JPH07244720A - データ処理方法およびそれを用いたシステム - Google Patents

データ処理方法およびそれを用いたシステム

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JPH07244720A
JPH07244720A JP6034557A JP3455794A JPH07244720A JP H07244720 A JPH07244720 A JP H07244720A JP 6034557 A JP6034557 A JP 6034557A JP 3455794 A JP3455794 A JP 3455794A JP H07244720 A JPH07244720 A JP H07244720A
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JP6034557A
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Tsuneyoshi Takagi
常好 高木
Hiroaki Sato
宏明 佐藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】システム間でのデータのカットアンドペースト
操作を簡単にする。 【構成】入力部10からデータの対象領域の指定が行わ
れると、対象指定部22は画面情報領域における指定対
象を指定対象情報領域34に書込む。その後カットコマ
ンドが入力されると、指定された領域を、非共有クリッ
プボード領域36または共有クリップボード領域38に
格納する。どちらに格納するかはコマンドにより指定さ
れる。共有クリップボード38は、共有クリップボード
通信部40を介して他のシステムの共有クリップボード
と接続されている。その後、位置が指定され、ペースト
コマンドが入力されると、ペースと処理部26は、指定
されたクリップボードからデータを取出し、指定された
位置にデータを連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば複数のユーザが
編集作業を行う場合などにおいて、データを共有するた
めのデータ処理方法およびシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のコンピュータシステムがネ
ットワーク等で接続されている場合、あるシステムでロ
ーカルに保有するデータを他のシステムで使用したいと
き、例えば或るシステムでカットしたデータを他のシス
テムのデータにペーストする操作では、いったん各シス
テムが共有するデータにカットしたデータをペースト
し、その共有データから改めて必要なデータをカットし
て、そのデータをペースと対象のデータにペーストする
操作を行う。
【0003】図5は従来技術におけるカット・アンド・
ペースト操作の様子を示した図である。システムAの個
人用ウィンドウ5a−1上のオブジェクトをカットし、
システムBの個人用ウィンドウ5b−1上にペーストす
る場合の例である。まず、システムAでカットしたオブ
ジェクトをシステムAの共有ウィンドウ5a−3上にペ
ーストする。するとシステムBの共有ウィンドウ5b−
3上にオブジェクトが現れるので、システムBでは共有
ウィンドウ5b−3上のオブジェクトをカットし、シス
テムBの個人用ウィンドウ5b−1にペーストする。上
記の過程を経て、システムAの個人用ウィンドウ5a−
1上のオブジェクトをシステムBの個人用ウィンドウ5
b−1にペーストすることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数のシステムがデー
タを共有して編集作業を行う(例えばグループウェアの
ような)場合には、他のシステムが編集中にカットした
データをそのまま流用したいという要求がしばしば存在
する。しかしながら、上記従来例では他のシステムがカ
ットしたデータは自システムのカット用バッファには書
き込まれないので、他のシステムが各システム共有の領
域にペーストしたデータをあらためてカットし直す必要
があった。また、グラフィックや画像のようなデータの
場合には他のシステムがペーストしたデータを全く同形
でカットし直すことは困難であった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、複数のシステムから参照可能なバッファを持つこと
によって、編集作業での操作を簡略化することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明に係るデータ処理方法は次のような構成から成
