JPH0846598A - 通信品質測定方法 - Google Patents
通信品質測定方法Info
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- JPH0846598A JPH0846598A JP6194659A JP19465994A JPH0846598A JP H0846598 A JPH0846598 A JP H0846598A JP 6194659 A JP6194659 A JP 6194659A JP 19465994 A JP19465994 A JP 19465994A JP H0846598 A JPH0846598 A JP H0846598A
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 PHS基地局から送信される電波信号を受信
し受信感度を測定する測定精度の高い通信品質測定方法
を提供すること。 【構成】 基地局と交信し基地局のサ−ビスエリアを測
定する通信品質測定方法及びその装置において、基地局
から送信されてくるPN9テストデ−タを受信し、9ビ
ットを初期値として設定し、その初期値を使用してPN
9テストデ−タを発生させ、受信したPN9テストデ−
タと所定のビット数を比較しビット誤り率を計算し、ビ
ット誤り率が基準値を超えた場合は初期値に誤りがある
ものと判断し破棄し、次に受信したPN9テストデ−タ
の9ビットを初期値として再設定し、同様にビット誤り
率の計算を繰返し、ビット誤り率が基準値以内に収まっ
た時の初期値を使用してPN9テストデ−タを発生さ
せ、それ以降に受信したPN9テストデ−タと比較しビ
ット誤り率を計算する。
し受信感度を測定する測定精度の高い通信品質測定方法
を提供すること。 【構成】 基地局と交信し基地局のサ−ビスエリアを測
定する通信品質測定方法及びその装置において、基地局
から送信されてくるPN9テストデ−タを受信し、9ビ
ットを初期値として設定し、その初期値を使用してPN
9テストデ−タを発生させ、受信したPN9テストデ−
タと所定のビット数を比較しビット誤り率を計算し、ビ
ット誤り率が基準値を超えた場合は初期値に誤りがある
ものと判断し破棄し、次に受信したPN9テストデ−タ
の9ビットを初期値として再設定し、同様にビット誤り
率の計算を繰返し、ビット誤り率が基準値以内に収まっ
た時の初期値を使用してPN9テストデ−タを発生さ
せ、それ以降に受信したPN9テストデ−タと比較しビ
ット誤り率を計算する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PHS(パ−ソナルハ
ンディホンシステム)基地局のサ−ビスエリアを測定す
る通信品質測定方法に関するものである。
ンディホンシステム)基地局のサ−ビスエリアを測定す
る通信品質測定方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】自動車電話の基地局や、PHS(パ−ソナ
ルハンディホンシステム)の基地局は移動する無線端末
との間で電波を使って音声或いはデ−タの通信を行って
いる。従って、基地局から離れるに伴って電波の強さは
減衰するので基地局から通信できる範囲は限られてく
る。この通信が可能な範囲をサ−ビスエリアという。通
常は地形の影響や建物等の電波障害物の為にサ−ビスエ
リアは同心円にはならず複雑な図形になる。この基地局
のサ−ビスエリアを測定するためには測定員が無線端末
をもって基地局と通話を行いながら限界点を探し地図上
にプロットしたり、又は、電解強度計を使用して電解強
度を測定しそのデ−タを地図上に記載していく手法を取
っていた。
ルハンディホンシステム)の基地局は移動する無線端末
との間で電波を使って音声或いはデ−タの通信を行って
いる。従って、基地局から離れるに伴って電波の強さは
減衰するので基地局から通信できる範囲は限られてく
る。この通信が可能な範囲をサ−ビスエリアという。通
常は地形の影響や建物等の電波障害物の為にサ−ビスエ
