JPH0336193Y2 - - Google Patents
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- JPH0336193Y2 JPH0336193Y2 JP1983036560U JP3656083U JPH0336193Y2 JP H0336193 Y2 JPH0336193 Y2 JP H0336193Y2 JP 1983036560 U JP1983036560 U JP 1983036560U JP 3656083 U JP3656083 U JP 3656083U JP H0336193 Y2 JPH0336193 Y2 JP H0336193Y2
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- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、耐電圧特性の低下を抑制して碍子内
部に避雷器を収容した避電器内蔵形ケーブル終端
接続部に関する。
部に避雷器を収容した避電器内蔵形ケーブル終端
接続部に関する。
ケーブル終端接続部として、例えば、第1図に
示すものがあり、ケーブル1の絶縁体2から段剥
ぎ露出された導体3を圧縮接続する架空配電線接
続用端子4と、中心軸に設けたケーブル挿入孔6
aに導体3が貫装され一端がセメント等の接着剤
5を介して端子4に水密的に固定される碍子6
と、碍子6の他端に水密的に嵌合したストレスコ
ーン7と、ストレスコーン7をケーブル1の絶縁
体2上に圧縮するスプリング8と、ケーブル遮蔽
層をも含めてストレスコーン7を接地する接地線
9とから構成されている。なお、第1図中、10
は碍子6内のケーブル1を固定するコンパウン
ド、11はストレスコーン7の一端(終端)7a
の電界緩和部の外周に取付けられたブラケツト、
及び12はストレスコーン7の他端7bに巻回さ
れた防水用の絶縁テープである。
示すものがあり、ケーブル1の絶縁体2から段剥
ぎ露出された導体3を圧縮接続する架空配電線接
続用端子4と、中心軸に設けたケーブル挿入孔6
aに導体3が貫装され一端がセメント等の接着剤
5を介して端子4に水密的に固定される碍子6
と、碍子6の他端に水密的に嵌合したストレスコ
ーン7と、ストレスコーン7をケーブル1の絶縁
体2上に圧縮するスプリング8と、ケーブル遮蔽
層をも含めてストレスコーン7を接地する接地線
9とから構成されている。なお、第1図中、10
は碍子6内のケーブル1を固定するコンパウン
ド、11はストレスコーン7の一端(終端)7a
の電界緩和部の外周に取付けられたブラケツト、
及び12はストレスコーン7の他端7bに巻回さ
れた防水用の絶縁テープである。
以上の構成において、ケーブル1の絶縁体2を
碍子6に貫通し、該ケーブル1の導体3を端子4
に圧着する等の所定の取付作業を施した後、端子
4を架空配電線に接続すると共に、ブラケツト1
1で該終端接続部を架台等に固定することによ
り、ケーブル1と架空配電線との接続を行なう。
碍子6に貫通し、該ケーブル1の導体3を端子4
に圧着する等の所定の取付作業を施した後、端子
4を架空配電線に接続すると共に、ブラケツト1
1で該終端接続部を架台等に固定することによ
り、ケーブル1と架空配電線との接続を行なう。
ところで、近年、避雷器を開閉器やカツトアウ
トへ内蔵することによつて耐雷性能の向上、装柱
の簡素化、活線作業の省略化、外観の美化、工事
費の低減化等を図ろうとする傾向がある。このた
め前記のようなケーブル終端接続部にも避雷器を
内蔵させようとする試みがなされている。
トへ内蔵することによつて耐雷性能の向上、装柱
の簡素化、活線作業の省略化、外観の美化、工事
費の低減化等を図ろうとする傾向がある。このた
め前記のようなケーブル終端接続部にも避雷器を
内蔵させようとする試みがなされている。
しかし、避雷器を前記のケーブル終端部へ内蔵
させて耐雷性能の向上等を図ろうとすると、ケー
ブル終端部の耐電圧特性等が低下する恐れがあ
る。すなわち、このケーブル終端接続部にあつて
は、内部に空間が全くないため、この碍子6の内
部に避雷器を収容することが困難であり、かりに
