JP2001339466A - 可変レート符号受信装置 - Google Patents

可変レート符号受信装置

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JP2001339466A
JP2001339466A JP2000157535A JP2000157535A JP2001339466A JP 2001339466 A JP2001339466 A JP 2001339466A JP 2000157535 A JP2000157535 A JP 2000157535A JP 2000157535 A JP2000157535 A JP 2000157535A JP 2001339466 A JP2001339466 A JP 2001339466A
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signal
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JP2000157535A
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Ikuo Kawasumi
育男 川澄
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線品質が低下しても符号化レートの判定誤
りがない可変レート符号受信装置を提供する。 【解決手段】 可変レート符号送信装置から送られた信
号は可変レート符号受信装置のアンテナ11及び受信部
12で受信され、復調部13でディジタルの受信信号に
復調される。受信信号は復号部14〜14で符号化
レート毎に復号され、誤り検出部15〜15で誤り
の有無が検出される。検出結果はレート判定部16に、
復号された受信信号は選択部17に与えられる。レート
判定部16では、検出結果に基づいて選択信号SELを
選択部17に出力する。レート判定部16は、同時に複
数の誤り検出部から正常の旨の検出結果が与えられる
と、受信品質判定部20の判定結果を参照し、一定の受
信品質が満たされていなければ、誤り検出部の検出結果
を無視して無効データを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル方式の
移動通信等において用いられる可変レート符号受信装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動通信需要の増加と通信技術の発達に
伴い、ディジタル方式の携帯電話システム等が種々開発
され使用されている。最近では特に通信容量の拡大を目
的として様々な工夫が成されており、その1つとして可
変レート符号化方式がある。
【0003】可変レート符号化方式は、符号化レートの
異なる複数の符号化部を備え、入力信号の特性に応じて
適切な符号化レートの符号化部を選択し、入力信号を符
号化するものである。これによって、平均ビットレート
の低減を図り、同時に通信可能なチャネル数の増大を目
的としている。可変レート符号化方式としては、例えば
CDMA(Code Division Multiple Access)方式の携帯
自動車電話システム((社)電波産業会ARIB STD-T53)
で使用されているEVRC(Enhanced Variable Rate C
odec)が良く知られている。
【0004】EVRCは、符号化レートが8.54kbpsの第
1符号部と、 4.0kbpsの第2符号化部と、 0.8kbpsの第
3符号化部とを有し、更にこれら3つの符号化部を選択
的に使用するレート選択部とを備えて構成されている。
第1符号化部は、主として音声区間を符号化するために
使用され、第2符号化部は、主として音声から背景雑音
に遷移する区間を符号化するために使用される。第3符
号化部は、主として送話音声がない受話期間の背景雑音
区間を符号化するために使用される。レート選択部は、
入力信号の周波数帯域を複数に分割し、これらの分割帯
域毎に平均パワーを閾値と比較することにより、3つの
符号化部の中から適切な符号化部を選択するものであ
る。
【0005】入力された音声や背景雑音は、例えば20
ms毎のフレームに区切られ、選択された符号化部によ
って符号化された後、CRC(Cyclic Redundancy Chec
k)符号等の誤り検出符号が付加される。誤り検出符号が
付加された可変レート符号は、畳込み符号化等の誤り訂
正符号化処理が施された後、拡散変調されて送信され
る。
【0006】一方、このような可変レート符号を受信す
る場合には、一般に、ブラインドディテクション処理に
よって符号化レートが推定される。ブラインドディテク
ション処理とは、送信側から符号化レートの情報を送ら
ずに、受信側で判定する方式である。受信側では、受信
復調されたフレームのデータ毎に、送信され得るすべて
の符号化レートに対してCRC符号による誤り検出を行
う。そして、CRC符号が正常と判定された符号化レー
トが、正しい符号化レートと判断されて元の音声や背景
