JPH07240967A - 移動電話機およびその制御方法 - Google Patents

移動電話機およびその制御方法

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JPH07240967A
JPH07240967A JP6032132A JP3213294A JPH07240967A JP H07240967 A JPH07240967 A JP H07240967A JP 6032132 A JP6032132 A JP 6032132A JP 3213294 A JP3213294 A JP 3213294A JP H07240967 A JPH07240967 A JP H07240967A
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JP
Japan
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squelch
line disconnection
mobile telephone
mobile phone
alarm sound
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JP6032132A
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English (en)
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Yoshitaka Iida
義孝 飯田
Jun Yamada
山田  純
Yoshitomo Kuwamoto
良知 桑本
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】基地局と移動局がデジタル通信方法で交信する
ときに、受信電界強度やビット誤り率を単独で測定して
スケルチ回線切断の予告をする場合に比べて、より正確
であらゆる状況に対応してスケルチ回線切断の予告をお
こなう。 【構成】基地局とディジタル通信をおこなう移動電話機
において、受信信号のビット誤り率を求めることによ
り、回線の品質を判定し、しかるのち、何回か受信信号
の電界強度を求めることにより、回線の品質を判定す
る。そして、両判定によって、回線の品質が悪いと判定
されたときに、ユーザに対してスケルチ回線切断の予告
をおこなう。また、そのために、アラーム音を発生さ
せ、LEDを点滅させる。あるいは、ユーザに対して、
その通知方法を切替ることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動電話機およびその
制御方法に係り、特に、基地局とディジタル通信方法に
より無線で交信をおこなう場合に、回線の品質劣化を検
出し、それをユーザに通知して、その電話機の使い勝手
を向上させる移動電話機およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動電話機が、基地局と交信をお
こなう場合に、回線の品質劣化をユーザに通知する無線
電話機については、例えば、特開平4−247728号
公報に記載されているように、受信電界レベルを検知
し、これを液晶表示部に表示させる技術や受信電界レベ
ルが一定レベルより低下したときに、発光ダイオードを
点滅させる技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ディジタルセルラシス
テムは音声信号がディジタルであり、誤り訂正を行なう
ので、C/N比がかなり劣化した場合でもアナログFM
のような雑音はほとんど出ず音声の劣化は非常に少ない
と考えられる。したがって、アナログ方式の通信では、
雑音により、通話中に回線がバッサリ切断(以下「スケ
ルチ回線切断」という)される事態をある程度予測でき
るが、ディジタル通信方法の通信の場合は、このような
スケルチ回線切断を予め予測することは、困難である。
【0004】そこで、予めユーザにスケルチ回線切断に
対処する手段を与えるため、何らかの手段を用いて通信
状態が、かなり劣化していることを通知して、スケルチ
回線切断が起こる可能性のあることを認識させる必要が
ある。
【0005】上記従来技術は、受信信号の電界の強度
(以下、「RSSI(receivesignal s
tlength indicatorの略)」という)
を検知して、ユーザにスケルチ回線切断の予告をおこな
うことについて述べている。
【0006】しかしながら、RSSIは、必ずしも受信
信号のビットの誤り率(以下、「BER(bit er
ror rateの略)」という)を正確に反映するも
