JP2002503909A - 直交速度依存型ウォルシ・カバリング・コードを使用する速度決定を実行するための方法および装置 - Google Patents
直交速度依存型ウォルシ・カバリング・コードを使用する速度決定を実行するための方法および装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 直交速度依存型ウォルシ・カバリング・コードを使用して速度決定を実行するための方法および装置
【解決手段】 直交速度依存型ウォルシ・カバリング・コードを使用する通信システム内での速度決定のための方法および装置。直交速度依存型ウォルシュコードは、通信リンク上での伝送の前に反復されるコードシンボルをカバーするために使用される。ウォルシュコードは、システム内のデータごとに2の累乗で増加する直交バイナリコードを備える。コードシンボルは、反復され、発明の直交ウォルシュコードを使用するシンボル速度でカバーされる。シンボル誤り率(SER)ブロックは、候補速度のそれぞれに速度依存型SER測定規準を作成するために使用される。不正確なデータ速度を使用するソフト結合器(204、206、208、210)と結合されているSER推定器(230、232、234、236)は、正確な速度仮説を使用するソフト結合器(204、206、208、210)に結合されているSER推定器によって生じるシンボル誤り率と比較して高いシンボル誤り率を生じさせる。別の実施形態においては、エネルギー測定規準計算機(250、252、254、256)がSER推定器(230、232,234、236)に代入され、候補データ速度ごとに速度依存型再符号化エネルギー測定規準を作成するために使用される。エネルギー測定規準は、シンボルエネルギーの推定値を生じさせ、シンボルエネルギーは、データ速度インジケータとして使用される。
Description
【0001】 (発明の背景) I.発明の分野 本発明は、コード分割多重アクセス(CDMA)に関し、さらに特定すると、
高容量(high capacity)CDMA電気通信システムにおける速度決定(rate deter
mination )に関する。 II.関連技術の説明 無線通信システムは、複数の加入者移動無線局、つまり「移動局」と固定ネッ
トワーク・インフラストラクチャの間の双方向通信を容易にする。1つの例示的
なシステムが、周知のコード分割多重アクセス(CDMA)通信システムである
。CDMAシステムは、スペクトラム拡散多重アクセスデジタル通信システムで
通信チャネルを作成するために特異のコードシーケンスを使用する。CDMAシ
ステムの動作および機能性は、電気通信業界協会(Telecommunica
tions Industry Assocation(TIA))によって1
995年5月に発表され、ここに参照して組み込まれ、以降「IS−95」と呼
ばれる「二重モード広帯域スペクトル拡散セルラーシステム用移動局−基地局互
換性規格(Mobile Station−Base Station Com
patibility Standard for Dual−Mode Wi
deband Spread Spectrum Cellular Syst
em)」、TIA/EIA/IS−95Aと題されるCDMA動作を制御する電
気通信業界協会仕様に述べられている。
高容量(high capacity)CDMA電気通信システムにおける速度決定(rate deter
mination )に関する。 II.関連技術の説明 無線通信システムは、複数の加入者移動無線局、つまり「移動局」と固定ネッ
トワーク・インフラストラクチャの間の双方向通信を容易にする。1つの例示的
なシステムが、周知のコード分割多重アクセス(CDMA)通信システムである
。CDMAシステムは、スペクトラム拡散多重アクセスデジタル通信システムで
通信チャネルを作成するために特異のコードシーケンスを使用する。CDMAシ
ステムの動作および機能性は、電気通信業界協会(Telecommunica
tions Industry Assocation(TIA))によって1
995年5月に発表され、ここに参照して組み込まれ、以降「IS−95」と呼
ばれる「二重モード広帯域スペクトル拡散セルラーシステム用移動局−基地局互
換性規格(Mobile Station−Base Station Com
patibility Standard for Dual−Mode Wi
deband Spread Spectrum Cellular Syst
em)」、TIA/EIA/IS−95Aと題されるCDMA動作を制御する電
気通信業界協会仕様に述べられている。
【0002】 CDMA基地局からCDMA移動局への通信は、「順方向CDMAチャネル」
を使用するが、移動局から基地局への通信は「逆方向CDMAチャネル」を使用
する。CDMAチャネルは、アクセスチャネルおよびトラフィックチャネルを備
える。これらのチャネルは、直接シーケンスCDMA技法を使用する同じCDM
A周波数割当てを共用する。別個のユーザチャネル長コードシーケンス番号が、
各トラフィックチャネルを特定する。コヒーレントな逆方向リンクCDMAトラ
フィックチャネルの全体的な構造は、図1に図示されている。本発明とともに使
用するために適応できる提案されている順方向リンク・トラフィックチャネルは
、図1の逆方向トラフィックチャネルに類似しており、以下にさらに詳細に説明
されている。逆方向CDMAチャネルで伝送されるデータは、20msフレーム
に分類される。図1に図示されているように、伝送の前に、逆方向チャネル情報
ビットには、巡回冗長コード(CRC)と「テール」ビットが付加されている。
それから、情報およびテールビットは、従来の符号化方法を使用して符号化され
、コードシンボルを作成する。各コードシンボルは、好ましくは情報のデジタル
ビットである。エンコーダ(encoder)の1つの代表例においては、入力される1 ビットごとに4ビットが出力される。このようなエンコーダは、典型的には1/
4エンコーダと呼ばれる。1つの特定のケースでは、コードシンボル(code symb
ols)を作成するために、畳み込みエンコーダが使用される。伝送の前に、コード
シンボルは反復され、ブロック(block)インタリーブされ(interleaved)、変調さ
れる。逆方向リンクトラフィックチャネルの構成要素のそれぞれが、以下に簡略
に説明される。
を使用するが、移動局から基地局への通信は「逆方向CDMAチャネル」を使用
する。CDMAチャネルは、アクセスチャネルおよびトラフィックチャネルを備
える。これらのチャネルは、直接シーケンスCDMA技法を使用する同じCDM
A周波数割当てを共用する。別個のユーザチャネル長コードシーケンス番号が、
各トラフィックチャネルを特定する。コヒーレントな逆方向リンクCDMAトラ
フィックチャネルの全体的な構造は、図1に図示されている。本発明とともに使
用するために適応できる提案されている順方向リンク・トラフィックチャネルは
、図1の逆方向トラフィックチャネルに類似しており、以下にさらに詳細に説明
されている。逆方向CDMAチャネルで伝送されるデータは、20msフレーム
に分類される。図1に図示されているように、伝送の前に、逆方向チャネル情報
ビットには、巡回冗長コード(CRC)と「テール」ビットが付加されている。
それから、情報およびテールビットは、従来の符号化方法を使用して符号化され
、コードシンボルを作成する。各コードシンボルは、好ましくは情報のデジタル
ビットである。エンコーダ(encoder)の1つの代表例においては、入力される1 ビットごとに4ビットが出力される。このようなエンコーダは、典型的には1/
4エンコーダと呼ばれる。1つの特定のケースでは、コードシンボル(code symb
ols)を作成するために、畳み込みエンコーダが使用される。伝送の前に、コード
シンボルは反復され、ブロック(block)インタリーブされ(interleaved)、変調さ
れる。逆方向リンクトラフィックチャネルの構成要素のそれぞれが、以下に簡略
に説明される。
【0003】 図1に図示されている例示的なCDMAトラフィックチャネル構造において、
データフレームは、9600(「速度1」)、4800(「速度1/2」)、2
400(「速度1/4」)、および1200(「速度1/8」)ビット秒という
「基本」データ速度で逆方向トラフィックチャネル上を選択的に伝送されること
ができる。19.2kbps(「速度2」)、38.4kbps(「速度4」)
、および76.8kbps(「速度8」)などのさらに高速のビット転送速度は
、図示されている逆方向トラフィックチャネル構造を改良することによってサポ
ートされてよい。このような代替逆方向トラフィックチャネルの例は、図7に関
して後述される。基本データ速度は、フレーム品質インジケータおよびエンコー
ダ「テールビット(tail bits)」が、それぞれブロック102と104によって 情報ビットに追加された後に作成される。フレーム品質インジケータは、以下の
2つの機能をサポートする巡回冗長コード(CRC)を備える。つまり、(1)
フレームがエラーで伝送されたかどうかに関する決定を補助し、(2)受信機で
の伝送済みデータ速度の決定を補助する。追加されるCRCビットの数は、使用
されている基本データ速度に依存する。
データフレームは、9600(「速度1」)、4800(「速度1/2」)、2
400(「速度1/4」)、および1200(「速度1/8」)ビット秒という
「基本」データ速度で逆方向トラフィックチャネル上を選択的に伝送されること
ができる。19.2kbps(「速度2」)、38.4kbps(「速度4」)
、および76.8kbps(「速度8」)などのさらに高速のビット転送速度は
、図示されている逆方向トラフィックチャネル構造を改良することによってサポ
ートされてよい。このような代替逆方向トラフィックチャネルの例は、図7に関
して後述される。基本データ速度は、フレーム品質インジケータおよびエンコー
ダ「テールビット(tail bits)」が、それぞれブロック102と104によって 情報ビットに追加された後に作成される。フレーム品質インジケータは、以下の
2つの機能をサポートする巡回冗長コード(CRC)を備える。つまり、(1)
フレームがエラーで伝送されたかどうかに関する決定を補助し、(2)受信機で
の伝送済みデータ速度の決定を補助する。追加されるCRCビットの数は、使用
されている基本データ速度に依存する。
【0004】 それ以外の速度決定測定規準(rate determination metrics)は、受信機でデー
タ速度決定を実行するために必要とされる。すべてのフレームがCRCを含むわ
けではないシステムもある。例えば、図1の構造において、2つの最低データ速
度(1.2kpbs速度と2.4kpbs速度)はCRC情報を含まない。CR
C情報に加えて、4つの候補基本データ速度で評価されたシンボル誤り率(symbol
error rates)(SER)が、速度決定のために使用されたことがある。加えて 、従来の技術によるシステムは、受信機での速度決定を助けるためにエネルギー
測定規準(energy metrics)を使用していた。不利なことに、(特に長ゼロ文字列
の場合の)多様な速度で伝送されるデータ内の相関関係のために、データ速度決
定は、これらの速度決定測定規準を使用すると困難であることが判明した。
タ速度決定を実行するために必要とされる。すべてのフレームがCRCを含むわ
けではないシステムもある。例えば、図1の構造において、2つの最低データ速
度(1.2kpbs速度と2.4kpbs速度)はCRC情報を含まない。CR
C情報に加えて、4つの候補基本データ速度で評価されたシンボル誤り率(symbol
error rates)(SER)が、速度決定のために使用されたことがある。加えて 、従来の技術によるシステムは、受信機での速度決定を助けるためにエネルギー
測定規準(energy metrics)を使用していた。不利なことに、(特に長ゼロ文字列
の場合の)多様な速度で伝送されるデータ内の相関関係のために、データ速度決
定は、これらの速度決定測定規準を使用すると困難であることが判明した。
【0005】 エンコーダ・テールビットは、各フレームの終わりに付加される8個の論理ゼ
ロにすぎない。テールビットは、エンコーダ・テールブロック104によってフ
レームに付加される。データフレームは、図1に図示されているようにエンコー
ダブロック106に入力される。逆方向チャネルは、データを伝送するために候
補基本データ速度のどれかを使用してよい。基本データフレームは、(1.2k
bpsデータ速度の場合)24ビット、(2.4kbpsの場合)48ビット、
(4.8kbpsの場合)96ビット、(9.6kbpsの場合)192ビット
を備える。エンコーダ106は、任意の便利な周知の符号化技法を使用して実現
できる。例えば、畳み込みエンコーダは、図1のエンコーダ106を実現するた
めに使用できる。このケースでは、畳み込みコードは、好ましくは速度1/4で
あり、好ましくは9という抑制長(constraint length)を有する。エンコーダ1 06は、図1に図示されているような基本速度リピータ(repeater)108への入
力であるコードシンボル(code symbols)を作成する。
ロにすぎない。テールビットは、エンコーダ・テールブロック104によってフ
レームに付加される。データフレームは、図1に図示されているようにエンコー
ダブロック106に入力される。逆方向チャネルは、データを伝送するために候
補基本データ速度のどれかを使用してよい。基本データフレームは、(1.2k
bpsデータ速度の場合)24ビット、(2.4kbpsの場合)48ビット、
(4.8kbpsの場合)96ビット、(9.6kbpsの場合)192ビット
を備える。エンコーダ106は、任意の便利な周知の符号化技法を使用して実現
できる。例えば、畳み込みエンコーダは、図1のエンコーダ106を実現するた
めに使用できる。このケースでは、畳み込みコードは、好ましくは速度1/4で
あり、好ましくは9という抑制長(constraint length)を有する。エンコーダ1 06は、図1に図示されているような基本速度リピータ(repeater)108への入
力であるコードシンボル(code symbols)を作成する。
【0006】 基本速度リピータ108は、固定速度での伝送を保証するために最低速度で符
号化される情報を反復する。その結果、無線による伝送速度は、実際の情報が伝
送されている速度とは関係なく、あらゆるユーザにとって同じである。基本速度
リピータ108は、コードシンボルを、それらがインタリーブされる前に反復す
る。図1に図示されている逆方向リンクトラフィックチャネル構造100におい
ては、9.6kbps速度での各コードシンボルは、一回反復される(つまり、
各シンボルは、2連続回発生する)。4.8kbps速度での各コードシンボル
は3回反復される(つまり、各シンボルは、4連続回発生する)。2.4kbp
s速度での各コードシンボルは、7回反復される(つまり、各シンボルは、8連
続回発生する)。1.2kbps速度での各コードシンボルは、15回反復され
る(つまり、各シンボルは、16連続回発生する)。この結果、毎秒76,80
0コードシンボルという一定のコードシンボル速度が生じる。基本速度リピータ
108によって作成される反復コードシンボルは、伝送前にブロックインタリー
バ(interleaver)110に入力される。
号化される情報を反復する。その結果、無線による伝送速度は、実際の情報が伝
送されている速度とは関係なく、あらゆるユーザにとって同じである。基本速度
リピータ108は、コードシンボルを、それらがインタリーブされる前に反復す
る。図1に図示されている逆方向リンクトラフィックチャネル構造100におい
ては、9.6kbps速度での各コードシンボルは、一回反復される(つまり、