リアは同心円にはならず複雑な図形になる。この基地局
のサ−ビスエリアを測定するためには測定員が無線端末
をもって基地局と通話を行いながら限界点を探し地図上
にプロットしたり、又は、電解強度計を使用して電解強
度を測定しそのデ−タを地図上に記載していく手法を取
っていた。
【0003】一方、日本ではRCRスタンダ−ド(規
格)でPHS(パ−ソナルハンディホンシステム)の受
信感度は「電界強度が16dBμ以下でビットエラ−率
2%」と規定されている。ビットエラー率の測定方法と
しては「PHSで復調される情報チャネル(TCH)の
2556ビット以上累積したデ−タから誤り率を算出し
ビットエラ−率が2%になる点」と規定されている。ま
たデ−タによっても誤り率に変動があるため「PN9に
よるテストデ−タ」を使用するという規定がある。
格)でPHS(パ−ソナルハンディホンシステム)の受
信感度は「電界強度が16dBμ以下でビットエラ−率
2%」と規定されている。ビットエラー率の測定方法と
しては「PHSで復調される情報チャネル(TCH)の
2556ビット以上累積したデ−タから誤り率を算出し
ビットエラ−率が2%になる点」と規定されている。ま
たデ−タによっても誤り率に変動があるため「PN9に
よるテストデ−タ」を使用するという規定がある。
【0004】図8は従来のPHS受信感度測定方法を示
す図である。図示するように被試験機(PHS)82の
受信感度測定にはシグナルジェネレ−タ81、治具8
3、π/4信号発生器84、ファンクションジェネレ−
タ85及びパソコン86等を使用する。ファンクション
ジェネレ−タ85で発生した信号(テストデ−タ)はπ
/4信号発生器84で変調されシグナルジェネレ−タ8
1で電波信号として出力される。信号(テストデ−タ)
は被試験機82のアンテナで受信/復調され、治具83
を介してパソコン86へ入力される。パソコン86は被
試験器82で復調されたデ−タと、π/4信号発生器8
3から入力された源信号(テストデ−タ)とを比較しビ
ット誤り率を算出する。
す図である。図示するように被試験機(PHS)82の
受信感度測定にはシグナルジェネレ−タ81、治具8
3、π/4信号発生器84、ファンクションジェネレ−
タ85及びパソコン86等を使用する。ファンクション
ジェネレ−タ85で発生した信号(テストデ−タ)はπ
/4信号発生器84で変調されシグナルジェネレ−タ8
1で電波信号として出力される。信号(テストデ−タ)
は被試験機82のアンテナで受信/復調され、治具83
を介してパソコン86へ入力される。パソコン86は被
試験器82で復調されたデ−タと、π/4信号発生器8
3から入力された源信号(テストデ−タ)とを比較しビ
ット誤り率を算出する。
【0005】また、図9に示すようにシグナルジェネレ
−タ91から出力された電波信号を被試験機(PHS)
92で受信/復調し、治具93を介してデジタル変調器
94で変調し、シグナルジェネレ−タ91に返す閉ル−
プをつくり、テストデ−タを繰返し巡回させ誤り測定器
95でビット誤り率を算出する方法もある。上記の測定
方法は共に試験デ−タを送出する送出器と、受信デ−タ
を判定する判定器を同一場所に置き閉ル−プを構成し、
送出デ−タと受信デ−タを直接比較し判定するのでPH
Sのビット誤り率は正確に測定できる。
−タ91から出力された電波信号を被試験機(PHS)
92で受信/復調し、治具93を介してデジタル変調器
94で変調し、シグナルジェネレ−タ91に返す閉ル−
プをつくり、テストデ−タを繰返し巡回させ誤り測定器
95でビット誤り率を算出する方法もある。上記の測定
方法は共に試験デ−タを送出する送出器と、受信デ−タ
を判定する判定器を同一場所に置き閉ル−プを構成し、
送出デ−タと受信デ−タを直接比較し判定するのでPH
Sのビット誤り率は正確に測定できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明の図8及び図9に示すPHS受信感度測定方法は共に
テストデ−タを直接被試験器(PHSハンドセット)の
