JP2002027542A - 携帯電話機 - Google Patents
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- JP2002027542A JP2002027542A JP2000200620A JP2000200620A JP2002027542A JP 2002027542 A JP2002027542 A JP 2002027542A JP 2000200620 A JP2000200620 A JP 2000200620A JP 2000200620 A JP2000200620 A JP 2000200620A JP 2002027542 A JP2002027542 A JP 2002027542A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話機が実際に受信している電波状態に
適合した適切な受信電界レベルの表示を可能にする。 【解決手段】 受信電界レベル範囲を示す電界範囲と、
データ誤り率範囲と、受信電界の状態を表す電界バーの
個数とがそれぞれ対に登録されたテーブル１５Ｂを備
え、制御部１５は、受信電界検出部１３により検出され
た受信電界のレベルがテーブルの所定の電界範囲にあ
り、かつこの所定の電界範囲に対応するテーブルのデー
タ誤り率範囲にデータ誤り率検出部１４により検出され
たデータ誤り率がある場合は、このデータ誤り率範囲に
対応するテーブルの電界バーの個数を選択し、選択した
個数の電界バーを表示部１６に表示する。
適合した適切な受信電界レベルの表示を可能にする。 【解決手段】 受信電界レベル範囲を示す電界範囲と、
データ誤り率範囲と、受信電界の状態を表す電界バーの
個数とがそれぞれ対に登録されたテーブル１５Ｂを備
え、制御部１５は、受信電界検出部１３により検出され
た受信電界のレベルがテーブルの所定の電界範囲にあ
り、かつこの所定の電界範囲に対応するテーブルのデー
タ誤り率範囲にデータ誤り率検出部１４により検出され
たデータ誤り率がある場合は、このデータ誤り率範囲に
対応するテーブルの電界バーの個数を選択し、選択した
個数の電界バーを表示部１６に表示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信電界レベルを
検出するとともに、検出した受信電界レベルを表示する
携帯電話機に関する。
検出するとともに、検出した受信電界レベルを表示する
携帯電話機に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯電話機の中には、基地局からの電波
を受信すると、この受信波の電界レベルを検出して表示
部に表示するようなものがある。図４はこのような携帯
電話機による受信電界レベルの表示例を示す図であり、
携帯電話機では、受信電界の状態を表す電界バーと呼ば
れる表示を、受信電界レベルの強弱に応じて表示部に表
示している。即ち、受信電界のレベルが微弱の場合は、
表示部には電界バーは表示されず（図４（ａ））、受信
電界レベルが弱レベルになると表示部には電界バーが１
個表示される（図４（ｂ））。続いて、受信電界レベル
が中レベルになると、表示部には電界バーが２個表示さ
れ（図４（ｃ））、受信電界レベルが強レベルになる
と、表示部には電界バーが３個表示される（図４
（ｄ））。
を受信すると、この受信波の電界レベルを検出して表示
部に表示するようなものがある。図４はこのような携帯
電話機による受信電界レベルの表示例を示す図であり、
携帯電話機では、受信電界の状態を表す電界バーと呼ば
れる表示を、受信電界レベルの強弱に応じて表示部に表
示している。即ち、受信電界のレベルが微弱の場合は、
表示部には電界バーは表示されず（図４（ａ））、受信
電界レベルが弱レベルになると表示部には電界バーが１
個表示される（図４（ｂ））。続いて、受信電界レベル
が中レベルになると、表示部には電界バーが２個表示さ
れ（図４（ｃ））、受信電界レベルが強レベルになる
と、表示部には電界バーが３個表示される（図４
（ｄ））。