各シンボルは、2連続回発生する)。4.8kbps速度での各コードシンボル
は3回反復される(つまり、各シンボルは、4連続回発生する)。2.4kbp
s速度での各コードシンボルは、7回反復される(つまり、各シンボルは、8連
続回発生する)。1.2kbps速度での各コードシンボルは、15回反復され
る(つまり、各シンボルは、16連続回発生する)。この結果、毎秒76,80
0コードシンボルという一定のコードシンボル速度が生じる。基本速度リピータ
108によって作成される反復コードシンボルは、伝送前にブロックインタリー
バ(interleaver)110に入力される。
【0007】 ブロックインタリーバ110は、隣接するコードシンボル間で擬似乱数時間分
離を作成するために周知の方法で機能する。ブロックインタリーバ110は、伝
送されたデータをさらに堅牢にし、それによってバーストエラーと有害なチャネ
ルフェージング特性にさらに抵抗力をつけるために、ある時間期間、コードシン
ボルを分散する。これにより、データが、多岐に渡る不利なチャネル条件下で正
確に送受できる(transceived)ことが確実になる。コードシンボル
は、伝送の前に変調器112によって変調される。
離を作成するために周知の方法で機能する。ブロックインタリーバ110は、伝
送されたデータをさらに堅牢にし、それによってバーストエラーと有害なチャネ
ルフェージング特性にさらに抵抗力をつけるために、ある時間期間、コードシン
ボルを分散する。これにより、データが、多岐に渡る不利なチャネル条件下で正
確に送受できる(transceived)ことが確実になる。コードシンボル
は、伝送の前に変調器112によって変調される。
【0008】 不利なことに、図1に図示されている逆方向リンクトラフィックチャネル構造
は、受信機での速度決定を実行するのが非常に困難にする。シンボルは、符号化
されたり、カバーされる(covered)よりむしろ基本速度リピータ108によって 単に反復されるだけであるため、特にコードが論理ゼロまたは1の長い文字列を
生じさせるとき、逆インタリーブコードはさまざまなデータ速度の間できわめて
相関付けられている。ゼロ文字列は、同じゼロ文字列が、候補基本データ速度の
どれかを使用するときに基本速度リピータ108によって作成されるため、きわ
めて相関付けられている。例えば、8回反復された速度1/4の全ゼロコードは
、4回反復された速度1/2全ゼロコードと同じに見えるだろう。同じゼロ文字
列は、両方のケースで基本速度リピータ108によって作成される。不利なこと
に、2つのコードシンボルシーケンスは、データが伝送される速度を決定しよう
と試みるときに受信機にエラーを起こさせるだろう。速度決定エラーは受信機で
問題を引き起こし、それによって復号エラーを生じさせる。したがって、速度カ
バリング技法(a rate covering technique)を含む改善されたトラフィックチャ ネル構造が、受信機内での速度決定を容易にするために必要とされる。
は、受信機での速度決定を実行するのが非常に困難にする。シンボルは、符号化
されたり、カバーされる(covered)よりむしろ基本速度リピータ108によって 単に反復されるだけであるため、特にコードが論理ゼロまたは1の長い文字列を
生じさせるとき、逆インタリーブコードはさまざまなデータ速度の間できわめて
相関付けられている。ゼロ文字列は、同じゼロ文字列が、候補基本データ速度の
どれかを使用するときに基本速度リピータ108によって作成されるため、きわ
めて相関付けられている。例えば、8回反復された速度1/4の全ゼロコードは
、4回反復された速度1/2全ゼロコードと同じに見えるだろう。同じゼロ文字
列は、両方のケースで基本速度リピータ108によって作成される。不利なこと
に、2つのコードシンボルシーケンスは、データが伝送される速度を決定しよう
と試みるときに受信機にエラーを起こさせるだろう。速度決定エラーは受信機で
問題を引き起こし、それによって復号エラーを生じさせる。したがって、速度カ
バリング技法(a rate covering technique)を含む改善されたトラフィックチャ ネル構造が、受信機内での速度決定を容易にするために必要とされる。
【0009】 さらに、従来の技術によるデータ速度の決定測定規準は、データがゼロまたは
1の長い文字列を含むとき信頼できる結果を生じさせることができなかった。し
たがって、従来の技術によるデータ速度決定測定規準の性能を高める技法が必要
とされている。
1の長い文字列を含むとき信頼できる結果を生じさせることができなかった。し
たがって、従来の技術によるデータ速度決定測定規準の性能を高める技法が必要
とされている。
【0010】 本発明は、このような改善された速度決定方法および機器を提供する。
【0011】 (発明の概要) 無線通信システムにおけるデータ速度決定のための新規な方法および機器が、
ここに開示されている。ここに開示されている方法および機器の1つの実施形態
に従って、直交(orthogonal)速度依存型ウォルシュコードが、通信リンク上での
伝送の前にコードシンボルのシーケンスをカバーするために使用される。ウォル
シュコードは、連続的にさらに低いデータ速度の場合2の累乗で長さが伸びてい
く。個々のコードシンボルは、冗長性を提供するため、および符号化された情報
が送信機から出力される速度が各データ速度と同じであることを確実にするため
に反復される。その後で、その結果生じるコードシンボルシーケンスが、好まし
くは直交ウォルシュコードを使用してシンボル速度でカバーされる。したがって
、第1候補速度で生じるコードシンボルシーケンスは、第2候補速度で生じるコ
ードシンボルシーケンスに直交している。ここに開示されているコードシンボル
の反復およびカバリングの方法(covering method)ならびに装置は、論理ゼロと 1の長いシーケンスを含むデータを符号化する上で特に有利である。直交コード
によってカバーされるコードシンボルシーケンスの直交性質は、受信機における
さらに信頼性が高く、より複雑ではないデータ速度決定装置の使用を可能にする
。速度決定は、それによって改善され、データサービス機能の向上と復号エラー
の削減を生じさせる。
ここに開示されている。ここに開示されている方法および機器の1つの実施形態
に従って、直交(orthogonal)速度依存型ウォルシュコードが、通信リンク上での
伝送の前にコードシンボルのシーケンスをカバーするために使用される。ウォル
シュコードは、連続的にさらに低いデータ速度の場合2の累乗で長さが伸びてい
く。個々のコードシンボルは、冗長性を提供するため、および符号化された情報
が送信機から出力される速度が各データ速度と同じであることを確実にするため
に反復される。その後で、その結果生じるコードシンボルシーケンスが、好まし
くは直交ウォルシュコードを使用してシンボル速度でカバーされる。したがって
、第1候補速度で生じるコードシンボルシーケンスは、第2候補速度で生じるコ
ードシンボルシーケンスに直交している。ここに開示されているコードシンボル
の反復およびカバリングの方法(covering method)ならびに装置は、論理ゼロと 1の長いシーケンスを含むデータを符号化する上で特に有利である。直交コード
によってカバーされるコードシンボルシーケンスの直交性質は、受信機における
さらに信頼性が高く、より複雑ではないデータ速度決定装置の使用を可能にする
。速度決定は、それによって改善され、データサービス機能の向上と復号エラー
の削減を生じさせる。
【0012】 ここに開示されている方法および機器の1つの実施形態は、データ速度決定と
復号の方法と装置を含む。開示されているデータ速度決定復号方法および機器は
、データが伝送された速度に関する正確な仮定と不正確な仮定(つまり、一般的
には「データ速度仮説(hypotheses)」と呼ばれる)の区別をするために符号化さ
れたシーケンスの直交性質を利用する。1つの実施形態においては、シンボル誤
り率(SER)推定器が使用され、候補速度のそれぞれに速度依存型SER測定
規準を作成する。この実施形態においては、各SER推定器は、関連するソフト
結合器から第1入力を、関連する再エンコーダから第2入力を受け取る。不正確
なデータ速度仮説を使用したソフト結合器と関連している各SER推定器は、正
確な速度仮説を使用するソフト結合器と関連するSER推定器によって生じるシ
ンボルエラー速度と比較して高いシンボルエラー速度を生じさせるだろう。SE
R測定規準のデータ速度区別能力は、正確な仮説と不正確な仮説の間のSER測
定規準の差異をさらに向上させる直交カバリングコード(orthogonal covering c
odes)を使用することによって大幅に改善される。
復号の方法と装置を含む。開示されているデータ速度決定復号方法および機器は
、データが伝送された速度に関する正確な仮定と不正確な仮定(つまり、一般的
には「データ速度仮説(hypotheses)」と呼ばれる)の区別をするために符号化さ
れたシーケンスの直交性質を利用する。1つの実施形態においては、シンボル誤
り率(SER)推定器が使用され、候補速度のそれぞれに速度依存型SER測定
規準を作成する。この実施形態においては、各SER推定器は、関連するソフト
結合器から第1入力を、関連する再エンコーダから第2入力を受け取る。不正確
なデータ速度仮説を使用したソフト結合器と関連している各SER推定器は、正
確な速度仮説を使用するソフト結合器と関連するSER推定器によって生じるシ
ンボルエラー速度と比較して高いシンボルエラー速度を生じさせるだろう。SE
R測定規準のデータ速度区別能力は、正確な仮説と不正確な仮説の間のSER測
定規準の差異をさらに向上させる直交カバリングコード(orthogonal covering c
odes)を使用することによって大幅に改善される。
【0013】 ここに開示されているデータ速度決定と復号の方法および装置の別の実施形態
においては、候補データ速度ごとに速度依存型再符号化エネルギー測定規準を作
成するために、エネルギー測定基準計算機(energy metric calculators)が使用 される。本発明のこの実施形態においては、エネルギー測定規準計算機は、再符
号化されたコードシーケンスと、ソフト結合器(soft combiners)によって生じる
ソフト決定シーケンスの内積(an inner product)を実行し、それによって候補速
度ごとにエネルギー測定規準を作成する。内積は、コードシンボルごとにソフト
結合器から出力されるソフト決定シーケンスを再符号化されたコードシーケンス
で乗算することから生じる積を総計することによって生じる。この実施形態に従
って、内積は、シンボルエネルギーの推定器を生じさせるためにシンボルの総数
で除算される。シンボルエネルギーは、別のデータ速度インジケータとして使用
される。ここに開示されている方法および装置のウォルシュ・カバー・コードの
直交性質のために、不正確な速度仮説を使用したそれらのソフト結合器は、ほぼ
ゼロであるエネルギー測定規準を生じさせるだろう。しかしながら、正確な速度
仮説を使用するソフト結合器は、実質的にはゼロを上回る値を有するエネルギー
測定規準を生じさせる。したがって、この実施形態に従って、エネルギー測定規
準計算機により作成されるエネルギー測定規準は、正確なデータ速度仮説と不正
確なデータ速度仮説を区別するために使用することができる。
においては、候補データ速度ごとに速度依存型再符号化エネルギー測定規準を作
成するために、エネルギー測定基準計算機(energy metric calculators)が使用 される。本発明のこの実施形態においては、エネルギー測定規準計算機は、再符
号化されたコードシーケンスと、ソフト結合器(soft combiners)によって生じる
ソフト決定シーケンスの内積(an inner product)を実行し、それによって候補速
度ごとにエネルギー測定規準を作成する。内積は、コードシンボルごとにソフト
結合器から出力されるソフト決定シーケンスを再符号化されたコードシーケンス
で乗算することから生じる積を総計することによって生じる。この実施形態に従
って、内積は、シンボルエネルギーの推定器を生じさせるためにシンボルの総数
で除算される。シンボルエネルギーは、別のデータ速度インジケータとして使用
される。ここに開示されている方法および装置のウォルシュ・カバー・コードの
直交性質のために、不正確な速度仮説を使用したそれらのソフト結合器は、ほぼ
ゼロであるエネルギー測定規準を生じさせるだろう。しかしながら、正確な速度
仮説を使用するソフト結合器は、実質的にはゼロを上回る値を有するエネルギー
測定規準を生じさせる。したがって、この実施形態に従って、エネルギー測定規
準計算機により作成されるエネルギー測定規準は、正確なデータ速度仮説と不正
確なデータ速度仮説を区別するために使用することができる。
【0014】 ここに開示されているシンボル反復(symbol repetition)およびウォルシュ符 号化方法および装置の別の実施形態においては、ブロックインタリーバ(block i
nterleaver)およびリピータ/カバリングブロック(repeater/covering blocks) が、通信リンク特徴およびインプリメンテーション(implementation)抑制に応じ
て互いに関して配置し直される。例えば、リピータ/カバリング機能の前に、ブ
ロックインタリーブ機能を最初に実行することによって、伝送されたコードシン
ボルシーケンスの直交特徴は強調される。しかしながら、直交特徴の改善は、伝
送されたコードシンボルのスペースダイバシティでの劣化に対し均衡される。さ
らに、さらに高速のデータ速度の場合、リピータ/カバリング機能の前に、ブロ
ックインタリーブ機能を最初に実行する方がよりインプリメンテーションに効率
的である。対照的に、ブロックインタリーブ機能をリピータ/カバリング機能の
後に実行することによって、伝送されたコードシンボルのスペースダイバシティ
特徴は強調される。しかしながら、スペースダイバシティの改善は、直交特徴の
劣化に対して均衡される。加えて、さらに低速のデータ速度の場合、リピータ/
カバリング機能を実行した後にブロックインタリーブ機能を実行する方がよりイ
ンプリメンテーションに効率的である。広範囲のデータ速度に対処できる技能の
組み合わせが説明される。
nterleaver)およびリピータ/カバリングブロック(repeater/covering blocks) が、通信リンク特徴およびインプリメンテーション(implementation)抑制に応じ
て互いに関して配置し直される。例えば、リピータ/カバリング機能の前に、ブ
ロックインタリーブ機能を最初に実行することによって、伝送されたコードシン
ボルシーケンスの直交特徴は強調される。しかしながら、直交特徴の改善は、伝
送されたコードシンボルのスペースダイバシティでの劣化に対し均衡される。さ
らに、さらに高速のデータ速度の場合、リピータ/カバリング機能の前に、ブロ
ックインタリーブ機能を最初に実行する方がよりインプリメンテーションに効率
的である。対照的に、ブロックインタリーブ機能をリピータ/カバリング機能の
後に実行することによって、伝送されたコードシンボルのスペースダイバシティ
特徴は強調される。しかしながら、スペースダイバシティの改善は、直交特徴の
劣化に対して均衡される。加えて、さらに低速のデータ速度の場合、リピータ/
カバリング機能を実行した後にブロックインタリーブ機能を実行する方がよりイ
ンプリメンテーションに効率的である。広範囲のデータ速度に対処できる技能の
組み合わせが説明される。
【0015】 (発明の詳細な説明) 本説明全体で、好ましい実施形態および図示されている例は、本発明に対する
制限としてよりむしろ例として考えられる必要がある。
制限としてよりむしろ例として考えられる必要がある。
