JP2006295354A - 無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法 - Google Patents

無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法 Download PDF

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慶 柳澤
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Abstract

【課題】簡単な構成で、短時間に誤りビットを測定できる無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法を提供する。
【解決手段】復調部を有する受信部と復調部の出力信号が供給される誤りビット測定部とを有する無線通信装置であって、復調部は、誤りビット測定用パターン信号を出力し、誤りビット測定部は、復調部から出力される誤りビット測定用パターン信号を記憶する第1のバッファと、第1のバッファに記憶された誤りビット測定用パターン信号の先頭Nビットを初期値とする符号生成部と、符号生成部の出力信号を記憶する第2のバッファと、第1のバッファに記憶されている誤りビット測定用パターン信号と第2のバッファに記憶されているデータをXOR演算するXOR演算部およびXOR演算部の出力をカウントするカウンタ部から構成。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法に関し、特に、短時間で誤りビット数を検出できる無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法に関するものである。
情報通信用無線装置には、種々の目的に使用される無線通信装置が実用化されている。例えば、災害現場で用いられる無線通信装置、各種工事現場で使用される無線通信装置、あるいは、番組取材で用いられる放送用無線通信装置等が実用化されている。そして、これらの無線通信装置は、常に最適な動作状態で動作するように無線通信装置の保守点検が行われるのが普通である。
また、無線伝送、特に移動通信においては、その電波伝搬環境の変動は大きく、雑音やひずみの影響を大きく受け、受信したデータに誤りが発生する可能性が大きいため、一般には誤り訂正符号化が適用される。誤り訂正符号化は、送信側で伝送を行う情報系列を誤り訂正可能な形に符号化し、符号系列として通信路を通して伝搬し、受信側では伝送された符号系列から誤り訂正復号化を行って伝送誤りを訂正し、できる限り送信した情報系列と同じ情報系列を出力できるようにするものである。さて、このような無線通信装置では、伝送路の状況や無線通信装置の受信状態を把握するために誤りビット数やビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定する必要がある。
このビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定するための方法について図7および図8を用いて説明する。図7は、無線通信装置の外部にBER測定装置を接続してBERを測定する場合を示している。図7において、701は、無線通信装置の受信部を示し、この受信部701は、高周波部702および復調部703で構成されている。なお、無線通信装置の受信部701として必要な信号処理部や制御部等は省略してある。また、704は、BER測定装置であり、このBER測定装置は、誤りビット数検出部705および誤り率演算部706で構成されている。以下これらの動作を説明する。受信部701の復調部703から復調データをBER測定装置704に取り込み、誤りビット数検出部705で誤りビット数をカウントし、誤り率演算部706でビット誤り率(BER)を算出する。このような方法では、無線通信装置のBERを測定するためには、BER測定装置704を準備する必要があり、また、BERを測定するためには、復調部703から復調データのクロックとBER測定装置704の動作クロックを合せる必要がある。従って、無線通信装置のBERを測定するための手数がかかるという問題があり、携帯用の無線通信装置や車載等の移動通信装置では、BERの測定が簡単に行えないと言う問題がある。
次に誤りビット数検出部705の詳細について図8を用いて説明する。入力端子801は、復調部703から復調された復調データが入力される端子であり、出力端子802は、誤りビット数検出部705の出力端子であり、誤りビット数が誤り率演算部706に入力される。なお、ここで使用するPN符号としては、例えば、PN(9、5)符号を用いて説明する。なお、PN符号については、後述する。
