JPH07246948A - 車両運動状態量補正装置 - Google Patents
車両運動状態量補正装置Info
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- JPH07246948A JPH07246948A JP4113894A JP4113894A JPH07246948A JP H07246948 A JPH07246948 A JP H07246948A JP 4113894 A JP4113894 A JP 4113894A JP 4113894 A JP4113894 A JP 4113894A JP H07246948 A JPH07246948 A JP H07246948A
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両停止時と直進走行時以外でも、車両ヨー
運動状態量検出系のオフセットを適切に求め得て、オフ
セット除去を行う補正装置を提供する。 【構成】 車両運動の物理的関係からヨーレイト推定値
を算出するヨーレイト推定値算出手段6と、その推定値
とヨーレイト検出手段7からのヨーレイト検出値の差よ
り該検出値のオフセット量を算出する算出手段7、及び
該検出値とオフセット量算出値との差より検出手段7の
オフセット量を除去するヨーレイト補正手段8をもつ。
オフセット量算出は、横Gの測定値又は演算値が予め設
定した基準値以下の小さな値を所定時間以上継続した場
合に行い、これでオフセット修正を行う。横Gが定常的
に小さい場合に推定値と検出値との比較によりオフセッ
ト量を算出し、停止時と直進走行時以外でも正確にオフ
セット量が除去される。
運動状態量検出系のオフセットを適切に求め得て、オフ
セット除去を行う補正装置を提供する。 【構成】 車両運動の物理的関係からヨーレイト推定値
を算出するヨーレイト推定値算出手段6と、その推定値
とヨーレイト検出手段7からのヨーレイト検出値の差よ
り該検出値のオフセット量を算出する算出手段7、及び
該検出値とオフセット量算出値との差より検出手段7の
オフセット量を除去するヨーレイト補正手段8をもつ。
オフセット量算出は、横Gの測定値又は演算値が予め設
定した基準値以下の小さな値を所定時間以上継続した場
合に行い、これでオフセット修正を行う。横Gが定常的
に小さい場合に推定値と検出値との比較によりオフセッ
ト量を算出し、停止時と直進走行時以外でも正確にオフ
セット量が除去される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両運動状態量補正装
置、特に車両ヨー運動状態量検出系を有する場合の車両
ヨー運動状態量の補正装置に関するものである。
置、特に車両ヨー運動状態量検出系を有する場合の車両
ヨー運動状態量の補正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両運動状態量補正装置とし
て、特開平2−204177号公報に記載の如き車両
(4WS)においてゼロ点補正をすることで制御パラメ
ータを補正するものがある(同公報第3頁左上欄第13
行〜同頁左下欄第8行等)。これは、車両が停止状態ま
たは直進走行状態にあると確認された時、重心を挟んだ
2つの横Gセンサの出力差を積分演算して得るヨーレー
トとして出力信号が生じていれば、この値をオフセット
量とみなして補正する車両運動状態量補正装置である。
て、特開平2−204177号公報に記載の如き車両
(4WS)においてゼロ点補正をすることで制御パラメ
ータを補正するものがある(同公報第3頁左上欄第13
行〜同頁左下欄第8行等)。これは、車両が停止状態ま
たは直進走行状態にあると確認された時、重心を挟んだ
2つの横Gセンサの出力差を積分演算して得るヨーレー
トとして出力信号が生じていれば、この値をオフセット
量とみなして補正する車両運動状態量補正装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両運動状態量補正装置では、車両の停止状
態または直進走行状態が確認された時にのみ、車両運動
状態量検出手段に生じている出力信号をオフセット量と
みなして車両運動状態量検出手段を補正しているため、
停止状態または直進走行状態という限定された状態以外
(例えば、長いカーブが連続する自動車専用道路の連続
走行時など)では、車両運動状態量検出手段のオフセッ
ト量を求めることができないという問題があった。
うな従来の車両運動状態量補正装置では、車両の停止状
態または直進走行状態が確認された時にのみ、車両運動
状態量検出手段に生じている出力信号をオフセット量と
みなして車両運動状態量検出手段を補正しているため、
停止状態または直進走行状態という限定された状態以外
(例えば、長いカーブが連続する自動車専用道路の連続
走行時など)では、車両運動状態量検出手段のオフセッ
ト量を求めることができないという問題があった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たもので、車両停止状態または直進走行状態以外でも、
オフセットを適切に求め得て、たとえ長いカーブが連続
する連続走行時などでも、斯く求めたオフセットにより
オフセット除去を行うことのできる車両運動状態量補正
装置を提供しようというものである。
たもので、車両停止状態または直進走行状態以外でも、
オフセットを適切に求め得て、たとえ長いカーブが連続
する連続走行時などでも、斯く求めたオフセットにより
オフセット除去を行うことのできる車両運動状態量補正
装置を提供しようというものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によって、下記の
車両運動状態量補正装置が提供される。即ち、車輪の操
舵角を検出する検出手段と、車速を検出する車速検出手
段と、車両のヨー運動状態量を検出する車両ヨー運動状
態量検出手段と、前記操舵角と車速より、車両運動の物
理的関係から車両のヨー運動状態量推定値を算出するヨ
ー運動状態量推定値算出手段と、車両の横加速度につい
ての測定値または演算値が予め設定した基準値以下の小
さな値を所定時間以上継続した場合に、前記ヨー運動状
態量推定値と車両ヨー運動状態量検出値に基づき前記車
両ヨー運動状態量検出手段のオフセットを修正するオフ
セット修正手段とを備えることを車両運動状態量補正装
置である。
車両運動状態量補正装置が提供される。即ち、車輪の操
舵角を検出する検出手段と、車速を検出する車速検出手
段と、車両のヨー運動状態量を検出する車両ヨー運動状
態量検出手段と、前記操舵角と車速より、車両運動の物
理的関係から車両のヨー運動状態量推定値を算出するヨ
ー運動状態量推定値算出手段と、車両の横加速度につい
ての測定値または演算値が予め設定した基準値以下の小
さな値を所定時間以上継続した場合に、前記ヨー運動状
態量推定値と車両ヨー運動状態量検出値に基づき前記車
両ヨー運動状態量検出手段のオフセットを修正するオフ
セット修正手段とを備えることを車両運動状態量補正装
置である。
【0006】また、上記において、車両が、車両ヨー運
動状態量を制御パラメータとする、後輪舵角制御手段を
搭載するか、または制動力制御手段を搭載するか、もし
くはアンチスキッド制御手段を搭載するか、あるいはそ
れらの二以上を搭載するかの、いずれかであって、前記
オフセット修正手段より得られる車両ヨー運動状態量値
が、該当制御におけるその制御パラメータとして用いら
れる、ことを特徴とする車両運動状態量補正装置であ
る。また、操舵角の検出手段は、前輪舵角を検出する態
様であるか、少なくとも補助操舵として後輪を操舵する
車両の場合にあっては前輪舵角と後輪舵角を検出する態
様であるかの、いずれかである、ことを特徴とする車両
運動状態量補正装置である。
動状態量を制御パラメータとする、後輪舵角制御手段を
搭載するか、または制動力制御手段を搭載するか、もし
くはアンチスキッド制御手段を搭載するか、あるいはそ
れらの二以上を搭載するかの、いずれかであって、前記
オフセット修正手段より得られる車両ヨー運動状態量値
が、該当制御におけるその制御パラメータとして用いら
れる、ことを特徴とする車両運動状態量補正装置であ
る。また、操舵角の検出手段は、前輪舵角を検出する態
様であるか、少なくとも補助操舵として後輪を操舵する
車両の場合にあっては前輪舵角と後輪舵角を検出する態
様であるかの、いずれかである、ことを特徴とする車両
運動状態量補正装置である。
【0007】また、オフセット修正手段は、所定演算時
間毎に、ヨー運動状態量推定値と車両ヨー運動状態量検
出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出値のオフセ
ット量を算出するオフセット量算出手段と、所定演算時
間毎に、車両ヨー運動状態量検出値と該オフセット量算
出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出手段のオフ
セット量を除去する車両ヨー運動状態量補正手段とを含
み、かつ、該オフセット量算出手段は、前記横加速度の
測定値または演算値が予め設定した基準値以下の小さな
値を所定時間以上継続した場合にオフセット量を更新算
出し、かつその場合以外は前回オフセット算出値を今回
オフセット値として算出し、該車両ヨー運動状態量補正
手段が、斯く得られる算出値を逐次適用していく、こと