アンテナ端子に入力し、PHSハンドセットの特性を測
定するものであって、PHS基地局から出力される無線
デ−タで受信感度を測定するものではない。従来方法で
PHS基地局から出力される無線デ−タで受信感度を測
定しようとすればPHSとの間で閉ル−プ構成がとれ
ず、源デ−タ(発信デ−タ)と測定デ−タの比較が出来
ないという問題があり、PHS基地局から出力される電
波信号を受信してビット誤り率を計算し受信感度を測定
する方法はなかった。
明の図8及び図9に示すPHS受信感度測定方法は共に
テストデ−タを直接被試験器(PHSハンドセット)の
アンテナ端子に入力し、PHSハンドセットの特性を測
定するものであって、PHS基地局から出力される無線
デ−タで受信感度を測定するものではない。従来方法で
PHS基地局から出力される無線デ−タで受信感度を測
定しようとすればPHSとの間で閉ル−プ構成がとれ
ず、源デ−タ(発信デ−タ)と測定デ−タの比較が出来
ないという問題があり、PHS基地局から出力される電
波信号を受信してビット誤り率を計算し受信感度を測定
する方法はなかった。
【0007】最近、PHS基地局が増設されるに従って
サ−ビスエリア設定の為にPHS基地局から送信される
電波信号を直接受信しビット誤り率を計算し、上記説明
のPHS受信感度の測定と同等の精度で測定可能でポ−
タブルな測定器が必要とされている。
サ−ビスエリア設定の為にPHS基地局から送信される
電波信号を直接受信しビット誤り率を計算し、上記説明
のPHS受信感度の測定と同等の精度で測定可能でポ−
タブルな測定器が必要とされている。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、PHS基地局から送信される
電波信号を受信し受信感度を測定する測定精度の高い通
信品質測定方法を提供することを目的とする。
で、上記問題点を除去し、PHS基地局から送信される
電波信号を受信し受信感度を測定する測定精度の高い通
信品質測定方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、無線部及び受信デ−タ処理部を有する無線端
末であって、基地局と交信し基地局のサ−ビスエリアを
測定する通信品質測定方法及びその装置において、図1
に示すように無線部には標準のPHS用アンテナ1−1
を設け、基地局から送信されてくるRCRスタンダ−ド
で規定されたPN9テストデ−タを受信し、受信デ−タ
処理部でPN9テストデ−タの任意の位置の連続した9
ビットを初期値として設定し、その初期値を使用してP
N9テストデ−タを発生させ、受信したPN9テストデ
−タと所定のビット数を比較しビット誤り率を計算し、
ビット誤り率が基準値を超えた場合は初期値に誤りがあ
るものと判断し破棄し、次に受信したPN9テストデ−
タの連続した9ビットを初期値として再設定し、同様に
ビット誤り率の計算を繰返し、ビット誤り率が基準値以
内に収まった時の初期値を使用してPN9テストデ−タ
を発生させ、それ以降に受信したPN9テストデ−タと
比較しビット誤り率を計算することを特徴とする。な
お、PN9テストデ−タ以外の多数ビットより形成され
るデジタルデータを用いてもよい。
本発明は、無線部及び受信デ−タ処理部を有する無線端
末であって、基地局と交信し基地局のサ−ビスエリアを
測定する通信品質測定方法及びその装置において、図1
に示すように無線部には標準のPHS用アンテナ1−1
を設け、基地局から送信されてくるRCRスタンダ−ド
で規定されたPN9テストデ−タを受信し、受信デ−タ
処理部でPN9テストデ−タの任意の位置の連続した9
ビットを初期値として設定し、その初期値を使用してP
N9テストデ−タを発生させ、受信したPN9テストデ
−タと所定のビット数を比較しビット誤り率を計算し、
ビット誤り率が基準値を超えた場合は初期値に誤りがあ
るものと判断し破棄し、次に受信したPN9テストデ−
タの連続した9ビットを初期値として再設定し、同様に
ビット誤り率の計算を繰返し、ビット誤り率が基準値以
