JPH08116240A - 信号発生回路 - Google Patents

信号発生回路

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JPH08116240A
JPH08116240A JP6278344A JP27834494A JPH08116240A JP H08116240 A JPH08116240 A JP H08116240A JP 6278344 A JP6278344 A JP 6278344A JP 27834494 A JP27834494 A JP 27834494A JP H08116240 A JPH08116240 A JP H08116240A
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signal
circuit
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digital cordless
shift register
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Hiroshi Imazeki
洋 今関
Yasuhiro Sagesaka
康博 提坂
Takashi Kobayashi
隆史 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 そのハードウェア量の増大を抑えつつ各種P
N信号や固定パターン信号を発生しうる信号発生回路を
実現する。これにより、デジタルコードレス電話ひいて
はPHSの低コスト化を図り、その特性評価を効率化す
る。 【構成】 PHSを構成するデジタルコードレス電話等
において、各種のPN信号を生成するPN信号発生回路
PNGを、マイクロコンピュータ部のシリアルインタフ
ェース部SIに設けられフェーズロックドループ回路等
の初期値設定に供される直並列変換用のシフトレジスタ
SRに複数の排他的論理和回路E1〜E6と信号選択回
路SLを追加することにより構成するとともに、PN信
号を用いた簡易秘話処理及びスクランブル処理ならびに
デスクランブル処理を、マイクロコンピュータ部により
ソフトウェア的に実現する。また、特性評価のためのP
N信号及び固定パターン信号を、PN信号発生回路PN
Gにより生成し、デジタルコードレス電話に通信回線の
誤り率等を測定する機能を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は信号発生回路に関し、
例えば、PHS(Personal Handy−ph
one System)のデジタルコードレス電話のP
N(Pseudo Noise)信号発生回路に利用し
て特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆電話回線の屋外利用や子機間直接通
話等により移動体通信網の構築を低価格で実現しうるP
HSがある。PHSでは、通信特性の確保及び評価のた
めに、第二世代コードレス電話システム標準規格RCR
(Research & Development C
enter for Radio System:電波
システム開発センタ)−STD(Standard:標
準)28が設定され、モデム部の変調方式やチャネルコ
ーデック部のスクランブル方式等が規定される。このう
ち、制御用及び通信用物理スロットのスクランブル処理
には、パターンPN(10,3)の10段PN信号を用
いることが規定され、簡易秘話処理には、パターンPN
(16,12,3,1)の16段PN信号を用いること
が規定されている。また、受信系における誤り率の測定
には、例えばパターンPN(9,5)のような9段PN
信号を用いることが規定され、隣接チャネル選択度の測
定には、例えばパターンPN(15,4)のような15
段PN信号を用いることが規定されている。さらに、例
えばパターンPN(10,3)の10段PN信号を生成
するために、図5のようなPNパターン発生回路が提示
され、PN信号による具体的なスクランブル及びデスク
ランブル方法等が規定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】PHSを構成する従来
のデジタルコードレス電話において、そのチャネルコー