を特徴とする車両運動状態量補正装置である。
間毎に、ヨー運動状態量推定値と車両ヨー運動状態量検
出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出値のオフセ
ット量を算出するオフセット量算出手段と、所定演算時
間毎に、車両ヨー運動状態量検出値と該オフセット量算
出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出手段のオフ
セット量を除去する車両ヨー運動状態量補正手段とを含
み、かつ、該オフセット量算出手段は、前記横加速度の
測定値または演算値が予め設定した基準値以下の小さな
値を所定時間以上継続した場合にオフセット量を更新算
出し、かつその場合以外は前回オフセット算出値を今回
オフセット値として算出し、該車両ヨー運動状態量補正
手段が、斯く得られる算出値を逐次適用していく、こと
を特徴とする車両運動状態量補正装置である。
【0008】また、オフセット修正手段は、所定演算時
間毎に、ヨー運動状態量推定値と車両ヨー運動状態量検
出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出値のオフセ
ット量を算出するオフセット量算出手段と、所定演算時
間毎に、車両ヨー運動状態量検出値と該オフセット量算
出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出手段のオフ
セット量を除去する車両ヨー運動状態量補正手段とを含
み、かつ、該オフセット量算出手段は、前記検出操舵角
と車速が所定範囲内に所定時間ある場合においてオフセ
ット量を更新算出し、かつ当該場合以外は前回オフセッ
ト算出値を今回オフセット値として算出し、該車両ヨー
運動状態量補正手段が、斯く得られる算出値を逐次適用
していく、ことを特徴とする車両運動状態量補正装置で
ある。
間毎に、ヨー運動状態量推定値と車両ヨー運動状態量検
出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出値のオフセ
ット量を算出するオフセット量算出手段と、所定演算時
間毎に、車両ヨー運動状態量検出値と該オフセット量算
出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出手段のオフ
セット量を除去する車両ヨー運動状態量補正手段とを含
み、かつ、該オフセット量算出手段は、前記検出操舵角
と車速が所定範囲内に所定時間ある場合においてオフセ
ット量を更新算出し、かつ当該場合以外は前回オフセッ
ト算出値を今回オフセット値として算出し、該車両ヨー
運動状態量補正手段が、斯く得られる算出値を逐次適用
していく、ことを特徴とする車両運動状態量補正装置で
ある。
【0009】
【作用】本発明においては、車輪の操舵角を検出する検
出手段、車速を検出する車速検出手段、車両のヨー運動
状態量を検出する車両ヨー運動状態量検出手段の各検出
手段を有して、前記操舵角と車速より、車両運動の物理
的関係から車両のヨー運動状態量推定値をヨー運動状態
量推定値算出手段が算出し、車両の横加速度についての
測定値または演算値が予め設定した基準値以下の小さな
値を所定時間以上継続した場合に、前記ヨー運動状態量
推定値と車両ヨー運動状態量検出値に基づきオフセット
修正手段が前記車両ヨー運動状態量検出手段のオフセッ
トを修正する。従って、車両の停止状態または直進走行
状態という限定された状態以外ではオフセット修正が行
えないといった制約も解消し得て、従来のものに比しよ
り拡大した車両運動領域でそのオフセット修正を可能な
らしめ、同時に、オフセット修正に適用する上記ヨー運
動状態量推定値算出手段でヨー運動状態量推定値として
得られるものは、車両のその実際の車両ヨー運動状態量
を示すものとして適切な推定値が得られ、もって、停止
時と直進走行時以外でも適切にオフセット除去ができ、
正確なオフセット修正も可能ならしめる。
出手段、車速を検出する車速検出手段、車両のヨー運動
状態量を検出する車両ヨー運動状態量検出手段の各検出
手段を有して、前記操舵角と車速より、車両運動の物理
的関係から車両のヨー運動状態量推定値をヨー運動状態
量推定値算出手段が算出し、車両の横加速度についての
測定値または演算値が予め設定した基準値以下の小さな
値を所定時間以上継続した場合に、前記ヨー運動状態量
推定値と車両ヨー運動状態量検出値に基づきオフセット
修正手段が前記車両ヨー運動状態量検出手段のオフセッ
トを修正する。従って、車両の停止状態または直進走行
状態という限定された状態以外ではオフセット修正が行
えないといった制約も解消し得て、従来のものに比しよ
り拡大した車両運動領域でそのオフセット修正を可能な
らしめ、同時に、オフセット修正に適用する上記ヨー運
動状態量推定値算出手段でヨー運動状態量推定値として
得られるものは、車両のその実際の車両ヨー運動状態量
を示すものとして適切な推定値が得られ、もって、停止
時と直進走行時以外でも適切にオフセット除去ができ、
正確なオフセット修正も可能ならしめる。
【0010】また、特に、車両ヨー運動状態量を制御パ
ラメータとする後輪舵角制御手段を搭載する車両や、ま
たは、同様にそれを制御パラメータとする制動力制御手
段を搭載する車両、チスキッド制御手段(ABSシステ
ム)を搭載する車両、あるいはそれら制御手段の二以上
を搭載する車両において、前記オフセット修正手段より
得られる車両ヨー運動状態量値を該当制御におけるその
制御パラメータとして用いる構成として実施すると、好
適であり、同様に上記のことを実現することを可能なら
しめるのに加え、当該制御をより正確なものとしてこれ
を実行せしめることを可能ならしめる。また、好ましく
は、操舵角の検出手段は、前輪舵角を検出する態様、ま
たは少なくとも補助操舵として後輪を操舵する車両の場
合にあっては前輪舵角と後輪舵角を検出する態様で、本
発明は実施でき、同様に上記のことを実現することを可
能ならしめる。好ましくはまた、この場合、2WS車な
ら前輪舵角のみを検出することができ、好ましくはま
た、該当する舵角は直接その実舵角を検知しても得ても
よく、前輪舵角ならハンドル操舵角に基づき演算して得
てもよく、いずれでも、実施できる。
ラメータとする後輪舵角制御手段を搭載する車両や、ま
たは、同様にそれを制御パラメータとする制動力制御手
段を搭載する車両、チスキッド制御手段(ABSシステ
ム)を搭載する車両、あるいはそれら制御手段の二以上
を搭載する車両において、前記オフセット修正手段より
得られる車両ヨー運動状態量値を該当制御におけるその
制御パラメータとして用いる構成として実施すると、好
適であり、同様に上記のことを実現することを可能なら
しめるのに加え、当該制御をより正確なものとしてこれ
を実行せしめることを可能ならしめる。また、好ましく
は、操舵角の検出手段は、前輪舵角を検出する態様、ま
たは少なくとも補助操舵として後輪を操舵する車両の場
合にあっては前輪舵角と後輪舵角を検出する態様で、本
発明は実施でき、同様に上記のことを実現することを可
能ならしめる。好ましくはまた、この場合、2WS車な
ら前輪舵角のみを検出することができ、好ましくはま
た、該当する舵角は直接その実舵角を検知しても得ても
よく、前輪舵角ならハンドル操舵角に基づき演算して得
てもよく、いずれでも、実施できる。
【0011】また、所定演算時間毎に、ヨー運動状態量
推定値と車両ヨー運動状態量検出値との差分より、車両
ヨー運動状態量検出値のオフセット量を算出するオフセ
ット量算出手段と、所定演算時間毎に、車両ヨー運動状
態量検出値と該オフセット量算出値との差分より、車両
ヨー運動状態量検出手段のオフセット量を除去する車両
ヨー運動状態量補正手段とを含み、かつ、そのオフセッ
ト量算出手段は、前記横加速度の測定値または演算値が
予め設定した基準値以下の小さな値を所定時間以上継続
した場合にオフセット量を更新算出し、かつその場合以
外は前回オフセット算出値を今回オフセット値として算
出し、その車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得られ
る算出値を逐次適用していくよう、オフセット修正手段
を構成することで、本発明は実施でき、この場合は、上
記した点に更に加え、その更新算出に係るオフセット量
を、その更新算出のとき以外の場合の車両運動場面でも
代用してオフセット修正をし得て、そうしない場合に比
し効果的なものにすることを可能ならしめる。
推定値と車両ヨー運動状態量検出値との差分より、車両
ヨー運動状態量検出値のオフセット量を算出するオフセ
ット量算出手段と、所定演算時間毎に、車両ヨー運動状
態量検出値と該オフセット量算出値との差分より、車両
ヨー運動状態量検出手段のオフセット量を除去する車両
ヨー運動状態量補正手段とを含み、かつ、そのオフセッ
ト量算出手段は、前記横加速度の測定値または演算値が
予め設定した基準値以下の小さな値を所定時間以上継続
した場合にオフセット量を更新算出し、かつその場合以
外は前回オフセット算出値を今回オフセット値として算
出し、その車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得られ
る算出値を逐次適用していくよう、オフセット修正手段
を構成することで、本発明は実施でき、この場合は、上
記した点に更に加え、その更新算出に係るオフセット量
を、その更新算出のとき以外の場合の車両運動場面でも
