JPH07245041A - シーソー型スイッチ - Google Patents
シーソー型スイッチInfo
- Publication number
- JPH07245041A JPH07245041A JP3134894A JP3134894A JPH07245041A JP H07245041 A JPH07245041 A JP H07245041A JP 3134894 A JP3134894 A JP 3134894A JP 3134894 A JP3134894 A JP 3134894A JP H07245041 A JPH07245041 A JP H07245041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable contact
- seesaw
- contact plate
- switch
- base substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
- Tumbler Switches (AREA)
- Manufacture Of Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型かつ高信頼性であり、さらに自動組立装
置による組立が可能であるシーソー型スイッチを提供す
る。 【構成】 平板状可動接点板を縦置きにしてその幅方向
形状を細幅となしうる構成となし、さらに、スイッチ構
成部品を一方向から組付けうる部品構造で構成されてい
る。 【効果】 スイッチ全体形状のコンパクト化、自動組立
装置等を利用できる一方向からの組立が可能なことによ
り組立作業の省力化が可能である。
置による組立が可能であるシーソー型スイッチを提供す
る。 【構成】 平板状可動接点板を縦置きにしてその幅方向
形状を細幅となしうる構成となし、さらに、スイッチ構
成部品を一方向から組付けうる部品構造で構成されてい
る。 【効果】 スイッチ全体形状のコンパクト化、自動組立
装置等を利用できる一方向からの組立が可能なことによ
り組立作業の省力化が可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車のドアの
アームレスト部等に組付けられパワーウインドウを開閉
操作するために使用するシーソー型スイッチに関し、特
にシーソー動作される可動接点板を縦置きにした構造の
スイッチに関するものである。
アームレスト部等に組付けられパワーウインドウを開閉
操作するために使用するシーソー型スイッチに関し、特
にシーソー動作される可動接点板を縦置きにした構造の
スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種の縦置き構造のシーソー
型スイッチである従来構造例として図1乃至図3に示す
如きもの(実開昭62−49823号)がある。
型スイッチである従来構造例として図1乃至図3に示す
如きもの(実開昭62−49823号)がある。
【0003】この従来例は、固定接点1が上面に配設さ
れているベース基板2と、このベース基板2上に突設さ
れシーソー動作の支点となる支持片兼用端子3と、この
支持片兼用端子3の上端で支持されてシーソー動作する
共に下面に上記固定接点1に対応する可動接点4を有す
る略逆T字状可動接点板5と、この可動接点板5の起立
部6の上縁7にそれに沿って転動可能に載置されている
球体8を収納し、かつ起立部6を挟んでその上縁左右方
向に移動する移動体9と、上記球体8を上縁7に押圧せ
しめるためのばね10を有するものであって、上記移動
体9を図1において右方向に移動すると、その球体8が
支持片兼用端子3を境として右方向に移動し、それによ
り、上記可動接点板5は支持片兼用端子3を支点として
シーソー動作を生じ、このシーソー動作で可動接点4が
固定接点1に接触する構成のものである。
れているベース基板2と、このベース基板2上に突設さ
れシーソー動作の支点となる支持片兼用端子3と、この
支持片兼用端子3の上端で支持されてシーソー動作する
共に下面に上記固定接点1に対応する可動接点4を有す
る略逆T字状可動接点板5と、この可動接点板5の起立
部6の上縁7にそれに沿って転動可能に載置されている
球体8を収納し、かつ起立部6を挟んでその上縁左右方
向に移動する移動体9と、上記球体8を上縁7に押圧せ
しめるためのばね10を有するものであって、上記移動
体9を図1において右方向に移動すると、その球体8が
支持片兼用端子3を境として右方向に移動し、それによ
り、上記可動接点板5は支持片兼用端子3を支点として
シーソー動作を生じ、このシーソー動作で可動接点4が
固定接点1に接触する構成のものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構成のシーソー型スイッチにあっては、次の如
き問題点があった。
うな従来構成のシーソー型スイッチにあっては、次の如
き問題点があった。
【0005】(イ)可動接点板5をシーソー動作させる
駆動機構、すなわち、ばね10により付勢されている球
体8が上縁7で転動可能に当接する起立部6が縦置き構
造ではあるが、可動接点板5のシーソー動作の支点機構
が、図3に示すように、可動接点板5の支持受部5aを
幅広に成形し、その支持受部5aの両側に切欠き5b,
5bを設けて支持片兼用端子3の一対の爪部3a,3a
に係合させて可動接点板5を揺動可能に載置支持する構
造、すなわち、可動接点板5を横置きにした支点機構の
ものと同一構造であるため、支持受部5bの最大部幅R
がかなり大きくなり、この可動接点板5の起立部6を縦
置き構造にしたにもかかわらず幅方向が大型化され、こ
れが原因でシーソー型スイッチ全体が大型化されてしま
い例えば自動車のドア内等の狭いスペース内に組付ける
パワーウインドウ用スイッチとしては不適であった。
駆動機構、すなわち、ばね10により付勢されている球
体8が上縁7で転動可能に当接する起立部6が縦置き構
造ではあるが、可動接点板5のシーソー動作の支点機構
が、図3に示すように、可動接点板5の支持受部5aを
幅広に成形し、その支持受部5aの両側に切欠き5b,
5bを設けて支持片兼用端子3の一対の爪部3a,3a
に係合させて可動接点板5を揺動可能に載置支持する構
造、すなわち、可動接点板5を横置きにした支点機構の
ものと同一構造であるため、支持受部5bの最大部幅R
がかなり大きくなり、この可動接点板5の起立部6を縦
置き構造にしたにもかかわらず幅方向が大型化され、こ
れが原因でシーソー型スイッチ全体が大型化されてしま
い例えば自動車のドア内等の狭いスペース内に組付ける
パワーウインドウ用スイッチとしては不適であった。
【0006】(ロ)上記シーソー型スイッチにあって
は、自動組立装置による組立が困難である。すなわちベ
