JPH07246538A - 切り屑排出装置 - Google Patents

切り屑排出装置

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JPH07246538A
JPH07246538A JP28001393A JP28001393A JPH07246538A JP H07246538 A JPH07246538 A JP H07246538A JP 28001393 A JP28001393 A JP 28001393A JP 28001393 A JP28001393 A JP 28001393A JP H07246538 A JPH07246538 A JP H07246538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
chips
discharging device
chip discharging
cutting oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP28001393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kichiji Horikawa
吉治 堀川
Toshihiko Kato
敏彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuura Kikai Seisakusho KK
Original Assignee
Matsuura Kikai Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Matsuura Kikai Seisakusho KK filed Critical Matsuura Kikai Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フィルターの目詰まりを自動的に防止し、か
つ効率的な切り屑の排出を可能とするキャタピラ式コン
ベアを使用した切り屑排出装置を提供する。 【構成】 製造工程から移動してくる切削油及び切り屑
を搬送するキャタピラ式コンベア1のキャタピラの少な
くとも一部に、切削油が通過していくフィルター3を摺
動するブラシ12を固着したことにより、当該フィルタ
ーの目詰まりを自動的に防止し、かつ当該フィルターを
通過しない切り屑を効率的に排出できる切り屑排出装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属加工の際生ずる切
り屑を切削油から分離・排出する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】金属加工を行う際、被切削金属体から生
ずる切り屑は、切削体の材質、切削に用いる刃物、切削
の条件等によって様々な形状をなすが、大別するなら
ば、切削油より比重が大きく、通常切削油中に沈殿する
大きな切り屑(以下「大型切り屑」という)、切削油中
に混入し、浮上も沈殿もしない切り屑(以下「中型切り
屑」という)、切削油上に浮遊する切り屑(以下「微細
切り屑」という)の3種類に分けられる。
【0003】これらの切り屑を切削油と分離し、工作工
程から排出するには様々な方式が使用されているが、こ
の内比較的多く採用されているのは、図1(a)、
(b)に示すような、切削油と共に移動してくる切り屑
を、コンベア槽内に配置されているキャタピラ式コンベ
ア1に戴置させて前記切り屑のうち大型切り屑をキャタ
ピラ式コンベア1によって該コンベア層の外側上方に排
出する一方、キャタピラ式コンベアに対置され得ない中
型切り屑及び微細切り屑を、コンベア槽2の側部に排出
し、該側部において、底部にフィルター3を有するバケ
ットを備えて、中型切り屑及び微細切り屑を除去するこ
とが行われていた。
【0004】しかしながら、このような方法では、側部
のバケットにおけるフィルターが、切削油中に存在する
中型切り屑及び微細切り屑を濾過する過程において、早
急に目詰まりを生じ、常にフィルター3を取り換えるか
目詰まりの掃除をしなければならないという致命的な欠
陥を有していた。
【0005】又、細長い形状の大型切り屑が相互に絡み
合い、一定の容積を有するに至った場合には、切削油の
表面張力によって、当該切り屑の塊中に切削油が完全に
浸透せず、この為切り屑の塊の見掛け上の比重が切削油
よりも小さくなり、切削油中に浮上することがある。
【0006】にも拘らず、図1(a)、(b)に示すよ
うな従来技術の構成では、このような浮上している細長
い大型切り屑の塊を、キャタピラ式コンベア1が載置し
て、これを運送することができないという欠点も存在し
