JPH0678028A - 測定用データ発生装置,測定システム及び測定方法 - Google Patents
測定用データ発生装置,測定システム及び測定方法Info
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- JPH0678028A JPH0678028A JP4225990A JP22599092A JPH0678028A JP H0678028 A JPH0678028 A JP H0678028A JP 4225990 A JP4225990 A JP 4225990A JP 22599092 A JP22599092 A JP 22599092A JP H0678028 A JPH0678028 A JP H0678028A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バーストデータを受信する受信装置の受信性
能の測定が、良好にできるようにする。 【構成】 被試験器10で同期を検出するのに充分なレ
ベルの同期信号が付加された所定のパターンのバースト
状のデータを測定用データ発生装置20で生成させて出
力させ、被試験器10側でこの出力信号を受信させて、
データのレベルだけを変化させて測定を行うようにし
た。
能の測定が、良好にできるようにする。 【構成】 被試験器10で同期を検出するのに充分なレ
ベルの同期信号が付加された所定のパターンのバースト
状のデータを測定用データ発生装置20で生成させて出
力させ、被試験器10側でこの出力信号を受信させて、
データのレベルだけを変化させて測定を行うようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばデジタルコード
レス電話機などのバーストデータを受信する通信装置の
測定に使用して好適な測定用データ発生装置,測定シス
テム及び測定方法に関する。
レス電話機などのバーストデータを受信する通信装置の
測定に使用して好適な測定用データ発生装置,測定シス
テム及び測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレポイントシステム,パーソナルハン
ディフォンなどのデジタルコードレス電話機において
は、送信と受信とを同一の周波数とし、時定数でいわゆ
るピンポン伝送を行うTDMA/TDD方式(時分割多
元接続/時分割二重方式)が採用されているものがあ
る。このようなTDMA/TDD方式による通信では、
バースト状のスロットデータの送受信が行われる。
ディフォンなどのデジタルコードレス電話機において
は、送信と受信とを同一の周波数とし、時定数でいわゆ
るピンポン伝送を行うTDMA/TDD方式(時分割多
元接続/時分割二重方式)が採用されているものがあ
る。このようなTDMA/TDD方式による通信では、
バースト状のスロットデータの送受信が行われる。
【0003】この伝送データのスロットの構成を図4に
示すと、先頭部分がプレアンブルパターンPRとされ、
以下ユニークワードUW,低速付属チャンネルデータS
A,情報チャンネルI,訂正符号CRCとされる。この
場合、情報チャンネルIで音声データなどの実際に伝送
させたいデータが伝送される。そして、プレアンブルパ
ターンPRに続いたユニークワードUWは特定のビット
配列とされて、受信側でこのユニークワードのビット配
列を検出することで、情報チャンネルIが得られるタイ
ミングが受信側で判断され、情報チャンネルIの区間内
に配されたデータを受信側で抽出することができる。
示すと、先頭部分がプレアンブルパターンPRとされ、
以下ユニークワードUW,低速付属チャンネルデータS
A,情報チャンネルI,訂正符号CRCとされる。この
場合、情報チャンネルIで音声データなどの実際に伝送
させたいデータが伝送される。そして、プレアンブルパ
ターンPRに続いたユニークワードUWは特定のビット
配列とされて、受信側でこのユニークワードのビット配
列を検出することで、情報チャンネルIが得られるタイ
ミングが受信側で判断され、情報チャンネルIの区間内
に配されたデータを受信側で抽出することができる。
【0004】このようなバーストデータを送受信するデ
ジタルコードレス電話機の構成の一例を図5に示すと、
図中10はコードレス電話機全体を示し、このコードレ
ス電話機10は、アンテナ11で受信した信号を無線処
理部12に供給して、伝送チャンネルの信号を周波数変
換して所定の中間周波信号にする処理を行う。そして、
