタートアドレス及びループエンドアドレ
スのいずれか一方が変更指定されたとき、他方のアドレ
スをこの変更指定された前記一方のアドレスの値に応じ
て変更するアドレス変更手段が設けられている。より具
体的には、前記ループアドレス指定手段によりループエ
ンドアドレスが変更指定されたとき(ステップ120が
YES)、前記アドレス変更手段は、前記ループエンド
アドレスが変更指定される前におけるループエンドアド
レスとループスタートアドレスとの差(ステップ12
1)を変化させることなく、前記ループエンドアドレス
の値に応じて前記ループスタートアドレスを変更する
(ステップ123)ように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め記憶した楽音波形
データに応じた音色の楽音を発生させる電子楽器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、PCM方式の音源を有する電子楽
器においては、予めマイクロフォンから入力された音の
楽音波形データを記憶しておき、演奏操作子鍵盤が操作
された際にはこの操作された鍵盤に応じた音高であっ
て、かつ、前記予め記憶された楽音波形データにより決
定される音色の楽音を発生するものが出現するに至って
いる。この電子楽器にあっては、前記マイクロフォンか
ら入力された音を所定のサンプリング周波数をもってサ
ンプリングし、このサンプリングした前記音の波形デー
タを楽音波形データとして連続したアドレスで示される
RAMの記憶領域に順次記憶しておく。そして、前記鍵
盤が操作された際には、この操作された鍵盤の鍵により
決定される音高の周波数に対応するサンプリング時間を
もって、順次前記RAMの記憶領域に記憶された楽音波
形データを読み出し、これをサウンドシステムにより再
生する。したがって、該サウンドシステムからは予め記
憶された楽音波形データにより決定される音色であっ
て、かつ、操作された鍵により決定される音高の楽音が
発生する。
【0003】また、前記電子楽器にはスタートバリュー
スイッチとエンドバリュースイッチとが設けられてお
り、前記スタートバリュースイッチを操作すると前記R
AMにおいてループスタートアドレスが指定され、ま
た、前記エンドバリュースイッチを操作するとループエ
ンドアドレスが指定される。そして、前記押鍵を行った
際には、先ずRAMの先頭アドレスからループエンドア
ドレスまでに記憶された楽音波形データが順次読み出さ
れて発音がなされ、押鍵状態にある間は引き続き前記ル
ープスタートアドレスからループエンドアドレスまでの
区間のアドレスによって示される記憶領域に記憶された
楽音波形データが順次繰り返し読み出されて発音がなさ
れる。そして、このループスタートアドレスからループ
エンドアドレスまでの区間、つまりループ長に対応する
アドレスの記憶領域から楽音波形データが繰り返し読み
出されて発音されることにより、前記押鍵状態にある間
は持続音を発生させることができる。
【0004】また、前記スタートバリュースイッチを操
作すればループスタートアドレスを変更指定することが
でき、前記エンドバリュースイッチを操作すればループ
エンドアドレスを変更指定することができる。よって、
前記各バリュースイッチを操作すれば、持続音を発生さ
せる際に繰り返し読み出される楽音波形データを変更す
ることも可能となるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子楽器にあっては、前記スタートバリュー
スイッチを操作した場合にはループスタートアドレスの
みが変更指定され、エンドバリュースイッチを操作した
場合にはループエンドアドレスのみが変更指定されるよ
うに構成されている。このため、予めスタートバリュー
スイッチとエンドバリュースイッチとを操作して、所望
のループスタートアドレスとループエンドアドレスとか
らなるループ長を指定した後、例えばエンドバリュース
イッチを操作してループエンドアドレスを変更指定する
と、さらにスタートバリュースイッチを操作してループ
スタートアドレスを変更指定しない限り、前記ループ長
が、今回指定変更したループエンドアドレスの値に応じ
て変化してしまう。よって、ループ長を変化させること
なく、ループエンドアドレスを変化させたい場合には、
前記エンドバリュースイッチを操作した後、変更指定さ
れたループエンドアドレスの値に応じて、さらにスター
トバリュースイッチを操作して、ループスタートアドレ
スを変更指定する必要がある。
【0006】無論、所望のループスタートアドレスとル
ープエンドアドレスからなるループ長を指定した後、ス
タートバリュースイッチを操作してループスタートアド
レスを変更指定した場合も同様であって、引き続きエン
