JPS6019305Y2 - 避雷器内蔵形耐張碍子 - Google Patents

避雷器内蔵形耐張碍子

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JPS6019305Y2
JPS6019305Y2 JP6698880U JP6698880U JPS6019305Y2 JP S6019305 Y2 JPS6019305 Y2 JP S6019305Y2 JP 6698880 U JP6698880 U JP 6698880U JP 6698880 U JP6698880 U JP 6698880U JP S6019305 Y2 JPS6019305 Y2 JP S6019305Y2
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JP
Japan
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main line
insulator
conductor
line side
metal fitting
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JP6698880U
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信彦 広瀬
實 富田
哲雄 鈴木
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株式会社三英社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電柱上での避雷器取付作業を不要にした避雷器
内蔵形耐張碍子に関する。
配電設備の安全化のために、配電線の絶縁被覆化が一般
的となっている。
斯る絶縁被覆配電線においては雪サージに対し問題が生
じる。
即ち雷サージが進入すると、・絶縁被覆のいたんだ箇所
、特に碍子近傍において絶縁被覆が破壊され、その絶縁
破壊点に続流アークが集中し、配電線の損傷、溶断が発
生する。
これを防止するために各電柱毎に避雷器を設置すること
が望ましいが、そのためには避雷器を碍子と組合わせて
配置し、リード線で接続し、接地する作業が必要である
しかし、これらの作業は取付工数が増すばかりでなく、
美観上も好ましくない。
上記事情から、支持碍子内に避雷器を封入して上述の問
題点を解消した避雷器内蔵形碍子を提案した。
しかし、この避雷器内蔵形碍子は、耐張碍子に適用した
場合に生じる張力の問題には触れていない。
本考案は、上記に鑑み、電柱上での避雷器取付作業を不
要にするため、耐張碍子内に避雷器を封大した避雷器内
蔵形耐張碍子を提供するものである。
また、特開昭54−102579号及び実公昭49−2
2332号公報に記載の避雷器内蔵碍子はいずれも避雷
器を密封した構造を有しているがミいずれも軸方向外側
への張力が加わった場合における内部の気密性保持及び
避雷器とその両端の導体との接続保持が問題となってい
る。
すなわち、いずれの碍子にあっても軸方向外方への張力
が加えられた場合には、碍子中空部を閉塞する蓋体に直
接張力が加えられる構成であるため内部気密性喪失と、
避雷器に対するストレス発生の恐れがある。
また、いずれの碍子も電線と、他の読会等の支持部材と
の間で碍子本体を直接支持する構成であり、しかも碍子
に直接ボルト等を螺着して電線を挾持する構成であるた
め、金属製のボルト等と碍子との接触部が外力によって
破損、ひび割れを生ずる恐れがある。
即ち、本考案による避雷器内蔵形耐張碍子は、軸方向に
貫通する中空部を有し軸方向両端部が逆テーパ状に拡開
した碍子と、該碍子の一端である読会側端部に固定され
、前記中空部を気密封止する読会側導体と、前記逆テー
パ状の読会側端部に固定されるとともに軸方向への拡開
力を有した弾性導体を介して前記読会側導体と電気的に
接続される読会側金具と、前記碍子の他端である本線側
端部に固定され、前記中空部を気密封止する本線側導体
と、前記逆テーバ状の本線側端部に固定されるとともに
軸方向への拡開力を有した弾性導体を介して前記本線側
導体と電気的に接続される本線側金具と、前記碍子の中
空部内に位置し、前記読会側導体と前記本線側導体とに
それぞれ接続される避雷器とを備え、前記読会側金具と
