JP3510610B2 - 切粉分離装置 - Google Patents
切粉分離装置Info
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Description
削、研削等の金属加工を行う際に、工作機械から排出さ
れる鉄系、アルミニウム系、銅系等金属の切削屑、研削
屑等の切粉が含まれた混濁クーラントを、コンベヤケー
ス内に投入し、クリーンクーラントと切粉とを分離し
て、クリーンクーラントをコンベヤケースから排出する
と共に、分離された切粉をコンベヤにより搬送してコン
ベヤケース外に搬出する切粉分離装置に関する。
工を行う場合、切削工具、研削工具、被加工材料等を冷
却するために、切削油、潤滑剤を溶解した水等のクーラ
ントが用いられている。従来、工作機械から排出される
切粉を含んだ混濁クーラントから、切粉を分離して搬出
する切粉分離装置は公知(実開昭63−164908号
公報)である。
の一例が示されている。この切粉分離装置51は、サイ
ドチェーン52にスクレーパー53、ワイパーブレード
54が取り付けられたコンベヤ55をコンベヤケース5
6内に設けたものであり、このコンベヤ56の内側に、
コンベヤ55の水平走行部全体に亘って多孔板からなる
スクリーン57が設けられている。
56の上方に形成された投入部から混濁クーラントが投
入されると、スクリーン57上に切粉が捕捉され、これ
をワイパーブレード54で掻き取ってテールエンド56
a側に搬送して、リターン部でスクリーン57からコン
ベヤケース56の水平底板56b上に落下させ、この落
下した切粉と底板上に堆積した切粉とをコンベヤ55の
スクレーパ53で掻き取りながら水平底板56b、上向
き傾斜水平底板56cに沿って搬送し搬出するものであ
る。
は、切粉を含んだ混濁クーラントが投入部からスクリー
ン57に向けて投入されるため、スクリーン57上に混
濁クーラントが直接供給されることになり、図13に示
すように、投入部近傍のスクリーン57の切粉捕捉用透
孔57aには切粉が突き刺さり、短期間で目詰まりが生
じ、頻繁に清掃、メンテナンスを行わなければならない
という問題があった。
ース56の側方の開口部56dから取り外したり、取り
付けたりしなければならないため、クーラントタンクに
設けられているクリーンクーラント戻し用のポンプが邪
魔になり、これを取り外す必要があり、脱着作業が困難
を極め手間取るという問題があった。
と、投入部近傍ではスクリーンで流れが遮蔽され、ある
いはスクリーン57に目詰まりが生じるため、図14に
示すように、投入部近傍の水位H’が上昇し、混濁クー
ラントがオーバーフローするという問題があり、そのた
め大量の混濁クーラントを一度に処理することができな
いという問題があった。
亘ってスクリーン57が設けられるため、水平走行部の
長さが異なる場合、あるいは、スクリーンが破損した場
合、水平走行部の長さに応じてその都度長さを変えてス
クリーンを製作する必要があり、製作上効率が悪いとい
う問題があった。また、コンベヤ55の水平走行部全体
に亘ってリターン部までスクリーン57が設けられてい
るため、リターン部近傍のスクリーンが円弧状に形成さ
れ、この円弧状部にワイパーブレードを常時、均等に接
触させることができないという問題があった。
術の問題点を解消し、切粉分離装置を、混濁クーラント
投入時にスクリーンの透孔に切粉が突き刺さるのを防止
できるようにすること、切粉によって短期間で目詰まり
が生じるのを防止し、頻繁に清掃、メンテナンスを行う
必要がないようにすること、スクリーンに目詰まりが生
じたり、破損したりした場合、スクリーンの交換、脱着
作業が容易にできるようにすること、また、大量の混濁
クーラントを投入してもオーバーフローが生じないよう
にすること、さらに、クリーンボックスの上方を掻き板
が通過する場合、掻き板が堰となって次の掻き板との間