碍子6内に避雷器を収容したとしても碍子6の構
造上該避雷器用接地線と充電部である端子4との
間で絶縁沿面距離を充分に取ることができず、碍
子6のフラツシユオーバによる絶縁破壊を招く恐
れがある。また、ケーブル終端接続部はストレス
コーン7を設けて充電部側と接地側間の電界緩和
を図つたり、充電部側と接地側間を絶縁する絶縁
体内に空隙が生じないようにして該空隙部分の電
離作用を除去する等の手段を講じて、絶縁劣化を
抑制するよう種々の考慮が払われている。このた
め避雷器をケーブル終端接続部内に設ける場合、
その配設位置が不適切であれば、前記のようにス
トレスコーン7による電界緩和部の電界が乱れた
り、内部に空隙が生じたりして、絶縁破壊や絶縁
劣化の恐れがある。
させて耐雷性能の向上等を図ろうとすると、ケー
ブル終端部の耐電圧特性等が低下する恐れがあ
る。すなわち、このケーブル終端接続部にあつて
は、内部に空間が全くないため、この碍子6の内
部に避雷器を収容することが困難であり、かりに
碍子6内に避雷器を収容したとしても碍子6の構
造上該避雷器用接地線と充電部である端子4との
間で絶縁沿面距離を充分に取ることができず、碍
子6のフラツシユオーバによる絶縁破壊を招く恐
れがある。また、ケーブル終端接続部はストレス
コーン7を設けて充電部側と接地側間の電界緩和
を図つたり、充電部側と接地側間を絶縁する絶縁
体内に空隙が生じないようにして該空隙部分の電
離作用を除去する等の手段を講じて、絶縁劣化を
抑制するよう種々の考慮が払われている。このた
め避雷器をケーブル終端接続部内に設ける場合、
その配設位置が不適切であれば、前記のようにス
トレスコーン7による電界緩和部の電界が乱れた
り、内部に空隙が生じたりして、絶縁破壊や絶縁
劣化の恐れがある。
従つて、本考案の目的は耐電圧特性を低下させ
ることなく耐雷性能等を向上することができる避
雷器内蔵形ケーブル終端接続部を提供することで
ある。
ることなく耐雷性能等を向上することができる避
雷器内蔵形ケーブル終端接続部を提供することで
ある。
本考案の他の目的はケーブル終端接続部で使用
される碍子の外形を殆ど変えることなく利用する
ことができる避雷器内蔵形ケーブル終端接続部を
提供することである。
される碍子の外形を殆ど変えることなく利用する
ことができる避雷器内蔵形ケーブル終端接続部を
提供することである。
上記目的を達成する本考案の避雷器内蔵形終端
接続部は、以下の構成を有する。
接続部は、以下の構成を有する。
即ち、ケーブル導体が貫通する挿入孔の外周
に、上部に開口部と、前記挿入孔に挿入されるケ
ーブルのストレスコーン終端から所定の距離を有
する下部の一部に側面に貫通する貫通孔を有した
環状収納部が前記ケーブル導体に対して同軸状に
穿設された碍子と、前記環状収納部内に密着する
ように封入され、接地導体と共に避雷器素子を絶
縁体でモールドした円弧型板状のモールド型避雷
器と、前記碍子の上部に冠着され、前記挿入孔を
貫通した前記ケーブル導体が圧着されると共に前
記開口部から露出した前記モールド型避雷器の充
電側電極が電気的に接続された高圧充電部に接続
可能な接続用端子と、前記貫通孔に貫挿され、前
記接地導体に接続された接地リード線とから構成
されている。このような構成では、例えば、雷等
の異常電圧が架空配電線等から侵入すると、その
異常電圧は接続用端子に印加され、これによつて
避雷器素子が導通状態となるため、雷等の過電流
は避雷器素子の接地導体および接地リード線を介
して大地に放電される。このため、異常電圧の波
高値が低減してフラツシユオーバーによる絶縁破
壊等を防止することができる。また、接地リード
線はストレスコーンの電界緩和部の電界を乱さな
い位置において碍子を貫通しているため、耐電圧
特性を低下させることがない。
に、上部に開口部と、前記挿入孔に挿入されるケ
ーブルのストレスコーン終端から所定の距離を有
する下部の一部に側面に貫通する貫通孔を有した
環状収納部が前記ケーブル導体に対して同軸状に
穿設された碍子と、前記環状収納部内に密着する
ように封入され、接地導体と共に避雷器素子を絶
縁体でモールドした円弧型板状のモールド型避雷
器と、前記碍子の上部に冠着され、前記挿入孔を
貫通した前記ケーブル導体が圧着されると共に前