図8において、803は、シリアル/パラレルデータ変換部、804は、受信データバッファ、805は、XOR演算部、806は、メモリ部である。807は、誤りビット数カウント部、808は、同期/非同期制御部である。この動作について図9に示すフローチャートを用いて説明する。入力端子801から入力されるシリアルなNビットの復調データは、シリアル/パラレルデータ変換部804でパラレルデータに変換され、Nビットの受信データが受信データバッファ804に格納される。ここで、Nは、1フレームのデータビット数を示す。また、復調データは、PN(9、5)符号データの場合、511ビットで一回りするので、メモリ部806には、511ビットのPN(9、5)符号データをデータテーブルとして前もって記憶しておく。
而して、誤りビット数を測定するには、入力端子801に供給される復調データのPN(9、5)符号データと、メモリ部806に記憶されている511ビットのPN(9、5)符号データを比較する必要があるが、そのためには、メモリ部806に記憶されている511ビットのPN(9、5)符号データと入力端子801に供給される復調データのPN(9、5)符号データとを同期させる必要がある。従って、図9に示すステップ901で同期の有無を判定する。非同期の場合には、ステップ902に進み、同期の場合には、ステップ905に進む。
ステップ902では、受信データとメモリ部806に記憶されている511ビットのPN(9、5)符号データを照合し、ステップ903に進む。即ち、照合の結果、非同期の場合、照合位置を、例えば、1ビットずつ、ずらし、受信データとメモリ部806に記憶されている511ビットのPN(9、5)符号データを比較し、受信データとメモリ部806に記憶されている511ビットのPN(9、5)符号データが一致する場所を検索し、同期する位置を検出する。
ステップ903では、ステップ902での照合の結果、同期した位置が検出されると、ステップ904で、メモリ部806のデータテーブルのデータの読出し位置を決定する。その後は、ステップ901に戻り、以上の動作が繰返される。
ステップ905では、受信データとメモリ部806に記憶されている511ビットのPN(9、5)符号データが同期しているので、同期している位置から、メモリ部806のテーブルデータをNビット読み出し、XOR演算部805で、受信データバッファ804のデータとのXOR演算処理を行い、その出力を誤りビット数カウント部807に入力する(ステップ907)。なお、テーブルデータの終わりになったら先頭から読み出す。
ステップ907では、誤りビット数が所定の閾値か否かを判定し、所定の閾値より大きい場合は、非同期状態(ステップ908)と判断し、ステップ901に戻る。また、誤りビット数が所定の閾値より小さい場合は、同期状態(ステップ909)と判断する。この場合は、誤りビット数は、出力端子802から誤り率演算部706に供給される。なお、同期/非同期制御部808は、1フレームのエラービット数が連続して設定していた所定の閾値内か否かを判断し、図9に示す動作を実行する制御を行う。
また、誤り率を推定するための誤り率推定方法及び誤り率推定装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2003−333018号公報
上述した従来の方法では、無線通信装置の誤りビット数またはBER(これらを総称して誤りビットと称する。)を測定するためには、誤りビット測定装置を無線通信装置と別個に準備する必要があり、携帯用の無線通信装置や車載等の移動通信装置では、誤りビットの測定が簡単に行えないと言う問題がある。また、PN符号全ての値をメモリで用意する必要があり、また、受信データとPN符号テーブルデータが一致するまで検索するので、PN段数の増加に伴ない、同期するまで多大な時間を必要とする。更に、処理を早めるには、高速の処理装置が必要となるため、消費電流増加や高価格になる等の問題がある。
本発明の目的は、簡単に誤りビットを測定できる無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法を提供することである。
本発明の他の目的は、簡単な構成で、短時間に誤りビットを測定できる無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、安価に誤りビットを測定できる無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法を提供することである。