る。すなわち、局所メモリを有する複数のシステムにお
いて共有メモリによりデータを共有するデータ処理方法
であって、前記複数のシステムのうちの所望のシステム
における所望のデータ領域を指定する領域指定工程と、
該領域指定工程により指定されたデータ領域を格納する
先を指定する格納先指定工程と、前記領域指定工程によ
り指定された領域のデータを、前記格納先指定工程によ
る指定に基づいて前記共有メモリか、または前記局所メ
モリに格納する格納工程と、所望のシステムにおける所
望のデータに連結するデータの元を指定する連結元指定
工程と、該連結元指定工程による指定に基づいて、前記
共有メモリか、または前記局所メモリに格納されたデー
タを、所望のデータと連結する連結工程とを備える。
【0007】また、他の態様によればつぎのような構成
からなる。すなわち、局所メモリを有する複数のシステ
ムにおいて共有メモリによりデータを共有するデータ処
理方法であって、画面上に表示されたデータから所望の
領域を指定する領域指定工程と、該指定工程により指定
された領域を、局所メモリか共有メモリかいずれかに格
納することを指定すると共に前記指定された領域を指定
された先に格納する格納工程と、画面上に表示されたデ
ータにおける所望の位置を指定する位置指定工程と、局
所メモリか共有メモリかを指定すると共に、指定された
メモリから前記格納工程により格納されたデータを、前
記位置指定工程により指定された位置に複写する複写工
程とを備える。
【0008】上記問題を解決するために本発明に係るデ
ータ処理システムは次のような構成から成る。すなわ
ち、局所メモリを有する複数のデータ処理装置間におい
て共有メモリによりデータを共有するデータ処理システ
ムであって、前記複数のデータ処理装置のうちの所望の
データ処理装置における所望のデータ領域を指定する領
域指定手段と、該領域指定手段により指定されたデータ
領域を格納する先を指定する格納先指定手段と、前記領
域指定手段により指定された領域のデータを、前記格納
先指定手段による指定に基づいて前記共有メモリか、ま
たは前記局所メモリに格納する格納手段と、所望のデー
タ処理装置における所望のデータに連結するデータの元
を指定する連結元指定手段と、該連結元指定手段による
指定に基づいて、前記共有メモリか、または前記局所メ
モリに格納されたデータを、所望のデータと連結する連
結手段とを備える。
【0009】また、他の態様によればつぎのような構成
からなる。すなわち、局所メモリを有する複数の装置に
おける共有メモリによりデータを共有するデータ処理シ
ステムであって、画面上に表示されたデータから所望の
領域を指定する領域指定手段と、該指定手段により指定
された領域を、局所メモリか共有メモリかいずれかに格
納することを指定すると共に前記指定された領域を指定
された先に格納する格納手段と、画面上に表示されたデ
ータにおける所望の位置を指定する位置指定手段と、局
所メモリか共有メモリかを指定すると共に、指定された
メモリから前記格納手段により格納されたデータを、前
記位置指定手段により指定された位置に複写する複写手
段とを備える。
【0010】また、他の態様によればつぎのような構成
からなる。すなわち、複数のシステムがデータを共有し
て作業を行うシステムであって、カットする部分の位置
情報を格納するための位置バッファと、カットした情報
をシステム内で参照するための内部バッファと、カット
した情報の他のシステムと共有して参照するための共有
バッファと、カットする部分を特定してその位置情報を
前記位置バッファへ格納する手段と、異なるシステム間
で前記共有バッファを参照する手段と、前記内部バッフ
ァと共有バッファとを切替える切り替え手段と、該切り
替え手段により切り替えられたバッファの何れかを選択
して、前記位置バッファに格納された位置のデータを格
納する手段と、前記切り替え手段により切り替えられた
バッファの何れかを選択して、その内容のデータを読出
す読出し手段とを備える。
【0011】
【作用】上記構成により、複数のシステム間において、
あるシステムのデータの所望の箇所を、共有メモリを経
由して他のシステムのデータとして取り込むことで、簡
単な操作でシステム間にわたるデータの取り込みができ
る。
【0012】
【実施例】図1は本発明の特徴を最もよく表す実施例の
情報処理システムのブロック図である。同図において、
コマンド等を入力する入力部、20はコマンドを解析し
て対応する処理を各処理部へ制御を渡すコマンド解析
部、22はカット操作もしくはペースト操作の対象を指