、前記本線側金具に対して軸方向外側へ向かう張力が加
えられたときにおいても、前記各弾性導体が前記読会側
導体と前記本線側導体を軸方向内側へ向けて押圧して前
記中空部内の気密性を保持すると同時に該中空部内の避
雷器に前記張力が加わることを防止し、前記読会側金具
及び本線側金具はそれぞれ前記碍子の両端の逆テーパー
状端部外周にセメンティングによって固着されるととも
に、前記読会側金具は接地用読会に、前記本線側読会は
本線にそれぞれ接続されている。
以下図面により本考案の避雷器内蔵形耐張碍子を詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示し、左右に貫通する中空
部1aを有し、読会側端部1b及び本線側端部1cが逆
テーパ状を呈した碍子1と、該碍子1の左端に固定され
る読会側導体3(20は読会を示す)と、該読会側導体
3を固定1、かつ後述する避雷器セット15の一端を該
読会側導体3に接続するためのボルト5及びナツト6と
、該ボルト5及びナツト6と前記読会側導体3と共働し
て前記中空部1aを気密封止する0リング3at 3
bt 3cと、左端ジヨイント部7aを有し、前記碍
子1の読会側端部1bを覆う読会側金具7と、該読会側
金具7と前記碍子1の左端部1bとを固着するセメンテ
ィグ8aと、前記読会側導体3と前記読会側金具7とを
電気的に接続する弾性導体9aと、前記碍子1の右端に
固定される本線側導体11(30は電線を示す)と、該
本線側導体11と共働して前記中空部1aを気密封止す
るOIJングlla、llbと、右端にクランプ13b
に固定される固定部13aを有し前記碍子1の右側テー
パ部1cを覆いかつ前記本線側導体11を内部に有する
本線側金具13と、該本線側金具13と前記碍子1の右
端部1cを固着するセメンティグ8bと、前記本線側導
体11と前記本線側金具13とを電気的に接続する弾性
導体9bと、前記中空部1aに収納される避雷器セット
15と、該避雷器セット15の電極15a及び16bを
それぞれ前記ボルト5の頭部5a及び前記本線側導体1
1に押接するスプリング17とを有している。
弾性導体9a、9bは例えば銅テープを数枚重ね合わせ
てコ字状に成形したもの、あるいは通常のコイル状スプ
リング等でよい。
又必要に応じ中空部1aにドーナツ状の吸湿剤(図示せ
ず)を挿入し、或は1.1気圧程度の例えばN2ガスを
封入してもよい。
前述の避雷器セット15は直列エアギャップ15cと、
ZnO(酸化亜鉛)等の続流特性のすぐれた避雷器素子
15dとを直列に接続して構成される。
以上の構成において、避雷器セット15が収納される碍
子1の中空部1aは、その左端において読会側導体3、
Oリング3 a、 3 by 3 C,ボルト5及びナ
ツト6により、又その右端において本線側導体11及び
Oリングlla、llbにより気密封止されているため
、外気により、避雷器素子の特性が劣化することを防止
することができる。
又碍子1は逆テーパが付けられた左右端部において、そ
れぞれ読会側金具7及び本線側金具13にセメンティグ
8a、8bにより固着されるので、十分な耐張強度が得
られる(本線側導体11も同様である)。
そして、弾性導体9aによりナツト6を介して読会側導
体3と読会側金具7が、弾性導体9bにより本線側導体
11と本線側金具13とがそれぞれ電気的に接続されて
いるので、両金具7,13に張力が印加されても、左右
の封止部分にはストレスがかからず、かつ十分な電気的
接触を維持することができる。
断る避雷器内蔵形碍子を設置するには、電柱に固設した
読会20にジヨイント部7aを固定した後クランプ13
bに配電線30が固定される。
第2図は本考案の他の実施例を不味ギャップ碍子IGと
該ギャップ碍子IGの下部に連接する素子碍子IEとを
有している。
各碍子そのものの構成は、第1図に示すものと同じであ
り、重複する説明を省略する。
ただ、ギャップ碍子IGはエアギャップ15cとスペー
サ導体15eを有し、素子碍子IEは避雷器素子15d
を有する。
2つの碍子IG、IEはジヨイント部7bと固定部13
cによって連接され、ジヨイント部7aが読会20に固
定され、本線側金具13の固定部13aはクランプ13
bを固定する。
第2図の構成において、ギャップ碍子1旦と素子碍子1
Eとが一連の碍子となり、第1図について説明した場合