雑音が復号される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ブラインドディテクション処理を用いた受信装置では、
次のような課題があった。即ち、受信信号に含まれる雑
音が大きくなると、CRC符号によって誤りが検出され
る確率が大きくなる。言い換えると、正しい符号化レー
トで復号された信号が誤りと判定されたり、逆に間違っ
た符号化レートで復号された信号が正常と判定される場
合が生ずる。このため、S/N(Signal/Noise)等の回
線品質が低下すると、予期しない符号化レートで復号さ
れ、受信側に雑音が出力されることがあった。
【0008】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
を解決し、回線品質が低下しても符号化レートの判定誤
りがない可変レート符号受信装置を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、可変レート符号受信装
置において、変化する送信情報の特性に応じて一定周期
毎に複数の符号化レートの中から随時選択された符号化
レートで符号化され、誤り検出符号が付加されてフレー
ム単位で送信された信号を受信する受信手段と、前記受
信手段に入力された信号のレベルと雑音のレベルに基づ
いて受信した信号の品質を判定する品質判定手段と、前
記受信手段で受信された信号を前記複数の符号化レート
毎に復号して受信信号を生成する復号手段と、前記復号
手段で生成された前記複数の符号化レート毎の受信信号
に対して、前記フレーム単位に復号された誤り検出符号
を用いて誤り検出を行って各符号化レート毎に誤りの有
無を出力する誤り検出手段と、前記品質判定手段の判定
結果と前記誤り検出手段の検出結果とに基づいて前記送
信情報の符号化レートを判定し、その判定した符号化レ
ートで復号された前記受信信号を出力するレート判定手
段とを備えている。
【0010】第1の発明によれば、以上のように可変レ
ート符号受信装置を構成したので、次のような作用が行
われる。送信側から送信されてきた信号は受信手段で受
信され、復号手段によって複数の符号化レート毎に復号
されて受信信号が生成される。符号化レート毎に復号さ
れてた受信信号は、誤り検出手段によって誤り検出符号
による誤り検出が行われ、その検出結果がレート判定部
に出力される。一方、受信手段で受信された信号は、品
質判定手段で受信信号の品質が判定され、判定結果がレ
ート判定部に出力される。レート判定部では、誤り検出
手段の検出結果と品質判定手段の判定結果に基づいて、
送信されてきた信号の符号化レートが判定され、その判
定された符号化レートで復号された受信信号が出力され
る。
【0011】第2の発明は、可変レート符号受信装置に
おいて、第1の発明と同様の受信手段と、復号手段と、
誤り検出手段と、前記誤り検出手段の検出結果と過去の
フレームにおける符号化レートの判定結果の履歴とに基
づいて前記送信情報の符号化レートを判定し、その判定
した符号化レートで復号された前記受信信号を出力する
レート判定手段とを備えている。
【0012】第2の発明によれば、次のような作用が行
われる。送信側から送信されてきた信号は受信手段で受
信され、復号手段によって複数の符号化レート毎に復号
されて受信信号が生成される。符号化レート毎に復号さ
れた受信信号は、誤り検出手段によって誤り検出符号に
よる誤り検出が行われ、その検出結果がレート判定部に
出力される。レート判定部では、誤り検出手段の検出結
果と過去の符号化レートの判定結果の履歴に基づいて、
送信されてきた信号の符号化レートが判定され、その判
定された符号化レートで復号された受信信号が出力され
る。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態を示す可変レート符号送受信システ
ムの構成図である。この可変レート符号送受信システム
は、例えばCDMA方式の携帯電話システム等に用いら
れるもので、可変レート符号送信装置と可変レート符号
受信装置で構成されている。
【0014】可変レート符号送信装置は、一定周期(例
えば、20ms)を1フレームとして、フレーム毎に送
信すべき音声信号の情報量に応じてn(但し、nは複数
とする)個の符号化レートの中から適切な符号化レート
を選択し、その音声信号を符号化する可変レート符号化
部1を有している。可変レート符号化部1の出力側に
は、受信側で伝送路上のデータ誤りを検出するためのC
RC符号を付加する誤り検出符号付加部2が接続されて
いる。誤り検出符号付加部2の出力側には、畳み込み符
号化等の誤り訂正符号化処理を行う符号化部3が接続さ
れ、この符号化部3の出力側に送信部4が接続されてい
る。送信部4は、与えられた符号をウォルシュ系列等の
拡散符号によって拡散変調し、無線周波数に変換するも
のであり、無線周波数に変換された送信信号は、アンテ
ナ5から送信されるようになっている。
【0015】一方、可変レート符号受信装置は、可変レ
ート符号送信装置から送信されて空中を伝播してきた無
線周波数の送信信号を受信するためのアンテナ11を有
している。アンテナ11は特定の周波数を選択して受信