で流れが悪くならないようにすること等を目的とする。
に、請求項1に係る本発明は、コンベヤケース内を循環
走行する掻き板付きのコンベヤと、該コンベヤの内側に
配設された多孔性のスクリーンボックスとからなり、投
入部からコンベヤケース内に投入された混濁クーラント
を前記スクリーンボックスで濾過し、濾過されたクリー
ンクーラントをコンベヤケースの側方から排出する一
方、コンベヤケースの底板上に堆積した切粉を前記コン
ベヤにより搬送してコンベヤケースから搬出するように
した切粉分離装置において、前記コンベヤが、循環走行
する一対のサイドチェーン間に取り付けられた掻き板
と、該サイドチェーン間に設けられて前記スクリーンボ
ックス上面に捕捉された切粉を掻き取る掻き取り具とを
備え、前記スクリーンボックスが、前記投入部の真下か
らずれた位置でコンベヤケースの内側に設けたフランジ
に取り付けられ、前記フランジには、混濁クーラントを
スクリーンボックスの上方に導くクーラント誘導用透孔
が形成されたものである。そして、請求項2に係る本発
明は、コンベヤケース内を循環走行する掻き板付きのコ
ンベヤと、該コンベヤの内側に配設されてコンベヤ幅方
向に枠状の連結フレームで相互に連結してなる2個の多
孔性のスクリーンボックスとからなり、投入部からコン
ベヤケース内に投入された混濁クーラントを前記スクリ
ーンボックスで濾過し、濾過されたクリーンクーラント
をコンベヤケースの側方から排出する一方、コンベヤケ
ースの底板上に堆積した切粉を前記コンベヤにより搬送
してコンベヤケースから搬出するようにした切粉分離装
置において、前記コンベヤが、循環走行する一対のサイ
ドチェーン間に取り付けられた掻き板と、該サイドチェ
ーン間に設けられて前記スクリーンボックス上面に捕捉
された切粉を掻き取る掻き取り具とを備え、前記スクリ
ーンボックスが、前記投入部の真下からずれた位置でコ
ンベヤケースの内側に設けたフランジに取り付けられ、
前記枠状の連結フレームが、混濁クーラントをスクリー
ンボックスの上方に導くように形成されたものである。
入部からコンベヤケース内に投入されると、切粉はコン
ベヤケースの水平底板上に降下すると共に、混濁クーラ
ントはスクリーンボックスに流入するとき濾過処理さ
れ、濾過されたクリーンクーラントは、コンベヤケース
の側方から排出される。一方、投入された混濁クーラン
トの切粉の一部は、多孔性のスクリーンボックスの上面
で捕捉され、コンベヤに設けられた掻き取り具により掻
き取り移送されて、スクリーンボックスの終端部から水
平底板上に落下沈降し、この水平底板上に堆積していた
切粉と一緒に、コンベヤの掻き板により掻き取られなが
ら搬送され、コンベヤケースから搬出される。そして、
スクリーンボックスの上方を掻き板が通過する場合、掻
き板が堰となって次の掻き板との間で流れが悪くなる
が、コンベヤケースの内側に設けたフランジに形成され
ているクーラント誘導用透孔、若しくは、2個の多孔性
のスクリーンボックスをコンベヤ幅方向に連結する枠状
の連結フレームによって、常時混濁クーラントをスクリ
ーンボックスの上方に導き、安定した分離を行う。
参考例である切粉分離装置を混濁クーラント処理装置に
設置した場合の一例を示す概略平面図である。この混濁
クーラント処理装置1は、本発明の参考例となる切粉分
離装置2と、この切粉分離装置2が設置されるクリーン
クーラントタンク3と、切粉回収箱4と、クリーンクー
ラントを工作機械に戻すポンプ5とからなる。
離装置2に設けられた投入部2aから投入されると、複
数個設けられた多孔性のスクリーンボックス2bにより
濾過処理されたクリーンクーラントがクリーンクーラン
トタンク3に排出される。一方、切粉は掻き板(スクレ
ーパ、クリート、フライトともいう。)付きのコンベヤ
によりコンベヤケース2cの斜め上方に搬送され、切粉
回収箱4に自然落下する。