ース基板2の上方から可動接点板5を組付けることは可
能であっても、球体8及びばね10を移動体9の下方か
ら組付ける構造であるため、球体8及びばね10が移動
体9から脱落しないように押さえながら移動体9を可動
接点板5上に載置しなければならないことから、自動組
立装置による一方向(上方向)からの組立が困難であっ
た。
は、自動組立装置による組立が困難である。すなわちベ
ース基板2の上方から可動接点板5を組付けることは可
能であっても、球体8及びばね10を移動体9の下方か
ら組付ける構造であるため、球体8及びばね10が移動
体9から脱落しないように押さえながら移動体9を可動
接点板5上に載置しなければならないことから、自動組
立装置による一方向(上方向)からの組立が困難であっ
た。
【0007】(ハ)可動接点4は逆T字状可動接点板5
の下面に直接に取付けられていることから、その可動接
点4が固定接点1に接触されるときの衝撃力(反撥力)
が強く、これが原因でチャタリング現象が生じたり、あ
るいはスイッチの耐久性が低下したり、他の機器へ悪影
響が及ぼされたりする。
の下面に直接に取付けられていることから、その可動接
点4が固定接点1に接触されるときの衝撃力(反撥力)
が強く、これが原因でチャタリング現象が生じたり、あ
るいはスイッチの耐久性が低下したり、他の機器へ悪影
響が及ぼされたりする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
問題点に着目してなされたもので、縦置きされる可動接
点板の幅方向形状を細幅となしうる構造として、スイッ
チ全体形状のコンパクト化を可能となし、さらに、自動
組立装置等を利用できる一方向からの組立が可能な構造
として、生産性、経済性を向上させ、さらには、接触信
頼性にも優れた自動車用パワーウインドウスイッチとし
て好適なシーソー型スイッチを提供することにある。
問題点に着目してなされたもので、縦置きされる可動接
点板の幅方向形状を細幅となしうる構造として、スイッ
チ全体形状のコンパクト化を可能となし、さらに、自動
組立装置等を利用できる一方向からの組立が可能な構造
として、生産性、経済性を向上させ、さらには、接触信
頼性にも優れた自動車用パワーウインドウスイッチとし
て好適なシーソー型スイッチを提供することにある。
【0009】
【実施例】以下に、本発明を図面に示す実施例に基づい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0010】図4は、本実施例のシーソー型スイッチを
具備せしめた自動車用パワーウインドウスイッチの全体
構造を示す分解斜視図であって、同図において、11は
自動車用パワーウインドウスイッチの主要構成であるシ
ーソー型スイッチユニットであって、このシーソー型ス
イッチユニット11を構成するベース基板12の下側面
にはリレー回路基板13を挟持するようにしてロアーケ
ースを兼ねるコネクタボックス14が組付けられてい
る。
具備せしめた自動車用パワーウインドウスイッチの全体
構造を示す分解斜視図であって、同図において、11は
自動車用パワーウインドウスイッチの主要構成であるシ
ーソー型スイッチユニットであって、このシーソー型ス
イッチユニット11を構成するベース基板12の下側面
にはリレー回路基板13を挟持するようにしてロアーケ
ースを兼ねるコネクタボックス14が組付けられてい
る。
【0011】上記シーソー型スイッチユニット11には
複数個(図4では6組)のシーソー型スイッチを有する
ものであるが、以下に、そのうち代表的な2個1組(2
個の接点板で1組となっているもの)のシーソー型スイ
ッチ15の構造について順を追って説明する。
複数個(図4では6組)のシーソー型スイッチを有する
ものであるが、以下に、そのうち代表的な2個1組(2
個の接点板で1組となっているもの)のシーソー型スイ
ッチ15の構造について順を追って説明する。
【0012】図5は、上記の2個1組のシーソー型スイ
ッチ15の断面構造を示すものであって、上記ベース基
板12上には、図14に示すように、4つの固定接点1
61,162,163,164(図5にはそのうち2つ
の固定接点161,162が図示されている。)からな
る固定接点16と、シーソー動作の支点となる支持片兼
用端子としての2つ平板状端子片181,182(図5
にはそのうち1つの端子片181が図示されている。)
からなる端子片18とが配設されている。
ッチ15の断面構造を示すものであって、上記ベース基
板12上には、図14に示すように、4つの固定接点1
61,162,163,164(図5にはそのうち2つ
の固定接点161,162が図示されている。)からな
る固定接点16と、シーソー動作の支点となる支持片兼
用端子としての2つ平板状端子片181,182(図5
にはそのうち1つの端子片181が図示されている。)
からなる端子片18とが配設されている。
【0013】この固定接点16と端子片18とが配設さ
れたベース基板12を作成するには、図6に示すよう
に、導電性金属平板を基にしてプレス成形(打抜き及び
折曲げ形成)して、上記固定接点16を有する第1の回
路パターン17と、その固定接点16に対応する端子片
18を有する第2の回路パターン19をそれぞれ形成
し、これら第1、第2の回路パターン17,19をベー
ス基板12の基材となる絶縁性樹脂による成形時にイン
サート成形して、第1、第2の回路パターン17,19
が埋設された状態のベース基板12を成形する。次い
で、上述の如くに埋設されている第1又は第2の回路パ
ターン17,19の仮止め用連接部20(図6、図7参
照)をプレス打抜き等で切断することにより目的とする
所望のベース基板12が得られるものである。
れたベース基板12を作成するには、図6に示すよう
に、導電性金属平板を基にしてプレス成形(打抜き及び
折曲げ形成)して、上記固定接点16を有する第1の回
路パターン17と、その固定接点16に対応する端子片
18を有する第2の回路パターン19をそれぞれ形成
し、これら第1、第2の回路パターン17,19をベー
ス基板12の基材となる絶縁性樹脂による成形時にイン
サート成形して、第1、第2の回路パターン17,19
が埋設された状態のベース基板12を成形する。次い
で、上述の如くに埋設されている第1又は第2の回路パ
ターン17,19の仮止め用連接部20(図6、図7参
照)をプレス打抜き等で切断することにより目的とする
所望のベース基板12が得られるものである。
【0014】かくして構成されたベース基板12の下側
には、図4、図8に示すように、コネクタボックス14
の係止爪141がベース基板12の係止溝121に嵌合
することにより、上記コネクタボックス14が組付けら
れるが、その組付け時にコネクタボックス14にインサ