のではなく、スケルチ回線切断の予告の正確性を期すと
いう点では、問題があった。特に、TDMA通信方式
(時分割多重通信方式(time divisionm
ultiple access methodの略))
にあっては、通信フレーム中の同期用のSWスロット
(synchronizing word slot)
にbit誤りが生じたときは、RSSIが大きくても、
通信不能に陥るおそれがある。
【0007】一方、フェージング現象で、RSSIが大
きいのにもかかわらずBERが一時的に大きくなる場合
がある。このような場合に、上記とは逆に、BERのみ
を測定して、その結果によりスケルチ回線切断の予告を
おこなうのは、スケルチ回線切断が起こることなく、通
信状態が基に復することがあるため不合理である。
【0008】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、基地局と移動局
がデジタル通信方式で交信するときに、RSSIやBE
Rを単独で測定してスケルチ回線切断の予告をする場合
に比べて、より正確であらゆる状況に対応してスケルチ
回線切断の予告をおこないうる移動電話機およびその制
御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移動電話機に係る発明の構成は、基地局と
ディジタル通信方法によって通信をおこなう移動電話機
において、受信信号のビット誤り率を求め、それによっ
て、回線の品質を判定し、しかるのち、受信信号の電界
強度を求め、それによって、1回以上回線の品質を判定
し、両者によって、回線の品質が悪いと判定されたとき
に、ユーザに対してスケルチ回線切断の予告をおこなう
ようにしたものである。
【0010】より詳しくは、アラーム音を発生する手段
を有する上記移動電話機において、前記スケルチ回線切
断の予告を、前記アラーム音を発生する手段により、ア
ラーム音を発生させることによっておこなうようにした
ものである。
【0011】また詳しくは、LEDを有する上記移動電
話機において、そのLEDの点滅によってスケルチ回線
切断の予告をおこなうようにしたものである。
【0012】さらに、スケルチ回線切断の予告方法を切
替るスイッチと、上記記載のアラーム音を発生する手段
と、上記記載のLEDとを有する上記移動電話機におい
て、前記スケルチ回線切断の予告方法を切替るスイッチ
によって、前記スケルチ回線切断の予告方法を、アラー
ム音を発生させるかLEDを点滅させるか否かを切替る
ようにしたものである。
【0013】上記目的を達成するために、本発明の移動
電話機の制御方法に係る発明の構成は、基地局とディジ
タル通信方法によって通信をおこなう移動電話機の制御
方法において、(1)受信信号のビット誤り率を求め、
それによって、回線の品質を判定する工程、(2)受信
信号の電界強度を求め、それによって、回線の品質を判
定する工程、(3)ユーザに対してスケルチ回線切断の
予告をおこなう工程からなり、工程(1)ののちに工程
(2)を1回以上おこなって、両者によって、回線の品
質が悪いと判定されたときに、工程(3)をおこなうよ
うにしたものである。
【0014】より詳しくは、アラーム音を発生する手段
を有する上記移動電話機の制御方法において、前記スケ
ルチ回線切断の予告を、前記アラーム音を発生する手段
により、アラーム音を発生させることによっておこなう
ようにしたものである。
【0015】また詳しくは、LEDを有する上記移動電
話機の制御方法において、そのLEDの点滅によってス
ケルチ回線切断の予告をおこなうようにしたものであ
る。
【0016】さらに、スケルチ回線切断の予告方法を切
替るスイッチと、上記のアラーム音を発生する手段と、
上記のLEDを点滅させる手段とを有する上記移動電話
機の制御方法において、前記スケルチ回線切断の予告方
法を切替るスイッチによって、前記スケルチ回線切断の
予告方法を、アラーム音を発生させるかLEDを点滅さ
せるか否かを切替るようにしたものである。
【0017】また上記移動電話機の制御方法の構成で、
より詳しくは、前記移動電話機が、制御部と、IF増幅
器とを有し、前記受信信号の電界強度を求める工程が、
前記IF増幅器の制御信号電圧によって、前記制御部が
ディジタル通信方法の小単位の受信信号の電界強度を求
め、前記制御部がディジタル通信方法の大単位の受信信
号の電界強度を、前記ディジタル通信方法の小単位の受
信信号の電界強度の相加平均をとることにより求めるよ
うにしたものである。
【0018】さらにまた上記移動電話機の制御方法の構
成で、より詳しくは、前記移動電話機が、制御部と、復
調器とを有し、前記受信信号のビット誤り率を求める工
程が、前記復調器にあらわれる位相信号の誤差によっ