本発明は、少なくとも復調部を有する受信部と上記復調部の出力信号が適宜供給される誤りビット測定部とを有する無線通信装置であって、上記復調部は、誤りビット測定用パターン信号を出力し、上記誤りビット測定部は、上記復調部から出力される誤りビット測定用パターン信号を記憶する第1のバッファと、上記第1のバッファに記憶された誤りビット測定用パターン信号の先頭Nビット(N:正の整数)を初期値とする符号生成部と、上記符号生成部の出力信号を記憶する第2のバッファと、上記第1のバッファに記憶されている誤りビット測定用パターン信号と上記第2のバッファに記憶されているデータをXOR演算するXOR演算部および上記XOR演算部の出力をカウントするカウンタ部から構成されている。
また、本発明の無線通信装置において、上記BER測定用パターン信号は、PN(9、5)符号データであり、上記第1のバッファに記憶されたBER測定用パターン信号の先頭Nビット(N:正の整数)を初期値とする符号生成部は、上記第1のバッファに記憶されたPN(9、5)符号データの先頭9ビットを初期値とするPN(9、5)符号生成部で構成されている。
また、本発明の無線通信装置において、カウンタ部の出力が所定の閾値以上の場合、上記符号生成部の初期値を設定または更新するように構成される。
また、本発明の無線通信装置において、更に、表示部を有し、上記カウンタ部の出力を上記表示部に表示する。
更に、本発明は、少なくとも復調部を有する受信部と上記復調部の出力信号が適宜供給される誤りビット測定部とを有する無線通信装置において、上記復調部から出力される誤りビット測定用パターン信号を記憶し、上記誤りビット測定用パターン信号の先頭Nビット(N:正の整数)を初期値とする符号生成部の出力信号を記憶し、上記復調部から出力される誤りビット測定用パターン信号と上記符号生成部の出力信号とのXOR演算処理を行い、上記XOR演算処理結果をカウントすることにより誤りビット数を検出するように構成される。
また、本発明の無線通信装置の誤りビット数検出方法において、上記誤りビット測定用パターン信号は、PN(9、5)符号データであり、上記誤りビット測定用パターン信号の先頭Nビット(N:正の整数)を初期値とする符号生成部の出力信号は、PN(9、5)符号データの先頭9ビットを初期値とするPN(9、5)符号生成部の出力信号である。
また、本発明の無線通信装置の誤りビット数検出方法において、上記XOR演算処理結果のカウント値が、所定の閾値以上の場合、上記符号生成部の初期値を設定または更新するように構成される。
以上説明したように本発明によれば、無線通信装置にBER測定部を内蔵することができるので、携帯用の無線通信装置や車載等の移動通信装置でも簡単に誤りビットの測定ができる特徴がある。また、PN符号全ての値をメモリで用意する必要がなく、メモリ量の低減が可能となる。また、テーブルデータと照合する必要がないので短時間で同期することが可能となり、誤りビット測定が短時間で行え、消費電力の低減にも役立つ等の効果がある。
まず、本発明の誤りビットの測定方法について説明する。無線通信システムでは、基地局(または親局とも言う。)と複数の移動局との間で、所定の無線キャリアを用いて通信が行われている。通信方法としては、1つの無線キャリアを用いる単信無線通信方式や2周波以上の無線キャリアを用いる複信無線通信方式等が知られている。図4は、この無線通信システムの基地局401を示している。この基地局401は、送信用無線機402と受信用無線機403で構成されている。また、基地局401の通信エリア内には、複数の移動局(以下無線通信装置と言う。)が位置し、基地局401の送信用無線機402と受信用無線機403と、無線通信装置との間で情報信号の送受信が行われている。例えば、図5は、基地局401の送信用無線機402から無線通信装置の受信部に情報信号を送信する場合の下り信号のフォーマットを示している。この信号フォーマットは、ARIB−STD−T79で定められている。図5において、信号フォーマットは、320ビットで構成され、Rは、バースト過渡応答用ガード時間、Pは、プリアンブル、TCHは、トラヒックチャネル、SWは、同期ワード、CIは、キャリア情報、CCは、カラーコード、FACCHは、高速付随制御チャネル、SACCHは、低速付随制御チャネルおよびB/Iは、ビジー/アイドルビットを表している。なお、図5の各数値は、ビット数を示している。
而して、無線通信装置の誤りビットを測定する場合、初めに、基地局401の送信用無線機402から誤りビットを測定する無線通信装置にPN符号を送信する。このPN符号の送信は、図5に示す信号フォーマットの、例えば、TCH(トラフィックチャネル)に挿入して送信される。ここで、PN符号生成方法について説明する。図3は、ARIB−STD−T79で定められているPN(9、5)符号生成部の構成を示している。ここでは、PN(9、5)符号生成部について説明するが、本発明は、PN(9、5)符号生成部に限定されるものではない。