代用してオフセット修正をし得て、そうしない場合に比
し効果的なものにすることを可能ならしめる。
【0012】また、オフセット修正手段のオフセット量
算出手段が、検出操舵角と車速が所定範囲内に所定時間
ある場合においてオフセット量を更新算出し、かつ当該
場合以外は前回オフセット算出値を今回オフセット値と
して算出し、車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得ら
れる算出値を逐次適用していく構成とすることで、本発
明は実施でき、同様に上記のことを実現することを可能
ならしめる。
算出手段が、検出操舵角と車速が所定範囲内に所定時間
ある場合においてオフセット量を更新算出し、かつ当該
場合以外は前回オフセット算出値を今回オフセット値と
して算出し、車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得ら
れる算出値を逐次適用していく構成とすることで、本発
明は実施でき、同様に上記のことを実現することを可能
ならしめる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明車両運動状態量補正装置の一実施例
を示す。本実施例は、車両の運動制御装置として後輪舵
角制御装置に適用した場合であり、より具体的には、車
両ヨー運動状態量としてヨーレートをフィードバック
(F/B)して後輪を操舵する4輪操舵車(4WS車)
に、その制御パラメータとして用いるヨーレイト(d/
dt)φにつき、オフセット修正のため本補正装置を用
いた場合の例である。
る。図1は、本発明車両運動状態量補正装置の一実施例
を示す。本実施例は、車両の運動制御装置として後輪舵
角制御装置に適用した場合であり、より具体的には、車
両ヨー運動状態量としてヨーレートをフィードバック
(F/B)して後輪を操舵する4輪操舵車(4WS車)
に、その制御パラメータとして用いるヨーレイト(d/
dt)φにつき、オフセット修正のため本補正装置を用
いた場合の例である。
【0014】同図において、1は操舵角検出手段、2は
後輪補助操舵の場合のその補助操舵角を検出する後輪舵
角検出手段、3は車速を検出する車速検出手段、4は車
両のヨー運動状態量を検出する車両ヨー運動状態量検出
手段としてのヨーレート検出手段を、それぞれ示す。
後輪補助操舵の場合のその補助操舵角を検出する後輪舵
角検出手段、3は車速を検出する車速検出手段、4は車
両のヨー運動状態量を検出する車両ヨー運動状態量検出
手段としてのヨーレート検出手段を、それぞれ示す。
【0015】これら検出手段は、それぞれ該当するセン
サを含んで構成できる。ここでは、操舵角検出手段1に
係る操舵角センサについては、ステアリングホイールの
操舵角(ハンドル操舵角)を検出するものとするが、こ
れは前輪実舵角(転舵角)を検知する態様のものであっ
てもよい。また、後輪舵角検出手段2に係る後輪舵角セ
ンサは、ここでは実舵角を検出するものであってよい
(後輪操舵アクチュエータのストロークセンサでもよ
い)。
サを含んで構成できる。ここでは、操舵角検出手段1に
係る操舵角センサについては、ステアリングホイールの
操舵角(ハンドル操舵角)を検出するものとするが、こ
れは前輪実舵角(転舵角)を検知する態様のものであっ
てもよい。また、後輪舵角検出手段2に係る後輪舵角セ
ンサは、ここでは実舵角を検出するものであってよい
(後輪操舵アクチュエータのストロークセンサでもよ
い)。
【0016】本車両に搭載の後輪舵角制御システムは、
上記の操舵角を検出するための、また車速を検出するた
めの、また後輪舵角を検出するための、またヨーレイト
を検出するためのセンサ類等のほか、舵角制御用のコン
トローラを備え、該コントローラは諸演算等を実行する
CPU5を含んで構成されるとともに、更にシステム
は、後輪舵角制御手段11を備えて構成される。後輪舵
角制御手段11は、既知の油圧制御によるアクチュエー
タや、電動モータのよるものを含んでなるものとするこ
とができる。
上記の操舵角を検出するための、また車速を検出するた
めの、また後輪舵角を検出するための、またヨーレイト
を検出するためのセンサ類等のほか、舵角制御用のコン
トローラを備え、該コントローラは諸演算等を実行する
CPU5を含んで構成されるとともに、更にシステム
は、後輪舵角制御手段11を備えて構成される。後輪舵
角制御手段11は、既知の油圧制御によるアクチュエー
タや、電動モータのよるものを含んでなるものとするこ
とができる。
【0017】操舵角検出手段1、後輪舵角検出手段2、
車速検出手段3、ヨーレート検出手段4からは、それぞ
れ検出値に比例した電圧が操舵角信号、後輪舵角信号、
車速信号、ヨーレート信号として出力され、CPU5に
入力される。CPU5は、本例では、図に機能ブロック
として表す如く、ヨーレート推定値算出手段6、オフセ
ット量算出手段7、ヨーレート補正手段8の各機能を含
むとともに、目標ヨーレート算出手段9、後輪舵角算出
手段10の各機能を含んでなる。
車速検出手段3、ヨーレート検出手段4からは、それぞ
れ検出値に比例した電圧が操舵角信号、後輪舵角信号、
車速信号、ヨーレート信号として出力され、CPU5に
入力される。CPU5は、本例では、図に機能ブロック
として表す如く、ヨーレート推定値算出手段6、オフセ
ット量算出手段7、ヨーレート補正手段8の各機能を含
むとともに、目標ヨーレート算出手段9、後輪舵角算出
手段10の各機能を含んでなる。
【0018】上記CPU5は、所定演算周期ΔT毎に、
それら検出値のA/D変換を行う。また、CPU5は、
算出手段6,7、及び補正手段8において、並びに算出
手段9,10において必要な演算を実行する。
それら検出値のA/D変換を行う。また、CPU5は、
算出手段6,7、及び補正手段8において、並びに算出
手段9,10において必要な演算を実行する。
【0019】即ち、ヨーレート推定値算出手段6は、こ
こでは、好ましくは、所定時間ΔT毎に、操舵角信号と
車速信号と後輪舵角信号より、車両運動の物理的関係か
ら車両のヨー運動状態量推定値を算出するものとして機
能し、入力操舵角信号と後輪舵角信号と車速信号よりヨ
ーレート推定値を算出する。
こでは、好ましくは、所定時間ΔT毎に、操舵角信号と
車速信号と後輪舵角信号より、車両運動の物理的関係か
ら車両のヨー運動状態量推定値を算出するものとして機
能し、入力操舵角信号と後輪舵角信号と車速信号よりヨ
ーレート推定値を算出する。
【0020】オフセット量算出手段7は、ΔT毎に、ヨ
ーレート推定値とヨーレート検出値との差分より、該ヨ
ーレート検出値のオフセット量を算出するもので、入力
ヨーレート信号と上記算出ヨーレート推定値よりオフセ
ット量を算出する。好ましくは、この場合、車両に発生
の横加速度(横G)につき、その値が予め設定した基準
値以下の小さな値を所定時間以上継続して示すとき、上
記の入力ヨーレート信号と上記算出ヨーレート推定値を
用いてオフセット量の算出をする。
ーレート推定値とヨーレート検出値との差分より、該ヨ
ーレート検出値のオフセット量を算出するもので、入力
ヨーレート信号と上記算出ヨーレート推定値よりオフセ
ット量を算出する。好ましくは、この場合、車両に発生
の横加速度(横G)につき、その値が予め設定した基準
値以下の小さな値を所定時間以上継続して示すとき、上
記の入力ヨーレート信号と上記算出ヨーレート推定値を
用いてオフセット量の算出をする。
【0021】この場合、横加速度の検出値は、測定値ま
たは演算値のいずれでもよく、横Gセンサをもつ場合な
ら、直接センサで測定して得たものをその基準値との比
較判断に適用できる。また、好ましくは、例えば、操舵
角と車速とから横加速度を算出して、その値を基準値と
の比較判断に用いる。
たは演算値のいずれでもよく、横Gセンサをもつ場合な
ら、直接センサで測定して得たものをその基準値との比
較判断に適用できる。また、好ましくは、例えば、操舵
角と車速とから横加速度を算出して、その値を基準値と
の比較判断に用いる。
【0022】好ましくは、また、検出操舵角信号と車速
信号を利用し、操舵角信号と車速信号が所定の或る物理
関係を満足する範囲内に所定時間ある場合に、上記入力
のヨーレート推定値算出手段でヨーレート推定値を求
め、ヨーレート検出値とヨーレート推定値の差分よりヨ
ーレイト検出手段のオフセット量を求める構成とするこ
とができる。
信号を利用し、操舵角信号と車速信号が所定の或る物理
関係を満足する範囲内に所定時間ある場合に、上記入力
のヨーレート推定値算出手段でヨーレート推定値を求
め、ヨーレート検出値とヨーレート推定値の差分よりヨ
ーレイト検出手段のオフセット量を求める構成とするこ
とができる。
【0023】好ましくは、検出操舵角信号と車速信号が
所定範囲内に所定時間ある場合にオフセット量を更新算
出し、かつ上記の場合以外は前回オフセット算出値を今
回オフセット値として算出する。ΔT毎に、こうして該
当するときは逐次更新し、及び該当するときは前回値で
代用する手法を含む補正方法の好適例は、後記で示され
る。
所定範囲内に所定時間ある場合にオフセット量を更新算
出し、かつ上記の場合以外は前回オフセット算出値を今
回オフセット値として算出する。ΔT毎に、こうして該
当するときは逐次更新し、及び該当するときは前回値で
代用する手法を含む補正方法の好適例は、後記で示され
る。
【0024】ヨーレート補正手段8は、ΔT毎に、ヨー