この中間周波信号を変復調部13に供給し、伝送用に変
調されたデータの復調を行い、復調されたデータをTD
MA/TDD制御回路14に供給して、TDMA/TD
D方式で規定されたタイミングに得られるスロットの情
報チャンネルのデータを抽出させ、抽出されたデータ
(デジタル音声信号)を音声コーデック回路15でアナ
ログ音声信号に変換してハンドセットに組み込まれたス
ピーカ16から出力させる。
ジタルコードレス電話機の構成の一例を図5に示すと、
図中10はコードレス電話機全体を示し、このコードレ
ス電話機10は、アンテナ11で受信した信号を無線処
理部12に供給して、伝送チャンネルの信号を周波数変
換して所定の中間周波信号にする処理を行う。そして、
この中間周波信号を変復調部13に供給し、伝送用に変
調されたデータの復調を行い、復調されたデータをTD
MA/TDD制御回路14に供給して、TDMA/TD
D方式で規定されたタイミングに得られるスロットの情
報チャンネルのデータを抽出させ、抽出されたデータ
(デジタル音声信号)を音声コーデック回路15でアナ
ログ音声信号に変換してハンドセットに組み込まれたス
ピーカ16から出力させる。
【0005】また、ハンドセットに組み込まれたマイク
17が拾った音声による音声信号を、音声コーデック回
路15で圧縮されたデジタル音声信号に変換して、この
デジタル音声信号をTDMA/TDD制御回路14でT
DMA/TDD方式で規定されたタイミングのスロット
構成のデータとする。そして、このデータを変復調部1
3で変調してから、無線処理部12で所定の伝送チャン
ネルに周波数変換し、この伝送チャンネルとされた送信
信号をアンテナ11から無線送信させる。
17が拾った音声による音声信号を、音声コーデック回
路15で圧縮されたデジタル音声信号に変換して、この
デジタル音声信号をTDMA/TDD制御回路14でT
DMA/TDD方式で規定されたタイミングのスロット
構成のデータとする。そして、このデータを変復調部1
3で変調してから、無線処理部12で所定の伝送チャン
ネルに周波数変換し、この伝送チャンネルとされた送信
信号をアンテナ11から無線送信させる。
【0006】この場合、これらの送信及び受信は、マイ
クロコンピュータで構成された制御部18により制御さ
れる。なお、制御部18には、キー入力部18aと表示
部18bとが接続してあり、キー操作に基づいた送受信
の制御が行われると共に、電話番号などの制御データが
表示部18bに表示されるようにしてある。
クロコンピュータで構成された制御部18により制御さ
れる。なお、制御部18には、キー入力部18aと表示
部18bとが接続してあり、キー操作に基づいた送受信
の制御が行われると共に、電話番号などの制御データが
表示部18bに表示されるようにしてある。
【0007】また、TDMA/TDD制御回路14が出
力する受信データは、出力端子19から外部に出力でき
るようにしてある。
力する受信データは、出力端子19から外部に出力でき
るようにしてある。
【0008】このように構成されるコードレス電話機
は、製造段階での検査や点検時などにおいて、受信性能
を測定する必要がある。このような場合には、例えば図
6に示す構成にて測定が行われる。即ち、上述したスロ
ット構成のデータと同じビット配列のパターンのデータ
を通信方式で規定された所定間隔で発生させてバースト
データとするパターン発生回路1と、このパターン発生
回路1が出力するバーストデータを変調して伝送チャン
ネルのデータとする高周波信号発生装置2とを設ける。
そして、この高周波信号発生装置2が出力する伝送チャ
ンネルのデータを被試験器としてのコードレス電話機1
0に供給する。この場合には、例えばコードレス電話機
10のアンテナ11に直接高周波信号発生装置2の出力
部を接続して、高周波信号発生装置2が出力する信号を
そのまま被試験器に供給させる。また、高周波信号発生
装置2内には、例えば出力レベルを調整させることがで
きる出力アンプが組み込まれている。
は、製造段階での検査や点検時などにおいて、受信性能
を測定する必要がある。このような場合には、例えば図
6に示す構成にて測定が行われる。即ち、上述したスロ
ット構成のデータと同じビット配列のパターンのデータ
を通信方式で規定された所定間隔で発生させてバースト
データとするパターン発生回路1と、このパターン発生
回路1が出力するバーストデータを変調して伝送チャン
ネルのデータとする高周波信号発生装置2とを設ける。
そして、この高周波信号発生装置2が出力する伝送チャ