【０００３】このように、携帯電話機の表示部には受信
電界レベルに応じた個数の電界バーが表示される。図５
は、予め設定された受信電界レベルの範囲と、この受信
電界レベル範囲に対応して表示される電界バーの個数と
の関係を示す図である。携帯電話機では基地局からの電
波を受信すると、図５に示すように受信電界レベル範囲
Ｘが１０ｄＢμに満たないときには自身の表示部に電界
バーを表示しない。また、受信電界レベル範囲Ｘが１０
ｄＢμ以上でかつ２０ｄＢμに満たないときには携帯電
話機は自身の表示部に電界バーを１個（１本）表示す
る。また、受信電界レベル範囲Ｘが２０ｄＢμ以上でか
つ３０ｄＢμに満たないときには電界バーを２個（２
本）表示するとともに、受信電界レベル範囲Ｘが３０ｄ
Ｂμ以上のときには電界バーを３個（３本）表示する。
このように、従来の携帯電話機では、受信した電界レベ
ルを４段階に分け、受信した電界レベルの強弱に応じた
個数の電界バーを表示部に表示し、利用者に対して通話
が可能か否かを報知するようにしている。
電界レベルに応じた個数の電界バーが表示される。図５
は、予め設定された受信電界レベルの範囲と、この受信
電界レベル範囲に対応して表示される電界バーの個数と
の関係を示す図である。携帯電話機では基地局からの電
波を受信すると、図５に示すように受信電界レベル範囲
Ｘが１０ｄＢμに満たないときには自身の表示部に電界
バーを表示しない。また、受信電界レベル範囲Ｘが１０
ｄＢμ以上でかつ２０ｄＢμに満たないときには携帯電
話機は自身の表示部に電界バーを１個（１本）表示す
る。また、受信電界レベル範囲Ｘが２０ｄＢμ以上でか
つ３０ｄＢμに満たないときには電界バーを２個（２
本）表示するとともに、受信電界レベル範囲Ｘが３０ｄ
Ｂμ以上のときには電界バーを３個（３本）表示する。
このように、従来の携帯電話機では、受信した電界レベ
ルを４段階に分け、受信した電界レベルの強弱に応じた
個数の電界バーを表示部に表示し、利用者に対して通話
が可能か否かを報知するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯電話機は、入力した受信電界レベルが十分な強度を
有し、したがって表示部に通話が可能な十分な受信電界
レベルが表示されているにもかかわらず、通話音声が劣
化したり、或いは通話が切れたりするようなことがあ
り、携帯電話機の利用者に対して不安感を与えるという
問題があった。したがって、本発明は、携帯電話機が実
際に受信している電波状態に適合した適切な受信電界レ
ベルの表示を可能にすることを目的とする。
携帯電話機は、入力した受信電界レベルが十分な強度を
有し、したがって表示部に通話が可能な十分な受信電界
レベルが表示されているにもかかわらず、通話音声が劣
化したり、或いは通話が切れたりするようなことがあ
り、携帯電話機の利用者に対して不安感を与えるという
問題があった。したがって、本発明は、携帯電話機が実
際に受信している電波状態に適合した適切な受信電界レ
ベルの表示を可能にすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、受信波を受信するアンテナと、アン
テナにより受信された受信波を復調する無線部と、各種
の表示を行う表示部と、無線部により復調された受信波
の電界レベルを検出する受信電界検出部とを備え、受信
電界検出部により検出された受信電界のレベルを表示部
に表示する携帯電話機において、無線部により復調され
た受信データの誤り率を検出するデータ誤り率検出部
と、受信電界検出部により検出された受信電界のレベル
とデータ誤り率検出部により検出された受信データ誤り
率とに基づいて表示部に受信電界の状態を表す電界状態
情報を表示する制御部とを有するようにしたものであ
る。また、受信電界のレベルの範囲を示す電界範囲と、
データ誤り率の範囲を示すデータ誤り率範囲と、電界状
態情報とがそれぞれ対に登録されたテーブルを備え、制
御部は、受信電界検出部により検出された受信電界のレ
ベルがテーブルの所定の電界範囲にあり、かつこの所定