置11を図2〜図5に基づいて説明する。まず、この切
粉分離装置11は、1個のスクリーンボックスを備えた
ものであって、図2〜図4には、その要部が示されてい
る。
うに、コンベヤケース12と、該コンベヤケース12内
を循環走行する掻き板付きのコンベヤ13と、該コンベ
ヤ13の内側の水平走行部に配設された多孔性のスクリ
ーンボックス14とで構成される。
循環走行する一対のサイドチェーン13a、13a間に
取り付けられた掻き板13cと、多孔性のスクリーンボ
ックス14上面に堆積した切粉を掻き取る掻き取り具1
3dとを備えている。なお、図2における15はチェー
ン押さえガイド、16はチェーン用レールである。
で、図2に示すように、所定の間隔を開けてサイドチェ
ーン13aのリンクプレート13bに取付具を介して取
り付けられる。
スチック板、金属板にゴムを被覆したものなどからなる
もので、図2、図4等に示すように、掻き板13cにボ
ルトなどで固着される。この場合、掻き取り具13d
は、必ずしも全ての掻き板13cに取り付ける必要はな
く、任意の掻き板13cに取り付けられていればよく、
また、掻き板13cに取り付けないで、サイドチェーン
13aのリンクプレート13bに取り付けられていても
よい。
チングプレートで略々箱形に形成される。この場合、図
2に示すように、スクリーンボックス14の上下水平面
には切粉捕捉用透孔14aが形成されるが、傾斜面は切
粉捕捉用透孔がない無垢のものとするのが好ましい。
すなわちコンベヤケース12の長手方向と直交する方向
の両端側は、図5(図5は断面図であるが、各部材のハ
ッチングは省略している。)に示すように、開放(開放
部14b)している。この開放部14bは、コンベヤケ
ース12の側板12aに形成された開口部12bに接続
するもので、この開口部12bからクリーンクーラント
Cが排出される。
ス14はコンベヤ13の内部に配設されるが、この場
合、工作機械から排出される混濁クーラントが投入され
たとき、スクリーンボックス14上に直接供給されるの
を避けるために、投入部17の真下からずれた位置に設
けられる。
すように、コンベヤケース12の上方から挿入された
後、スクリーンボックス14の開放部14bと開口部1
2bが連通するようにして、コンベヤケース12の側板
12aの内側に設けられたフランジ12cに、スクリー
ンボックス14のフランジ14cをボルト14d締めす
ることにより取り付けられる。このため、スクリーンボ
ックス14はコンベヤケース12への取り付け、取り外
しが容易に行われる。
は以下のとおりである。混濁クーラントAが投入部17
からコンベヤケース12内に投入されると、切粉Kはコ
ンベヤ13の空間からコンベヤケース12の水平底板1
2d上に降下すると共に、クーラントはスクリーンボッ
クス14に流入するとき濾過処理され、濾過されたクリ
ーンクーラントCは、コンベヤケース12の両側の側板
12aに形成された開口部12bから排出され(図5参
照)、クリーンクーラントタンクに流下される。
ボックス14が無いところに投入されるので、混濁クー
ラントAの投入時に切粉がスクリーンボックス14の切
粉捕捉用透孔14aに突き刺さることもなく、図6に示
すように、切粉Kとクーラントは矢印Bのように流動
し、浮遊した切粉Kは略々横向きあるいは斜めになって
切粉捕捉用透孔14aに突き刺さりにくくなる。また、
図7に示すように、投入部近傍では水位Hは上昇せず、
オーバーフローするようなことはない。
の一部は、クーラントの流れに乗って多孔性のスクリー
ンボックス14の上面あるいは下面で捕捉され、コンベ
ヤ13に設けられた掻き取り具13dにより掻き取り移
送されて、スクリーンボックス14の終端部から水平底
板12d上に落下沈降し、この水平底板12d上に堆積
していた切粉と一緒に、コンベヤ13の掻き板13cに
より掻き取られながら、水平底板12d及び上向き傾斜