ート成形により埋設(図8参照)されている外部接続用
端子21の一端211が、図10に示すように、ベース
基板12の端子接続部171(又は191)に挿入接続
される。この端子接続部171(又は192)及びそれ
に挿入接続される上記接続端子21の詳細構造を説明す
ると、図9に示すように、第1又は第2の回路パターン
17,19の一部がベース基板12に穿設された貫通孔
122に折曲げ状態で露呈することにより端子接続部1
71又は191が成形され、また、外部接続用端子21
の一端211の先端には、その挿入方向中央部にスリッ
ト22が形成されていて、接続端子21の一端211を
挿入するとき、図10に示すように、両方の端子接続部
171(191)及び171(191)の接圧力で、そ
の接続端子21の一端211も撓んで、有効な接触力が
維持されるものである。なお、外部接続用端子21の他
端212は、外部から引き回される雄コネクタ(図示せ
ず)が接続される雌型コククタを形成している(図8参
照)。
には、図4、図8に示すように、コネクタボックス14
の係止爪141がベース基板12の係止溝121に嵌合
することにより、上記コネクタボックス14が組付けら
れるが、その組付け時にコネクタボックス14にインサ
ート成形により埋設(図8参照)されている外部接続用
端子21の一端211が、図10に示すように、ベース
基板12の端子接続部171(又は191)に挿入接続
される。この端子接続部171(又は192)及びそれ
に挿入接続される上記接続端子21の詳細構造を説明す
ると、図9に示すように、第1又は第2の回路パターン
17,19の一部がベース基板12に穿設された貫通孔
122に折曲げ状態で露呈することにより端子接続部1
71又は191が成形され、また、外部接続用端子21
の一端211の先端には、その挿入方向中央部にスリッ
ト22が形成されていて、接続端子21の一端211を
挿入するとき、図10に示すように、両方の端子接続部
171(191)及び171(191)の接圧力で、そ
の接続端子21の一端211も撓んで、有効な接触力が
維持されるものである。なお、外部接続用端子21の他
端212は、外部から引き回される雄コネクタ(図示せ
ず)が接続される雌型コククタを形成している(図8参
照)。
【0015】図5に戻って、23は、上記ベース基板1
2上に取付ねじ24により固定されるインナーケースで
あって、このインナーケース23には、シーソー型可動
接点板25(以下単に可動接点板と言う)を収容する収
容室部26が形成されている。この収容室部26内に収
納される可動接点板25は、一対の可動接点板251,
252からなるが、それらは図22の(イ)及び(ロ)
に示すように同一形状のものをその一方を表裏反転させ
た状態で対向させ、それらをベース基板12に対して起
立状態(縦置き状態)で配置してなる。その可動接点板
251,252の詳細を、可動接点板251のみを示す
図12に基づいて説明するが、可動接点板252につい
ては可動接点板251と同一形状であるので図面引用符
号のみを括弧内に示しその説明は省略する。可動接点板
251(252)の下縁には、その中央より左寄りに約
1割程度偏位した位置に上記端子片181(182)に
係合される略逆V字状のシーソー支点用切欠き271
(272)が形成されている。この切欠き271(27
2)の詳細形状は、図13で示すように、端子片181
(182)の先端厚さ(a)よりも幅広い間隔(b)に
形成され、かつ可動接点板251の底縁面251aに対
して右下がりに傾斜する傾斜面271aを有する形状に
成形されている。さらにこの可動接点板251(25
2)の両側端下部には、図11に示すように、後述の可
動接点291,292(293,294)の固定接点1
61,162(163,164)への接触時の衝撃を吸
収する横U字状に湾曲形成された衝撃吸収部281,2
82(283,284)が一体的に形成され、この衝撃
吸収部281,282(283,284)の先端から一
体的に伸びる平板部が成形され、これが2つの可動接点
291,292(293,294)を構成している。さ
らに、この可動接点板251(252)の上縁には、後
述のボール391(392)が載置転動し該可動接点2
51(252)をシーソー駆動する切欠き301(30
2)が成形されており、この切欠き301(302)の
詳細は、図12に示すように、後述のボール391(3
92)と同径の曲率を有する円弧状傾斜面301a、こ
の円弧状傾斜面301aから連続し上記切欠き271の
略上方位置まで連続する平坦面301b、及びこの平坦
面301bと連続し斜め上方に傾斜する略直線的な傾斜
面301cを有する。なお、上記可動接点板251(2
52)は、導電性平板を素材として、上記切欠き271
(272)及び切欠き301(302)はプレス打抜き
成形で、また上記衝撃吸収部281,282(283,
284)及び可動接点291,292(293,29
4)はプレス打抜き後プレス折曲げ成形で製作すること
により得られる。
2上に取付ねじ24により固定されるインナーケースで
あって、このインナーケース23には、シーソー型可動
接点板25(以下単に可動接点板と言う)を収容する収
容室部26が形成されている。この収容室部26内に収
納される可動接点板25は、一対の可動接点板251,
252からなるが、それらは図22の(イ)及び(ロ)
に示すように同一形状のものをその一方を表裏反転させ
た状態で対向させ、それらをベース基板12に対して起
立状態(縦置き状態)で配置してなる。その可動接点板
251,252の詳細を、可動接点板251のみを示す
図12に基づいて説明するが、可動接点板252につい
ては可動接点板251と同一形状であるので図面引用符
号のみを括弧内に示しその説明は省略する。可動接点板
251(252)の下縁には、その中央より左寄りに約
1割程度偏位した位置に上記端子片181(182)に
係合される略逆V字状のシーソー支点用切欠き271
(272)が形成されている。この切欠き271(27
2)の詳細形状は、図13で示すように、端子片181
(182)の先端厚さ(a)よりも幅広い間隔(b)に
形成され、かつ可動接点板251の底縁面251aに対
して右下がりに傾斜する傾斜面271aを有する形状に
成形されている。さらにこの可動接点板251(25
2)の両側端下部には、図11に示すように、後述の可
動接点291,292(293,294)の固定接点1
61,162(163,164)への接触時の衝撃を吸
収する横U字状に湾曲形成された衝撃吸収部281,2
82(283,284)が一体的に形成され、この衝撃
吸収部281,282(283,284)の先端から一
体的に伸びる平板部が成形され、これが2つの可動接点
291,292(293,294)を構成している。さ