記開口部から露出した前記モールド型避雷器の充
電側電極が電気的に接続された高圧充電部に接続
可能な接続用端子と、前記貫通孔に貫挿され、前
記接地導体に接続された接地リード線とから構成
されている。このような構成では、例えば、雷等
の異常電圧が架空配電線等から侵入すると、その
異常電圧は接続用端子に印加され、これによつて
避雷器素子が導通状態となるため、雷等の過電流
は避雷器素子の接地導体および接地リード線を介
して大地に放電される。このため、異常電圧の波
高値が低減してフラツシユオーバーによる絶縁破
壊等を防止することができる。また、接地リード
線はストレスコーンの電界緩和部の電界を乱さな
い位置において碍子を貫通しているため、耐電圧
特性を低下させることがない。
以下、本考案による避雷器内蔵形ケーブル終端
接続部を詳細に説明する。
接続部を詳細に説明する。
第2図は本考案の一実施例を示し、第1図と同
一の部分は同一の引用数字で示したので重複する
説明は省略するが、碍子6に環状の収納部20を
穿設し、この収納部20内に弾性絶縁体(例え
ば、ゴム)でモールドした避雷器21を装着して
いる等の構成において、第1図のものと相違す
る。
一の部分は同一の引用数字で示したので重複する
説明は省略するが、碍子6に環状の収納部20を
穿設し、この収納部20内に弾性絶縁体(例え
ば、ゴム)でモールドした避雷器21を装着して
いる等の構成において、第1図のものと相違す
る。
すなわち、第3図に示すように、端子4と接触
する碍子6の端面には、ケーブル挿入孔6aと同
芯上に軸方向に延びる環状の収納部20が穿設さ
れる。この収納部20は鋳込法やろくろ法による
碍子製造時に、ケーブル挿入孔6aと共に形成さ
れ、該収納部20には避雷器21が挿着される。
避雷器21は、第5図および第6図に示すよう
に、酸化亜鉛(ZnO)等で断面弧状の板状に形成
された非直線抵抗特性を有する無続流性の避雷器
素子22と、避雷器素子22の接地側に接続され
た接地導体23とを有し、ほぼ全体をゴム(ポリ
エチレン、塩化ビニル等で置換できる)の弾性絶
縁体24でモールドされて、断面弧状の板状に形
成される。なお、弾性絶縁体24は収納部20に
圧縮嵌合することができるが、これに代えて、例
えば、ポリエチレンを用いると、成形が容易で素
子22及び接地導体23との密着性を改善するこ
とができる。さらに、避雷器21の上端面には絶
縁体24を形成せずに避雷器素子22を露出させ
ておき、さらに接地導体23の表面に接続口25
を形成しておく。このように構成される避雷器2
1は表面にシリコン等の滑剤を塗布されて碍子6
の収納部20に挿入される。ここで、避雷器21
の肉厚を碍子6の収納部20の幅よりもわずかに
大になるようにしておき、該避雷器21を収納部
20へ圧入するようにすれば、両者の間には絶縁
劣化の原因となる空隙が生じない。避雷器21を
装着した碍子6の上端面にはOリングを介して接
着剤5によつて端子4と水密的に固着され、避雷
器素子22の上端面と端子4とが電気的に接続さ
れる。ここで、避雷器素子22の上端面22aに
銅、アルミニウム等の金属化処理を施したり、導
電性接着剤を塗付する等の手段を講じれば、避雷
器素子22と端子4との電気的、機械的接続状態
が良くなり、絶縁劣化の原因となる空隙も生ぜ
ず、また避雷器素子22の上端面22aが封止さ
れ、これにより水密性が更に改善されて素子22
の熱的劣化の原因となる漏洩電流も流れない。
する碍子6の端面には、ケーブル挿入孔6aと同
芯上に軸方向に延びる環状の収納部20が穿設さ
れる。この収納部20は鋳込法やろくろ法による
碍子製造時に、ケーブル挿入孔6aと共に形成さ
れ、該収納部20には避雷器21が挿着される。
避雷器21は、第5図および第6図に示すよう
に、酸化亜鉛(ZnO)等で断面弧状の板状に形成
された非直線抵抗特性を有する無続流性の避雷器
素子22と、避雷器素子22の接地側に接続され
た接地導体23とを有し、ほぼ全体をゴム(ポリ
エチレン、塩化ビニル等で置換できる)の弾性絶
縁体24でモールドされて、断面弧状の板状に形
成される。なお、弾性絶縁体24は収納部20に
圧縮嵌合することができるが、これに代えて、例