て、前記制御部がディジタル通信方法の大単位の部分的
な受信信号のビット誤り率を求めて、前記制御部がディ
ジタル通信方法の大単位の受信信号のビット誤り率を、
前記ディジタル通信方法の大単位の部分的な受信信号の
ビット誤り率の平均をとることにより求めるようにした
ものである。
【0019】
【作用】本発明によれば、RSSIとBERを2段階に
わたって測定する。したがって、BERを測定して、ス
ケルチ回線切断の予告をおこなうという点からみれば、
より回線の劣化を直接に把握することになるため、診断
精度が向上するという作用がある。
【0020】また、RSSIが大きい場合であっても、
BERが大きくなるフェージング現象の場合であれば、
スケルチ回線切断の予告はおこなわれず、通信状態が基
に復するのにスケルチ回線切断の予告がおこなわれると
いう不合理が解消される。
【0021】さらに、本発明によれば、アラーム音で、
スケルチ回線切断の予告を受けることもできるし、特
に、アラーム音が聞き取りづらい乗り物内などでも、良
く分かるようにLEDを点滅させることで上記の予告通
知をおこない、ユーザに、光でスケルチ回線切断の恐れ
があることを認識させる作用がある。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を、図1ないし
図9を用いて説明する。
【0023】先ず、図8および図9を用いて本発明の一
実施例に係る電話機の概観とそのスケルチ回線切断の予
告方法について説明する。
【0024】図8は、本発明の一実施例に係る移動電話
機を示す図である。
【0025】図9は、本発明の一実施例に係る移動電話
機が音声とLED表示によって、スケルチ回線切断の予
告をおこなっている場面を説明する図である。
【0026】ユーザは電話を掛ける場合、図8の移動電
話機10に備えられたLCD表示部12の受信電界強度
表示13を参考にしながら、ダイヤルボタン11を押し
発信動作をおこなう。
【0027】そして、後述する方法によって、その移動
電話機がスケルチ回線切断されるのを予想して、通話中
のユーザに対して、図9に示される方法によりスケルチ
回線切断の予告通知をおこなう。
【0028】すなわち、図9(a)に示されるように、
受話器スピーカ31よりアラーム音を発生するか、図9
(b)に示されるように、LED表示部14のLEDを
点滅させる。ここで、アラーム音による通知手段は、目
で移動電話機10を見ている必要がないという利点があ
る。また、LED点滅による通知手段は、夜間での通信
や騒音が大きく消費電力を気にしなくても良い自動車内
での通信などに特に有効である。さらに、予告通知方法
切替スイッチ17によって、これらの通知方法のどちら
を使うか選択することもできる。
【0029】次ぎに、図1および図4を用いて、本発明
の考え方を概説する。
【0030】図1は、本発明の一実施例に係るスケルチ
回線切断の予測方法の概略フローチャート図である。
【0031】図4は、移動端末(移動電話機)と網との
プロトコル制御例である。
【0032】本発明に係る方法は、図4に記述してある
『通信チャネル起動完了』後に用いられるものであり、
通話中のRSSIとBERを2段階で測定するところに
特徴がある。以下、図1のフローチャートの順を追って
説明しよう。
【0033】図1の中心的な手続きは、RSSI平均
値,BER平均値を算出するステップS12である。こ
の手続きについては、それぞれについて詳細に後述す
る。
【0034】S12によって、RSSI平均値とBER
平均値が求まると(S12)、最初にBER平均値が正
常であるかを判断する(S13)。BER平均値が、一
定の値P(%)未満ならば、正常であると判断され、最
初の状態に戻る。これに反して、BER平均値が一定の
値P(%)未満ならば、次ぎのステップに進む。
【0035】ここで、注意しなければならないのは、B
ER平均値が大きくとも、それだけでは、すぐに異常で
あると判断しないことである。というのも、フェージン
グ現象などが起こっている場合、RSSIが強くてもB
ER平均値が一時的に大きくなることがあり、そういう
場合には、すぐに復旧する場合が多いからである。
【0036】したがって、BER平均値が大きくとも、
何回かRSSI平均値の値を判断して、RSSI平均値
が、一定の値Q(dBμ)より小さいときは(S1
5)、見込みがないので、すぐにスケルチ回線切断の予
告通知をおこない(S15,S16)、RSSI平均値
が、一定の値Q(dBμ)より大きいときには(S1
5)、復旧の見込みありとして、望ましい判定用の試行
回数n回だけ繰り返し、それでも、BER平均値が大き
くならないときに、初めてスケルチ回線切断の予告通知
をおこなう(S16)。このための繰り返し回数を制御