図3に示すPN(9、5)符号生成部おいて、301は、1段目シフトレジスタ、302は、2段目シフトレジスタ、303は、3段目シフトレジスタと言うように、各段がシフトレジスタで構成され、最終段は、9段目シフトレジスタである。そして、5段目シフトレジスタ305の出力と9段目シフトレジスタ309の出力がXOR演算部310でXOR演算処理され、演算処理結果が1段目シフトレジスタ301の入力値となる。このPN(9、5)符号生成部は、1タイミング毎(シフトレジスタの1クロク周期毎)に右へビットデータがシフトされ、9段目シフトレジスタ309の出力がPN(9、5)符号データとして出力端子311から出力される。このPN(9、5)符号データは、2−1、即ち、511ビット周期で同じパターンが出力される。従って、このPN(9、5)符号データが、基地局401の送信用無線機402から無線通信装置に送信される。なお、このPN(9、5)符号生成部は、基地局401では、例えば、中央処理装置(図示せず。)に設けられている。
次に、本発明の一実施例を図1、図2および図6を用いて説明する。図1は、例えば、プレストーク方式の無線通信装置を示している。このプレストーク方式の無線通信装置は、一つの周波数で、送信(話をする)側と受信(話を聞く)側に分けて通話を行う。先ず、操作部115を操作し(例えば、プレストークスイッチを押す。)、制御部112を動作させ、送信状態とすると、送信状態となった無線通信装置は、マイク116から入力される音声信号に、送信信号処理部117で送信のための所定の信号処理を施した後、送信部118に入力される。送信部118に入力された信号は、変調部119で所定の変調がなされ、送信ミキサ120で所定の送信周波数に変換され、送信電力増幅部121で増幅され、切替スイッチ102を介してアンテナ101から空中へ電波として出力され、基地局401の受信用無線機403へ送信される。
一方、操作部115を操作して切替スイッチ102を切替え、制御部112を動作させ、受信機として動作させると、例えば、基地局401の送信用無線機402から送信される信号は、アンテナ101で受信され、切替スイッチ102を介して受信部103に入力される。受信部103に入力された信号は、高周波増幅部104で増幅され、受信ミキサ105で中間周波数に変換され、更に、IF増幅部106で中間周波増幅され、復調部107で復調され、切替スイッチ108に供給される。切替スイッチ108は、制御部112の制御により、復調部107から音声信号やデータを受信している場合は、切替スイッチ108の出力は、受信信号処理部109に供給され、所定の信号処理がなされ、スピーカ110から音声信号を出力する。また、データの場合には、表示部114にデータが表示される。
しかしながら、無線通信装置の誤りビットを検出する場合、操作部115を操作して制御部112を動作させ、切替スイッチ108を切換え、復調部107の出力を誤りビット測定部113に供給する。なお、111は、周波数シンセサイザである。
次に、本発明の動作について説明する。この無線通信装置は、通常時の通信動作においては、上述したように操作部115を操作して制御部112を動作させ、切替スイッチ102を切換えることによって上述した送信、受信の動作を行う。一方、無線通信装置の誤りビットを検出する場合、基地局401の送信用無線機402は、前述したように図3で説明したPN(9、5)符号生成部において生成されたPN(9、5)符号データが無線通信装置に送信される。従って、このPN(9、5)符号データを受信した無線通信装置は、復調部107の出力を切替スイッチ108を介して誤りビット測定部113に供給する。
図2は、誤りビット測定部113の一実施例の概略構成を示すブロック図である。図2において、201は、復調データ入力端子であり、復調部107からの復調データが切替スイッチ108を介して入力される。202は、シリアル/パラレルデータ変換部、203は、受信データバッファ(第1のバッファ)、204は、XOR演算部、205は、PN(9、5)符号生成部、206は、初期化スイッチ、207は、PN(9、5)符号データバッファ(第2のバッファ)、208は、誤りビット数カウント部、209は、同期/非同期制御部、210は、誤りビット数検出出力端子である。ここで、PN(9、5)符号生成部205は、例えば、図3で示すPN(9、5)符号生成部で構成されているものとする。なお、本実施例では、PN(9、5)符号データを用いて説明するが、これに限定されるものではなく、PN符号あるいは前もって定められた所定のパターン、例えば、9ビットが全て“1”のようなパターン、あるいは周期的な繰返しパターンであってもよい。また、9ビットに限定されるものでもない。従って、これらを総称して誤りビット測定用パターン信号と称することにする。
