JPH0724786Y2 - 密閉機器の絶縁端子 - Google Patents

密閉機器の絶縁端子

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JPH0724786Y2
JPH0724786Y2 JP1471690U JP1471690U JPH0724786Y2 JP H0724786 Y2 JPH0724786 Y2 JP H0724786Y2 JP 1471690 U JP1471690 U JP 1471690U JP 1471690 U JP1471690 U JP 1471690U JP H0724786 Y2 JPH0724786 Y2 JP H0724786Y2
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JP
Japan
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insulator
conductor
low
elasticity
elasticity insulator
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JP1471690U
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JPH03106665U (ja
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淳 岡原
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Takaoka Electric Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は密閉機器の絶縁端子の構造に関するものであ
る。
「従来の技術」 ガス絶縁開閉装置などの密閉機器においては、気密状態
を保ったままで、内部の回路状態、および絶縁性能の確
認等ができることを目的とした絶縁端子が使用されてい
る。この絶縁端子は、目的に応じて要求される絶縁性能
が異なるのが普通であり、従来各々の目的によって異な
る構造の絶縁端子が使用されている。
第3図はかかる絶縁端子の従来技術の一例を示すもの
で、主回路状態確認用に使用されるものである。図にお
いて、気密容器1にはSF6ガス等の絶縁媒体が充填され
ている。絶縁端子は、エポキシ樹脂等から成る低弾性の
絶縁体3bと、一端が気密容器1内の主回路6に開閉器7
を介して接続されかつ他端が気密容器1外に導出された
貫通導体4aとが一体に成型されて構成される。この絶縁
端子は、ボルト5で気密容器1に固定され、気密を保つ
ためにOリング2が気密容器1と低弾性の絶縁体3bの間
に取付けられる。
かかる絶縁端子は通常の状態では開閉器7が切状態であ
るので、主回路6とは電気的に切離されている。主回路
6の状態を確認する場合には、開閉器7を入状態とし、
貫通導体4aの端部のネジ部にリード線などを接続するこ
とによって行われる。
また、第4図はかかる絶縁端子の従来技術の第二の例を
示すもので、ガス絶縁機器に接続された電力ケーブルの
事故点標定用に使用されるものである。この場合には、
貫通導体4bには比較的高い電圧が印加されるので、気密
容器1の外部の絶縁性能を保つために、低弾性の絶縁体
3cにおける貫通導体4bと同軸部の長さは第3図の場合と
比べて大きく、また、ひだを付けて沿面距離を長くして
ある。
また、屋外に設置されているものについては、汚損を考
慮し、沿面距離をさらに長くする必要もある。
「考案が解決しようとする課題」 使用目的に応じて、多くの種類の絶縁端子が必要とな
り、最も高い絶縁性能のものを全ての場合に適用するこ
とも可能ではあるが、この場合には高価なものとなって
しまう欠点がある。
また、屋外で使用される場合は、汚損による絶縁性能の
低下を考慮し、絶縁体3b,3cの軸方向寸法をあらかじめ
長くしたり、絶縁体3cのようにひだを付けて沿面距離を
長くする必要があり、絶縁端子の種類はさらに多くな
る。
「課題を解決するための手段」 本考案は絶縁端子が使用されるのは運転開始前の点検
時、定期点検時、および万が一の事故時等に限定され、
機器の運転状態で使用することがないことに着目し、絶
縁端子の種類の減少、および小形化を図ることを目的と
する。
この目的を達成するために、気密容器に取付けられた低
弾性の絶縁体と、一端が前記気密容器内の主回路に接続
されかつ他端が気密容器外に導出されるとともに、前記
低弾性の絶縁体を貫通して固着された貫通導体と、この
貫通導体に着脱自在に接続される導体と、この導体の外
周部に着脱自在で、かつ前記低弾性の絶縁体に圧接接合
されるように装着される高弾性の絶縁体とを備えて構成
する。
また、前記低弾性の絶縁体と前記高弾性の絶縁体との接
合面の形状を、外周から前記貫通導体の側に向かってV
字状に形成し、前記高弾性の絶縁体を弾性変形せしめて
前記低弾性の絶縁体に圧接接合することが好ましい。
さらに、前記低弾性の絶縁体と前記高弾性の絶縁体との
接合面は流動性の高い絶縁性コンパウンドを介して接合
することが好ましい。
「作用」 高い電圧が印加される試験端子として使用される際に
は、貫通導体の先端部に導体を接続した後、この導体の
外周部に高弾性の絶縁体を装着し、かつこの高弾性の絶
