JP2008238286A - チップコンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンスに手間のかかるフィルタを設けずに細かい切粉等も含む切屑の回収タンクへの流入を防止する切削油の分離回収装置を備えたチップコンベアを提供する。
【解決手段】チップコンベア10は、ベルトコンベア16上の切削屑から滴下する切削油を一時的に貯留する貯留部24と、貯留部24から流通口26を通ってオーバーフローする切削油を収容するドレン室28と、ドレン室28からドレン口32を通る切削油を収容する収容タンク36とを有する。ドレン口32の最上部は、流通口26の下端縁よりも下方に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械から排出される切削屑から切削油を分離して回収する機能を備えたチップコンベアに関する。
従来工作機械によるワークの加工に伴い生じる切削屑を排出搬送するチップコンベアは公知である。一例として、図2に示すように、主軸100での加工により生じた切削屑102を受け止めて搬送する搬送手段であるベルトコンベア104と、ワークの加工時に工作機械の加工部分に供給され、工作機械側から落下排出される切削油を回収する回収手段とを有し、当該回収手段が、搬送手段を通過する切削油を貯留する貯留部106を備え、貯留部106のドレン口110から切削油を予め収容する収容タンク108に、貯留部106内の切削油を還流させるものが知られている。
工作機械側からの切削屑の多くはベルト上に残り搬出されるが、一部の細かい切削屑等はベルトを通過して貯留部内に排出される。このため貯留部内の切削油には切削屑が混入する。特に前記チップコンベアは、切削屑を排出した後にベルトに付着する切削屑を、ベルトが貯留部内106の切削油内を通過して回転することで切削油内に洗い落とすため、貯留部内の切削油はベルトによって攪拌され、混入した切削屑がドレン口から収容タンクに容易に排出される。切削屑が切削油とともに回収タンク108に流入すると、流入した切削屑102aがタンク108の底部に堆積し、液面高さによってタンク内油量を管理する場合、タンク内の実質油量が徐々に減少し、工作機械の加工時に切削油不足となり、焼付き等が生じる原因となり得る。この切削油不足を防止するために、タンク108内の清掃を定期的に行う必要がある。しかし上述のように切削屑102aが収容タンクに容易に排出されると、タンク108の底部に堆積する所定時間当たりの切削屑102aの量が増加し、清掃の頻度が上がり、メンテナンスが面倒になるという欠点がある。
これに対して貯留部とは別の空間からなるドレン室を設け、貯留部内の切削油をベルトによる攪拌がないドレン室にいったん導入し、上述のベルトによる切削油攪拌の影響を除去してドレン室から切削油を収容タンクに還流させるチップコンベアが公知となっている(例えば特許文献1、2参照)。特許文献1に記載のチップコンベアは、かき板を備えたマグネットドラムを貯留部(切削油受皿)内に設け、マグネットドラムに付着した切削屑をかき板でかき取りながら切削油受皿内の切削油をドレン室となる分離タンクに導入し、分離タンク内に設けたフィルタとなるヘドロ受皿によって切削屑を除去して切削油受皿内に還流させる構造を有する。
また特許文献2に記載のチップコンベアは、貯留部を構成する油槽の上流部からドレン室を構成する油槽の下流部にフィルタを介して切削油を導入し、下流部に設けられた障壁の上端から溢れた下流部内の切削油を収容タンクに還流させるポンプ側に排出する構造となっている。特許文献1及び2のチップコンベアは、フィルタによって切削屑を除去しながら切削油を収容タンク側に排出するため、収容タンク内に堆積する所定時間当たりの切削屑の混入量が減少し、収容タンク内の清掃頻度が下がる。
実開平5−56346号公報 特開平8−252743号公報
しかし上述のような構成では、ドレン室内又は貯留部とドレン室との間にはフィルタが必要となり、フィルタのメンテナンスが容易ではないという欠点がある。そして特許文献1に記載のチップコンベアは、貯留部(切削油受皿)からドレン室(分離タンク)への切削油の導入を、切削屑をマグネットドラムで吸着し、かき板でかきとりながら行うため、切削屑を除去するフィルタ(ヘドロ受皿)を省略することはできない。
また特許文献2に記載のチップコンベアは、貯留部(油槽上流部)とドレン室(油槽下流部)との間のフィルタを取り除くと、貯留部内の切削油とドレン室内の切削油とが混合し、切削屑がドレン室に自由に流入するため、フィルタを省略することはできない。