定するための対象指定部、24はデータのカット処理を
行うカット処理部、26はデータのペースト処理を行う
ペースト処理部、30はユーザが使用するワークメモ
リ、32は、表示部50の画面に出力される情報を格納
するためのワークメモリ30上における画面情報領域、
34はワークメモリ30上における指定された対象に関
する情報を格納するための指定対象情報領域、36はワ
ークメモリ30上における各システムがローカルに使用
するクリップボードの情報を格納するための非共有クリ
ップボード領域、、38はワークメモリ30上における
各システムが共通に利用できる共有クリップボードの情
報を格納するための共有クリップボード領域、40は共
有クリップボードの情報を他のシステムとの間で交換す
るための共有クリップボード通信部である。また、共有
クリップボードの情報はネットワークを介した通信によ
って他のシステムに伝達されるので、12は他のシステ
ムの共有クリップボード通信部との間で通信するための
通信回線を意味する。
【0013】図1に示されたシステムは、通信回線を介
して図7に示すように接続されている。
【0014】図2は上記システムによるカット操作の手
順を示したフロー図である。まず図1と図2を用いてカ
ット操作の手順を説明する。
【0015】(1)カットする対象を指定する(対象領
域指定処理S12)。
【0016】マウスによる領域指定もしくはキーボード
入力による位置指定によって入力部10からカット操作
の対象を指定するための対象指定コマンドが入力される
と、コマンド解析部20は指定された対象の位置情報を
対象指定部22に渡す。すると対象指定部22はワーク
メモリ30上の指定対象情報領域34に指定された対象
に関する情報を書き込む。領域指定は、通常、表示部5
0に表示された表示画面上において所望の領域を指定す
る。
【0017】(2)対象領域を非共有クリップボード領
域に書き込む(共有バッファを使用するか否かの判定処
理S14、非共有クリップボード領域への書き込み処理
S20)。
【0018】マウスによるクリップまたはメニュー選
択、もしくはキーボードからのコマンド入力によって非
共有クリップボードを使用したカット操作を指定する場
合、カット操作コマンドが入力部10から入力される
と、コマンド解析部20はカット処理部24へ制御を渡
す。するとカット処理部24は指定された対象を指定対
象情報領域34の情報を基に画面情報領域32から抽出
し、非共有クリップボード領域36へ書き込む。
【0019】(3)対象を共有クリップボード領域に書
き込む(共有バッファを使用するか否かの判定処理S1
4、共有クリップボード領域への書き込み処理S1
6)。
【0020】マウスによるクリップまたはメニュー選
択、もしくはキーボードからのコマンド入力によって共
有クリップボードを使用したカット操作を指定する場
合、カット操作コマンドが入力されると、コマンド解析
部20はカット処理部24へ制御を渡す。するとカット
処理部24は指定された対象を指定対象情報領域34の
情報を基に画面情報領域32から抽出し、共有クリップ
ボード領域38へ書き込む。
【0021】対象を共有クリップボード領域38に書き
込む操作は、非共有クリップボード領域36に書き込む
操作と基本的には同じであるが、非共有クリップボード
領域36に書き込む場合と比較して複雑にならないよう
にすることが必要である。例えばマウスのクリップによ
る操作では、そのままクリップした場合には非共有クリ
ップボード領域36へ、コントロールキーを押しながら
クリップした場合には共有クリップボード領域38へカ
ット対象領域を書き込む。
【0022】(4)共有クリップボード領域の変更を他
システムに知らせる(他システムとの通信処理S1
8)。
【0023】共有クリップボード領域38は各システム
がそれぞれ持っているので、内容が変更された場合には
その内容を他システムへ通知する必要がある。共有クリ
ップボード通信部40は共有クリップボード領域38の
内容が変更されると、通信回線12を通じて他システム
へ更新後の共有クリップボード領域38の内容を通信す
る。
【0024】また、他システムから共有クリップボード
領域38の情報が更新されたことを知らされると、共有
クリップボード通信部40は受信した情報を共有クリッ
プボード領域38に書き込む。
【0025】図3は本実施例のシステムによるペースト
操作の手順を示したフロー図である。次に図1と図3を
用いペースト操作の手順を説明する。
【0026】(1)非共有クリップボード領域上にある
データを選択する(共有バッファを使用するか否かの判