らに、この可動接点板251(252)の上縁には、後
述のボール391(392)が載置転動し該可動接点2
51(252)をシーソー駆動する切欠き301(30
2)が成形されており、この切欠き301(302)の
詳細は、図12に示すように、後述のボール391(3
92)と同径の曲率を有する円弧状傾斜面301a、こ
の円弧状傾斜面301aから連続し上記切欠き271の
略上方位置まで連続する平坦面301b、及びこの平坦
面301bと連続し斜め上方に傾斜する略直線的な傾斜
面301cを有する。なお、上記可動接点板251(2
52)は、導電性平板を素材として、上記切欠き271
(272)及び切欠き301(302)はプレス打抜き
成形で、また上記衝撃吸収部281,282(283,
284)及び可動接点291,292(293,29
4)はプレス打抜き後プレス折曲げ成形で製作すること
により得られる。
【0016】上記ベース基板12には、図11、図14
に示すように、可動接点板案内部材である可動接点板案
内部321,322と駆動部材案内部材であるシーソー
駆動部材案内片34とが一体的に成形されている。この
案内部321,322は、案内片34の両側に位置し、
かつ案内部321は端子片181と固定接点161の間
に、また案内部322は端子片182と固定接点163
の間にそれぞれ設けられており、それらの上方から載置
される上記可動接点板251,252をそれが横倒れし
ないように案内保持するスリット321a,322aが
設けられている。また、上記案内片34は、その上方か
ら載置されるシーソー駆動部材33を左右横方向に往復
駆動可能に遊嵌状態で案内支持するように平板状に成形
されており、さらに、図14で示すように、その中央部
には、スイッチ操作力が無くなったときに上記可動接点
板251,252を初期位置(図22の(イ)図及び
(ロ)図の状態)に復帰させるためのコイルばね35が
横向き状態で嵌入される切欠き36が形成されている。
に示すように、可動接点板案内部材である可動接点板案
内部321,322と駆動部材案内部材であるシーソー
駆動部材案内片34とが一体的に成形されている。この
案内部321,322は、案内片34の両側に位置し、
かつ案内部321は端子片181と固定接点161の間
に、また案内部322は端子片182と固定接点163
の間にそれぞれ設けられており、それらの上方から載置
される上記可動接点板251,252をそれが横倒れし
ないように案内保持するスリット321a,322aが
設けられている。また、上記案内片34は、その上方か
ら載置されるシーソー駆動部材33を左右横方向に往復
駆動可能に遊嵌状態で案内支持するように平板状に成形
されており、さらに、図14で示すように、その中央部
には、スイッチ操作力が無くなったときに上記可動接点
板251,252を初期位置(図22の(イ)図及び
(ロ)図の状態)に復帰させるためのコイルばね35が
横向き状態で嵌入される切欠き36が形成されている。
【0017】上記シーソー駆動部材33は、図11に示
すように、鞍部37とその両側に一体成形された一対の
縦型角筒部381,382とから構成されている。さら
に、上記鞍部37の下面には、該シーソー駆動部材33
が上記案内片34に架設状態で載置挿入される溝部37
1が長手方向に形成され、また、その溝部371内に
は、図15,図16に示すように、上記案内片34の切
欠き36と同じ幅を有し、かつ上記コイルばね25の両
端面が当接されるばね係止段部371a,371bが成
形されている。これにより、このシーソー駆動部材33
は、図15で示すように、上記初期位置に対応する定位
置に維持されている。
すように、鞍部37とその両側に一体成形された一対の
縦型角筒部381,382とから構成されている。さら
に、上記鞍部37の下面には、該シーソー駆動部材33
が上記案内片34に架設状態で載置挿入される溝部37
1が長手方向に形成され、また、その溝部371内に
は、図15,図16に示すように、上記案内片34の切
欠き36と同じ幅を有し、かつ上記コイルばね25の両
端面が当接されるばね係止段部371a,371bが成
形されている。これにより、このシーソー駆動部材33
は、図15で示すように、上記初期位置に対応する定位
置に維持されている。
【0018】また、上記シーソー駆動部材33の一対の
縦型角筒部381,382には、図14、図15、図1
6に示すように、上記可動接点板251,252の切欠
き301,302の辺縁に沿って転動又は摺動されるボ
ール391,392と、このボール391,392を、
その切欠き301,302の辺縁に押圧せしめるための
ばね401,402とを内装する円柱状穴381a,3
82aが上端面から下端面手前まで穿設されている。ま
た、その下端面には、図11、図14に示すように、上
記可動接点板251,252の上辺部が挿入され該可動
接点板251,252を横倒れしないように遊嵌状態で
案内保持するスリット381b,382bが設けられて
いる。
縦型角筒部381,382には、図14、図15、図1
6に示すように、上記可動接点板251,252の切欠
き301,302の辺縁に沿って転動又は摺動されるボ
ール391,392と、このボール391,392を、
その切欠き301,302の辺縁に押圧せしめるための
ばね401,402とを内装する円柱状穴381a,3
82aが上端面から下端面手前まで穿設されている。ま
た、その下端面には、図11、図14に示すように、上
記可動接点板251,252の上辺部が挿入され該可動
接点板251,252を横倒れしないように遊嵌状態で
案内保持するスリット381b,382bが設けられて
いる。
【0019】上記インナーケース23の収納部屋部26
の上面には、図14に示すように、上記シーソー駆動部
材33の縦型角筒部381,382が貫通突出する透孔
411,412が穿設されており、上記インナーケース
23は、その収納部屋部26の透孔411,412から
上記縦型角筒部381,382上端部が貫通突出するよ
うに上方からかぶせるように載置することにより、図4
に示すように、該インナーケース23に設けられた係止
爪231が上記ベース基板12に設けられた係止溝12
2に嵌合して、該ベース基板12に対して組付けられる
さらに、上記収納部屋部26の上に、図11、図14に
示すように、上記透孔411,412から突出する上記
縦型角筒部381,382上端部に組付けられ上記シー
ソー駆動部材33と一体的に移動するスライダ42が載
置する。そのスライダ42の詳細は、図14、図17、
図18に示すように、上記縦型角筒部381,382が
挿入される嵌合室部441,442とその嵌合室部44
1,442内に挿入された上記縦型角筒部381,38
2の係止爪431,432と係合する係合孔441a,
442aが成形されている。