デック部は、上記10段及び16段PN信号を生成する
ための専用の信号発生回路とPN信号を用いたスクラン
ブル処理のための専用回路を備え、この中で例えば図5
のPN信号発生回路は、図6に示されるように、選択回
路SELを介して実質的に直列形態とされる複数のフリ
ップフロップFS0〜FS9と排他的論理和回路EXO
とを中心に実現される。このため、チャネルコーデック
部としてのハードウェア量が比較的大きなものとなり、
これによってデジタルコードレス電話の低コスト化が阻
害されるという問題が生じる。
【0004】一方、PHSを構成する従来のデジタルコ
ードレス電話は、上記9段及び15段PN信号発生回路
を備えず、誤り率や隣接チャネル選択度等の特性評価
は、これらのPN信号発生回路を含む専用の測定装置に
依らざるを得ない。この結果、特性評価のための経費が
増大するとともに、特に測定装置の接続等のために特性
評価の手順が複雑となり、その工数が増大するという問
題が生じる。
【0005】この発明の目的は、そのハードウェア量の
増大を抑えつつ各種のPN信号及び固定パターン信号を
発生しうる信号発生回路を実現することにある。この発
明の他の目的は、信号発生回路を含むデジタルコードレ
ス電話ひいてはPHSの低コスト化を図り、その特性評
価を効率化することにある。
【0006】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0007】本願において開示される発明のうち代表的
なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。す
なわち、PHSを構成するデジタルコードレス電話等に
おいて、各種のPN信号を生成する信号発生回路を、マ
イクロコンピュータ部のシリアルインタフェース部に設
けられフェーズロックドループ回路の初期値設定に供さ
れるシフトレジスタに複数の排他的論理和回路と信号選
択回路を追加することにより構成する。また、PN信号
を用いた簡易秘話処理及びスクランブル処理等を、マイ
クロコンピュータ部によりソフトウェア的に実現すると
ともに、特性評価のためのPN信号や固定パターン信号
を、信号発生回路により生成し、デジタルコードレス電
話に通信回線の誤り率等を測定する機能を持たせる。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、そのハードウェア量の
増大を抑えつつ各種のPN信号や固定パターン信号を発
生しうる信号発生回路を実現できるとともに、チャネル
コーデック部の構成を簡素化し、そのハードウェア量を
大幅に削減することができる。この結果、信号発生回路
を含むデジタルコードレス電話ひいてはPHSの低コス
ト化を図り、その特性評価を効率化することができる。
【0009】
【実施例】図1には、この発明が適用されたシリアルイ
ンタフェース部SIを含むデジタルコードレス電話の一
実施例のブロック図が示されている。同図をもとに、ま
ずこの実施例のデジタルコードレス電話の構成及び動作
の概要について説明する。なお、以後の説明から明らか
なように、シリアルインタフェース部SIは、PN信号
発生回路PNGとしても機能する。また、デジタルコー
ドレス電話の各ブロックを構成する回路素子は、ブロッ
クごとに又は所定の組み合わせで複数の半導体基板上に
それぞれ形成され、1個の箱体内に搭載される。
【0010】図1において、デジタルコードレス電話
は、特に制限されないが、無線部RB及びベースバンド
部BBならびにマイクロコンピュータ部MCと、無線部
RBに結合されるアンテナANTならびにベースバンド
部BBに結合されるマイクMIC及びスピーカSPKと
を備える。このうち、無線部RBは、アンテナスイッチ
ANTSWと、直交変調器IQMOD及び送信増幅器T
AMPならびに受信増幅器RAMP,中間周波検波器I
F及びフェーズロックドループ回路PLLとを含む。ま
た、ベースバンド部BBは、変調波形生成回路DMO
D,デジタルアナログ変換回路DACM,位相検出器P
D及び遅延検波器DDを含むモデム部MODEMと、送
信バッファTBUF及び受信バッファRBUFを含むチ
ャネルコーデック部CCODECと、アナログデジタル
変換回路ADCV,位相圧縮器COMP,位相伸長器E
XP及びデジタルアナログ変換回路DACVを含む音声
コーデック部VCODECとを含む。さらに、マイクロ
