JP3005548B1 - 無線電話機の誤り率測定システム及び誤り率測定方法 - Google Patents

無線電話機の誤り率測定システム及び誤り率測定方法

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Abstract

【要約】 【課題】 被測定器の複数スロット通信時を想定した通
信用物理スロット信号の情報チャネル部分のビット誤り
率を、被測定器の受信特性を実使用状態に近い状態にし
て正確に測定する。 【解決手段】 高周波信号発生器101に送信データ出
力切替部102を設け、連続した標準符号化信号を複数
のスロットに分けて送信する。被測定器13の複数スロ
ット通信時を想定した通信用物理スロット信号の情報チ
ャネル部分のビット誤り率を、被測定器13の受信特性
を実使用状態に近い状態にして正確に測定することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線電話機の誤り率
測定システムに関し、特に時分割多重無線伝送路におい
て1タイムスロット(以下、単に「スロット」と呼ぶ)
でのみ送受信が可能な無線電話機の受信特性を測定する
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の誤り率測定システムを用
いて複数スロットでの送受信が可能な無線電話機の受信
特性を測定する場合、1スロットずつ誤り率を測定しな
ければならない。したがって、実使用状態(複数スロッ
ト送受信状態)での受信特性を知ることが困難である。
【0003】また、従来の誤り率測定システムで複数ス
ロットの受信特性を同時に測定するためには、測定する
スロット数に応じて高周波信号発生器や誤り率測定器を
用意する必要があり、更にはこれら複数の高周波信号発
生器の出力タイミングの同期をとらなければならないの
で、複雑な制御を要する。この点について、以下詳細に
説明する。
【0004】無線電話機の従来の誤り率測定システムに
おいては、ある特定のスロットを利用して誤り率測定用
信号を送信し、元の信号と比較することによって誤り率
を測定する。この従来のシステムは、図7に示されてい
る構成である。すなわち、まず高周波信号発生器10か
ら特定のスロットを利用して誤り率測定用信号を送信す
る。この送信信号を被測定器13で受信し、データ処理
部12を経由して誤り率測定器14に入力する。誤り率
測定器14では受信データを元のデータと比較すること
により受信データの誤り率を測定し、その結果を表示す
る。
【0005】高周波信号発生器10は、誤り率測定用信
号である標準符号化信号を発生する標準符号化信号発生
部101と、標準符号化信号発生部101の出力をON
/OFFするための制御信号105と特定のスロットを
指定する制御信号106とを出力するCPU制御部10
4と、標準符号化信号発生部101から出力される標準
符号化信号を情報チャネルとしてこれにプリアンブルと
同期ワードを付加し、制御信号106で指定されたスロ
ットで通信用物理スロット信号を送信する通信用物理ス
ロット送信部103とを含んで構成されている。
【0006】この従来のシステムにおいては、CPU制
御部で指定された1つのスロットを利用して送信を行
う。この場合、1台の高周波信号発生器で1スロットし
か送信できないので、スロット数に応じた数の高周波信
号発生器を用意する必要がある。例えば2スロットの受
信特性を測定するためには、2台の高周波信号発生器が
必要になる。これら2台の高周波信号発生器の出力を、
所定の受信スロットのタイミングに合わせるためには、
1つ目のスロットの先頭と2つ目のスロットの先頭との
間隔が予め定められた周期の整数倍になるように、2つ
目のスロットを送信する必要がある。
【0007】すなわち、図8に示されているように、受
信スロットR1〜R4と、送信スロットT1〜T4とが
交互に連続する場合において、2台の高周波信号発生器
A,Bを用いて測定するとき、高周波信号発生器Aから
の標準符号化信号を受信スロットR1を用いて送信する
ものとする。このとき、高周波信号発生器Bからの標準
符号化信号を受信スロットR2を用いて送信するには、
スロットR1の先頭からスロットR2の先頭までの間隔
が625[μs](ディジタルコードレス電話機の場
合)にならなければならない。また、高周波信号発生器
Bからの標準符号化信号を受信スロットR3を用いて送
信するには、スロットR1の先頭からスロットR3の先
頭までの間隔が625[μs]×2にならなければなら
ない。
【0008】これを実現するためには、高周波信号発生
器A,Bに外部からトリガを入力して標準符号化信号の
出力タイミングを制御する方法が考えられる。しかし、
このトリガを正確に生成するのは困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の誤り率測定システムで複数スロットの受信特性を同時
に測定するためには、測定するスロット数に応じて高周
波信号発生器や誤り率測定器を用意する必要があり、更