底板(図示略)に沿って搬送され、コンベヤケース12
上方から搬出される。
効果を奏する。スクリーンボックス14が投入部17の
真下からずれた位置に設けられているので、混濁クーラ
ントAの投入時に、スクリーンボックス14の切粉捕捉
用透孔14aに切粉Kが突き刺さったり、混濁クーラン
トAがオーバーフローするのを防止することができる。
13の反転部近傍に配置されないので、円弧状部がな
く、スクリーンボックス14上に掻き取り具13dを常
時接触させることができ、スクリーンボックス14上に
捕捉された切粉Kを掻き取り具13dで確実に掻き取
り、水平底板12d上に沈降させることができる。
ス12の内側から側板12aに設けられた開口部12b
のフランジ12cに、スクリーンボックス14のフラン
ジ14cをボルト締めすることにより取り付けられるの
で、スクリーンボックス14をコンベヤケース12の上
方から取り付け、取り外しが可能となり、着脱作業を容
易に行うことができる。それに伴って、スクリーンボッ
クス14の交換、メンテナンス、清掃等の作業を少ない
労力で、短時間で行うことができる。
離装置21を、図8に基づいて、前記参考例と共通する
同一態様部材には同一符号を付して以下説明する。図8
には、切粉分離装置21のスクリーンボックス14近傍
における断面図を示す。なお、図8は断面図であるが、
各部材のハッチングは省略してある。
13、スクリーンボックス14等の構造、スクリーンボ
ックス14が投入部17の真下からずれた位置に設けら
れる点等は、前記参考例のものと異ならない。しかし、
前記参考例のものとは、コンベヤケース22の片方の側
板22aからはクリーンクーラントCを排出するが、他
方の側板22aからはクリーンクーラントCを排出しな
いようにした点で異なる。
参考例と同じように、コンベヤケース22の上方から挿
入された後、スクリーンボックス14の開放部14bと
一方の側板22aの開口部22bとが連通するようにし
て、コンベヤケース22の側板22a、22aの内側に
設けられたそれぞれのフランジ22c、22c’に、ス
クリーンボックス14のフランジ14cをボルト14d
締めすることにより取り付けられる。
ントをコンベヤケース22の外方に排出しない側では、
スクリーンボックス14の開放部14b側を閉鎖する閉
鎖板22fがフランジ22c’に取り付けられている。
また、このフランジ22c’には、図8の右側に示され
ているように、混濁クーラントAが通過できる比較的大
きいクーラント誘導用透孔22eが長手方向に亘って複
数個形成されている。
3cが通過する場合、掻き板13cが堰となって次の掻
き板13cとの間で流れが悪くなるが、フランジ22
c’にクーラント誘導用透孔22eが形成されているこ
とにより、矢印Dで示すように、常時混濁クーラントを
スクリーンボックス14の上方に導くことができ、安定
した分離を行うことができる。
前述した参考例と同じように、混濁クーラントが投入部
からコンベヤケース22内に投入されると、切粉Kはコ
ンベヤケース22の水平底板22d上に降下すると共
に、クーラントはスクリーンボックス14に流入すると
き濾過処理され、濾過されたクリーンクーラントCは、
コンベヤケース22の片方の側の側板22aに形成され
た開口部22bから搬出される。
の一部は、スクリーンボックス14の上面で捕捉され、
コンベヤ13に設けられた掻き取り具13dにより掻き
取り移送されて、スクリーンボックス14の終端部から
水平底板22d上に落下沈降し、この水平底板22d上
に堆積していた切粉と一緒に、コンベヤ13の掻き板1
3cにより掻き取られながら搬送され、コンベヤケース
22上方から排出される。
離装置31を、図9に基づいて、前述した参考例と共通
する同一態様部材には同一符号を付して以下説明する。
図9には、切粉分離装置31のスクリーンボックス34