レート検出値とオフセット量算出値との差分より、ヨー
レイト検出手段4のオフセット量を除去するよう機能す
る補正手段で、入力ヨーレート信号と上記算出オフセッ
ト量よりヨーレート補正信号(オフセット修正後ヨーレ
ート値)を算出する。
レート検出値とオフセット量算出値との差分より、ヨー
レイト検出手段4のオフセット量を除去するよう機能す
る補正手段で、入力ヨーレート信号と上記算出オフセッ
ト量よりヨーレート補正信号(オフセット修正後ヨーレ
ート値)を算出する。
【0025】一方また、目標ヨーレート算出手段9で
は、入力操舵角信号と入力車速信号よりヨーレイトF/
B制御での目標値として目標ヨーレートを算出する。後
輪舵角算出手段10は、かかる目標ヨーレート信号と上
記ヨーレート補正信号より後輪舵角を決定し、それに対
応した後輪舵角指令値を算出する。CPU5では、この
ようにして後輪舵角指令値の演算が実行され、コントロ
ーラはこれに対応する後輪舵角指令電流を制御信号とし
て送出し、そして、後輪舵角制御手段11が後輪舵角指
令値に基づき後輪舵角の制御を行う。
は、入力操舵角信号と入力車速信号よりヨーレイトF/
B制御での目標値として目標ヨーレートを算出する。後
輪舵角算出手段10は、かかる目標ヨーレート信号と上
記ヨーレート補正信号より後輪舵角を決定し、それに対
応した後輪舵角指令値を算出する。CPU5では、この
ようにして後輪舵角指令値の演算が実行され、コントロ
ーラはこれに対応する後輪舵角指令電流を制御信号とし
て送出し、そして、後輪舵角制御手段11が後輪舵角指
令値に基づき後輪舵角の制御を行う。
【0026】次に、CPU5での算出手段6,7,9,
10、補正手段10の演算内容について、それぞれ一例
を具体的に説明するに、これらは下記する如き演算によ
って行うことができる(図2〜4参照)。
10、補正手段10の演算内容について、それぞれ一例
を具体的に説明するに、これらは下記する如き演算によ
って行うことができる(図2〜4参照)。
【0027】まず、各演算部分6〜10の説明に先立
ち、一般的に知られている2自由度車両モデルの運動方
程式を示すと、これは次のようである(なお、以下は、
時間(t)の連続系で表現した場合である)。
ち、一般的に知られている2自由度車両モデルの運動方
程式を示すと、これは次のようである(なお、以下は、
時間(t)の連続系で表現した場合である)。
【0028】
【表1】 Iz・(d2 /dt2 )φ=2{Cf・Lr−Cr・Lr} ・・・ M・α=M{(d/dt)Vy+V・(d/dt)φ}=2{Cf+Cr} ・・・ Cf=eKf〔 (θ/N) −{Vy+Lf・(d/dt)φ}/V〕 ・・・ Cr=Kr〔δ−{Vy+Lr・(d/dt)φ}/V〕 ・・・
【0029】なお、上記式、及び下記説明において使用
する次の記号(文字式)は、それぞれ以下の内容を表
す。
する次の記号(文字式)は、それぞれ以下の内容を表
す。
【0030】
【表2】(d/dt)φ:ヨーレイト(車両に発生する
ヨーレイト(ヨー角速度;φの微分値)) (d2 /dt2 )φ:ヨー角加速度((d/dt)φの
微分値) Iz:ヨー慣性 M:車両重量 Lf:前輪一重心間距離 Lr:後輪一重心間距離 Cf:前輪コーナリングフォース Cr:後輪コーナリングフォース V:車速(車速信号) α:横加速度(横G) α0:定常横加速度 Vy:横方向速度 eKf:前輪等価コーナリングパワー Kr:後輪コーナリングパワー N:ステアリングギア比 θ:操舵角(操舵角信号) δ:後輪舵角(後輪舵角信号) A: スタビリティーファクター k: 比例定数 δCONTROL :後輪舵角指令値 (d/dt)φCAL :ヨーレイト推定値 (d/dt)φSENSOR:ヨーレイト信号(検出値;セン
サ値) (d/dt)φOFFSET:オフセット量 (d/dt)φREF :目標ヨーレイト (d/dt)φREVISED :ヨーレイト補正信号(オフセ
ット修正後ヨーレイト補正信号)
ヨーレイト(ヨー角速度;φの微分値)) (d2 /dt2 )φ:ヨー角加速度((d/dt)φの
微分値) Iz:ヨー慣性 M:車両重量 Lf:前輪一重心間距離 Lr:後輪一重心間距離 Cf:前輪コーナリングフォース Cr:後輪コーナリングフォース V:車速(車速信号) α:横加速度(横G) α0:定常横加速度 Vy:横方向速度 eKf:前輪等価コーナリングパワー Kr:後輪コーナリングパワー N:ステアリングギア比 θ:操舵角(操舵角信号) δ:後輪舵角(後輪舵角信号) A: スタビリティーファクター k: 比例定数 δCONTROL :後輪舵角指令値 (d/dt)φCAL :ヨーレイト推定値 (d/dt)φSENSOR:ヨーレイト信号(検出値;セン
サ値) (d/dt)φOFFSET:オフセット量 (d/dt)φREF :目標ヨーレイト (d/dt)φREVISED :ヨーレイト補正信号(オフセ
ット修正後ヨーレイト補正信号)
【0031】図1のヨーレート推定値算出手段6では、
ここでは、次のようにしてヨーレート推定値の算出をす
るものとする。即ち、操舵角θ信号、後輪舵角δ信号、
車速V信号より、上記車両モデルの運動方程式に準じ、
(d/dt)φを(d/dt)φCAL として下記式1〜
6に従い、ヨーレート推定値(d/dt)φCAL を算出
する。なお、後輪舵角δ=0とするときは、後輪非操舵
で2WS車となる。
ここでは、次のようにしてヨーレート推定値の算出をす
るものとする。即ち、操舵角θ信号、後輪舵角δ信号、
車速V信号より、上記車両モデルの運動方程式に準じ、
(d/dt)φを(d/dt)φCAL として下記式1〜
6に従い、ヨーレート推定値(d/dt)φCAL を算出
する。なお、後輪舵角δ=0とするときは、後輪非操舵
で2WS車となる。
【0032】
【数1】 Iz・(d2 /dt2 )φCAL =2{Cf・Lr−Cr・Lr} ・・・1
【数2】 M・α=M{(d/dt)Vy+V・(d/dt)φCAL } =2{Cf+Cr} ・・・2
【数3】 Cf=eKf〔 (θ/N) −{Vy+Lf・(d/dt)φCAL }/V〕 ・・・3
【数4】 Cr=Kr〔δ−{Vy+Lr・(d/dt)φCAL }/V〕 ・・・4
【数5】 (d/dt)φCAL =∫(d2 /dt2 )φCAL dt ・・・5
【数6】 Vy=∫(d/dt)Vydt ・・・6
【0033】ここで、3式と4式では、コーナリングフ
ォースと横滑り角の関係に線形性を用いている。しかし
ながら、横滑り角が大きくなるとこの関係は成立しなく
なるので、1〜6式から算出したヨーレート推定値(d
/dt)φCAL が、車両が実際に発生しているヨーレー
トの値とは異なる可能性がある。
ォースと横滑り角の関係に線形性を用いている。しかし
ながら、横滑り角が大きくなるとこの関係は成立しなく
なるので、1〜6式から算出したヨーレート推定値(d
/dt)φCAL が、車両が実際に発生しているヨーレー
トの値とは異なる可能性がある。
【0034】そこで、本例では、上記のようなヨーレー
ト推定値算出手段6を用いるが、そのようなヨーレート
推定値算出手段6を設けることとしても、オフセット修
正にあたり、これを適切に実現せしめるべく、次のよう
な観点から、下記の手法で、従来のような問題を解消し
つつ、できだけ正確にオフセット量(d/dt)φOF
FSETを求められるようにする。
ト推定値算出手段6を用いるが、そのようなヨーレート
推定値算出手段6を設けることとしても、オフセット修
正にあたり、これを適切に実現せしめるべく、次のよう
な観点から、下記の手法で、従来のような問題を解消し
つつ、できだけ正確にオフセット量(d/dt)φOF
FSETを求められるようにする。
【0035】即ち、第一に、次式7から求められる定常
横加速度α0が十分に小さい範囲内(例えば0.2G以
下)では、コーナリングフォースと横滑り角の関係に線
形性が成り立つと仮定する。
横加速度α0が十分に小さい範囲内(例えば0.2G以
下)では、コーナリングフォースと横滑り角の関係に線
形性が成り立つと仮定する。
【0036】
【数7】 α0={V2 /(θ/N−δ)}/〔{1+A/V2 }(Lf+Lr)〕 ・・・7
【数8】ただし、 A=M(Lr・Kr−eKf・Lf)/( 2(Lf+Lr)2・eKf・K) ・・・8
【0037】なお、7式において、(θ/N−δ)中の
値δは、前輪と逆向きを正とする(以下、同様する)。
値δは、前輪と逆向きを正とする(以下、同様する)。
【0038】ここで、上記について、補足して説明する
に、コーナリングフォースと横滑り角との線形領域の幅
は、車両の走行時のその路面の摩擦係数や輪荷重等の各
種パラメータの違いにより変化する。しかし、横加速度
が十分に小さい領域(例えば0.2G以下)では、これ
らパラメータ変化にかかわらず、当該車両でもコーナリ
ングフォースと横滑り角との線形性は確保できるもので
ある。
に、コーナリングフォースと横滑り角との線形領域の幅
は、車両の走行時のその路面の摩擦係数や輪荷重等の各
種パラメータの違いにより変化する。しかし、横加速度
が十分に小さい領域(例えば0.2G以下)では、これ
らパラメータ変化にかかわらず、当該車両でもコーナリ
ングフォースと横滑り角との線形性は確保できるもので
ある。
【0039】また、次の点としては、発生するヨーレー
ト(d/dt)φの時間遅れも考慮して、上記の線形性
が所定時間連続して成立した場合に限り、ヨーレート推
定値(d/dt)φCAL をほぼ真値とみなすことにす