そこで本発明は、簡単な構成で切削屑の回収タンクへの流入を防止することができるチップコンベアを提供することを課題とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、工作機械から排出される切削屑を搬送する搬送手段と、工作機械から排出される切削油を回収する回収手段とを有し、該回収手段が、前記切削油を貯留する貯留部と、該貯留部から導入される切削油を収容するドレン室とを有し、貯留部からドレン室に切削油を排出する第1のドレンを貯留部に設け、予め切削油を収容する収容タンクに向かって前記ドレン室から切削油を排出する第2のドレンをドレン室に設け、第1のドレン及び第2のドレンを、切削油が流通する空間から構成し、第1のドレンから溢れた切削油を、貯留部よりドレン室に導入し、ドレン室を介して第2のドレンから回収タンクに還流させるチップコンベアにおいて、前記第2のドレンの最上部が、前記第1のドレンの最下部より下方に位置するように、両ドレンを配置した、チップコンベアを提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のチップコンベアにおいて、前記搬送手段を、貯留部の切削油内を通過するように配置し、前記ドレン室を、前記搬送手段の移動上手側に配置した、チップコンベアを提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のチップコンベアにおいて、前記ドレン室内に着脱自在にフィルタを設け、該フィルタを、ドレン室内に導入された切削油が前記フィルタを通過して前記第2のドレンから排出されるように、第1のドレンと第2のドレンとの間に配置し、ドレン室にフィルタの出し入れ口を設けた、チップコンベアを提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のチップコンベアにおいて、前記搬送手段によって搬送される切削屑の排出部を、搬送手段が切削屑を受ける受容部より高位置に配置し、前記搬送手段が、前記受容部と排出部との間を所定経路に沿って回転駆動される無端ベルトからなり、ベルトの移動経路が、受容部から排出部に向かって移動する往路と、排出部から受容部に向かって移動する復路とからなり、該復路にベルトが斜め下方に向かって傾斜移動する傾斜戻り移動経路を設け、前記第1のドレンを、傾斜戻り移動経路に沿って開口させた、チップコンベアを提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のチップコンベアにおいて、無端ベルトの傾斜戻り移動経路の移動中にベルト側から落下する切削屑を第1のドレン側に案内するガイドを第1のドレン側に設けた、チップコンベアを提供する。
本発明によれば、貯留部内の切削油の上澄み部分が第1のドレンから溢れてドレン室に流入し、ドレン室と貯留部の切削油が混合することなく切削油がドレン室に貯留され、第2のドレンから回収タンクに還流する。これにより第1のドレンにフィルタを設けることなく、切削屑の少ない切削油を貯留部から収容タンクに還流させることができる。収容タンクに還流する切削油に混入する切削屑が減少するため、所定時間当たりの収容タンクに堆積する切削屑の量が減少し、収容タンクの清掃頻度を下げることができ、メンテナンスが容易となる。
特にドレン室を、貯留部内の切削油内を通過する搬送手段の移動上手側に配置することによって、搬送手段による攪拌の影響が比較的少ない部分から貯留部内の切削油をドレン室に導入することができ、ドレン室内に貯留部側から混入する切削屑の量を更に減少させることができる。
なおドレン室内に着脱自在にフィルタを設けることにより、収容タンクに還流する切削油のろ過を行うこともできる。この場合、ドレン室にフィルタの出し入れ口を設けることによって、フィルタのメンテナンスを容易に行うことができる。
また切削屑の排出部を、搬送手段が切削屑を受ける受容部より高位置に配置し、搬送手段を、前記受容部と排出部との間を所定経路に沿って回転駆動される無端ベルトから構成し、ベルトの搬送経路を、受容部から排出部に向かって移動する往路と、排出部から受容部に向かって移動する復路とから構成し、該復路にベルトが斜め下方に向かって傾斜移動する傾斜戻り移動経路を設け、第1のドレンを傾斜戻り移動経路に沿って開口させることにより、排出部において排出されずにベルト側に付着して残存し、傾斜戻り移動経路の移動中にベルト側から落下する切削屑を第1のドレンを介してドレン室内に容易に取り込むことができる。これにより、所定時間当たりの貯留部内に溜まる切削屑の量を減少させることができ、貯留部の清掃頻度を下げることができる。またドレン室内に導入される切削屑は、前述のようにドレン室内にフィルタを設けることによって、収容タンク側への流出が防止され、且つフィルタのメンテナンスによってドレン室内から簡単に排出される。
