JPH08331120A - スクランブル符号生成回路 - Google Patents

スクランブル符号生成回路

Info

Publication number
JPH08331120A
JPH08331120A JP13627095A JP13627095A JPH08331120A JP H08331120 A JPH08331120 A JP H08331120A JP 13627095 A JP13627095 A JP 13627095A JP 13627095 A JP13627095 A JP 13627095A JP H08331120 A JPH08331120 A JP H08331120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
state
circuit
scramble code
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13627095A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamashita
昌 山下
Kenji Horiguchi
健治 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP13627095A priority Critical patent/JPH08331120A/ja
Publication of JPH08331120A publication Critical patent/JPH08331120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チップクロックを使用しないで、シンボルク
ロックのみを利用して、スクランブル符号を発生する。 【構成】 状態生成回路(100)は、チップクロック
速度で生成されたPN符号と等価の1シンボルクロック
後のPN符号列に相当するレジスタ状態を直接に発生す
る。m個のレジスタから構成される状態保持回路(20
0)は、チップクロック速度の1/nの周波数をもつシ
ンボルクロックに同期して、状態生成回路(100)に
mビットの出力をフィードバックすると同時に、スクラ
ンブル符号合成回路(300)に出力している。この結
果、スクランブル符号合成回路(300)では、チップ
クロックを用いることなしに、シンボルクロックでデシ
メーションされたスクランブル符号と等価な符号列を出
力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号分割多元接続通信
の送受信に使用されるスクランブル符号生成回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多数の利用者が同じ周波数帯を共用して
互いの相手方と通信する形態である多元接続(multiple
access)には、スペクトラム拡散技術を用いた多元接
続(符号分割多元接続)方法がある。スペクトラム拡散
による通信方式は、周波数資源を有効に利用でき、また
送信信号を暗号化できるなどの利点を有しているため、
今日では携帯電話やコードレス電話に使用され始めてい
る。
【0003】符号分割多元接続において、入力データ系
列をランダムなデータ系列に変換し、あるいは再変換し
てデータ系列を再生するために使用される従来のスクラ
ンブル符号生成回路では、チップクロック速度のPN
(疑似雑音:Pseudorandom Noise)符号系列をシンボル
クロックでデシメーションすることによって、固有のス
クランブル符号列を生成していた。このスクランブル符
号生成回路は、遅延素子の集合と、帰還回路の線形結合
素子との組み合わせにより構成される線形符号発生器の
一種である。この場合、符号発生器のとりうる状態の数
は、遅延素子の数及び帰還方法によって決まる。
【0004】図2は、従来のスクランブル符号生成回路
の一例を示す図である。このスクランブル符号生成回路
は、PN符号発生器40とデシメータ回路50により構
成される。32個のシフトレジスタ0〜31は、そこに
供給されるチップクロックに同期して動作し、その出力
状態を符号合成回路32に送って合成している。デシメ
ータ回路50は、チップクロック周期で生成されたPN
符号から特定の位相のシンボルクロックに同期する符号
状態を選び出す(デシメーションする)回路である。
【0005】一般にm個のレジスタを有するPN符号発
生器において、チップクロック速度で生成されたPN符
号を、チップクロックに同期し、その1/nの周波数を
持つシンボルクロックでデシメーションすることによ
り、シンボルクロック速度に等しいスクランブル符号列
が生成できる。なお、この線形帰還型のシフトレジスタ
回路の構成方法については、「符号理論」(宮川洋、岩
垂好裕、今井秀樹著、昭晃堂)の121頁以降に記載が
ある。また、線形符号発生器の構成方法については、
「スペクトラム拡散通信方式」(R.C.ディクソン
著、ジャテック出版)の63頁以降に記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにスクランブ
ル符号を生成するためには、従来から送信される情報系
列のビットレートとは異なる拡散用符号系列のチップク