えば、ポリエチレンを用いると、成形が容易で素
子22及び接地導体23との密着性を改善するこ
とができる。さらに、避雷器21の上端面には絶
縁体24を形成せずに避雷器素子22を露出させ
ておき、さらに接地導体23の表面に接続口25
を形成しておく。このように構成される避雷器2
1は表面にシリコン等の滑剤を塗布されて碍子6
の収納部20に挿入される。ここで、避雷器21
の肉厚を碍子6の収納部20の幅よりもわずかに
大になるようにしておき、該避雷器21を収納部
20へ圧入するようにすれば、両者の間には絶縁
劣化の原因となる空隙が生じない。避雷器21を
装着した碍子6の上端面にはOリングを介して接
着剤5によつて端子4と水密的に固着され、避雷
器素子22の上端面と端子4とが電気的に接続さ
れる。ここで、避雷器素子22の上端面22aに
銅、アルミニウム等の金属化処理を施したり、導
電性接着剤を塗付する等の手段を講じれば、避雷
器素子22と端子4との電気的、機械的接続状態
が良くなり、絶縁劣化の原因となる空隙も生ぜ
ず、また避雷器素子22の上端面22aが封止さ
れ、これにより水密性が更に改善されて素子22
の熱的劣化の原因となる漏洩電流も流れない。
このようにして碍子6内に装着された避雷器2
1の接地導体23には、第2図および第7図に示
すような接地リード線26が接続される。すなわ
ち、前記接地導体23はねじ受け孔23aを有
し、一方、接地リード線26はリード導体26a
に圧縮嵌合する嵌合部26bと、前記ねじ受け孔
23aとねじ結合するねじ部26cと、リード導
体26a及び嵌合部26bを一体モールドするモ
ールド部26dとを有し、接続口25を介して前
記ねじ受け孔23aにねじ部26cをねじ込むこ
とによつて、避雷器21の接地導体23がリード
線9に接続されて接地される。尚、収納部20の
残余の空間には、ゴム等で成形されたスペーサを
圧入しても良く、あるいは、モールド絶縁体24
を収納部20の全空間を占めるようにリング状に
成形しても良い。
1の接地導体23には、第2図および第7図に示
すような接地リード線26が接続される。すなわ
ち、前記接地導体23はねじ受け孔23aを有
し、一方、接地リード線26はリード導体26a
に圧縮嵌合する嵌合部26bと、前記ねじ受け孔
23aとねじ結合するねじ部26cと、リード導
体26a及び嵌合部26bを一体モールドするモ
ールド部26dとを有し、接続口25を介して前
記ねじ受け孔23aにねじ部26cをねじ込むこ
とによつて、避雷器21の接地導体23がリード
線9に接続されて接地される。尚、収納部20の
残余の空間には、ゴム等で成形されたスペーサを
圧入しても良く、あるいは、モールド絶縁体24
を収納部20の全空間を占めるようにリング状に
成形しても良い。
以上の構成において、雷等の異常電圧が架空配
電線から侵入すると、その異常電圧は端子4と接
地リード線26間に印加され、これにより非直線
抵抗特性を有する避雷器素子22が短絡状態とな
つて接地導体23及び接地リード線26を介して
大地に放電され、異常電圧の波高値が低減されて
フラツシユオーバによる絶縁破壊等が防止され
る。その後電圧が常規にもどれば避雷器素子22
の抵抗値が無限大近くまで増大するため、続流が
遮断されて絶縁がもとに復する。而してこの実施
例によれば、避雷器用接地リード線26はストレ
スコーン7の電界緩和部の電界を乱さない位置に
おいて、かつ、充電部である端子4との間に充分
な距離を有する位置において碍子6を貫通してい
るため、耐電圧特性を低下させることなく耐雷性
能を向上させることができる。しかも、避雷器素
子22は絶縁体24によつて水密、気密的にモー
ルドされ、その充電側が端子4と電気的に接続さ
れた状態で碍子6の収納部20に圧縮封入されて
いるので、該避雷器素子表面への湿気の付着等に
よる絶縁抵抗の低下とこれにともなう漏洩電流に
よる該素子22の熱的劣化や、内部空隙の存在に
よる絶縁破壊等を防止することができる。特に避
雷器素子22をOリングと絶縁体24の圧縮密封
による2重気密構造下に置くので、水密性に優
れ、また端子4と避雷器素子22とが直接接続さ
れるので、充電部側の避雷器用リード線が不要と
なり、リード線の接続作業を簡易化できる。