内に収まった時の初期値を使用してPN9テストデ−タ
を発生させ、それ以降に受信したPN9テストデ−タと
比較しビット誤り率を計算することを特徴とする。な
お、PN9テストデ−タ以外の多数ビットより形成され
るデジタルデータを用いてもよい。
【0010】
【作用】本発明では、基地局からPN9テストデ−タを
受信し初期値を設定し、その初期値を使用して自分でP
N9テストデ−タを発生させ前記受信したPN9テスト
デ−タと比較し受信のみ(オ−プンル−プ)で測定でき
るので小型化(ポ−タブル化)が可能となる。所定ビッ
ト数(フレ−ム)で基準値(10%前後)以上の誤り率
であれば初期値に誤りがあると判断し破棄し、次のフレ
−ムで初期値を再設定し、正しい初期値を使用してPN
9テストデ−タを発生させて比較するので、従来の閉ル
−プで測定する場合と同程度の測定精度でビット誤り率
が測定可能となる。
受信し初期値を設定し、その初期値を使用して自分でP
N9テストデ−タを発生させ前記受信したPN9テスト
デ−タと比較し受信のみ(オ−プンル−プ)で測定でき
るので小型化(ポ−タブル化)が可能となる。所定ビッ
ト数(フレ−ム)で基準値(10%前後)以上の誤り率
であれば初期値に誤りがあると判断し破棄し、次のフレ
−ムで初期値を再設定し、正しい初期値を使用してPN
9テストデ−タを発生させて比較するので、従来の閉ル
−プで測定する場合と同程度の測定精度でビット誤り率
が測定可能となる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の通信品質測定方法を実施す
る装置の構成例を示す図である。図示するように、本発
明の通信品質測定装置は無線拡張ユニット1及びパソコ
ン2から構成され、PHS基地局3から送信される電波
信号を受信し受信感度を測定する測定装置である。無線
拡張ユニット1は標準のPHS用アンテナ1−1、無線
周波数を処理するPHS無線部1−2、受信デ−タを処
理するベ−スバンド部1−3、インタフェ−ス部1−4
で構成され、パソコン2はCPU(中央処理部)2−
1、メモリ2−2、インタフェ−ス2−3、表示式タッ
チパネル2−4、押ボタン式入力部2−5で構成され携
帯用にまとめられている。
に説明する。図1は本発明の通信品質測定方法を実施す
る装置の構成例を示す図である。図示するように、本発
明の通信品質測定装置は無線拡張ユニット1及びパソコ
ン2から構成され、PHS基地局3から送信される電波
信号を受信し受信感度を測定する測定装置である。無線
拡張ユニット1は標準のPHS用アンテナ1−1、無線
周波数を処理するPHS無線部1−2、受信デ−タを処
理するベ−スバンド部1−3、インタフェ−ス部1−4
で構成され、パソコン2はCPU(中央処理部)2−
1、メモリ2−2、インタフェ−ス2−3、表示式タッ
チパネル2−4、押ボタン式入力部2−5で構成され携
帯用にまとめられている。
【0012】図2は本発明の通信品質測定装置の外観図
である。同図(A)に示す無線拡張ユニット1には図1
に示すPHS用アンテナ1−1、PHS無線部1−2、
ベ−スバンド部1−3、インタフェ−ス部1−4が収め
られ、パソコン2にはデ−タを処理するCPU2−1、
デ−タやプログラムを格納するメモリ2−2、無線拡張
ユニット1と接続する為のインタフェ−ス2−3、表示
式タッチパネル2−4、押ボタン入力部2−5が収めら
れている。
である。同図(A)に示す無線拡張ユニット1には図1
に示すPHS用アンテナ1−1、PHS無線部1−2、
ベ−スバンド部1−3、インタフェ−ス部1−4が収め
られ、パソコン2にはデ−タを処理するCPU2−1、
デ−タやプログラムを格納するメモリ2−2、無線拡張
ユニット1と接続する為のインタフェ−ス2−3、表示
式タッチパネル2−4、押ボタン入力部2−5が収めら
れている。
【0013】図3はPN9テストデ−タの判定方法を説
明するための図である。RCRスタンダ−ド(規格)で
受信感度の測定に使用するPN9テストデ−タの発生/
判定方法が規定されている。基地局3では9ビットデ−