【0016】 ここに開示されている符号化、シンボル反復、およびカバリングの方法および
装置は、通信システムの受信機内での速度決定を容易にする。シンボル反復およ
び符号化装置は、典型的には、基地局と、通信システムで使用するために設計さ
れている移動装置の両方の間の送信機内で実現される。ここに開示される方法お
よび装置は、開示された反復と符号化の方法および装置と協調し、伝送済みのデ
ータ速度でデータを正確に復号する復号方法および装置を含む。ここに開示され
ている復号の方法および装置は、典型的には基地局と移動装置の両方の受信機内
で実現される。
装置は、通信システムの受信機内での速度決定を容易にする。シンボル反復およ
び符号化装置は、典型的には、基地局と、通信システムで使用するために設計さ
れている移動装置の両方の間の送信機内で実現される。ここに開示される方法お
よび装置は、開示された反復と符号化の方法および装置と協調し、伝送済みのデ
ータ速度でデータを正確に復号する復号方法および装置を含む。ここに開示され
ている復号の方法および装置は、典型的には基地局と移動装置の両方の受信機内
で実現される。
【0017】 開示された方法および装置は、好ましくは、送信機から受信機への伝送の前に
反復されたコードシンボルを隠す(mask)、つまり「カバーする(cover)」ために 速度依存型コードを使用する。好ましい実施形態において、速度依存型コードは
(ウォルシュコードなどの)直交またはほぼ直交である。図2は、ここに開示さ
れている方法および装置とともに使用するために適応されている図1のコヒーレ
ント逆方向リンクコード分割多重アクセス(CDMA)トラフィックチャネルの
ブロック図を示す。コードシンボルは、最初に、基本速度リピータ108(図1
)に関して前述されたように反復される。コードシンボル反復速度は、伝送デー
タ速度とともに変化する。例えば、1つの実施形態においては、シンボルは、そ
れぞれ速度1/8(つまり、各シンボルが16回表示される)、速度1/4(各
シンボルが8回表示される)、速度1/2(各シンボルが4回表示される)、お
よび速度1(各シンボルが2回表示される)ブロックに対し、15回、7回、3
回および1回反復される。しかしながら、伝送データ速度に無関係に、開示され
ている方法および装置に従って、コードシンボルが繰り返された後、コードシン
ボルのシーケンスは、基本速度カバー回路109によって隠される、つまりカバ
ーされる。基本速度カバー回路109は、好ましくは、シンボル速度で実行して
いる適切な速度依存型ウォルシュコードで反復されたコードシンボルをカバーす
る。ここでは「回路」という用語が使用されるが、このようなカバーが、デジタ
ル信号プロセッサまたは汎用プログラマブル・マイクロプロセッサなどのプログ
ラマブル・デバイスによって提供されてよいことは周知であることに注意する必
要がある。コードシンボルシーケンスをカバーするために使用される速度依存型
ウォルシュコードの1つ実施形態が、以下の表1に示されている。
反復されたコードシンボルを隠す(mask)、つまり「カバーする(cover)」ために 速度依存型コードを使用する。好ましい実施形態において、速度依存型コードは
(ウォルシュコードなどの)直交またはほぼ直交である。図2は、ここに開示さ
れている方法および装置とともに使用するために適応されている図1のコヒーレ
ント逆方向リンクコード分割多重アクセス(CDMA)トラフィックチャネルの
ブロック図を示す。コードシンボルは、最初に、基本速度リピータ108(図1
)に関して前述されたように反復される。コードシンボル反復速度は、伝送デー
タ速度とともに変化する。例えば、1つの実施形態においては、シンボルは、そ
れぞれ速度1/8(つまり、各シンボルが16回表示される)、速度1/4(各
シンボルが8回表示される)、速度1/2(各シンボルが4回表示される)、お
よび速度1(各シンボルが2回表示される)ブロックに対し、15回、7回、3
回および1回反復される。しかしながら、伝送データ速度に無関係に、開示され
ている方法および装置に従って、コードシンボルが繰り返された後、コードシン
ボルのシーケンスは、基本速度カバー回路109によって隠される、つまりカバ
ーされる。基本速度カバー回路109は、好ましくは、シンボル速度で実行して
いる適切な速度依存型ウォルシュコードで反復されたコードシンボルをカバーす
る。ここでは「回路」という用語が使用されるが、このようなカバーが、デジタ
ル信号プロセッサまたは汎用プログラマブル・マイクロプロセッサなどのプログ
ラマブル・デバイスによって提供されてよいことは周知であることに注意する必
要がある。コードシンボルシーケンスをカバーするために使用される速度依存型
ウォルシュコードの1つ実施形態が、以下の表1に示されている。
【表2】
【0018】 表1―好ましい逆方向リンク速度依存型ウォルシュカバー 表1で使用されているように、ラベル「Wx n」は、「nアレイ(n-ary)」ウ ォルシュコードスペースのウォルシュコード「x」を表す。
【数2】
【0019】 は、Wx nの負数を表す。ウォルシュカバーコードの「+」および「−」は、
それぞれ論理「0」と論理「1」を表す。1つの実施形態においては、速度1は
、ここに開示されている方法および装置を使用してカバーされる最高のデータ速
度である。速度1/2、1/4および1/8は、それぞれ速度1データ速度の2
分の1、4分の1、および8分の1である。1つの実施形態の開示されている方
法および装置においては、速度1は9.6kbpsに等しい。速度1/2、1/
4および1/8は、したがってこの1つの実施形態においては4.8kbps、
2.4kbps、および1.2kbpsに等しい。開示されている方法および装
置は、表1に示されている4つのデータ速度に限られていない。むしろ、開示さ
れている方法および装置は、多岐に渡るデータ速度を使用して多様な通信システ
ムに有用性を見出す。加えて、表1に説明され、示されている実施形態は、サブ
速度ごとに2の累乗分増加するバイナリウォルシュカバーコードを使用する。し
かしながら、当業者は、任意の数のウォルシュカバーコードが、ここに開示され
ている方法および装置を実行するために使用することができることを理解するだ
ろう。
それぞれ論理「0」と論理「1」を表す。1つの実施形態においては、速度1は
、ここに開示されている方法および装置を使用してカバーされる最高のデータ速
度である。速度1/2、1/4および1/8は、それぞれ速度1データ速度の2
分の1、4分の1、および8分の1である。1つの実施形態の開示されている方
法および装置においては、速度1は9.6kbpsに等しい。速度1/2、1/
4および1/8は、したがってこの1つの実施形態においては4.8kbps、
2.4kbps、および1.2kbpsに等しい。開示されている方法および装
置は、表1に示されている4つのデータ速度に限られていない。むしろ、開示さ
れている方法および装置は、多岐に渡るデータ速度を使用して多様な通信システ
ムに有用性を見出す。加えて、表1に説明され、示されている実施形態は、サブ
速度ごとに2の累乗分増加するバイナリウォルシュカバーコードを使用する。し
かしながら、当業者は、任意の数のウォルシュカバーコードが、ここに開示され
ている方法および装置を実行するために使用することができることを理解するだ
ろう。
【0020】 ここに開示されている速度依存型ウォルシ・カバリング・コードは、第1候補
速度によって生じる任意のコードシンボルが、好ましくは、第2候補速度によっ
て生じる任意のコードシンボルに実質的に直交であるように、好ましくは互いに
直交、あるいはほぼ直交である。例えば、表1に示されているカバリング割当て
は、結果として生じる速度1コードが結果として生じる速度1/2コードに直交
となるように選択されている。同様に、結果として生じる速度1/2コードは、
好ましくは結果として生じる速度1/4および速度1/8のコードに直交である
。これは、たとえシンボルに論理ゼロと論理1の列(runs)が含まれていて
もそのようになる。表1に示されているウォルシュコードは、多くの場合ゼロと
1の列を含み、コードシーケンスに関係なく、異なるデータ速度仮説の間での相
互の直交性を確実にするデータを符号化するために役立つ。すなわち、このよう
な1またはゼロの列を異なるデータ速度仮説を使用して復号しようとすると、正
確な速度仮説と正確ではないそれらの仮説の間に相対的に大きい不均等が生じる
。
速度によって生じる任意のコードシンボルが、好ましくは、第2候補速度によっ
て生じる任意のコードシンボルに実質的に直交であるように、好ましくは互いに
直交、あるいはほぼ直交である。例えば、表1に示されているカバリング割当て
は、結果として生じる速度1コードが結果として生じる速度1/2コードに直交
となるように選択されている。同様に、結果として生じる速度1/2コードは、
好ましくは結果として生じる速度1/4および速度1/8のコードに直交である
。これは、たとえシンボルに論理ゼロと論理1の列(runs)が含まれていて
もそのようになる。表1に示されているウォルシュコードは、多くの場合ゼロと
1の列を含み、コードシーケンスに関係なく、異なるデータ速度仮説の間での相
互の直交性を確実にするデータを符号化するために役立つ。すなわち、このよう
な1またはゼロの列を異なるデータ速度仮説を使用して復号しようとすると、正
確な速度仮説と正確ではないそれらの仮説の間に相対的に大きい不均等が生じる
。
【0021】 表1に図示されているように、速度1データは、基本速度カバー回路109に
よって、「+ −」または「0 1」というウォルシュパターンでカバーされる
。したがって、表1に従って、速度1で、論理「0」が、伝送(速度=1、パタ ーン=0 1)の前に、「0 1」として基本速度カバー回路109によって符
号化される。論理「1」は、「1 0」(速度1、パターン=1 0)として符
号化される。表1に示されているように、速度1/2データは、好ましくは「+ + ― ―」、つまり「0 0 1 1」というウォルシュパターンでカバー
される。したがって、データ速度1/2では、論理「0」は基本速度カバー回路
109によって「0 0 1 1」として符号化されるが、論理「1」は「1
1 0 0」として符号化される。速度1/4データは、好ましくは「+ +
+ + − − − −」、つまり「0 0 0 0 1 1 1 1」という
パターンでカバーされる。このようにして、データ速度1/4では、論理「0」
は「0 0 0 0 1 1 1 1」として符号化されるが、論理「1」は「
1 1 1 1 0 0 0 0」として符号化される。速度1/8データは、
「+ + + + + + + + − − − − − − − −」、つま
り「0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1」とい
うウォルシュパターンでカバーされる。このようにして、データ速度1/8では
、論理「0」は「0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1
1 1」として符号化されるが、論理「1」は「1 1 1 1 1 1 1
1 0 0 0 0 0 0 0 0」として符号化される。ここに開示されて
いる方法および装置の1つの態様に従って、ウォルシュコードは、16に関する
ウォルシュコードスペースから選択される。
よって、「+ −」または「0 1」というウォルシュパターンでカバーされる
。したがって、表1に従って、速度1で、論理「0」が、伝送(速度=1、パタ ーン=0 1)の前に、「0 1」として基本速度カバー回路109によって符
号化される。論理「1」は、「1 0」(速度1、パターン=1 0)として符
号化される。表1に示されているように、速度1/2データは、好ましくは「+ + ― ―」、つまり「0 0 1 1」というウォルシュパターンでカバー
される。したがって、データ速度1/2では、論理「0」は基本速度カバー回路
109によって「0 0 1 1」として符号化されるが、論理「1」は「1
1 0 0」として符号化される。速度1/4データは、好ましくは「+ +
+ + − − − −」、つまり「0 0 0 0 1 1 1 1」という
パターンでカバーされる。このようにして、データ速度1/4では、論理「0」
は「0 0 0 0 1 1 1 1」として符号化されるが、論理「1」は「
1 1 1 1 0 0 0 0」として符号化される。速度1/8データは、
「+ + + + + + + + − − − − − − − −」、つま
り「0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1」とい
うウォルシュパターンでカバーされる。このようにして、データ速度1/8では
、論理「0」は「0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1
1 1」として符号化されるが、論理「1」は「1 1 1 1 1 1 1
1 0 0 0 0 0 0 0 0」として符号化される。ここに開示されて
いる方法および装置の1つの態様に従って、ウォルシュコードは、16に関する
ウォルシュコードスペースから選択される。
【0022】 符号化され、カバーされるシーケンスの直交性質のため、ここに開示されてい
る方法および装置は、受信機内での信頼できる速度決定を容易にする。開示され
ているデコーダおよび速度決定装置は、受け取られたデータを正確に復号するた
めに速度依存型コードの直交性質を利用する。ウォルシ・カバリング・コードは
、ゼロと1の列が、圧縮されておらず、暗号化されていないデータの伝送中に高
周波で発生するために、データサービスアプリケーションにおいては特に有利で
ある。その結果、デコーダは、第1選択速度ブロック(例えば、速度1/8ブロ
ック)を第2選択速度ブロック(例えば、速度1/4ブロック)に、あるいはそ
の逆に復号することはほとんどないため、速度決定は改善される。ここに開示さ
れている方法および装置によって提供される速度決定での改善は、ウォルシュカ
バーが受信機でどのように使用されているのかを説明することによってさらに明
白になる。本デコーダと、本発明のウォルシュカバーコードを利用するように設
計されている速度決定装置の1つの実施形態は、図3に関して後述される。速度依存型ウォルシュカバーを使用する速度決定 ここに開示されているデコーダと速度決定装置200の1つの実施形態は、図
3に示されている。図3に示されているように、デコーダと速度決定装置200
は、1つまたは複数の整合されたフィルタつまり「ソフト結合器」に並列で動作
できるように接続されている「逆インタリーバ」202を備える。速度決定装置
200は、無線通信システムで使用されてよいデータ速度ごとに1つのソフト結
合器を有する。したがって、例えば、図3に示されているように、1つの実施形
態では、速度決定装置200は、速度1ソフト結合器204、速度1/2ソフト
結合器206、速度1/4ソフト結合器208、および速度1/8ソフト結合器
210を含む。各ソフト結合器の出力は、同一のデコーダの入力に接続される。
例えば、図3に示されている実施形態において、速度1ソフト結合器204の出
力は、デコーダ212の入力に提供される。同様に、ソフト結合器206,20
8、および210は、それぞれデコーダ214、216、および218の入力に
提供される。デコーダ212、214、216および218は、任意の周知の復
号技法を使用して実現することができる。図3に示されている実施形態において
は、デコーダはビタビ(Viterbi)デコーダで実現される。
る方法および装置は、受信機内での信頼できる速度決定を容易にする。開示され
ているデコーダおよび速度決定装置は、受け取られたデータを正確に復号するた
めに速度依存型コードの直交性質を利用する。ウォルシ・カバリング・コードは