と同じく耐張碍子として作用する他、一方の碍子が絶縁
不良となった場合においても他方の碍子により十分絶縁
が維持されるので、配電線路の信頼性を向上させること
ができる。
以上述べたように、本考案による避雷器内蔵形耐張碍子
によれば、避雷器を碍子に内蔵させることにより柱上に
おいて避雷器を取り付ける作業を不要にできるので、配
電線架設作業を能率よく行うことができる。
さらには、避雷器が碍子に密封内蔵されるので、外気に
よる劣化を防止することができ、配電線路の信頼性を高
めることができる。
また本考案の各金具7,13は金属性ボルト等によって
直接碍子と結合されているわけてはなく、セメンティグ
を介して固着されているので、種々の外力が加えられた
場合においても、金属製の金具が碍子を破損させたりボ
ルトが抜は落ちない恐れがない。
また、各弾性導体9 a、 9 bは軸方向への拡開
力を有するため、各読会に軸方向外方への張力が加わっ
て読会やセメンティグが軸方向へ伸張したとしても、弾
性導体は各導体3,11を軸方向内方へ押圧し続ける。
このため碍子内部の気密性が保持されるとともに避雷器
に対してストレスが加わることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施に係る避雷器内蔵形耐張碍子の縦
断面図、第2図は他の実施に係る縦断面図である。 。符号の説明、1・・・・・・碍子、1a・・・・・・
中空部、1b、1c・・・・・・碍子端部、1E・・・
・・・素子碍子、IG・・・・・・ギャップ碍子、3・
・・・・・読会側導体、3a、3b、3c・・・・・・
0リング、5・・・・・・ボルト、5a・・・・・・ボ
ルト頭部、6・・・・・・ナツト、7・・・・・・読会
側金具、7a、7b・・・・・・ジヨイント部、8 a
、 8 b・・・・・・セメンティグ、9a、9b・
・・・・・弾性導体、11・・・・・・本線側導体、l
la、llb・・・・・・OIJング、13・・・・・
・本線側金具、13a、13c・・・・・・固定部、1
3b・・・・・・クランプ、■・・・・・・避雷器セッ
ト、15a、15b・・・・・・電極、15c・・・・
・・直列エアギャップ、15d・・・・・・避雷器素子
、15e・・・・・・スペーサ導体、17・・・・・・
スプリング、20・・・・・・読会、30・・・・・・
配電線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向に貫通する中空部を有し軸方向両端部が逆テーバ
    状に拡開した碍子と、 該碍子の一端である読会側端部に固定され、前記中空部
    を気密封止する腕金側導体と、 前記逆テーバ状の読会側端部に固定されるとともに軸方
    向への拡開力を有した弾性導体を介して前記腕金側導体
    と電気的に接続される腕金側金具と、 前記碍子の他端である本線側端部に固定され、前記中空
    部を気密封止する本線側導体と、前記逆テーパ状の本線
    側端部に固定されるとともに軸方向への拡開力を有した
    弾性導体を介して前記本線側導体と電気的に接続される
    本線側金具と、 前記碍子の中空部内に位置し、前記腕金側導体と前記本
    線側導体とにそれぞれ接続される避雷器とを備え、 前記腕金側金具と、前記本線側金具に対して軸方向外側
    へ向かう張力が加えられたときにおいても前記各弾性導
    体が前記腕金側導体と前記本線側導体を軸方向内側へ向
    けて押圧して前記中空部内の気密性を保持すると同時に
    該中空部内の避雷器に前記張力が加わることを防止し、 前記腕金側金具及び本線側金具はそれぞれ前記碍子の両
    端の逆テーパー状端部外周にセメンティングによって固
    着されるとともに、前記腕金側金具は接地用読会に、前
    記本線側読会は本線にそれぞれ接続されていることを特
    徴とする避雷器内蔵形耐張碍子。
JP6698880U 1980-05-16 1980-05-16 避雷器内蔵形耐張碍子 Expired JPS6019305Y2 (ja)

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JPS56167430U JPS56167430U (ja) 1981-12-11
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