にはこれら複数の高周波信号発生器の出力タイミングの
同期をとらなければならないので、複雑な制御を要する
という欠点がある。
【0010】ところで、特開平3−62643号公報に
も誤り率を測定する回路が記載されている。しかし、同
公報に記載されている測定回路を採用した場合でも各ス
ロットに対して夫々測定回路を用意しなければならず、
スロット数が増大した場合には用意すべき測定回路の数
も増大するので、上述した従来技術の欠点を解決するこ
とはできない。
【0011】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は被測定器の複
数スロット通信時を想定した通信用物理スロット信号の
情報チャネル部分のビット誤り率を、被測定器の受信特
性を実使用状態に近い状態にして正確に測定することの
できる無線電話機の誤り率測定システムを提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による無線電話機
の誤り率測定システムは、複数のタイムスロットを用い
て送受信を行う無線電話機の受信誤り率を測定する誤り
率測定システムであって、誤り率測定用信号を発生する
単一の信号発生器と、前記複数のタイムスロットを選択
指令に応じて選択する切替えスイッチと、この選択され
たタイムスロットを用いて前記信号発生器から発生する
誤り率測定用信号を送信する送信部と、この送信された
誤り率測定用信号を前記無線電話機で受信した結果と前
記信号発生器から発生する誤り率測定用信号とを比較し
て該無線電話機の受信誤り率を測定する誤り率測定器と
を含むことを特徴とする。前記送信部は、前記複数のタ
イムスロットのうち所定タイムスロットおきに前記誤り
率測定用信号を送信しても良い。そして、前記送信部
は、前記複数のタイムスロット夫々に対応して設けられ
た複数の送信データバッファを有し、これら複数の送信
データバッファのうち前記切替えスイッチによって選択
されたタイムスロットに対応する送信データバッファに
前記誤り率測定用信号を一旦格納した後送信することを
特徴とする。また、前記誤り率測定用信号は、擬似雑音
であることを特徴とする。
【0013】本発明による無線電話機の誤り率測定方法
は、複数のタイムスロットを用いて送受信を行う無線電
話機の受信誤り率を測定する誤り率測定方法であって、
前記複数のタイムスロットを選択指令に応じて選択し、
この選択されたタイムスロットを用いて単一の信号発生
器から発生する誤り率測定用信号を送信し、この送信さ
れた誤り率測定用信号を前記無線電話機で受信した結果
と前記信号発生器から発生する誤り率測定用信号とを比
較して該無線電話機の受信誤り率を測定することを特徴
とする。前記送信部は、前記複数のタイムスロットのう
ち所定タイムスロットおきに前記誤り率測定用信号を送
信しても良い。そして、前記複数のタイムスロット夫々
に対応して設けられた複数の送信データバッファを設
け、これら複数の送信データバッファのうち前記選択さ
れたタイムスロットに対応する送信データバッファに前
記誤り率測定用信号を一旦格納した後送信するようにし
たことを特徴とする。また、前記誤り率測定用信号は、
擬似雑音であることを特徴とする。
【0014】要するに、高周波信号発生器に送信データ
出力切替部を設け、連続した標準符号化信号を複数のス
ロットに分けて送信することを可能にすることによっ
て、被測定器の複数スロット通信時を想定した通信用物
理スロット信号の情報チャネル部分のビット誤り率を、
被測定器の受信特性を実使用状態に近い状態にして正確
に測定することができるのである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て参照する各図においては、他の図と同等部分には同一
符号が付されている。
【0016】図1は本発明による無線電話機の誤り率測
定システムの実施の一形態を示すブロック図である。同
図において、図7と同等部分は同一符号により示されて
おり、その部分の詳細な説明は省略する。
【0017】図1を参照すると、本発明の高周波信号発
生器10は、標準符号化信号発生部101を有する。こ
の標準符号化信号発生部101から出力された信号は送
信データ出力切替部102に入力され、送信データ出力
切替部102はCPU制御部104からの制御信号10
6によって出力信号をどのスロットで送信するかの切替
を行う。通信用物理スロット送信部103は、送信デー
タ出力切替部102から送られた標準符号化信号にプリ
アンブルと同期ワードを付加して制御信号106に従っ
て通信用物理スロット信号を送信する。ここで制御信号
105はCPU制御部104が標準符号化信号発生部1
01の出力をON/OFFするための制御線である。制
御部11は、データ処理部12を介して被測定器13を
制御し、被測定器13が高周波信号発生器10から送信
された信号を受信できるようにしている。被測定器13
から出力された受信データは、データ処理部12を経由
して誤り率測定器14に入力され、誤り率測定器14は
受信データを標準符号化信号と比較することにより受信
