JPH0352728Y2 - - Google Patents

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JPH0352728Y2
JPH0352728Y2 JP1985096692U JP9669285U JPH0352728Y2 JP H0352728 Y2 JPH0352728 Y2 JP H0352728Y2 JP 1985096692 U JP1985096692 U JP 1985096692U JP 9669285 U JP9669285 U JP 9669285U JP H0352728 Y2 JPH0352728 Y2 JP H0352728Y2
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scraping
conveyor
scraper
chips
brush
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、並行に駆動される二つの無端チエー
ン間に所定間隔で複数の掻板が配設され、該掻板
で連続的に被掻取物を掻き取つて所定位置まで運
搬する掻板コンベアに関する。
〔技術的背景〕
第3図は従来の掻板コンベアを使用した切屑処
理装置を示す断面図である。
切屑処理装置20は、旋盤、フライス盤等の工
作機から排出されるクーラント液を回収して該ク
ーラント液中に含まれた切屑を分離除去する装置
であつて、工作機から排出されたクーラント液を
処理タンク21内に回収して貯留し、該処理タン
ク21の底部22に沈降した切屑をモータ23に
よつて駆動される二つの無端チエーン24間に所
定間隔で複数の掻板25,25……を配設した掻
板コンベアCで掻き取つて排出口26まで運搬
し、該排出口26から外部に排出するように成さ
れている。
しかし、処理タンク21内に回収される切屑に
は、比較的大きなものから非常に微細な切粉まで
大小様々であると共に、アルミニユウムの切屑の
如く比重の軽いものも含まれており、このように
比重が軽く且つ比較的大きな切屑は非常に浮きや
すく、処理タンク21内に貯留されたクーラント
液の液面近くで長時間浮遊して底部22には容易
に沈降しないから、掻板コンベアCによつて迅速
な排出処理を行うことができず、切屑が長時間滞
留してクーラント液に劣化を生じさせるという問
題があつた。
そこで本考案者らは、第4図に示す如く、アル
ミニユウムの切屑のように比重が軽く且つ比較的
大きくて浮きやすい切屑を、処理タンク21内に
回収されるクーラント液中から事前に分離して外
部に排出させることのできる切屑処理装置20′
を考案した。
即ち、切屑処理装置20′は、処理タンク21
内に該処理タンク21の底部22に沈降した切屑
を掻き取つて排出口26まで運搬する掻板コンベ
アC1が配設されると共に、該コンベアC1の上方
に処理タンク21内を上下に仕切る中底27を介
して第2の掻板コンベアC2が配設されている。
そして中底27は、処理タンク21内に貯留さ
れるクーラント液の液面28の上方に相当する部
分が処理タンク21内に回収されるクーラント液
を濾過して切屑を分離除去するフイルタ29に形
成されている。
このフイルタ29は、例えば所定径の透孔が穿
設されたパンチングメタルプレートの裏面に所要
メツシユの金網を添設した構成とされ、該フイル
タ29でクーラント液中から分離されて濾塊とな
つて付着する切屑が無端チエーン30によつて駆
動される掻板コンベアC2の掻板31で掻き取ら
れ、排出口26まで運搬されて外部に排出される
ように成されている。一方、クーラント液と共に
フイルタ29を透過した微細な切屑は、処理タン
ク21内に貯留されたクーラント液中で自然沈降
して底部22に沈積し、掻板コンベアC1の掻板
25で掻き取られて排出口26まで運搬される。
これにより、工作機から排出されるクーラント
液に含まれる切屑のうち、クーラント液中で浮遊
して沈降し難いとされる比較的大きな切屑が、処
理タンク21内に配設された中底27のフイルタ
29によつて事前に分離除去されるから、従来の
如く処理タンク21内に貯留されたクーラント液
中に何時までも切屑が浮遊して該クーラント液が
劣化するということが防止され、クーラント液の
再生使用寿命が大幅に向上された。
〔解決すべき技術的課題〕 しかしながら、本考案者らの実験によると、第
4図に示す新規な切屑処理装置20′にあつては
経時と共にクーラント液を濾過するフイルタ29
の孔〓中に掻板コンベアC2の掻板31では掻き
取れない比較的微細な切屑が付着して、該フイル
タ29に目詰まりを生じさせるという新たな問題
が生じた。また、このように目詰まりを生じたフ
イルタ29を作業者が頻繁に清掃したり交換する
のは非常に面倒である。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、例えば第4図に示すような切
屑処理装置20′の掻板コンベアC1に適用して、
中底27の下方に配設された掻板コンベアC1
掻板25,25……を利用してフイルタ29の裏
面側から該フイルタ29を自動的にブラツシング
して目詰まりを防止し得る新規な掻板コンベアを
提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために、本考案は、並行に
駆動される二つの無端チエーン間に所定間隔で複
数の掻板が配設されて成る掻板コンベアにおい
て、前記各掻板の長手方向に沿つて、その下端側
に、掻板コンベアの下方に存する被掻取物を掻き
取る掻取部が形成されると共に、その上端側に、
掻板コンベアの上方に配される被ブラツシング物
体をブラツシングする所定長さのブラシが植設さ
れ、当該各掻板が、前記掻取部の自重によつてそ
の掻取部を下方に向け、前記ブラシを上方に向け
た状態を保持するように、前記無端チエーン間に
揺動可能に支持されていることを特徴とする。
〔考案の作用〕
本考案によれば、掻板が無端チエーン間に揺動
可能に支持されて、その掻取部の自重により該掻
取部を下方に向け、ブラシを上方に向けた状態で
常時駆動されるから、これを第4図に示す切屑処
理装置20′の掻板コンベアC1に適用すれば、処
理タンク21の底部22に沈降した切屑を常に下
方を向いた掻取部で掻き取つて排出口26まで運
