JP5433823B2 - チップ搬送コンベヤ装置 - Google Patents
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しかしながら、一時貯水槽28を設けることにより、余分な量の切削液を準備しなければならないばかりか、その切削液の濾過装置や回収の機構は備えられていない。また、切り屑が細かな場合(切削粉とも呼ぶ)、搬送過程で前記搬送プレート板に貼り付いてしまい、前記搬送プレート板を一時貯水槽に進入させて液架橋力を低下させたとしても、切り屑の分離には時間がかかる。特に、細かな切り屑は切削液中に分離したとしても、一時貯水槽の底面に沈降するまでに時間がかかる。
なお、本願出願人は、チップ搬送コンベヤのプレート板にメッシュを介装させたものを提供し、所定高さ位置まで搬送する過程で切り屑に付着した切削液の分離を促進させるようにしている(特許文献3)。
しかしながら、このように切削液の分離を促進させたとしても、分離された切削液は、セミクリーンタンクに送られ、そこに配される比較的大きな濾過装置により濾過され、そして、上記吹き付けにより分離するための切削液を濁す結果となってしまっていた。なお、所定高さ位置に切り屑を搬送するチップ搬送コンベヤでは、その上方端の折り返し位置で通常切り屑を排出するが、切削液や細かな切り屑は装置の内壁を伝わるように落下して行き、上記セミクリーンタンクに堆積するものとなっていた。
また、本願出願人が出願する特許文献4では、メッシュカゴの下方に設置される樋を定期的に清掃しなければならない不便を有する。
本発明は、前記チップ搬送コンベヤは複数のプレート板を連結して無端状とし水平方向の搬送ラインと斜め上方に搬送する搬送ラインと斜め上方端部の位置で折り返される配置とされ、前記プレート板には通過孔が形成され、当該通過孔の上には切り屑を捕捉するための網目を設けた金網が配され、当該金網の上には前記プレート板の通過孔と対応する通過孔が形成されたカバー部材が重ね合わされている構成であり、前記チップ搬送コンベヤの切り屑を落下させる位置には第1の噴射ノズルが配されて前記プレート板に付着した切り屑を落下させ、かつ、前記回転メッシュドラムの上方位置には第2の噴射ノズルが配されて前記回転メッシュドラムに付着した切り屑を落下させることを特徴とする。
図1は、このチップ搬送コンベヤ装置1全体を模式的に示す正面図である。図2は、チップ搬送コンベヤ装置1の正面側の断面図である。図3は、チップ搬送コンベヤ装置1の側面側の断面図である。図4から図6は、濾過装置5と排出用コンベヤ4を拡大して示す図である。なお、図1と図2中の符号B(P)は、チップ搬送コンベヤBのプレート板Pの搬送路を示す。
このチップ搬送コンベヤ装置1は、旋盤やフライス盤等の工作機械等により切削された切り屑を搬送するチップ搬送コンベヤBと、チップ搬送コンベヤBの下方側に配されるセミクリーンタンクScと、セミクリーンタンクの近傍に、切削液として使用されていないクリーンな切削液Lcを貯蔵するクリーンタンクCcを備える。セミクリーンタンクScには、クリーンタンクCcからクリーンな切削液Lcが送り込まれる。また、切削液L1に浮く切粉を分離する(除去する)ため、サイクロンフィルタ2がセミクリーンタンクScに連結されている。
まず、図1に示すように、工作機械Mcから切削液L1とともに排出された切り屑は、セミクリーンタンクScに排出され、セミクリーンタンクScに排出された切り屑は、セミクリーンタンクScの切削液L1と混ざり合わされた状態でチップ搬送コンベヤBにより搬送される。チップ搬送コンベヤBには金網A(12)が設けられているので、切り屑はこの金網Aに補足されて斜め上方の搬送路を上昇して行き、その上昇の過程で切り屑に付着した切削液L1は金網Aを通過するように落下する。このように切削液L1の付着量が少なくなった切り屑は、チップ搬送コンベヤBの折り返した落下位置yにおいて、噴射ノズルn1による噴射も相まって開口枠3を介して排出用コンベヤ(スクリューコンベヤ)4に排出される。なお、このとき切り屑の一部は、排出用コンベヤ4の基端側に配される濾過装置5にも入り込んでも良い。濾過装置5に入り込んだ切り屑は、濾過装置5により切り屑と切削液Lcとに分離される。