電線から侵入すると、その異常電圧は端子4と接
地リード線26間に印加され、これにより非直線
抵抗特性を有する避雷器素子22が短絡状態とな
つて接地導体23及び接地リード線26を介して
大地に放電され、異常電圧の波高値が低減されて
フラツシユオーバによる絶縁破壊等が防止され
る。その後電圧が常規にもどれば避雷器素子22
の抵抗値が無限大近くまで増大するため、続流が
遮断されて絶縁がもとに復する。而してこの実施
例によれば、避雷器用接地リード線26はストレ
スコーン7の電界緩和部の電界を乱さない位置に
おいて、かつ、充電部である端子4との間に充分
な距離を有する位置において碍子6を貫通してい
るため、耐電圧特性を低下させることなく耐雷性
能を向上させることができる。しかも、避雷器素
子22は絶縁体24によつて水密、気密的にモー
ルドされ、その充電側が端子4と電気的に接続さ
れた状態で碍子6の収納部20に圧縮封入されて
いるので、該避雷器素子表面への湿気の付着等に
よる絶縁抵抗の低下とこれにともなう漏洩電流に
よる該素子22の熱的劣化や、内部空隙の存在に
よる絶縁破壊等を防止することができる。特に避
雷器素子22をOリングと絶縁体24の圧縮密封
による2重気密構造下に置くので、水密性に優
れ、また端子4と避雷器素子22とが直接接続さ
れるので、充電部側の避雷器用リード線が不要と
なり、リード線の接続作業を簡易化できる。
第8図および第9図は本考案の他の実施例を示
し、避雷器21がケーブル挿入孔6aの内周面に
形成された凹状収納部30に配置され、接着剤に
よつて接着されている構成において、第1図等の
上記実施例と相違するだけで、他の構成は共通す
る引用数字で示したので、重複する説明を省略す
る。
し、避雷器21がケーブル挿入孔6aの内周面に
形成された凹状収納部30に配置され、接着剤に
よつて接着されている構成において、第1図等の
上記実施例と相違するだけで、他の構成は共通す
る引用数字で示したので、重複する説明を省略す
る。
この実施例によれば、碍子6の凹状収納部30
の形成加工が容易になり、更に、避雷器21の内
周面によつてシリコン樹脂10等を介してケーブ
ル絶縁体2に圧接できるようにすることができる
ため、碍子6のケーブル挿入孔6aの内周面とケ
ーブル絶縁体2の外周面の接着作業を不要にする
ことができ、ケーブル1の接続作業を簡易化でき
る利点がある。
の形成加工が容易になり、更に、避雷器21の内
周面によつてシリコン樹脂10等を介してケーブ
ル絶縁体2に圧接できるようにすることができる
ため、碍子6のケーブル挿入孔6aの内周面とケ
ーブル絶縁体2の外周面の接着作業を不要にする
ことができ、ケーブル1の接続作業を簡易化でき
る利点がある。
第10図、第11図および第12図は本考案の
さらに他の実施例を示している。
さらに他の実施例を示している。
すなわち、第10図は碍子6の横断面図であ
り、碍子6の環状収納部20に複数の避雷器21
をシリコン樹脂等の充填剤31を介して配設して
いる。このようにすればケーブル1外周の電界分
布が均一化し、極部的な絶縁劣化が防止できる。
また各避雷器21内の避雷器素子22と端子4と
の間に導電性接着剤や、第11図に示すような皿
状のスプリング32を介在させれば、各避雷器素
子22と端子4の間の電気的接続状態が良好にな
る。さらに、前記のように複数個の避雷器21を
配設するかわりに、円筒状に避雷器を形成し、こ
れを環状収納部20内に挿着するようにしても、
前記とほぼ同様の利点を有する。ここで、避雷器
21の曲率半径および肉厚は電圧容量に応じて適
宜選定する。例えば、1個の断面弧状の避電器2
1を配設するかわりに、円筒状避雷器を用いれ
ば、肉厚を薄くすることができる。
り、碍子6の環状収納部20に複数の避雷器21
をシリコン樹脂等の充填剤31を介して配設して
いる。このようにすればケーブル1外周の電界分
布が均一化し、極部的な絶縁劣化が防止できる。
また各避雷器21内の避雷器素子22と端子4と
の間に導電性接着剤や、第11図に示すような皿
状のスプリング32を介在させれば、各避雷器素
子22と端子4の間の電気的接続状態が良好にな
る。さらに、前記のように複数個の避雷器21を
配設するかわりに、円筒状に避雷器を形成し、こ