特に無端ベルトの傾斜戻り移動経路移動中にベルト側から落下する切削屑を第1のドレン側に案内するガイドを、第1のドレン側に設けることによって、ドレン室内に導入する切削屑の量を増加させることができ、貯留部の清掃頻度を更に下げることができる。
図1は本発明のチップコンベア10の概略正面図である。本チップコンベア10は、主軸12に装着されたワークWを加工工具Tによって加工する工作機械に装着される。該工作機械側では、ワークWの加工によって切削屑14が生じ、該切削屑14は工作機械から落下排出される。前記工作機械においてはワークの加工時に、加工部分に切削油が供給される。供給された切削油も工作機械から落下排出される。
チップコンベア10は、従来公知のように、工作機械から排出される切削屑14を、主軸12の下方に位置する受容部17で受け、受容部17の側方高位置に位置する排出部19に搬送して排出し、かつ工作機械から排出される切削油を回収する。このためチップコンベア10は、切削屑14を上述のように搬送する搬送手段であるベルトコンベア16と、切削油を回収する回収手段18とを有する。
ベルトコンベア16は、所定の経路に沿って回転駆動される無端ベルト15を備えている。無端ベルトは、落下物を受ける場合、落下物が固体であればベルト上に残し、液体はベルトの下方に通過させる。ベルトコンベア16の無端ベルトは受容部17と排出部19との間を循環するように配置される。ベルトの移動経路は、受容部17から排出部19に向かう往路と、排出部19から受容部17に向かう復路とから構成される。
往路は、受容部17でベルトを略水平移動させる受け水平移動経路16aと、排出部19でベルトを略水平移動させる排出水平移動経路16cと、受け水平移動経路から排出水平移動経路に向かってベルトを斜め上方に傾斜移動させる傾斜搬送移動経路16bとからなる。
復路は、排出水平移動経路16cの終端位置から、排出水平移動経路の下方(裏側)16d、傾斜搬送移動経路の裏側16e、受け水平移動経路の裏側16fを通過して受け水平移動経路16aの始端位置に戻る経路をとる。復路の経路16d、16e、16fは、それぞれ排出水平移動経路16c、傾斜搬送移動経路16b及び受け水平移動経路16aに略平行に沿う。
ベルトは、ケーシング20によって受容部17(受け水平移動経路16aの上方)が開口した状態で回転経路に沿って覆われている。ケーシング20は排出部19の下方に開口部21が形成されている。ベルトコンベア16により、切削屑14は、受容部17において受け水平移動経路16a移動中のベルトで受けられ、ベルトに載置された状態で傾斜搬送移動経路16bを経由して排出部19に搬送される。
排出部19に搬送された切削屑14は、排出水平移動経路16cの終了位置でベルトが往路から復路に移行する際にベルトコンベアの端部(往路の終端位置)から落下し、開口部21からケーシング20の外部に排出される。開口部21の下方には切削屑用の受け箱22が配置され、切削屑は受け箱22内に回収される。ただし切削油及び一部の切削屑は、ベルトを通過してケーシング20内に排出される。
ケーシング20には、ベルトコンベア16の復路における傾斜搬送移動経路裏側の経路(傾斜戻り移動経路)16eに相対する位置に、傾斜戻り移動経路16eに沿った切削油の第1のドレンとなる流通口26が形成されている。流通口26は、開口した孔からなる。このため切削油は、流通口26の下端縁までケーシング20内に貯留される。
ケーシング20内の切削油の量が、流通口26の下端縁までの容量を越えると、切削油が流通口26から溢れ、切削油の上澄み部分が流通口26からケーシング20の外部に排出される。ケーシング20内に貯留される切削油の液面高さは、流通口26の高さ位置によって定まる。
ベルトは、復路の受け水平移動経路の裏側16fを通過する時にケーシング20内に貯留された切削油内を通過し、往路では切削油の液面高さより上方を移動する。ベルトは、往路では貯留された切削油内を通過しない。
これによりベルトコンベア16は、受け水平移動経路16aにおいては、ケーシング20内に貯留される切削油の上方位置で、切削油に妨げられることなく切削屑14を受けることができる。また排出部19で落下せず、ベルトが復路に移行した状態でベルト側に付着して残る切削屑14は、受け水平移動経路の裏側16f通過時に切削油によって切削油内に洗い落とされる。