以下、この誤りビット測定部113の動作について説明する。まず、復調部107から入力されるシリアルなPN(9、5)符号データ(Nビットの復調データであるが、本実施例では1フレーム分のビット数となる。)をシリアル/パラレル変換部202でパラレルデータに変換され、Nビットの復調データが受信データバッファ203に格納される。ここで、Nは、1フレームのデータビット数である。そして、誤りビット数を検出するには、復調部107から入力される復調データ、即ち、PN(9、5)符号データと、PN(9、5)符号データバッファ207のPN(9、5)符号データを同期させる必要がある。そのためには、初期化スイッチ206を操作して受信データバッファ203に格納されているPN(9、5)符号データの先頭9ビット(一般的には、Nビットであり、Nは、正の整数である。)をPN(9、5)符号生成部205に供給し、PN(9、5)符号生成部205を構成するシフトレジスタを初期化する。即ち、本実施例では、受信データバッファ203に格納されているPN(9、5)符号データの先頭9ビットがシフトレジスタの初期値となる。その結果、PN(9、5)符号生成部205の出力は、PN(9、5)符号データバッファ207に蓄積される。この状態では、誤りビット測定部113は、受信データに対して同期状態となる。同期/非同期制御部209は、その判断をする制御部である。以下、この誤りビット測定部113の動作について図6を用いて説明する。
ステップ601では、初期値設定済かどうかを判断する。初期値設定がされていない場合は、ステップ602に進み、初期値設定済の場合は、ステップ603に進む。ここで、初期値設定済の場合は、同期状態を示し、初期値設定がされていない場合は、非同期状態を示している。
ステップ602では、PN(9、5)符号生成部205の初期値設定が行われる。即ち、誤りビット測定部113が同期状態でない場合、同期/非同期制御部209は、初期化スイッチ206をONにする。これによって受信データバッファ203に格納されているPN(9、5)符号データの先頭9ビットがPN(9、5)符号生成部205に供給され、PN(9、5)符号生成部205を構成するシフトレジスタが初期化される。これによってPN(9、5)符号生成部205は、PN(9、5)符号をNビット生成し、生成されたPN(9、5)符号のNビットがPN(9、5)符号データバッファ207に蓄積される。このようにPN(9、5)符号データバッファ207にPN(9、5)符号データの9ビットが蓄積された状態が同期状態である。
ステップ603では、受信データとPN(9、5)符号データバッファのデータとがXOR演算される。即ち、受信データバッファ203の受信データ(X、X、・・・Xn−1)とPN(9、5)符号データバッファ207のデータ(P、P、・・・PN−1)とがXOR演算部204でXOR演算される。その結果、受信データバッファ203の受信データとPN(9、5)符号データバッファ207のデータとが一致しない場合、“1”が出力される。
ステップ604では、“1”となった数を誤りビット数としてカウントする。即ち、カウント部208において、XOR演算部204から出力される“1”となったビット数を誤りビット数としてカウントする。
ステップ605では、誤りビット数が所定値以上か、所定値以下かを判定する。即ち、同期/非同期制御部209において、誤りビット数が所定値以上か、所定値以下かを判定する。ここで、所定値とは、誤りビット測定部113が同期か、非同期かを判定するための閾値H(BERに相当する。)である。本実施例では、この閾値Hは、10−1に設定されている。なお、一般には、BERが10−2、即ち、100ビットに対して1ビットが誤っている程度では、音声信号の再生は、特に問題がないと言われている。なお、閾値Hは、システムの動作条件、通話の状況に応じて適宜設定されることは言うまでもない。
ステップ606では、非同期状態、即ち、誤りビット数>10−1(閾値H以上)の場合は、誤りビット測定部113は非同期状態と判断し、同期/非同期制御部209は、初期化スイッチ206をONにする。これによって誤りビット測定部113は、同期状態となる。なお、電源ON時では、PN(9、5)符号生成部205の初期値が設定されることを意味し、計測途中においては、初期値更新を意味する。
ステップ607では、同期状態、即ち、誤りビット数≦10−1(閾値H以下)の場合は、誤りビット測定部113は同期状態と判断され、カウンタ208の出力が出力端子210から出力される。