れを環状収納部20内に挿着するようにしても、
前記とほぼ同様の利点を有する。ここで、避雷器
21の曲率半径および肉厚は電圧容量に応じて適
宜選定する。例えば、1個の断面弧状の避電器2
1を配設するかわりに、円筒状避雷器を用いれ
ば、肉厚を薄くすることができる。
さらに、第12図は内部に放電ギヤツプを有す
る断面弧状の板状避雷器41の斜視図を示し、他
の構成要素は第5図とほぼ同様である。このよう
に避雷器素子22の充電部側に該避雷器素子22
と直列に放電ギヤツプ42を設ければ、避雷器素
子22は充電部である電極から切り離され、これ
により常時の課電を防ぎ、漏洩電流による素子2
2の熱的劣化を防止できる利点がある。
る断面弧状の板状避雷器41の斜視図を示し、他
の構成要素は第5図とほぼ同様である。このよう
に避雷器素子22の充電部側に該避雷器素子22
と直列に放電ギヤツプ42を設ければ、避雷器素
子22は充電部である電極から切り離され、これ
により常時の課電を防ぎ、漏洩電流による素子2
2の熱的劣化を防止できる利点がある。
以上説明した通り、本考案の避雷器内蔵形ケー
ブル終端接続部によれば、接地導体と共に避雷器
素子を絶縁体でモールドして碍子内へ封入し、該
避雷器素子の充電部側電極を配電線に接続される
充電側端子に接続すると共に、該充電側端子およ
びストレスコーン終端と所定の間隔を有する位置
において碍子を貫通する接地リード線を前記接地
導体に接続するようにしたため、耐電圧特性を低
下させることなく耐雷性能等を向上することがで
きる。また、避雷器素子を封入した碍子は従来か
らケーブル終端接続部に使用されている既存のも
のから外形等を変える必要がないため、接続端
子、固定金具等は定格のものを使用することがで
きる。また、避雷器素子は円弧型板状であるた
め、碍子の大型化を防ぐことができる。
ブル終端接続部によれば、接地導体と共に避雷器
素子を絶縁体でモールドして碍子内へ封入し、該
避雷器素子の充電部側電極を配電線に接続される
充電側端子に接続すると共に、該充電側端子およ
びストレスコーン終端と所定の間隔を有する位置
において碍子を貫通する接地リード線を前記接地
導体に接続するようにしたため、耐電圧特性を低
下させることなく耐雷性能等を向上することがで
きる。また、避雷器素子を封入した碍子は従来か
らケーブル終端接続部に使用されている既存のも
のから外形等を変える必要がないため、接続端
子、固定金具等は定格のものを使用することがで
きる。また、避雷器素子は円弧型板状であるた
め、碍子の大型化を防ぐことができる。
第1図は従来のケーブル終端接続部の説明図、
第2図は本考案の実施例に係る避雷器内蔵形ケー
ブル終端接続部の全体構成を示す一部断面図、第
3図は第2図のA−A線断面拡大図、第4図は第
2図のB部分拡大図、第5図は第2図中の避雷器
の一部切欠斜視図、第6図は第5図中の避雷器素
子の斜視図、第7図は第2図中の接地リード線の
接続部を示す拡大断面図、第8図は他の実施例に
係る避雷器内蔵形ケーブル終端接続部の全体構成
を示す一部断面図、第9図は第8図のC−C線断
面拡大図、第10図乃至第12図はさらに他の実
施例を示し、第10図は終端接続部の横断面図、
第11図は第10図の終端接続部に使用される皿
状スプリングの斜視図、第12図は避雷器の一部
切欠斜視図である。 符号の説明、1……ケーブル、2……ケーブル
絶縁体、3……ケーブル導体、4……端子、6…
…碍子、7……ストレスコーン、7a……ストレ
スコーン終端、9……接地線、20,30……収
納部、21,41……避雷器、22……避雷器素
子、23……接地導体、24……絶縁体、25…
…接続口、26……接地リード線、42……放電
ギヤツプ。
第2図は本考案の実施例に係る避雷器内蔵形ケー
ブル終端接続部の全体構成を示す一部断面図、第
3図は第2図のA−A線断面拡大図、第4図は第
2図のB部分拡大図、第5図は第2図中の避雷器
の一部切欠斜視図、第6図は第5図中の避雷器素
子の斜視図、第7図は第2図中の接地リード線の
接続部を示す拡大断面図、第8図は他の実施例に
係る避雷器内蔵形ケーブル終端接続部の全体構成
を示す一部断面図、第9図は第8図のC−C線断
面拡大図、第10図乃至第12図はさらに他の実