ロックが必要不可欠である。送信側では、周波数拡散部
などでチップクロックを使用しているから、スクランブ
ル部にも簡単にチップクロックを供給できるが、受信側
の復調回路にチップクロックが存在していない場合に
は、位相同期ループ(PLL)のような回路を付加し
て、受信信号に基づいて送信側と等しいチップクロック
を得る必要があった。
【0007】しかし、シンボルクロックとは別にPLL
回路を付加してチップクロックを生成するためには、受
信回路の構成を複雑化することになり、そのコストも上
昇する。また、PLL回路を使用した場合には、受信側
での所期同期補足にかなりの時間を要するという問題も
あった。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、チップクロックを使用しない
で、シンボルクロックのみを利用して、スクランブル符
号を発生するスクランブル符号生成回路を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、m個のレジス
タを用いて、生成されるチップクロックの1/nの周波
数を有するシンボルクロックでデシメーションされたス
クランブル符号列を生成するものであって、符号分割多
元接続通信の送受信に使用されるスクランブル符号生成
回路において、入力されるmビット信号に基づいて新た
なmビットの出力状態を生成する状態生成手段と、上記
状態生成手段と接続され、上記シンボルクロックに同期
してmビット信号を保持する状態保持手段と、上記状態
保持手段で保持されたmビット信号から1ビットのスク
ランブル符号列を合成する符号合成手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のスクランブル符号生成回路では、状態
保持手段の出力に基づいて状態生成手段で演算を行い、
状態保持手段を構成する各レジスタが1シンボルクロッ
ク後に保持すべき内容を生成して出力する。このように
nチップクロック後のレジスタの内容を直接に求めるこ
とによって、シンボルクロックのみを利用して、スクラ
ンブル符号が生成できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0012】図1は、本発明のスクランブル符号生成回
路を示すブロック図である。本実施例では、1シンボル
クロックの周期(変調信号の1ビット区間)は64チッ
プクロックに等しい。状態保持回路200は、32個の
レジスタ0〜31で構成されていて、これらのレジスタ
にはシンボルクロックC0 が入力されている。これらの
レジスタ0〜31には1シンボルクロック後にそこで保
持されるべき内容が、状態生成回路100から与えられ
る。すなわち、状態生成回路100では、後述する論理
回路における論理演算に基づいて、32ビットの出力B
00〜B31を生成している。
【0013】これら32ビットの出力B00〜B31は、そ
れぞれ状態保持回路200の各レジスタ0〜31の入力
とされる。300は符号合成回路であり、その入力側
は、状態保持回路200の32個のレジスタと接続さ
れ、そこに入力されたデータは32入力を有する論理積
回路400において論理積がとられる。こうして、符号
合成回路300からは1ビットのスクランブル符号S0
が出力される。
【0014】次に、本実施例のスクランブル符号生成回
路の動作を説明する。
【0015】従来のPN符号発生器では、チップクロッ
クに同期して生成される符号系列の出力特性が、たとえ
ば次の特性式で表すことができる。
【0016】p(x)=x32+x22+x2 +x+1 ここで、図2のPN符号発生器40のある時点iでのレ
ジスタr(=0〜31)の状態をx(i,r)で表す。
すると、次のチップクロック(i+1)での各レジスタ
0〜31の状態x(i+1,r)は、上記特性式に基づ
いて展開されるつぎの演算式より求めることができる。
なお、xor は、排他的論理和演算を表すものとする。
【0017】 x(i+1,0)=x(i,31) x(i+1,1)=x(i,0) xor x(i,31) x(i+1,2)=x(i,1) xor x(i,31) x(i+1,3)=x(i,2) ・ ・ ・ x(i+1,31)=x(i,30) そして、従来のPN符号発生器40では、この演算操作
が64回繰り返し実行され、64チップクロック後の各
レジスタの状態が決定されているのである。
【0018】ところで、CDMA方式では、遅延素子の
遅延時間と、帰還方法によって決定されるPN符号列の
うち、デシメーション回路によって64チップクロック
間隔のデータを抜き出しているため、その局に割り当て
られた固有の符号状態を正確に再生できるかどうかが重
要となる。例えば、第1のレジスタの64クロック後の
状態は、 x(i+64,0)=x(i,0) xor x(i,8) xo
r x(i,19)xor x(i,20) xor x(i,30) また例えば、第32のレジスタの64クロック後の状態
は、 x(i+64,31)=x(i,7) xor x(i,18) xo
r x(i,19)xor x(i,29) xor x(i,31) したがって、32個のレジスタにおいて記憶された1シ
ンボルクロック前の32ビットの出力B00〜B31状態に