搬することができると共に、常に上方を向いたブ
ラシの先端を掻板コンベアC1の上方に配設され
た中底27のフイルタ29の裏面に摺接させてブ
ラツシングを施し、該フイルタ29の目詰まりを
防止させることができる。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は本考案による掻板コンベアの要部を示
す断面図、第2図は該掻板コンベアを配設した切
屑処理装置を示す部分横断面図である。
本考案による掻板コンベア1は、並行に駆動さ
れる二つの無端チエーン(図示せず)間に所定間
隔で配設される各掻板2の長手方向に沿つて、そ
の上端側に所定長さのブラシ3が植設されと共
に、その下端側に掻取部4が形成されている。
掻板2は、例えば所要長さに選定された鋼管等
で成る円筒管5の外周面に沿つてワイヤ製のブラ
シ3の後端側が溶接されると共に、所要径の丸鋼
6の下端に鋼製の突片7を溶接して成る掻取部4
が溶接され、円筒管5内に前記無端チエーン間に
所定間隔で架設される回転軸8が遊挿されて該無
端チエーン間に揺動可能に支持されている。
掻板2の掻取部4は、ブラシ3の重量よりも重
く選定され、円筒管5内に偏心して遊挿された回
転軸8を中心としてコンベアの駆動方向に沿つて
揺動可能に支持され、自重によつて常に下方を向
くように成されている。
したがつて、本考案による掻板コンベア1は、
並行に駆動される二つの無端チエーンに支持され
た各掻板2が、常にブラシ3を上方に向け、掻取
部4を下方に向けた状態で運行される。
しかして、掻板コンベア1を第4図に示す切屑
処理装置20′の処理タンク21内に配設された
掻板コンベアC1に適用した場合には、第2図に
示す如く、例えば直径約5〜7mm程度の透孔9,
9……が所定間隔で穿設されたパンチングメタル
プレート10の裏面に所定間隔でウエツジワイヤ
を並設して成る金網11を添設したフイルタ29
の裏面側に掻板2のブラシ3の先端が摺接せら
れ、該フイルタ29に付着する微細な切屑を払拭
して除去する。また、処理タンク21の底部22
に沈積した切屑が掻板2の掻取部4で掻き取ら
れ、排出口26まで運搬されて該排出口26から
外部に排出される(第4図参照)。
なお、本考案者らの実験によれば、掻板2の掻
取部4は、これを丸鋼6のみで形成して突片7を
省略した構成であつても、処理タンク21の底部
22に沈積した切屑を確実に掻き取つて運搬し得
ることが確認された。
また、本考案に係る掻板2の掻取部4を丸鋼6
に代わり所要重量の角鋼等で形成してもよい。
また、掻板2は、実施例の如く円筒管5内に無
端チエーン間に架設される回転軸8を挿通して揺
動可能に支持する場合に限らず、掻板2の両端を
無端チエーンに対して回動可能に取り付けて揺動
させる場合であつてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案による掻板コンベア
は、並行に駆動される無端チエーン間に配設され
た各掻板の上端に植設されたブラシが常に上方を
向き、下端に形成された掻取部が常に下方を向い
た状態で稼動されるという効果があるから、これ
を例えば切屑処理装置の底部に沈降した切屑を掻
き取つて排出される掻板コンベアに適用して、該
掻板コンベアの上方に配設される中底のフイルタ
の裏面側に掻板のブラシを摺接させ、該ブラシに
よつてフイルタに付着する比較的微細な切屑を自
動的に払拭除去して目詰まりを防止することがで
き、非常に有用性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による掻板コンベアの要部を示
す断面図、第2図はその使用状態を示す説明図、
第3図は従来の掻板コンベアを使用した切屑処理
装置の断面図、第4図は本考案による掻板コンベ
アの使用例を説明する切屑処理装置の断面図であ
る。 符号の説明、1……掻板コンベア、2……掻
板、3……ブラシ、4……掻取部、5……円筒
管、8……回転軸、24……無端チエーン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 並行に駆動される二つの無端チエーン2
    4間に所定間隔で複数の掻板2が配設されて成
    る掻板コンベアにおいて、前記各掻板2の長手
    方向に沿つて、その下端側に、掻板コンベアの
    下方に存する被掻取物を掻き取る掻取部4が形
    成されると共に、その上端側に、掻板コンベア
    の上方に配される被ブラツシング物体をブラツ
    シングする所定長さのブラシ3が植設され、当
    該各掻板2が、前記掻取部4の自重によつてそ
    の掻取部4を下方に向け、前記ブラシ3を上方
    に向けた状態を保持するように、前記無端チエ
    ーン24間に揺動可能に支持されていることを
    特徴とする掻板コンベア。 〔2〕 前記掻板2が、前記無端チエーン24間
    に所定間隔で架設された回転軸8によつて揺動
    可能に支持されている前記実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の掻板コンベア。
JP1985096692U 1985-06-27 1985-06-27 Expired JPH0352728Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985096692U JPH0352728Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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JP1985096692U JPH0352728Y2 (ja) 1985-06-27 1985-06-27

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JPS625117U JPS625117U (ja) 1987-01-13
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JPS625117U (ja) 1987-01-13

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