JPH0511617Y2 - - Google Patents

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JPH0511617Y2
JPH0511617Y2 JP19667286U JP19667286U JPH0511617Y2 JP H0511617 Y2 JPH0511617 Y2 JP H0511617Y2 JP 19667286 U JP19667286 U JP 19667286U JP 19667286 U JP19667286 U JP 19667286U JP H0511617 Y2 JPH0511617 Y2 JP H0511617Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気機器、電子装置等の電源用スイ
ツチ等として用いられるスイツチ装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
スイツチ装置はその用途により種々の形式のも
のが使用されているが、このうち主として各種家
庭用電気機器や電子装置の電源用スイツチ装置と
して、実開昭57−4134号公報に記載の如きシーソ
ータイプのものが知られている。
第5図は上記先願に記載されたスイツチ装置の
断面図であり、図中20はスイツチ操作部材で、
その上部に取り付けた押圧体22の一方の側を押
圧することにより、このスイツチ操作部材20は
支持部21を支点として矢印X−Y方向に揺動す
る。スイツチ操作部材20の内部には圧縮ばね2
3が収納されており、またこの圧縮ばね23に付
勢された駆動体24により導体板25側に押圧す
るように構成している。この導体板25上には全
体が略M字形に形成された板ばね31が載置され
ており、この板ばね31は圧縮ばね23によつて
付勢された前記駆動体24と前記導体板25の上
面との間に挟持されている。これら板ばね31と
導体板25は中央端子26を支点としてシーソー
状に揺動するように構成されており、導体板25
の両端には可動接点27a,27bが取り付けら
れている。また、30a,30bはこれら可動接
点27a,27bに対応して配置した固定接点、
28,29はこれら固定接点30a,30bに接
続された端子をそれぞれ示す。
前述の構成において、押圧体22の一方の側を
押圧すると、この押圧体22およびこれに接続し
たスイツチ操作部材20は支持部21を中心とし
てX−Y方向に傾動する。図示の場合はX方向に
傾倒した状態を示すが、これにより板ばね31と
導体板25は中央端子26の上端部を支点として
固定接点30a側に揺動し、導体板25の固定接
点27aが固定接点30aに対して圧接する。同
様にしてスイツチ操作部材20をY方向に傾倒さ
せれば、可動接点27bと固定接点30bとが接
触することになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記した形式のスイツチ装置にあつては、スイ
ツチの切換え時において、板ばね31の自由端が
圧縮ばね23の付勢力に抗しながら導体板25上
を外方へ摺動するため、この板ばね31の変形に
よつて圧縮ばね23の付勢力の急激な変化が吸収
される。このため、一方の可動接点がこれに対応
する固定接点と当接した時の衝撃力が緩和され、
導体板25が中央端子26から離間することによ
つて生ずるチヤタリングを効果的に防止できるも
のである。
しかしながら、板ばね31の変形方向と導体板
25の揺動方向とが一致しているため、すなわち
板ばね31と導体板25は第5図の紙面に平行な
面に沿つて変形あるいは揺動する構成になつてい
るため、圧縮ばね23や板ばね31が設定値に対
してばらついたり、スイツチ操作部材20を急激
に切換え操作した場合に、圧縮ばね23の付勢力
の急激な変化を板ばね31で充分に吸収すること
ができず、その結果、可動接点がこれと対応する
固定接点に当接した時に、導体板25と板ばね3
1が共にリバウンドしてチヤタリイグを生ずるこ
とがあつた。
また、かかるスイツチ装置において、圧縮ばね
23をチヤタリング防止用の板ばね31にて兼用
させる試みがなされているが、上記した形式のス
イツチ装置にあつては、全体がM字形の板ばね3
1の中央部を揺動支点位置で導体板1に当接させ
ねばならないため、導体板1の反転動作を助長さ
せるために圧縮ばね23がどうしても必要とな
り、スイツチ操作部材20と駆動体24とを一体
化して、その部分の構造を簡略化することは不可
能であつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、チヤタリングの発生を確
実に防止することができると共に、駆動体付勢用
の圧縮ばねを省略して構造を簡単にできるスイツ
チ装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の目的を達成するために、本考案は中央端
子と、少なくとも1個の固定接点と、前記中央端
子を中心として揺動する導体板と、該導体板に形
成されて、前記固定接点と接離する可動接点と、