の電界範囲に対応するテーブルのデータ誤り率範囲にデ
ータ誤り率検出部により検出されたデータ誤り率がある
場合は、このデータ誤り率範囲に対応するテーブルの電
界状態情報を選択し、選択した電界状態情報を表示部に
表示するようにしたものである。
るために本発明は、受信波を受信するアンテナと、アン
テナにより受信された受信波を復調する無線部と、各種
の表示を行う表示部と、無線部により復調された受信波
の電界レベルを検出する受信電界検出部とを備え、受信
電界検出部により検出された受信電界のレベルを表示部
に表示する携帯電話機において、無線部により復調され
た受信データの誤り率を検出するデータ誤り率検出部
と、受信電界検出部により検出された受信電界のレベル
とデータ誤り率検出部により検出された受信データ誤り
率とに基づいて表示部に受信電界の状態を表す電界状態
情報を表示する制御部とを有するようにしたものであ
る。また、受信電界のレベルの範囲を示す電界範囲と、
データ誤り率の範囲を示すデータ誤り率範囲と、電界状
態情報とがそれぞれ対に登録されたテーブルを備え、制
御部は、受信電界検出部により検出された受信電界のレ
ベルがテーブルの所定の電界範囲にあり、かつこの所定
の電界範囲に対応するテーブルのデータ誤り率範囲にデ
ータ誤り率検出部により検出されたデータ誤り率がある
場合は、このデータ誤り率範囲に対応するテーブルの電
界状態情報を選択し、選択した電界状態情報を表示部に
表示するようにしたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図１は、本発明に係る携帯電話機の要部
構成を示すブロック図である。この携帯電話機１は、図
１に示すように、図示しない基地局からの電波を受信す
るアンテナ１１と、アンテナ１１により受信された受信
波を復調する無線部１２と、無線部１２により受信され
復調された受信波の受信電界レベルを検出する受信電界
検出部１３と、無線部１２により受信され復調された受
信データ列について所定の誤り演算を行い受信データの
誤り率（ＢＥＲ：Ｂｉｔ Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ）を検
出する受信データ誤り率検出部１４と、受信電界レベル
表示を含む携帯電話機の各種表示を行う表示部１６と、
携帯電話機の制御及び受信電界検出部１３と受信データ
誤り率検出部３４の各検出結果を入力するとともに、入
力したこれらの各検出結果と、内蔵メモリ１５Ａに予め
登録されているテーブル１５Ｂの内容とに基づき表示部
１６に表示すべき受信電界レベルを決定し、表示部１６
に出力する制御部１５とを有している。
して説明する。図１は、本発明に係る携帯電話機の要部
構成を示すブロック図である。この携帯電話機１は、図
１に示すように、図示しない基地局からの電波を受信す
るアンテナ１１と、アンテナ１１により受信された受信
波を復調する無線部１２と、無線部１２により受信され
復調された受信波の受信電界レベルを検出する受信電界
検出部１３と、無線部１２により受信され復調された受
信データ列について所定の誤り演算を行い受信データの
誤り率（ＢＥＲ：Ｂｉｔ Ｅｒｒｏｒ Ｒａｔｅ）を検
出する受信データ誤り率検出部１４と、受信電界レベル
表示を含む携帯電話機の各種表示を行う表示部１６と、
携帯電話機の制御及び受信電界検出部１３と受信データ
誤り率検出部３４の各検出結果を入力するとともに、入
力したこれらの各検出結果と、内蔵メモリ１５Ａに予め
登録されているテーブル１５Ｂの内容とに基づき表示部
１６に表示すべき受信電界レベルを決定し、表示部１６
に出力する制御部１５とを有している。
【０００７】図２は制御部１５の内蔵メモリ１５Ａに予
め登録されたテーブル１５Ｂの内容を示す図である。テ
ーブル１５Ｂには、図２に示すように、受信電界レベル
範囲と、このときの受信データ誤り率と、表示部１６に
表示される受信電界の状態を表す電界バー（電界状態情
報）の個数（本数）とが予め対に登録されている。
め登録されたテーブル１５Ｂの内容を示す図である。テ
ーブル１５Ｂには、図２に示すように、受信電界レベル