る。つまり、オフセット量(d/dt)φOFFSET算出手
段7において、ヨーレート推定値の値(d/dt)φCA
L が真値であると考えられる場合にのみ、オフセット量
を算出する。オフセット量の算出は、後記式9の如くヨ
ーレート推定値(d/dt)φCALとヨーレイト信号
(d/dt)φSENSOR(ヨーレイト検出値)を用いるこ
とで行える。
ト(d/dt)φの時間遅れも考慮して、上記の線形性
が所定時間連続して成立した場合に限り、ヨーレート推
定値(d/dt)φCAL をほぼ真値とみなすことにす
る。つまり、オフセット量(d/dt)φOFFSET算出手
段7において、ヨーレート推定値の値(d/dt)φCA
L が真値であると考えられる場合にのみ、オフセット量
を算出する。オフセット量の算出は、後記式9の如くヨ
ーレート推定値(d/dt)φCALとヨーレイト信号
(d/dt)φSENSOR(ヨーレイト検出値)を用いるこ
とで行える。
【0040】このようにして、本実施例では、上記1〜
6式に基づく車両運動の物理的関係からヨーレート推定
値を算出するヨーレート推定値(d/dt)φCAL 算出
手段6を設ける構成であり、かつ、そうして算出を行う
場合でも、車両に発生す横加速度が定常的に小さい場合
に、ヨーレート推定値(d/dt)φCAL とヨーレート
検出値(d/dt)φSENSORとの比較によりオフセット
量を算出する方式とすることができる。このため、これ
をオフセット修正(後記式11)に適用して、停車時と
直進走行時以外でも適切にオフセット量を除去すること
ができる。
6式に基づく車両運動の物理的関係からヨーレート推定
値を算出するヨーレート推定値(d/dt)φCAL 算出
手段6を設ける構成であり、かつ、そうして算出を行う
場合でも、車両に発生す横加速度が定常的に小さい場合
に、ヨーレート推定値(d/dt)φCAL とヨーレート
検出値(d/dt)φSENSORとの比較によりオフセット
量を算出する方式とすることができる。このため、これ
をオフセット修正(後記式11)に適用して、停車時と
直進走行時以外でも適切にオフセット量を除去すること
ができる。
【0041】なお、横加速度が予め設定した基準値(例
えば、0.2G)以下の小さな値を所定時間以上継続し
た場合に、操舵角信号と車速信号と後輪舵角信号からヨ
ーレート推定値(d/dt)φCAL を求め、ヨーレイト
検出手段7によるヨーレート検出値(d/dt)φ
SENSORとヨーレート推定値(d/dt)φCAL との差分
より、ヨーレイト検出手段7のオフセット量を求める構
成とすることもでき、結果は同様である。
えば、0.2G)以下の小さな値を所定時間以上継続し
た場合に、操舵角信号と車速信号と後輪舵角信号からヨ
ーレート推定値(d/dt)φCAL を求め、ヨーレイト
検出手段7によるヨーレート検出値(d/dt)φ
SENSORとヨーレート推定値(d/dt)φCAL との差分
より、ヨーレイト検出手段7のオフセット量を求める構
成とすることもでき、結果は同様である。
【0042】また、第三に、好ましくは、次のようにす
る。即ち、オフセット量算出手段7では、ヨーレート推
定値が真値である場合は、次式9に従い、ヨーレート信
号(d/dt)φSENSORとヨーレート推定値(d/d
t)φCAL との差分よりオフセット量(d/dt)φ
OFFSETを算出する。
る。即ち、オフセット量算出手段7では、ヨーレート推
定値が真値である場合は、次式9に従い、ヨーレート信
号(d/dt)φSENSORとヨーレート推定値(d/d
t)φCAL との差分よりオフセット量(d/dt)φ
OFFSETを算出する。
【数9】 (d/dt)φOFFSET=(d/dt)φSENSOR−(d/dt)φCAL ・・・9
【0043】こうして、ヨーレート推定値が真値である
と考えられる場合にのみ、9式によりオフセット量を算
出するが、その一方、ヨーレート推定値が真値でない場
合(上述の各条件を満たす場合でないとき)は、前回で
算出したオフセット量を今回のオフセット量として代用
する(10式)。
と考えられる場合にのみ、9式によりオフセット量を算
出するが、その一方、ヨーレート推定値が真値でない場
合(上述の各条件を満たす場合でないとき)は、前回で
算出したオフセット量を今回のオフセット量として代用
する(10式)。
【数10】 (d/dt)φOFFSET=(d/dt)φOFFSET ・・・10
【0044】オフセット量算出手段7をこのようにする
と、上記各条件が成立してそのヨーレート推定値(d/
dt)φCAL を真値とみなせる場合に、それに合わせて
オフセット量を更新算出し、かつ上記の場合以外は前回
オフセット算出値を今回オフセット値として算出するこ
とができ、ヨーレイト補正に逐次これを適用していくこ
とができることになる。
と、上記各条件が成立してそのヨーレート推定値(d/
dt)φCAL を真値とみなせる場合に、それに合わせて
オフセット量を更新算出し、かつ上記の場合以外は前回
オフセット算出値を今回オフセット値として算出するこ
とができ、ヨーレイト補正に逐次これを適用していくこ
とができることになる。
【0045】即ち、ヨーレート補正手段8では、次式1
1に基づき、ヨーレイト検出手段7により得られるヨー
レート信号(d/dt)φSENSORと、それぞれ上記した
該当する場合において上記9式または10式で得られる
オフセット量(d/dt)φ OFFSETとの差分よりヨーレ
ート補正信号(d/dt)φREVISED (オフセット修正
後ヨーレート補正信号))を算出する。
1に基づき、ヨーレイト検出手段7により得られるヨー
レート信号(d/dt)φSENSORと、それぞれ上記した
該当する場合において上記9式または10式で得られる
オフセット量(d/dt)φ OFFSETとの差分よりヨーレ
ート補正信号(d/dt)φREVISED (オフセット修正
後ヨーレート補正信号))を算出する。
【数11】 (d/dt)φREVISED =(d/dt)φSENSOR−(d/dt)φOFFSET ・・・11
【0046】以上のようにして、上記のものでは、オフ
セット量(d/dt)φOFFSETを求めてヨーレイト検出
手段7のオフセット量を除去するオフセット修正を行う
ことができ、従来のもののように停止状態または直進走
行状態という限定された状態以外ではオフセット量を求
めることができないなどの制約も解消でき、たとえ長い
カーブが連続する自動車専用道路の連続走行時などで
も、適切にオフセット量(d/dt)φOFFSETを求めら
れ、オフセット量(d/dt)φOFFSETの除去を行うこ
とができる。
セット量(d/dt)φOFFSETを求めてヨーレイト検出
手段7のオフセット量を除去するオフセット修正を行う
ことができ、従来のもののように停止状態または直進走
行状態という限定された状態以外ではオフセット量を求
めることができないなどの制約も解消でき、たとえ長い
カーブが連続する自動車専用道路の連続走行時などで
も、適切にオフセット量(d/dt)φOFFSETを求めら
れ、オフセット量(d/dt)φOFFSETの除去を行うこ
とができる。
【0047】しかして、こうして得られるオフセット量
(d/dt)φOFFSET除去後のヨーレート補正信号(d
/dt)φREVISED は、本実施例の場合、ヨーレイトF
/B制御による後輪舵角制御に適用され、該制御をより
正確なものとしてこれを実行せしめることができるのに
役立つものとなる。
(d/dt)φOFFSET除去後のヨーレート補正信号(d
/dt)φREVISED は、本実施例の場合、ヨーレイトF
/B制御による後輪舵角制御に適用され、該制御をより
正確なものとしてこれを実行せしめることができるのに
役立つものとなる。
【0048】図1の目標ヨーレート算出手段9、後輪舵
角算出手段10の演算は次のようなものであってよい。
即ち、目標ヨーレート算出手段9については、前述した
車両モデルより導かれる定常ヨーレート(12式)よ
り、操舵角θ信号と車速V信号を用いて目標ヨーレート
を算出する。
角算出手段10の演算は次のようなものであってよい。
即ち、目標ヨーレート算出手段9については、前述した
車両モデルより導かれる定常ヨーレート(12式)よ
り、操舵角θ信号と車速V信号を用いて目標ヨーレート
を算出する。
【数12】(d/dt)φREF ={V/(θ/N−δ)}/〔 (1+A/V)2・(Lf+Lr)〕 ・・・12
【0049】後輪舵角算出手段10では、次式13に従
い、上記ヨーレート補正信号(d/dt)φREVISED と
目標ヨーレート(d/dt)φREF 信号の差分に比例定
数kを乗じて、後輪舵角指令値δCONTROL を算出する。
い、上記ヨーレート補正信号(d/dt)φREVISED と
目標ヨーレート(d/dt)φREF 信号の差分に比例定
数kを乗じて、後輪舵角指令値δCONTROL を算出する。
【数13】 δCONTROL =k{(d/dt)φREF −(d/dt)φREVISED } ・・・13
【0050】かくして、目標ヨーレート信号とヨーレー
ト補正信号より、そのフィードバック偏差{(d/d
t)φREF −(d/dt)φREVISED }が零となるよ
う、従ってヨーレイトの目標値にその実際値を一致させ
るように、必要な後輪舵角指令値δCONTROL が正確に算
出、決定され、図1の後輪舵角制御手段11は、これに
基づき後輪舵角の制御を行うことができる。よって、本