するのが、リトライカウンタであり、これを操作,判断
するステップが、S11,S14,S17である。
【0037】このように、先ずBERで回線の品質を判
定し、それから、RSSIによって所定回数だけ回線の
品質を判定することにより、2段階でスケルチ回線切断
の予測をするのが本発明の特徴である。
【0038】次ぎに、図2および図5ないし図7を用い
て、RSSI平均値を算出する課程について説明する。
【0039】図2は、本発明の一実施例に係るスケルチ
回線切断の予測方法のRSSI平均値の算出課程のフロ
ーチャート図である。
【0040】図5は、本発明の一実施例に係る移動電話
機のブロック図である。
【0041】図6は、IF増幅器の回路図である。
【0042】図7は、スーパフレームごとのRSSIの
平均値およびBERの平均値を求める方法を模式的に示
した説明図である。
【0043】最初に、本発明の実施例で用いる通信方法
について説明する。本発明の実施例は、基地局と移動局
をデジタル通信方式で通信する。通信の1単位(1スロ
ットという)に要する時間は、20msであり、1スロ
ットが36集まって、一つの通信単位であるスーパフレ
ームを構成する。したがって、1スーパフレームの通信
に要する時間は、20ms×36で、720msという
ことになる。
【0044】それでは、図2のフローチャートの順を追
って、適宜図5ないし図7を参照しつつ、RSSI平均
値を算出する課程について説明しよう。
【0045】図5の制御部C00は、中央処理装置(c
entral processing unit、「C
PU」ともいう)と各種のレジスタと制御ソフトウェア
が内蔵された記憶装置を有している。制御部C00の動
作は、このCPUが制御ソフトウェアを解釈実行するこ
とによりおこなわれる。
【0046】さて、制御部C00は、受信信号回路C0
1から20msごとに割込み信号をうける(S21)。
【0047】割込み信号を受けた制御部C00は、制御
ソフトウェアによって、割込みがおこったときに、内部
レジスタR1から、RSSI算出用データを取得する
(S22)。
【0048】ここで、RSSI算出用データについて説
明する。一般に、RSSIを求めるための指標は、種々
考えられるが、本実施例では、IF増幅器(中間周波増
幅器)C03が発生する制御信号電圧値を用いる。
【0049】図6には、IF増幅器C03の回路図が示
されているが、IF増幅器C03の構成の中で主要な役
割を担うのが、点線で囲われた部分である対数アンプで
ある。この対数アンプは、出力レベルを一定にするため
のものであり、入力信号レベルが、一定の期待値より大
きいときは、出力レベルを小さくし、入力信号レベル
が、一定の期待値より小さいときは、出力レベルを大き
くする。したがって、受信電界の電圧は、対数アンプの
制御信号電圧と一定の比例関係があるので、この対数ア
ンプの制御信号電圧電界の判定に用いようとするもので
ある。
【0050】対数アンプの制御信号電圧は、図6の出力
端子OUT2に発生し、復調器C02、受信信号処理回
路C01を経て、制御部の内部レジスタR1に格納され
る。
【0051】格納される仕組みは、制御部が、受信信号
回路C01に制御信号電圧値データ要求信号を出し(S
23)、受信信号処理回路C01は、制御部C00の内
部レジスタR1に、制御信号電圧値データを格納する
(S27)ものである。
【0052】しかるのち、制御部C00は、内部レジス
タより制御信号電圧値データを取り出し、一定の変換テ
ーブルにしたがって、そのデータをRSSI値に変換す
る(S28)。
【0053】S21からS24のステップは、20m
s、すなわち1スロット分の動作であり、これを36
回、1スーパフレーム分繰り返し(S25)、RSSI
平均値は、制御ソフトウェアによって、この相加平均を
とることにより求められる(S26)。図7(a)は、
このように、1スロット分ごとにRSSIを求め、その
1スーパフレーム分の相加平均を求めているのを模式的
にあらわしている。
【0054】次ぎに、図3および図5ないし図7を用い
て、RSSI平均値を算出する課程について説明する。
【0055】図3は、本発明の一実施例に係るスケルチ
回線切断の予測方法のBER平均値の算出課程のフロー
チャート図である。
【0056】ここでは、図3のフローチャートの順を追
って、適宜図5ないし図7を参照しつつ、RSSI平均
値を算出する課程について説明しよう。
【0057】BER値を求めるとき、図5の制御部C0
0は、上記とは異なり、主に復調器と、情報とデータの
やりとりをおこなう。
【0058】制御部C00は、復調器C02対して、B
ER算出データの要求信号を出す(S31)。これを受
けて、その後、復調器C02は、762μsごとに、復
