JPH0724348U - マスク - Google Patents
マスクInfo
- Publication number
- JPH0724348U JPH0724348U JP6102193U JP6102193U JPH0724348U JP H0724348 U JPH0724348 U JP H0724348U JP 6102193 U JP6102193 U JP 6102193U JP 6102193 U JP6102193 U JP 6102193U JP H0724348 U JPH0724348 U JP H0724348U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mask
- ear
- fiber
- ear hook
- sheet material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 マスクの機能を低下させることなく、マスク
の外形の面積を小さくすると共に、着用時に耳への負担
がかかりにくいマスクを提供すること。 【構成】 不織布などの通気性シート素材を打ち抜き裁
断することにより、鼻孔と口とを覆うマスク本体部11
とマスクを耳に掛けるための耳掛け紐部21とを形成し
たマスクにおいて、該耳掛け紐部が該マスク本体部側に
曲っていることを特徴とするマスク。
の外形の面積を小さくすると共に、着用時に耳への負担
がかかりにくいマスクを提供すること。 【構成】 不織布などの通気性シート素材を打ち抜き裁
断することにより、鼻孔と口とを覆うマスク本体部11
とマスクを耳に掛けるための耳掛け紐部21とを形成し
たマスクにおいて、該耳掛け紐部が該マスク本体部側に
曲っていることを特徴とするマスク。
Description
【0001】
本考案はマスクに関し、とくに不織布などの通気性シート素材を打ち抜き裁断 などによって裁断することにより、マスク本体部と耳掛け紐部とを形成したマス クに関する。
【0002】
従来、不織布、発泡体シートなどの通気性シート素材を、図5に示すような、 横長長円形状の外形で両端に耳を入れるための穴を設けた形状に、打ち抜き裁断 することにより、鼻孔と口とを覆うマスク本体部1とマスクを耳に掛けるための 耳掛け紐部2とを形成したマスクが知られている。このマスクは通気性シート素 材を所定の形状の型で打ち抜くだけで得られるため、使い捨て用のマスクなどと して好適に使用されている。
【0003】 しかしながら、この従来のマスクは耳を入れやすいように、耳を入れるための 穴3が大きく開けられていて、打ち抜くマスクの外形の面積が大きくなるため、 一定面積の通気性シート素材からとれるマスクの数が少なくなるという問題があ った。また、穴3を開けるために打ち抜かれた部分はロスになるため、この部分 をできるだけ小さくすることが望まれていた。
【0004】 更には、従来のマスクを耳に掛けた場合、耳掛け紐部2の内側縁部4が耳と接 することになるが、縁部4は線状で幅がないため、マスクの材料である通気性シ ート素材がソフトでなかったり、伸びが小さかったりすると、耳が痛くなること があった。
【0005】
本考案は上記のような従来技術の欠点を解消すべくなされたものであり、マス クの機能を低下させることなく、マスクの外形の面積を小さくすると共に、着用 時に耳への負担がかかりにくいマスクを提供することを課題とする。
【0006】
上記の課題を解決するため、本考案は、「通気性シート素材を裁断することに より、鼻孔と口とを覆うマスク本体部とマスクを耳に掛けるための耳掛け紐部と を形成したマスクにおいて、該耳掛け紐部が該マスク本体部側に曲っていること を特徴とするマスク」をその要旨とする。
【0007】 以下、図面に沿って本考案を説明する。 本考案のマスクは、不織布、発泡体シートなどの通気性シート素材を、一枚ま たは複数枚積層したものを、例えば打ち抜き機などで、所定の形状に裁断するこ とで製造される。裁断されたマスクは、例えば、図1に示されるように、鼻孔と 口とを覆うマスク本体部11とマスクを耳に掛けるための耳掛け紐部21とから なり、耳掛け紐部21がマスク本体部11の側に曲った形状となっている。
【0008】 図1に示すマスクでは、耳掛け紐部21がマスク本体部11側に湾曲した形状 となるように、耳掛け紐部の外側縁22となるマスクの外形の両側縁を内側に湾 曲させると共に、耳掛け紐部の内側縁23となる耳を入れるための穴31の外側 縁を内側に湾曲させている。この図1のマスクを着用する時には、耳掛け紐部2 1を両側に引張って耳に掛けるが、この際、図2に示すように、マスクの耳掛け 紐部21は、マスク本体部11側に湾曲していた部分が、これとは逆の外側に反 転されて、耳を入れる穴31を広げると共に、耳の位置まで耳掛け紐部21が届 くようになる。耳掛け紐部21にはマスク本体部11側に湾曲していた部分が反 転されることでねじれ部24と反転部25とが形成されるが、ねじれ部24に元 に戻ろうとする力が働くため180度反転はせず、結果として反転部25の帯状 の部分が耳に当ることとなり、穴の縁部が耳に当っていた従来のマスクに比べて 、耳にソフトに掛けることができ、耳への負担が軽減できる。