ドバリュースイッチを操作してループエンドアドレスを
変更指定しない限り、前記ループ長が、今回変更指定し
たループエンドアドレスの値に応じて変化してしまう。
よって、一旦指定したループ長を変化させることなく、
ループエンドアドレスを変化させたい場合には、前記ス
タートバリュースイッチを操作した後、さらにエンドバ
リュースイッチを操作しなければならない。
【0007】つまり、スタートバリュースイッチとエン
ドバリュースイッチのいずれか一方を操作すると、必然
的にループ長が変化することから、該ループ長を変化さ
せたくない場合には、残る他方のバリュースイッチを必
ず操作しなければならず、しかも、この他方の値は一方
のアドレスとループ長から計算して割り出さねばなら
ず、よってループスタートアドレスとループエンドアド
レスの変更指定操作が煩雑となってしまう不都合を有す
るものであった。
【0008】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたものであり、ループスタートアドレス及びルー
プエンドアドレスの変更指定を容易化した電子楽器を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、所定のサンプリング周波数をもっ
てサンプリングされた楽音波形データを連続するアドレ
スに対応した複数の記憶領域に順次記憶する記憶手段
と、該記憶手段から前記楽音波形データを繰り返し読み
出す際の読み出し区間のアドレスを示すループスタート
アドレス及びループエンドアドレスを、外部操作により
指定するループアドレス指定手段と、前記記憶手段に記
憶された前記楽音波形データを、前記アドレスの最初か
ら前記ループエンドアドレスまでの記憶領域より順次読
み出した後、前記ループスタートアドレスとループエン
ドアドレスとの区間の記憶領域より繰り返し読み出す読
み出し手段と、該読み出し手段により読み出された楽音
波形データに基づいて楽音信号を発生する楽音発生手段
とを有する電子楽器において、前記ループアドレス指定
手段により、予め指定された前記ループスタートアドレ
ス及びループエンドアドレスのいずれか一方が変更指定
されたとき、他方のアドレスをこの変更指定された前記
一方のアドレスの値に応じて変更するアドレス変更手段
が設けられている。
【0010】また、前記アドレス変更手段は、前記ルー
プアドレス指定手段によりループエンドアドレスが変更
指定されたとき、該ループエンドアドレスの値に応じて
ループスタートアドレスを変更するように構成され、前
記アドレス変更手段は、前記ループエンドアドレスが変
更指定される前におけるループエンドアドレスとループ
スタートアドレスとの差を変化させることなく、前記ル
ープエンドアドレスの値に応じて前記ループスタートア
ドレスを変更するように構成されている。
【0011】
【作用】前記構成において、記憶手段には所定のサンプ
リング周波数をもってサンプリングされた楽音波形デー
タが、連続するアドレスに対応する複数の記憶領域に記
憶され、楽音を発生するに際して読み出し手段は、先ず
記憶手段の最初のアドレスからループエンドアドレスま
での記憶領域より楽音波形データを読み出し、しかる後
にループアドレス指定手段により指定されたループスタ
ートアドレスからループエンドアドレスまでの区間から
なるループ長の楽音波形データを繰り返し読み出す。こ
れにより、楽音発生手段からは前記楽音波形データによ
り決定される音色の楽音が発生するとともに、前記ルー
プスタートアドレスからループエンドアドレスまでの区
間から繰り返し読み出された楽音波形データによる前記
音色の持続音が発生する。
【0012】そして、前記ループアドレス指定手段を外
部操作して、ループスタートアドレスとループエンドア
ドレスのいずれか一方を変更指定した場合、例えばルー
プエンドアドレスを変更指定した場合に、残る他方のア
ドレスつまりループスタートアドレスの値は変更指定さ
れた前記ループエンドアドレスの値に応じて、自動的に
変更される。よって、外部操作によりいずれか一方のア
ドレスの値のみを変更指定すれば、敢えて他方のアドレ
スを変更指定する外部操作を行う必要はない。このと
き、前記ループエンドアドレスが変更指定される前にお
けるループスタートアドレスとループエンドアドレスの
差を変化させることなく、前記ループスタートアドレス
の値がアドレス変更手段により変更指定されることによ
り、変更指定前と変更指定後のループ長は一定に維持さ
れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面にした
がって説明する。すなわち、図2は本実施例にかかる電
子楽器の外観構造を示すものであり、楽器本体1には鍵
盤2が設けられているとともに、テンキー3、スタート