コンピュータ部MCは、ストアドプログラム方式の中央
処理装置CPUと、図示されない内部バスIBUSを介
して中央処理装置CPUに結合されるシリアルインタフ
ェース部SI(PN信号発生回路PNG),メモリ部M
EM,パラレルインタフェース部PI及びI/Oポート
部IOPを含み、キーパッドKYP及び液晶ディスプレ
イLCDは、前記I/Oポート部IOPを介して中央処
理装置CPUに接続される。
【0011】ここで、マイクMICを介して入力される
アナログ音声信号は、ベースバンド部BBの音声コーデ
ック部VCODECのアナログデジタル変換回路ADC
Vにより所定ビットのPCM(Pulse Code
Modulation)デジタル信号に変換された後、
位相圧縮器COMPにより例えば32Kbps(キロビ
ット/秒)に位相圧縮される。これらのデジタル信号
は、チャネルコーデック部CCODECの送信バッファ
TBUFに送られ、マイクロコンピュータ部MCによる
簡易秘話処理及びスクランブル処理を受けた後、例えば
384KbpsのTDMA(Time Divisio
n Multiple Access:時分割多重方
式)フレームの各タイムスロットに割り当てられる。次
に、モデム部MODEMの変調波形生成回路DMODに
よりπ/4シフトQPSK(Quadrature P
hase Shift Keying)方式に基づいた
デジタル変調処理を受けた後、アナログデジタル変換回
路ADCMを経て、直交した位相を有する二つのアナロ
グ信号I及びQとなる。これらのアナログ信号I及びQ
は、無線部RBの直交変調器IQMODにより混合され
た後、送信増幅器TAMPにより例えば1.9GHz
(ギガヘルツ)の搬送波に乗せて増幅され、アンテナス
イッチANTSW及びアンテナANTを介して出力され
る。
【0012】一方、アンテナANTから無線部RBのア
ンテナスイッチANTSWを介して入力される受信信号
は、受信増幅器RAMPにより増幅された後、中間周波
検波器IFを経てベースバンド部BBのモデム部MOD
EMの位相検出器PDに伝達され、遅延検波器DDを経
てもとのデジタル信号とされる。これらのデジタル信号
は、チャネルコーデック部CCODECの受信バッファ
RBUFに格納され、マイクロコンピュータ部MCによ
るデスクランブル処理を受けた後、音声コーデック部V
CODECの位相伸長器EXP及びデジタルアナログ変
換回路DACを経てアナログ音声信号とされ、スピーカ
SPKを介して出力される。
【0013】この実施例において、無線部RBは、受信
増幅器RAMPを介して入力される受信信号から所定の
タイミング信号を抽出し、クロック信号を生成するフェ
ーズロックドループ回路PLLを含む。また、このフェ
ーズロックドループ回路PLLは、マイクロコンピュー
タ部MCのシリアルインタフェース部SIを介してその
位相や周波数に関する初期値がシリアルに設定され、こ
れによって無線部RB及びマイクロコンピュータ部MC
間の所要信号線数が削減される。一方、マイクロコンピ
ュータ部MCは、パラレルインタフェース部PIを介し
てチャネルコーデック部CCODECの送信バッファT
BUF及び受信バッファRBUFに格納された通信デー
タをメモリ部MEMに取り込み、ソフトウェア的な簡易
秘話処理及びスクランブル処理ならびにデスクランブル
処理を施す。また、シリアルインタフェース部SIは、
後述のように、マイクロコンピュータ部MCの簡易秘話
処理及びスクランブル処理ならびにデスクランブル処理
に必要なPN信号を生成するためのPN信号発生回路P
NGとしても機能し、通信回線の特性評価に必要なPN
信号及び固定パターン信号も生成する。この結果、チャ
ネルコーデック部CCODECの構成を簡素化し、その
ハードウェア量を大幅に削減して、デジタルコードレス
電話の低コスト化を図ることができるとともに、その特
性評価を効率化し、特性評価に要する経費を削減するこ
とができるものとなる。
【0014】図2には、図1のデジタルコードレス電話
に含まれるシリアルインタフェース部SIの一実施例の
ブロック図が示されている。また、図3には、図2のシ
リアルインタフェース部SIの信号選択回路SLによる
選択信号と動作モードとの関係を説明するための一実施
例の条件図が示され、図4には、図2のシリアルインタ
フェース部SIがデータ並直列変換モードとされるとき
の一実施例の信号波形図が示されている。これらの図を