の上面には、図14に示すように、上記シーソー駆動部
材33の縦型角筒部381,382が貫通突出する透孔
411,412が穿設されており、上記インナーケース
23は、その収納部屋部26の透孔411,412から
上記縦型角筒部381,382上端部が貫通突出するよ
うに上方からかぶせるように載置することにより、図4
に示すように、該インナーケース23に設けられた係止
爪231が上記ベース基板12に設けられた係止溝12
2に嵌合して、該ベース基板12に対して組付けられる
さらに、上記収納部屋部26の上に、図11、図14に
示すように、上記透孔411,412から突出する上記
縦型角筒部381,382上端部に組付けられ上記シー
ソー駆動部材33と一体的に移動するスライダ42が載
置する。そのスライダ42の詳細は、図14、図17、
図18に示すように、上記縦型角筒部381,382が
挿入される嵌合室部441,442とその嵌合室部44
1,442内に挿入された上記縦型角筒部381,38
2の係止爪431,432と係合する係合孔441a,
442aが成形されている。
【0020】さらに、このスライダ42の2つの嵌合室
部441,442相互間には、図17、図18で示すよ
うに、ノブ操作力伝達用突部45が形成されており、こ
の突部45に、後述の操作ノブ46と一体のフォーク4
7先端に形成されている凹部48が係合される。
部441,442相互間には、図17、図18で示すよ
うに、ノブ操作力伝達用突部45が形成されており、こ
の突部45に、後述の操作ノブ46と一体のフォーク4
7先端に形成されている凹部48が係合される。
【0021】また、上記インナーケース23上には、ア
ウターケース49被着されており、図4に示すように、
上記コネクタボックス14に設けられた係止爪142と
アウターケース49に設けられた係合孔491とが嵌合
することにより組付けられている。また、該アウターケ
ース49には、それに一体的に設けられている支軸50
に軸支されている操作ノブ46が組付けられている。さ
らに、このアウターケース49には、図19、図20、
図21に示すように、スプリング51及び駒52を収納
保持する保持筒53が一体形成されており、そのスプリ
ング51により弾圧的に押し上げられている駒52の先
端が、操作ノブ46の裏側に形成されているテーパー孔
54内に弾圧的に押入されている。操作ノブ46は図1
9が中立位置であり、その状態から操作ノブ46をD方
向に傾動させると、図20に示すように操作ノブ46の
テーパー孔54の角部を駒52が乗り越え、そのときに
操作ノブ46の操作節度感が得られるように構成されて
いる。図21は操作ノブ46をさらに傾動させた状態で
ある。
ウターケース49被着されており、図4に示すように、
上記コネクタボックス14に設けられた係止爪142と
アウターケース49に設けられた係合孔491とが嵌合
することにより組付けられている。また、該アウターケ
ース49には、それに一体的に設けられている支軸50
に軸支されている操作ノブ46が組付けられている。さ
らに、このアウターケース49には、図19、図20、
図21に示すように、スプリング51及び駒52を収納
保持する保持筒53が一体形成されており、そのスプリ
ング51により弾圧的に押し上げられている駒52の先
端が、操作ノブ46の裏側に形成されているテーパー孔
54内に弾圧的に押入されている。操作ノブ46は図1
9が中立位置であり、その状態から操作ノブ46をD方
向に傾動させると、図20に示すように操作ノブ46の
テーパー孔54の角部を駒52が乗り越え、そのときに
操作ノブ46の操作節度感が得られるように構成されて
いる。図21は操作ノブ46をさらに傾動させた状態で
ある。
【0022】以上が本実施例のシーソー型スイッチの構
造説明であるが、次に、その組立作業について以下に説
明する。まず、図4に示すように、コネクタボックス1
4上にリレー回路基板13、ベース基板12を載置組付
ける。そして、図4,図14に示すように、ベース基板
12の上方から可動接点板251、252を、その切欠
き271、272が端子片181,182上に載置され
るようにシーソー案内部321,322のスリット32
1a,322a内に挿入させて、可動接点板251,2
52を起立状態にベース基板12上に載置する。次いで
又はその前に、コイルばね35を案内片34の切欠き3
6内に組付け、その上からシーソー駆動部材33を、そ
の溝部371が案内片34にまたスリット381b,3
82bが可動接点板251,252の上縁部に挿入する
ように載置する。次いで、シーソー駆動部材33の縦型
角筒部381,382の穴381a,382a内にボー
ル391,392、ばね401,402の順で収納し、
その上にインナーケース23、次いでスライダ42を載
置組付ける。次いで、その上からコイルばね51,駒5
2及び操作ノブ46が組付けられているアウターケース
49を組付けるか、又はアウターケース49を載置組付
けしてからコイルばね51,駒52及び操作ノブ46を
順に載置組付けすることにより、目的とするシーソー型
スイッチが構成される。このように、本発明のシーソー
型スイッチはその組立が一方向(上方向)の動作で組付
けることができ、従って自動組立装置による組立が可能
となって省力化の下でスイッチの組立がなされる。
造説明であるが、次に、その組立作業について以下に説
明する。まず、図4に示すように、コネクタボックス1
4上にリレー回路基板13、ベース基板12を載置組付
ける。そして、図4,図14に示すように、ベース基板
12の上方から可動接点板251、252を、その切欠
き271、272が端子片181,182上に載置され
るようにシーソー案内部321,322のスリット32
1a,322a内に挿入させて、可動接点板251,2
52を起立状態にベース基板12上に載置する。次いで
又はその前に、コイルばね35を案内片34の切欠き3
6内に組付け、その上からシーソー駆動部材33を、そ
の溝部371が案内片34にまたスリット381b,3
82bが可動接点板251,252の上縁部に挿入する
ように載置する。次いで、シーソー駆動部材33の縦型
角筒部381,382の穴381a,382a内にボー
ル391,392、ばね401,402の順で収納し、
その上にインナーケース23、次いでスライダ42を載
置組付ける。次いで、その上からコイルばね51,駒5
2及び操作ノブ46が組付けられているアウターケース
49を組付けるか、又はアウターケース49を載置組付
けしてからコイルばね51,駒52及び操作ノブ46を
順に載置組付けすることにより、目的とするシーソー型
スイッチが構成される。このように、本発明のシーソー
型スイッチはその組立が一方向(上方向)の動作で組付
けることができ、従って自動組立装置による組立が可能