範囲と、このときの受信データ誤り率と、表示部１６に
表示される受信電界の状態を表す電界バー（電界状態情
報）の個数（本数）とが予め対に登録されている。
【０００８】図２のテーブル１５Ｂによれば、受信電界
レベル範囲Ｘが１０ｄＢμ以下で、かつ受信データ誤り
率Ｙが１％以下のときには表示部１６に対しては電界バ
ーが表示されないように設定される。また、受信電界レ
ベル範囲Ｘが１０ｄＢμ以上で２０ｄＢμに満たなく、
かつ受信データ誤り率Ｙが０．３％以上で１％に満たな
いときには表示部１６に対しては１個（１本）の電界バ
ーが表示されるように設定される。さらに、受信電界レ
ベル範囲Ｘが２０ｄＢμ以上で３０ｄＢμに満たなく、
かつ受信データ誤り率Ｙが０．３％に満たないときには
表示部１６には２個（２本）の電界バーが表示されるよ
うに設定される。さらにまた、受信電界レベル範囲Ｘが
３０ｄＢμ以上で、かつ受信データ誤り率Ｙが０．３％
に満たないときには表示部１６には３個（３本）の電界
バーが表示されるように設定される。
レベル範囲Ｘが１０ｄＢμ以下で、かつ受信データ誤り
率Ｙが１％以下のときには表示部１６に対しては電界バ
ーが表示されないように設定される。また、受信電界レ
ベル範囲Ｘが１０ｄＢμ以上で２０ｄＢμに満たなく、
かつ受信データ誤り率Ｙが０．３％以上で１％に満たな
いときには表示部１６に対しては１個（１本）の電界バ
ーが表示されるように設定される。さらに、受信電界レ
ベル範囲Ｘが２０ｄＢμ以上で３０ｄＢμに満たなく、
かつ受信データ誤り率Ｙが０．３％に満たないときには
表示部１６には２個（２本）の電界バーが表示されるよ
うに設定される。さらにまた、受信電界レベル範囲Ｘが
３０ｄＢμ以上で、かつ受信データ誤り率Ｙが０．３％
に満たないときには表示部１６には３個（３本）の電界
バーが表示されるように設定される。
【０００９】このようなテーブル１５Ｂを設け、このテ
ーブル１５Ｂの内容と、実際に検出した受信電界レベル
及びデータ誤り率と比較して比較結果に応じた個数の電
界バー（受信電界の状態を表す電界状態情報）を表示部
１６に表示することにより、表示部１６には携帯電話機
１が現在受信している電波状態に適合した適切な受信電
界レベルを表示することができる。
ーブル１５Ｂの内容と、実際に検出した受信電界レベル
及びデータ誤り率と比較して比較結果に応じた個数の電
界バー（受信電界の状態を表す電界状態情報）を表示部
１６に表示することにより、表示部１６には携帯電話機
１が現在受信している電波状態に適合した適切な受信電
界レベルを表示することができる。
【００１０】次に、以上のように構成された携帯電話機
１の要部動作を図３のフローチャートに基づいて詳細に
説明する。携帯電話機１の利用者の発呼操作等に基づき
ステップＳ１でＴｃｈ（通話チャネル）が起動され、利
用者が通話チャネルを介して相手と通話が開始される
と、受信電界検出部１３は無線部１２により受信され復
調された受信波を入力してステップＳ２で受信電界レベ
ルを検出する。このとき、受信データ誤り率検出部１４
においても無線部１２により受信され復調された受信デ
ータ列を入力してステップＳ３でこの受信データ列につ
いてのデータ誤り率（ＢＥＲ）検出する。
１の要部動作を図３のフローチャートに基づいて詳細に
説明する。携帯電話機１の利用者の発呼操作等に基づき
ステップＳ１でＴｃｈ（通話チャネル）が起動され、利
用者が通話チャネルを介して相手と通話が開始される
と、受信電界検出部１３は無線部１２により受信され復
調された受信波を入力してステップＳ２で受信電界レベ
ルを検出する。このとき、受信データ誤り率検出部１４
においても無線部１２により受信され復調された受信デ
ータ列を入力してステップＳ３でこの受信データ列につ
いてのデータ誤り率（ＢＥＲ）検出する。
【００１１】制御部１５は、受信データ誤り率検出部１
４により検出された誤り率及び受信電界検出部１３によ
り検出された受信電界レベルを、ステップＳ４でテーブ
ル１５Ｂの登録内容と比較する。ここで、受信データ誤
り率検出部１４により検出されたデータ誤り率が１％以