、ゼロと1の列が、圧縮されておらず、暗号化されていないデータの伝送中に高
周波で発生するために、データサービスアプリケーションにおいては特に有利で
ある。その結果、デコーダは、第1選択速度ブロック(例えば、速度1/8ブロ
ック)を第2選択速度ブロック(例えば、速度1/4ブロック)に、あるいはそ
の逆に復号することはほとんどないため、速度決定は改善される。ここに開示さ
れている方法および装置によって提供される速度決定での改善は、ウォルシュカ
バーが受信機でどのように使用されているのかを説明することによってさらに明
白になる。本デコーダと、本発明のウォルシュカバーコードを利用するように設
計されている速度決定装置の1つの実施形態は、図3に関して後述される。速度依存型ウォルシュカバーを使用する速度決定 ここに開示されているデコーダと速度決定装置200の1つの実施形態は、図
3に示されている。図3に示されているように、デコーダと速度決定装置200
は、1つまたは複数の整合されたフィルタつまり「ソフト結合器」に並列で動作
できるように接続されている「逆インタリーバ」202を備える。速度決定装置
200は、無線通信システムで使用されてよいデータ速度ごとに1つのソフト結
合器を有する。したがって、例えば、図3に示されているように、1つの実施形
態では、速度決定装置200は、速度1ソフト結合器204、速度1/2ソフト
結合器206、速度1/4ソフト結合器208、および速度1/8ソフト結合器
210を含む。各ソフト結合器の出力は、同一のデコーダの入力に接続される。
例えば、図3に示されている実施形態において、速度1ソフト結合器204の出
力は、デコーダ212の入力に提供される。同様に、ソフト結合器206,20
8、および210は、それぞれデコーダ214、216、および218の入力に
提供される。デコーダ212、214、216および218は、任意の周知の復
号技法を使用して実現することができる。図3に示されている実施形態において
は、デコーダはビタビ(Viterbi)デコーダで実現される。
【0023】 図3に示されている実施形態においては、デコーダ出力は、関連する再エンコ
ーダに入力される。さらに具体的には、デコーダ212出力は、速度1シンボル
誤り率(SER)推定器230の第1入力に出力される前に、速度1再エンコー
ダ220によって再復号される。同様に、デコーダの出力214、216および
218は、それぞれ速度1/2再エンコーダ222、速度1/4再エンコーダ2
24、および速度1/8再エンコーダ226によって再符号化される。速度1/
2再エンコーダ222、速度1/4再エンコーダ224、および速度1/8再エ
ンコーダ226によって出力される再符号化されたデータ出力は、それぞれ速度
1/2SER推定器232、速度1/4SER推定器234、および速度1/8
SER推定器236の第1入力に提供される。SER推定器230、232、2
34および236の第2入力は、それぞれソフト結合器204、206、208
および210の出力を提供される。図3に示されている速度決定および復号装置
の動作は、ここでさらに詳細に説明される。
ーダに入力される。さらに具体的には、デコーダ212出力は、速度1シンボル
誤り率(SER)推定器230の第1入力に出力される前に、速度1再エンコー
ダ220によって再復号される。同様に、デコーダの出力214、216および
218は、それぞれ速度1/2再エンコーダ222、速度1/4再エンコーダ2
24、および速度1/8再エンコーダ226によって再符号化される。速度1/
2再エンコーダ222、速度1/4再エンコーダ224、および速度1/8再エ
ンコーダ226によって出力される再符号化されたデータ出力は、それぞれ速度
1/2SER推定器232、速度1/4SER推定器234、および速度1/8
SER推定器236の第1入力に提供される。SER推定器230、232、2
34および236の第2入力は、それぞれソフト結合器204、206、208
および210の出力を提供される。図3に示されている速度決定および復号装置
の動作は、ここでさらに詳細に説明される。
【0024】 逆インタリーバ202の入力ライン240に提供されるデータは、それが本発
明の速度決定装置200に入力される前に、最初に復調され、フィルタリングさ
れる。変調器およびフィルタの動作は周知であり、したがってさらに説明されな
い。(伝送前に)かつて時間的に隣接していた情報を表すところの復調され、フ
ィルタリングされたソフト決定は、いまや、送信機(図2)内のインタリーバ1
10の動作に起因して時間的に分離されている。したがって、逆インタリーバ2
02は周知の方法で動作し、かつて時間的に隣接していた情報を表すソフト決定
を時間的に再アセンブリし(re-assemble)または整列し直す(re-align)。図3に 示されている本発明の実施形態においては、逆インタリーバ202が、当初隣接
していた情報を表すソフト決定がもう一度隣接するように並べ直されているソフ
ト決定を出力し、ソフト結合器の入力に並列にこの情報を提供する。
明の速度決定装置200に入力される前に、最初に復調され、フィルタリングさ
れる。変調器およびフィルタの動作は周知であり、したがってさらに説明されな
い。(伝送前に)かつて時間的に隣接していた情報を表すところの復調され、フ
ィルタリングされたソフト決定は、いまや、送信機(図2)内のインタリーバ1
10の動作に起因して時間的に分離されている。したがって、逆インタリーバ2
02は周知の方法で動作し、かつて時間的に隣接していた情報を表すソフト決定
を時間的に再アセンブリし(re-assemble)または整列し直す(re-align)。図3に 示されている本発明の実施形態においては、逆インタリーバ202が、当初隣接
していた情報を表すソフト決定がもう一度隣接するように並べ直されているソフ
ト決定を出力し、ソフト結合器の入力に並列にこの情報を提供する。
【0025】 1つのソフト結合器は、速度仮説ごとに提供される。ソフト結合器は、デコー
ダ用のソフト決定入力を生じさせるために、送信機内でシンボル反復機能とカバ
リング機能をアンドゥする(undo)ために機能する。ソフト結合器は、図2を参照
して前述されたように、直交速度依存型ウォルシュコードを使用して送信機内で
速度カバー回路109によって最初にカバーされていた反復されたコードシンボ
ルを逆カバー(de-cover)する。図3に示されている各ソフト結合器は、その指定
速度に関してウォルシ・カバリング・コードによって各ソフト決定を乗算し、連
続するシンボルを蓄積し、反復コードをアンドゥする。例えば、速度1ソフト結
合器204は、「+−」のウォルシュカバーコードによりソフト決定を乗算する
(multiplies)。同様に、速度1/2ソフト結合器206は、シンボル速度で「
++−−」のウォルシュカバーコードによりソフト決定を乗算する。速度1/4
ソフト結合器208は、「+ + + +― ― − −」というウォルシュコ
ードによってソフト決定を乗算する。速度1/8ソフト結合器210は、「+
+ + + + + + + − − − − − − − −」というウォル
シュカバーコードによってソフト決定を乗算する。
ダ用のソフト決定入力を生じさせるために、送信機内でシンボル反復機能とカバ
リング機能をアンドゥする(undo)ために機能する。ソフト結合器は、図2を参照
して前述されたように、直交速度依存型ウォルシュコードを使用して送信機内で
速度カバー回路109によって最初にカバーされていた反復されたコードシンボ
ルを逆カバー(de-cover)する。図3に示されている各ソフト結合器は、その指定
速度に関してウォルシ・カバリング・コードによって各ソフト決定を乗算し、連
続するシンボルを蓄積し、反復コードをアンドゥする。例えば、速度1ソフト結
合器204は、「+−」のウォルシュカバーコードによりソフト決定を乗算する
(multiplies)。同様に、速度1/2ソフト結合器206は、シンボル速度で「
++−−」のウォルシュカバーコードによりソフト決定を乗算する。速度1/4
ソフト結合器208は、「+ + + +― ― − −」というウォルシュコ
ードによってソフト決定を乗算する。速度1/8ソフト結合器210は、「+
+ + + + + + + − − − − − − − −」というウォル
シュカバーコードによってソフト決定を乗算する。
【0026】 データが指定データ速度で伝送されると、ソフト結合器204、206、20
8または210の内の1つだけが正確な逆カバーされたソフト決定を出力するだ
ろう。本発明の方法および装置のウォルシュカバーコードは直交であるため、間
違った速度仮説を使用する3つのソフト結合器は、ほぼゼロ平均のソフト決定を
有するだろう。対照的に、正確なデータ速度仮説を使用するソフト結合器は、最
初に符号化されたコードシーケンスに雑音が加えられたものを表すソフト決定シ
ーケンスを出力するだろう。図3に示されているように、ソフト結合器の出力は
、関連SER推定器およびビタビデコーダの入力に接続される。速度決定で使用するためのSER測定規準 図3を参照して後述されるように、本発明の直交速度依存型ウォルシュカバー
コードは、少なくともつの速度決定測定規準、つまりSER測定規準およびエネ
ルギー測定規準の速度決定力(power)を改善することによって、受信機内
での速度決定を容易にする。該2つの速度決定測定規準は、順番に説明される。
8または210の内の1つだけが正確な逆カバーされたソフト決定を出力するだ
ろう。本発明の方法および装置のウォルシュカバーコードは直交であるため、間
違った速度仮説を使用する3つのソフト結合器は、ほぼゼロ平均のソフト決定を
有するだろう。対照的に、正確なデータ速度仮説を使用するソフト結合器は、最
初に符号化されたコードシーケンスに雑音が加えられたものを表すソフト決定シ
ーケンスを出力するだろう。図3に示されているように、ソフト結合器の出力は
、関連SER推定器およびビタビデコーダの入力に接続される。速度決定で使用するためのSER測定規準 図3を参照して後述されるように、本発明の直交速度依存型ウォルシュカバー
コードは、少なくともつの速度決定測定規準、つまりSER測定規準およびエネ
ルギー測定規準の速度決定力(power)を改善することによって、受信機内
での速度決定を容易にする。該2つの速度決定測定規準は、順番に説明される。
【0027】 本発明の1つの実施形態においては、SER測定規準は、速度SER推定器2
30、232、234および236と協調して作業する速度再エンコーダ220
、222、224、および226によって作成される。各速度ソフト結合器は、
関連するSER推定器、再エンコーダおよびデコーダを有する。例えば、速度1
ソフト結合器204の出力は、速度1SER230、デコーダ212に提供され
、その出力は速度1再エンコーダ220に提供される。各デコーダは、周知のビ
タビアルゴリズムを使用するその関連ソフト結合器によって作成されるソフト決
定を復号する。図3に示されているように、デコーダ出力は、その関連速度再エ
ンコーダに送り返される。速度再エンコーダ220,222、224、および2
26は、それぞれデコーダ212,214、216および218の出力を再符号
化する。速度再エンコーダは、図2のエンコーダ106によって使用される同一
の符号化技法を使用してデコーダ出力を再符号化する。再符号化されたコードシ
ンボルは、各再エンコーダに関連するSER推定器の第1入力に提供される。
30、232、234および236と協調して作業する速度再エンコーダ220
、222、224、および226によって作成される。各速度ソフト結合器は、
関連するSER推定器、再エンコーダおよびデコーダを有する。例えば、速度1
ソフト結合器204の出力は、速度1SER230、デコーダ212に提供され
、その出力は速度1再エンコーダ220に提供される。各デコーダは、周知のビ
タビアルゴリズムを使用するその関連ソフト結合器によって作成されるソフト決
定を復号する。図3に示されているように、デコーダ出力は、その関連速度再エ
ンコーダに送り返される。速度再エンコーダ220,222、224、および2
26は、それぞれデコーダ212,214、216および218の出力を再符号
化する。速度再エンコーダは、図2のエンコーダ106によって使用される同一
の符号化技法を使用してデコーダ出力を再符号化する。再符号化されたコードシ
ンボルは、各再エンコーダに関連するSER推定器の第1入力に提供される。
【0028】 ソフト結合器の出力は、その関連するSER推定器の第2入力に提供される。
各SER推定器(230,232,234および236)は、その関連する再エ
ンコーダによって出力される再符号化されたコードシンボルと、その関連するソ
フト結合器によって出力されたソフト決定を比較する。理想的な伝送チャネル環
境においては(つまり、チャネルに雑音がなく、正確な速度仮説を復号する場合
)、ソフト結合器によって出力されるソフト決定およびデコーダへの入力は、ゼ
ロSERを生じさせるそのそれぞれの再エンコーダによって再符号化されたもの
と同一となるだろう。しかしながら、雑音は伝送チャネル内に存在するため、雑
音はソフト結合器により出力されるソフト決定に追加される。したがって、復号
化されたコードシーケンスがエラーがないことになっていても(error free due)
SERはゼロではないだろう。これは、雑音によってソフト決定の中にエラーが
もたらされることと、それらのもたらされたエラーを補正するコードのエラー補
正特性のためである。 図4は、図3のSER推定器の1つの実施形態を示す。SER推定器は、好ま
しくは、スレッショルド決定回路302、排他的論理輪(「XOR」)ゲート3
04、および符号不一致加算器306を備える。スレッショルド決定回路が、ハ
ードウェアまたはソフトウェアのどちらかの中で実現されてよいことに注意する
必要がある。図4に示されているように、およびここに開示されている方法およ
び装置の1つの実施形態に従って、各SER推定器230、232、234,2
36はソフト決定の符合と、推定器230、232、234、236への入力時
に提供される再符号化されたコードシンボルを比較する。例えば、速度1/2S
ER推定器232は、速度1/2ソフト結合器206によって生じる各ソフト決
定の符合を、速度1/2再エンコーダ222から出力される各再符号化されたコ
ードシンボルの符号と比較する。符号ソフト決定は、スレッショルド決定回路3
02内で単純なスレッショルド決定機能を実行することによって決定される。速
度1/2再エンコーダは小さい時間遅延(シンボルを再符号化するために必要な
時間)を導入するため、ソフト結合器206によって出力されるソフト決定は、
符号の比較が実行される前にスレッショルド決定回路302内で同一の遅延期間
、遅延される。図4に示されている実施形態においては、符号比較機能は、単純
XORゲート304を使用して実現される。
各SER推定器(230,232,234および236)は、その関連する再エ
ンコーダによって出力される再符号化されたコードシンボルと、その関連するソ
フト結合器によって出力されたソフト決定を比較する。理想的な伝送チャネル環
境においては(つまり、チャネルに雑音がなく、正確な速度仮説を復号する場合
)、ソフト結合器によって出力されるソフト決定およびデコーダへの入力は、ゼ
ロSERを生じさせるそのそれぞれの再エンコーダによって再符号化されたもの
と同一となるだろう。しかしながら、雑音は伝送チャネル内に存在するため、雑
音はソフト結合器により出力されるソフト決定に追加される。したがって、復号
化されたコードシーケンスがエラーがないことになっていても(error free due)
SERはゼロではないだろう。これは、雑音によってソフト決定の中にエラーが
もたらされることと、それらのもたらされたエラーを補正するコードのエラー補