となって省力化の下でスイッチの組立がなされる。
【0023】以上、本実施例の構成及び組立について説
明したが、次に、その作用について述べると、図5にお
いて、操作ノブ46を支軸50を支点としてU方向に傾
動させると、その操作ノブ46と一体のフォーク47が
円弧動作し、これによってスライダ42は左方向に移動
する。なお、この操作ノブ46の傾動操作時に、駒52
先端とテーパー孔54とが図19、図20、図21に示
すように順次弾圧的係止力が変化しこれにより操作ノブ
46の傾動時において有効な節度感(クリック感)が得
られる。
明したが、次に、その作用について述べると、図5にお
いて、操作ノブ46を支軸50を支点としてU方向に傾
動させると、その操作ノブ46と一体のフォーク47が
円弧動作し、これによってスライダ42は左方向に移動
する。なお、この操作ノブ46の傾動操作時に、駒52
先端とテーパー孔54とが図19、図20、図21に示
すように順次弾圧的係止力が変化しこれにより操作ノブ
46の傾動時において有効な節度感(クリック感)が得
られる。
【0024】上述の操作によって、上記スライダ42が
図5において左方向へ移動すると、シーソー駆動部材3
3は、復帰用コイルばね35の弾圧力に抗して左方向へ
移動する(図16)。そのシーソー駆動部材33と共に
移動するボール391,392が可動接点板251,2
52の切欠き301,302上を右から左に移動し可動
接点板251は、図22(イ)の位置から図22(ロ)
の位置に揺動し、左側の可動接点291と固定接点16
1とが接触する。
図5において左方向へ移動すると、シーソー駆動部材3
3は、復帰用コイルばね35の弾圧力に抗して左方向へ
移動する(図16)。そのシーソー駆動部材33と共に
移動するボール391,392が可動接点板251,2
52の切欠き301,302上を右から左に移動し可動
接点板251は、図22(イ)の位置から図22(ロ)
の位置に揺動し、左側の可動接点291と固定接点16
1とが接触する。
【0025】さらに操作ノブ46をそれ以上に傾動する
と、ボール391はシーソー型可動接点251の切欠き
301の傾斜面301Cを登るように移動し、その結果
可動接点板251には図22(ハ)で示すように、F方
向の分力が働き、該可動接点板251は、図13で示す
ように、端子片181に対して切欠き271の傾斜部2
71aとの間隙幅(b)内で左方向へ移動し、可動接点
291は固定接点161との接触を保ちながら固定接点
161を擦り(ワイピング)ながら移動する。これによ
り、可動接点291と固定接点161との酸化皮膜によ
る接触不良を防止でき、確実な接触性が確保される。
と、ボール391はシーソー型可動接点251の切欠き
301の傾斜面301Cを登るように移動し、その結果
可動接点板251には図22(ハ)で示すように、F方
向の分力が働き、該可動接点板251は、図13で示す
ように、端子片181に対して切欠き271の傾斜部2
71aとの間隙幅(b)内で左方向へ移動し、可動接点
291は固定接点161との接触を保ちながら固定接点
161を擦り(ワイピング)ながら移動する。これによ
り、可動接点291と固定接点161との酸化皮膜によ
る接触不良を防止でき、確実な接触性が確保される。
【0026】なお、図22の(ニ)、(ホ)、(ヘ)図
は、上記可動接点板251に対設されている他方側の可
動接点板252の図22の(イ)、(ロ)、(ハ)図の
各状態に対応する動作を示すもので、シーソー駆動部材
33が左方向へ移動し、ボール392が可動接点板25
2の切欠き302上を右から左に移動しても、可動接点
板252は揺動しない。従って、図22における可動接
点板251,252の動作により、図23に示すよう
に、図22の(イ)、(ニ)に対応した状態では図23
の(イ)の如くパワーウインドウ駆動用モータMは不作
動であり、図22の(ロ)、(ホ)又は(ハ)、(ヘ)
に対応した状態では図23の(ロ)又は(ハ)の如くパ
ワーウインドウ駆動用モータMは、窓を開放する方向に
駆動される。なお、操作ノブ46をU方向と反対の方向
に傾動させれば、上述とは逆に動作し、パワーウインド
ウ駆動用モータMは窓を閉じる方向に駆動される。
は、上記可動接点板251に対設されている他方側の可
動接点板252の図22の(イ)、(ロ)、(ハ)図の
各状態に対応する動作を示すもので、シーソー駆動部材
33が左方向へ移動し、ボール392が可動接点板25
2の切欠き302上を右から左に移動しても、可動接点
板252は揺動しない。従って、図22における可動接
点板251,252の動作により、図23に示すよう
に、図22の(イ)、(ニ)に対応した状態では図23
の(イ)の如くパワーウインドウ駆動用モータMは不作
動であり、図22の(ロ)、(ホ)又は(ハ)、(ヘ)
に対応した状態では図23の(ロ)又は(ハ)の如くパ
ワーウインドウ駆動用モータMは、窓を開放する方向に
駆動される。なお、操作ノブ46をU方向と反対の方向
に傾動させれば、上述とは逆に動作し、パワーウインド
ウ駆動用モータMは窓を閉じる方向に駆動される。
【0027】このように、本実施例にあっては、各シー
ソー型可動接点251,252が、平板形状で立姿状態
で設置されるものであることから、その可動接点板25
1,252の幅を薄型に形成することができ、これによ
ってシーソー型スイッチの少なくとも幅方向を小型化
(コンパクト化)することができる。
ソー型可動接点251,252が、平板形状で立姿状態
で設置されるものであることから、その可動接点板25
1,252の幅を薄型に形成することができ、これによ
ってシーソー型スイッチの少なくとも幅方向を小型化
(コンパクト化)することができる。
【0028】また、可動接点板251,252の可動接
点291,292は、横U字形状の衝撃吸収片281,
282,283,284を介して設けられていることか
ら、その可動接点板251,252の揺動で可動接点2
91,292,293,294が固定接点161,16
2,163,164に接触されるときの衝撃力がその衝
撃吸収片281,282,283,284により吸収さ
れ、その結果スイッチの耐久性が向上し、さらには他の
機器への悪影響が防止できる。なお、その衝撃吸収片は
スイッチングの基本機能の必須構成でないので、それを
省略してもよく、その場合は、可動接点板25は断面I
字形又はL字形にでき、可動接点板25の幅をその板厚
近くまで薄型に構成することができる。
点291,292は、横U字形状の衝撃吸収片281,
282,283,284を介して設けられていることか
ら、その可動接点板251,252の揺動で可動接点2
91,292,293,294が固定接点161,16
2,163,164に接触されるときの衝撃力がその衝
撃吸収片281,282,283,284により吸収さ