基づいて、状態生成回路100を構成する複数の排他的
論理和回路により64チップクロック後の変化の状態が
直接に演算できる。すなわち、状態生成回路100によ
れば、チップクロックを必要としないで1シンボルクロ
ック毎に更新されたスクランブル符号が生成できる。
【0019】状態保持回路200は、状態生成回路10
0の1シンボルクロック毎の出力を保持するとともに、
次の1シンボルクロックに同期して、64チップクロッ
ク後の状態に相当する状態に各レジスタの内容が更新さ
れる。
【0020】次に、本発明のスクランブル符号生成回路
を使用したスペクトラム拡散信号系の構成を説明する。
【0021】図3は、CDMAベースバンド変復調部の
構成を示すブロック図である。図において、送信側で
は、フレームプロセッサからの送信信号列がスクランブ
ル符号生成回路a1と乗算器b1からなるスクランブル
部においてスクランブルされ、ウォルシュ符号生成回路
a2と乗算器b2からなる周波数拡散部において拡散変
調される。局識別信号乗算部では、パイロット符号生成
回路a3で生成したパイロット信号が乗算器b3におい
て局識別信号として付加され、FIRフィルタa4で構
成される帯域制限フィルタ部で帯域が設定され、RF変
調部を介して送信される。
【0022】受信側では、複数の基地局から送信される
信号がRAKE(くまで)受信機によって受信し、スク
ランブル符号生成回路c1と乗算器d1からなるデスク
ランブル部においてデスクランブルされ、フレームプロ
セッサなどに送られる。
【0023】このように本発明のスクランブル符号生成
回路は、送信側のスクランブル部におけるスクランブル
符号の生成と、受信側でのデスクランブル部におけるス
クランブル符号の生成に使用できる。送信側では周波数
拡散部などで、チップクロックを使用するため、スクラ
ンブル部にもチップクロックを供給することが可能であ
るが、受信側ではチップクロックの供給が行われないた
め、本発明のスクランブル符号生成回路は全体の回路構
成を簡単にでき、チップクロックを使用せずにシンボル
クロックだけでスクランブル符号を生成するうえで非常
に有効である。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明のス
クランブル符号生成回路によれば、シンボルクロックだ
けでスクランブル符号を生成できるから、位相同期ルー
プなどを省略して、簡単な回路構成とすることができ
る。また、CDMA通信のようなスペクトラム拡散通信
方式の送受信部分でスクランブル符号を生成する場合
に、受信側でチップクロックを使用することなく、従来
のチップクロックで駆動されるPN符号発生器と同等の
スクランブル符号を生成できる。したがって、ベースバ
ンド復調部の構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】 従来のスクランブル符号生成回路の一例を示
す図である。
【図3】 CDMAベースバンド変復調部の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
100 状態生成回路、200 状態保持回路、300
符号合成回路、400 論理積回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m個のレジスタを用いて、生成されるチ
    ップクロックの1/nの周波数を有するシンボルクロッ
    クでデシメーションされたスクランブル符号列を生成す
    るものであって、符号分割多元接続通信の送受信に使用
    されるスクランブル符号生成回路において、 入力されるmビット信号に基づいて新たなmビットの出
    力状態を生成する状態生成手段と、 上記状態生成手段と接続され、上記シンボルクロックに
    同期してmビット信号を保持する状態保持手段と、 上記状態保持手段で保持されたmビット信号から1ビッ
    トのスクランブル符号列を合成する符号合成手段とを具
    備したことを特徴とするスクランブル符号生成回路。
  2. 【請求項2】 上記状態生成手段は、mビット信号の間
    で排他的論理和演算を実行する論理回路により構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の回路。
  3. 【請求項3】 上記状態保持手段は、m個のレジスタか
    らなることを特徴とする請求項1記載の回路。
JP13627095A 1995-06-02 1995-06-02 スクランブル符号生成回路 Pending JPH08331120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13627095A JPH08331120A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 スクランブル符号生成回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13627095A JPH08331120A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 