もとに、この実施例のデジタルコードレス電話に含まれ
るシリアルインタフェース部SIの具体的構成及び動作
ならびにその特徴について説明する。なお、この実施例
のシリアルインタフェース部SIは、前述のように、P
N信号発生回路PNGとしても機能するが、以下の説明
では、その呼称をシリアルインタフェース部SIとして
統一する。
【0015】図2において、この実施例のシリアルイン
タフェース部SIは、内部バスIBUSに対してパラレ
ル結合される16ビットのシフトレジスタSRをその基
本構成要素とする。前記のように、シリアルインタフェ
ース部SIは、マイクロコンピュータ部MCに含まれ、
内部バスIBUSは、マイクロコンピュータ部MCの中
央処理装置CPUに結合される。シリアルインタフェー
ス部SIは、内部バスIBUSに結合されるモードレジ
スタMRを含み、中央処理装置CPUから内部バスIB
USを介して所定のモード制御信号を取り込む。
【0016】シフトレジスタSRは、クロック選択回路
CSから供給されるシフトクロック信号SRCKに従っ
てシフト動作を行う。また、クロック選択回路CSは、
モードレジスタMRから供給されるクロック選択信号C
SCに従って、外部のクロック発生部から供給されるク
ロック信号ECKあるいはプリスケーラPSCLによっ
てシステムクロック信号SCKをもとに形成されたクロ
ック信号PCKを選択し、シフトクロック信号SRCK
としてシフトレジスタSRに供給する。
【0017】この実施例において、シリアルインタフェ
ース部SIは、さらに信号選択回路SL及び割り込みカ
ウンタIRCTを含む。このうち、信号選択回路SLに
は、モードレジスタMRから所定ビットのモード選択信
号MSが供給され、シリアル入力端子Sinを介して外
部シリアル入力信号が供給される。また、シフトレジス
タSRの最下位ビットつまり第0ビットの出力信号が内
部信号D1として供給され、その第6及び第8ビットの
出力信号がそれぞれ内部信号D2及びD3として供給さ
れるとともに、排他的論理和回路E1,E2,E3及び
E6の出力信号がそれぞれ内部信号D4,D5,D6及
びD7として供給される。一方、割り込みカウンタIR
CTには、クロック選択回路CSからシフトクロック信
号SRCKが供給され、その出力信号は、割り込み処理
を開始させるための割り込み要求信号IRQとして中央
処理装置CPUに供給される。
【0018】ここで、排他的論理和回路E1の一方の入
力端子には、シフトレジスタSRの第1ビットの出力信
号が供給され、その他方の入力端子には、第12ビット
の出力信号が供給される。また、排他的論理和回路E2
の一方の入力端子には、シフトレジスタSRの第7ビッ
トの出力信号が供給され、その他方の入力端子には、第
11ビットの出力信号が供給される。一方、排他的論理
和回路E3の一方の入力端子には、排他的論理和回路E
4の出力信号が供給され、その他方の入力端子には、シ
フトレジスタSRの第15ビットの出力信号が供給され
る。排他的論理和回路E4の一方の入力端子には、その
一方及び他方の入力端子にシフトレジスタSRの第0及
び第4ビットの出力信号をそれぞれ受ける排他的論理和
回路E5の出力信号が供給され、その他方の入力端子に
は、シフトレジスタSRの第13ビットの出力信号が供
給される。さらに、排他的論理和回路E6の一方の入力
端子には、シフトレジスタSRの第6ビットの出力信号
が供給され、その他方の入力端子には、第13ビットの
出力信号が供給される。
【0019】信号選択回路SLは、モードレジスタMR
から供給されるモード選択信号MSに従って内部信号D
1〜D7又はシリアル入力信号Sinを選択するととも
に、シリアル出力端子Soutを介してフェーズロック
ドループ回路PLL等の外部回路に出力しあるいはシフ
トレジスタSRの第15ビットに戻してループ回路を構
成する。信号選択回路SLが内部信号D1を選択しシリ
アル出力端子Soutから出力するとき、シフトレジス
タSRは、図3に示されるように、データ並直列変換モ
ードとされ、中央処理装置CPUから内部バスIBUS
を介してパラレルに入力される16ビットのデータを内
部信号D1としてその第0ビットの出力端子からシリア
ルに出力する。このとき、割り込みカウンタIRCT
は、図4に示されるように、シリアル出力端子Sout
に16ビット目のデータb15が出力された時点で割り