正特性のためである。 図4は、図3のSER推定器の1つの実施形態を示す。SER推定器は、好ま
しくは、スレッショルド決定回路302、排他的論理輪(「XOR」)ゲート3
04、および符号不一致加算器306を備える。スレッショルド決定回路が、ハ
ードウェアまたはソフトウェアのどちらかの中で実現されてよいことに注意する
必要がある。図4に示されているように、およびここに開示されている方法およ
び装置の1つの実施形態に従って、各SER推定器230、232、234,2
36はソフト決定の符合と、推定器230、232、234、236への入力時
に提供される再符号化されたコードシンボルを比較する。例えば、速度1/2S
ER推定器232は、速度1/2ソフト結合器206によって生じる各ソフト決
定の符合を、速度1/2再エンコーダ222から出力される各再符号化されたコ
ードシンボルの符号と比較する。符号ソフト決定は、スレッショルド決定回路3
02内で単純なスレッショルド決定機能を実行することによって決定される。速
度1/2再エンコーダは小さい時間遅延(シンボルを再符号化するために必要な
時間)を導入するため、ソフト結合器206によって出力されるソフト決定は、
符号の比較が実行される前にスレッショルド決定回路302内で同一の遅延期間
、遅延される。図4に示されている実施形態においては、符号比較機能は、単純
XORゲート304を使用して実現される。
【0029】 SER推定器230、232、234、236によって比較されるソフト決定
の符合と関連する再符号化されたコードシンボルが同じである(例えば、それら
がともに正である)場合、ソフト決定がエラーなく受け取られたと想定される。
しかしながら、ソフト決定の符合と再符号化されたコードシンボルが一致しない
場合、ソフト結合器204、206、208、210から出力されるソフト決定
は、雑音、フェージング、または伝送チャネル内でのその他の歪みがもたらされ
るため、伝送されたシーケンスを正確に表していないと想定される。検出された
符号不一致の総数は、符号不一致加算器306によってともに加算され、シンボ
ルエラーの総数を出す。加算器306ごとに(つまり、速度仮説と関連するソフ
ト結合器204、206,208および210ごとに)1つのこのような合計が
あることに注意する必要がある。符号不一致の総数を取り、比較されている復号
コードシンボルの数(N)で除算することによって、ソフト結合器204、20
6,208および210のそれぞれ(および、その結果、速度ごと)にSER速
度が生じる。
の符合と関連する再符号化されたコードシンボルが同じである(例えば、それら
がともに正である)場合、ソフト決定がエラーなく受け取られたと想定される。
しかしながら、ソフト決定の符合と再符号化されたコードシンボルが一致しない
場合、ソフト結合器204、206、208、210から出力されるソフト決定
は、雑音、フェージング、または伝送チャネル内でのその他の歪みがもたらされ
るため、伝送されたシーケンスを正確に表していないと想定される。検出された
符号不一致の総数は、符号不一致加算器306によってともに加算され、シンボ
ルエラーの総数を出す。加算器306ごとに(つまり、速度仮説と関連するソフ
ト結合器204、206,208および210ごとに)1つのこのような合計が
あることに注意する必要がある。符号不一致の総数を取り、比較されている復号
コードシンボルの数(N)で除算することによって、ソフト結合器204、20
6,208および210のそれぞれ(および、その結果、速度ごと)にSER速
度が生じる。
【0030】 前述されたように、直交コードは、伝送前にコードシンボルをカバーするため
に使用されるため、誤った速度仮設を使用するソフト結合器は、それらの出力で
ゼロ平均AWGN信号を生じさせる。デコーダは、AWGN信号を復合化しよう
と試み、再エンコーダはAWGN信号に基づいて再符号化されたコードシンボル
の作成を試みる。一般的には、デコーダは、入力AWGN信号と最もよく一致す
るシーケンスを見つけるだろう。したがって、デコーダの出力がいくぶん任意で
あるため、入信するガウス雑音信号の符号と、再符号化されたガウス雑音信号の
符号が不一致となる確率は相対的に高い。対照的に、正確な速度仮説を使用して
ソフト結合器によって出力されるソフト決定の符合ははるかに頻繁にその関連す
る再符号化されたコードシンボルと一致するだろう。したがって、不正確な速度
仮説を使用するソフト結合器に関連するSER推定器は、正確な速度仮説を使用
するソフト結合器と関連するSER推定器より高いシンボル誤り率を生じさせる
だろう。
に使用されるため、誤った速度仮設を使用するソフト結合器は、それらの出力で
ゼロ平均AWGN信号を生じさせる。デコーダは、AWGN信号を復合化しよう
と試み、再エンコーダはAWGN信号に基づいて再符号化されたコードシンボル
の作成を試みる。一般的には、デコーダは、入力AWGN信号と最もよく一致す
るシーケンスを見つけるだろう。したがって、デコーダの出力がいくぶん任意で
あるため、入信するガウス雑音信号の符号と、再符号化されたガウス雑音信号の
符号が不一致となる確率は相対的に高い。対照的に、正確な速度仮説を使用して
ソフト結合器によって出力されるソフト決定の符合ははるかに頻繁にその関連す
る再符号化されたコードシンボルと一致するだろう。したがって、不正確な速度
仮説を使用するソフト結合器に関連するSER推定器は、正確な速度仮説を使用
するソフト結合器と関連するSER推定器より高いシンボル誤り率を生じさせる
だろう。
【0031】 したがって、速度決定は、データ速度インジケータとしてSER出力を使用す
ることによつて改善することができる。SERによって、受信機は、さらに容易
に速度を弁別できる。SERによって生じるシンボル誤り率が高いほど、不正確
な速度がソフト決定を復号するために使用されている可能性が高くなる。対照的
に、SER推定器によって生じるシンボル誤り率が低いほど、関連するソフト結
合器が正確な速度仮説を使用している可能性が高くなる。
ることによつて改善することができる。SERによって、受信機は、さらに容易
に速度を弁別できる。SERによって生じるシンボル誤り率が高いほど、不正確
な速度がソフト決定を復号するために使用されている可能性が高くなる。対照的
に、SER推定器によって生じるシンボル誤り率が低いほど、関連するソフト結
合器が正確な速度仮説を使用している可能性が高くなる。
【0032】 本発明の方法および装置のウォルシ・カバリング・コードが(図1に図示され
ている送信機内でのように)コードシンボルをカバーするために使用されなかっ
た場合、SER推定器230,232,234および236は長いゼロの列を含
むシーケンスに、非常に類似したシンボル誤り率を生じさせるだろう。最悪のケ
ースは、全べてゼロ(all-zero)コードシーケンスである。例えば、データが速度 で伝送されるケースを考えてみる。全ゼロシーケンスが伝送されると、速度 ソフト結合器206は、ゼロのシーケンスを生じさせる(このケースでは、ゼロ
シーケンスは、単に反復されるだけで、ウォルシュカバーコードでカバーされな
い)。不利なことに、その他のソフト結合器のすべても(入力シーケンスが単に
反復されるだけで、ウォルシュカバーを使用してカバーされなかったため)全て
ゼロのシーケンスを生じさせるだろう。全てゼロのシーケンスは、デコーダによ
って復号され、再エンコーダによって再符号化される。各SER推定器は、(エ
ンコーダによって出力される全てゼロのシーケンスがソフト結合器によって出力
される全てゼロのシーケンスに一致するため)そのそれぞれの入力信号の符号に
一致し、したがって各SER推定器はそのそれぞれのシンボル誤り率がほぼゼロ
であることを示すだろう。その結果、シンボル誤り率は、このケースでは速度決
定のための信頼できる測定規準として使用することはできないだろう。
ている送信機内でのように)コードシンボルをカバーするために使用されなかっ
た場合、SER推定器230,232,234および236は長いゼロの列を含
むシーケンスに、非常に類似したシンボル誤り率を生じさせるだろう。最悪のケ
ースは、全べてゼロ(all-zero)コードシーケンスである。例えば、データが速度 で伝送されるケースを考えてみる。全ゼロシーケンスが伝送されると、速度 ソフト結合器206は、ゼロのシーケンスを生じさせる(このケースでは、ゼロ
シーケンスは、単に反復されるだけで、ウォルシュカバーコードでカバーされな
い)。不利なことに、その他のソフト結合器のすべても(入力シーケンスが単に
反復されるだけで、ウォルシュカバーを使用してカバーされなかったため)全て
ゼロのシーケンスを生じさせるだろう。全てゼロのシーケンスは、デコーダによ
って復号され、再エンコーダによって再符号化される。各SER推定器は、(エ
ンコーダによって出力される全てゼロのシーケンスがソフト結合器によって出力
される全てゼロのシーケンスに一致するため)そのそれぞれの入力信号の符号に
一致し、したがって各SER推定器はそのそれぞれのシンボル誤り率がほぼゼロ
であることを示すだろう。その結果、シンボル誤り率は、このケースでは速度決
定のための信頼できる測定規準として使用することはできないだろう。
【0033】 対照的に、本発明の直交ウォルシュカバーコードを使用することによって、正
確な速度仮説を使用しているソフト結合器だけが、相対的に小さいシンボル誤り
率を生じさせるだろう。ウォルシュカバーの直交性が、不正確な速度仮説を使用
するソフト結合器によって、ゼロ平均AWGN信号を無理に生じさせるだろう。
これは特に、入力シーケンスが全てゼロのシーケンスであるときに有効である。
(前述されたように、および従来の技術によるソフト結合器によって生じるよう
に)全てゼロのシーケンスをSER入力に入力する代わりに、ゼロ平均AWAG
N信号が入力される。不正確な速度仮説を使用してソフト結合器によって生じる
ガウス雑音信号は、それによって正確な速度仮説を使用するソフト結合器が出す
よりさらに高いシンボル誤り率を出す。要約すると、改善された速度弁別(diffe
rentiation)が、本発明の速度依存型ウォルシュカバーを使用してそれによって 達成できる。本発明は、再符号化されたコードシンボルを使用し、デコーダ入力
時にシンボル誤り率の推定値を生じさせる。有利なことに、本発明によって作成
されるシンボル誤り率測定規準は、受信機内での速度決定のタスクを簡略化する
ためのインジケータとして使用することができる。速度決定で使用するための再符号化されたエネルギー測定規準 前述されたSER測定規準に加えて、本発明の速度依存型ウォルシュカバーコ
ードは、速度決定を実行するために再符号化されたエネルギー測定規準の信頼性
を高める。再符号化されたエネルギー測定規準は、図3に関して前述されたSE
R測定規準の作成に類似する方法で作成される。図5は、デコーダの実施形態、
および速度決定を容易にするために再符号化されたエネルギー測定規準を使用す
る本発明の速度決定装置を示す。図5の装置200は、エネルギー測定規準計算
機250,252,254および256がそれぞれSER推定器230、232
、234および236の代わりに使用されるという例外はあるが、図3に図示さ
れている装置と同一である。エネルギー測定規準計算機は、速度再エンコーダに
よってソフト結合器により生じるソフト決定の上に再出力され、それによって速
度依存型エネルギー速度規準を作成する再符号化されたシーケンスを予想するた
めに使用される。さらに詳細に後述されるように、各エネルギー測定規準計算機
は、速度決定プロセスで補助するために受信機によって使用できる速度依存型エ
ネルギー測定規準を作成する。したがって、エネルギー測定規準は、正確な速度
仮説と不正確な速度仮説を弁別するために使用できる別のインジケータである。
エネルギー測定規準計算機は、いまさらに詳細に説明される。
確な速度仮説を使用しているソフト結合器だけが、相対的に小さいシンボル誤り
率を生じさせるだろう。ウォルシュカバーの直交性が、不正確な速度仮説を使用
するソフト結合器によって、ゼロ平均AWGN信号を無理に生じさせるだろう。
これは特に、入力シーケンスが全てゼロのシーケンスであるときに有効である。
(前述されたように、および従来の技術によるソフト結合器によって生じるよう
に)全てゼロのシーケンスをSER入力に入力する代わりに、ゼロ平均AWAG
N信号が入力される。不正確な速度仮説を使用してソフト結合器によって生じる
ガウス雑音信号は、それによって正確な速度仮説を使用するソフト結合器が出す
よりさらに高いシンボル誤り率を出す。要約すると、改善された速度弁別(diffe
rentiation)が、本発明の速度依存型ウォルシュカバーを使用してそれによって 達成できる。本発明は、再符号化されたコードシンボルを使用し、デコーダ入力
時にシンボル誤り率の推定値を生じさせる。有利なことに、本発明によって作成
されるシンボル誤り率測定規準は、受信機内での速度決定のタスクを簡略化する
ためのインジケータとして使用することができる。速度決定で使用するための再符号化されたエネルギー測定規準 前述されたSER測定規準に加えて、本発明の速度依存型ウォルシュカバーコ
ードは、速度決定を実行するために再符号化されたエネルギー測定規準の信頼性
を高める。再符号化されたエネルギー測定規準は、図3に関して前述されたSE
R測定規準の作成に類似する方法で作成される。図5は、デコーダの実施形態、
および速度決定を容易にするために再符号化されたエネルギー測定規準を使用す
る本発明の速度決定装置を示す。図5の装置200は、エネルギー測定規準計算
機250,252,254および256がそれぞれSER推定器230、232
、234および236の代わりに使用されるという例外はあるが、図3に図示さ
れている装置と同一である。エネルギー測定規準計算機は、速度再エンコーダに
よってソフト結合器により生じるソフト決定の上に再出力され、それによって速
度依存型エネルギー速度規準を作成する再符号化されたシーケンスを予想するた
めに使用される。さらに詳細に後述されるように、各エネルギー測定規準計算機
は、速度決定プロセスで補助するために受信機によって使用できる速度依存型エ
ネルギー測定規準を作成する。したがって、エネルギー測定規準は、正確な速度
仮説と不正確な速度仮説を弁別するために使用できる別のインジケータである。
エネルギー測定規準計算機は、いまさらに詳細に説明される。
【0034】 図3に関して前述されたように、ソフト結合器の出力はその関連するデコーダ
に入力される。該デコーダは、便利な周知の復号技法を使用して実現されてよい
。例えば、図5に示されているデコーダは、周知のビタビデコーダを使用して実
現されてよい。また、ソフト結合器出力も、関連するエネルギー測定規準計算機
の第1入力に提供される。(速度再エンコーダによって出力される)再符号化さ
れたコードシンボルは、エネルギー測定規準計算機の第2入力への入力として提
供される。例えば、図5に示されるように、速度 ソフト結合器206の出力は
、エネルギー測定規準計算機252の第1入力へとビタビデコーダ214の両方
に接続される。ビタビデコーダ214出力は、速度 再エンコーダ222によっ
て再符号化され、エネルギー測定規準計算機252の第2入力に提供される。
に入力される。該デコーダは、便利な周知の復号技法を使用して実現されてよい
。例えば、図5に示されているデコーダは、周知のビタビデコーダを使用して実
現されてよい。また、ソフト結合器出力も、関連するエネルギー測定規準計算機
の第1入力に提供される。(速度再エンコーダによって出力される)再符号化さ
れたコードシンボルは、エネルギー測定規準計算機の第2入力への入力として提
供される。例えば、図5に示されるように、速度 ソフト結合器206の出力は
、エネルギー測定規準計算機252の第1入力へとビタビデコーダ214の両方
に接続される。ビタビデコーダ214出力は、速度 再エンコーダ222によっ