調器C02の内部レジスタR2にBER算出用データを
格納し続ける(S32)。
【0059】ここで、BER算出用データについて説明
する。BER算出用データを求めるための指標について
も、RSSIと同様に、種々考えられるが、本実施例で
は、復調器にあらわれる受信信号の1シンボルごとの位
相誤差をもちいる。
【0060】なお、1シンボルとは、位相変調方式で使
う単位であり、具体的には、2ビットである。また、7
62μsは、本実施例では、16シンボルに相当する。
【0061】このように、1シンボルで一定以上に誤差
が大きいときは、エラーが生じたとして、”1”、そう
でないときは、”0”として、16ビットで記憶され
る。
【0062】さて、制御部C00は、復調器C02から
762μsごとに割込み信号をうける(S32)。
【0063】割込み信号を受けた制御部C00は、制御
ソフトウェアによって、割込みがおこったときに、復調
器の内部レジスタR2から、上記の16ビットのBER
算出用データを取得し(S33)、そのデータをBER
値に変換する(S34)。
【0064】S32からS34のステップは、762μ
s分の動作であり、これを、1スーパフレーム分、すな
わち720ms分繰り返し(S35)、制御ソフトウェ
アによって、BER平均値を求められる(S36)。図
7(b)は、このように1スーパフレーム分のBER平
均値を求めているのを模式的にあらわしている。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、基地局と移動局がデジ
タル通信方式で交信するときに、RSSIやBERを単
独で測定してスケルチ回線切断の予告をする場合に比べ
て、より正確であらゆる状況に対応してスケルチ回線切
断の予告をおこないうる移動電話機およびその制御方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスケルチ回線切断の予
測方法の概略フローチャート図である。
【図2】本発明の一実施例に係るスケルチ回線切断の予
測方法のRSSI平均値の算出課程のフローチャート図
である。
【図3】本発明の一実施例に係るスケルチ回線切断の予
測方法のBER平均値の算出課程のフローチャート図で
ある。
【図4】移動端末(移動電話機)と網とのプロトコル制
御例である。
【図5】本発明の一実施例に係る移動電話機のブロック
図である。
【図6】IF増幅器の回路図である。
【図7】スーパフレームごとのRSSIの平均値および
BERの平均値を求める方法を模式的に示した説明図で
ある。
【図8】本発明の一実施例に係る移動電話機を示す図で
ある。
【図9】本発明の一実施例に係る移動電話機が音声とL
ED表示によって、スケルチ回線切断の予告をおこなっ
ている場面を説明する図である。
【符号の説明】
10…移動電話機、11…ダイヤルボタン、12…LC
D表示部、13…受信電界強度表示、14…受話部スピ
ーカ、15…LED表示部、16…通信中相手先番号、
17…予告通知方法切替スイッチ、31…受話部スピー
カ、41…LED表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑本 良知 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地日立 通信システム株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局とディジタル通信方法によって通信
    をおこなう移動電話機において、 受信信号のビット誤り率を求め、それによって、回線の
    品質を判定し、 しかるのち、 受信信号の電界強度を求め、それによって、1回以上回
    線の品質を判定し、 両者によって、回線の品質が悪いと判定されたときに、 ユーザに対してスケルチ回線切断の予告をおこなうこと
    を特徴とする移動電話機。
  2. 【請求項2】アラーム音を発生する手段を有する移動電
    話機において、 前記スケルチ回線切断の予告を、前記アラーム音を発生
    する手段により、アラーム音を発生させることによって
    おこなうことを特徴とする請求項1記載の移動電話機。
  3. 【請求項3】LEDを有する移動電話機において、 そのLEDの点滅によってスケルチ回線切断の予告をお
    こなうことを特徴とする請求項1記載の移動電話機。
  4. 【請求項4】スケルチ回線切断の予告方法を切替るスイ
    ッチと、 請求項2に記載のアラーム音を発生する手段と、 請求項3に記載のLEDを点滅させる手段とを有する移
    動電話機において、 前記スケルチ回線切断の予告方法を切替るスイッチによ