【0009】 このように本考案のマスクは、製作時には耳掛け紐部21をマスク本体部11 側に湾曲させているため、マスクの外形の面積を小さくすることができ、一定面 積の通気性シート素材からより多くのマスクを生産することができる。また、耳 を入れる穴31も小さくできるため、裁断による通気性シート素材のロスも少な くできる。そして、本考案のマスクを着用する際には、マスク本体部11側に湾 曲していた耳掛け紐部21を外側に引張って反転させることで、耳を入れる穴を 広げることができるため、マスクの機能を損うことなく装着することができ、し かも、耳掛け紐部21の反転した幅広の部分が耳に当るため、耳への負担も少な い。
【0010】 マスク本体部11の形状は鼻孔と口を覆える形状であれば、とくに限定されな いが、図1のような形状の他に、例えば、マスク本体部の両端に対して中央部の 縦方向の幅を大きくしたような形状であれば、鼻孔と口がより覆いやすくなるの でよい。また、耳掛け紐部21の形状もマスク本体部11側に曲っており、着用 時に引張って反転させることができる形状であれば、とくに限定されないが、図 1のように、着用時に耳と接する耳掛け紐部の中央部分がマスク本体部に近づく ように曲っていると、耳掛け紐部を引張って反転させた場合に、耳を入れる穴を より大きくでき、耳掛け紐部がマスク本体部からより離れた所まで届くようにな るのでよい。
【0011】 本考案のマスクの他の例としては、例えば図3、図4に示す形状のマスクなど がある。図3のマスクはマスク本体部11の側端が直線になっていると共に、耳 掛け紐部21が直線的にマスク本体部11側に折れ曲った形状となっている。ま た、図4のマスクは、耳掛け紐部の外側縁22となるマスクの外形の両側縁を内 側に湾曲させている点は図1のマスクと同じであるが、実質的に耳をいれるため の穴が設けられておらず、その代りにマスク本体部側に湾曲するスリット26が 設けられており、この部分が耳掛け紐部の内側縁となっている。図4のマスクで は、図1のマスクと比べて、耳掛け紐部の反転がやや行いにくくなるが、耳を入 れるための穴を形成することによる通気性シート素材のロスがなく、耳掛け紐部 の耳に当る部分がより幅広くなる。
【0012】 なお、本考案のマスクに使用する通気性シート素材としては、通気性のあるシ ート状の素材であればよく、例えば、バインダー結合不織布、繊維接着不織布、 スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、ニードルパンチ不織布、水流絡合不 織布、湿式不織布などの不織布や、発泡体シートや、不織布とネット、編み物ま たは織物とを組合せた複合不織布などが適している。とくに水流絡合やニードル パンチにより繊維を機械的に絡合させた不織布は、不織布の変形による歪を吸収 しやすく、耳掛け紐部を引張って反転させた時のねじれ部の歪を吸収することが でき、切断などを受けにくいのでよい。
【0013】 また、通気性シート素材に不織布を使用する場合、不織布を構成する繊維には 、ポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアミド系繊 維などの合成繊維や、レーヨン繊維などの再生繊維、綿、羊毛などの天然繊維、 ポリエチレン/ポリプロピレン複合繊維、ポリエステル/低融点ポリエステル複 合繊維などの複合繊維など公知の繊維が使用できる。とくに、ポリエステル繊維 、ポリプロピレン繊維などの疎水性繊維とレーヨン繊維などの親水性繊維とを配 合したものは、疎水性繊維がマスクに高い引張り強度を付与すると共に外部から の水や血液をはじき、親水性繊維がマスクに付着したつばなどの水分を吸収する のでよい。疎水性繊維と親水性繊維とは、混合してもよいが、親水性繊維層と疎 水性繊維層の2層構造としてもよい。マスク表面の繊維の毛羽を押えたい場合や 、マスクに強度が要求される場合には、不織布中に熱接着性繊維を含ませておき 、無圧下または押圧下で熱処理を施すとよい。なお、ポリプロピレン繊維を使用 したものは自然帯電を受けやすく、帯電による塵埃の捕集能力の向上が望めるの でとくに良い。
【0014】