ケーシング20の外側には、流通口26のみを介してケーシング20内と連通するドレン室28が設けられている。ドレン室28は、受容部17より排出部19側に位置する傾斜戻り移動経路16eの下方に配置されている。ドレン室28には、流通口26よりも下方位置に開口した孔からなる第2のドレンであるドレン口32が形成されている。ドレン口32にはドレンホース34が接続されている。ドレンホース34は、予め切削油を収容する収容タンク36に接続されている。
ケーシング20内に貯留された切削油は、前述のように流通口26から溢れ、流通口26を介してケーシング20内からドレン室28に流入すると、ドレン口32の下端縁まで貯留される。ドレン室28内に貯留される切削油は、ドレン口32から溢れると収容タンク36内に還流して回収される。収容タンク36に回収された切削油は再度工作機械の加工部分に供給される。切削油はこのサイクルで循環使用される。
以上のようにケーシング20、ドレン室28、流通口26、ドレン口32、ドレンホース34等によって切削油を収容タンク36に回収する回収手段が構成されている。ケーシングは、工作機械側から落下排出される切削油を、ドレン室28に導入する前に一時的に貯留する貯留部24を構成している。
ドレン口32及び流通口26は、ドレン口32の上端縁が流通口26の下端縁よりも下方に位置するように配置されている。これによりドレン室28内の切削油の液面高さが、ケーシング20内の切削油の液面高さ以上になることはなく、ドレン室28内の切削油とケーシング20内の切削油とが混合することはない。
ケーシング20内の切削油には、工作機械から落下する一部の切削屑や切削油内で洗い流された切削屑等が混入している。ただし切削屑14は比重が重く、多くはケーシング20の底面に向かって比較的高速で移動して滞留する。このため流通口26からドレン室28内に流入する切削油の上澄みは切削屑14の混入が少ない。
加えて上述のようにドレン室28内の切削油とケーシング20内の切削油とが一体的に混合することがないため、ケーシング20内の切削屑14がドレン室28内に自由に流入することが防止される。これにより流通口26にフィルタ等を設けることなく、ドレン室28に切削屑14の少ない清浄な切削油を導入することができる。
ケーシング20内に貯留される切削油内を通過するベルトは、傾斜戻り移動経路16e側から受け水平移動経路裏側16fに向かう方向に移動する。このためケーシング20内の切削油には、排出部19側から受容部17側に向かう流れが形成される。流通口26及びドレン室28はケーシング20内の切削油の流れの下流側に位置する。従ってケーシング20内の切削油内に浮遊する切削屑等は反流通口側に移動し、ドレン室28内への混入が防止される。
ケーシング20内の切削油の液面近傍に浮遊する微細な切削屑等は、切削油内に容易に沈まず、排出部19側から受容部17側に向かう切削油の流れにも容易には乗らないため、流通口26を介してドレン室28内に容易に流入する。これに対して本実施形態ではドレン室28内にフィルタとして着脱可能なカゴ38が収容されている。
カゴ38は、上述の微細な切削屑等を切削油から除去できる目開きの金属メッシュ等を用いて籠状に構成されている。カゴ38は、流通口26から流入する切削油がカゴ38を通過してドレン口32に至るように流通口26とドレン口32との間に配置されている。これによってドレン室28内に導入された切削油をさらにろ過して切削屑14を除去し、収容タンク36に還流させる。
排出部19で排出されずにベルトに付着した切削屑等は、復路の傾斜戻り移動経路16eにおいて落下する場合がある。この落下切削屑の一部は、傾斜戻り移動経路16eに沿って設けられている流通口26からドレン室28に直接容易に導入される。特に本実施形態においては、流通口26に、落下切削屑を流通口26側に案内するガイドである案内板40が設けられている。
案内板40によって落下切削屑が円滑にドレン室28内に案内導入される。これによりケーシング20内に落下する切削屑の量を減少させることができる。ドレン室28内に落下収容される落下切削屑はドレン室28内のカゴ38によってろ過され、ドレン口32から収容タンク36への流出が防止される。
ケーシング20には、ドレン室28に対応する位置に、上方に向かって開口するカゴ38の出し入れ口41が形成されている。出し入れ口41には、蓋42が開閉自在に設けられている。蓋42を開くことによって、上方から出し入れ口41を介してドレン室28内のカゴ38を容易に出し入れすることができる。カゴ38の出し入れによって、カゴ38内に溜まった切削屑の排出等、カゴ38のメンテナンスを容易に行うことができる。