て再符号化され、エネルギー測定規準計算機252の第2入力に提供される。
【0035】 ソフト結合器204,206,208、および210は、符号と規模の両方の
情報を含むソフト決定を生じさせる。したがって、それらは一般的には「ソフト
」決定値を有すると呼ばれる。図5に示されているようにソフト決定値は、エネ
ルギー測定規準計算機とビタビデコーダの両方へ入力される。該ビタビデコーダ
は、ソフト値に一致するシーケンスを検出しようと試み、ビタビデコーダの出力
は速度再エンコーダによって再符号化される。再符号化されたコードシンボルは
、関連するエネルギー測定規準計算機への入力として提供される。エネルギー測
定規準計算機は、速度再エンコーダによって生じる再符号化されたシーケンスを
、ソフト結合器によって出力されるソフト決定値の上に投影する。例えば、図5
に示されているように、エネルギー測定規準計算機250は、速度再エンコーダ
220によって生じる再符号化されたシーケンスを、ソフト結合器204によっ
て出力されたソフト決定値の上に投影する。同様に、エネルギー測定規準計算機
252,254および256は、それぞれ速度再エンコーダ222、224およ
び226によって生じる再符号化されたシーケンスを、ソフト結合器206,2
08、および210によって出力されるソフト決定値の上に投影する。
情報を含むソフト決定を生じさせる。したがって、それらは一般的には「ソフト
」決定値を有すると呼ばれる。図5に示されているようにソフト決定値は、エネ
ルギー測定規準計算機とビタビデコーダの両方へ入力される。該ビタビデコーダ
は、ソフト値に一致するシーケンスを検出しようと試み、ビタビデコーダの出力
は速度再エンコーダによって再符号化される。再符号化されたコードシンボルは
、関連するエネルギー測定規準計算機への入力として提供される。エネルギー測
定規準計算機は、速度再エンコーダによって生じる再符号化されたシーケンスを
、ソフト結合器によって出力されるソフト決定値の上に投影する。例えば、図5
に示されているように、エネルギー測定規準計算機250は、速度再エンコーダ
220によって生じる再符号化されたシーケンスを、ソフト結合器204によっ
て出力されたソフト決定値の上に投影する。同様に、エネルギー測定規準計算機
252,254および256は、それぞれ速度再エンコーダ222、224およ
び226によって生じる再符号化されたシーケンスを、ソフト結合器206,2
08、および210によって出力されるソフト決定値の上に投影する。
【0036】 再符号化されたシーケンスは、エネルギー測定規準計算機内で結合器出力の上
に投影される。エネルギー測定規準計算機は、再符号化されたシーケンスの内積
と、ソフト結合器により出力されるソフト決定を実行する。各再エンコーダによ
って作成される再符号化されたシーケンスは、再エンコーダに関連するソフト結
合器により出力されるソフトコード値によって乗算される。例えば、エネルギー
測定規準計算機252は、速度 再エンコーダ222によって生じる再符号化さ
れたシーケンスを取り、それらを速度 結合器206によって生じる関連するソ
フトコード値で乗算する。エネルギー測定規準計算機252は、この乗算をシン
ボル単位で実行し、結果を総計し、それによって内積を出す。各エネルギー測定
規準計算機は、この内積を、その関連ソフト結合器により生じるソフト決定(N
)の総数で除算してから、除算の結果を二乗する。各エネルギー測定規準計算機
は、それによって、その関連するソフト結合器によって出力されるソフト決定(
「Es」)ごとのエネルギーの推定値を出す。
に投影される。エネルギー測定規準計算機は、再符号化されたシーケンスの内積
と、ソフト結合器により出力されるソフト決定を実行する。各再エンコーダによ
って作成される再符号化されたシーケンスは、再エンコーダに関連するソフト結
合器により出力されるソフトコード値によって乗算される。例えば、エネルギー
測定規準計算機252は、速度 再エンコーダ222によって生じる再符号化さ
れたシーケンスを取り、それらを速度 結合器206によって生じる関連するソ
フトコード値で乗算する。エネルギー測定規準計算機252は、この乗算をシン
ボル単位で実行し、結果を総計し、それによって内積を出す。各エネルギー測定
規準計算機は、この内積を、その関連ソフト結合器により生じるソフト決定(N
)の総数で除算してから、除算の結果を二乗する。各エネルギー測定規準計算機
は、それによって、その関連するソフト結合器によって出力されるソフト決定(
「Es」)ごとのエネルギーの推定値を出す。
【0037】 エネルギーEsは、速度決定目的用追加インジケータとして使用できる。さら
に詳細に後述されるように、本発明のウォルシ・カバリング・コードの直交性質
のため、不正確な速度仮説を使用するソフト結合器は、ゼロに近いエネルギー測
定規準を作成するだろう。対照的に、正確な速度仮説を使用するソフト結合器は
、大部分の条件をアンドゥし、エネルギーEsの平方根に比例するエネルギー測
定規準を作成するだろう。正確な速度仮説を使用するソフト結合器によって作成
されるエネルギー測定規準はゼロから区別することができるため、不正確な速度
仮説を使用するソフト結合器によって作成されるエネルギー測定規準から十分に
区別することができる。したがって、各エネルギー測定規準計算機250、25
2、254、および256によって作成されるエネルギー測定規準は、正確な速
度仮説と不正確な速度仮説を区別するために使用することができる。
に詳細に後述されるように、本発明のウォルシ・カバリング・コードの直交性質
のため、不正確な速度仮説を使用するソフト結合器は、ゼロに近いエネルギー測
定規準を作成するだろう。対照的に、正確な速度仮説を使用するソフト結合器は
、大部分の条件をアンドゥし、エネルギーEsの平方根に比例するエネルギー測
定規準を作成するだろう。正確な速度仮説を使用するソフト結合器によって作成
されるエネルギー測定規準はゼロから区別することができるため、不正確な速度
仮説を使用するソフト結合器によって作成されるエネルギー測定規準から十分に
区別することができる。したがって、各エネルギー測定規準計算機250、25
2、254、および256によって作成されるエネルギー測定規準は、正確な速
度仮説と不正確な速度仮説を区別するために使用することができる。
【0038】 図3に関して前述されたように、本発明のウォルシ・カバリング・コードの直
交性質のため、不正確な速度仮説を使用するソフト結合器は、ほぼゼロ平均のA
WGN信号を出力する。雑音信号がビタビデコーダに入力されると、ビタビデコ
ーダは該雑音に最もよく一致するエンコーダ入力コード化シーケンスを見つけよ
うと試みる。エネルギー測定規準は、雑音シーケンスと再符号化されたシーケン
スの内積を計算することによって概算される。再符号化されたシーケンスはソフ
ト決定と弱く相互に関連付けられているため、ソフト結合器シーケンスとの再符
号化されたシーケンスの内積は、キャンセルする傾向(cancel out)がある。すな
わち、ソフト結合器のAWGN出力とその関連する再符号化されたコードシンボ
ルシーケンスの内積は、ゼロに近づくだろう。
交性質のため、不正確な速度仮説を使用するソフト結合器は、ほぼゼロ平均のA
WGN信号を出力する。雑音信号がビタビデコーダに入力されると、ビタビデコ
ーダは該雑音に最もよく一致するエンコーダ入力コード化シーケンスを見つけよ
うと試みる。エネルギー測定規準は、雑音シーケンスと再符号化されたシーケン
スの内積を計算することによって概算される。再符号化されたシーケンスはソフ
ト決定と弱く相互に関連付けられているため、ソフト結合器シーケンスとの再符
号化されたシーケンスの内積は、キャンセルする傾向(cancel out)がある。すな
わち、ソフト結合器のAWGN出力とその関連する再符号化されたコードシンボ
ルシーケンスの内積は、ゼロに近づくだろう。
【0039】 ウォルシ・カバリング・コードの直交性質のため、ソフト結合器によって生じ
るAWGN信号のかなりの量のエネルギーが、それによって再符号化されたエネ
ルギー測定規準から取り消される。ビタビデコーダはAWGN信号となんらかの
相互関係を見つけるため、内積は正確にゼロには等しくならないだろう。不正確
な速度仮説を使用すると、エネルギーはゼロに向かう傾向がある。対照的に、正
確な速度仮説を使用するソフト結合器は、その出力時に有効なソフト決定を生じ
させる。前述されたように、これらのソフト決定は、エネルギー測定規準を作成
するために、復号され、再符号化され、コードシンボルの上に再投射される。た
だし、このケースでは、再符号化されたシーケンスは、有効なコードシンボルを
キャンセルしない。むしろ、前述されたように、内積は、エネルギーEsの平方
根に比例するだろう。その結果、正確な速度仮説を使用するエネルギー測定規準
計算機によって作成されるエネルギー測定規準は、不正確な速度仮説を使用して
作成されるそれらの測定規準と区別することができる。このようにして、送信機
内で本発明の方法および装置のウォルシ・カバリング・コードを使用することに
よって、それぞれの使用可能なデータ速度と関連するエネルギー測定規準を受信
機によって作成することができる。エネルギー測定規準は、受信機が正確な速度
仮説と不正確な速度仮説を区別できるようにするために、また別のインジケータ
として使用することができる。本発明の1つの実施形態は、図2から図5に関し
て前述されてきた。図2は、無線送信機で使用するために適応されている本発明
のウォルシュカバリングと符号化発明(encoding invention)のハードウェア・イ
ンプリメンテーションである。図3から図5は、無線受信機内で使用するために
適応されている本発明のデコーダと速度決定発明のハードウェア・インプリメン
テーションである。電気通信技術に熟練する人は、本発明を、プロセッサまたは
受信機と送信機内のそれ以外のデータ順序制御デバイス上で実行しているソフト
ウェア内でも実現できる。さらに特定すると、1つの実施形態においては、図2
に関して前述された本発明のウォルシュカバリングおよび符号化方法は、マイク
ロプロセッサまたは送信機内のそれ以外のデータ処理デバイスで実行する。同様
に、1つの実施形態において、発明の速度決定および本発明の復号方法は、マイ
クロプロセッサまたは受信機内のその他のデータ処理デバイス上で実行する。代
わりに、状態機械(state machine)、現状−次の状態の離散論理(present state-
next state discrete logic)、またはフィールドプログラマブル・ゲートアレイ
デバイスなどの任意の便利なあるいは所望の順序制御デバイスを使用して実現す
ることができる。
るAWGN信号のかなりの量のエネルギーが、それによって再符号化されたエネ
ルギー測定規準から取り消される。ビタビデコーダはAWGN信号となんらかの
相互関係を見つけるため、内積は正確にゼロには等しくならないだろう。不正確
な速度仮説を使用すると、エネルギーはゼロに向かう傾向がある。対照的に、正
確な速度仮説を使用するソフト結合器は、その出力時に有効なソフト決定を生じ
させる。前述されたように、これらのソフト決定は、エネルギー測定規準を作成
するために、復号され、再符号化され、コードシンボルの上に再投射される。た
だし、このケースでは、再符号化されたシーケンスは、有効なコードシンボルを
キャンセルしない。むしろ、前述されたように、内積は、エネルギーEsの平方
根に比例するだろう。その結果、正確な速度仮説を使用するエネルギー測定規準
計算機によって作成されるエネルギー測定規準は、不正確な速度仮説を使用して
作成されるそれらの測定規準と区別することができる。このようにして、送信機
内で本発明の方法および装置のウォルシ・カバリング・コードを使用することに
よって、それぞれの使用可能なデータ速度と関連するエネルギー測定規準を受信
機によって作成することができる。エネルギー測定規準は、受信機が正確な速度
仮説と不正確な速度仮説を区別できるようにするために、また別のインジケータ
として使用することができる。本発明の1つの実施形態は、図2から図5に関し
て前述されてきた。図2は、無線送信機で使用するために適応されている本発明
のウォルシュカバリングと符号化発明(encoding invention)のハードウェア・イ
ンプリメンテーションである。図3から図5は、無線受信機内で使用するために
適応されている本発明のデコーダと速度決定発明のハードウェア・インプリメン
テーションである。電気通信技術に熟練する人は、本発明を、プロセッサまたは
受信機と送信機内のそれ以外のデータ順序制御デバイス上で実行しているソフト
ウェア内でも実現できる。さらに特定すると、1つの実施形態においては、図2
に関して前述された本発明のウォルシュカバリングおよび符号化方法は、マイク
ロプロセッサまたは送信機内のそれ以外のデータ処理デバイスで実行する。同様
に、1つの実施形態において、発明の速度決定および本発明の復号方法は、マイ
クロプロセッサまたは受信機内のその他のデータ処理デバイス上で実行する。代
わりに、状態機械(state machine)、現状−次の状態の離散論理(present state-
next state discrete logic)、またはフィールドプログラマブル・ゲートアレイ
デバイスなどの任意の便利なあるいは所望の順序制御デバイスを使用して実現す
ることができる。
【0040】 本発明の多くの実施形態が説明されてきた。それにも関わらず、多様な修正を
本発明の精神および範囲から逸脱することなく加えることができることが理解さ
れるだろう。例えば、図2の基本速度リピータブロック108および基本速度カ
バリングブロック109は、(図2に示されているような)ブロックインタリー
バ110の前、またはその後ろのどちらかに配置することができる。つまり、エ
ンコーダ106によって作成されたコードシンボルは、まず反復され、本発明の
ウォルシュカバーコードでカバーされてから(図2に示されるように)インタリ
ーブされるか、あるいは代わりにそれらは最初にインタリーブされてから、反復
され、ウォルシュカバーコードでカバーされてもよい。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく加えることができることが理解さ
れるだろう。例えば、図2の基本速度リピータブロック108および基本速度カ
バリングブロック109は、(図2に示されているような)ブロックインタリー
バ110の前、またはその後ろのどちらかに配置することができる。つまり、エ
ンコーダ106によって作成されたコードシンボルは、まず反復され、本発明の
ウォルシュカバーコードでカバーされてから(図2に示されるように)インタリ
ーブされるか、あるいは代わりにそれらは最初にインタリーブされてから、反復
され、ウォルシュカバーコードでカバーされてもよい。
【0041】 逆リンクCDMAトラフィックチャネル構造100’の代替実施形態が図6に
示されている。図6に示されているように、ブロックインタリーバ110’およ
びリピータ/カバー回路108’109’の位置は、図2のトラフィックチャネ
ル構造でのそれらの相対的な位置に比較して交換可能である。したがって、コー
ドシンボルがエンコーダ106によって作成された後、それらは、それらが図2
から図5に関して前述される方法および装置を使用して、リピータブロック10
8’によって反復され、カバー回路109’によってカバーされる前に、まず最
初に、ブロックインタリーバ110’によってブロックインタリーブされる。
示されている。図6に示されているように、ブロックインタリーバ110’およ
びリピータ/カバー回路108’109’の位置は、図2のトラフィックチャネ
ル構造でのそれらの相対的な位置に比較して交換可能である。したがって、コー
ドシンボルがエンコーダ106によって作成された後、それらは、それらが図2