タ(b8〜b0)を初期値としてレジスタに設定し、b
8とb4のEOR(排他的論理和)を取った値と次のビ
ットと比較する。続いて、レジスタのデ−タを左へ1ビ
ットシフトし、上記比較が等しければ次のビットをその
ままb0へセットし、比較が等しくなければ誤りとして
次のビットを反転してb0へセットする。これを無限に
繰返しPN9テストデ−タを発生させる。
明するための図である。RCRスタンダ−ド(規格)で
受信感度の測定に使用するPN9テストデ−タの発生/
判定方法が規定されている。基地局3では9ビットデ−
タ(b8〜b0)を初期値としてレジスタに設定し、b
8とb4のEOR(排他的論理和)を取った値と次のビ
ットと比較する。続いて、レジスタのデ−タを左へ1ビ
ットシフトし、上記比較が等しければ次のビットをその
ままb0へセットし、比較が等しくなければ誤りとして
次のビットを反転してb0へセットする。これを無限に
繰返しPN9テストデ−タを発生させる。
【0014】図3に従って説明する。PHS基地局3か
らは上記の手順で常時PN9テストデ−タのビットスト
リ−ムが送出されている。通信品質測定装置は或る時点
(何時でもよい)で連続した9ビットデ−タ(b8〜b
0)を受信しそれを初期値としてPN9判定レジスタ
(メモリ2−2)に取り込む。この初期値が正しければ
以下のようにして受信したビットストリ−ムの正誤を判
定し誤り率を計算することが出来る。
らは上記の手順で常時PN9テストデ−タのビットスト
リ−ムが送出されている。通信品質測定装置は或る時点
(何時でもよい)で連続した9ビットデ−タ(b8〜b
0)を受信しそれを初期値としてPN9判定レジスタ
(メモリ2−2)に取り込む。この初期値が正しければ
以下のようにして受信したビットストリ−ムの正誤を判
定し誤り率を計算することが出来る。
【0015】PN9テストデ−タの発生と同じ操作を行
う。即ち、PN9判定レジスタのb8とb4のEOR
(排他的論理和)を取った値を次に受信したビットbr
と比較する。brが正しければ一致する筈である。PN
9判定レジスタのデ−タを左へ1ビットシフトし、EO
Rとbrの比較が等しければビットbrをb0へセット
し、比較が等しくなければ、誤りとしてビットbrを反
転したbrをb0へセットする。以上の操作を繰返し誤
りビット数と正常ビット数をカウントし、(誤りビット
数)/(正常ビット数+誤りビット数)を計算してビッ
ト誤り率を求める。
う。即ち、PN9判定レジスタのb8とb4のEOR
(排他的論理和)を取った値を次に受信したビットbr
と比較する。brが正しければ一致する筈である。PN
9判定レジスタのデ−タを左へ1ビットシフトし、EO
Rとbrの比較が等しければビットbrをb0へセット
し、比較が等しくなければ、誤りとしてビットbrを反
転したbrをb0へセットする。以上の操作を繰返し誤
りビット数と正常ビット数をカウントし、(誤りビット
数)/(正常ビット数+誤りビット数)を計算してビッ
ト誤り率を求める。
【0016】但し、上記説明は最初にPN9判定レジス
タに取り込んだ初期値が正しければ以降のビット判定が
正しく行われるのであって、初期値が誤っていれば正し
い判定は行われない。本発明の測定方法は初期値が正し
いか否かを判定する方法を追加したしたものである。
タに取り込んだ初期値が正しければ以降のビット判定が
正しく行われるのであって、初期値が誤っていれば正し
い判定は行われない。本発明の測定方法は初期値が正し
いか否かを判定する方法を追加したしたものである。
【0017】図4は本発明の通信品質測定方法を示すフ
ロ−チャ−トである。受信したビットストリ−ムのフレ
−ム先頭9ビット(何処でもよい)を初期値としてPN
9判定レジスタ(メモリ2−2)に取り込む(ステップ
ST1)。該当フレ−ム(160ビット)の誤り率を上
記説明に従って計算する(ステップST2)。誤り率が
10%以上であれば(ステップST3)、初期値に誤り
があるものとして破棄し、次のフレ−ムで初期値を再設