データの誤り率を測定し結果を表示する。
【0018】被測定器13の出力信号は振幅が小さいた
め、誤り率測定器でこの信号を直接読取ることができな
い。そこで、データ処理部12でレベル変換を行い、変
換後の信号を誤り率測定器14に入力するのである。ま
た、制御部11からの制御信号も被測定器13に直接入
力することができないので、データ処理部12でレベル
変換して信号の振幅を小さくし、被測定器13に入力す
る。
【0019】なお、被測定器13は、例えばPHS(P
ersonal Handyphone Syste
m)端末等、ディジタルコードレス電話システムの子機
であるものとする。
【0020】図2は、ディジタルコードレス電話の場合
の通信用物理スロットの信号フォーマットである。通信
用物理スロット信号20は、プリアンブル201、同期
ワード202及び情報チャネル203から構成されてお
り、標準符号化信号発生器101から出力される信号は
情報チャネル203に配置される。誤り率測定器14で
は、この情報チャネル203部分の誤り率を測定するの
である。
【0021】図3は、ディジタルコードレス電話の場合
の送受信スロットの構成を示す図である。ディジタルコ
ードレス電話では、図3に示されているように、送受信
夫々4スロットずつで1つのフレームを構成しており、
このフレームが繰返される。現在は、これら8スロット
の内、送受信夫々1スロットずつを使用して通信が行わ
れる。
【0022】同図中のT1〜T4は送信スロットを示
し、R1〜R4は受信スロットを示している。この内の
1つまたは複数のスロットを使用して送受信をすること
ができる。例えば、スロットR1で受信した場合、これ
に対応する送信はスロットT1で行う。また、スロット
T1とスロットT2で送信した場合は夫々スロットR
1、スロットR2で受信を行うものとする。
【0023】ディジタルコードレス電話の場合、1スロ
ットは625[μs]となっているので、5[ms]毎
に受信を行い、受信の2.5[ms]後に送信を行う。
上述した図2は、この1つのスロットにおいて送受信さ
れる信号フォーマットの概要を示しているのである。1
つのスロットは通常240ビットで構成されているが、
図2では本発明に関わるもののみが記載されているので
ある。
【0024】次に、本システムの動作について図1を参
照して説明する。被測定器13の複数スロット通信時の
誤り率を測定する場合、高周波信号発生器10はCPU
制御部104からの制御信号105によって標準符号化
信号発生部101をONし、送信データ出力切替部10
2に標準符号化信号を出力する。送信データ出力切替部
102は、標準符号化信号発生部101から送られてく
る連続した標準符号化信号の出力スロットを、CPU制
御部104からの制御信号106で指定されたスロット
に切り替える。
【0025】通信用物理スロット送信部103は、送信
データ出力切替部102から送られた送信データを情報
チャネル203の部分に配置し、プリアンブル201と
同期ワード202を付加して制御信号106で指定され
たスロットで通信用物理スロット信号20を出力する。
被測定器13は制御部11に制御されることによって、
高周波信号発生器10から送信された通信用物理スロッ
ト信号20を受信することができる。本システムでは送
信レベルを徐々に下げていき、各レベル毎に被測定器1
3が受信した信号の誤り率を測定すれば良い。実際の測
定においては、周囲の雑音の影響をなくすために、被測
定器13は、空中線ではなく、ケーブルを介して標準符
号化信号を受信するようにすれば良い。
【0026】被測定器13は受信した通信用物理スロッ
ト信号20の情報チャネル203の部分のデータをデー
タ処理部12を経由して誤り率測定器14に出力する。
誤り率測定器14は、受信した情報チャネル203の部
分のデータを標準符号化信号と比較することによって誤
り率の測定を行い結果を表示する。この表示は、液晶表
示器等のディスプレイに対して行っても良いし、プリン
タからプリントアウトして表示しても良い。
【0027】図4は、高周波信号発生器10がスロット
T1及びスロットT2の2つのスロットで送信する場合
の送信データの配置方法の一例である。図4を参照する
と、標準符号化信号発生器101から出力された標準符
号化信号401が、CPU制御部104からの制御信号
106に従ってスロットT1の情報チャネル402とス
ロットT2の情報チャネル403に4ビット単位で交互
に送信されている。このように標準符号化信号の出力先
を切り替えることによって標準符号化信号の連続性を損
なうことなく複数スロットでの送信が可能となる。これ
により、被測定器13の複数スロット通信時の受信特性
を測定することができるのである。同図の配置方法は一
例にすぎず、連続した標準符号化信号を分割する際に
は、CPU制御部104からの制御信号106に従って
任意に分割することができる。
【0028】ここで、送信データ出力切替部102の構
成例について図5を参照して説明する。送信データ出力
切替部102内には、CPU制御部104からの制御信