実施例1 ポリプロピレン繊維70重量%とレーヨン繊維20重量%とポリプロピレン/ ポリエチレン複合繊維10重量%とからなる繊維ウェブを水流絡合処理した後、 熱風ドライヤーで乾燥すると同時に複合繊維を熱接着させて、目付70g/m2 の水流絡合不織布を作成した。この不織布は繊維の絡合と共に繊維接着されてい るため強度に優れ、また表面の繊維毛羽も押えられていた。 上記水流絡合不織布を図1に示す形状に打ち抜き機で裁断してマスクを得た。 得られたマスクは、耳掛け紐部を引張ると外側に反転して、耳まで届くようにな ると共に耳を入れる穴が大きくなり、マスク本体部が顔にフィットし、鼻孔と口 をしっかりと覆うように着用できた。また、耳には耳掛け紐部の反転した幅広の 部分が当るため、負担がかかりにくく、長時間着用しても耳が痛くなることはな かった。
【0015】 実施例2 ポリエステル繊維ウェブ50重量%とレーヨン繊維ウェブ50重量%とを積層 した積層ウェブを水流絡合処理した後、熱風ドライヤーで乾燥させて、目付70 g/m2 の水流絡合不織布を作成した。 次に、上記水流絡合不織布を図1に示す形状に打ち抜き機で裁断してマスクを 得た。得られたマスクは、マスクの機能を低下させることなく着用でき、耳への 負担も少なかった。また、レーヨン繊維側を顔に当てて使用したところ、口から 出る水分をレーヨン層が吸収し、外部からの水分をポリエステル層がはじくため 着用感が優れていた。
【0016】
本考案のマスクは、耳掛け紐部をマスク本体部側に湾曲させているため、マス クの外形の面積を小さくすることができ、一定面積の通気性シート素材からより 多くのマスクを生産できると共に、耳を入れる穴も小さくできるので、裁断によ る通気性シート素材のロスも少なくできる。また、本考案のマスクは着用時には マスク本体部側に湾曲していた耳掛け紐部を外側に引張って反転させることで、 耳を入れる穴を広げることができるため、マスクの機能を損うことなく装着する ことができ、しかも、耳掛け紐部の反転した幅広の部分が耳に当るため、耳への 負担も少なく、着用により耳が痛くなることもない。 このように、本考案のマスクは優れた効果を有するものであり、使い捨てマス ク、簡易マスクなどとして使用するのに有用なものである。
【図1】本考案のマスクの一例を示す平面図。
【図2】本考案のマスクの着用時の状態を説明する図。
【図3】本考案のマスクの別の例を示す平面図。
【図4】本考案のマスクの更に別の例を示す平面図。
【図5】従来のマスクの平面図。
11・・・マスク本体部 21・・・耳掛け紐部 31・・・穴
Claims (1)
- 【請求項1】 通気性シート素材を裁断することによ
り、鼻孔と口とを覆うマスク本体部とマスクを耳に掛け
るための耳掛け紐部とを形成したマスクにおいて、該耳
掛け紐部が該マスク本体部側に曲っていることを特徴と
するマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6102193U JPH0724348U (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6102193U JPH0724348U (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724348U true JPH0724348U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=13159248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6102193U Pending JPH0724348U (ja) | 1993-10-18 | 1993-10-18 | マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724348U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007000276A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Asahi Kasei Fibers Corp | 衛生マスク |
-
1993
- 1993-10-18 JP JP6102193U patent/JPH0724348U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007000276A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Asahi Kasei Fibers Corp | 衛生マスク |
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