定する為にステップST1から繰り返す。誤り率が10
%以下であれば、初期値は正しいものとしてそれ以降の
最終フレ−ム迄の誤り率を前記説明に従って計算する
(ステップST4)。
ロ−チャ−トである。受信したビットストリ−ムのフレ
−ム先頭9ビット(何処でもよい)を初期値としてPN
9判定レジスタ(メモリ2−2)に取り込む(ステップ
ST1)。該当フレ−ム(160ビット)の誤り率を上
記説明に従って計算する(ステップST2)。誤り率が
10%以上であれば(ステップST3)、初期値に誤り
があるものとして破棄し、次のフレ−ムで初期値を再設
定する為にステップST1から繰り返す。誤り率が10
%以下であれば、初期値は正しいものとしてそれ以降の
最終フレ−ム迄の誤り率を前記説明に従って計算する
(ステップST4)。
【0018】図5はPN9テストデ−タの初期値切替時
期を示す図である。図のように160ビット/フレ−ム
ごとに誤り率(BER)を計算し、誤り率が10%以内
であれば初期値は正しいものと判定し以降の最終フレ−
ム迄のビット誤り率を計算する。一回の測定は688フ
レ−ム(110,000ビット)とすれば3秒程度で正
確に測定することが出来る。図に示すように初期値が3
回連続して10%以上の誤り率が発生する確率は1/1
372と小さくなり、従って、正しい初期値で正確な測
定が可能であることを示す。
期を示す図である。図のように160ビット/フレ−ム
ごとに誤り率(BER)を計算し、誤り率が10%以内
であれば初期値は正しいものと判定し以降の最終フレ−
ム迄のビット誤り率を計算する。一回の測定は688フ
レ−ム(110,000ビット)とすれば3秒程度で正
確に測定することが出来る。図に示すように初期値が3
回連続して10%以上の誤り率が発生する確率は1/1
372と小さくなり、従って、正しい初期値で正確な測
定が可能であることを示す。
【0019】なお、判定基準10%として説明している
が10%にこだわることはない。判定基準は、明らかに
初期値に誤りがあることがわかるレベルであればよく、
例えば測定の際にビットエラー率が大きくても5%と明
らかな場合には、10%より低くても何等問題はない。
が10%にこだわることはない。判定基準は、明らかに
初期値に誤りがあることがわかるレベルであればよく、
例えば測定の際にビットエラー率が大きくても5%と明
らかな場合には、10%より低くても何等問題はない。
【0020】図6はPHSサ−ビスエリア測定例の結果
を示す図である。予めPHS基地局3を中心として測定
点を決め、上記説明した方法で誤り率を測定し、誤り率
が1/102レベル、1/104レベル、1/106レベ
ルの各同一レベルの地点を結んで表示した図である。測
定は押ボタン入力部2−5で操作され、表示は表示タッ
チパネル2−4で表示される(図1参照)。勿論、測定
結果デ−タを外部へ取り出しプリントやデ−タ処理する
ことも可能である。
を示す図である。予めPHS基地局3を中心として測定
点を決め、上記説明した方法で誤り率を測定し、誤り率
が1/102レベル、1/104レベル、1/106レベ
ルの各同一レベルの地点を結んで表示した図である。測
定は押ボタン入力部2−5で操作され、表示は表示タッ
チパネル2−4で表示される(図1参照)。勿論、測定
結果デ−タを外部へ取り出しプリントやデ−タ処理する
ことも可能である。
【0021】なお、本実施例では、ビットエラー率の測
定方法のみを示し、ビットエラー率の測定のみでサービ
スエリアを決定する方法を示した。しかしながら実際に
は、電界強度の測定方法は、従来よりある技術を用いて
測定すればよく、本実施例の通信品質測定装置に電界強
度測定用構成を組み合わせて、電界強度とビットエラー
率の両方の許容範囲をサービスエリアとすればよい。
定方法のみを示し、ビットエラー率の測定のみでサービ
スエリアを決定する方法を示した。しかしながら実際に
は、電界強度の測定方法は、従来よりある技術を用いて
測定すればよく、本実施例の通信品質測定装置に電界強
度測定用構成を組み合わせて、電界強度とビットエラー