上の場合及び受信電界検出部１３により検出された受信
電界レベルが１０ｄＢμに満たない場合は、制御部１５
は図２のテーブル１５Ｂのこれらデータ誤り率及び受信
電界レベルの範囲内にある対応の電界バーを選択する。
この場合、制御部１５は、表示部１６に表示すべき電界
バーの個数を０本と選択し、表示部１６には図４（ａ）
のように電界バーを表示しない（ステップＳ５）。
４により検出された誤り率及び受信電界検出部１３によ
り検出された受信電界レベルを、ステップＳ４でテーブ
ル１５Ｂの登録内容と比較する。ここで、受信データ誤
り率検出部１４により検出されたデータ誤り率が１％以
上の場合及び受信電界検出部１３により検出された受信
電界レベルが１０ｄＢμに満たない場合は、制御部１５
は図２のテーブル１５Ｂのこれらデータ誤り率及び受信
電界レベルの範囲内にある対応の電界バーを選択する。
この場合、制御部１５は、表示部１６に表示すべき電界
バーの個数を０本と選択し、表示部１６には図４（ａ）
のように電界バーを表示しない（ステップＳ５）。
【００１２】一方、受信データ誤り率検出部１４により
検出されたデータ誤り率が１％に満たない場合及び受信
電界検出部１３により検出された受信電界レベルが１０
ｄＢμ以上の場合は、制御部１５はステップＳ６に処理
を進め、ステップＳ６で再度、受信データ誤り率検出部
１４により検出された誤り率及び受信電界検出部１３に
より検出された受信電界レベルをテーブル１５Ｂの登録
内容と比較する。ここで、受信データ誤り率検出部１４
により検出されたデータ誤り率が０．３％以上で１％に
満たない場合及び受信電界検出部１３により検出された
受信電界レベルが１０ｄＢμ以上で２０ｄＢμに満たな
い場合は、制御部１５は図２のテーブル１５Ｂのこれら
データ誤り率及び受信電界レベルの範囲内にある対応の
電界バーを選択する。この場合、制御部１５は、表示部
１６に表示すべき電界バーの個数を１本として選択し、
表示部１６に図４（ｂ）のように１本の電界バーを表示
する（ステップＳ７）。
検出されたデータ誤り率が１％に満たない場合及び受信
電界検出部１３により検出された受信電界レベルが１０
ｄＢμ以上の場合は、制御部１５はステップＳ６に処理
を進め、ステップＳ６で再度、受信データ誤り率検出部
１４により検出された誤り率及び受信電界検出部１３に
より検出された受信電界レベルをテーブル１５Ｂの登録
内容と比較する。ここで、受信データ誤り率検出部１４
により検出されたデータ誤り率が０．３％以上で１％に
満たない場合及び受信電界検出部１３により検出された
受信電界レベルが１０ｄＢμ以上で２０ｄＢμに満たな
い場合は、制御部１５は図２のテーブル１５Ｂのこれら
データ誤り率及び受信電界レベルの範囲内にある対応の
電界バーを選択する。この場合、制御部１５は、表示部
１６に表示すべき電界バーの個数を１本として選択し、
表示部１６に図４（ｂ）のように１本の電界バーを表示
する（ステップＳ７）。
【００１３】一方、ステップＳ６の比較判断の結果、受
信データ誤り率検出部１４により検出されたデータ誤り
率が０．３％に満たない場合及び受信電界検出部１３に
より検出された受信電界レベルが２０ｄＢμ以上の場合
は、制御部１５はステップＳ８に処理を進め、ステップ
Ｓ８で再度、受信データ誤り率検出部１４により検出さ
れた誤り率及び受信電界検出部１３により検出された受
信電界レベルをテーブル１５Ｂの登録内容と比較する。
信データ誤り率検出部１４により検出されたデータ誤り
率が０．３％に満たない場合及び受信電界検出部１３に
より検出された受信電界レベルが２０ｄＢμ以上の場合
は、制御部１５はステップＳ８に処理を進め、ステップ
Ｓ８で再度、受信データ誤り率検出部１４により検出さ
れた誤り率及び受信電界検出部１３により検出された受
信電界レベルをテーブル１５Ｂの登録内容と比較する。
【００１４】ステップＳ８の比較判断の結果、受信電界
検出部１３により検出された受信電界レベルが２０ｄＢ
μ以上でかつ３０ｄＢμに満たない場合は、制御部１５
は図２のテーブル１５Ｂのこれらデータ誤り率及び受信