出力端子210から出力される誤りビット数は、図1に示す表示部114に供給され、誤りビット数が表示される。また、BERを表示する場合には、誤りビット測定部113内に演算部(図示せず。)を設け、誤りビット数をAとすると、演算部で(A/測定対象ビット数)の演算をすることによりBERを算出でき、また、BERを表示部114に表示することもできる。ここで、測定対象ビット数は、測定対象や測定時間によって変化するので、適宜設定される。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、無線通信装置に誤りビット測定部を内蔵することができるので、携帯用の無線通信装置や車載等の移動通信装置でも簡単に誤りビットの測定ができる特徴がある。また、PN符号全ての値をメモリで用意する必要がなく、更に、テーブルデータと照合する必要がないので短時間で同期することが可能となり、誤りビット測定が短時間で行え、消費電力の低減にも役立つ等の効果がある。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法の実施例に限定されるものではなく、上記以外の無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法に広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
本発明の一実施例の概略構成を説明するためのブロック図である。 本発明で使用する誤りビット測定部の一実施例のブロック図を示す。 本発明で使用するPN(9、5)符号生成部の構成を示す図である。 本発明で使用する基地局の構成を示す図である。 本発明で使用する通信フォーマットを説明するための図である。 本発明の動作を説明するためのフローチャートである。 従来のBERの測定方法を説明するための図である。 従来のBER測定部の一例のブロック図を示す。 図8に示すBER測定部の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
101:アンテナ、102:切替スイッチ、103:受信部、104:高周波増幅部、105:受信ミキサ、106:IF増幅部、107:復調部、108:切替スイッチ、109:受信信号処理部、110:スピーカ、111:周波数シンセサイザ、112:制御部、113:誤りビット測定部、114:表示部、115:操作部、116:マイク、117:送信信号処理部、118:送信部、119:変調部、120:送信ミキサ、121:送信電力増幅部、201、801:入力端子、202、803:シリアル/パラレルデータ変換部、203、804:受信データバッファ、204、310、805:XOR演算部、205:PN(9、5)符号生成部、206:初期化スイッチ、207:PN(9、5)符号データバッファ、208、807:誤りビット数カウント部、209、808:同期/非同期制御部、210、802:出力端子、301、302、・・・309:シフトレジスタ、311:PN(9、5)符号出力部、401:基地局、402:送信用無線機、403:受信用無線機、701:無線通信装置の受信部、702:高周波部、703:復調部、704:BER測定装置、705:誤りビット数検出部、706:誤り率演算部、806:メモリ部。

Claims (3)

  1. 少なくとも復調部を有する受信部と上記復調部の出力信号が適宜供給される誤りビット測定部とを有する無線通信装置であって、上記復調部は、誤りビット測定用パターン信号を出力し、上記誤りビット測定部は、上記復調部から出力される誤りビット測定用パターン信号を記憶する第1のバッファと、上記第1のバッファに記憶された誤りビット測定用パターン信号の先頭Nビット(N:正の整数)を初期値とする符号生成部と、上記符号生成部の出力信号を記憶する第2のバッファと、上記第1のバッファに記憶されている誤りビット測定用パターン信号と上記第2のバッファに記憶されているデータをXOR演算するXOR演算部および上記XOR演算部の出力をカウントするカウンタ部から構成されていることを特徴とする無線通信装置。
  2. 請求項1記載の無線通信装置において、上記誤りビット測定用パターン信号は、PN(9、5)符号データであり、上記第1のバッファに記憶された誤りビット測定用パターン信号の先頭Nビット(N:正の整数)を初期値とする符号生成部は、上記第1のバッファに記憶されたPN(9、5)符号データの先頭9ビットを初期値とするPN(9、5)符号生成部で構成されていることを特徴とする無線通信装置。
  3. 少なくとも復調部を有する受信部と上記復調部の出力信号が適宜供給される誤りビット測定部とを有する無線通信装置において、上記復調部から出力される誤りビット測定用パターン信号を記憶し、上記誤りビット測定用パターン信号の先頭Nビット(N:正の整数)を初期値とする符号生成部の出力信号を記憶し、上記復調部から出力されるBER測定用パターン信号と上記符号生成部の出力信号とのXOR演算処理を行い、上記XOR演算処理結果をカウントすることにより誤りビット数を検出することを特徴とする無線通信装置の誤りビット数検出方法。
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