号106によって出力先を切替えるスイッチSWが設け
られている。そして、このスイッチSWによって切替え
られる出力先に対応して送信データバッファBUF1,
BUF2,BUF3…を通信用物理スロット送信部10
3内に用意する。そして、標準符号化信号を分割して対
応するバッファに一旦格納した後、送信するのである。
【0029】本発明の他の実施例として、CPU制御部
104にタイマを設けて送信部103に送信指令を送る
ことにより、複数スロットを連続して送信するのではな
く、一定時間間隔で送信しても良い。この場合、まず1
スロット目のみ送信し一定時間経過後に2スロット目、
さらに一定時間後に3スロット目と送信するように制御
すれば良い。実際の無線電話機で複数スロット通信を行
う場合には、まず1スロット目の同期が確立してから2
スロット目の通信を始めるため、上記のように制御する
ことによって更に実使用状態に近い状態で誤り率を測定
することができる。なお、この一定時間は、同期を確率
するのに必要な時間であり、例えば1〜2[s]とす
る。
【0030】以上のように、本システムは、時分割多重
無線伝送路において複数スロットでデータの送信が可能
な高周波信号発生器と、この高周波信号発生器から送信
される信号を受信可能な被測定器とから構成されるもの
である。そして、高周波信号発生器には、標準符号化信
号を出力する標準符号化信号発生部と、標準符号化信号
を情報チャネルとして、プリアンブル(ビット同期符
号)及び同期ワードを付加して送信することのできる通
信用物理スロット送信部と、標準符号化信号の出力先を
切り替える送信データ出力切替部と、標準符号化信号を
どのスロットで送信するかを制御するCPU制御部とを
設けているので、被測定器が複数スロットで通信を行っ
た場合の受信特性を実使用状態に近い状態で正確に誤り
率の測定が行えるのである。
【0031】ここで標準符号化信号は、ある決まった信
号パターンを持っているので、この信号と被測定器で受
信した信号とをビット毎に比較し、誤り率を測定するの
である。この標準符号化信号には、擬似雑音、例えば電
波産業会で標準化されているPN9(Pseudo N
oise 9)等、周知の信号を用いれば良い。なお擬
似雑音PN9は、図6に示されているように、レジスタ
S0〜S9からなり、レジスタS7の出力とレジスタS
0の出力とを加算してレジスタS9に帰還するシフトレ
ジスタを用いて作成すれば良い。このシフトレジスタを
用いれば、レジスタS0から擬似雑音PN9が出力され
る。
【0032】図1に戻り、標準符号化信号発生部101
から出力された信号は送信データ出力切替部102に入
力され、送信データ出力切替部102は送信データの出
力先をCPU制御部104によって指定される送信スロ
ットに切り替える。通信用物理スロット送信部103は
送信データ出力切替部102から入力された標準符号化
信号を情報チャネルとして、これにプリアンブルと同期
ワードを付加し、制御信号106で指定されたスロット
で通信用物理スロット信号を送信する。これにより、標
準符号化信号発生部101から出力された信号を複数ス
ロットに分けて送信することができ、被測定器13の複
数スロット通信時の受信特性を正確に測定することがで
きる。
【0033】以上説明したように本発明は、高周波信号
発生器に標準符号化信号発生部と、送信データ出力切替
部と、通信用物理スロット信号発生部を設け、CPU制
御部がどのスロットで送信するかを指定することによっ
て、連続した標準符号化信号を複数スロットに分けて送
信することができるので、時分割無線伝送路において複
数スロットでの通信が可能な被測定器の受信特性を、実
使用状態に近い状態にして正確に誤り率の測定が行える
ようになり、無線電話システムの受信感度を正確に測定
することができる。
【0034】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0035】(1) 前記無線電話機は、前記送信され
た誤り率測定用信号をケーブルを介して受信するように
したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
誤り率測定システム。
【0036】(2) 前記無線電話機は、PHS端末で
あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
誤り率測定システム。
【0037】(3)前記無線電話機は、前記送信された
誤り率測定用信号をケーブルを介して受信するようにし
たことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の誤
り率測定方法。
【0038】(4)前記無線電話機は、PHS端末であ
ることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の誤
り率測定方法。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、高周波信
号発生器に送信データ出力切替部を設け、連続した標準