定処理S32、非共有クリップボード領域の選択処理S
36)。
【0027】マウスによるボタンプレスまたはメニュー
選択、もしくはキーボードからのコマンド入力によって
非共有クリップボードを使用したペースト操作を指定す
る場合、ペースト操作コマンドが入力されると、コマン
ド解析部20はペースト処理部26にその旨命令を渡
す。するとペースト処理部26は非共有クリップボード
領域36上のデータをペースト対象として選択し、指定
対象情報領域34に非共有クリップボードのデータが選
択されたことを知らせるフラグをたてる。
【0028】(2)共有クリップボード領域上にあるデ
ータを選択する(共有バッファを使用するかS32、共
有クリップボード領域の選択S34)。
【0029】マウスによるボタンプレスまたはメニュー
選択、もしくはキーボードからのコマンド入力によって
共有クリップボードを使用したペースト操作を指定する
場合、ペースト操作コマンド10が入力されると、コマ
ンド解析部20はペースト処理部26に命令を渡す。す
るとペースト処理部26は共有クリップボード領域38
上のデータをペースト対象として選択し、指定対象情報
領域34に共有クリップボードのデータが選択されたこ
とを知らせるフラグをたてる。
【0030】(3)ペースト対象領域をペーストする位
置を指定する(位置指定処理S38)。
【0031】マウスによるボタンプレスもしくはキーボ
ードからの位置指定によってペーストする位置を指定す
ると、位置情報が指定対象情報領域34に書き込まれ
る。
【0032】(4)対象をペーストする(画面情報領域
への書き込み処理S40)。
【0033】ステップS34もしくはステップS36で
セットされたフラグとステップS38で書き込まれた位
置情報とを基にして、非共有クリップボード領域36も
しくは共有クリップボード領域38の内容を画面情報領
域32の指定された位置に書き込む。
【0034】図6は上記実施例による共有クリップボー
ドを使用したカット・アンド・ペースト操作の様子を示
した図である。図5の時と同様にシステムAの個人用ウ
ィンドウ上のオブジェクトをシステムBの個人用ウィン
ドウ上にペーストする例である。システムAでは個人用
ウィンドウ上のオブジェクトをカットし、共有ウィンド
ウ上にペーストするわけだが、この時カットしたデータ
を一時退避するバッファとしてシステムBからも参照可
能な共有カットバッファを使用する。するとシステムB
では共有カットバッファの内容を個人用ウィンドウ上に
ペーストすることになる。以上の過程を経ることによっ
て、システムAの個人用ウィンドウ上のオブジェクトを
そのままの形でシステムBの個人用ウィンドウ上にペー
ストできる。
【0035】以上の手順により、他のシステムで使用し
ているデータの所望の部分を、通常の操作と同じ様に、
一回のカットおよびペースト操作を行うだけで所望のデ
ータの所望の位置に付加することができる。このため、
カット・アンド・ペースト処理を一回で済ませるだけで
なく、共有ウインドウを呼び出す作業も必要なくなる
し、共有ウインドウを表示する必要もなくなるために、
余計なデータで必要な表示を隠してしまうようなことも
ない。また、共有ウインドウに表示された共有データに
本来必要としないデータを残してしまうこともなくな
る。
【0036】また、共有カットバッファからウインドウ
へのペーストだけでなく、一旦個人用カットバッファへ
のコピーをすれば、共有カットバッファの内容が他のシ
ステムによって変えられてしまう心配なしに操作を行う
ことができる。
【0037】
【他の実施例】図4は本発明の第2の実施例であるシス
テムの特徴を最もよく表す図面である。同図において1
0はコマンド等を入力する入力部、20はコマンドを解
析して対応する処理を各処理部へ制御を渡すコマンド解
析部、22はカット&ペースト操作の対象を指定するた
めの対象指定処理部、24はデータのカット処理を行う
カット処理部、26はデータのペースト処理を行うペー
スト処理部、60は共有メモリ、62は共有メモリ60
上において共有クリップボードの情報を格納するための
共有クリップボード領域、70はローカルメモリ、72
はローカルメモリ70上において表示部50の画面に出
力される情報を格納するための画面情報領域、74はロ
ーカルメモリ70上において指定された対象に関する情
報を格納するための指定対象情報領域、76はローカル
メモリ70上において各システムがローカルに使用する
クリップボードの情報を格納するための非共有クリップ
ボード領域である。共有クリップボードの情報は共有メ
モリ60上にあるので、共有クリップボード領域62は
