JPH0130837Y2 - - Google Patents

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JPH0130837Y2
JPH0130837Y2 JP11940782U JP11940782U JPH0130837Y2 JP H0130837 Y2 JPH0130837 Y2 JP H0130837Y2 JP 11940782 U JP11940782 U JP 11940782U JP 11940782 U JP11940782 U JP 11940782U JP H0130837 Y2 JPH0130837 Y2 JP H0130837Y2
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JP
Japan
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bracket
cable
insulator tube
stress cone
rubber
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JP11940782U
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JPS5923237U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電力ケーブル終端部の構造に係わる。
第1図に従来の電力ケーブル終端部の一例を示
す。図は6600V耐塩害ケーブル終端部の例であ
る。10はケーブルであり、その端部は適当に皮
はぎされる。皮はぎされたケーブル10に絶縁性
ゴム層6′と導電性ゴム層6″よりなるゴムストレ
スコーン6、がい管3を装着し、ゴムストレスコ
ーン6の端部とがい管3とは、がい管3の下部に
形成された段部に、前記ゴムストレスコーン6の
外層をなす導電性ゴム層6″を被ぶせ、がい管3
の先端にはキヤツプ2がパツキン11を介して密
に取付けられ、このキヤツプ2と一体に形成され
た端子1に皮はぎされたケーブル10の導体端が
固着される。
一方、ゴムストレスコーン6の端部とケーブル
10とにわたつて、粘着性ポリエチレン絶縁テー
プまたは自己融着性絶縁テープを巻いて保護層7
が形成される。
なお4はがい管3の内側に充填される絶縁コン
パウンドであり、8はすずメツキ軟銅線であり、
接地線を示す。
前記ゴムストレスコーン6をがい管3に被ぶせ
た面に、第2図で詳細示すように、ブラケツト5
を締付け固定するが、この締付けられる部分はゴ
ムストレスコーン6の導電性ゴム層6″であるか
ら、このゴムストレスコーン6の上に絶縁ゴムス
ペーサー12を被せるが、絶縁性テープを巻回
し、その上に前記ブラケツト5のケーブル把持部
の端面ができ得る限り、第1図に示すように、が
い管3の下部の段部と接した状態で締付けられ
る。
ところで、このように組立てられたケーブル終
端部をブラケツト5により装柱に取付けたとき、
ブラケツト5の把持部の端面とがい管3の下部の
段部とがずれて隙間を作ることがある。
またケーブルの通電時に、その伸縮により、終
端部全体が押上げられてずれることもある。
がい管3とブラケツト5がずれて隙間ができる
と、ゴムストレスコーン6とブラケツト5間に介
在している絶縁ゴムスペーサ12に充電部より、
点線で示すように、漏洩電流がこの絶縁ゴムスペ
ーサ12上を流れることで、絶縁ゴムスペーサー
12には有機材料特有のトラツキングが発生し、
極端な事故例として、発火延焼することもある。
なおいうまでもないことであるが、漏洩電流は
がい管3の汚損時に最大となり、第3図に示すよ
うにブラケツト5が斜めになつていても、そのリ
ング状のケーブル終端部把持部の一端でがい管3
の一端と接しているときは、漏洩電流はブラケツ
ト5の接地に流れるが、ブラケツト5の把持部の
縁が全くがい管3の一端と接しないときに、上述
のトラツキングを生じるのである。
そこで、本考案はたとえ、ブラケツト5により
装柱への固定支持により、あるいは通電電流によ
り、ブラケツト5の把持部端面とがい管3の端部
との接触がなくなることがあつても、つまり隙間
が生じても、なお電気的接続状態を保つように、
ブラケツト5のケーブル終端部把持部とがい管3
の先端部との間にばねを介在させ、ばねの一端は
ブラケツト5のケーブル終端部把持部に固定し、
この状態でがい管3とブラケツト5の電気的接続
をとるようにしたものである。
以下実施例について説明する。
第4図は通常使用されるブラケツトの一例を示
しているが、装柱等に対する取付け孔13を有す
る取付部と、ケーブル終端部を締付け固定する受
部14を備えるブラケツト本体15と前記受部1
4に対する把持金具16とよりなり、受部14と
把持金具16とは、ケーブル終端部を把持して締
付固定できる把持部を構成し、それぞれ締付用の
ボルト孔17を有している。
なお図において18は接地ビスである。
これに対し、第5図A,Bおよび第6図A,B
に本考案の実施例を示す。
第5図B、第6図Bともブラケツトおよびがい
管の一部のみしか示していないが、この構成は、