符号化信号を複数のスロットに分けて送信できるように
することによって、被測定器の複数スロット通信時を想
定した通信用物理スロット信号の情報チャネル部分のビ
ット誤り率を、被測定器の受信特性を実使用状態に近い
状態にして正確に測定することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による無線電話機の誤り
率測定システムの構成を示すブロック図である。
【図2】ディジタルコードレス電話の場合の通信用物理
スロット信号の信号フォーマットである。
【図3】ディジタルコードレス電話の場合のスロット構
成を示す図である。
【図4】図1の誤り率測定システムの動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図5】送信データ出力切替部102の構成例を示す図
である。
【図6】擬似雑音PN9を作成するためのシフトレジス
タの構成を示す図である。
【図7】従来の誤り率測定システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】受信スロット及び送信スロットを用いた送受信
状態を示すタイミング図である。
【符号の説明】
10 高周波信号発生器 11 制御部 12 データ処理部 13 被測定器 14 誤り率測定器 101 標準符号化信号発生部 102 送信データ出力切替部 103 通信用物理スロット送信部 104 CPU制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00 H04B 7/26 H04B 17/00 H04M 1/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のタイムスロットを用いて送受信を
    行う無線電話機の受信誤り率を測定する誤り率測定シス
    テムであって、誤り率測定用信号を発生する単一の信号
    発生器と、前記複数のタイムスロットを選択指令に応じ
    て選択する切替えスイッチと、この選択されたタイムス
    ロットを用いて前記信号発生器から発生する誤り率測定
    用信号を送信する送信部と、この送信された誤り率測定
    用信号を前記無線電話機で受信した結果と前記信号発生
    器から発生する誤り率測定用信号とを比較して該無線電
    話機の受信誤り率を測定する誤り率測定器とを含むこと
    を特徴とする誤り率測定システム。
  2. 【請求項2】 前記送信部は、前記複数のタイムスロッ
    トのうち所定タイムスロットおきに前記誤り率測定用信
    号を送信することを特徴とする請求項1記載の誤り率測
    定システム。
  3. 【請求項3】 前記送信部は、前記複数のタイムスロッ
    ト夫々に対応して設けられた複数の送信データバッファ
    を有し、これら複数の送信データバッファのうち前記切
    替えスイッチによって選択されたタイムスロットに対応
    する送信データバッファに前記誤り率測定用信号を一旦
    格納した後送信することを特徴とする請求項1又は2記
    載の誤り率測定システム。
  4. 【請求項4】 前記誤り率測定用信号は、擬似雑音であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の誤
    り率測定システム。
  5. 【請求項5】 複数のタイムスロットを用いて送受信を
    行う無線電話機の受信誤り率を測定する誤り率測定方法
    であって、前記複数のタイムスロットを選択指令に応じ
    て選択し、この選択されたタイムスロットを用いて単一
    の信号発生器から発生する誤り率測定用信号を送信し、
    この送信された誤り率測定用信号を前記無線電話機で受
    信した結果と前記信号発生器から発生する誤り率測定用
    信号とを比較して該無線電話機の受信誤り率を測定する
    ことを特徴とする誤り率測定方法。
  6. 【請求項6】 前記送信部は、前記複数のタイムスロッ
    トのうち所定タイムスロットおきに前記誤り率測定用信
    号を送信することを特徴とする請求項5記載の誤り率測
    定方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のタイムスロット夫々に対応し
    て設けられた複数の送信データバッファを設け、これら
    複数の送信データバッファのうち前記選択されたタイム
    スロットに対応する送信データバッファに前記誤り率測
    定用信号を一旦格納した後送信するようにしたことを特
    徴とする請求項5又は6記載の誤り率測定方法。
  8. 【請求項8】 前記誤り率測定用信号は、擬似雑音であ
    ることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の誤
    り率測定方法。
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