JPH09148110A - 低圧用サージアブソーバ - Google Patents

低圧用サージアブソーバ

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Publication number
JPH09148110A
JPH09148110A JP7325029A JP32502995A JPH09148110A JP H09148110 A JPH09148110 A JP H09148110A JP 7325029 A JP7325029 A JP 7325029A JP 32502995 A JP32502995 A JP 32502995A JP H09148110 A JPH09148110 A JP H09148110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surge absorber
surge
lead wire
ground
low voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP7325029A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Mori
孝義 森
Mitsuo Hara
光男 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7325029A priority Critical patent/JPH09148110A/ja
Publication of JPH09148110A publication Critical patent/JPH09148110A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電用トランスの低圧側に取付けるのに好適
な低圧用サージアブソーバを提供する。 【解決手段】 避雷素子の一方の側面にアース側電極を
配置するとともに、その他方の側面に課電側電極を配置
し、これら全体を絶縁物で覆って形成されたサージアブ
ソーバ単体の複数個を積層した状態とし、前記各サージ
アブソーバ単体の各アース側電極に共通のアース用リー
ド線を接続し、前記各サージアブソーバ単体の各課電側
電極に課電用リード線をそれぞれ接続し、前記複数個の
サージアブソーバ単体と前記アース用リード線及び課電
用リード線の一部とを絶縁性モールド体内に固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低圧用サージアブソ
ーバに係り、特に、柱上トランスの二次側に使用される
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、配電線に対する雷サージ等の異常
電圧に対する対策としては、架空地線によるもの、
線路にアレスターを接続して行うもの、開閉器、柱上
トランス、あるいは高圧カットアウト等の機器内にアレ
スターを内蔵させたもの、がいし装置へアークホーン
を取付けて行うもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各異常電圧に対する対策は、配電線の高圧側に対して行
われるもので、配電線の低圧側、すなわち、柱上トラン
スの二次側から需要家である各家庭までの間について
は、何ら対策がとられていなかった。
【0004】特に、近年のように、各家庭にマイクロコ
ンピュータ(マイコン)を応用した電気機器が普及して
いるので、これら電気機器を異常電圧から保護するため
に配電線の低圧側における異常電圧に対する対策が望ま
れていた。
【0005】そこで、本発明は、上記要望に応えるため
になされたものであって、配電線の低圧側に好適な低圧
用サージアブソーバを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る低圧用サー
ジアブソーバは、上記目的を達成するために、避雷素子
の一方の側面にアース側電極を配置するとともに、その
他方の側面に課電側電極を配置し、これら全体を絶縁物
で覆って形成されたサージアブソーバ単体の複数個を積
層した状態とし、前記各サージアブソーバ単体の各アー
ス側電極に共通のアース用リード線を接続し、前記各サ
ージアブソーバ単体の各課電側電極に課電用リード線を
それぞれ接続し、前記複数個のサージアブソーバ単体と
前記アース用リード線及び課電側リード線の一部とを絶
縁性モールド体内に固着したことを特徴としている。ま
た、前記サージアブソーバ単体は2個であることを特徴
としている。さらに、前記サージアブソーバ単体は3個
であることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、低圧用サージアブソーバ
(以下、「サージアブソーバ」という)1の断面図であ
る。
【0008】サージアブソーバ1は、3個のサージアブ
ソーバ単体(以下、「単体」という)2a,2b,2c
を積層して構成されている。各単体2a,2b,2cは
同一であるので、以下、単体2aを例に説明する。
【0009】単体2aは、Zn0などの電圧−電流非直
線特性を有する偏平な避雷素子(以下、素子」という)
3の一方の側面にアース側電極4が配置されているとと
もに、その他方の側面に課電側電極5が配置されてい
る。そして、これら全体は、エポキシ樹脂等からなる絶
縁物6で覆われている。もちろん、各単体2a,2b,
2cの素子3の厚さ等の大きさは、異常電圧に対する所
定の放電開始電圧と所定の制限電圧となるように決めら
れている。
【0010】上述の構成の単体2a,2b,2cは、互
いに所定の間隔を保ってモールド体7内で固着されてい
る。ここで用いられているモールド体7は、EPDM等
からなるゴムモールドであり、したがって、サージアブ
ソーバ1内への雨水の侵入を効果的に防止でき、また耐
候性に優れたものとすることができるとともに、コンパ
クトに小形化することができる。
【0011】上記各単体2a,2b,2cの各課電側電
極5には、課電用リード線a,b,cがそれぞれ接続さ
れている。そして、これら各課電側リード線a,b,c
は、サージアブソーバ1から外側に、つまり柱上トラン
スの端子へ接続するための長さ分だけ伸びて設けられて
いる。なお、サージアブソーバ1の外側部分の各リード
線a,b,cは絶縁被覆されている。
【0012】上記各単体2a,2b,2cの各アース側
電極4は、1本の共通のアース用リード線eに接続され
ている。このアース用リード線eも、上述の課電側リー
ド線a,b,cと同様に、サージアブソーバ1から外側
へ所定の長さの分だけ伸びて設けれている。
【0013】図2(a)は、上述のサージアブソーバを
配電用単相の柱上トランスTに接続した状態例を示し、
同図(b)はその結線図である。
【0014】図中、N1 は柱上トランスTの1次側巻
線、N2 は2次側巻線、A及びBは2次側巻線(低圧