共有バスを通して他プロセッサからも参照される。64
は他プロセッサからの参照・書込みを表す。点線枠10
0は、そのシステムだけで完結するローカルシステムで
ある。図8は、共有バス110によりローカルシステム
100a,100bと共有メモリ60とを結合したシス
テムを示している。
【0038】図2は、本実施例によるカット操作の手順
を示したフロー図である。まず図4と図2を用いてカッ
ト操作の手順を説明する。
【0039】(1)カットする対象を指定する(対象領
域指定処理S12)。
【0040】マウスによる領域指定もしくはキーボード
入力による位置指定によってカット操作の対象を指定す
るための対象指定コマンド10が入力されると、コマン
ド解析部20は指定された対象の位置情報を対象指定部
22に渡す。すると対象指定部22はローカルメモリ7
0上の指定対象情報領域74に指定された対象に関する
情報を書き込む。
【0041】(2)対象を非共有クリップボード領域に
書き込む(共有バッファを使用するか否かの判定処理S
14、非共有クリップボード領域への書き込み処理S2
0)。
【0042】マウスによるクリップまたはメニュー選
択、もしくはキーボードからのコマンド入力によって非
共有クリップボードを使用したカット操作を指定する場
合、カット操作コマンドが入力されると、コマンド解析
部20はカット処理部24へ制御を渡す。するとカット
処理部24は指定された対象を指定対象情報領域74の
情報を基に画面情報領域72から抽出し、非共有クリッ
プボード領域76へ書き込む。
【0043】(3)対象を共有クリップボード領域に書
き込む(共有バッファを使用するか否かの判定処理S1
4、共有クリップボード領域への書き込み処理S1
6)。
【0044】マウスによるクリップまたはメニュー選
択、もしくはキーボードからのコマンド入力によって共
有クリップボードを使用したカット操作を指定する場
合、カット操作コマンドが入力されると、コマンド解析
部20はカット処理部24へ制御を渡す。するとカット
処理部24は指定された対象を指定対象情報領域74の
情報を基に画面情報領域72から抽出し、共有メモリ6
0上の共有クリップボード領域62へ書き込む。
【0045】対象を共有クリップボード領域62に書き
込む操作は、非共有クリップボード領域76に書き込む
操作と基本的には同じであるが、非共有クリップボード
領域76に書き込む場合と比較して複雑にならないよう
にすることが必要である。たとえばマウスのクリップに
よる操作では、そのままクリップした場合には非共有ク
リップボード領域76へ、コントロールキーを押しなが
らクリップした場合には共有クリップボード領域62へ
カット対象を書き込む。
【0046】(4)共有クリップボード領域の変更を他
システムに知らせる(他システムとの通信処理S1
8)。
【0047】共有クリップボード領域62は共有メモリ
60上にあるので、内容の変更そのものが他プロセッサ
への変更通知となる。
【0048】図3は本実施例のシステムによるペースト
操作の手順を示したフロー図である。次に図4と図3を
用いてペースト操作の手順を説明する。
【0049】(1)非共有クリップボード領域上にある
データを選択する(共有バッファを使用するか否かの判
定処理S32、非共有クリップボード領域の選択処理S
36)。
【0050】マウスによるボタンプレスまたはメニュー
選択、もしくはキーボードからのコマンド入力によって
非共有クリップボードを使用したペースト操作を指定す
る場合、ペースト操作コマンドが入力されると、コマン
ド解析部20はペースト処理部26に命令を渡す。する
とペースト処理部26は非共有クリップボード領域76
上のデータをペースト対象として選択し、指定対象情報
領域74に非共有クリップボードのデータが選択された
ことを知らせるフラグをたてる。
【0051】(2)共有クリップボード領域上にあるデ
ータを選択する(共有バッファを使用するか否かの判定
処理S32、共有クリップボード領域の選択処理S3
4)。
【0052】マウスによるボタンプレスまたはメニュー
選択、もしくはキーボードからのコマンド入力によって
共有クリップボードを使用したペースト操作を指定する
場合、ペースト操作コマンドが入力されると、コマンド
解析部20はペースト処理部26に命令を渡す。すると
ペースト処理部26は共有クリップボード領域62上の
データをペースト対象として選択し、指定対象情報領域
74に共有クリップボードのデータが選択されたことを
知らせるフラグをたてる。
【0053】(3)ペースト対象のペーストする位置を
指定する(位置指定処理S38)。