電界レベルの範囲内にある対応の電界バーを選択する。
この場合、制御部１５は、表示部１６に表示すべき電界
バーの個数を２本として選択し表示部１６に図４（ｃ）
のように２本の電界バーを表示する（ステップＳ９）。
一方、ステップＳ８の比較判断の結果、受信電界検出部
１３により検出された受信電界レベルが３０ｄＢμ以上
の場合は、制御部１５は図２のテーブル１５Ｂのこれら
データ誤り率及び受信電界レベルの範囲内にある対応の
電界バーを選択する。この場合、制御部１５は、表示部
１６に表示すべき電界バーの個数を３本として選択し、
表示部１６に図４（ｄ）のように３本の電界バーを表示
する（ステップＳ１０）。
検出部１３により検出された受信電界レベルが２０ｄＢ
μ以上でかつ３０ｄＢμに満たない場合は、制御部１５
は図２のテーブル１５Ｂのこれらデータ誤り率及び受信
電界レベルの範囲内にある対応の電界バーを選択する。
この場合、制御部１５は、表示部１６に表示すべき電界
バーの個数を２本として選択し表示部１６に図４（ｃ）
のように２本の電界バーを表示する（ステップＳ９）。
一方、ステップＳ８の比較判断の結果、受信電界検出部
１３により検出された受信電界レベルが３０ｄＢμ以上
の場合は、制御部１５は図２のテーブル１５Ｂのこれら
データ誤り率及び受信電界レベルの範囲内にある対応の
電界バーを選択する。この場合、制御部１５は、表示部
１６に表示すべき電界バーの個数を３本として選択し、
表示部１６に図４（ｄ）のように３本の電界バーを表示
する（ステップＳ１０）。
【００１５】このように、本携帯電話機１は、受信電界
検出部１３により検出した受信電界レベルと、受信デー
タ誤り率検出部１４により検出した受信データ誤り率と
に基づき表示部１６に表示すべき電界バーの個数を決定
するようにしたものである。即ち、本携帯電話機１は、
受信波の電界レベルの他に受信波のデータ誤り率を加味
して表示部１６に表示するようにしたため、表示部１６
には携帯電話機１が受信している実際の電波状態に適合
した適切な受信電界レベルを表示することができ、した
がって受信電界レベルが高いにもかかわらず干渉波など
でデータ誤り率が劣化していた場合には実際のデータ誤
り率を加味した受信電界レベルを表示することが可能に
なる。この結果、実際の受信電界レベルは十分にありし
たがって表示部１６には通話に支障のない受信電界レベ
ルが表示されているにもかかわらず、電波の干渉等に基
づく受信波のデータ誤り率の劣化に起因して通話音声が
劣化したり或いは通話が切断されたりするといった問題
を回避することができる。
検出部１３により検出した受信電界レベルと、受信デー
タ誤り率検出部１４により検出した受信データ誤り率と
に基づき表示部１６に表示すべき電界バーの個数を決定
するようにしたものである。即ち、本携帯電話機１は、
受信波の電界レベルの他に受信波のデータ誤り率を加味
して表示部１６に表示するようにしたため、表示部１６
には携帯電話機１が受信している実際の電波状態に適合
した適切な受信電界レベルを表示することができ、した
がって受信電界レベルが高いにもかかわらず干渉波など
でデータ誤り率が劣化していた場合には実際のデータ誤
り率を加味した受信電界レベルを表示することが可能に
なる。この結果、実際の受信電界レベルは十分にありし
たがって表示部１６には通話に支障のない受信電界レベ
ルが表示されているにもかかわらず、電波の干渉等に基
づく受信波のデータ誤り率の劣化に起因して通話音声が
劣化したり或いは通話が切断されたりするといった問題
を回避することができる。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
信波を受信するアンテナと、アンテナにより受信された
受信波を復調する無線部と、各種の表示を行う表示部
と、無線部により復調された受信波の電界レベルを検出
する受信電界検出部とを備え、受信電界検出部により検
出された受信電界のレベルを表示部に表示する携帯電話
機において、無線部により復調された受信データの誤り
率を検出するデータ誤り率検出部を備え、受信電界検出