スクランブル符号生成回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08331120A true JPH08331120A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15171273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13627095A Pending JPH08331120A (ja) 1995-06-02 1995-06-02 スクランブル符号生成回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08331120A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100374354B1 (ko) * 1999-07-07 2003-03-04 삼성전자주식회사 이동통신시스템의 스크램블링 코드 생성 장치 및 방법
KR100429545B1 (ko) * 1999-08-17 2004-04-28 삼성전자주식회사 이동통신 시스템의 스크램블링 부호의 식별자 통신방법
KR100434262B1 (ko) * 1999-08-17 2004-06-04 엘지전자 주식회사 순방향 다중 스크램블링 코드 발생 방법
KR100448712B1 (ko) * 2001-12-12 2004-09-16 삼성전자주식회사 에이치디알 시스템의 스크램블링 장치 및 그 스크램블링방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100374354B1 (ko) * 1999-07-07 2003-03-04 삼성전자주식회사 이동통신시스템의 스크램블링 코드 생성 장치 및 방법
KR100429545B1 (ko) * 1999-08-17 2004-04-28 삼성전자주식회사 이동통신 시스템의 스크램블링 부호의 식별자 통신방법
KR100434262B1 (ko) * 1999-08-17 2004-06-04 엘지전자 주식회사 순방향 다중 스크램블링 코드 발생 방법
KR100448712B1 (ko) * 2001-12-12 2004-09-16 삼성전자주식회사 에이치디알 시스템의 스크램블링 장치 및 그 스크램블링방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4606039A (en) Spread spectrum coding method and apparatus
JP2600580B2 (ja) 同期式pn符号系列発生回路
US7080107B2 (en) Gold code generator design
JPH05509213A (ja) Sawc位相検出方法及び装置
JPH07120968B2 (ja) スペクトラム拡散通信装置
JPH0723023A (ja) 符号分割多元接続装置
JPS60229545A (ja) 双方向デイジタル通信方式
CN101199132B (zh) 用于快速跳频无线电的系统
US9015220B2 (en) Correlation device
JPH07118668B2 (ja) スペクトル拡散通信方式
JP2798129B2 (ja) チャープスペクトラム拡散信号多重化装置用送信装置及び受信装置
JPH09223983A (ja) スペクトラム拡散通信用送信機及び受信機
JPH08331120A (ja) スクランブル符号生成回路
US7089274B2 (en) Method and an electrical device for efficient generation of multi-rate pseudo random noise (PN) sequence
JPH04360434A (ja) スペクトル拡散送信装置及びスペクトル拡散受信装置
US20030161383A1 (en) Method and system for deriving dynamic data clocks from PN codes
JPH07264098A (ja) 空間伝送方法及び空間伝送装置
JPH05130068A (ja) 周波数拡散変調装置
JP3932366B2 (ja) 多重ゴールド符号を用いた多重通信系及び疑似乱数系列
JPH0549140B2 (ja)
JP3820453B2 (ja) 送信装置、受信装置、送信方法、およびプログラム
JPH0888587A (ja) スペクトラム拡散通信装置
RU2653470C1 (ru) Способ передачи криптограммы в системе связи и устройство для его осуществления
EP1170894B1 (en) Transmitter for spread-spectrum communication
JP2810359B2 (ja) スペクトラム拡散通信方式

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040330

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02