【0054】マウスによるボタンプレスもしくはキーボ
ードからの位置指定によってペーストする位置を指定す
ると、位置情報が指定対象情報領域74に書き込まれ
る。
【0055】(4)対象をペーストする(画面情報領域
への書き込みS70)。
【0056】ステップS34もしくはステップS36で
セットされたフラグとステップS38で書き込まれた位
置情報を元にして、指定された位置に非共有クリップボ
ード領域76もしくは共有クリップボード領域62の内
容を画面情報領域72に書き込む。
【0057】以上のような手順で異なるシステムの保有
するデータとの間でカットアンドペースト操作を行うこ
とで、通常のカットアンドペースト操作と同じ要領で操
作でき、余計な手間やデータを仲介する必要が無い。
【0058】なお、上記2つの実施例ではともにカット
アンドペーストについて説明したが、複数の異なるシス
テム間にまたがったカットアンドペーストに類するデー
タの移動であれば、コピーなど他の操作についても本実
施例と同じ要領で実現できる。また、単一のシステム内
であっても、マルチユーザシステムなど、複数のユーザ
に対するプロセスが独立して稼動できるシステムにおい
ても、各ユーザの保有するデータ間の移動又は複写処理
について、本実施例と同様に共有メモリにクリップボー
ドを配置し、その共有クリップボードを介して移動・複
写処理できる。この場合には通信を介する必要はなく、
また、共有メモリも物理的に独立している必要はない
が、各ユーザは論理的・仮想的に独立しており、各ユー
ザ毎に割り当てられたメモリを共有不可のローカルメモ
リと考えることができ、本実施例と同じ構成、同じ処理
手順で実現できる。
【0059】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ処理方法およびシステムは、複数のシステムから参照
可能なバッファを持つことによって、編集作業での操作
を簡略化することを目的とする。
【0061】以上説明したように、 (1)複数のシステムから参照可能な共有クリップボー
ドにおけるバッファを持つことによって、編集作業での
操作ステップを減らす効果がある。
【0062】(2)本発明が示す共有クリップボードの
構成を取ることによって、わずかな違いによる操作で共
有クリップボードと非共有クリップボードの使い分けが
可能となるユーザインターフェイスを容易に提供できる
効果がある。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のデータ処理システムの構成を表したブ
ロック図である。
【図2】実施例のシステムによるカット操作のフロー図
である。
【図3】実施例のシステムによるペースト操作のフロー
図である。
【図4】他の実施例のデータ処理システムの構成を表し
たブロック図である。
【図5】従来技術におけるカット・アンド・ペースト操
作の様子を示した図である。
【図6】実施例のシステムによるカット・アンド・ペー
スト操作の様子を示した図である。
【図7】実施例のシステムの構成を示した図である。
【図8】他の実施例のシステムの構成を示した図であ
る。
【符号の説明】
10 コマンド入力部、 20 コマンド解析部、 22 対象指定部、 24 カット処理部、 26 ペースト処理部、 30 ワークメモリ、 32 画面情報領域、 34 指定対象情報領域、 36 非共有クリップボード領域、 38 共有クリップボード領域、 40 共有クリップボード通信部 50 表示部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/24 9288−5L G06F 15/20 554 H 9071−5L 15/62 A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局所メモリを有する複数のシステムにお
    いて共有メモリによりデータを共有するデータ処理方法
    であって、 前記複数のシステムのうちの所望のシステムにおける所
    望のデータ領域を指定する領域指定工程と、 該領域指定工程により指定されたデータ領域を格納する
    先を指定する格納先指定工程と、 前記領域指定工程により指定された領域のデータを、前
    記格納先指定工程による指定に基づいて前記共有メモリ
    か、または前記局所メモリに格納する格納工程と、 所望のシステムにおける所望のデータに連結するデータ
    の元を指定する連結元指定工程と、 該連結元指定工程による指定に基づいて、前記共有メモ
    リか、または前記局所メモリに格納されたデータを、所