から図5に関して前述される方法および装置を使用して、リピータブロック10
8’によって反復され、カバー回路109’によってカバーされる前に、まず最
初に、ブロックインタリーバ110’によってブロックインタリーブされる。
【0042】 ブロックインタリーバをリピータ/カバー機能の前または後に配置するという
決定は、伝送済みコードシンボルの直交特徴が、指定システム構成にとってそれ
らのダイバシティ特徴よりさらに重要であるかどうかに依存する。送信機と受信
機が動作する伝送チャネル環境は、どの特徴を強調する必要があるのかを決定す
る。例えば、移動環境においては、伝送チャネル内でのフェージング特徴によっ
て伝送されたデータにエラーが生じるだろう。したがって、移動環境においては
、伝送されたシンボルのダイバシティ特徴は、その直交特徴よりさらに重要とな
るだろう。ただし、フェージングは無線ローカルループ用途でははるかに問題に
ならない。
決定は、伝送済みコードシンボルの直交特徴が、指定システム構成にとってそれ
らのダイバシティ特徴よりさらに重要であるかどうかに依存する。送信機と受信
機が動作する伝送チャネル環境は、どの特徴を強調する必要があるのかを決定す
る。例えば、移動環境においては、伝送チャネル内でのフェージング特徴によっ
て伝送されたデータにエラーが生じるだろう。したがって、移動環境においては
、伝送されたシンボルのダイバシティ特徴は、その直交特徴よりさらに重要とな
るだろう。ただし、フェージングは無線ローカルループ用途でははるかに問題に
ならない。
【0043】 (図2に示されているように)ブロックインタリーバを基本速度リピータ10
8と基本速度カバー109の後ろに配置すると、伝送されるコードのダイバシテ
ィ特徴は改善する。しかしながら、ダイバシティ特徴は、伝送されるコードシン
ボルの直交特徴の劣化に対して均衡される。伝送中フェージングが発生した場合
は、コードシンボルの直交性質は悪影響を受けるだろう。コードが逆インタリー
ブされ、受信機内でソフト結合されると、その結果生じるコードシンボルは、フ
ェージングエラーのためにそれらが伝送中で直交であったより直交ではなくなる
だろう。ただし、直交性のこの劣化は、ダイバシティが強調される必要のある環
境では許容可能であってよい。
8と基本速度カバー109の後ろに配置すると、伝送されるコードのダイバシテ
ィ特徴は改善する。しかしながら、ダイバシティ特徴は、伝送されるコードシン
ボルの直交特徴の劣化に対して均衡される。伝送中フェージングが発生した場合
は、コードシンボルの直交性質は悪影響を受けるだろう。コードが逆インタリー
ブされ、受信機内でソフト結合されると、その結果生じるコードシンボルは、フ
ェージングエラーのためにそれらが伝送中で直交であったより直交ではなくなる
だろう。ただし、直交性のこの劣化は、ダイバシティが強調される必要のある環
境では許容可能であってよい。
【0044】 対照的に、(図6に示されているように)ブロックインターバ110’を基本
速度リピータ108’と基本速度カバー109’の前に設置すると、伝送される
コードの直交特徴は改善される。しかし、直交特徴の改善は、伝送されるコード
シンボルのダイバシティ特徴の劣化に対して均衡される。伝送中にフェージング
が発生すると、コードシンボル全体が失われる可能性がある。ただし、ダイバシ
ティがより重要ではない環境ではダイバシティの削減は許容可能であってよい。
速度リピータ108’と基本速度カバー109’の前に設置すると、伝送される
コードの直交特徴は改善される。しかし、直交特徴の改善は、伝送されるコード
シンボルのダイバシティ特徴の劣化に対して均衡される。伝送中にフェージング
が発生すると、コードシンボル全体が失われる可能性がある。ただし、ダイバシ
ティがより重要ではない環境ではダイバシティの削減は許容可能であってよい。
【0045】 さらに、チャネルによってサポートされているデータ速度に関連するインプリ
メンテーションの考慮事項も、2つの関数をどこに配置するのかを決定する上で
役割を果す。データ速度がさらに高速である場合、図6に示されているようにリ
ピータ108’とカバー回路109’の前にブロックインタリーバ110’を配
置する方がインプリメンテーションに効率的である。対照的に、データ速度がさ
らに低速である場合、図2に示されているようにそれぞれリピータとカバー回路
108と109の後にブロックインタリーバ110を配置する方がインプリメン
テーションに効率的である。
メンテーションの考慮事項も、2つの関数をどこに配置するのかを決定する上で
役割を果す。データ速度がさらに高速である場合、図6に示されているようにリ
ピータ108’とカバー回路109’の前にブロックインタリーバ110’を配
置する方がインプリメンテーションに効率的である。対照的に、データ速度がさ
らに低速である場合、図2に示されているようにそれぞれリピータとカバー回路
108と109の後にブロックインタリーバ110を配置する方がインプリメン
テーションに効率的である。
【0046】 本発明とともに使用するために適応されているコヒーレント逆方向リンクCD
MAトラフィックチャネル100”の代替実施形態は、図7に示されている。図
7に示されているように、さらに高いビット伝送速度(速度1ビット伝送速度の
倍数)を達成するために、複数の速度1ブロックが単一のフレームに詰めこまれ
る。図1と図2に関して前述されるように、情報ビットには、それぞれCRCブ
ロック(例えば、102、102’等)およびテールブロック(例えば、104
、104’等)によってCRCビットとテールビットが付加されている。ブロッ
クは、マルチプレクサ130によって単一ストリームにいっしょに多重化される
。前述されたように、それから、データはエンコーダ106によって符号化され
、基本速度リピータ108によって基本速度(速度1/8、1/4、1/2およ
び1)に関して反復される。それから、該反復されたコードは、基本速度コード
を直交にするために、前述されたように、基本速度カバー109によりカバーさ
れる。それから、カバーされたコードは、ビット反転ブロックインタリーバ11
0を使用してビットインタリーブされる。それから、インプリメンテーション複
雑度(implementation complexity)を削減するために、高い方の速度コードが、 中間速度リピータ132を使用して反復される。コードは、フレームごとに12
,288シンボルというシンボル速度まで加速される。コードは速度コードのす
べてを直交にするために中間速度カバー134によってカバーされる。理論的に
は、カバリングブロック(109と130)は、ブロックインタリーバ110の
前の1つのブロックで実現できるだろう。しかしながら、このような配置によっ
て、ブロックインタリーバは望ましくないほど大きくなるだろう。したがって、
カバリング機能は、好ましくは図示されているように分離される(低速速度用の
機能と、高速速度用機能)。
MAトラフィックチャネル100”の代替実施形態は、図7に示されている。図
7に示されているように、さらに高いビット伝送速度(速度1ビット伝送速度の
倍数)を達成するために、複数の速度1ブロックが単一のフレームに詰めこまれ
る。図1と図2に関して前述されるように、情報ビットには、それぞれCRCブ
ロック(例えば、102、102’等)およびテールブロック(例えば、104
、104’等)によってCRCビットとテールビットが付加されている。ブロッ
クは、マルチプレクサ130によって単一ストリームにいっしょに多重化される
。前述されたように、それから、データはエンコーダ106によって符号化され
、基本速度リピータ108によって基本速度(速度1/8、1/4、1/2およ
び1)に関して反復される。それから、該反復されたコードは、基本速度コード
を直交にするために、前述されたように、基本速度カバー109によりカバーさ
れる。それから、カバーされたコードは、ビット反転ブロックインタリーバ11
0を使用してビットインタリーブされる。それから、インプリメンテーション複
雑度(implementation complexity)を削減するために、高い方の速度コードが、 中間速度リピータ132を使用して反復される。コードは、フレームごとに12
,288シンボルというシンボル速度まで加速される。コードは速度コードのす
べてを直交にするために中間速度カバー134によってカバーされる。理論的に
は、カバリングブロック(109と130)は、ブロックインタリーバ110の
前の1つのブロックで実現できるだろう。しかしながら、このような配置によっ
て、ブロックインタリーバは望ましくないほど大きくなるだろう。したがって、
カバリング機能は、好ましくは図示されているように分離される(低速速度用の
機能と、高速速度用機能)。
【0047】 要約すると、前述された発明は、通信リンク上での伝送前に、コードシンボル
を反復し、直行速度依存型ウォルシュカバーコードでカバーするための手段を含
む。本発明は、コードシンボルが伝送されるデータ速度を復号し、決定するため
の手段も含む。本発明は、有利なことに、データ速度決定を改善し、復号プロセ
スに関連するエラー速度を削減する。復号信頼性を高めることによって、本発明
は、有利なことに、代わりにシステム容量を増加する削減された信号対雑音比(
SNR)での動作を可能にする。信頼性の改善は、ARQ方式を使用して信頼で
きるエンドツーエンドリンクを提供するトランスポートプロトコルの待ち時間を
削減する。本発明は、CDMAシステムなどの広帯域無線デジタル通信システム
で特に有用であるが、それは他のデジタル通信システムでも実用性を見出す。
を反復し、直行速度依存型ウォルシュカバーコードでカバーするための手段を含
む。本発明は、コードシンボルが伝送されるデータ速度を復号し、決定するため
の手段も含む。本発明は、有利なことに、データ速度決定を改善し、復号プロセ
スに関連するエラー速度を削減する。復号信頼性を高めることによって、本発明
は、有利なことに、代わりにシステム容量を増加する削減された信号対雑音比(
SNR)での動作を可能にする。信頼性の改善は、ARQ方式を使用して信頼で
きるエンドツーエンドリンクを提供するトランスポートプロトコルの待ち時間を
削減する。本発明は、CDMAシステムなどの広帯域無線デジタル通信システム
で特に有用であるが、それは他のデジタル通信システムでも実用性を見出す。
【0048】 速度依存型直交ウォルシュかバーコードの1つの特定のセットが記述されてい
るが、当業者は、本発明を実行するために多くの代替コードを使用できることを
理解するだろう。例えば、本発明は、厳密に直交ではないが、低い相互相関を有
するカバーを使用して実行することができる。1つの例は、技術では「ゴールド
」コードと呼ばれている。実質的には直交である擬似直交コードも、本発明を実
行するために使用できる。さらに、本発明は好ましい逆方向リンクウォルシュカ
バーコードに関して前述された。本発明の1つの実施形態においては、順方向リ
ンクは、過去のCDMA通信システムとの逆方向互換性を確実にするためにウォ
ルシュカバーコードのわずかに異なるセットを使用してよい(例えば、IS−9
5に準拠するもの)。この実施形態においては、順方向リンクは表2に以下に示
されているウォルシュカバーコードを使用する。
るが、当業者は、本発明を実行するために多くの代替コードを使用できることを
理解するだろう。例えば、本発明は、厳密に直交ではないが、低い相互相関を有
するカバーを使用して実行することができる。1つの例は、技術では「ゴールド
」コードと呼ばれている。実質的には直交である擬似直交コードも、本発明を実
行するために使用できる。さらに、本発明は好ましい逆方向リンクウォルシュカ
バーコードに関して前述された。本発明の1つの実施形態においては、順方向リ
ンクは、過去のCDMA通信システムとの逆方向互換性を確実にするためにウォ
ルシュカバーコードのわずかに異なるセットを使用してよい(例えば、IS−9
5に準拠するもの)。この実施形態においては、順方向リンクは表2に以下に示
されているウォルシュカバーコードを使用する。
【表3】
【0049】 表2 順方向リンク速度依存型ウォルシュカバー 表2で使用されているように、ラベル「Wx n」は、nアレイウォルシュコー
ドスペースのウォルシュコード「x」を表す。
ドスペースのウォルシュコード「x」を表す。
【数3】
【0050】 は、Wx nの負数を表す。ウォルシュコードは、2つの理由から選ばれる。第1
に、割当ては、速度1未満の速度は相互に直交であるように選ばれる。第2に、
割当ては、速度1フレームにゼロまたは1の列が含まれるときに、速度1コード
がそれ以外のすべての速度に相互に直交であるように選ばれる。テーブル2に示
されているウォルシュコードを使用するウォルシュコードカバリングの結果、デ
コーダがゼロまたは1の列を有する高速の方の速度ブロックを、ゼロまたは1の
列を有する低速の方の速度ブロックに取り違える可能性は低い。前述されたよう
に、ゼロまたは1の列は圧縮されず、暗号化されなかったデータの伝送中頻繁に
発生するため、これはデータ伝送中重要である。さらに、テーブル2に示されて
いるウォルシュカバーコードを使用すると、デコーダは速度1未満ブロックを別
の速度1未満ブロックとして復号する可能性ははるかに低い。
に、割当ては、速度1未満の速度は相互に直交であるように選ばれる。第2に、
割当ては、速度1フレームにゼロまたは1の列が含まれるときに、速度1コード
がそれ以外のすべての速度に相互に直交であるように選ばれる。テーブル2に示
されているウォルシュコードを使用するウォルシュコードカバリングの結果、デ
コーダがゼロまたは1の列を有する高速の方の速度ブロックを、ゼロまたは1の
列を有する低速の方の速度ブロックに取り違える可能性は低い。前述されたよう
に、ゼロまたは1の列は圧縮されず、暗号化されなかったデータの伝送中頻繁に
発生するため、これはデータ伝送中重要である。さらに、テーブル2に示されて
いるウォルシュカバーコードを使用すると、デコーダは速度1未満ブロックを別
の速度1未満ブロックとして復号する可能性ははるかに低い。
【0051】 前述されたように、1つの実施形態においては、方法および装置は、伝送の前
にコードシンボルを符号化するために直交バイナリウォルシュカバーコードを使
用する。バイナリウォルシュコードは、送信機によって使用されているデータ伝
送サブ速度ごとに2の累乗分長さが増加する。本発明は、受信機内での速度決定
を助ける、SERおよび再符号化されたエネルギー測定規準を引き出すことによ
って符号化されたコードシンボルを復号する。ビタビデコーダの状態測定規準再
正規化などのそれ以外の速度依存型測定規準は、ビタビデコーダが本発明を実現
する上で使用されるときに速度決定プロセスを補助するために使用することがで
きる。
にコードシンボルを符号化するために直交バイナリウォルシュカバーコードを使
用する。バイナリウォルシュコードは、送信機によって使用されているデータ伝
送サブ速度ごとに2の累乗分長さが増加する。本発明は、受信機内での速度決定
を助ける、SERおよび再符号化されたエネルギー測定規準を引き出すことによ
って符号化されたコードシンボルを復号する。ビタビデコーダの状態測定規準再
正規化などのそれ以外の速度依存型測定規準は、ビタビデコーダが本発明を実現
する上で使用されるときに速度決定プロセスを補助するために使用することがで
きる。
【0052】 したがって、本発明が、特定の説明された実施形態によって制限されるのでは
なく、添付クレームの範囲によってのみ制限されることが理解されるべきである
。
なく、添付クレームの範囲によってのみ制限されることが理解されるべきである
。
【図1】 図1は、例示的なコヒーレント逆方向リンクCDMAトラフィックチャネルの
全体的な構造を示すブロック図である。
全体的な構造を示すブロック図である。