部により検出された受信電界のレベルとデータ誤り率検
出部により検出された受信データ誤り率とに基づいて表
示部に受信電界の状態を表す電界状態情報を表示するよ
うにしたので、表示部には携帯電話機が受信している実
際の電波状態に適合した適切な受信電界レベルを表示す
ることができる。また、受信電界のレベルの範囲を示す
電界範囲と、データ誤り率の範囲を示すデータ誤り率範
囲と、電界状態情報とがそれぞれ対に登録されたテーブ
ルを備え、受信電界検出部により検出された受信電界の
レベルがテーブルの所定の電界範囲にあり、かつこの所
定の電界範囲に対応するテーブルのデータ誤り率範囲に
データ誤り率検出部により検出されたデータ誤り率があ
る場合は、このデータ誤り率範囲に対応するテーブルの
電界状態情報を選択し、選択した電界状態情報を表示部
に表示するようにしたので、簡単な構成により的確な受
信電界レベルを表示することができる。
信波を受信するアンテナと、アンテナにより受信された
受信波を復調する無線部と、各種の表示を行う表示部
と、無線部により復調された受信波の電界レベルを検出
する受信電界検出部とを備え、受信電界検出部により検
出された受信電界のレベルを表示部に表示する携帯電話
機において、無線部により復調された受信データの誤り
率を検出するデータ誤り率検出部を備え、受信電界検出
部により検出された受信電界のレベルとデータ誤り率検
出部により検出された受信データ誤り率とに基づいて表
示部に受信電界の状態を表す電界状態情報を表示するよ
うにしたので、表示部には携帯電話機が受信している実
際の電波状態に適合した適切な受信電界レベルを表示す
ることができる。また、受信電界のレベルの範囲を示す
電界範囲と、データ誤り率の範囲を示すデータ誤り率範
囲と、電界状態情報とがそれぞれ対に登録されたテーブ
ルを備え、受信電界検出部により検出された受信電界の
レベルがテーブルの所定の電界範囲にあり、かつこの所
定の電界範囲に対応するテーブルのデータ誤り率範囲に
データ誤り率検出部により検出されたデータ誤り率があ
る場合は、このデータ誤り率範囲に対応するテーブルの
電界状態情報を選択し、選択した電界状態情報を表示部
に表示するようにしたので、簡単な構成により的確な受
信電界レベルを表示することができる。
【図１】 本発明に係る携帯電話機の要部構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】 上記携帯電話機に表示される受信電界レベル
の表示判定基準を示すテーブルである。
の表示判定基準を示すテーブルである。
【図３】 上記携帯電話機の要部動作を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図４】 携帯電話機の受信電界レベルの表示状況を示
す図である。
す図である。
【図５】 従来の携帯電話機における受信電界レベルの
表示判定基準を示す図である。
表示判定基準を示す図である。
１…携帯電話機、１１…アンテナ、１２…無線部、１３
…受信電界検出部、１４…受信データ誤り検出部、１５
…制御部、１５Ａ…内蔵メモリ、１５Ｂ…テーブル、１
６…表示部。
…受信電界検出部、１４…受信データ誤り検出部、１５
…制御部、１５Ａ…内蔵メモリ、１５Ｂ…テーブル、１
６…表示部。
Claims (2)
- 【請求項１】 受信波を受信するアンテナと、前記アン
テナにより受信された受信波を復調する無線部と、各種
の表示を行う表示部と、前記無線部により復調された受
信波の電界レベルを検出する受信電界検出部とを備え、
前記受信電界検出部により検出された受信電界のレベル
を前記表示部に表示する携帯電話機において、 前記無線部により復調された受信データの誤り率を検出
するデータ誤り率検出部と、 前記受信電界検出部により検出された受信電界のレベル
と前記データ誤り率検出部により検出された受信データ
誤り率とに基づいて前記表示部に受信電界の状態を表す
電界状態情報を表示する制御部とを備えたことを特徴と
する携帯電話機。 - 【請求項２】 請求項１において、 前記受信電界のレベル範囲を示す電界範囲と、前記デー