    望のデータと連結する連結工程と、を備えることを特徴
    とするデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 前記共有メモリは、通信により各システ
    ムで同じ内容に更新することで共有されることを特徴と
    する請求項1記載のデータ処理方法。
  3. 【請求項3】 前記共有メモリは、各システムと共有す
    るバスで接続されることで共有されることを特徴とする
    請求項1記載のデータ処理方法。
  4. 【請求項4】 局所メモリを有する複数のシステムにお
    いて共有メモリによりデータを共有するデータ処理方法
    であって、 画面上に表示されたデータから所望の領域を指定する領
    域指定工程と、 該指定工程により指定された領域を、局所メモリか共有
    メモリかいずれかに格納することを指定すると共に前記
    指定された領域を指定された先に格納する格納工程と、 画面上に表示されたデータにおける所望の位置を指定す
    る位置指定工程と、 局所メモリか共有メモリかを指定すると共に、指定され
    たメモリから前記格納工程により格納されたデータを、
    前記位置指定工程により指定された位置に複写する複写
    工程と、を備えることを特徴とするデータ処理方法。
  5. 【請求項5】 局所メモリを有する複数のデータ処理装
    置間において共有メモリによりデータを共有するデータ
    処理システムであって、 前記複数のデータ処理装置のうちの所望のデータ処理装
    置における所望のデータ領域を指定する領域指定手段
    と、 該領域指定手段により指定されたデータ領域を格納する
    先を指定する格納先指定手段と、 前記領域指定手段により指定された領域のデータを、前
    記格納先指定手段による指定に基づいて前記共有メモリ
    か、または前記局所メモリに格納する格納手段と、 所望のデータ処理装置における所望のデータに連結する
    データの元を指定する連結元指定手段と、 該連結元指定手段による指定に基づいて、前記共有メモ
    リか、または前記局所メモリに格納されたデータを、所
    望のデータと連結する連結手段と、を備えることを特徴
    とするデータ処理システム。
  6. 【請求項6】 前記共有メモリは、通信により各装置で
    同じ内容に更新することで共有されることを特徴とする
    請求項5記載のデータ処理システム。
  7. 【請求項7】 前記共有メモリは、各装置と共有するバ
    スで接続されることで共有されることを特徴とする請求
    項5記載のデータ処理システム。
  8. 【請求項8】 局所メモリを有する複数の装置における
    共有メモリによりデータを共有するデータ処理システム
    であって、 画面上に表示されたデータから所望の領域を指定する領
    域指定手段と、 該指定手段により指定された領域を、局所メモリか共有
    メモリかいずれかに格納することを指定すると共に前記
    指定された領域を指定された先に格納する格納手段と、 画面上に表示されたデータにおける所望の位置を指定す
    る位置指定手段と、 局所メモリか共有メモリかを指定すると共に、指定され
    たメモリから前記格納手段により格納されたデータを、
    前記位置指定手段により指定された位置に複写する複写
    手段と、を備えることを特徴とするデータ処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 複数の装置がデータを共有して作業を行
    うシステムであって、 カットする部分の位置情報を格納するための位置バッフ
    ァと、 カットした情報をシステム内で参照するための内部バッ
    ファと、 カットした情報の他のシステムと共有して参照するため
    の共有バッファと、 カットする部分を特定してその位置情報を前記位置バッ
    ファへ格納する手段と、 異なるシステム間で前記共有バッファを参照する手段
    と、 前記内部バッファと共有バッファとを切替える切り替え
    手段と、 該切り替え手段により切り替えられたバッファの何れか
    を選択して、前記位置バッファに格納された位置のデー
    タを格納する手段と、 前記切り替え手段により切り替えられたバッファの何れ
    かを選択して、その内容のデータを読出す読出し手段
    と、を備えることを特徴とするデータ処理システム。
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