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、キャタピラ
式コンベア1を使用する切り屑排出装置において、上記
の如き欠点を克服し、当該フィルター3の掃除が自動的
に可能であり、このためフィルターを頻繁に取り替える
必要がない切り屑排出装置を提供することを目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為、
本発明の構成は、製造工程から移動してくる切削油及び
切り屑を搬送するキャタピラ式コンベア1のキャタピラ
に、フィルターを摺動するブラシを固着したことによる
切り屑排出装置からなる。
【0009】
【発明の作用】本発明は、前記の通り、キャタピラ式コ
ンベアのキャタピラにブラシを固着し、該ブラシが切り
屑を濾過するフィルターに対して摺動する点を特徴とし
ている。
【0010】このような摺動を行った場合には、単にブ
ラシによってフィルターの目詰まりが防止されるだけで
なく、フィルターを通過せず、かつ切削油に混入する中
型切り屑は、コンベア槽内において攪拌されながら、結
局重い切り屑と共にキャタピラコンベアによって搬送さ
れて、上方外部に搬出されることになる。
【0011】しかも、切削油中に浮上する細長い大型切
り屑の塊は、ブラシに接触して順次コンベア移動方向に
搬送され、上方外部に搬出される。
【0012】
【実施例1】実施例1は、図2(a)に示すように、フ
ィルター3をキャタピラ式コンベアの上方に設けた構成
を示す。
【0013】このようにフィルター3を上部に設けた場
合には、ブラシ12との摺動によって除去された中型の
切り屑は、速やかにキャタピラ式コンベア上に戴置さ
れ、コンベア槽内を移動して、結局大型の切り屑と共
に、キャタピラ式コンベア1によって上方外部に排出さ
れることになる。
【0014】実施例1においては、該フィルター3を通
過して、切削油はコンベア枠11より上方に移動する訳
であるが、上方に移動した後、図2(b)に示すよう
に、コンベア槽の側部のタンク4に収納された後、底部
に微細切り屑を濾過するフィルター5を有するバケット
を通過することになる。
【0015】ブラシ12と摺動しているフィルター3を
通過した段階の切削油は、微細切り屑を包含している
が、微細切り屑を濾過するフィルター5を通過する段階
で、微細切り屑が濾過され、切削油は切り屑を殆ど包含
していない状態となる。
【0016】コンベア枠11に対するブラシ12の固着
は、図3(a)に示すように、キャタピラ式コンベア1
のコンベア枠11に固着する場合と、図3(b)に示す
ように、キャタピラ自体に固着する場合との双方があり
得るが、キャタピラ11とフィルター3との間に、切り
屑が挟まり、これによってコンベア枠11の円滑な移動
に対する障害が生ずる場合が考えられる。
【0017】このような状態を除去する為、図3(c)
に示すように、フィルター3が弾性体(具体的にはスプ
リング67)によって、上下方向移動自在の状態で支持
されている。
【0018】
【実施例2】実施例2は、図4(a)、(b)に示すよ
うに、フィルター3をキャタピラ式コンベア1の下方に
設けた実施例を示す。
【0019】この場合においてもコンベア枠11に固着
したブラシ12が、フィルター3を通過しない中型切り
屑を除去し、コンベア槽2内の切削油中に混入させ、中
型切り屑は、次第にキャタピラ式コンベア1によって上
方外部に排出されることになる。
【0020】実施例2の場合には、一度中型切り屑が、
コンベア槽2内の切削油に混入されて、次第にキャタピ
ラ式コンベア1によって外部に排出される為、実施例1
の場合に比し、フィルター3から除去された中型切り屑
が外部に排出されるまでに費やされる時間が、稍長期と
なる傾向がある。
【0021】実施例2においても図4(b)に示すよう
に、コンベア層2の側部に、切削油タンク4、更には微
細切り屑を濾過するフィルター5を有するバケットを設
けることができる。
【0022】その他、ブラシ12を摺動するフィルター
3を弾性体によって上下方向移動自在に支持する工程を
採用し得る点は、実施例1の場合と同様である。
【0023】このように、本願発明においては、中型切
り屑が、コンベアによって上方を外部に排出されるが、
中型フィルター3が切削油と共に、キャタピラ11部分
に付着して、大型の切り屑のように、落下しない場合が
生ずる。
【0024】このような状況を防止する為、図4(a)
に示すように、圧縮エア吹き付け装置をキャタピラ式コ
ンベアの排出部分の近傍、あるいはキャタピラの回転軸
(排出側にある)の中心から圧縮エアを吹き付ける、あ
るいは吐出させるならば、切削油と共にコンベア枠11
に付着している中型切り屑を大型切り屑と共に下方に落
下させることが可能となる。
【0025】
【発明の効果】このように、本願発明では、中型切り屑