後輪舵角制御システムにおいて、上記オフセット修正で
得られる補正後ヨーレイト(d/dt)φREVISED を制
御パラメータとして用いることにより、目標ヨーレイト
(d/dt)φREF とのフィードバック偏差を、オフセ
ット量(d/dt)φOFFSETによらずに、正確なものと
して舵角制御を効果的に実行でき、該制御の実効性を高
めることができる。
ト補正信号より、そのフィードバック偏差{(d/d
t)φREF −(d/dt)φREVISED }が零となるよ
う、従ってヨーレイトの目標値にその実際値を一致させ
るように、必要な後輪舵角指令値δCONTROL が正確に算
出、決定され、図1の後輪舵角制御手段11は、これに
基づき後輪舵角の制御を行うことができる。よって、本
後輪舵角制御システムにおいて、上記オフセット修正で
得られる補正後ヨーレイト(d/dt)φREVISED を制
御パラメータとして用いることにより、目標ヨーレイト
(d/dt)φREF とのフィードバック偏差を、オフセ
ット量(d/dt)φOFFSETによらずに、正確なものと
して舵角制御を効果的に実行でき、該制御の実効性を高
めることができる。
【0051】次に図2〜4に示すものは、本補正処理を
含む後輪舵角制御プログラムの一例であり、図1では、
各手段6〜10に相当する部分の演算処理である。な
お、以下では、離散値系演算として実行するものであ
り、積分手段としてはオイラー積分を用い、また、それ
ぞれ該当するデータについて(m)を付記したものは今
回演算値を、(m−1)を付記したものはその今回演算
値に対する前回演算値をそれぞれ表す。
含む後輪舵角制御プログラムの一例であり、図1では、
各手段6〜10に相当する部分の演算処理である。な
お、以下では、離散値系演算として実行するものであ
り、積分手段としてはオイラー積分を用い、また、それ
ぞれ該当するデータについて(m)を付記したものは今
回演算値を、(m−1)を付記したものはその今回演算
値に対する前回演算値をそれぞれ表す。
【0052】本プログラムは、一定時間ΔT(演算周
期)毎に実行され、ステップ101〜ステップ114の
処理からなる。以下、要部を説明する。
期)毎に実行され、ステップ101〜ステップ114の
処理からなる。以下、要部を説明する。
【0053】図1において、ステップ101は、必要な
データθ(m)、V(m)、δ(m)、(d/dt)φ
SENSOR(m)の読み込みステップである。ステップ10
2,103は、前記1〜6式に基づくヨーレイト推定値
(d/dt)φCAL の算出をするための処理ステップで
ある。ここでは、次のような演算で行う。
データθ(m)、V(m)、δ(m)、(d/dt)φ
SENSOR(m)の読み込みステップである。ステップ10
2,103は、前記1〜6式に基づくヨーレイト推定値
(d/dt)φCAL の算出をするための処理ステップで
ある。ここでは、次のような演算で行う。
【0054】
【数14】 Cf(m)=eKf〔 (θ(m)/N) −{Vy(m−1)+ Lf・(d/dt)φCAL (m−1)}/V(m)〕 ・・・13
【数15】 Cr(m)=Kr〔δ(m)−{Vy(m−1)+ Lr・(d/dt)φCAL (m−1)}/V(m)〕 ・・・14
【数16】 (d2 /dt2 )φCAL (m) =2{Cf(m)・Lr−Cr(m)・Lr}/Iz ・・・15
【数17】 (d/dt)Vy(m) =2{Cf(m)+Cr(m)}/M−V(m)・(d/dt)φCAL (m −1) ・・・16
【数18】 (d/dt)φCAL (m) =(d2 /dt2 )φCAL (m)・ΔT+(d/dt)φCAL (m−1) ・・・17
【数19】 Vy(m)=(d/dt)Vy(m)・ΔT+Vy(m−1) ・・・18
【0055】上記17,18式は、積分手段としてオイ
ラー積分を用いたものであり、このようにして、今回ヨ
ーレイト推定値(d/dt)φCAL を得る。
ラー積分を用いたものであり、このようにして、今回ヨ
ーレイト推定値(d/dt)φCAL を得る。
【0056】本プログラム例では、次のステップ104
(図3)を実行し、ここでは、
(図3)を実行し、ここでは、
【数20】 α0={V(m)2 /(θ(m)/N−δ(m))} /〔{1+A/V(m)2 }(Lf+Lr)〕<0.2G ・・・19 を満たす範囲内に今回値θ(m)、今回値V(m)が入
っているか、をみる。
っているか、をみる。
【0057】ステップ104を本プログラム実行のつど
実行し、しかして、YESの答が得られるタイミング
で、所定時間計測タイマTIMERをスタートし、及び
該当するときは値1インクリメントし(ステップ10
5)、所定時間値TMAX を用いて、その状態が所定時間
TMAX 以上継続するかを監視する(ステップ106)。
実行し、しかして、YESの答が得られるタイミング
で、所定時間計測タイマTIMERをスタートし、及び
該当するときは値1インクリメントし(ステップ10
5)、所定時間値TMAX を用いて、その状態が所定時間
TMAX 以上継続するかを監視する(ステップ106)。
【0058】その結果、所定時間TMAX 経過前はステッ
プ110を選択し、前記10式に従い、
プ110を選択し、前記10式に従い、
【数21】 (d/dt)φOFFSET(m)=(d/dt)φSENSOR(m−1)・・・20 により、前回オフセット量(d/dt)φOFFSET(m−
1)算出値を、今回オフセット量(d/dt)φOFFSET
(m)値として算出、決定し(ステップ110)、次の
ステップ111(図4)へ処理を進める。
1)算出値を、今回オフセット量(d/dt)φOFFSET
(m)値として算出、決定し(ステップ110)、次の
ステップ111(図4)へ処理を進める。
【0059】また、ステップ104の答がNOのとき
は、タイマTIMERリセット処理(ステップ109)
を経て、直接ステップ110を実行し、ステップ111
へ進む。
は、タイマTIMERリセット処理(ステップ109)
を経て、直接ステップ110を実行し、ステップ111
へ進む。
【0060】上記に対し、ステップ106での監視で、
ステップ104→105→106側の選択が所定時間T
MAX 以上ある場合は、ステップ107,108側を一回
実行し、前記式9式に従い、
ステップ104→105→106側の選択が所定時間T
MAX 以上ある場合は、ステップ107,108側を一回
実行し、前記式9式に従い、
【数22】 (d/dt)φOFFSET(m) =(d/dt)φSENSOR(m)−(d/dt)φCAL (m) ・・・21 により、今回オフセット量(d/dt)φOFFSET(m)
値を演算し、最新のものに更新し(ステップ107)、
また、そのタイミングでタイマTIMERをリセットし
(ステップ108)、次のステップ111(図4)へ処
理を進める。
値を演算し、最新のものに更新し(ステップ107)、
また、そのタイミングでタイマTIMERをリセットし
(ステップ108)、次のステップ111(図4)へ処
理を進める。
【0061】しかして、ステップ111(図4)では、
前記ステップ107またはステップ110で得た今回オ
フセット量(d/dt)φOFFSET(m)により、前記式
11に従い、
前記ステップ107またはステップ110で得た今回オ
フセット量(d/dt)φOFFSET(m)により、前記式
11に従い、
【数23】 (d/dt)φREVISED (m) =(d/dt)φSENSOR(m)−(d/dt)φOFFSET(m)・・・22 により、オフセット修正されたヨーレイト補正信号(d
/dt)φREVISED (m)を演算し、これに基づき、続
くステップ112〜114を実行する。
/dt)φREVISED (m)を演算し、これに基づき、続
くステップ112〜114を実行する。
【0062】ステップ112は、前記式12に従う、
【数24】 (d/dt)φREF (m)={V(m)/(θ(m)/N−δ(m))}/ 〔 (1+A/V(m)2 )・(Lf+Lr)〕 ・・・22 による(d/dt)φREF (m)演算処理である。
【0063】また、ステップ113は、前記式13に従
う、
う、
【数25】 δCONTROL (m) =k{(d/dt)φREF (m)−(d/dt)φREVISED (m)} ・・・23 によるδCONTROL (m)演算処理である。
【0064】そして、ステップ114で本プログラム実
行毎、その後輪舵角指令値δCONTRO L (m)今回値とし
てを後輪舵角制御手段へ出力する。
行毎、その後輪舵角指令値δCONTRO L (m)今回値とし
てを後輪舵角制御手段へ出力する。
【0065】後輪舵角制御システムに適用する場合は、
こうしてその後輪舵角制御用のコントローラに組み込ん
で実施してもよい。
こうしてその後輪舵角制御用のコントローラに組み込ん
で実施してもよい。
【0066】なお、本発明は、以上の実施例に限定され
るものではない。例えば、図3のステップ104で、横
Gを直接センサで測定してその値で判断する実施態様の
ものも本発明に含まれることは、先にも触れたとおりで
ある。
るものではない。例えば、図3のステップ104で、横
Gを直接センサで測定してその値で判断する実施態様の
ものも本発明に含まれることは、先にも触れたとおりで
ある。
【0067】また、例えば、実施例では、ヨーレートを
フィードバックして後輪を操舵する4輪操舵車に用いた