近傍における断面図を示す。なお、図9は断面図である
が、各部材のハッチングは省略してある。
13、コンベヤケース12の構造、スクリーンボックス
34が投入部17の真下からずれた位置に設けられる点
等では、前記参考例のものと異ならない。
ンボックス34が前記参考例の2個のスクリーンボック
ス(14)を枠状の連結フレーム39で連結して形成さ
れている点でのみ異なり、コンベヤケース12の両側の
側板12aからクリーンクーラントCを排出する点で共
通する。なお、図9中の39aは、スクリーンボックス
34の連結フレーム39側の開放部34bを閉鎖する閉
鎖板である。
例と同じように、コンベヤケース12の上方から挿入さ
れた後、スクリーンボックス34の開放部34bと側板
12aの開口部12bとが連通するようにして、コンベ
ヤケース12の側板12a、12aの内側に設けられた
それぞれのフランジ12c、12cに、スクリーンボッ
クス34のフランジ34cをボルト締めすることにより
取り付けられる。
き板13cが通過する場合、掻き板13cが堰となって
次の掻き板13cとの間で流れが悪くなるが、スクリー
ンボックス34を構成する枠状の連結フレーム39によ
り、矢印Dで示すように、常時混濁クーラントをスクリ
ーンボックス34の上方に導くことができ、安定した分
離を行うことができる。
記参考例と同じように、混濁クーラントAが投入部から
コンベヤケース12内に投入されると、切粉Kはコンベ
ヤケース12の水平底板12d上に降下すると共に、ク
ーラントはスクリーンボックス34に流入するとき濾過
処理され、濾過されたクリーンクーラントCは、コンベ
ヤケース12の両側の側板12aに形成された開口部1
2bから排出される。
の一部は、スクリーンボックス34の上面で捕捉され、
コンベヤ13に設けられた掻き取り具13dにより掻き
取り移送されて、スクリーンボックス34の終端部から
水平底板12d上に落下沈降し、この水平底板12d上
に堆積していた切粉と一緒に、コンベヤ13の掻き板1
3cにより掻き取られながら搬送され、コンベヤケース
12上方から排出される。
ヤの水平走行部の内側に設けるスクリーンボックスは、
少なくとも1個であればよく、複数個設ける場合は、投
入部も複数あってもよい。また、クリーンクーラントを
排出する開口部は、コンベヤケースの少なくとも一方の
側板に設けられていればよく、両方の側板に設けられて
いてもよい。
装置は、コンベヤケース内を循環走行する掻き板付きの
コンベヤと該コンベヤの内側に配設された多孔性のスク
リーンボックスとからなると共に、このスクリーンボッ
クスが、混濁クーラントの投入部の真下からずれた位置
に設けられているので、混濁クーラントの投入時に、ス
クリーンボックスの切粉捕捉用透孔に切粉が突き刺さっ
て目づまりするのを防止することができ、混濁クーラン
トのオーバーフローを防止することができる。
投入部の真下からずれた位置に設けられていることによ
り、混濁クーラントをスクリーンボックスがない所に投
入することができるので、切粉が略々横向きあるいは斜
めになって浮遊しながらスクリーンボックス側に導かれ
ることになり、切粉がスクリーンボックスの切粉捕捉用
透孔に突き刺さり難くなり、目詰まりを少なくすること
ができる。
投入部の真下からずれた位置に設けられるので、単品で
形成することが可能となり、その結果、スクリーンボッ
クスの長さを決めることで、標準化が可能となり、スク
リーンボックスを短期間で容易に製作することができ
る。また、スクリーンボックス1個当たりの濾過処理能
力が決まるので、配設個数を増減することにより、混濁
クーラントの処理量に対処させることができる。複数配
設した場合は、破損したものだけ交換すればよいので、
コスト的に有利にすることができる。
上方から着脱自在に取り付けられているので、スクリー
ンボックスの取り付け、取り外し等の着脱作業を容易に