図9から図11は、本実施の形態のチップ搬送コンベヤBの濾過装置5と排出用コンベヤ4を拡大して示す図である。このチップ搬送コンベヤ装置Bの排出用コンベヤ4は、駆動軸4jの基端側にもスクリュー4ksが設けられるとともに(このスクリュー4ksを基端側のスクリュー4ksと呼ぶ)、この基端側のスクリュー4ksの底部に円弧状の底部Uが設けられている。スクリュー4ksの先端部と円弧状の底部Uとは近接する配置である。また、円弧状の底部Uは、スクリュー4sの位置にも連続しているが、スクリュー4sの位置では円弧状の径が上方に向かって大きく形成されている。本実施の形態では、第1の実施の形態のようなシュータ7は設けれておらず、上記スクリュー4ksと円弧状の底部Uが第1の実施の形態のシュータ7の役割を果たす。すなわち、上記スクリュー4ksが円弧状の底部Uと接触するほどに近接して回転して、主に細かな切り屑をスクリューコンベヤ4の先端側に搬送する働きをする。なお、本実施の形態の上記円弧状の底部Uは回転するものであり、スクリュー4ksの底部の位置に来るときに第2の噴射ノズルn2の液の噴射が行われるが、回転しないものであっても良い。また、第1の実施の形態の開口枠3には、落下した切り屑を中央に集める傾斜部3a,3b,3c,3dが設けられているが、本実施の形態の開口枠3には、上記傾斜部3aのみ設けられている。なお、本実施の形態では、上記掻き上げ板8も設けられていないもので説明したが、上記掻き上げ板8を設けることも勿論可能である。
3 開口枠、
4 排出用コンベヤ、
4j 駆動軸、4k 排出用コンベヤの基端側、
5 濾過装置(メッシュドラム)、
6 排出管、
7 シュータ、
8 掻き上げ板、
Lc 濾過されたクリーンな切削液、
L1 切削液(切り屑を含む)、
B チップ搬送コンベヤ、
Cc クリーンタンク、
Sc セミクリーンタンク、
P プレート板、
A,12 金網、
Mc 回収位置(工作機械からの切り屑と切削液の回収位置)、
y 切り屑の落下位置、
n1,n2 噴射ノズル(吹き付け手段)、
m1,m2,m3 駆動モータ(駆動手段)、
Z 外装部材、
e 廃棄口
Claims (2)
- 旋盤やフライス盤等の工作機械から排出された切削液の付着した切り屑を搬送して落下させるチップ搬送コンベヤと、チップ搬送コンベヤの排出側に配された排出用コンベヤと、排出用コンベヤの基端側に配された濾過装置とを備え、前記排出用コンベヤにはスクリューが備わっており、前記濾過装置は回転メッシュドラムがその開口先端側で前記排出用コンベヤの基端側を囲むように配置されており、前記チップ搬送コンベヤの下方側にはセミクリーンタンクとクリーンタンクがそれぞれ配置されており、前記濾過装置で分離された切り屑が前記排出用コンベヤのスクリューによって押し上げられて機外に排出され、かつ、前記濾過装置の回転メッシュドラムで濾過された切削液が前記クリーンタンクに送出されることを特徴とするチップ搬送コンベヤ装置。
- 前記チップ搬送コンベヤは複数のプレート板を連結して無端状とし水平方向の搬送ラインと斜め上方に搬送する搬送ラインと斜め上方端部の位置で折り返される配置とされ、前記プレート板には通過孔が形成され、当該通過孔の上には切り屑を捕捉するための網目を設けた金網が配され、当該金網の上には前記プレート板の通過孔と対応する通過孔が形成されたカバー部材が重ね合わされている構成であり、前記チップ搬送コンベヤの切り屑を落下させる位置には第1の噴射ノズルが配されて前記プレート板に付着した切り屑を落下させ、かつ、前記回転メッシュドラムの上方位置には第2の噴射ノズルが配されて前記回転メッシュドラムに付着した切り屑を落下させることを特徴とする請求項1記載のチップ搬送コンベヤ装置。
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