ンネルのデータを被試験器としてのコードレス電話機1
0に供給する。この場合には、例えばコードレス電話機
10のアンテナ11に直接高周波信号発生装置2の出力
部を接続して、高周波信号発生装置2が出力する信号を
そのまま被試験器に供給させる。また、高周波信号発生
装置2内には、例えば出力レベルを調整させることがで
きる出力アンプが組み込まれている。
【0009】そして、コードレス電話機10側では通常
の受信処理を行わせ、この受信処理で得たデータをビッ
トエラー率を測定するビットエラー計3に供給する。こ
の場合、コードレス電話機10の出力端子19に得られ
るデータを、ビットエラー計3に供給する。
の受信処理を行わせ、この受信処理で得たデータをビッ
トエラー率を測定するビットエラー計3に供給する。こ
の場合、コードレス電話機10の出力端子19に得られ
るデータを、ビットエラー計3に供給する。
【0010】このようにして接続が行われた状態で、パ
ターン発生回路1が出力するバーストデータを、高周波
信号発生装置2で出力レベルを調整しながらコードレス
電話機10側に供給して、このときのビットエラー率を
ビットエラー計3で計測させて表示させる。このように
して測定を行うことで、どの程度のレベルのバーストデ
ータを受信したときまで、正常な受信が可能かが判断で
きる。
ターン発生回路1が出力するバーストデータを、高周波
信号発生装置2で出力レベルを調整しながらコードレス
電話機10側に供給して、このときのビットエラー率を
ビットエラー計3で計測させて表示させる。このように
して測定を行うことで、どの程度のレベルのバーストデ
ータを受信したときまで、正常な受信が可能かが判断で
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
システムでコードレス電話機10の受信性能を測定した
場合には、バーストデータに含まれる情報チャンネルI
のビットエラー率が測定されるのであるが、実際にはこ
の情報チャンネルIのデータのビットエラー率が受信回
路の処理性能の限界まで悪化するまえに、ユニークワー
ドUW(図4参照)の受信状態が悪化して、情報チャン
ネルIのデータを受信回路が抽出できなくなってしま
う。即ち、情報チャンネルIのデータを抽出するタイミ
ングは、ユニークワードUWを検出したタイミングを基
準として、この検出タイミングから所定時間遅れたタイ
ミングとして形成される。従って、情報チャンネルIの
データの検出ができないと、情報チャンネルIのデータ
の抽出ができず、受信レベル低下時の情報チャンネルI
のデータの処理性能を測定することが全くできなくなっ
てしまう。このような問題点は、バースト状のデータを
受信するこのような受信機に固有のもので、連続的に伝
送されるデータを受信する受信機の場合には問題がな
い。
システムでコードレス電話機10の受信性能を測定した
場合には、バーストデータに含まれる情報チャンネルI
のビットエラー率が測定されるのであるが、実際にはこ
の情報チャンネルIのデータのビットエラー率が受信回
路の処理性能の限界まで悪化するまえに、ユニークワー
ドUW(図4参照)の受信状態が悪化して、情報チャン
ネルIのデータを受信回路が抽出できなくなってしま
う。即ち、情報チャンネルIのデータを抽出するタイミ
ングは、ユニークワードUWを検出したタイミングを基
準として、この検出タイミングから所定時間遅れたタイ
ミングとして形成される。従って、情報チャンネルIの
データの検出ができないと、情報チャンネルIのデータ
の抽出ができず、受信レベル低下時の情報チャンネルI
のデータの処理性能を測定することが全くできなくなっ
てしまう。このような問題点は、バースト状のデータを
受信するこのような受信機に固有のもので、連続的に伝
送されるデータを受信する受信機の場合には問題がな
い。
【0012】本発明はかかる点に鑑み、バーストデータ
を受信する受信装置の受信性能の測定が、良好にできる
ようにすることにある。
を受信する受信装置の受信性能の測定が、良好にできる
ようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の測定用データ発
生装置は、所定のパターンのデータ発生手段から出力さ
れるバースト状のデータに、所定の同期信号を付加し、
この同期信号を、データのレベルよりも高いレベルで発
生させるようにしたものである。
生装置は、所定のパターンのデータ発生手段から出力さ
れるバースト状のデータに、所定の同期信号を付加し、
この同期信号を、データのレベルよりも高いレベルで発