する受信手段(例えば受信部12及び復調部13)の受
信部12に接続されている。受信部12には、選択され
た特定の周波数の信号を、1フレーム単位で送信側と同
じ拡散符号を用いて逆拡散し、元の誤り訂正符号化され
た信号に復調する復調部13が接続されている。復調部
13の出力側には、複数の復号手段(例えば、復号部)
14,14,…,14が並列に接続されている。
【0016】復号部14〜14は、可変レート符号
送信装置側のn個の符号化レートに対応して、ビタビ復
号処理等の復号処理を行うものである。各復号部14
〜14からは、それぞれの符号化レートで復号された
受信信号とCRC符号が出力されるようになっている。
各復号部14〜14の出力側には、それぞれ誤り検
出手段(例えば、誤り検出部)15,15,…,1
が接続されている。
【0017】誤り検出部15〜15は、それぞれ復
号部14〜14から与えられた受信信号とCRC符
号に基づいて、1フレーム毎にその受信信号に誤りがあ
るか否かを検出するものである。各誤り検出部15
15の検出結果は、レート判定手段(例えば、レート
判定部)16に出力され、受信信号が選択部17に出力
されるようになっている。選択部17は、誤り検出部1
〜15から与えられた受信信号を、選択信号SE
Lに基づいて選択して出力するものである。選択部17
の出力側にはD/A(Digital/Analog)変換部18が接
続され、このD/A変換部18から音声信号が出力され
るようになっている。
【0018】受信部12には、品質判定手段(例えば、
受信品質測定部19及び受信品質判定部20)が接続さ
れている。受信品質測定部19は、受信したフレーム毎
に信号のレベルと雑音のレベルを測定し、そのS/Nを
算出するものである。受信品質測定部19の出力側に
は、受信品質判定部20が接続されている。受信品質判
定部20は、受信品質測定部19から与えられたS/N
を所定の閾値と比較して、所定の受信品質が有るか否か
を判定するものである。受信品質判定部20の判定結果
は、レート判定部16に与えられるようになっている。
【0019】レート判定部16は、受信品質判定部20
の判定結果と誤り検出部15〜15の検出結果とに
基づいて送信側の符号化レートを判定し、該当する符号
化レートの受信信号を選択するための選択信号SELを
出力するものである。選択信号SELは、選択部17へ
与えられるようになっている。
【0020】次に、動作を説明する。可変レート符号送
信装置において、送信すべき音声信号は、可変レート符
号化部1によって、20msのフレーム毎にその情報量
に応じた符号化レートで符号化される。符号化された音
声信号は、誤り検出符号付加部2によってCRC符号が
付加され、更に符号化部3で畳み込み符号化等の誤り訂
正符号化処理が行われる。誤り訂正符号化された信号
は、送信部4でウォルシュ系列等の拡散符号によって拡
散変調され、無線周波数に変換されてアンテナ5から送
信される。
【0021】可変レート符号送信装置のアンテナ5から
送信された信号は、空中を伝播して可変レート符号受信
装置のアンテナ11及び受信部12で選択受信される。
受信部12で選択された信号は、復調部13によって、
1フレーム単位で逆拡散されて、元の誤り訂正符号化さ
れた信号に復調される。復調された信号は、復号部14
〜14に共通に与えられ、送信側のn個の符号化レ
ートに対応して、ビタビ復号処理等の誤り訂正及び復号
処理が行われる。
【0022】各復号部14〜14で復号された受信
信号とCRC符号は、それぞれ誤り検出部15〜15
に与えられ、これらの誤り検出部15〜15にお
いて、1フレーム毎にその受信信号に誤りがあるか否か
が検出される。各誤り検出部15〜15の検出結果
は、レート判定部16に与えられ、受信信号は選択部1
7に与えられる。
【0023】一方、受信品質測定部19では、受信部1
2で受信したフレーム毎に、信号のレベルと雑音のレベ
ルが測定されてそのS/Nが算出される。算出されたS
/Nは、受信品質判定部20によって所定の閾値と比較
され、所定の受信品質を満たしているか否が判定され
て、その判定結果がレート判定部16に与えられる。
【0024】レート判定部16では、受信品質判定部2
0から与えられた判定結果と、誤り検出部15〜15
から与えられた検出結果とに基づいて送信側の符号化
レートが判定され、該当する符号化レートの受信信号を
選択するための選択信号SELが出力される。例えば、
誤り検出部15〜15から1つだけ正しい検出結果
が出力されていれば、受信品質判定部20の判定結果に
拘らず、その正しい検出結果に対応する受信信号を選択
するための選択信号SELが出力される。
【0025】また、誤り検出部15〜15から複数
の正しい検出結果が出力されていれば、受信品質判定部
20の判定結果が参照される。受信品質が正常であれ
ば、正しい検出結果の内で、例えば前のフレームと同じ
符号化レートの受信信号を選択するための選択信号SE
Lが出力される。また、受信品質が不良であれば、いず
れも誤りと判定して選択信号SELは出力されない。こ
れにより、D/A変換部18には無効データが与えられ
る。
【0026】誤り検出部15〜15から正しい検出