込み要求信号IRQをハイレベルとし、中央処理装置C
PUに対して一連のデータ並直列変換処理が終了したこ
とを知らせる。
【0020】一方、信号選択回路SLがシリアル入力信
号Sinを選択しシフトレジスタSRの第15ビットに
入力するとき、シフトレジスタSRは、データ直並列変
換モードとされ、フェーズロックドループ回路PLL等
からシリアルに入力されるデータを順次取り込んだ後、
内部バスIBUSを介してパラレルに中央処理装置CP
Uに伝達する。このとき、割り込みカウンタIRCT
は、同様にシフトクロック信号SRCKを計数し、16
ビット目のデータがシフトレジスタSRの第15ビット
に取り込まれた時点で割り込み要求信号IRQをハイレ
ベルとして、データ直並列変換処理が終了したことを中
央処理装置CPUに知らせる。
【0021】次に、信号選択回路SLが内部信号D1,
D2又はD3を選択しシフトレジスタSRの第15ビッ
トに入力してループ回路を構成するとき、シフトレジス
タSRは、16ビット,10ビット又は8ビットの固定
パターン信号生成モードとされる。このとき、生成すべ
き固定パターン信号のビットパターンは、所定ビット数
のパターン初期値として中央処理装置CPUから内部バ
スIBUSを介してパラレルに入力される。また、シフ
トレジスタSRにより生成される固定パターン信号は、
シリアル出力端子Soutを介してモデム部MODEM
に出力され、通信回線の特性評価のための試験送信デー
タとして送信信号に折り込まれ、また受信信号として得
られた試験受信データとの比較照合に供される。
【0022】一方、信号選択回路SLが内部信号D4,
D5,D6又はD7を選択しシフトレジスタSRの第1
5ビットに入力してループ回路を構成するとき、シフト
レジスタSRはそれぞれパターンPN(15,4),P
N(9,5),PN(16,12,3,1)あるいはP
N(10,3)のPN信号生成モードとされる。このう
ち、パターンPN(10,3)の10段PN信号は、マ
イクロコンピュータ部MCつまりは中央処理装置CPU
のスクランブル処理に供され、パターンPN(16,1
2,3,1)の16段PN信号は、簡易秘話処理に供さ
れる。また、パターンPN(9,5)の9段PN信号
は、通信回線の特性評価時における誤り率の測定に供さ
れ、パターンPN(15,4)の15段PN信号は、や
はり特性評価時における隣接チャネル選択度の測定に供
される。なお、シフトレジスタSRには、PN信号の生
成に先立って、中央処理装置CPUから内部バスIBU
Sを介してIDコードのような初期データを入力するこ
とができる。
【0023】以上のように、この実施例のデジタルコー
ドレス電話は、フェーズロックドループ回路PLLの初
期値設定に供されるシリアルインタフェース部SIを含
むマイクロコンピュータ部MCを備え、このシリアルイ
ンタフェース部SIは、シフトレジスタSRの所定ビッ
トの出力信号を所定の組み合わせで受ける複数の排他的
論理和回路と、シフトレジスタSRの所定ビットの出力
信号又は排他的論理和回路の出力信号を選択的に伝達す
る信号選択回路SLとを含むことで、各種パターンのP
N信号及び固定パターン信号を生成するPN信号発生回
路PNGとしても機能する。一方、マイクロコンピュー
タ部MCは、ストアドプログラム方式の中央処理装置C
PUを含み、PN信号発生回路PNGにより生成された
PN信号を受けて従来チャネルコーデック部CCODE
Cの役割であった簡易秘話処理及びスクランブル処理な
らびにデスクランブル処理をソフトウェア的に実現す
る。また、PN信号発生回路PNGにより形成されるP
N信号及び固定パターン信号は、例えばモデム部MOD
EMに供給され、通信回線の特性評価のための試験デー
タとして用いられる。これらの結果、そのハードウェア
量の増大を抑えつつ各種のPN信号及び固定パターン信
号を発生しうる信号発生回路を実現できるとともに、チ
ャネルコーデック部の構成を簡素化し、そのハードウェ
ア量を大幅に削減して、信号発生回路を含むデジタルコ
ードレス電話ひいてはPHSの低コスト化を図り、その
特性評価を効率化することができるものとなる。
【0024】以上の実施例により得られる作用効果は下
記の通りである。すなわち、 (1)PHSを構成するデジタルコードレス電話等にお
いて、各種のPN信号を生成する信号発生回路を、マイ