れ、その結果スイッチの耐久性が向上し、さらには他の
機器への悪影響が防止できる。なお、その衝撃吸収片は
スイッチングの基本機能の必須構成でないので、それを
省略してもよく、その場合は、可動接点板25は断面I
字形又はL字形にでき、可動接点板25の幅をその板厚
近くまで薄型に構成することができる。
【0029】また、縦置き型可動接点板251,252
を有するシーソー型スイッチにおいて、シーソー動作の
支点機構を構成する端子片181,182と切欠き27
1,272とを、端子片181,182の厚さ寸法
(a)よりも切欠き271,272の幅寸法(b)より
も大きく設定し、その可動接点板251,252がその
切欠き271,272の幅方向に変位(スライド)する
ことができように構成したので、これによって固定接点
と可動接点との間でワイピングを生ぜしめることができ
て、例えば両接点表面に酸化膜等が生じていても両接点
の接触信頼性(接触確実性)を高めることができる。
を有するシーソー型スイッチにおいて、シーソー動作の
支点機構を構成する端子片181,182と切欠き27
1,272とを、端子片181,182の厚さ寸法
(a)よりも切欠き271,272の幅寸法(b)より
も大きく設定し、その可動接点板251,252がその
切欠き271,272の幅方向に変位(スライド)する
ことができように構成したので、これによって固定接点
と可動接点との間でワイピングを生ぜしめることができ
て、例えば両接点表面に酸化膜等が生じていても両接点
の接触信頼性(接触確実性)を高めることができる。
【0030】また、可動接点板251,252の切欠き
301,302に当接し該可動接点板251,252を
揺動駆動する手段として、ばね401,402により切
欠き301,302方向に付勢されるボール391,3
92を採用した例を上述したが、ばね401,402に
代えて弾性力付与できるゴム等でもよく、またボール3
91,392に代えて円柱体、又は、下部に切欠き30
1,302に当接する平面部を有する断面L字状若しく
はU字状の平板若しくは針金状部材でもよい。
301,302に当接し該可動接点板251,252を
揺動駆動する手段として、ばね401,402により切
欠き301,302方向に付勢されるボール391,3
92を採用した例を上述したが、ばね401,402に
代えて弾性力付与できるゴム等でもよく、またボール3
91,392に代えて円柱体、又は、下部に切欠き30
1,302に当接する平面部を有する断面L字状若しく
はU字状の平板若しくは針金状部材でもよい。
【0031】また、上記実施例では、可動接点板を2つ
使用した例について説明したが、1つ又は3つ以上を使
用したものでもよい。さらに、1つの可動接点板に2つ
の可動接点を有するものについて説明したが、1つの可
動接点の場合でもよい。
使用した例について説明したが、1つ又は3つ以上を使
用したものでもよい。さらに、1つの可動接点板に2つ
の可動接点を有するものについて説明したが、1つの可
動接点の場合でもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、少なくとも1つ
の固定接点161,162,163,164とそれに対
向配置されたシーソー動作の支点を兼ねる端子片18
1,182とが上面に設けられたベース基板12に、前
記固定接点161,162,163,164と前記端子
片181,182の間に位置する可動接点板案内部材3
21,322を設けると共に、前記固定接点161,1
62,163,164及び前記端子片181,182に
平行する駆動部材案内部材34を設け、さらに、前記固
定接点161,162,163,164に対応する少な
くとも1つの可動接点291,292,293,294
を有しかつ前記可動接点板案内部材321、322に起
立状態で案内保持される平板状可動接点板251、25
2に、前記端子片181,182上に載置され該端子片
と協動して揺動支点機構を構成する下部切欠き271,
272と、該下部切欠きに対向配置され両側に傾斜面3
01a,301cを有する上部切欠き301,302と
を設け、さらに、前記駆動部材案内部材34上に載置さ
れスイッチ操作に応じて横方向に移動するシーソー駆動
部材33に、前記上部切欠き301,302の辺縁に弾
圧的に係合し該平板状可動接点板に揺動力を付与する揺
動付勢部材391,392,401,402を設けた構
成のシーソー型スイッチであるから、これによれば、上
記可動接点板251,252が細幅構造、すなわち、そ
れが平板状でありかつそれを起立状態(縦置き状態)で
スイッチ動作する構造としたことから、そのシーソー型
スイッチの全体形状をコンパクト化することができる。
の固定接点161,162,163,164とそれに対
向配置されたシーソー動作の支点を兼ねる端子片18
1,182とが上面に設けられたベース基板12に、前
記固定接点161,162,163,164と前記端子
片181,182の間に位置する可動接点板案内部材3
21,322を設けると共に、前記固定接点161,1
62,163,164及び前記端子片181,182に
平行する駆動部材案内部材34を設け、さらに、前記固
定接点161,162,163,164に対応する少な
くとも1つの可動接点291,292,293,294
を有しかつ前記可動接点板案内部材321、322に起
立状態で案内保持される平板状可動接点板251、25
2に、前記端子片181,182上に載置され該端子片
と協動して揺動支点機構を構成する下部切欠き271,
272と、該下部切欠きに対向配置され両側に傾斜面3
01a,301cを有する上部切欠き301,302と
を設け、さらに、前記駆動部材案内部材34上に載置さ
れスイッチ操作に応じて横方向に移動するシーソー駆動
部材33に、前記上部切欠き301,302の辺縁に弾
圧的に係合し該平板状可動接点板に揺動力を付与する揺
動付勢部材391,392,401,402を設けた構
成のシーソー型スイッチであるから、これによれば、上
記可動接点板251,252が細幅構造、すなわち、そ
れが平板状でありかつそれを起立状態(縦置き状態)で
スイッチ動作する構造としたことから、そのシーソー型
スイッチの全体形状をコンパクト化することができる。
【0033】また、可動接点板251,252に設けら
れている可動接点291,292,293,294は、
横U字状に形成されている衝撃吸収片281,282,
283,284の先端に設けられていることから可動接
点と固定接点との接触時における衝撃力を緩和せしめる
ことができる。
れている可動接点291,292,293,294は、
横U字状に形成されている衝撃吸収片281,282,
283,284の先端に設けられていることから可動接
点と固定接点との接触時における衝撃力を緩和せしめる