第1図、第2図で示したようなケーブル終端部に
おけるがい管とストレスコーンの接合部上に絶縁
ゴムスペーサ12を被せ、その上からブラケツト
5の把持部で締付け、固定した状態の一部を示し
たものである。第5図Bのものは、第5図Aに示
すような、コイルばね19の一端を第4図の接地
ビス18に固定して、ブラケツト5によるケーブ
ル終端部締付け、固定の際、前記コイルばね19
の弾力を利用して、ブラケツト5の端面とがい管
3の電気的接続を保つように構成したものであ
る。
これに対し、第6図Bのものは、第6図Aに示
すような板ばね片20をブラケツト5の把持金具
16の端面において、上方向に突出するように取
付け、ブラケツト5によるケーブル終端部締付
け、固定の際、前記板ばね片20の弾力を利用し
て、ブラケツト5の端面とがい管3の電気的接続
を保つように構成したものである。
以上説明したように本考案は、ばねを使用する
ことによりケーブル終端部のがい管とブラケツト
の間の電気的接続をとつているので、装柱時、ブ
ラケツトが斜めに取付けられるようなことがあつ
ても、ばねはこれに応じて両者間の接触を常に維
持し、また装柱後、通電により、ケーブルが伸縮
し、ケーブル終端部が押上げられ、がい管とブラ
ケツトの把持部との間に隙間ができても、ばねが
これに応じて伸縮するので、常に両者の接触状態
を維持することができる。
以上説明のように、本考案は、単にばねを使用
し、わずかの加工を予め加えて置くのみで、トラ
ツキングによる事故の発生を未然に防止すること
ができ、実際的な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常使用される電力ケーブルの終端部
の一例を示す。第2図はがい管とゴムストレスコ
ーンの接合部を示す。第3図は漏洩電流発生の説
明図である。第4図は通常使用されるブラケツト
の一例を示す。第5図B、および第6図Bはそれ
ぞれ本考案の実施例を示し、同じく第5図Aおよ
び第6図Aは使用されるばねおよびその取付を示
す。 1……端子、2……キヤツプ、3……がい管、
4……絶縁コンパウンド、5……ブラケツト、6
……ゴムストレスコーン、6′……ゴムストレス
コーンの絶縁性ゴム層、6″……同導電性ゴム層、
7……保護層、8……すずめつき銅線、10……
電力ケーブル、11……キヤツプ2のパツキン、
12……絶縁ゴムスペーサー、15……ブラケツ
ト本体、16……把持金具、19……コイルば
ね、20……板ばね片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 皮はぎした電力ケーブル端部に、がい管とゴム
    ストレスコーンを装着し、前記がい管の段部に前
    記ゴムストレスコーンの導電層を接合し、前記導
    電層の上に絶縁ゴムスペーサを被ぶせ、前記スペ
    ーサ上でケーブル終端部をブラケツトにより締付
    し、固定してなるケーブル終端部において、前記
    ブラケツトのケーブル終端部把持部にばねを取付
    け、前記ばねにより、前記ブラケツトと前記がい
    管の電気的接続をとるようにしたケーブル終端
    部。
JP11940782U 1982-08-04 1982-08-04 ケ−ブル終端部 Granted JPS5923237U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11940782U JPS5923237U (ja) 1982-08-04 1982-08-04 ケ−ブル終端部

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11940782U JPS5923237U (ja) 1982-08-04 1982-08-04 ケ−ブル終端部

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Publication Number Publication Date
JPS5923237U JPS5923237U (ja) 1984-02-13
JPH0130837Y2 true JPH0130837Y2 (ja) 1989-09-21

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ID=30274053

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11940782U Granted JPS5923237U (ja) 1982-08-04 1982-08-04 ケ−ブル終端部

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6214383U (ja) * 1985-07-12 1987-01-28

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JPS5923237U (ja) 1984-02-13

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