クロコンピュータ部のシリアルインタフェース部に設け
られフェーズロックドループ回路の初期値設定に用いら
れる直並列変換用のシフトレジスタに排他的論理和回路
と信号選択回路を追加することにより構成することで、
そのハードウェア量の増大を抑えつつ各種のPN信号及
び固定パターン信号を発生しうる信号発生回路を実現で
きるという効果が得られる。 (2)上記(1)項において、PN信号を用いた簡易秘
話処理及びスクランブル処理ならびにデスクランブル処
理を、マイクロコンピュータ部によりソフトウェア的に
実現することで、チャネルコーデック部の構成を簡素化
し、そのハードウェア量を大幅に削減することができる
という効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、信号発生回路
を含むデジタルコードレス電話ひいてはPHSの低コス
ト化を図ることができるという効果が得られる。 (4)上記(1)項ないし(3)項において、特性評価
のためのPN信号や固定パターン信号を信号発生回路に
より生成し、デジタルコードレス電話に通信回線の誤り
率等を測定する機能を持たせることで、デジタルコード
レス電話ひいてはPHSの特性評価を効率化できるとい
う効果が得られる。
【0025】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、デジタルコードレス電話は任意のブ
ロック構成を採りうるし、デジタル信号のビットレート
や搬送波の周波数等の具体値も任意に設定できる。図2
において、シフトレジスタSRのビット数は、任意に設
定できる。また、シリアルインタフェース部SIつまり
PN信号発生回路PNGにより生成しうるPN信号及び
固定パターン信号の種類及び数は、任意に設定できる
し、生成されたPN信号及び固定パターン信号を外部に
出力できるようにしてもよい。シリアルインタフェース
部SIの具体的構成は、ほんの一例であり、この実施例
による制約を受けない。
【0026】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるPH
Sのデジタルコードレス電話ならびにそのPN信号発生
回路に適用した場合について説明したが、それに限定さ
れるものではなく、例えば、信号発生回路として単体で
形成されるものや、各種通信システムの同様なコードレ
ス電話ならびにその信号発生回路にも適用できる。この
発明は、少なくともデータの直並列又は並直列変換処理
のためのシフトレジスタと信号発生回路とを必要とする
装置ならびにその信号発生回路に広く適用できる。
【0027】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、PHSを構成するデジタル
コードレス電話等において、各種のPN信号を生成する
信号発生回路を、マイクロコンピュータ部のシリアルイ
ンタフェース部に設けられフェーズロックドループ回路
の初期値設定に用いられる直並列変換用のシフトレジス
タに複数の排他的論理和回路と信号選択回路を追加する
ことにより構成する。また、PN信号を用いた簡易秘話
処理及びスクランブル処理等を、マイクロコンピュータ
部によりソフトウェア的に実現するとともに、特性評価
のためのPN信号や固定パターン信号を信号発生回路に
より生成し、デジタルコードレス電話に通信回線の誤り
率等を測定する機能を持たせる。以上により、そのハー
ドウェア量の増大を抑えつつ各種のPN信号や固定パタ
ーン信号を発生しうる信号発生回路を実現できるととも
に、チャネルコーデック部の構成を簡素化し、そのハー
ドウェア量を大幅に削減することができる。この結果、
信号発生回路を含むデジタルコードレス電話ひいてはP
HSの低コスト化を図り、その特性評価を効率化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたデジタルコードレス電話
の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のデジタルコードレス電話に含まれるシリ
アルインタフェース部の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】図2のシリアルインタフェース部の信号選択回
路による選択信号と動作モードとの関係を説明するため
の一実施例を示す条件図である。