率の両方の許容範囲をサービスエリアとすればよい。
【0022】図7はPHSハンドセットを使用した通信
品質測定例を示す図である。PHSハンドセット4は標
準のアンテナ4−1を使用し、受信信号はPHS無線部
4−2、ベ−スバンド部4−3、インタフェ−ス部4−
4を経てパソコン2へ入力され、図1と同様に処理され
ビット誤り率が算出される。図7でCPU4−5はベ−
スバンド部4−3と接続され、キ−パッド4−7から入
力されたダイヤルを送信するための処理及び、ディスプ
レイ4−7に表示する処理を行う。また、PCMコ−デ
ィック4−8はマイクロフォン4−8、スピ−カ4−9
の音声デ−タ(アナログ値)をデジタル変換し、ベ−ス
バンド部4−3へ接続する為のものである。
品質測定例を示す図である。PHSハンドセット4は標
準のアンテナ4−1を使用し、受信信号はPHS無線部
4−2、ベ−スバンド部4−3、インタフェ−ス部4−
4を経てパソコン2へ入力され、図1と同様に処理され
ビット誤り率が算出される。図7でCPU4−5はベ−
スバンド部4−3と接続され、キ−パッド4−7から入
力されたダイヤルを送信するための処理及び、ディスプ
レイ4−7に表示する処理を行う。また、PCMコ−デ
ィック4−8はマイクロフォン4−8、スピ−カ4−9
の音声デ−タ(アナログ値)をデジタル変換し、ベ−ス
バンド部4−3へ接続する為のものである。
【0023】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような優れた効果が期待される。 (1)基地局からPN9テストデ−タを受信し初期値を
設定し、その初期値を使用して自分でPN9テストデ−
タを発生させ前記受信したPN9テストデ−タと比較し
受信のみ(オ−プンル−プ)で測定できるので小型化
(ポ−タブル化)が可能となり、装置も安価になり街頭
で直接基地局サ−ビスエリアの測定が出来る。
れば、下記のような優れた効果が期待される。 (1)基地局からPN9テストデ−タを受信し初期値を
設定し、その初期値を使用して自分でPN9テストデ−
タを発生させ前記受信したPN9テストデ−タと比較し
受信のみ(オ−プンル−プ)で測定できるので小型化
(ポ−タブル化)が可能となり、装置も安価になり街頭
で直接基地局サ−ビスエリアの測定が出来る。
【0024】(2)所定ビット数(フレ−ム)で基準値
(10%前後)以上の誤り率であれば初期値に誤りがあ
ると判断し破棄し、次のフレ−ムで初期値を再設定し、
正しい初期値を使用してPN9テストデ−タを発生させ
て比較するので、従来の閉ル−プでの感度測定と同程度
の測定精度でビット誤り率が測定可能となる。
(10%前後)以上の誤り率であれば初期値に誤りがあ
ると判断し破棄し、次のフレ−ムで初期値を再設定し、
正しい初期値を使用してPN9テストデ−タを発生させ
て比較するので、従来の閉ル−プでの感度測定と同程度
の測定精度でビット誤り率が測定可能となる。
【図1】本発明の通信品質測定装置の構成例を示す図で
ある。
ある。
【図2】本発明の通信品質測定装置の外観図である。
【図3】PN9テストデ−タの判定方法を示す図であ
る。
る。
【図4】本発明の通信品質測定方法を示すフロ−チャ−
トである。
トである。
【図5】PN9テストデ−タの初期値切替時期を示す図
である。
である。
【図6】PHSサ−ビスエリア測定例の結果を示す図で
ある。
ある。
【図7】PHSハンドセットを使用した通信品質測定例
を示す図である。
を示す図である。
【図8】従来の受信感度測定方法を示す図である。
【図9】従来の受信感度測定方法を示す図である。
1 無線拡張ユニット 1−1 PHS用アンテナ 1−2 PHS無線部 1−3 ベ−スバンド部 1−4 インタフェ−ス部 2 パソコン 2−1 CPU(中央処理部) 2−2 メモリ 2−3 インタフェ−ス 2−4 表示式タッチパネル 2−5 押ボタン式入力部 3 PHS基地局
Claims (2)
- 【請求項1】 無線部及び受信デ−タ処理部を有する無
線端末を用いる基地局と交信し基地局のサ−ビスエリア