縁体を低弾性の絶縁体に圧接接合することにより、必要
に応じた絶縁耐力を有する絶縁端子を提供することがで
きる。この場合、高弾性の絶縁体は弾性力に富むため、
高弾性の絶縁体と低弾性の絶縁体との間にすき間ができ
ること無く密着するので、絶縁性能が低下する虞れはな
い。
「実施例」 以下、本考案の実施例を第1図および第2図に基づいて
詳細に説明する。なお、上記従来技術と同一部分には同
一番号を付し、重複する説明は省略する。
第1図は本考案の一実施例を示すものである。図におい
て、エポキシ樹脂から成る低弾性の絶縁体3は、気密容
器1にボルト5により取付けられている。一端が主回路
6に開閉器7を介して接続され、かつ他端が気密容器1
外に導出された貫通導体4は、低弾性の絶縁体3を貫通
して、この低弾性の絶縁体3に一体に成型されてい。
導体9は貫通導体4の端部にねじ等により着脱自在に接
続される。ゴム等から成る高弾性の絶縁体8は、導体9
の外周部に着脱自在で、かつ低弾性の絶縁体3に圧接接
合されるように装着される。なお、この高弾性の絶縁体
3の長さは、通常時には、導体9の長さよりも長く形成
されており、第1図に示す試験用端子としての使用時に
は、試験用リード10を導体9にボルト11で締付けること
により圧縮されて、必要な絶縁距離lとなるように形成
されている。
かかる本考案の装置においては、通常の状態では、高弾
性の絶縁体8、導体9、試験用リード10、およびボルト
11は取除かれ、低弾性の絶縁体3と貫通導体4とがボル
ト5により気密容器1に取付けられ、Oリング2により
気密に保たれた状態にある。
低い電圧が印加される試験用端子として使用する場合に
は、上記通常時の状態で貫通導体4の端部にリード線等
を接続し、開閉器7を入状態とすれば試験を行うことが
できる。
高い電圧が印加される試験用端子として使用する場合に
は、まず導体9を貫通導体4に接続する。次に、高弾性
の絶縁体8を導体9の外周部に装着し、試験用リード10
を介してボルト11にて締付ける。この結果、高弾性の絶
縁体8が低弾性の絶縁体3に対して圧接接合され、所要
の絶縁耐力が得られるので、開閉器7を入状態とすれば
試験を行うことができる。
第2図は本考案の他の実施例を示すものである。高弾性
の絶縁体8aと低弾性の絶縁体3a間の圧接接合部の形状
を、その外周から貫通導体4の側に向かってV字状に形
成したものである。この場合には、軸方向の力に対する
圧接力を大きくすることができるので、高弾性の絶縁体
8aと低弾性の絶縁体3aとの密着力がさらに増加し、かつ
高弾性の絶縁体8aの圧縮代を小さくすることも可能であ
る。
また、低弾性の絶縁体3,3aと高弾性の絶縁体8,8a間の圧
接接合部に、流動性の高い絶縁性コンパウンド等を塗布
すれば、密着性をより高めることができるので、さらに
効果的である。
「考案の効果」 本考案によれば、絶縁端子の軸方向の寸法は機器の運転
状態では短くすることが可能なため、ガス絶縁開閉装置
や、キュービクル形ガス絶縁開閉装置等の密閉機器に適
用した場合、外観に優れ、保守点検性も向上する。
また、製作側から見れば、種々の絶縁性能の絶縁端子
を、全て軸方向寸法の小さい、同一の形状とすることが
可能なため、金型の共通化、および樹脂量の極小化等に
より、コスト低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本考案の実施例を示す正面
断面図、第3図及び第4図はそれぞれ従来技術の一例を
示す正面断面図である。 図において、 1は気密容器 3,3aは低弾性の絶縁体 4は貫通導体 6は主回路 8,8aは高弾性の絶縁体 9は導体である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密容器に取付けられた低弾性の絶縁体
    と、 一端が前記気密容器内の主回路に接続されかつ他端が気
    密容器外に導出されるとともに、前記低弾性の絶縁体を
    貫通して固着された貫通導体と、 この貫通導体に着脱自在に接続される導体と、 この導体の外周部に着脱自在で、かつ前記低弾性の絶縁
    体に圧接接合されるように装着される高弾性の絶縁体
    と、 を備えたことを特徴とする密閉機器の絶縁端子。
  2. 【請求項2】前記低弾性の絶縁体と前記高弾性の絶縁体
    との接合面の形状を、外周から前記貫通導体の側に向か
    ってV字状に形成し、前記高弾性の絶縁体を弾性変形せ
    しめて前記低弾性の絶縁体に圧接接合したことを特徴と
    する請求項(1)記載の密閉機器の絶縁端子。
  3. 【請求項3】前記低弾性の絶縁体と前記高弾性の絶縁体
    との接合面は流動性の高い絶縁性コンパウンドを介して
    接合されたことを特徴とする請求項(1)または(2)
    記載の密閉機器の絶縁端子。
JP1471690U 1990-02-19 1990-02-19 密閉機器の絶縁端子 Expired - Lifetime JPH0724786Y2 (ja)

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JPH03106665U JPH03106665U (ja) 1991-11-05
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