生させるようにしたものである。
【0014】また本発明の測定システムは、例えば図1
に示すように、被試験器10で同期を検出するのに充分
なレベルの同期信号が付加された所定のパターンのバー
スト状のデータを測定用データ発生装置20で生成させ
て出力させ、被試験器10側でこの出力信号を受信させ
て、データのレベルだけを変化させて測定を行うように
したものである。
に示すように、被試験器10で同期を検出するのに充分
なレベルの同期信号が付加された所定のパターンのバー
スト状のデータを測定用データ発生装置20で生成させ
て出力させ、被試験器10側でこの出力信号を受信させ
て、データのレベルだけを変化させて測定を行うように
したものである。
【0015】また本発明の測定方法は、例えば図1に示
すように、被試験器10で同期を検出するのに充分なレ
ベルの同期信号を付加させると共に所定のパターンのバ
ースト状のデータのレベルを変化させながら、測定用デ
ータ発生装置20からデータ及び同期信号を出力させ、
この出力信号を被試験器10で受信させて、受信データ
のビットエラー率の変化をビットエラー計3で測定して
被試験器10の特性を測定するようにしたものである。
すように、被試験器10で同期を検出するのに充分なレ
ベルの同期信号を付加させると共に所定のパターンのバ
ースト状のデータのレベルを変化させながら、測定用デ
ータ発生装置20からデータ及び同期信号を出力させ、
この出力信号を被試験器10で受信させて、受信データ
のビットエラー率の変化をビットエラー計3で測定して
被試験器10の特性を測定するようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明の測定用データ発生装置によると、同期
信号だけを伝送に充分なレベルで伝送させることが可能
で、この測定用データ発生装置から出力されるバースト
状のデータに付加された同期信号で、受信側の同期をと
ることが可能になる。
信号だけを伝送に充分なレベルで伝送させることが可能
で、この測定用データ発生装置から出力されるバースト
状のデータに付加された同期信号で、受信側の同期をと
ることが可能になる。
【0017】また本発明の測定システムによると、被試
験器に供給されるデータのレベルだけを変化させて測定
を行うようにしたことで、同期信号により同期がとれた
状態で、データのレベル変化による受信処理状態の変化
特性を測定できる。
験器に供給されるデータのレベルだけを変化させて測定
を行うようにしたことで、同期信号により同期がとれた
状態で、データのレベル変化による受信処理状態の変化
特性を測定できる。
【0018】また本発明の測定方法によると、同期信号
により同期がとれた状態で、被試験器で受信したデータ
のビットエラー率の変化が正確に測定できる。
により同期がとれた状態で、被試験器で受信したデータ
のビットエラー率の変化が正確に測定できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。この図1〜図3において、図4及び図5
に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省
略する。
して説明する。この図1〜図3において、図4及び図5
に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省
略する。
【0020】本例においては、従来例と同様にコードレ
ス電話機10の受信性能の測定を行うようにしたもの
で、図1に示す構成で測定を行う。この図1において、
20は測定用データ発生装置を示し、この測定用データ
発生装置20内には、パターン発生部21が配され、こ
のパターン発生部21は内部に少なくとも1スロット分
のバーストデータを記憶するメモリを備え、このメモリ
に記憶されたバーストデータが所定周期でバースト状に
出力されるようにしてある。この場合の1スロット分の
バーストデータは、図4に示す伝送データと同じ構成と
される。また、このパターン発生部21からは、バース
トデータの出力に同期した制御信号が出力されるように
してある。この制御信号は、図2のAに示すバーストデ
ータ出力タイミングと対比して図2のBに示すように、
1スロットの先頭の同期信号部分であるプレアンブルパ
ターンPRとユニークワードUWのデータが出力される
間はハイレベルとなり、低速付属チャンネルデータSA
が出力される期間になるとローレベルに変化して、以後
はローレベルが継続する信号である。
ス電話機10の受信性能の測定を行うようにしたもの