回動支点を中心として傾動させることによつて該
導体板を揺動せしめる駆動体とを有するスイツチ
装置において、前記中央端子には前記導体板を支
承する揺動支点と該導体板の揺動方向にほぼ平行
に延びる接触片とを形成し、前記導体板にはその
上面と所定間隔を存して弾性片を有する板ばねを
係合保持し、前記駆動体が該板ばね上を摺動する
と共に、前記導体板の揺動時に該弾性片が前記接
触片の板面上を摺動するように構成したことを、
その特徴とするものである。
〔作用〕
上記の如く構成すると、スイツチの切換え時に
おいて、中央端子に形成した接触片と導体板に係
合保持した板ばねの弾性片とは、導体板の揺動方
向に対してほぼ直交する方向に弾性接触している
ため、導体板が中央端子から仮に離間したとして
も、これらの間の電気的接続は上記接触片と弾性
片との弾接を介して維持され、チヤタリングの発
生は確実に防止される。
また、上記板ばねは、導体板の上面と所定間隔
を存して該導体板に係合保持されたものであるか
ら、該板ばねの板面に直交する方向の弾発力を利
用して、導体板の反転動作を助長することがで
き、このため駆動体をスイツチ操作部材に一体形
成できて、構造が簡略化される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るスイツチ装置
の概略構成を示す正面図、第2図はそのスイツチ
装置に備えられる導体板と板ばねの組立状態を示
す平面図、第3図はそのスイツチ装置に備えられ
る導体板と板ばねと中央端子の関係を示す分解斜
視図である。
これらの図において、1は両端部に可動接点
2,3を設けた導体板、4は中央端子、5,6は
固定接点をそれぞれ示し、導体板1が中央端子4
を中心としてシーソー状に揺動することによつ
て、該導体板1に設けた可動接点2,3がそれぞ
れ端子5a,6aに接続した固定接点5,6と接
離せしめられるようになつている。
第3図から明らかなように、前記導体板1の中
央部分には凹部1aが形成されており、この凹部
1aの両側縁には半円弧状の回動受部1bが突出
形成されている。さらに、導体板1の両端には上
方に折り曲げられた起立部1cが形成され、これ
ら起立部1cには長方形状の係止孔1dが形成さ
れている。該導体板1には導電材料からなる板ば
ね7が装着され、板ばね7の長手方向両端に形成
した係合耳部7aが前記係止孔1dにそれぞれ掛
止されている。また、該板ばね7の短手方向(幅
方向)の両側縁には下方へ折り曲げられた弾性片
7bが所定の間隔をおいて2個づつ(合計4個)
形成されており、各弾性片7bにはエンボス加工
等により半円球状の突部7cが形成されている。
一方、前記中央端子4には、該中央端子4を介
して一対の延出片4aが折り曲げ加工により一体
形成され、各延出片4aには先端が曲面形状とな
つた揺動支点部4bと該揺動支点部4bを跨いで
上方に延びる長方形状の一対の接触部4cとがそ
れぞれ形成されている。そして、第1図に示す組
立状態では、上記揺動支点部4bに回動受部1b
が載置・係合され、該揺動支点部4bが導体板1
の中央端子4に対する回動支点になると共に、第
2図から明らかなように、板ばね7に形成した弾
性片7bの突部7cが中央端子4の接触部4cと
摺接し、導体板1の揺動時に各突部7cの少なく
とも1つが必ず接触部4cと当接するように構成
されている。
さらに、前記導体板1を揺動操作するために、
合成樹脂製のスイツチ操作部材8が設けられてお
り、該スイツチ操作部材8は支点9に軸着され
て、手指等で左右に傾動操作を行うことができる
ようになつている。該スイツチ操作部材8の下面
中央位置には、先端が曲面形状となつた駆動体8
aが一体に垂設されており、該駆動体8aの先端
は前記板ばね7の上面を第2図の矢印C−D方向
に摺動するように構成されている。
本実施例は前述のように構成されるもので、次
にその切換え動作について説明する。
このスイツチ装置は、中央端子4を固定接点5
または固定接点6のいずれかに選択的に接続する
2位置の切換えを行うことができるようになつて
おり、第1図に示したように、導体板1の可動接
点3が固定接点6と当接し、中央端子4が固定接
点6に電気的に接続された状態から、導体板1の
傾き方向を反転させて、固定接点5に接続された
状態に切換えるには、スイツチ操作部材8を手指
等で同図に示した位置とは反対方向に倒すように
操作する。これにより、駆動体8aは板ばね7上
を第1図の矢印X方向に摺動し、板ばね7は同図
の二点鎖線A−Bで示す駆動体8a先端の回動軌
跡に沿つて順次変位する。この動作に伴つて、導
体板1は摺動支点部4bを中心として第1図の反
時計回り方向に揺動せしめられることになつて、
可動接点3が固定接点6から離間し、代わりに可
動接点2が固定接点5と接触する。
前述のようにして、スイツチの切換え動作が行
われるが、この切換え動作時において、板ばね7
に形成した弾性片7bの突部7cは、該板ばね7
の短手方向外方に作用する弾性片7bの弾発力、
すなわち導体板1の揺動面に対して直交方向に作
用する弾発力を受けて中央端子4の接触部4c上