スイッチ4、及び録音モードと再生モードとを選択的に
設定可能なモードスイッチ5が設けられている。さら
に、楽器本体1には第1LCD6と第2LCD7とが設
けられており、前記第1LCD6の近傍にはスタートバ
リュースイッチ8が、また、前記第2LCD7の近傍に
はエンドバリュースイッチ9が設けられている。前記第
1、第2LCD6,7の側方にはスピカー部10が設け
られており、また、マイクロフォン11が接続されてい
る。
【0014】図1は、同実施例にかかる電子楽器の全体
的な構造を示すものであり、CPU12はプログラムメ
モリ13に予め記憶されたプログラム及びワーキングメ
モリ14に一時記憶されるデータ等に基づき、この電子
楽器において必要となる全ての処理等を実行する。前記
CPU12には、前記スタートバリュースイッチ8及び
エンドバリュースイッチ9が各々A/D変換器15,1
6を介して接続されているとともに、前記鍵盤2からは
押鍵及び離鍵情報が与えられている。また、前記テンキ
ー3、スタートスイッチ4、モードスイッチ5等の操作
情報は、スイッチ部22からCPU12に与えられてい
るとともに、該CPU12にはドライバ17を介して前
記第1LCD6と第2LCD7とが接続されている。
【0015】前記マイクロフォン11には、入力部1
8、アンプ19及び抵抗20が設けられており、このマ
イクロフォン11からの出力は前記抵抗20を介してA
/D変換器21に与えられている。該A/D変換器21
によってデジタル変換された前記マイクロフォン11か
らの入力信号は、CPU12に入力されるとともに、該
CPU12の出力端R/Wからの指示によって楽音波形
データとしてRAM24に書き込まれ、このときのRA
M24のアドレスは出力端ADからの出力により指示さ
れる。また、前記RAM24に書き込まれた楽音波形デ
ータは、前記出力端R/Wからの指示によって、前記出
力端ADからの出力により指定されたアドレスから読み
出される。この読み出された前記楽音波形データはサウ
ンドシステム23に与えられ、該サウンドシステム23
には、図示しないアンプ及び前記スピーカ部10内に配
設されたスピーカが設けられている。
【0016】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
について、CPU12が実行する図3及び図4に示した
一連のフローチャートにしたがって説明する。すなわ
ち、このフローチャートは、前記楽器本体1の電源を投
入することにより開始され、先ず前記モードスイッチ5
において、録音モードと再生モードのいずれが設定され
ているか否かが判別される(ステップ101)。該再生
モードが設定されている場合には、前記鍵盤2からの情
報に基づき押鍵があったか否かが判別される(ステップ
102)。この判別がNOであって、押鍵がなければス
テップ101と102のループが繰り返され、再生モー
ドにおける待機状態が維持される。
【0017】そして、この楽器の使用者が前記鍵盤2を
押鍵することによりステップ102の判別がYESとな
ると、押鍵された鍵のキーNO.に対応したサンプリン
グ時間がセットされる。すなわち、例えば楽音波形デー
タを記憶するメモリのアドレスステップ数が100とし
て、音高A4の鍵が押鍵されたとすると、該音高A4の
周波数は442Hzであって、そのサンプリング周波数
fsは、fs=442Hz×100=44,200Hz
となる。よって、サンプリング周波数fsの逆数である
1/44,200[sec]がサンプリング時間としてセ
ットされるのである。
【0018】次に、ステップ104では前記RAM24
から楽音波形データを読み出す際のアドレスを順次示す
アドレスレジスタADDに、スタートアドレスがセット
される。該スタートアドレスは、後述する録音モードに
てステップ113で説明するように、RAM24におい
て楽音波形データが記憶された最初の記憶領域を示すア
ドレスである。引き続き、アドレスレジスタADDの値
をアドレスにして、RAM24から楽音波形データが読
み出される(ステップ105)。該楽音波形データは、
後述する録音モードにおいてRAM24に予め記憶され
ており、したがって前記ステップ104とこれに続くス
テップ105との処理により、押鍵があった際にはRA
M24に記憶された楽音波形データが先ずスタートアド
レスから読み出される。
【0019】引き続き、アドレスレジスタADDがイン
クリメントされた後(ステップ106)、この押鍵され
ていた音高の鍵が離鍵されたか否かが判別され(ステッ
プ107)、この判別がNOであって押鍵状態が続いて
いれば、前述したステップ103でセットされたサンプ
リング時間が経過したか否かが判別される(ステップ1
08)。そして、この判別がYESとなってサンプリン
グ時間が経過した時点で、アドレスレジスタADDの値