で、図1に示す構成で測定を行う。この図1において、
20は測定用データ発生装置を示し、この測定用データ
発生装置20内には、パターン発生部21が配され、こ
のパターン発生部21は内部に少なくとも1スロット分
のバーストデータを記憶するメモリを備え、このメモリ
に記憶されたバーストデータが所定周期でバースト状に
出力されるようにしてある。この場合の1スロット分の
バーストデータは、図4に示す伝送データと同じ構成と
される。また、このパターン発生部21からは、バース
トデータの出力に同期した制御信号が出力されるように
してある。この制御信号は、図2のAに示すバーストデ
ータ出力タイミングと対比して図2のBに示すように、
1スロットの先頭の同期信号部分であるプレアンブルパ
ターンPRとユニークワードUWのデータが出力される
間はハイレベルとなり、低速付属チャンネルデータSA
が出力される期間になるとローレベルに変化して、以後
はローレベルが継続する信号である。
【0021】そして、パターン発生部21から出力され
るバーストデータを、高周波信号発生部22に供給す
る。この高周波信号発生部22では、供給されるバース
トデータを変調して所定の伝送チャンネルのデータとし
て所定のレベルで出力させる高周波処理が行われる。こ
こでの信号処理は、コードレス電話機10での送信用の
処理と基本的に同じであるが、この高周波信号発生部2
2の出力レベルを自由に調整できるようにしてある。そ
して、処理されたデータを第1の切換スイッチ23の可
動接点23mに供給する。
るバーストデータを、高周波信号発生部22に供給す
る。この高周波信号発生部22では、供給されるバース
トデータを変調して所定の伝送チャンネルのデータとし
て所定のレベルで出力させる高周波処理が行われる。こ
こでの信号処理は、コードレス電話機10での送信用の
処理と基本的に同じであるが、この高周波信号発生部2
2の出力レベルを自由に調整できるようにしてある。そ
して、処理されたデータを第1の切換スイッチ23の可
動接点23mに供給する。
【0022】この第1の切換スイッチ23は、一方の固
定接点23aがアンプ24を介して第2の切換スイッチ
25の一方の固定接点25aに接続してあり、他方の固
定接点23bが直接第2の切換スイッチ25の他方の固
定接点25bに接続してある。この場合、それぞれの切
換スイッチ23,25はパターン発生部21が出力する
制御信号により切換えが制御される。即ち、この制御信
号がハイレベルであるとき、両切換スイッチ23,25
の可動接点23m,25mを一方の固定接点23a,2
5aに接続させる制御が行われる。また、制御信号がロ
ーレベルであるとき、両切換スイッチ23,25の可動
接点23m,25mを他方の固定接点23b,25bに
接続させる制御が行われる。
定接点23aがアンプ24を介して第2の切換スイッチ
25の一方の固定接点25aに接続してあり、他方の固
定接点23bが直接第2の切換スイッチ25の他方の固
定接点25bに接続してある。この場合、それぞれの切
換スイッチ23,25はパターン発生部21が出力する
制御信号により切換えが制御される。即ち、この制御信
号がハイレベルであるとき、両切換スイッチ23,25
の可動接点23m,25mを一方の固定接点23a,2
5aに接続させる制御が行われる。また、制御信号がロ
ーレベルであるとき、両切換スイッチ23,25の可動
接点23m,25mを他方の固定接点23b,25bに
接続させる制御が行われる。
【0023】従って、制御信号がハイレベルであるとき
には、高周波信号発生部22の出力がアンプ24により
増幅されてから切換スイッチ25の可動接点25mに供
給され、制御信号がローレベルであるときには、高周波
信号発生部22の出力がそのまま切換スイッチ25の可
動接点25mに得られる。なお、アンプ24は特性がリ
ニアなアンプで、高周波信号発生部22の出力レベルを
最も低く調整した場合にも、この測定用データ発生装置
20に接続された被試験器側に充分なレベルのデータが
供給される程度の増幅を行うようにしてある。
には、高周波信号発生部22の出力がアンプ24により
増幅されてから切換スイッチ25の可動接点25mに供
給され、制御信号がローレベルであるときには、高周波
信号発生部22の出力がそのまま切換スイッチ25の可
動接点25mに得られる。なお、アンプ24は特性がリ
ニアなアンプで、高周波信号発生部22の出力レベルを
最も低く調整した場合にも、この測定用データ発生装置
20に接続された被試験器側に充分なレベルのデータが