線)の課電側端子、Eは2次側巻線のアース側端子であ
る。
【0015】ここでは、後述の図3の三相用の柱上トラ
ンスT′と異なり、端子数が3個であり、3個の単体2
a,2b,2cのうちの1個の単体(ここでは単体2
c)が使用されない状態にある。したがって、サージア
ブソーバ1が単相用トランス専用の場合は、単体を2個
として、サージアブソーバ1自体を小形化及び低コスト
化することができる。
【0016】しかし、この例のように、サージアブソー
バ1を3個の単体2a,2b,2cで構成すると、後述
の図3の三相の柱上トランスT′と共用でき、在庫管理
が容易となる特長が得られる。
【0017】図3におけるサージアブソーバ1は、課電
側端子Cに課電用リード線cが接続され、全ての単体が
使用される。
【0018】すなわち、本発明によるサージアブソーバ
1は、単相用及び三相用の柱上トランスにそのままの状
態で対応することができる。なお、サージアブソーバ1
は、柱上トランスT,T′の二次側に取付けるほか、各
家庭の引込み口の例えば積算電力計の近くに取付けても
よい。
【0019】上述のサージアブソーバ1を柱上トランス
T,T′取付けたときは、仮に低圧線に誘導雷等により
過電圧が発生しても、その過電圧がサージアブソーバ1
の放電開始電圧(バリスタ電圧)を越えると、雷撃電流
はサージアブソーバ1の素子3を通ってアース用リード
線eに流れ大地に放出される。この場合、サージアブソ
ーバの課電端子A,B,Cとアース側端子E間には、放
電電流に応じた制限電圧が発生する。
【0020】したがって、過電圧が発生しても、線路と
大地間は、放電開始電圧又は制限電圧以下に抑制される
ため、絶縁破壊やフラッシュオーバが防止される。
【0021】このように、柱上トランスT,T′の低圧
側にサージアブソーバ1を取付けることにより、例え
ば、雷撃時に低圧線に発生した雷サージを抑制し、各家
庭への雷サージの侵入を防止し、積算電力計や分電盤、
あるいは家電品を雷サージから有効に保護することがで
きる。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るサージアブソーバは、避雷
素子の一方の側面にアース側電極を配置するとともに、
その他方の側面に課電側電極を配置し、これら全体を絶
縁物で覆って形成されたサージアブソーバ単体の複数個
を積層した状態とし、前記各サージアブソーバ単体の各
アース側電極に共通のアース用リード線を接続し、前記
各サージアブソーバ単体の各課電側電極に課電用リード
線をそれぞれ接続し、前記複数個のサージアブソーバ単
体と前記アース用リード線及び課電用リード線の一部と
を絶縁性モールド体内に固着したので、配電用のトラン
スの低圧側に容易に取付けることができ、低圧側に接続
されている家電品等を雷撃から有効に保護することがで
きる。さらに、耐候性と撥水性に富むばかりか、構造自
体をコンパクトに小型化することができるので、安価に
製造することができる。また、単体を2個としたとき
は、単相用トランスに好適なものとすることができ、さ
らに単体を3個としたときは、三相用トランスに好適な
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るサージアブソーバ
の断面図である。
【図2】(a)は単相の柱上トランスにサージアブソー
バを取付けた状態の説明図、(b)はその結線図であ
る。
【図3】(a)は三相の柱上トランスにサージアブソー
バを取付けた状態の説明図、(b)はその結線図であ
る。
【符号の説明】
1 低圧用サージアブソーバ(サージアブソーバ) 2a,2b,2c サージアブソーバ単体(単体) 3 避雷素子(素子) 4 アース側電極 5 課電側電極 6 絶縁物 7 モールド体 a〜c 課電用リード線 e アース用リード線 A〜C 課電側端子 E アース側端子 T,T′ 柱上トランス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 避雷素子の一方の側面にアース側電極を
    配置するとともに、その他方の側面に課電側電極を配置
    し、これら全体を絶縁物で覆って形成されたサージアブ
    ソーバ単体の複数個を積層した状態とし、 前記各サージアブソーバ単体の各アース側電極に共通の
    アース用リード線を接続し、 前記各サージアブソーバ単体の各課電側電極に課電用リ
    ード線をそれぞれ接続し、 前記複数個のサージアブソーバ単体と前記アース用リー
    ド線及び前記課電用リード線の一部とを絶縁性モールド
    体内に固着した、 ことを特徴とする低圧用サージアブソーバ。
  2. 【請求項2】 サージアブソーバ単体は2個であること
    を特徴とする請求項1記載の低圧用サージアブソーバ。
  3. 【請求項3】 サージアブソーバ単体は3個であること
    を特徴とする請求項1記載の低圧用サージアブソーバ。
JP7325029A 1995-11-20 1995-11-20 低圧用サージアブソーバ Pending JPH09148110A (ja)

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JP7325029A JPH09148110A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 低圧用サージアブソーバ

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JPH09148110A true JPH09148110A (ja) 1997-06-06

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JP7325029A Pending JPH09148110A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 低圧用サージアブソーバ

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JP (1) JPH09148110A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007134709A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Energetic Technology Co サージ吸収素子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007134709A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Energetic Technology Co サージ吸収素子

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