    って、前記スケルチ回線切断の予告方法を、アラーム音
    を発生させるかLEDを点滅させるか否かを切替ること
    を特徴とする請求項1記載の移動電話機。
  5. 【請求項5】基地局とディジタル通信方法によって通信
    をおこなう移動電話機の制御方法において、 (1)受信信号のビット誤り率を求め、それによって、
    回線の品質を判定する工程、 (2)受信信号の電界強度を求め、それによって、回線
    の品質を判定する工程、 (3)ユーザに対してスケルチ回線切断の予告をおこな
    う工程からなり、 工程(1)ののちに工程(2)を1回以上おこなって、 両者によって、回線の品質が悪いと判定されたときに、 工程(3)をおこなうことを特徴とする移動電話機の制
    御方法。
  6. 【請求項6】アラーム音を発生する手段を有する移動電
    話機の制御方法において、 前記スケルチ回線切断の予告を、前記アラーム音を発生
    する手段により、アラーム音を発生させることによって
    おこなうことを特徴とする請求項5記載の移動電話機の
    制御方法。
  7. 【請求項7】LEDを有する移動電話機の制御方法にお
    いて、 そのLEDの点滅によってスケルチ回線切断の予告をお
    こなうことを特徴とする請求項5記載の移動電話機の制
    御方法。
  8. 【請求項8】スケルチ回線切断の予告方法を切替るスイ
    ッチと、 請求項2に記載のアラーム音を発生する手段と、 請求項3に記載のLEDを点滅させる手段とを有する移
    動電話機の制御方法において、 前記スケルチ回線切断の予告方法を切替るスイッチによ
    って、前記スケルチ回線切断の予告方法を、アラーム音
    を発生させるかLEDを点滅させるか否かを切替ること
    を特徴とする請求項5記載の移動電話機の制御方法。
  9. 【請求項9】前記移動電話機が、 制御部と、 IF増幅器とを有し、 前記受信信号の電界強度を求める工程が、 前記IF増幅器の制御信号電圧によって、前記制御部が
    ディジタル通信方法の小単位の受信信号の電界強度を求
    め、 前記制御部がディジタル通信方法の大単位の受信信号の
    電界強度を、前記ディジタル通信方法の小単位の受信信
    号の電界強度の相加平均をとることにより求める工程で
    あることを特徴とする請求項5記載の移動電話機の制御
    方法。
  10. 【請求項10】前記移動電話機が、 制御部と、 復調器とを有し、 前記受信信号のビット誤り率を求める工程が、 前記復調器にあらわれる位相信号の誤差によって、前記
    制御部がディジタル通信方法の大単位の部分的な受信信
    号のビット誤り率を求めて、 前記制御部がディジタル通信方法の大単位の受信信号の
    ビット誤り率を、前記ディジタル通信方法の大単位の部
    分的な受信信号のビット誤り率の平均をとることにより
    求める工程であることを特徴とする請求項5記載の移動
    電話機の制御方法。
JP6032132A 1994-03-02 1994-03-02 移動電話機およびその制御方法 Pending JPH07240967A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002054817A1 (fr) * 2000-12-27 2002-07-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Appareil radio, procede de commande de puissance d'emission, et programme de commande de puissance d'emission
KR100459568B1 (ko) * 1997-11-03 2005-06-02 삼성전자주식회사 휴대용개인정보단말기에서전송속도표시장치및방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100459568B1 (ko) * 1997-11-03 2005-06-02 삼성전자주식회사 휴대용개인정보단말기에서전송속도표시장치및방법
WO2002054817A1 (fr) * 2000-12-27 2002-07-11 Sanyo Electric Co., Ltd. Appareil radio, procede de commande de puissance d'emission, et programme de commande de puissance d'emission

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