本チップコンベア10は、以上のように構成されており、流通口26にフィルタを設ける必要がないため、簡単な構成で済み、かつケーシング20内に位置する流通口26の定期的なメンテナンスが不要となる。そして上述のように収容タンク36に還流する切削油に混入する切削屑14が少なく、所定時間当たりの収容タンク36に堆積する切削屑14の量が減少するため、収容タンク36の清掃頻度が下がる。
また工作機械側から落下する切削屑14の一部をドレン室28で受けるため、ケーシング20内に滞留する切削屑が減少する。これにより比較的面倒なケーシング20側のメンテナンス頻度が減少する。ドレン室28内で受ける切削屑は、蓋42を介したカゴ38の出し入れによって容易に処理することができる。ドレン室28のメンテナンスは、蓋42を開くことによってケーシング20の外側で容易に行うことができる。以上のようにチップコンベア10のメンテナンス及び取り扱いが容易となる。
なおベルトコンベアの代わりに、金属製のメッシュ又はパンチングプレートを用いたコンベアやチェーンリング機構を使用してもよく、またこれ以外にも、切削屑を残し切削油を通過させるものであれば使用可能である。また、貯留部24からドレン室28へは上澄み液が流入するので、カゴ38を使用しなくても比較的清浄な切削油を回収することができる。
案内板40は本発明に不可欠ではないが、ベルトの復路から落下する切削屑の回収効率がいくらか低下する可能性があるので、具備されている方が好ましい。また蓋42も不可欠ではないが、外部からの異物の混入を防止する等の観点から具備されている方が好ましい。
本発明に係るチップコンベアの概略構成を示す図である。 従来のチップコンベアの概略構成を示す図である。
符号の説明
10 チップコンベア
12 主軸
14 切削屑
16 ベルトコンベア
17 受容部
18 分離回収手段
19 排出部
20 ケーシング
22 受け箱
24 貯留部
26 第1のドレン
28 ドレン室
32 第2のドレン
34 ドレンホース
36 収容タンク
38 フィルタ
40 案内板
42 蓋

Claims (5)

  1. 工作機械から排出される切削屑を搬送する搬送手段と、
    工作機械から排出される切削油を回収する回収手段とを有し、
    該回収手段が、
    前記切削油を貯留する貯留部と、
    該貯留部から導入される切削油を収容するドレン室とを有し、
    貯留部からドレン室に切削油を排出する第1のドレンを貯留部に設け、
    予め切削油を収容する収容タンクに向かって前記ドレン室から切削油を排出する第2のドレンをドレン室に設け、
    第1のドレン及び第2のドレンを、切削油が流通する空間から構成し、
    第1のドレンから溢れた切削油を、貯留部よりドレン室に導入し、ドレン室を介して第2のドレンから回収タンクに還流させるチップコンベアにおいて、
    前記第2のドレンの最上部が前記第1のドレンの最下部より下方に位置するように両ドレンを配置した、チップコンベア。
  2. 前記搬送手段を、貯留部の切削油内を通過するように配置し、前記ドレン室を、前記搬送手段の移動上手側に配置した、請求項1に記載のチップコンベア。
  3. 前記ドレン室内に着脱自在にフィルタを設け、該フィルタを、ドレン室内に導入された切削油が前記フィルタを通過して前記第2のドレンから排出されるように、第1のドレンと第2のドレンとの間に配置し、ドレン室にフィルタの出し入れ口を設けた、請求項1又は2に記載のチップコンベア。
  4. 前記搬送手段によって搬送される切削屑の排出部を、搬送手段が切削屑を受ける受容部より高位置に配置し、前記搬送手段が、前記受容部と排出部との間を所定経路に沿って回転駆動される無端ベルトからなり、ベルトの移動経路が、受容部から排出部に向かって移動する往路と、排出部から受容部に向かって移動する復路とからなり、該復路にベルトが斜め下方に向かって傾斜移動する傾斜戻り移動経路を設け、前記第1のドレンを、傾斜戻り移動経路に沿って開口させた、請求項1又は2に記載のチップコンベア。
  5. 無端ベルトの傾斜戻り移動経路の移動中にベルト側から落下する切削屑を第1のドレン側に案内するガイドを第1のドレン側に設けた、請求項3又は4に記載のチップコンベア。
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