供給される程度の増幅を行うようにしてある。
【0024】そして、この切換スイッチ25の可動接点
25mに得られる信号を、被試験器としてのコードレス
電話機10に供給する。この場合には、例えばコードレ
ス電話機10のアンテナ11に直接供給させる。
25mに得られる信号を、被試験器としてのコードレス
電話機10に供給する。この場合には、例えばコードレ
ス電話機10のアンテナ11に直接供給させる。
【0025】そして、コードレス電話機10側では通常
の受信処理を行わせ、この受信処理で得たデータをビッ
トエラー率を測定するビットエラー計3に供給する。こ
の場合、コードレス電話機10の出力端子19(図5参
照)に得られるデータを、ビットエラー計3に供給す
る。このビットエラー計3でのビットエラー率の測定
は、例えば1バースト毎に行われる。
の受信処理を行わせ、この受信処理で得たデータをビッ
トエラー率を測定するビットエラー計3に供給する。こ
の場合、コードレス電話機10の出力端子19(図5参
照)に得られるデータを、ビットエラー計3に供給す
る。このビットエラー計3でのビットエラー率の測定
は、例えば1バースト毎に行われる。
【0026】次に、このような構成でビットエラー率の
測定が行われる状態を図3を参照して説明すると、例え
ばここで測定されるコードレス電話機10を使用して行
われる通信は、図3のBに示すバーストタイミングT
1,T2‥‥T8と形成される内の何れか1つのタイミ
ングで行われるとする。このとき、測定用データ発生装
置20のパターン発生部21からのバーストデータの出
力を、図3のAに示すように、バーストタイミングT1
となるときに周期的に行わせる。なお、図3のAにI
1,I2と示したデータは、各バーストデータ中の情報
チャンネルIの区間のデータである。
測定が行われる状態を図3を参照して説明すると、例え
ばここで測定されるコードレス電話機10を使用して行
われる通信は、図3のBに示すバーストタイミングT
1,T2‥‥T8と形成される内の何れか1つのタイミ
ングで行われるとする。このとき、測定用データ発生装
置20のパターン発生部21からのバーストデータの出
力を、図3のAに示すように、バーストタイミングT1
となるときに周期的に行わせる。なお、図3のAにI
1,I2と示したデータは、各バーストデータ中の情報
チャンネルIの区間のデータである。
【0027】そして、このバーストデータを、高周波信
号発生部22を介して測定用データ発生装置20から出
力させ、コードレス電話機10に供給し、図3のCに示
すようにこのバーストデータ中の情報チャンネルデータ
I1,I2が復調されて出力端子19から出力され、図
3のDに示すようにビットエラー計3で1バースト毎の
データI1,I2‥‥毎に累積され、ビットエラー率が
測定される。
号発生部22を介して測定用データ発生装置20から出
力させ、コードレス電話機10に供給し、図3のCに示
すようにこのバーストデータ中の情報チャンネルデータ
I1,I2が復調されて出力端子19から出力され、図
3のDに示すようにビットエラー計3で1バースト毎の
データI1,I2‥‥毎に累積され、ビットエラー率が
測定される。
【0028】ここで本例においては、各バーストデータ
の先頭部分に付加された同期信号であるプレアンブルパ
ターンPRとユニークワードUWのデータが出力される
間は、アンプ24で増幅してから測定用データ発生装置
20から出力させるようにしたので、高周波信号発生部
22の出力レベルが何れの状態に調整されていても、コ
ードレス電話機10には充分なレベルのプレアンブルパ
ターンPRとユニークワードUWのデータが供給され、
この同期信号部分に関しては殆どエラーのない状態で、
コードレス電話機10側で受信させることができる。従
って、コードレス電話機10側では、受信されたユニー
クワードUWに基づいて情報チャンネルIの区間のデー
タを抽出するためのタイミング信号が常時正確に形成さ
れ、正確にユニークワードUWのデータを抽出して処理
することができ、コードレス電話機10の出力端子19
からビットエラー計3に供給されるデータとして、情報
チャンネルIのデータだけに対応した処理を施したデー
タが得られる。
の先頭部分に付加された同期信号であるプレアンブルパ
ターンPRとユニークワードUWのデータが出力される
間は、アンプ24で増幅してから測定用データ発生装置
20から出力させるようにしたので、高周波信号発生部
22の出力レベルが何れの状態に調整されていても、コ