タ誤り率の範囲を示すデータ誤り率範囲と、前記電界状
態情報とがそれぞれ対に登録されたテーブルを有し、 前記制御部は、前記受信電界検出部により検出された受
信電界のレベルが前記テーブルの所定の電界範囲にあ
り、かつこの所定の電界範囲に対応する前記テーブルの
データ誤り率範囲に前記データ誤り率検出部により検出
されたデータ誤り率がある場合は、このデータ誤り率範
囲に対応する前記テーブルの電界状態情報を選択し、選
択した電界状態情報を前記表示部に表示することを特徴
とする携帯電話機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000200620A JP2002027542A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 携帯電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000200620A JP2002027542A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 携帯電話機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002027542A true JP2002027542A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18698461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000200620A Pending JP2002027542A (ja) | 2000-07-03 | 2000-07-03 | 携帯電話機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002027542A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040046071A (ko) * | 2002-11-26 | 2004-06-05 | 삼성전자주식회사 | 무선단말장치의 안테나-바 표시방법 |
| JP2006295354A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法 |
| KR100742456B1 (ko) | 2003-02-17 | 2007-07-25 | 교세라 가부시키가이샤 | 무선 장치 |
| US7590337B2 (en) | 2005-01-13 | 2009-09-15 | Fujifilm Corporation | Image-taking device |
| JP2016010131A (ja) * | 2014-06-26 | 2016-01-18 | Ｎｅｃプラットフォームズ株式会社 | 無線通信機器、電波強度表示方法、電波強度表示プログラム |
-
2000
- 2000-07-03 JP JP2000200620A patent/JP2002027542A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040046071A (ko) * | 2002-11-26 | 2004-06-05 | 삼성전자주식회사 | 무선단말장치의 안테나-바 표시방법 |
| KR100742456B1 (ko) | 2003-02-17 | 2007-07-25 | 교세라 가부시키가이샤 | 무선 장치 |
| US7590337B2 (en) | 2005-01-13 | 2009-09-15 | Fujifilm Corporation | Image-taking device |
| JP2006295354A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法 |
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