がループエンドアドレスとなっているか否かが判別され
(ステップ109)、この判別がNOであってADDの
値がループエンドアドレスとなっていなければ、ステッ
プ105からの判別処理が繰り返される。
【0020】ここで、前記ループエンドアドレスはこの
楽器の使用者が、図1、2に示したエンドバリュースイ
ッチ9を予め操作することにより指定されている値であ
って、再生モードにおいてRAM24から前記楽音波形
データが読み出される各記憶領域の最終アドレスであ
る。そして、ADDがループエンドアドレスとなるま
で、つまりステップ109の判別がYESとなるまで
は、ステップ105〜109の判別処理が繰り返され、
これによりRAM24に記憶されている楽音波形データ
は、先ずアドレスの最初であるスタートアドレスから前
記ループエンドアドレスまで読み出される。
【0021】そして、ステップ109の判別がYESと
なって、ADDがループエンドアドレスとなると、AD
Dに後述するループスタートアドレスの値がセットされ
(ステップ110)、しかる後に前述したステップ10
5〜109のループが再度繰り返されされる。したがっ
て、押鍵があった場合には先ず前記スタートアドレスか
らループエンドアドレスまでのアドレスに対応する記憶
領域に記憶されている楽音波形データが順次読み出さ
れ、1回目の読み出しがループエンドアドレスまで終了
すると、押鍵状態が続いている限り、2回目、3回目・
・・の読み出しが実行され、2回目以降はスタートアド
レスではなく前記ループスタートアドレスからループエ
ンドアドレスまでの記憶領域に記憶されている楽音波形
データが読み出されることとなる。
【0022】すなわち、前記1回目の読み出しが開始さ
れると、この読み出された楽音波形データがRAM24
からサウンドシステム23に供給されることにより、前
記A4の音高であって、RAM24に予め記憶され楽音
波形データにより決定される音色の楽音が前記サウンド
システム23からの発音が開始され、さらに、押鍵状態
が続く限り、ループスタートアドレスからループエンド
アドレスまでの楽音波形データが2回目、3回目・・・
と読み出され、これにより押鍵状態にある間、前記音高
及び音色の持続音が前記サウンドシステム23から発生
する。そして、離鍵を行うとステップ107の判別がY
ESとなり、ステップ101にリターンすることから、
この時点でサウンドシステム23から発生していた楽音
は消音されるのである。
【0023】一方、前記モードスイッチ5が録音モード
に設定されている場合には、図3のステップ101から
図4のステップ111に進み、スタートスイッチ4が操
作されたか否かが判別される。この判別がYESであっ
て、スタートスイッチ4が操作された場合には、前記マ
イクロフォン11から入力された音の波形入力の値が所
定のレベルT以上であるか否かが判別される(ステップ
112)。つまり、前記スタートスイッチ4が操作され
たと同時に、ステップ113以降の録音モードにおいて
必要となる判別処理が開始されるのではなく、RAM2
4に記憶することが可能な所定のレベルT以上の音がマ
イクロフォン11から入力された時点で、ステップ11
3以降の前記判別処理が開始されるのである。
【0024】そして、ステップ112の判別がYESと
なると、スタートアドレスがアドレスレジスタADDに
セットされ(ステップ113)、次にADDをアドレス
として、前記マイクロフォン11から入力された任意の
音の波形がRAM24の記憶領域に記憶される(ステッ
プ114)。前記スタートアドレスは、この楽器の使用
者が前記スタートスイッチ4を操作する直前にテンキー
3を操作して入力した値であり、よって、この楽器の使
用者が行う手順としては、先ずテンキー3を操作して楽
音波形を記憶しようとするRAM24の先頭アドレスで
あるスタートアドレスを指定し、しかる後にスタートス
イッチ4を操作してから、マイクロフォン11に記憶さ
せたい所望の音、例えばギター音を前記T以上のレベル
で入力するのである。
【0025】前記ステップ114に続くステップ115
では、アドレスレジスタADDの値がインクリメントさ
れ、該アドレスレジスタADDの値がRAM24におけ
る最後のアドレスであるエンドアドレスとなったか否か
が判別され(ステップ116)、この判別がNOであれ
ば、マイクロフォン11からの音をRAM24に与えて
いるA/D変換器21がサンプリングを行ったか否かが
判別される。すなわち、A/D変換器21は所定のサン
プリング周波数をもって、マイクロフォン11から入力
された音の波形をサンプリングしており、よってこの入
力された音の波形は前記サンプリング周波数の逆数であ
るサンプリング時間ごとにA/D変換器21から出力さ
れる。そして、該A/D変換器21がサンプリングを行