【図2】 図2は、本発明とともに使用するために適応された図1の逆方向リンクCDM
Aトラフィックチャネルを示す。
Aトラフィックチャネルを示す。
【図3】 図3は、シンボル誤り率測定規準がデータ速度インジケータとして使用される
本発明に従ったデコーダおよび速度決定装置の1つの実施形態のブロック図であ
る。
本発明に従ったデコーダおよび速度決定装置の1つの実施形態のブロック図であ
る。
【図4】 図4は、図3に示されているシンボル誤り率(SER)ブロックの1つの実施
形態のブロック図である。
形態のブロック図である。
【図5】 図5は、再符号化されたエネルギー測定規準がデータ速度インジケータとして
使用される本発明に従ったデコーダおよび速度決定装置の実施形態のブロック図
である。
使用される本発明に従ったデコーダおよび速度決定装置の実施形態のブロック図
である。
【図6】 図6は、本発明の速度決定方法および装置の代替実施形態とともに使用するた
めに適応されている図2の逆方向CDMAトラフィックチャネル構造を示す。
めに適応されている図2の逆方向CDMAトラフィックチャネル構造を示す。
【図7】 図7は、本発明と使用するために適応されているコヒーレント逆方向リンクC
DMAトラフィックチャネルの代替実施形態を示す。 多様な図面中の類似参照番号および名称は、類似する要素を示す。
DMAトラフィックチャネルの代替実施形態を示す。 多様な図面中の類似参照番号および名称は、類似する要素を示す。
104…テール、106…エンコーダ、108…基本速度リピータ 109…基本速度カバー、110…ブロックインタリーバ、112…変調器、1
32…中間速度リピータ、134…中間速度カバー、202…デインタリーバ、
204…速度1ソフト結合器、206…速度1/2ソフト結合器、208…速度
1/4ソフト結合器、210…速度1/8ソフト結合器、212…デコーダ、2
14…デコーダ、216… デコーダ、218…デコーダ、220…速度
1再エンコーダ、222…速度1/2再エンコーダ、224…速度1/4再エン
コーダ、226…速度1/8再エンコーダ、230…速度1SER、232…速
度1/2SER、234…速度1/4SER、236…速度1/8SER、30
2…スレッショルド決定ブロック、306…I/NΣ符号不一致加算器、250
…エネルギー測定基準ブロック、252…エネルギー測定基準ブロック、254
…エネルギー測定基準ブロック、256…エネルギー測定基準ブロック。
32…中間速度リピータ、134…中間速度カバー、202…デインタリーバ、
204…速度1ソフト結合器、206…速度1/2ソフト結合器、208…速度
1/4ソフト結合器、210…速度1/8ソフト結合器、212…デコーダ、2
14…デコーダ、216… デコーダ、218…デコーダ、220…速度
1再エンコーダ、222…速度1/2再エンコーダ、224…速度1/4再エン
コーダ、226…速度1/8再エンコーダ、230…速度1SER、232…速
度1/2SER、234…速度1/4SER、236…速度1/8SER、30
2…スレッショルド決定ブロック、306…I/NΣ符号不一致加算器、250
…エネルギー測定基準ブロック、252…エネルギー測定基準ブロック、254
…エネルギー測定基準ブロック、256…エネルギー測定基準ブロック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 スタイン、ジェレミー・エム イスラエル国、67191 テル・アビブ、ア ミシャフ・ストリート 27 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE11 EE31 5K034 AA05 DD03 EE03 FF13 MM08 【要約の続き】 は、エネルギー測定規準計算機(250、252、25 4、256)がSER推定器(230、232,23 4、236)に代入され、候補データ速度ごとに速度依 存型再符号化エネルギー測定規準を作成するために使用 される。エネルギー測定規準は、シンボルエネルギーの 推定値を生じさせ、シンボルエネルギーは、データ速度 インジケータとして使用される。
Claims (31)
- 【請求項1】 通信リンク上で伝送されるコードシンボルのデータ速度を決
定する方法であって、そこではコードシンボルは伝送のために使用されるデータ
速度に応じてシンボルごとに事前に決定された回数反復され、そこではコードシ
ンボルは複数の使用可能なデータ速度の内の選択された1つで伝送され、 a)複数の速度依存型直交ウォルシ・カバリング・コードの内の選択され
た1つでコードシンボルをカバーする、 b)選択されたデータ速度で、通信リンク上でカバーされたコードシンボ
ルを伝送する、 c)伝送済みのカバーされたコードシンボルに基づいて速度依存型測定規
準を引き出す、 d)引き出された速度依存型測定規準に基づいて選択されたデータ速度を
決定する、 を備える上記データ速度決定方法。 - 【請求項2】 速度依存型ウォルシ・カバリング・コードは16アレイ・ウ
ォルシュコード・スペースから選択される、請求項1のデータ速度決定方法。 - 【請求項3】 速度依存型ウォルシ・カバリング・コードがバイナリである
、請求項1のデータ速度決定方法。 - 【請求項4】 速度依存型ウォルシ・カバリング・コードが、連続するデー
タサブ速度ごとに2の累乗で増加するバイナリコードを備える、請求項3のデー
タ速度決定方法。 - 【請求項5】 通信リンクは無線リンクを備えている、請求項1のデータ速
度決定方法。 - 【請求項6】 通信リンクは、デジタルセルラー通信システムの一部である
、請求項5のデータ速度決定方法。 - 【請求項7】 デジタルセルラー通信システムは、コード分割多重アクセス
(CDMA)システムである、請求項6のデータ速度決定方法。 - 【請求項8】 速度依存型直交ウォルシ・カバリング・コードは、Wx nの
値を有し、Wx nがnアレイウォルシュ・コード・スペースのウォルシュコード
「x」を表す、請求項1のデータ速度決定方法。 - 【請求項9】 【数1】 がWx nの負数を表す、請求項8のデータ速度決定方法。
- 【請求項10】 ウォルシ・カバリング・コードが、データ速度1、1/2
、1/4、および1/8を備える4つの事前に決定されたデータ速度に対し以下
の値を有する、請求項8のデータ速度決定方法。 【表1】 - 【請求項11】 「+」が論理ゼロを表し、「−」が論理1を表す、請求項 10に記載の速度決定方法。
- 【請求項12】 速度1が9.6kbpsを備え、速度1/2が4.8kb
psを備え、速度1/4が2.4kbpsを備え、速度1/8が速度1.2kb
psを備える、請求項10の速度決定方法。 - 【請求項13】 引き出された速度依存型測定規準の1つが、シンボル誤り 率(SER)測定規準である、請求項1の速度決定方法。
- 【請求項14】 SER測定規準が使用可能なデータ速度ごとに引き出され る、請求項13の速度決定方法。
- 【請求項15】 SER測定規準を引き出すステップが、 a)伝送済みのカバーされたコードシンボルを逆インターリーブし、該逆
インタリーブされたコードシンボルを複数のソフト結合器への入力として提供す
る、ここで、各使用可能なデータ速度が、関連するそれぞれのソフト結合器を有
する、 b)該逆インタリーブされたコードシンボルを使用可能なデータ速度ごと
に結合する、 c)結合されたコードシンボルを復号する、 d)復号されたコードシンボルを再符号化する、 e)結合されたコードシンボルを、再符号化されたコードシンボルとシン
ボル単位で比較する、及び f)ステップe)で行われた比較に基づいて使用可能なデータ速度ごとに
SERを作成する、 を備える、請求項14の速度決定方法。 - 【請求項16】 引き出された速度依存型測定規準が、再符号化されたエネ ルギー測定規準である、請求項1の速度決定方法。
- 【請求項17】 再符号化されたエネルギー測定規準が、使用可能なデータ 速度ごとに引き出される、請求項16の速度決定方法。
- 【請求項18】 再符号化されたエネルギー測定規準を引き出すステップが 、 a)伝送済みのカバーされたコードシンボルを逆インターリーブし、該逆
インタリーブされたコードシンボルを複数のソフト結合器への入力として提供す
る、そこでは各使用可能なデータ速度は関連するそれぞれのソフト結合器を有す
る、 b)該逆インタリーブされたコードシンボルを使用可能なデータ速度ごと
に結合する、 c)結合されたコードシンボルを復号する、 d)復号されたコードシンボルを再符号化する、 e)再符号化されたコードシンボルをシンボル単位で、結合されたコード
シンボルの上に投射する、 f)ステップeで行われた比較に基づいて、使用可能なデータ速度ごとに
エネルギー測定規準を作成する、 を備える、請求項17の速度決定方法。 - 【請求項19】 該投射ステップe)が、再符号化されたコードシンボルと 、結合されたコードシンボルとの内積をシンボル単位で実行する、を備える請求
項18の速度決定方法。 - 【請求項20】 作成するステップf)が、コードシンボルの総数の内積を
総計すること、及びコードシンボルの総数で該総計を除算し、それによって、使
用可能なデータ速度ごとにシンボルEsあたりのエネルギーの推定値を作成する
、ことを備える請求項19の速度決定方法。 - 【請求項21】 SER測定規準が、正確なデータ速度仮説と不正確なデー タ速度仮説を区別するために使用される、請求項14の速度決定方法。
- 【請求項22】 不正確なデータ速度仮説が、正確なデータ速度仮説によっ
て作成されるSER測定規準より区別可能なほど大きいSER測定規準を作成す
る、請求項21の速度決定方法。 - 【請求項23】 再符号化されたエネルギー測定規準が、正確なデータ速度
仮説と不正確なデータ速度仮説を区別するために使用される、請求項17の速度
決定方法。 - 【請求項24】 不正確なデータ速度仮説が、ゼロに近づく再符号化された
エネルギー測定規準を提供し、正確なデータ速度仮説によって提供される再符号
化されたエネルギー測定規準がゼロよりも区別可能なほど大きい、請求項23の
速度決定方法。 - 【請求項25】 a)復数の速度依存型直交ウォルシ・カバリング・
コードの内の選択された1つでコードシンボルをカバーするための手段、 b)該カバリング手段に動作できるように接続され、選択された1つのウ
ォルシ・カバリング・コードと関連する選択された使用可能なデータ速度で、カ
バーされたコードシンボルを通信リンク上で伝送するための手段、 c)該伝送手段に応答し、伝送されたコードシンボルに基づいて速度依存
型測定規準を引き出すための手段、 d)該引き出し手段に応答し、引き出された測定規準に基づいて選択され
た使用可能なデータ速度を決定するための手段、 を具備する、通信リンクを有する通信システムで使用するために適応され
ている速度決定装置。 - 【請求項26】 通信リンクを有する通信システムで速度決定を実行するた
めのシステムであって、そこではコードシンボルが、複数の使用可能なデータ速
度の内の選択された1つで通信リンク上で伝送され、 a)コードシンボルが反復され、複数の速度依存型直交ウォルシ・カバリ
ング・コードの選択された1つでカバーされるシンボル反復と符号化ブロック、 b)該シンボル反復と符号化ブロックとに動作できるように接続され、選
択された1つのウォルシ・カバリング・コードと関連する選択された使用可能な
データ速度で通信リンク上を、カバーされたコードシンボルを伝送するための手
段、 c)各ソフト結合器が、それに関連するそれぞれのデータ速度を有し、ソ
フト結合器が逆インタリーブ済みの結合されたコードシンボルシーケンスを出力
する、該伝送するための手段を持つ無線通信での複数のソフト結合器、 d)それぞれ関連するソフト結合器に動作できるように接続され、速度再
エンコーダが再符号化されたコードシンボルを出力する、ビタビ・デコーダと速
度再エンコーダの複数の組、 e)それぞれ関連するソフト結合器に動作できるように接続されている第
1入力を有し、及びそれぞれ関連する再エンコーダ出力に動作できるように接続
されている第2入力を有する、複数のシンボル誤り率(SER)ブロック、ここ
でち、各SER推定器は、その関連するソフト結合器によって作成されたコード
シンボルを、シンボル単位で、その関連する再エンコーダによって作成されたコ
ードシンボルと比較する、 f)SER推定器に応答し、SER定器によって作成されたSER測定規
準に基づいて、選択された使用可能なデータ速度を決定するための手段、 を備える上記システム。 - 【請求項27】 通信リンクを有する通信システムにおいて速度決定を実行
するためのシステムであって、コードシンボルは複数の使用可能なデータ速度の
内の選択された1つで通信リンク上で伝送され、 a)コードシンボルは反復され、複数の速度依存型直交ウォルシ・カバリ
ング・コードの内の選択された1つでカバーされる、シンボル反復と符号化ブロ
ック、 b)選択された1つのウォルシ・カバリング・コードと関連する選択され
た使用可能なデータ速度で通信リンク上を、カバーされたコードシンボルを伝送
するための、シンボル反復および符号化ブロックに動作できるように接続されて
いる手段、 c)各ソフト結合装置がそれに関連するそれぞれのデータ速度を有し、ソ
フト結合器が逆インタリーブ済みの結合されたコード・シンボル・シーケンスを
出力する、伝送手段との無線通信での複数のソフト結合装置、 d)速度再エンコーダが再符号化されたコードシンボルを出力する、それ
ぞれの関連するソフト結合器に動作できるように接続されている複数のビタビデ
コーダと速度再エンコーダの組、 e)それぞれの関連するソフト結合器に動作できるように接続される第1
入力を有し、それぞれの関連する再エンコーダ出力に動作できるように接続され
る第2入力を有する複数のエネルギー測定規準計算機であって、各エネルギー測
定基準計算機は、その関連するソフト結合器によって作成されるコードシンボル
と、その関連する再エンコーダによって作成されるコードシンボルとを、シンボ
ル単位で、乗算することによってエネルギー測定規準を作成する、複数のエネル
ギー測定規準計算機、 f)エネルギー測定規準計算機に応答し、エネルギー測定規準計算機によ
り作成されるエネルギー測定規準に基づき選択された使用可能なデータ速度を決
定するための手段、 とを備える上記システム。 - 【請求項28】 汎用コンピューティング・デバイス上で実行可能なコンピ
ュータ・プログラムであって、そこではプログラムは通信リンク上を伝送される
コードシンボルのデータ速度を決定することができ、そこではコードシンボルが
、伝送のために使用されるデータ速度に依存してシンボルあたりの事前に決定さ
れた回数、反復され、そしてそこではコードシンボルは複数の使用可能なデータ
速度の内の選択された1つで伝送され、 a)選択されたカバーコードが、選択された伝送データ速度と関連付けら
れている、復数の速度依存型直交ウォルシュ・カバー・コードの内の選択された
1つでコードシンボルをカバーするための命令の第1セット、 b)カバーされたコードシンボルに基づき速度依存型測定規準を引き出す
ための命令の第2セット、 c)引き出された速度依存型測定規準に基づき、選択された伝送データ速
度を決定するための命令の第3セットと、 とを備える上記コンピュータ・プログラム。 - 【請求項29】 プログラムが、移動局内の汎用コンピューティング・デバ
イスによって実行される、請求項28のコンピュータ・プログラム。 - 【請求項30】 プログラムが、基地局内の汎用コンピューティング・デバ
イスによって実行される、請求項28のコンピュータ・プログラム。 - 【請求項31】 プログラムがフィールド・プログラマブル・ゲート・アレ イ・デバイス内で実行する、請求項28のコンピュータ・プログラム。
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