を測定する通信品質測定方法において、 前記無線部には標準アンテナを設け、基地局から送信さ
れてくる多数ビットより形成されるデジタルデータを受
信し、 前記受信デ−タ処理部で前記デジタルデ−タの任意の位
置の連続した9ビットを初期値として設定し、 前記初期値を使用してデジタルデ−タを発生させ、前記
受信したデジタルデ−タと所定のビット数を比較しビッ
ト誤り率を計算し、前記ビット誤り率が基準値を超えた
場合は前記初期値に誤りがあるものと判断し破棄し、次
に受信したデジタルデ−タの連続した9ビットを初期値
として再設定し、前記同様にビット誤り率の計算を繰返
し、ビット誤り率が基準値以内に収まった時の初期値を
使用してデジタルデ−タを発生させ、それ以降に受信し
たデジタルデ−タと比較しビット誤り率を計算すること
を特徴とする通信品質測定方法。 - 【請求項2】 無線部及び受信デ−タ処理部を有する無
線端末を用いる基地局と交信し基地局のサ−ビスエリア
を測定する通信品質測定方法において、 前記無線部には標準アンテナを設け、基地局から送信さ
れてくるRCRスタンダ−ドで規定されたPN9テスト
デ−タを受信し、 前記受信デ−タ処理部で前記PN9テストデ−タの任意
の位置の連続した9ビットを初期値として設定し、 前記初期値を使用してPN9テストデ−タを発生させ、
前記受信したPN9テストデ−タと所定のビット数を比
較しビット誤り率を計算し、前記ビット誤り率が基準値
を超えた場合は前記初期値に誤りがあるものと判断し破
棄し、次に受信したPN9テストデ−タの連続した9ビ
ットを初期値として再設定し、前記同様にビット誤り率
の計算を繰返し、ビット誤り率が基準値以内に収まった
時の初期値を使用してPN9テストデ−タを発生させ、
それ以降に受信したPN9テストデ−タと比較しビット
誤り率を計算することを特徴とする通信品質測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194659A JPH0846598A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 通信品質測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6194659A JPH0846598A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 通信品質測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0846598A true JPH0846598A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16328190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6194659A Pending JPH0846598A (ja) | 1994-07-26 | 1994-07-26 | 通信品質測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0846598A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295354A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法 |
-
1994
- 1994-07-26 JP JP6194659A patent/JPH0846598A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295354A (ja) * | 2005-04-07 | 2006-10-26 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法 |
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