施例を示し、第10図は終端接続部の横断面図、
第11図は第10図の終端接続部に使用される皿
状スプリングの斜視図、第12図は避雷器の一部
切欠斜視図である。 符号の説明、1……ケーブル、2……ケーブル
絶縁体、3……ケーブル導体、4……端子、6…
…碍子、7……ストレスコーン、7a……ストレ
スコーン終端、9……接地線、20,30……収
納部、21,41……避雷器、22……避雷器素
子、23……接地導体、24……絶縁体、25…
…接続口、26……接地リード線、42……放電
ギヤツプ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ケーブル導体が貫通する挿入孔の外周に、上部
に開口部と、前記挿入孔に挿入されるケーブルの
ストレスコーン終端から所定の距離を有する下部
の一部に側面に貫通する貫通孔を有した環状収納
部が前記ケーブル導体に対して同軸状に穿設され
た碍子と、 前記環状収納部内に密着するように封入され、
接地導体と共に避雷器素子を絶縁体でモールドし
た円弧型板状のモールド型避雷器と、 前記碍子の上部に冠着され、前記挿入孔を貫通
した前記ケーブル導体が圧着されると共に前記開
口部から露出した前記モールド型避雷器の充電側
電極が電気的に接続された高圧充電部に接続可能
な接続用端子と、 前記貫通孔に貫挿され、前記接地導体に接続さ
れた接地リード線とを有していることを特徴とす
る避雷器内蔵形ケーブル終端接続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3656083U JPS59145229U (ja) | 1983-03-14 | 1983-03-14 | 避雷器内蔵形ケ−ブル終端接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3656083U JPS59145229U (ja) | 1983-03-14 | 1983-03-14 | 避雷器内蔵形ケ−ブル終端接続部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59145229U JPS59145229U (ja) | 1984-09-28 |
JPH0336193Y2 true JPH0336193Y2 (ja) | 1991-07-31 |
Family
ID=30167229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3656083U Granted JPS59145229U (ja) | 1983-03-14 | 1983-03-14 | 避雷器内蔵形ケ−ブル終端接続部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59145229U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824926B2 (ja) * | 1975-06-18 | 1983-05-24 | 株式会社日立製作所 | チヤクジソウチ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57170218U (ja) * | 1981-04-21 | 1982-10-26 | ||
JPS5824926U (ja) * | 1981-08-12 | 1983-02-17 | 日本高圧電気株式会社 | ケ−ス入り柱上用開閉器 |
-
1983
- 1983-03-14 JP JP3656083U patent/JPS59145229U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824926B2 (ja) * | 1975-06-18 | 1983-05-24 | 株式会社日立製作所 | チヤクジソウチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59145229U (ja) | 1984-09-28 |
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