結果が出力されなければ、レート判定部16から選択信
号SELは出力されず、D/A変換部18には無効デー
タが与えられる。選択部17では、レート判定部16か
ら与えられた選択信号SELに基づいて、誤り検出部1
〜15から与えられた受信信号が選択されて出力
される。選択部17で選択出力された受信信号は、D/
A変換部18によって音声信号に変換される。
【0027】以上のように、この第1の実施形態の可変
レート符号送受信システムは、受信側で受信した信号の
品質を判定する受信品質判定部20と、受信品質と誤り
検出結果に基づいて符号化レートを判定するレート判定
部16を有している。これにより、S/Nが小さくても
符号化レートの判定誤りを防止することができる。
【0028】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態を示す可変レート符号受信装置の構成図であ
り、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付され
ている。この可変レート符号受信装置は、図1中の可変
レート符号送信装置から送信された信号を受信するもの
で、図1中の可変レート符号受信装置と同様のアンテナ
11、受信部12、復調部13、復号部14〜1
、誤り検出部15〜15、選択部17、及びD
/A変換部18を有している。また、この可変レート符
号受信装置には、図1中のレート判定部16、受信品質
測定部19、及び受信品質判定部20に代えて、レート
判定部16Aと履歴記憶部16Bが設けられている。
【0029】レート判定部16Aには、各誤り検出部1
〜15から検出結果が与えられ、このレート判定
部16Aから選択部17へ選択信号SELが出力される
ようになっている。履歴記憶部16Bは、レート判定部
16Aに接続され、このレート判定部16Aで判定され
た過去のフレームの符号化レートの履歴を記憶するもの
である。レート判定部16Aは、履歴記憶部16Bに記
憶された過去のフレームの符号化レートの履歴と、各誤
り検出部15〜15から与えられた現在のフレーム
の誤り検出結果に基づいて、符号化レートを判定して選
択信号SELを出力するものである。
【0030】図3は、図2中のレート判定部16Aにお
ける判定処理の一例を示すフローチャートである。以
下、この図3に基づいて、レート判定部16Aの動作を
説明する。受信した1フレームの復号と誤り検出が完了
すると、各誤り検出部15〜15の検出結果がレー
ト判定部16Aに出力され、このレート判定部16Aに
よる判定処理が開始される。
【0031】ステップS1において、誤り検出部15
〜15から出力された誤り検出結果によって、正常
(OK)とされた符号化レートの数が調べられる。1レ
ートのみが正常であればステップS2へ進む。また、正
常とされたレートが無ければステップS3へ、複数のレ
ートが正常とされればステップS4へ進む。
【0032】ステップS2において、該当するレートが
符号化レートと判定され、その符号化レートに対応する
受信信号を選択するための選択信号SELが出力され
る。ステップS2の後、ステップS9へ進む。ステップ
S3では、正しく受信された受信信号が存在しないの
で、誤った信号を出力しないために選択信号SELは出
力されず、無効データが出力される。ステップS3の
後、レート判定部16Aにおける判定処理は終了する。
【0033】一方、ステップS4では、正常とされた複
数のレートの内で、前フレームのレートとのレベル差が
1以内の符号化レートの数が調べられる。ここで、レベ
ルとは、送信側で使用される符号化レートを低いものか
ら高いものまで順番に並べた時の順位を意味する。そし
て、該当する符号化レートの数が1であればステップS
2へ、該当するレートが無ければステップS3へ進む。
また、該当するレートの数が複数(即ち、2または3)
であれば、ステップS5へ進む。
【0034】ステップS5において、履歴記憶部16B
に記憶された過去のフレームの符号化レートの変動が調
べられる。そして、符号化レートが上昇傾向であればス
テップS6へ進み、低下傾向であればステップS7へ進
む。符号化レートが一定または不明の場合には、ステッ
プS8へ進む。ステップS6では、該当するレートの中
から前フレーム以上の符号化レートが選択され、その符
号化レートに対応する受信信号を選択するための選択信
号SELが出力される。
【0035】ステップS7では、該当するレートの中か
ら前フレーム以下の符号化レートが選択され、その符号
化レートに対応する受信信号を選択するための選択信号
SELが出力される。ステップS8では、該当するレー
トの中から前フレームと同一の符号化レートが選択さ
れ、その符号化レートに対応する受信信号を選択するた
めの選択信号SELが出力される。ステップS6,S
7,S8の後、ステップS9へ進む。
【0036】ステップS9では、ステップS2,S6〜
S8で選択された符号化レートが履歴記憶部16Bに記
憶される。ステップS9の後、このレート判定部16A
における1フレームの判定処理が終了する。
【0037】以上のように、この第2の実施形態の可変