えばステップ117の判別がYESとなって、ステップ
114〜117のループが繰り返されることとなり、そ
の結果、RAM24には、ステップ113でセットされ
たスタートアドレスから、連続するアドレスの記憶領域
に、サンプリングされた楽音波形データが順次記憶され
て行く。
【0026】このように、ADDによって順次示される
RAM24の記憶領域に楽音波形データが記憶されるこ
とによって、ADD=エンドアドレスとなると、ステッ
プ116の判別がYESとなり、前記楽音波形データの
記憶が完了する。これにより、RAM24には前記スタ
ートアドレスからエンドアドレスまでの各記憶領域に、
サンプリングされた一連の楽音波形データが記憶される
こととなる。
【0027】他方、ステップ111の判別がNOである
場合、つまり録音モードは設定されているが、スタート
スイッチ4が操作されない場合には、ステップ118に
進み、スタートバリュースイッチ8に変化があったか否
かが判別される。この判別がNOであって、スタートバ
リュースイッチ8に変化がなく該スタートバリュースイ
ッチ8が操作されていなければ、さらにエンドバリュー
スイッチ9に変化があったか否かが判別される(ステッ
プ120)。
【0028】この判別がYESであって、エンドバリュ
ースイッチ9に変化があり、該エンドバリュースイッチ
9が操作された場合には、「ループエンドアドレス−ル
ープスタートアドレス」、つまりループエンドアドレス
とループスタートアドレスとの差が、ループLENGT
Hにセットされる(ステップ121)。ここで、前記ル
ープスタートアドレスは、スタートバリュースイッチ8
を操作することにより予め指定されている値であり、前
記ループエンドアドレスはステップ120の判別がYE
Sとなる前、つまり今回エンドバリュースイッチ9が操
作される前に、該エンドバリュースイッチ9の操作によ
り指定されていた値である。よって、前記「ループエン
ドアドレス−ループスタートアドレス」とは、今回エン
ドバリュースイッチ9が操作される前に、指定されてい
たループエンドアドレスとループスタートアドレスの
差、すなわち今回エンドバリュースイッチ9が操作され
る前までに指定されていたループ長であって、このルー
プ長がループLENGTHにセットされるのである。
【0029】そして、ステップ121に続くステップ1
22では、今回操作されたエンドバリュースイッチ9に
よって指定された値に応じてループエンドアドレスが可
変指定され、ワーキングメモリ14には今回指定された
ループエンドアドレスが記憶されるとともに、第2LC
D7には該ループエンドアドレスの値が表示される。さ
らに、「ループエンドアドレス−ループLENGTH」
つまり、ループエンドアドレスの値とループLENGT
Hの値との差が、新たなループスタートアドレスの値と
してワーキングメモリ14に記憶され(ステップ12
3)、また、該新たなループスタートアドレスが第1L
CD6に表示される。
【0030】すなわち、この楽器の使用者がエンドバリ
ュースイッチ9の操作を行うと、該操作を行う前のルー
プ長が求めれられ、スタートバリュースイッチ8と操作
せずとも、ループ長を一定に維持した状態で、自動的に
ループスタートアドレスが指定される。よって、この楽
器の使用者は、エンドバリュースイッチ9のみを操作す
ればスタートバリュースイッチ8を操作せずとも、該ス
タートバリュースイッチ8の操作によって指定されるル
ープスタートアドレスを変更することができる。よっ
て、従来のようにエンドバリュースイッチ9とスタート
バリュースイッチ8の双方を操作する必要がないことか
ら、ループスタートアドレスとループエンドアドレスの
変更指定を容易に行うことができ、これにより、ループ
スタートアドレスとループエンドアドレスの変更指定操
作の容易化を図ることが可能となる。
【0031】しかも、ステップ123でループスタート
アドレスを自動的に変更指定しても、ループ長はエンド
バリュースイッチ9を操作する前と同一に保たれること
から、ループ長を変化させることなく、ループスタート
アドレスを自動的に変更指定することが可能となる。
【0032】一方、スタートバリュースイッチ8を操作
した場合には、ステップ118の判別がYESとなり、
スタートバリュースイッチ8の値に応じて、ループスタ
ートアドレスの値が可変指定される(ステップ11
9)。これにより、ワーキングメモリ14には今回スタ
ートバリュースイッチ8が操作されたことにより指定さ
れたループスタートアドレスが記憶されるとともに、第
1LCD6にはこの記憶されたループスタートアドレス
の値が表示される。そして、ステップ119でループス
タートアドレスが可変された後は、ループエンドアドレ
スの変更を行うことなくステップ101にリターンする