ードレス電話機10には充分なレベルのプレアンブルパ
ターンPRとユニークワードUWのデータが供給され、
この同期信号部分に関しては殆どエラーのない状態で、
コードレス電話機10側で受信させることができる。従
って、コードレス電話機10側では、受信されたユニー
クワードUWに基づいて情報チャンネルIの区間のデー
タを抽出するためのタイミング信号が常時正確に形成さ
れ、正確にユニークワードUWのデータを抽出して処理
することができ、コードレス電話機10の出力端子19
からビットエラー計3に供給されるデータとして、情報
チャンネルIのデータだけに対応した処理を施したデー
タが得られる。
【0029】このように測定用データ発生装置20側で
の出力レベルの調整状態にかかわらず、常時コードレス
電話機10側で同期が取れて情報チャンネルのデータの
信号処理ができることで、例えば情報チャンネルのデー
タの伝送レベルが徐々に低くなるように調整させてビッ
トエラー率の低下を測定させる場合に、同期検出系の回
路の影響を受けずに、情報チャンネルのデータの処理性
能だけを正確に測定することが可能になる。
の出力レベルの調整状態にかかわらず、常時コードレス
電話機10側で同期が取れて情報チャンネルのデータの
信号処理ができることで、例えば情報チャンネルのデー
タの伝送レベルが徐々に低くなるように調整させてビッ
トエラー率の低下を測定させる場合に、同期検出系の回
路の影響を受けずに、情報チャンネルのデータの処理性
能だけを正確に測定することが可能になる。
【0030】なお、上述実施例ではデジタル通信が行わ
れるコードレス電話機の測定に適用したが、他のシステ
ムで構成される無線電話機の測定にも適用できると共
に、電話機以外の他のバーストデータの受信装置の測定
にも適用できることは勿論である。
れるコードレス電話機の測定に適用したが、他のシステ
ムで構成される無線電話機の測定にも適用できると共
に、電話機以外の他のバーストデータの受信装置の測定
にも適用できることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】本発明の測定用データ発生装置による
と、同期信号だけを伝送に充分なレベルで伝送させるこ
とが可能で、発生装置から出力される測定用データがど
のように調整されている場合でも、この測定用データ発
生装置から出力されるバースト状のデータに付加された
同期信号で、受信側の同期をとることが可能になる。
と、同期信号だけを伝送に充分なレベルで伝送させるこ
とが可能で、発生装置から出力される測定用データがど
のように調整されている場合でも、この測定用データ発
生装置から出力されるバースト状のデータに付加された
同期信号で、受信側の同期をとることが可能になる。
【0032】また本発明の測定システムによると、被試
験器に供給されるデータのレベルだけを変化させて測定
を行うようにしたことで、同期信号により同期がとれた
状態で、データのレベル変化による受信処理状態の変化
特性を測定でき、必要なデータの処理性能だけを正確に
測定することが可能になる。
験器に供給されるデータのレベルだけを変化させて測定
を行うようにしたことで、同期信号により同期がとれた
状態で、データのレベル変化による受信処理状態の変化
特性を測定でき、必要なデータの処理性能だけを正確に
測定することが可能になる。
【0033】また本発明の測定方法によると、同期信号
により同期がとれた状態で、被試験器で受信したデータ
のビットエラー率の変化が正確に測定でき、ビットエラ
ー率の測定が、同期処理系回路に影響されずに正確にで
きる。
により同期がとれた状態で、被試験器で受信したデータ
のビットエラー率の変化が正確に測定でき、ビットエラ
ー率の測定が、同期処理系回路に影響されずに正確にで
きる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例の説明に供するタイミング図である。
【図3】一実施例のビットエラー率の測定状態を示すタ
イミング図である。
イミング図である。
【図4】バーストデータの1スロットの構成を示す構成
図である。
図である。
【図5】コードレス電話機のシステム構成図である。
【図6】従来の測定システムを示す構成図である。
3 ビットエラー計 10 コードレス電話機(被試験器) 20 測定用データ発生装置 21 パターン発生部 22 高周波信号発生部 24 アンプ
Claims (3)
- 【請求項1】 所定のパターンのデータ発生手段から出
力されるバースト状のデータに、所定の同期信号を付加