ことができる。
【0034】さらに、可動接点板251,252には端
子片181,182の板厚よりも幅広の切欠き271,
272を設けていることで、固定接点と可動接点との接
触時のワイピング作用が得られ、接触の確実性が得られ
る。
子片181,182の板厚よりも幅広の切欠き271,
272を設けていることで、固定接点と可動接点との接
触時のワイピング作用が得られ、接触の確実性が得られ
る。
【0035】さらに、本発明のスイッチは一方向からの
組立動作によって組立可能であることから、自動組立装
置による組立が可能であって、組立作業の省力化が得ら
れるという効果がある。
組立動作によって組立可能であることから、自動組立装
置による組立が可能であって、組立作業の省力化が得ら
れるという効果がある。
【図1】従来のシーソー型スイッチの構造説明図。
【図2】図1におけるA−A断面図。
【図3】従来例の可動体の斜視図。
【図4】本発明実施例の自動車用パワーウインドウスイ
ッチ構造を示す分解斜視図。
ッチ構造を示す分解斜視図。
【図5】本発明実施例のシーソー型スイッチの断面構造
説明図。
説明図。
【図6】本発明実施例のベース基板構造説明図。
【図7】図6におけるB部拡大斜視図。
【図8】本発明実施例のコネクタボックスのみの断面
図。
図。
【図9】本発明実施例の接続端子と回路パターンと接続
部の構造説明図。
部の構造説明図。
【図10】図9の接続完了時の説明図。
【図11】本発明実施例のシーソー型スイッチの構造を
示す一部切裁斜視図。
示す一部切裁斜視図。
【図12】本発明実施例の可動接点板と端子片との関係
を示す拡大図。
を示す拡大図。
【図13】図12におけるC部拡大部分図。
【図14】本発明実施例のシーソー型スイッチの分解斜
視図。
視図。
【図15】本発明実施例のシーソー駆動部材とばねとの
関係を示した平面図。
関係を示した平面図。
【図16】図15の動作状態を示す説明図。
【図17】本発明実施例のスライダの要部平面図。
【図18】図17におけるD−D線断面図。
【図19】本発明実施例の操作ノブの節度機構を示した
断面図。
断面図。
【図20】図19より動作した状態を示した断面図。
【図21】図19よりさらに動作した状態を示した断面
図。
図。
【図22】本発明実施例のスイッチング動作の説明図。
【図23】図22によるスイッチングによるモータ回路
の説明図。
の説明図。
161,162,163,164…固定接点 181,182…端子片 12…ベース基板 251,252…可動接点板 271,272…下部切欠き 291,292,293,294…可動接点 301,302…上部切欠き 301a,301c…傾斜面 321,322…可動接点板案内部材 33…シーソー駆動部材 34…駆動部材案内部材 391,392,401,402…揺動付勢材
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも1つの固定接点とそれに対向
配置されたシーソー動作の支点を兼ねる端子片とが上面
に設けられたベース基板に、前記固定接点と前記端子片
の間に位置する可動接点板案内部材を設けると共に、前
記固定接点及び前記端子片に平行する駆動部材案内部材
を設け、さらに、前記固定接点に対応する少なくとも1
つの可動接点を有しかつ前記可動接点板案内部材に起立
状態で案内保持される平板状可動接点板に、前記端子片
上に載置され該端子片と協動して揺動支点機構を構成す
る下部切欠きと、該下部切欠きに対向配置され両側に傾
斜面を有する上部切欠きとを設け、さらに、前記駆動部
材案内部材上に載置されスイッチ操作に応じて横方向に
移動するシーソー駆動部材に、前記上部切欠きの辺縁に
弾圧的に係合し該平板状可動接点板に揺動力を付与する
揺動付勢部材を設けたことを特徴とするシーソー型スイ
ッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134894A JPH07245041A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | シーソー型スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3134894A JPH07245041A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | シーソー型スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245041A true JPH07245041A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12328730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3134894A Pending JPH07245041A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | シーソー型スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07245041A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077370A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-14 | Niles Parts Co Ltd | スイッチ |
CN108701561A (zh) * | 2015-12-14 | 2018-10-23 | 马夸特有限责任公司 | 电气开关 |
-
1994
- 1994-03-01 JP JP3134894A patent/JPH07245041A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003077370A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-14 | Niles Parts Co Ltd | スイッチ |
JP4583675B2 (ja) * | 2001-08-30 | 2010-11-17 | ナイルス株式会社 | スイッチ |
CN108701561A (zh) * | 2015-12-14 | 2018-10-23 | 马夸特有限责任公司 | 电气开关 |
US10490371B2 (en) | 2015-12-14 | 2019-11-26 | Marquardt Gmbh | Electrical switch |
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