を大型切り屑と共に、キャタピラ式コンベアによって、
外部に排出することができ、しかも中型切り屑を濾過す
るフィルターを、ブラシによって掃除しながら切り屑の
排出を行っているので、フィルターの取り換え及び掃除
等の煩瑣な作業を免れ、良好な作業効率を得ることがで
きる。
【0026】そして、切削中に浮上する細長い大型切り
屑の塊も、ブラシとの接触によって、順次キャタピラ式
コンベアの移動方向に移動し、最終的には上部外側に排
出することができる。
【0027】以上の通り、本願発明は、切り屑の排出に
よって、従来のキャタピラ式コンベアを用いた方式に比
し、多大な長所を有するのでその価値は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a):縦方向側断面図
【図1】(b):横方向側断面図 従来のキャタピラ式コンベアを用いた切り屑の排出の構
成を示す。
【図2】(a):縦方向側断面図 実施例1に示す切り屑排出装置の概要を示す(尚、矢印
は、切削油及び切り屑の移動方向を示す。)。
【図2】(b):横方向側断面図 実施例1における切削油タンク及び微細切り屑を濾過す
るフィルターを有するバケットの状態を示す(矢印は、
切削油及び微細切り屑の移動方向を示す。)。
【図3】(a):側断面図 ブラシがキャタピラのコンベア枠に固着された状態を示
す。
【図3】(b):側断面図 ブラシがキャタピラに固着された状態を示す。
【図3】(c):側断面図 フィルターが弾性体によって上下方向移動自在に固着さ
れた状態を示す。
【図4】(a):縦方向側断面図 実施例2に示す切り屑排出装置の概要を示す(尚、矢印
は、切削油及び切り屑の移動方向を示す。)。
【図4】(b):横方向側断面図 実施例2における切削油タンク及び微細切り屑を濾過す
るフィルターを有するバケットの状態を示す(矢印は、
切削油及び微細切り屑の移動方向を示す。)。
【符合の説明】
1:キャタピラ式コンベア 11:コンベア枠 12:ブラシ 2:コンベア槽 3:フィルター 4:切削油タンク 5:微細切り屑を濾過するフィルター及びこれを有する
バケット 6:スプリングによる弾性体 7:圧縮エア吹き付け装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造工程から移動してくる切削油及び切
    り屑を搬送するキャタピラ式コンベアのキャタピラに、
    フィルターを摺動するブラシを固着したことによる切り
    屑排出装置
  2. 【請求項2】 フィルターを、キャタピラ式コンベアの
    上方に設けたことを特徴とする請求頂1記載の切り屑排
    出装置
  3. 【請求項3】 フィルターを、キャタピラ式コンベアの
    下方に設けたことを特徴とする請求項1記載の切り屑排
    出装置
  4. 【請求項4】 ブラシをキャタピラ式コンベアのコンベ
    ア枠に取り付けたことを特徴とする請求項1記載の切り
    屑排出装置
  5. 【請求項5】 フィルターを、キャタピラ式コンベアの
    コンベア枠以外の部位に固着したことを特徴とする請求
    項1記載の切り屑排出装置
  6. 【請求項6】 フィルターを通過した切削油を収納し、
    かつ底部に浮遊する切り屑を濾過する孔を有するフィル
    ターを設けたバケットを付加したことを特徴とする請求
    項1記載の切り屑排出装置
  7. 【請求項7】 キャタピラ式コンベアの切り屑排出部分
    に対し、圧縮エアを吹き付ける圧縮エア吹付装置を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の切り屑排出装置
  8. 【請求項8】 ブラシによって摺動されるフィルター
    が、上下方向に弾性的に移動自在であることを特徴とす
    る請求項1記截の切り屑排出装置
JP28001393A 1993-10-04 1993-10-04 切り屑排出装置 Pending JPH07246538A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397273B1 (ko) * 2000-10-02 2003-09-13 이수용 칩 스크랩 컨베이어
JP4830043B1 (ja) * 2010-10-29 2011-12-07 株式会社ブンリ 濾過装置
CN108372333A (zh) * 2018-05-05 2018-08-07 安徽傲宇数控科技有限公司 一种整体龙门式水切割平台
CN110303378A (zh) * 2019-07-29 2019-10-08 永嘉县嘉和教育科技有限公司 一种应用于数控机床上的排屑装置

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