場合を例にとって説明したが、これに限られず、車両ヨ
ー運動状態量を制御パラメータとする場合に広く適用で
きるのはいうまでもない。
フィードバックして後輪を操舵する4輪操舵車に用いた
場合を例にとって説明したが、これに限られず、車両ヨ
ー運動状態量を制御パラメータとする場合に広く適用で
きるのはいうまでもない。
【0068】例えば、車両ヨー運動状態量を制御パラメ
ータとする制動力制御手段(制動力制御システム)を搭
載する車両でその車両ヨー運動状態量検出手段(例え
ば、ヨーレイトセンサ)を有する場合、同様に、車両ヨ
ー運動状態量を制御パラメータとするアンチスキッド制
御手段(ABSシステム)を搭載する車両の場合、ある
いは、後輪舵角制御手段(前後輪補助操舵制御の場合を
含む)も含めて、それら制御手段の二以上を搭載する車
両その他の車両ヨー運動状態量を制御パラメータとして
使用するしようとする車両の場合の、いずれにも適用で
き、オフセット修正で得られる車両ヨー運動状態量値
を、該当制御におけるその制御パラメータとして用いる
ことにより、同様の作用効果を奏し得る。
ータとする制動力制御手段(制動力制御システム)を搭
載する車両でその車両ヨー運動状態量検出手段(例え
ば、ヨーレイトセンサ)を有する場合、同様に、車両ヨ
ー運動状態量を制御パラメータとするアンチスキッド制
御手段(ABSシステム)を搭載する車両の場合、ある
いは、後輪舵角制御手段(前後輪補助操舵制御の場合を
含む)も含めて、それら制御手段の二以上を搭載する車
両その他の車両ヨー運動状態量を制御パラメータとして
使用するしようとする車両の場合の、いずれにも適用で
き、オフセット修正で得られる車両ヨー運動状態量値
を、該当制御におけるその制御パラメータとして用いる
ことにより、同様の作用効果を奏し得る。
【0069】好ましくはまた、その場合、実施例に準じ
ヨーレイトF/B制御によるものとすることができる。
例えば、ヨーレイトF/B左右制動力差制御であり、ま
たヨーレイトF/BABS制御であり、または、それら
の一以上を含む組合せである。
ヨーレイトF/B制御によるものとすることができる。
例えば、ヨーレイトF/B左右制動力差制御であり、ま
たヨーレイトF/BABS制御であり、または、それら
の一以上を含む組合せである。
【0070】例えば、ヨーレイトF/B4WSとヨーレ
イトF/B左右制動力差制御とヨーレイトF/BABS
制御の組合せの場合、いずれの要素の車両挙動制御にお
いても、目標ヨーレイトとのフィードバック偏差を正確
なものとして制御を実行できる。もっとも、それらの場
合であっても、すべてがF/B制御に限るわけではな
く、フィードフォワード制御でヨーレイトを制御パラメ
ータとして用いる場合でもよい。
イトF/B左右制動力差制御とヨーレイトF/BABS
制御の組合せの場合、いずれの要素の車両挙動制御にお
いても、目標ヨーレイトとのフィードバック偏差を正確
なものとして制御を実行できる。もっとも、それらの場
合であっても、すべてがF/B制御に限るわけではな
く、フィードフォワード制御でヨーレイトを制御パラメ
ータとして用いる場合でもよい。
【0071】また、本発明装置は、上記実際の車両搭載
システムに組み込むのに限らず、例えば各種の試験等を
する測定機器と共に用いて、必要なデータを得る場合の
その車両ヨー運動状態量のための補正の用に供する装置
として、製造、使用等することもできる。
システムに組み込むのに限らず、例えば各種の試験等を
する測定機器と共に用いて、必要なデータを得る場合の
その車両ヨー運動状態量のための補正の用に供する装置
として、製造、使用等することもできる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、車両停止状態または直
進走行状態以外でも、車両ヨー運動状態量検出系のオフ
セットを適切に求め得て、たとえ長いカーブが連続する
連続走行時などでも、オフセット除去を行うことができ
る補正装置が提供でき、停止状態や直進走行状態という
限定された状態以外ではオフセット修正が行えないとい
った制約も解消し得て、そのような制約のあるものに比
しより拡大した車両運動領域でそのオフセット修正が可
能であり、同時に、オフセット修正に適用するヨー運動
状態量推定値算出手段でヨー運動状態量推定値として得
られるものは、車両のその実際の車両ヨー運動状態量を
示すものとして適切な推定値が得られ、停止時と直進走
行時以外でも適切にオフセットを除去して正確なオフセ
ット修正も可能となる。
進走行状態以外でも、車両ヨー運動状態量検出系のオフ
セットを適切に求め得て、たとえ長いカーブが連続する
連続走行時などでも、オフセット除去を行うことができ
る補正装置が提供でき、停止状態や直進走行状態という
限定された状態以外ではオフセット修正が行えないとい
った制約も解消し得て、そのような制約のあるものに比
しより拡大した車両運動領域でそのオフセット修正が可
能であり、同時に、オフセット修正に適用するヨー運動
状態量推定値算出手段でヨー運動状態量推定値として得
られるものは、車両のその実際の車両ヨー運動状態量を
示すものとして適切な推定値が得られ、停止時と直進走
行時以外でも適切にオフセットを除去して正確なオフセ
ット修正も可能となる。
【0073】また、特に、車両ヨー運動状態量を制御パ
ラメータとする後輪舵角制御手段を搭載する車両、同様
にそれを制御パラメータとする制動力制御手段を搭載す
る車両、チスキッド制御手段(ABSシステム)を搭載
する車両、あるいはそれら制御手段の二以上を搭載する
車両において、オフセット修正手段より得られる車両ヨ
ー運動状態量値を該当制御におけるその制御パラメータ
として用いる構成として実施すると、特に好適であり、
同様に上記を実現することができ、当該制御をより正確
なものとしてこれを実行せしめるのに寄与できる。ま
た、本発明は、前輪舵角を検出する態様、または少なく
とも補助操舵として後輪を操舵する車両の場合にあって
は前輪舵角と後輪舵角を検出する態様で、実施でき、同
様に上記を実現することができる。
ラメータとする後輪舵角制御手段を搭載する車両、同様
にそれを制御パラメータとする制動力制御手段を搭載す
る車両、チスキッド制御手段(ABSシステム)を搭載
する車両、あるいはそれら制御手段の二以上を搭載する
車両において、オフセット修正手段より得られる車両ヨ
ー運動状態量値を該当制御におけるその制御パラメータ
として用いる構成として実施すると、特に好適であり、
同様に上記を実現することができ、当該制御をより正確
なものとしてこれを実行せしめるのに寄与できる。ま
た、本発明は、前輪舵角を検出する態様、または少なく
とも補助操舵として後輪を操舵する車両の場合にあって
は前輪舵角と後輪舵角を検出する態様で、実施でき、同
様に上記を実現することができる。
【0074】また、所定演算時間毎に、ヨー運動状態量
推定値と車両ヨー運動状態量検出値との差分より、車両
ヨー運動状態量検出値のオフセット量を算出するオフセ
ット量算出手段と、所定演算時間毎に、車両ヨー運動状
態量検出値と該オフセット量算出値との差分より、車両
ヨー運動状態量検出手段のオフセット量を除去する車両
ヨー運動状態量補正手段とを含んで、かつ、そのオフセ
ット量算出手段は、前記横加速度の測定値または演算値
が予め設定した基準値以下の小さな値を所定時間以上継
続した場合にオフセット量を更新算出し、かつその場合
以外は前回オフセット算出値を今回オフセット値として
算出し、その車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得ら
れる算出値を逐次適用していくよう、オフセット修正手
段を構成して、実施でき、この場合は、上記した点に更
に加え、その更新算出に係るオフセット量を、その更新
算出のとき以外の場合の車両運動場面でも代用してオフ
セット修正をし得て、そうしない場合に比し効果的なも
のにすることができる。
推定値と車両ヨー運動状態量検出値との差分より、車両
ヨー運動状態量検出値のオフセット量を算出するオフセ
ット量算出手段と、所定演算時間毎に、車両ヨー運動状
態量検出値と該オフセット量算出値との差分より、車両
ヨー運動状態量検出手段のオフセット量を除去する車両
ヨー運動状態量補正手段とを含んで、かつ、そのオフセ
ット量算出手段は、前記横加速度の測定値または演算値
が予め設定した基準値以下の小さな値を所定時間以上継
続した場合にオフセット量を更新算出し、かつその場合
以外は前回オフセット算出値を今回オフセット値として
算出し、その車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得ら
れる算出値を逐次適用していくよう、オフセット修正手
段を構成して、実施でき、この場合は、上記した点に更
に加え、その更新算出に係るオフセット量を、その更新
算出のとき以外の場合の車両運動場面でも代用してオフ
セット修正をし得て、そうしない場合に比し効果的なも
のにすることができる。
【0075】また、オフセット修正手段のオフセット量
算出手段が、検出操舵角と車速が所定範囲内に所定時間
ある場合においてオフセット量を更新算出し、かつ当該
場合以外は前回オフセット算出値を今回オフセット値と
して算出し、車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得ら
れる算出値を逐次適用していく構成として、実施でき、
同様に上記を実現することができる。