レート符号受信装置は、過去のフレームの符号化レート
の履歴を記憶する履歴記憶部16Bと、過去の符号化レ
ートの履歴を参照しながら、誤り検出結果に基づいて符
号化レートを判定するレート判定部16Aを有してい
る。これにより、受信信号に誤りが発生しても符号化レ
ートの判定誤りを防止することができる。
【0038】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。 (a) 図1の可変レート符号送受信システムは、CD
MA方式の携帯電話システムを対象とした移動無線シス
テムであるが、これ以外の通信システムにも同様に適用
可能である。更に、有線系の通信システムにも適用でき
る。 (b) 図1中の受信品質測定部19では、受信したフ
レーム毎のS/Nを受信品質として測定しているが、S
/Nに限らず、ビット誤り率、フレーム誤り率等を、受
信品質の指標としても良い。
【0039】(c) 図1及び図2の可変レート符号受
信装置では、符号化レートの数に対応してn組の復号部
14〜14及び誤り検出部15〜15を設けて
いるが、例えば1つのディジタル信号プロセッサ等を用
いて、複数の符号化レートに対応する復号処理を順次行
い、各符号化レート毎の検出結果をレート判定部16に
与えるようにしても良い。 (d) 図2中のレート判定部16Aの判定処理は、図
3に示したフローチャートに限定されない。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、受信手段に入力された信号の品質を判定する
品質判定手段と、この品質判定手段の判定結果と誤り検
出手段の検出結果に基づいて送信情報の符号化レートを
判定するレート判定手段を有している。これにより、回
線品質が低下したときの符号化レートの判定誤りを防止
することができる。
【0041】第2の発明によれば、誤り検出手段の検出
結果と、過去のフレームにおける符号化レートの判定結
果の履歴に基づいて、現在の符号化レートを判定するレ
ート判定手段を有している。これにより、不自然な受信
信号の出力を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す可変レート符号
送受信システムの構成図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す可変レート符号
受信装置の構成図である。
【図3】図2中のレート判定部16Aにおける判定処理
の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 アンテナ 12 受信部 13 復調部 14〜14 復号部 15〜15 誤り検出部 16,16A レート判定部 16B 履歴記憶部 17 選択部 18 D/A変換部 19 受信品質測定部 20 受信品質判定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変化する送信情報の特性に応じて一定周
    期毎に複数の符号化レートの中から随時選択された符号
    化レートで符号化され、誤り検出符号が付加されてフレ
    ーム単位で送信された信号を受信する受信手段と、 前記受信手段に入力された信号のレベルと雑音のレベル
    に基づいて受信した信号の品質を判定する品質判定手段
    と、 前記受信手段で受信された信号を前記複数の符号化レー
    ト毎に復号して受信信号を生成する復号手段と、 前記復号手段で生成された前記複数の符号化レート毎の
    受信信号に対して、前記フレーム単位に復号された誤り
    検出符号を用いて誤り検出を行って各符号化レート毎に
    誤りの有無を出力する誤り検出手段と、 前記品質判定手段の判定結果と前記誤り検出手段の検出
    結果とに基づいて前記送信情報の符号化レートを判定
    し、その判定した符号化レートで復号された前記受信信
    号を出力するレート判定手段とを、 備えたことを特徴とする可変レート符号受信装置。
  2. 【請求項2】 変化する送信情報の特性に応じて一定周
    期毎に複数の符号化レートの中から随時選択された符号
    化レートで符号化され、誤り検出符号が付加されてフレ
    ーム単位で送信された信号を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信された信号を前記複数の符号化レー
    ト毎に復号して受信信号を生成する復号手段と、 前記復号手段で生成された前記複数の符号化レート毎の
    受信信号に対して、前記フレーム単位に復号された誤り
    検出符号を用いて誤り検出を行って各符号化レート毎に
    誤りの有無を出力する誤り検出手段と、 前記誤り検出手段の検出結果と過去のフレームにおける
    符号化レートの判定結果の履歴とに基づいて前記送信情
    報の符号化レートを判定し、その判定した符号化レート
    で復号された前記受信信号を出力するレート判定手段と
    を、 備えたことを特徴とする可変レート符号受信装置。
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