行うことができ、破損したスクリーンボックスの交換も
容易に行うことができる。
近傍に配置される必要がないので、従来のスクリーンの
ような円弧状部がなく、スクリーンボックス上に掻き取
り具を常時接触させることができ、スクリーンボックス
上に捕捉された切粉を掻き取り具で確実に掻き取り、水
平底板上に沈降させることができる。
板が通過する場合、掻き板が堰となって次の掻き板との
間で流れが悪くなるが、本請求項1記載の発明では、コ
ンベヤケースの内側に設けたフランジに形成されている
クーラント誘導用透孔によって、常時混濁クーラントを
スクリーンボックスの上方に導くことができ、安定した
分離を行うことができ、本請求項2記載の発明では、2
個の多孔性のスクリーンボックスをコンベヤ幅方向に連
結する枠状の連結フレームによって、常時混濁クーラン
トをスクリーンボックスの上方に導くことができ、安定
した分離を行うことができる。
ント処理装置に設置した場合の一例を示す概略平面図。
示す断面図。
示す斜視図。
し、図2におけるX−X’線断面図。
流れの説明図。
クリーンボックス近傍における断面図。
クリーンボックス近傍における断面図。
流れの説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 コンベヤケース内を循環走行する掻き板
付きのコンベヤと、該コンベヤの内側に配設された多孔
性のスクリーンボックスとからなり、投入部からコンベ
ヤケース内に投入された混濁クーラントを前記スクリー
ンボックスで濾過し、濾過されたクリーンクーラントを
コンベヤケースの側方から排出する一方、コンベヤケー
スの底板上に堆積した切粉を前記コンベヤにより搬送し
てコンベヤケースから搬出するようにした切粉分離装置
において、 前記コンベヤが、循環走行する一対のサイドチェーン間
に取り付けられた掻き板と、該サイドチェーン間に設け
られて前記スクリーンボックス上面に捕捉された切粉を
掻き取る掻き取り具とを備え、 前記スクリーンボックスが、前記投入部の真下からずれ
た位置でコンベヤケースの内側に設けたフランジに取り
付けられ、 前記フランジには、混濁クーラントをスクリーンボック
スの上方に導くクーラント誘導用透孔が形成されている
ことを特徴とする切粉分離装置。 - 【請求項2】 コンベヤケース内を循環走行する掻き板
付きのコンベヤと、該コンベヤの内側に配設されてコン
ベヤ幅方向に枠状の連結フレームで相互に連結してなる
2個の多孔性のスクリーンボックスとからなり、投入部
からコンベヤケース内に投入された混濁クーラントを前
記スクリーンボックスで濾過し、濾過されたクリーンク
ーラントをコンベヤケースの側方から排出する一方、コ
ンベヤケースの底板上に堆積した切粉を前記コンベヤに
より搬送してコンベヤケースから搬出するようにした切
粉分離装置において、 前記コンベヤが、循環走行する一対のサイドチェーン間
に取り付けられた掻き板と、該サイドチェーン間に設け
られて前記スクリーンボックス上面に捕捉された切粉を
掻き取る掻き取り具とを備え、 前記スクリーンボックスが、前記投入部の真下からずれ
た位置でコンベヤケースの内側に設けたフランジに取り
付けられ、 前記枠状の連結フレームが、混濁クーラントをスクリー
ンボックスの上方に導くように形成されていることを特
徴とする切粉分離装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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2001
- 2001-09-21 JP JP2001288795A patent/JP3510610B2/ja not_active Expired - Lifetime
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