し、 該同期信号を、上記データのレベルよりも高いレベルで
発生させるようにした測定用データ発生装置。 - 【請求項2】 被試験器で同期を検出するのに充分なレ
ベルの同期信号が付加された所定のパターンのバースト
状のデータを測定用データ発生装置で生成させて出力さ
せ、上記被試験器側でこの出力信号を受信させて、上記
データのレベルだけを変化させて測定を行うようにした
測定システム。 - 【請求項3】 被試験器で同期を検出するのに充分なレ
ベルの同期信号を付加させると共に所定のパターンのバ
ースト状のデータのレベルを変化させながら、測定用デ
ータ発生装置から上記データ及び同期信号を出力させ、 この出力信号を上記被試験器で受信させて、受信データ
のビットエラー率の変化を測定して上記被試験器の特性
を測定するようにした測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225990A JPH0678028A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 測定用データ発生装置,測定システム及び測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225990A JPH0678028A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 測定用データ発生装置,測定システム及び測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678028A true JPH0678028A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16838072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4225990A Pending JPH0678028A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 測定用データ発生装置,測定システム及び測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678028A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008035500A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-02-14 | Anritsu Corp | ビット誤り率測定装置 |
JP2008543229A (ja) * | 2005-06-01 | 2008-11-27 | ライトポイント・コーポレイション | データパケット信号受信機の感度を計測するための方法 |
JP2011205447A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Japan Radio Co Ltd | 端末テスタ |
JP2014123833A (ja) * | 2012-12-20 | 2014-07-03 | Anritsu Corp | 移動通信端末試験装置及びデータ生成装置並びに移動通信端末試験方法 |
KR20150100637A (ko) * | 2012-12-20 | 2015-09-02 | 라이트포인트 코포레이션 | 다수의 데이터 패킷 신호 트랜시버를 동시에 검사하는 방법 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP4225990A patent/JPH0678028A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008543229A (ja) * | 2005-06-01 | 2008-11-27 | ライトポイント・コーポレイション | データパケット信号受信機の感度を計測するための方法 |
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JP2016509667A (ja) * | 2012-12-20 | 2016-03-31 | ライトポイント・コーポレイションLitePoint Corporation | 多数のデータパケット信号送受信機を同時に試験する方法 |
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