ことから、スタートバリュースイッチ8が操作されてル
ープスタートアドレスが変更指定された場合には、ルー
プエンドアドレスは変換されず、ループスタートアドレ
スとループエンドアドレスとの差、つまりループ長は変
化する。よって、スタートバリュースイッチ8の操作を
行えば、前記ループ長を自在に変化させることができ
る。
【0033】無論、スタートバリュースイッチ8を操作
してループ長を変化させた後、引き続きエンドバリュー
スイッチ9を操作すれば、この変化させたループ長を保
持しつつ、ループスタートアドレスとループエンドアド
レスを変更指定することも可能となるのである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、予め指定
されたループスタートアドレス及びループエンドアドレ
スのいずれか一方が変更指定されたとき、他方のアドレ
スをこの変更指定された前記一方のアドレスの値に応じ
て変更するアドレス変更手段が設けられたことから、例
えばループエンドアドレスを変更指定する外部操作のみ
を行えば、ループスタートアドレスを変更する外部操作
を行うことなく該ループスタートアドレスを変更するこ
とができる。よって、従来のようにループスタートアド
レスとループエンドアドレス双方を指定変更する操作を
行うことなく、一方のアドレスに対する変更指定操作の
みにより、双方のアドレスを変更指定することができ、
これにより、ループスタートアドレスとループエンドア
ドレスの変更指定操作の容易化を図ることが可能とな
る。
【0035】また、ループスタートアドレスとループエ
ンドアドレスの差を変化させることなく、前記双方の前
記ループスタートアドレスを自動的に変更するようにし
たことから、ループ長を一定に維持しつつ、容易にルー
プスタートアドレスとループエンドアドレスの変更指定
操作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構造を示すブロック図
である。
【図2】同実施例の楽器本体の外観構造を示す平面図で
ある。
【図3】同実施例において実行されるフローチャートで
ある。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1 楽器本体 8 スタートバリュースイッチ 9 エンドバリュースイッチ 11 マイクロフォン 12 CPU 23 サウンドシステム 24 RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサンプリング周波数をもってサン
    プリングされた楽音波形データを連続するアドレスに対
    応した複数の記憶領域に順次記憶する記憶手段と、 該記憶手段から前記楽音波形データを繰り返し読み出す
    際の読み出し区間のアドレスを示すループスタートアド
    レス及びループエンドアドレスを、外部操作により指定
    するループアドレス指定手段と、 前記記憶手段に記憶された前記楽音波形データを、前記
    アドレスの最初から前記ループエンドアドレスまでの記
    憶領域より順次読み出した後、前記ループスタートアド
    レスとループエンドアドレスとの区間の記憶領域より繰
    り返し読み出す読み出し手段と、 該読み出し手段により読み出された楽音波形データに基
    づいて楽音信号を発生する楽音発生手段と、 を有する電子楽器において、 前記ループアドレス指定手段により、予め指定された前
    記ループスタートアドレス及びループエンドアドレスの
    いずれか一方が変更指定されたとき、他方のアドレスを
    この変更指定された前記一方のアドレスの値に応じて変
    更するアドレス変更手段が設けられたことを特徴とする
    電子楽器。
  2. 【請求項2】前記アドレス変更手段は、前記ループアド
    レス指定手段によりループエンドアドレスが変更指定さ
    れたとき、該ループエンドアドレスの値に応じて前記ル
    ープスタートアドレスを変更することを特徴とする請求
    項1記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】前記アドレス変更手段は、前記ループエン
    ドアドレスが変更指定される前におけるループエンドア
    ドレスとループスタートアドレスとの差を変化させるこ
    となく、前記ループエンドアドレスの値に応じて前記ル
    ープスタートアドレスを変更することを特徴とする請求
    項2記載の電子楽器。
JP6334272A 1994-12-16 1994-12-16 電子楽器 Pending JPH07248771A (ja)

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