算出手段が、検出操舵角と車速が所定範囲内に所定時間
ある場合においてオフセット量を更新算出し、かつ当該
場合以外は前回オフセット算出値を今回オフセット値と
して算出し、車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得ら
れる算出値を逐次適用していく構成として、実施でき、
同様に上記を実現することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る車両運動状態量補正装
置を示すものにして、車両の運動制御装置として後輪舵
角制御装置に適用した場合の構成を一例を示す図であ
る。
置を示すものにして、車両の運動制御装置として後輪舵
角制御装置に適用した場合の構成を一例を示す図であ
る。
【図2】同例の演算部分のプログラムフローチャートの
一例を示すもので、その一部を示す図である。
一例を示すもので、その一部を示す図である。
【図3】同じく、他の一部を示す図である。
【図4】同じく、更に他の一部を示す図である。
1 操舵角検出手段 2 後輪舵角検出手段 3 車速検出手段 4 ヨーレート検出手段 5 CPU 6 ヨーレート推定値算出手段 7 オフセット量算出手段 8 ヨーレート補正手段 9 目標ヨーレート算出手段 10 後輪舵角算出手段 11 後輪舵角制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 137:00
Claims (5)
- 【請求項1】 車輪の操舵角を検出する検出手段と、 車速を検出する車速検出手段と、 車両のヨー運動状態量を検出する車両ヨー運動状態量検
出手段と、 前記操舵角と車速より、車両運動の物理的関係から車両
のヨー運動状態量推定値を算出するヨー運動状態量推定
値算出手段と、 車両の横加速度についての測定値または演算値が予め設
定した基準値以下の小さな値を所定時間以上継続した場
合に、前記ヨー運動状態量推定値と車両ヨー運動状態量
検出値に基づき前記車両ヨー運動状態量検出手段のオフ
セットを修正するオフセット修正手段とを備えることを
車両運動状態量補正装置。 - 【請求項2】 車両が、車両ヨー運動状態量を制御パラ
メータとする、後輪舵角制御手段を搭載するか、または
制動力制御手段を搭載するか、もしくはアンチスキッド
制御手段を搭載するか、あるいはそれらの二以上を搭載
するかの、いずれかであって、 前記オフセット修正手段より得られる車両ヨー運動状態
量値が、該当制御におけるその制御パラメータとして用
いられる、ことを特徴とする請求項1記載の車両運動状
態量補正装置。 - 【請求項3】 前記操舵角の検出手段は、前輪舵角を検
出する態様であるか、少なくとも補助操舵として後輪を
操舵する車両の場合にあっては前輪舵角と後輪舵角を検
出する態様であるかの、いずれかである、ことを特徴と
する請求項1または請求項2記載の車両運動状態量補正
装置。 - 【請求項4】 前記オフセット修正手段は、 所定演算時間毎に、ヨー運動状態量推定値と車両ヨー運
動状態量検出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出
値のオフセット量を算出するオフセット量算出手段と、 所定演算時間毎に、車両ヨー運動状態量検出値と該オフ
セット量算出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出
手段のオフセット量を除去する車両ヨー運動状態量補正
手段とを含み、かつ、 該オフセット量算出手段は、前記横加速度の測定値また
は演算値が予め設定した基準値以下の小さな値を所定時
間以上継続した場合にオフセット量を更新算出し、かつ
その場合以外は前回オフセット算出値を今回オフセット
値として算出し、 該車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得られる算出値
を逐次適用していく、ことを特徴とする請求項1、請求
項2、または請求項3記載の車両運動状態量補正装置。 - 【請求項5】 前記オフセット修正手段は、 所定演算時間毎に、ヨー運動状態量推定値と車両ヨー運
動状態量検出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出
値のオフセット量を算出するオフセット量算出手段と、 所定演算時間毎に、車両ヨー運動状態量検出値と該オフ
セット量算出値との差分より、車両ヨー運動状態量検出
手段のオフセット量を除去する車両ヨー運動状態量補正
手段とを含み、かつ、 該オフセット量算出手段は、前記検出操舵角と車速が所
定範囲内に所定時間ある場合においてオフセット量を更
新算出し、かつ当該場合以外は前回オフセット算出値を
今回オフセット値として算出し、 該車両ヨー運動状態量補正手段が、斯く得られる算出値
を逐次適用していく、ことを特徴とする請求項1、請求
項2、または請求項3記載の車両運動状態量補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4113894A JPH07246948A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 車両運動状態量補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4113894A JPH07246948A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 車両運動状態量補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07246948A true JPH07246948A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12600079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4113894A Pending JPH07246948A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 車両運動状態量補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07246948A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000264238A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Toyota Motor Corp | 車輌の操舵制御装置 |
KR100721108B1 (ko) * | 2003-02-07 | 2007-05-22 | 주식회사 만도 | 차량의 안정성 제어 시스템 |
KR100946190B1 (ko) * | 2005-11-17 | 2010-03-09 | 주식회사 만도 | 요우레이트센서의 충격 오프셋 에러 검출방법 |
JP2011251651A (ja) * | 2010-06-03 | 2011-12-15 | Honda Motor Co Ltd | ヨーレート補正装置 |
KR20190034831A (ko) * | 2017-09-25 | 2019-04-03 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 후륜 조향장치 및 그 제어방법 |
CN116788264A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-09-22 | 大陆软件系统开发中心(重庆)有限公司 | 车辆横向控制方法、装置、设备及介质 |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP4113894A patent/JPH07246948A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000264238A (ja) * | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Toyota Motor Corp | 車輌の操舵制御装置 |
KR100721108B1 (ko) * | 2003-02-07 | 2007-05-22 | 주식회사 만도 | 차량의 안정성 제어 시스템 |
KR100946190B1 (ko) * | 2005-11-17 | 2010-03-09 | 주식회사 만도 | 요우레이트센서의 충격 오프셋 에러 검출방법 |
JP2011251651A (ja) * | 2010-06-03 | 2011-12-15 | Honda Motor Co Ltd | ヨーレート補正装置 |
KR20190034831A (ko) * | 2017-09-25 | 2019-04-03 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 후륜 조향장치 및 그 제어방법 |
CN116788264A (zh) * | 2023-08-10 | 2023-09-22 | 大陆软件系统开发中心(重庆)有限公司 | 车辆横向控制方法、装置、设备及介质 |
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