を摺動するため、一方の可動接点がこれに対応す
る固定接点と当接した時に、仮にその反動で導体
板1がリバウンドして中央端子4から離間したと
しても、弾性片7bと接触部4c間の当接状態は
維持され、チヤタリングが発生することはなくな
る。
第4図は前述した中央端子4の変形例を示す分
解斜視図である。すなわち、前述の実施例では、
金属板を所定形状に打ち抜いた後これを折り返し
て、中央端子4に両延出片4aを一体形成した場
合について説明したが、本実施例では、中央端子
4を略凹状の折曲体10と端子片11との2部材
で構成してある。そして、折曲体10には前述と
同様に揺動支点部4bと接触部4cとを有する一
対の延出片4aが対向して形成されると共に、こ
れら延出片4aを連結する部分に嵌合孔4dが形
成され、該嵌合孔4dに端子片11を挿入・カシ
メて両者が一体化される。従つて、中央端子4を
製造するのに際し複雑な折り曲げ加工が不要とな
り、前述の実施例に比べてその製造コストを低減
できる。
以上説明した各実施例においては、前述の如く
板ばね7の幅方向に作用する弾性片の弾発力を利
用して導体板1と中央端子4間の電気的接続を確
実に維持できるが、合わせて該板ばね7の板面に
直交する方向の弾発力を利用して導体板1を揺動
するものであるから、第5図に示した従来例で必
要とされていた圧縮ばねを省略してスイツチ操作
部材8に駆動体8aを一体成形でき、コストの低
減化を図ることができる。
なお、前述した各実施例においては、中央端子
4を固定接点5または6との間に選択的に接続す
る2位置の切換スイツチとして構成したものを示
したが、固定接点を1つだけ設け、中央端子と該
固定接点との間のON,OFFスイツチとして構成
するようにしても良い。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案は、導体板の揺動
方向にほぼ直交する方向に作用する弾性片の弾発
力を利用して、該弾性片を中央端子に形成した接
触片に当接するよう構成したものであるから、可
動接点が固定接点に当接した際に、そのリバウン
ドにより仮に導体板が中央端子から離間したとし
ても、板ばねを介して導体板と中央端子との間の
電気的接続状態は確実に維持され、また上記板ば
ねは、駆動体の傾動時に導体板の上面に対して直
交する面方向に弾性変位するものであるから、駆
動体を導体板方向に付勢するために必要とされて
いた圧縮ばねを省略して、駆動体とスイツチ操作
部材とを一体形成でき、よつてチヤタリングが生
じることがなく且つ構造の簡単なスイツチ装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を説明
するもので、第1図はスイツチ装置の概略構成を
示す正面図、第2図は導体板と板ばねの組立状態
を示す平面図、第3図は導体板と板ばねと中央端
子の関係を示す分解斜視図、第4図は本考案の他
の実施例に係る中央端子の分解斜視図、第5図は
スイツチ装置の従来例を示す断面図である。 1……導体板、1a……凹部、1b……回動受
部、1c……起立部、1d……係止孔、2,3…
…可動接点、4……中央端子、4a……延出片、
4b……揺動支点部、4c……接触部、4d……
嵌合孔、5,6……固定接点、7……板ばね、7
a……係合耳部、7b……弾性片、7c……突
部、8……スイツチ操作部材、8a……駆動体、
9……支点、10……折曲体、11……端子片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央端子と、少なくとも1個の固定接点と、前
    記中央端子を中心として揺動する導体板と、該導
    体板に形成されて、前記固定接点と接離する可動
    接点と、回動支点を中心として傾動させることに
    よつて該導体板を揺動せしめる駆動体とを有する
    スイツチ装置において、前記中央端子には前記導
    体板を支承する揺動支点と該導体板の揺動方向に
    ほぼ平行に延びる接触片とを形成し、前記導体板
    にはその上面と所定間隔を存して弾性片を有する
    板ばねを係合保持し、前記駆動体が該板ばね上を
    摺動すると共に、前記導体板の揺動時に前記弾性
    片が前記接触片の板面上を摺動するように構成し
    たことを特徴とするスイツチ装置。
JP19667286U 1986-12-23 1986-12-23 Expired - Lifetime JPH0511617Y2 (ja)

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JP19667286U JPH0511617Y2 (ja) 1986-12-23 1986-12-23

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JPS63101431U JPS63101431U (ja) 1988-07-01
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