【図4】図2のシリアルインタフェース部がデータ並直
列変換モードとされるときの一実施例を示す信号波形図
である。
【図5】パターンPN(10,3)のPN信号を生成す
るPN信号発生回路の一般的な構成図である。
【図6】図5のPN信号発生回路を従来方法により構成
した場合の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
ANT・・・アンテナ、RB・・・無線部、ANTSW
・・・アンテナスイッチ、IQMOD・・・直交変調
器、TAMP・・・送信増幅器、RAMP・・・受信増
幅器、IF・・・中間周波検波器、PLL・・・フェー
ズロックドループ回路、BB・・・ベースバンド部、M
ODEM・・・モデム部、DMOD・・・変調波形生成
回路、DACM・・・デジタルアナログ変換回路、PD
・・・位相検出器、DD・・・遅延検波器、CCODE
C・・・チャネルコーデック部、TBUF・・・送信バ
ッファ、RBUF・・・受信バッファ、VCODEC・
・・音声コーデック部、ADCV・・・アナログデジタ
ル変換回路、COMP・・・位相圧縮器、EXP・・・
位相伸長器、DACV・・・デジタルアナログ変換回
路、MC・・・マイクロコンピュータ部、CPU・・・
中央処理装置、SI/PNG・・・シリアルインタフェ
ース部/PN信号発生回路、MEM・・・メモリ部、P
I・・・パラレルインタフェース部、IOP・・・I/
Oポート部、KYP・・・キーパッド、LCD・・・液
晶ディスプレイ、MIC・・・マイク、SPK・・・ス
ピーカ。IBUS・・・内部バス、SR・・・シフトレ
ジスタ、MR・・・モードレジスタ、SL・・・信号選
択回路、CS・・・クロック選択回路、PSCL・・・
プリスケーラ、IRCT・・・割り込みカウンタ、E1
〜E6・・・排他的論理和回路、SI・・・シリアル入
力信号、SO・・・シリアル出力信号、ECK・・・外
部クロック信号、IRQ・・・割り込み要求信号。B0
〜B9・・・シフトレジスタ各ビット、EXO・・・排
他的論理和回路、PNS・・・PN信号。FB0〜FB
9・・・フリップフロップ、SEL・・・選択回路、I
B0〜IB9・・・バス入力信号、CLK・・・クロッ
ク信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04K 1/04 H04L 9/06 9/14 H04M 1/00 N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの直並列又は並直列変換に供され
    るシフトレジスタを併用して所定パターンの信号を生成
    することを特徴とする信号発生回路。
  2. 【請求項2】 上記信号は、通信データのスクランブル
    処理又は通信回線の特性評価に供されるPN信号及び固
    定パターン信号を含むものであって、上記信号発生回路
    は、上記シフトレジスタの所定ビットの出力信号を所定
    の組み合わせで受ける複数の排他的論理和回路と、上記
    シフトレジスタの所定ビットの出力信号又は上記排他的
    論理和回路の出力信号を選択的に伝達する信号選択回路
    とを含むものであることを特徴とする請求項1の信号発
    生回路。
  3. 【請求項3】 上記信号発生回路は、デジタルコードレ
    ス電話に含まれるものであり、上記シフトレジスタは、
    上記デジタルコードレス電話のフェーズロックドループ
    回路の初期値設定に供されるものであって、上記デジタ
    ルコードレス電話は、上記PN信号を用いてソフトウェ
    ア的な簡易秘話処理及びスクランブル処理ならびにデス
    クランブル処理を行うマイクロコンピュータ部を含むも
    のであることを特徴とする請求項1又は請求項2の信号
    発生回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421852B1 (ko) * 1999-09-29 2004-03-10 엘지전자 주식회사 다중 피엔 칩 발생 장치
JP2006295354A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信装置および無線通信装置の誤りビット数検出方法

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